JPH0792185B2 - 管の開口閉鎖装置 - Google Patents

管の開口閉鎖装置

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JPH0792185B2
JPH0792185B2 JP2081317A JP8131790A JPH0792185B2 JP H0792185 B2 JPH0792185 B2 JP H0792185B2 JP 2081317 A JP2081317 A JP 2081317A JP 8131790 A JP8131790 A JP 8131790A JP H0792185 B2 JPH0792185 B2 JP H0792185B2
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章人 永吉
友之 橋本
正宏 伊東
直機 北橋
弘三 平山
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、下水道用本管のような第1の管と該第1の管
から分岐するように前記第1の管に連結された枝管のよ
うな第2の管とを連通させる開口を、該開口に栓を前記
第1の管内から取り付けることにより、閉鎖する装置に
関する。
(従来の技術) 下水道管、上水道管、ガス管、電力線用管、電話線用管
等の既設管を再生する方法として、既設管内に新たな管
を配置する方法、既設管の内面にコーティング、ライニ
ングを施す方法等が提案され、実施されている。これら
の再生方法によれば、新たな管が既設管の内部に既設管
と実質的に一体に設けられる。
このような再生方法を実施するに際しては、一般に、液
体が既設管すなわち第1の管に連通された第2の管から
第1の管に流入することを防止する目的、第1の管とこ
れの内部に設けられたライニング管のような新設管との
間へ注入する充填剤が第1の管から第2の管へ流出する
ことを防止する目的で、第1の管と第2の管とを連通す
る開口を栓で閉鎖する作業が行なわれる。
このような作業は、作業者が入ることができる大口径の
管の場合は管内において人手により比較的容易行うこと
ができるが、作業者が入ることができない小口径の管の
場合には管内において人手により行うことはできない。
作業者が管内に入ることなく、第1の管と第2の管とを
連通する開口を栓で閉鎖する装置が本発明者等により提
案された(特願昭63-294188号)。この装置は、第1の
管内にその軸線の方向へ移動可能に配置される第1の支
持手段と、第1の支持手段に変位可能に支持されかつ前
記栓を支持する第2の支持手段と、第2の支持手段を第
1の支持手段に対して変位させる駆動手段と、開口を撮
影するテレビカメラとを含む。
この従来の閉鎖装置は、テレビカメラの映像を監視しつ
つ第2の支持手段を第1の支持手段に対して移動させる
ことにより、第2の支持手段に配置された栓を前記開口
に挿入する。
(解決しようとする課題) しかし、従来の前記閉鎖装置では、駆動手段およびテレ
ビカメラが露出しているから、駆動手段およびテレビカ
メラが第2の管から第2の管に流入する汚水に露される
ことがある。
本発明は、駆動手段およびテレビカメラの本来の機能を
損なうことなく、駆動手段およびテレビカメラを第2の
管から第2の管に流入する汚水から保護することができ
る、管の開口閉鎖装置を提供することを目的とする。
(解決手段、作用、効果) 本発明の、開口閉鎖装置は、筒状の第1のケーシングを
備える第1の支持手段であって第1の管内に該第1の管
の軸線方向へ移動可能に配置される第1の支持手段と、
前記第1のケーシングの軸線方向へ移動可能におよび前
記第1のケーシングの軸線の周りに角度的に回転可能に
一端部において前記第1のケーシングに支持された筒状
の第2のケーシングを備える第2の支持手段であって該
第2のケーシングが透明部材で閉鎖された窓を有する第
2の支持手段と、前記第2のケーシングの周りに配置さ
れかつ作動流体により前記第1の管の半径方向外方へ膨
張される少なくとも1つの膨張部材を備える装着手段で
あって前記膨張部材の外周部に前記栓を受け、前記膨張
部材が膨張されることにより前記栓を前記開口に装着す
る装着手段と、前記第2のケーシングを前記第1のケー
シングの軸線方向へ変位させるとともに前記第1のケー
シングの軸線と平行の軸線の周りに角度的に変位させる
駆動手段であって前記第1のケーシング内に配置された
駆動手段と、前記第2のケーシング内に配置されかつ前
記窓の外を撮影するテレビカメラと含む。
前記開口を閉鎖するとき、本発明の開口閉鎖装置は、栓
を装着手段に配置した後、たとえば第1の管に連通する
竪坑から第1の管に配置され、該第1の管内を閉鎖すべ
き開口の箇所へ移動される。
開口閉鎖装置が所定の位置へ移動されると、第2の支持
手段が第1の支持手段に対して変位され、それにより栓
とこれを配置すへき開口との位置合わせが行われる。そ
の後、膨張部材が作動流体により膨張され、それにより
栓が開口を閉鎖するように配置される。
上記の作業は、テレビカメラによる映像を監視しつつ、
行うことができる。
本発明によれば、駆動手段およびテレビカメラをそれぞ
れ第1および第2のケーシング内に配置したから、駆動
手段およびテレビカメラが第2の管から第1の管に流入
する汚水から保護される。
また、第2のケーシングにテレビカメラのために透明材
料で閉鎖された窓を形成し、かつ装着手段を第2のケー
シングの周りに配置し、さらに第2のケーシングを第1
のケーシングに対して回転させることにより、栓とこれ
を配置する開口との位置合わせを行うようにしたから、
駆動手段およびテレビカメラをそれら本来の機能を損な
うことなく作動させることができる。
前記第2の支持手段は、さらに、前記第1のケーシング
の軸線方向へ移動可能におよび前記第1のケーシングの
軸線の周りに角度的に回転可能に前記第1のケーシング
の一端部に嵌合された筒状部材であって前記第2のケー
シングに連結された筒状部材を備えることができる。
さらに、前記第2のケーシング内に配置されかつ前記窓
の外へ向う光を発生する光源を含むことが好ましい。
さらに、前記第1のケーシングの前記第2のケーシング
と反対の側の端部を気密的に閉鎖する手段と、前記第2
のケーシングの前記第1のケーシングと反対の側の端部
を気密的に閉鎖する手段と、前記第1および第2のケー
シングの嵌合部を気密的に維持する手段とを含むことが
できる。
この場合、前記第1および第2のケーシング内をその外
部と連通させるべくホースを連結するための連結手段を
設けることが好ましい。これにより、第2のケーシング
を第1のケーシングに対し変位させることにより両ケー
シング内の容積の和が変化しても、第2のケーシングを
第1のケーシングに対し確実にかつ正確に変位させるこ
とができる。
前記第2の支持手段は、さらに、前記第2のケーシング
の外側に配置された複数の滑動体であって前記第1およ
び第2の支持手段が前記第1の管内を移動されるとき前
記第1の管の内面に接触して前記膨張部材が前記第1の
管に当接することを阻止する滑動体を備えることが好ま
しい。
前記栓として、第1の縁部および該第1の縁部と反対の
側の第2の縁部を有するシート状のベースであって前記
第1の縁部が前記第2の縁部の内側となるように渦巻状
に巻かれたベースと、該ベースに形成され、該ベースが
拡開されたとき前記ベースを円形に維持する固定部と、
前記固定部が形成された部位と異なる前記ベースの部位
に配置された栓部とを有するものを用いることができ
る。
この場合、前記栓部に透明のシート材で閉鎖された穴を
形成することができる。これの代りに、前記栓部および
その近傍をテレビカメラのために透明としてもよい。
(実施例) 第1図を参照するに、開口閉鎖装置10は、地中に埋設さ
れた下水道の本管にような第1の管12内に移動可能に配
置される。第1の管12には、枝管のような第2の管14が
接続されている。開口閉鎖装置10は、第1および第2の
管12,14の連通部すなわち開口部を栓16で閉鎖する装置
として用いられる。
図示の例では、第2の管14は、第1の管12に対し直交す
るが、第1の管12に対し第1の管12の軸線方向へ傾斜さ
れていてもよい。
開口閉鎖装置10は、第1の管12内に該第1の管の軸線方
向へ移動可能に配置される第1の支持手段18と、該第1
の支持手段に変位可能に支持され、栓16を支持する第2
の支持手段20とを含む。図示の例では、第1の支持手段
18は、自走不能であるが、自走可能のキャリッジであっ
てもよい。
第2図および第3図に示すように、第1の支持手段18
は、筒状のケーシング22を備える。ケーシング22には、
一対の長尺部材24がブラケット26によりケーシング22の
軸線の周りに角度的に間隔をおいて取り付けられてい
る。長尺部材24は、ケーシング22が第1の管12内に配置
されて移動されるとき、第1の管12の内面に当接しつつ
滑動するように、ケーシング22の軸線方向へ互いに平行
に伸びている。
ケーシング22の頂部には、また、第1の管12に対するケ
ーシング22の位置を解除可能に固定する位置維持手段28
が配置されている。位置維持手段28は、図示の例では、
市販されている空気ばねであり、また、第2図に示すよ
うに複数のビス30によりケーシング22に取り付けられて
いる。位置維持手段28への空気の供給および位置維持手
段28からの空気の排出は、ケーシング22内へ突出するニ
ップル32を介して行われる。
第4図および第5図に示すように、第2の支持手段20
は、ケーシング26にその軸線方向へ移動可能にかつケー
シング26の軸線の周りに角度的に回転可能に嵌合された
筒状部材34と、該筒状部材34の一端部に複数のボルトに
より同軸的に取り付けられた筒状のケーシング36を備え
る。
ケーシング36は、透明板38により気密的に閉鎖された窓
40を上部に有する。ケーシング36の筒状部材34と反対の
側の端部は、ケーシング36に取り付けられた蓋42により
気密的に閉鎖されている。透明板で気密的に閉鎖された
窓を蓋42に形成してもよい。
ケーシング36内には、窓40の外を照らす光源44と、窓40
の外を撮影するテレビカメラ46とが配置されている。光
源44およびテレビカメラ46は、取付金具48によりケーシ
ング36の内側に取り付けられている。第5図に示すよう
に、取付金具48は2つの光源取付部を有する。したがっ
て、光量が不足する場合は、2つの光源を用いることが
できる。
ケーシング36の周りには、栓16を開口に装着する装着手
段50が配置されている。装着手段50は、ケーシング36に
その軸線方向へ間隔をおいて配置された一対の膨張部材
52を備える。各膨張部材52は、圧縮空気により膨張可能
のゴムにより環状に製作されており、また、第4図に示
すように、一対のバンド54によりケーシング36の外周に
取り付けられている。
各膨張部材52への圧縮空気の供給および各膨張部材52か
らの圧縮空気の排出は、ケーシング36内に突出するニッ
プル56を介して行われる。栓16は、膨張部材52の周りに
配置される。
ケーシング36には、複数の滑動体58がケーシング36の軸
線の周りに角度的間隔をおいて配置されている。各滑動
体58は、図示の例では、ケーシング36の外面に取り付け
られた支持具60と、該支持具に支持されたボール62とを
からなる。支持具60の先端部は円錐形の形状を有してお
り、ボール62は該先端部に配置されている。
滑動体58は、ケーシング36が第1の管12内に配置された
とき、ボール62が第1の管12に当接し、それにより第1
の管12に対するケーシング36の移動を滑らかにするとと
もに栓16および膨張部材52が第1の管12に当接すること
を防止する。
滑動体58としては、そりのような他の部材を用いること
ができる。しかし、図示の例のようにボール62を用いた
滑動体58を用いれば、そりを用いる場合に比べ、第2の
ケーシング36を第1のケーシング22の軸線の周りに容易
にかつ正確に回転させることができる。
ケーシング36は、開口閉鎖装置10を牽引するロープの端
部の装着するロープ装着部64を有する。
第2図に示すように、ケーシング22内には、第2の支持
手段20を第1の支持手段18に対して変位させる駆動手段
66が配置されている。
駆動手段66は、電動機および減速機を有する2つの回転
機構68,70を備える。両回転機構68,70は、ケーシング22
内に取り付けられた壁72に支持されている。
回転機構68の回転は、回転機構68の出力軸に取り付けら
れた歯車74と、該歯車と噛合する内歯歯車76とを介して
円板状の回転体78に伝達される。回転体78は、ケーシン
グ22の内面に取り付けられた環状のレール80にケーシン
グ22の軸線の周りに回転可能に支持されている。
回転体78には、筒状部材34内へ平行に伸びる複数のロッ
ド82の端部が取り付けられいる。ロッド82は、筒状部材
34に複数のボルトにより取り付けられた端板84をブッシ
ュ86を介して貫通している。これにより、回転機構68の
回転は、さらに、回転体78から端板84を介して筒状部材
34およびケーシング36へ伝達される。ロッド82の先端部
は、リング88により互いに連結されている。
第2図に示すように、回転機構70の回転は、その出力軸
に取り付けられた歯車90と、該歯車と噛合する他の歯車
92と介してねじ棒94に伝達される。ねじ棒94は、回転体
78に軸受96を介して回転可能に支持されており、また、
ケーシング22の軸線に沿って伸びている。
ねじ棒94は、端板84に取り付けられた雌ねじ98と螺合さ
れている。このため、回転機構70の回転は、ねじ棒94と
雌ねじ98とにより、ケーシング22の軸線方向への端板84
の直線運動に変換され、その結果筒状部材34およびケー
シング36はケーシング22に対しこれの軸線方向へ変位さ
れる。
リング88には、複数の保護筒100が取り付けられてい
る。各保護筒100は、端板84を貫通して回転体78まで伸
びている。光源44およびテレビカメラ46のための各ケー
ブル102および装着手段50のための各ホース104(第4図
参照)は、いずれかの保護筒100に通されている。回転
体78は、ケーシング22が端板84とともにケーシング22の
軸線の周りに角度的回転をすることを許す弧状の長穴を
有する。
第6図および第7図に示すように、ケーシング22のケー
シング36と反対の側の端部は、ケーシング22に複数のボ
ルトにより取り付けられた座板104により気密的に閉鎖
されている。座板106には、複数のケーブル108用の複数
のコネクタ110と、複数のホース112のための複数のコネ
クタ114とが取り付けられている。
複数のケーブル108およびコネクタ110は光源、テレビカ
メラおよび回転機構をそれらの制御装置に接続する手段
として用いられ、他の1つのケーブル108および1つの
コネクタ110は予備用として用いられる。
複数のホース112およびコネクタ114は装着手段50をそれ
らの制御装置に接続するための手段として用いられ、他
の1つのホース112および1つのコネクタ114はケーシン
グ22,36内を地上に連通させる手段として用いられる。
開口閉鎖装置10とその制御装置との間のケーブル108お
よびホース112は、可撓性の被覆材により可動性を有す
る1つの長尺体116に束ねられている。
第6図および第7図に示すように、座板106には、コネ
クタ110,114を保護するカバー118が複数のねじにより取
り付けられている。カバー118は、透明板120により閉鎖
された穴122が形成されている。長尺体116の端部は、パ
ッキン124、パッキン押え126および複数のねじ128によ
り、カバー118から外れることを防止されている。
カバー118は、開口閉鎖装置10を牽引するロープの端部
を装着するロープ装着部130を有する。
ケーシング22と筒状部材34との間、筒状部材34とケーシ
ング36との間、ケーシング36と透明板38との間、ケーシ
ング22と座板106との間、座板106とカバー118との間お
よびカバー118と透明板120との間には、それぞれ、パッ
キン132が配置されている。
位置維持手段28および装着手段50は、作動油のような他
の加圧流体により作動させてもよい。回転機構68,78
は、エアーモータのような他の回転源を用いてもよい。
第8図および第9図に示すように、栓16は、弾性変形可
能のシート状のベース134と、該ベースに形成された栓
部136とを有する。ベース134は、弧状に湾曲されたシー
ト部138と、該シート部の両端部から互いに反対方向へ
伸びる2組の帯状部140,142とからなり、また、各組の
帯状部の一方140が他方142の内側となるように渦巻状に
湾曲されている。
栓部136は、図示の例では、シート部138をその内側から
外側へ打ち出した円形の突出部であり、また、閉鎖すべ
き開口の内径とほぼ同じ大きさを有する。栓部136に
は、円形の穴が形成されており、該穴は透明のシート材
144により閉鎖されている。栓部136の外側には、環状部
材146が取り付けられている。前記穴およびシート材144
を配置する代りに少なくとも栓部136を透明にしてもよ
い。
第10図に示すように、外側に配置される各帯状部142の
先端部には、複数の雌型係合部148が帯状部142の長手方
向に間隔をおいて形成されている。これに対し、内側に
配置される各帯状部140の先端部には、雌型係合部148に
嵌合可能の雄型係合部150が形成されている。
図示の例では、各雌型係合部148は対応する帯状部142に
形成した穴であり、各雄型係合部150は、対応する帯状
部140をその内側から外側へ打ち出した舌片からなる。
両係合部148,150は、雄型係合部150がいずれかの雌型係
合部148と係合することにより、栓16をこれが拡開され
た状態に維持する固定部として作用する。
外側に配置される各帯状部142は、その長手方向に間隔
おいて形成された複数対の位置規制部152を有する。各
位置規制部152は、位置規制部と、対応する帯状部142と
の間に帯状部140を受け入れることができるように、対
応する帯状部142の幅方向縁部から内方に折り曲げられ
たL字状の形状を有する。各帯状部140は、対応する位
置規制部152により、対応する帯状部142から内方へ大き
く離れることを防止される。
栓16は、その外径が第1の管12の内径より小さくなるよ
うに予め湾曲されている。この状態において、雄型係合
部150は、いずれの雌型係合部148にも係合していない。
開口を閉鎖するとき、先ず、栓16は、栓部136が第2の
支持手段20の窓40と対向し、帯状部140,142が膨張部材5
2と接触するように、第2の支持手段20の周りに配置さ
れる。この状態で、栓体16が第2の支持手段20および装
着手段50に対し変位することを防止すべく、膨張部材52
に圧縮空気が少し供給される。これにより、膨張部材52
は、少し膨張された状態に維持される。
次いで、開口閉鎖装置10が第1の管12の一端から所定の
位置まで移動される。開口閉鎖装置10は、ロープ装着部
64または130に連結されたロープを手または機械で引く
ことにより、移動させることができる。
開口閉鎖装置10が所定の位置へ移動されると、位置維持
手段28へ空気が供給されて位置維持手段28が第1の管12
の内面に押し付けられる。これにより、第1の管12に対
する開口閉鎖装置10の位置が固定される。
その状態で、栓16を開口に一致させる位置合わせ作業を
すべく、回転機構68,70が回転される。これにより、第
2の支持手段20は、ケーシング22の軸線の周りに所定角
度回転されるとともにケーシング22の軸線の方向へ所定
距離移動される。
この位置合わせ作業により、ケーシング22,36内の容積
が変化するが、この容積変化にともなう空気の出入り
は、1つのホース112および1つのコネクタ114を介して
行われる。このため、第1の支持手段18に対する第2の
支持手段20の移動が滑らかになり、位置合わせを正確に
行うことができる。
次いで、栓16を拡開すべく、膨張部材52に圧縮空気が供
給されて、膨張部材52が第1の管12の半径方向外方に膨
張される。これにより、栓16はこれが縮径するように復
元力を有するように拡開されて第1の管12の内面に押圧
され、栓16の栓部136は開口に嵌合される。
その後、開口閉鎖装置10は、位置維持手段28内および膨
張部材52内の圧力が除去された後、第1の管12から除去
される。
膨張部材52内の圧力が除去されると、膨張部材52が収縮
するから、栓16は自己の弾性力により縮径しようとす
る。しかし、栓16が少し縮径すると、雄型係合部150が
いずれかの雌型係合部148と係合するから、栓16は拡開
された状態に維持される。このため、栓16は、第1の管
12から開口閉鎖装置10ととも除去されることなく、第1
の管12内に維持される。
上記の一連の作業の間、光源44からの光線により第1の
管12内を照らし、テレビカメラ46による映像を地上に設
置されたモニタで監視することができる。この時、栓16
の栓部136がモニタ上で開口と一致するように、モニタ
上の映像を監視しつつ開口に対する栓16の位置合わせ作
業をすることができる。
第2の管14から第1の管12内へ流入する汚水による、透
明板38、シート材144等透明部分の汚損を防止するため
に、透明部分に圧縮空気を吹き付けることが好ましい。
このための圧縮空気は、未使用の1以上のホース112お
よびコネクタ114を利用して供給することができる。
光源の発熱が大きい場合は、ケーシング22,36内に空気
を強制的に循環させることが好ましい。このための空気
は、未使用の1以上の他のホース112およびコネクタ114
を利用して供給することができる。
栓16が装着手段50に対して変位することを防止するずれ
止め手段を設けることが好ましい。このようなずれ止め
手段は、たとえば、栓16および膨張部材52の一方に突起
に形成された突起と、他方に形成されかつ前記突起が嵌
合される凹所または穴とすることができる。
開口閉鎖装置10によれば、ケーシング22,36内が1つの
ホース112および1つのニップル114により地上に連通さ
れているものの、第1および第2の管1214内と気密的に
隔離されているから、第2の管14から第1の管12内へ流
入する汚水がケーシング22,36内の入ることがなく、ケ
ーシング22,36内に配置された各機器は前記汚水から保
護される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の開口閉鎖装置の一実施例を示す正面
図、第2図は第1図の開口閉鎖装置で用いる第1の支持
体の一実施例を示す断面図、第3図は第2図の3-3線に
沿って得た断面図、第4図は第1図の開口閉鎖装置で用
いる第2の支持体の一実施例を示す断面図、第5図は第
4図の5-5線に沿って得た断面図、第6図は第1図の開
口閉鎖装置で用いるカバーの内部を示す断面図、第7図
は第6図の6-6線に沿って得た断面図、第8図は栓の一
実施例を示す正面図であって一部を破断して示す図、第
9図は第8図の9-9線に沿って得た断面図、第10図は第
8図の10-10線に沿って得た断面図である。 10:開口閉鎖装置、12:第1の管、14:第2の管、16:栓、
18:第1の支持手段、20:第2の支持手段、22,36:ケーシ
ング、34:筒状部材、38:透明板、40:窓、44:光源、46:
テレビカメラ、50:装着手段、52:膨張部材、58:滑動
体、66:駆動手段、68,70:第1および第2の回転機構、1
32:パッキン、134:ベース、136:栓部、148,150:固定
部、140:透明のシート材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北橋 直機 滋賀県草津市上笠2丁目32番地10号 (72)発明者 平山 弘三 滋賀県甲賀郡甲西町岩根833番地の28

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の管と該第1の管から分岐するように
    前記第1の管に連結された第2の管とを連通させる開口
    を、該開口に栓を前記第1の管内から配置することによ
    り、閉鎖する装置において、 筒状の第1のケーシングを備え、前記第1の管内に該第
    1の管の軸線方向へ移動可能に配置される第1の支持手
    段と、 前記第1のケーシングの軸線方向へ移動可能におよび前
    記第1のケーシングの軸線の周りに角度的に回転可能に
    一端部において前記第1のケーシングに支持された筒状
    の第2のケーシングを備え、該第2のケーシングが透明
    部材で閉鎖された窓を有する第2の支持手段と、 前記第2のケーシングの周りに配置されかつ作動流体に
    より前記第1の管の半径方向外方へ膨張される少なくと
    も1つの膨張部材を備え、前記膨張部材の外周部に前記
    栓を受け、前記膨張部材が膨張されることにより前記栓
    を前記開口に装着する装着手段と、 前記第2のケーシングを前記第1のケーシングの軸線方
    向へ変位させるとともに前記第1のケーシングの軸線と
    平行の軸線の周りに角度的に変位させる、前記第1のケ
    ーシング内に配置された駆動手段とを含み、 前記第2のケーシング内に配置されかつ前記窓の外を撮
    影するテレビカメラとを含む、管の開口閉鎖装置。
  2. 【請求項2】前記第2の支持手段は、さらに、前記第1
    のケーシングの軸線方向へ移動可能におよび前記第1の
    ケーシングの軸線の周りに角度的に回転可能に前記第1
    のケーシングの一端部に嵌合されかつ前記第2のケーシ
    ングに連結された筒状部材を備える、請求項(1)に記
    載の管の開口閉鎖装置。
  3. 【請求項3】さらに、前記第2のケーシング内に配置さ
    れかつ前記窓の外へ向う光を発生する光源を含む、請求
    項(1)に記載の管の開口閉鎖装置。
  4. 【請求項4】さらに、前記第1のケーシングの前記第2
    のケーシングと反対の側の端部を気密的に閉鎖する手段
    と、前記第2のケーシングの前記第1のケーシングと反
    対の側の端部を気密的に閉鎖する手段と、前記第1およ
    び第2のケーシングの嵌合部を気密的に維持する手段
    と、前記第1および第2のケーシング内をその外部と連
    通させるべくホースを連結するための連結手段とを含
    む、請求項(1)に記載の管の開口閉鎖装置。
  5. 【請求項5】前記第2の支持手段は、さらに、前記第2
    のケーシングの外側に配置された複数の滑動体であって
    前記第1および第2の支持手段が前記第1の管内を移動
    されるとき前記第1の管の内面に接触して前記膨張部材
    が前記第1の管に当接することを阻止する滑動体を備え
    る、請求項(1)に記載の管の開口閉鎖装置。
  6. 【請求項6】前記栓は、第1の縁部および該第1の縁部
    と反対の側の第2の縁部を有するシート状のベースであ
    って前記第1の縁部が前記第2の縁部の内側となるよう
    に渦巻状に巻かれたベースと、該ベースに形成され、該
    ベースが拡開されたとき前記ベースを円形に維持する固
    定部と、前記固定部が形成された部位と異なる前記ベー
    スの部位に配置された栓部とを有し、前記栓部は透明の
    シート材で閉鎖された穴を有する、請求項(1)に記載
    の管の開口閉鎖装置。
  7. 【請求項7】前記栓は、第1の縁部および該第1の縁部
    と反対の側の第2の縁部を有するシート状のベースであ
    って前記第1の縁部が前記第2の縁部の内側となるよう
    に渦巻状に巻かれたベースと、該ベースに形成され、該
    ベースが拡開されたとき前記ベースを円形に維持する固
    定部と、前記固定部が形成された部位と異なる前記ベー
    スの部位に配置された栓部とを有し、前記栓部およびそ
    の近傍が透明である、請求項(1)に記載の管の開口閉
    鎖装置。
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