JP4382267B2 - 管内作業装置の管内挿入装置 - Google Patents

管内作業装置の管内挿入装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4382267B2
JP4382267B2 JP2000246887A JP2000246887A JP4382267B2 JP 4382267 B2 JP4382267 B2 JP 4382267B2 JP 2000246887 A JP2000246887 A JP 2000246887A JP 2000246887 A JP2000246887 A JP 2000246887A JP 4382267 B2 JP4382267 B2 JP 4382267B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
working device
cylinder
storage chamber
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000246887A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002061787A (ja
Inventor
哲哉 岩永
啓至 島原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2000246887A priority Critical patent/JP4382267B2/ja
Publication of JP2002061787A publication Critical patent/JP2002061787A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4382267B2 publication Critical patent/JP4382267B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Drilling And Boring (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、管内で押し引き移動させるために可撓性を備えた長尺体を連結してある管内作業装置を、前記長尺体を外部に突出させた状態で、一端側から気密に収容可能な収容室と、前記収容室の他端側に連通して、その収容室に収容してある管内作業装置を管径方向から管内に挿入可能な挿入用通路とを設け、前記挿入用通路を、前記収容室と管内とを連通する連通状態と、その連通を遮断する遮断状態とに切り換え自在に設け、前記管内作業装置を、前記遮断状態で、前記収容室に気密に収容した後、その管内作業装置を、前記連通状態で、前記収容室の外部に突出している長尺体による押し込み操作で前記挿入用通路を通して管内に挿入するように構成してある管内作業装置の管内挿入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記管内作業装置の管内挿入装置( 以下、単に管内挿入装置という) は、挿入用通路を収容室と管内との連通を遮断する遮断状態に切り換えて、管内作業装置を収容室に気密に収容した後、挿入用通路を収容室と管内とを連通する連通状態に切り換えて、収容室の外部に突出している長尺体による押し込み操作で管内作業装置を挿入用通路を通して管内に挿入するように構成して、管内に流体が充満している活管状態でも、その管内流体の外部への漏れ出しを防止しながら、管内作業装置を管内に挿入できるようにしたものである。
従来の管内挿入装置は、管内作業装置の大きさに応じた一定寸法のケーシングを設けて、そのケーシングの内部空間を、管内作業装置を気密に収容する収容室に形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため、管内作業装置の長さが長くなるほど、長いケーシングが必要で、管内作業装置を挿入用通路を通して管内に挿入する伴って、その管内作業装置と入れ替わりに収容室内に入り込む長尺体の長さが長くなるので、収容室の外部に突出している長尺体による押し込み操作で、管内作業装置を挿入用通路から管内に上手く挿入しにくい欠点がある。
つまり、長尺体による押し込み操作で、管内作業装置を挿入用通路を通して管内に挿入する際に、管内作業装置を長尺体で強く押して、その挿入用通路から管内への進入方向を管径方向から管軸方向に転換させる必要があるが、管内作業装置と入れ替わりに収容室内に入り込む長尺体の長さが長くなるほど、長尺体を強く押したときにその長尺体が収容室内で座屈変形し易いので、押し込み力を長尺体で管内作業装置に効率良く伝達しにくくなるからである。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、収容室の外部に突出している長尺体による押し込み操作で、管内作業装置を挿入用通路から管内に上手く挿入できるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の特徴構成は、管内で押し引き移動させるために可撓性を備えた長尺体を連結してある管内作業装置を、前記長尺体を外部に突出させた状態で、一端側から気密に収容可能な収容室と、
前記収容室の他端側に連通して、その収容室に収容してある管内作業装置を管径方向から管内に挿入可能な挿入用通路とを設け、
前記挿入用通路を、前記収容室と管内とを連通する連通状態と、その連通を遮断する遮断状態とに切り換え自在に設け、
前記管内作業装置を、前記遮断状態で、前記収容室に気密に収容した後、その管内作業装置を、前記連通状態で、前記収容室の外部に突出している長尺体による押し込み操作で前記挿入用通路を通して管内に挿入するように構成してある管内作業装置の管内挿入装置であって、
複数の筒体を筒軸方向に相対摺動自在に嵌合して構成されるケーシング内に前記収容室を形成し、前記ケーシングを前記管内作業装置の前記挿入用通路への押し込み方向に沿って伸縮操作自在に設け、
前記複数の筒体を、前記管内作業装置を収容する作業装置用円筒体と、当該作業装置用円筒体の一端側に対して相対摺動自在に嵌合される密封用円筒体と、前記作業装置用円筒体の他端側に対して相対摺動自在に嵌合される案内具用円筒体とから構成し、
前記密封用円筒体が内側へ前記管内作業装置を挿入可能に構成されるとともに、
前記案内具用円筒体が前記挿入用通路に連通接続可能に構成され、
前記管内作業装置を接当させて、その管内作業装置の前記挿入用通路から管内への進入方向を案内する案内具を前記作業装置用円筒体の押し込み方向先端側部位に設け
前記案内具を前記ケーシングの外側から前記押し込み方向周りで回動自在なハンドルが、前記作業装置用円筒体の外側に固定してある点にある。
〔作用〕
挿入用通路を収容室と管内との連通を遮断する遮断状態に切り換えて、伸長させたケーシング内側の収容室に管内作業装置を気密に収容した後、挿入用通路を収容室と管内とを連通する連通状態に切り換え、そのケーシングを管側に向けて収縮させて、収容室に収容している管内作業装置を管側に移動させるとともに、その管内作業装置と入れ替わりに収容室内に入り込む長尺体の長さを短くすることができる。
つまり、収容室の外部に突出している長尺体による押し込み操作で、管内作業装置を挿入用通路を通して管内に挿入する前に、ケーシングを管側に収縮させて、長尺体による押し込み操作で管内作業装置を挿入用通路を通して管内に挿入する際に、その管内作業装置と入れ替わりに収容室内に入り込む長尺体の長さを従来に比べて短くすることができるので、管内作業装置の挿入用通路から管内への進入方向を管径方向から管軸方向に転換させるべく長尺体を強く押しても、その長尺体が収容室内で座屈変形しにくい。
また、ケーシングを構成する複数の筒体は、互いに相対摺動自在に構成されているので、ケーシングを押し込み方向に沿って伸縮操作することができる。
〔効果〕
管内作業装置の挿入用通路から管内への進入方向を管径方向から管軸方向に転換させるべく、収容室の外部に突出している長尺体を強く押しても、その長尺体が収容室内で座屈変形しにくいので、押し込み力を長尺体で管内作業装置に効率良く伝達し易くなり、収容室の外部に突出している長尺体による押し込み操作で、管内作業装置を挿入用通路から管内に上手く挿入することができる。
また、管内に挿入した後の管内作業装置を、収容室の外部に突出している長尺体で押し引き移動させる場合に、ケーシングを収縮させた状態に保持しておけば、管内作業装置の挿入用通路から管内への挿入操作も、その挿入操作に後続する管内作業装置の管内での移動操作も、同じ操作位置から簡便に行うことができ、管内作業装置の長さが長くて、長いケーシングを設けてあり、そのケーシングを上下方向に立てて使用する場合に、高い位置でケーシングから突出している長尺体を手に持って挿入操作や移動操作を行いにくい背の低い作業者でも、低い操作位置でそれらの操作を容易に行えるようにすることもできる。
また、収容室を形成するケーシングを、管内作業装置の挿入用通路への押し込み方向に沿って伸縮操作自在に設けてあるので、長さが長い管内作業装置でも、短い管内作業装置でも、共通のケーシングを使用して、その内側の収容室に収容できるように構成すれば、
管内作業装置の長さに応じたケーシングを設けてある各種仕様の管内挿入装置を製作することなく、それらの管内作業装置を長尺体による押し込み操作で挿入用通路から管内に上手く挿入することができるので、作業コストを安くすることができる。
また、長尺体の押し引き操作で車輪を転動させて管内を走行移動する管内作業装置のように、管内作業装置を特定の姿勢で管内に挿入したい場合、管内作業装置を特定の姿勢で管内に挿入できる姿勢に保持して収容室に収容しておけば、ケーシングの管側への収縮操作で、管内作業装置をその姿勢に保持した状態で管側に移動させ易いので、管内作業装置を特定の姿勢で管内に挿入し易い。
また、ケーシングの伸縮方向を一定方向に保持することができるので、管内作業装置を挿入用通路を通して簡便、かつ、確実に管内に挿入できる。
〔請求項2の特徴構成〕
請求項2記載の発明の特徴構成は、前記挿入用通路を、前記収容室と管内とを連通する連通状態と、その連通を遮断する遮断状態とに切り換え自在な切り替え具を設け、前記管に接続固定してある分岐管継手の開口部に、前記切り替え具に設けられた通路用円筒体の一方側をねじ込み固定可能に構成し、前記通路用円筒体の他方側に、前記ケーシングをねじ込み固定可能に構成している点にある。
〔作用〕
請求項2記載の発明によれば、管に接続固定してある分岐管継手の開口部に、切り替え具に設けられた通路用円筒体の一方側をねじ込み固定可能に構成し、通路用円筒体の他方側に、ケーシングをねじ込み固定可能に構成しているので、管に対してケーシングを比較的簡単に固定することができる。
【0006】
請求項の発明の特徴構成は、前記連通状態で前記ケーシングを収縮させるに伴って、前記案内具が、前記挿入用通路を通して、前記管内作業装置に先行して管内に入り込むように構成してある点にある。
〔作用〕
挿入用通路を収容室と管内とを連通する連通状態に切り換えて、ケーシングを収縮させるに伴って、案内具が挿入用通路を通して、管内作業装置に先行して管内に入り込み、長尺体による押し込み操作で挿入用通路から管内へ進入する管内作業装置は、先に管内に入り込んでいる案内具に接当して、その管内への進入方向が案内される。
〔効果〕
管内作業装置の挿入用通路から管内への進入方向を、管径方向から管軸方向に容易に転換させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、都市ガス供給用の円筒状のポリエチレン樹脂製ガス管C内に溜まった水を管外に抽水するために、管内作業装置としての抽水装置Bを、ガス管Cに熱融着して連通接続してある分岐管継手Dを通して、ガス管C内に挿入する管内作業装置の管内挿入装置Aを示す。
【0008】
前記抽水装置Bは、略円柱形状に形成してある管内撮影用カメラ1と、その前方に設けた抽水ヘッド2とを備え、抽水ヘッド2は、可撓性を備えた吸水管3の先端に球形の吸水部4を接続して構成してあり、抽水装置Bをガス管C内で押し引き移動させるために可撓性を備えた長尺体としてのポリエチレン樹脂製の抽水ホース5をカメラ1の後端側に連結し、カメラ1で撮影した画像データを管外に送信するカメラケーブルを抽水ホース5内に挿通してある。
【0009】
そして、図6に示すように、ドラム7に巻き付けてある抽水ホース5のガス管C内への手動による押し引き操作で、ガス管C内の抽水装置Bを移動させて、カメラ1で撮影した画像をテレビモニタ8で見ながら、管内に溜まっている水Wを発見すると、抽水ヘッド2の吸水部4をその溜まっている水Wの中に入り込ませ、ポンプPの駆動でその水Wを吸水して、抽水ホース5を通して管外に排出するように構成してある。
【0010】
前記分岐管継手Dは、分岐工事の際に管壁に分岐用孔9を穿孔する為に設けられていてガス管Cに分岐用孔9を通して管径方向から連通している作業用円筒体10と、作業用円筒体10の途中にガス管Cの管軸方向に沿って連通する分岐管接続用円筒体11とを備え、分岐管接続用円筒体11に分岐管Eを接続し、通常はキャップ12で気密に塞いである作業用円筒体10の開口部に、管内挿入装置Aを接続固定してある。
【0011】
前記管内挿入装置Aは、抽水装置Bを、抽水ホース5を外部に突出させた状態で、一端側から気密に収容可能な収容室13を形成している筒状のケーシング14と、収容室13の他端側に連通して、その収容室13に収容してある抽水装置Bを作業用円筒体10を通して管径方向からガス管C内に挿入可能な挿入用通路15とを設け、挿入用通路15に切り換え具16を設けて、その挿入用通路15を、収容室13とガス管C内とを連通する連通状態と、その連通を遮断する遮断状態とに切り換え自在に設けてある。
【0012】
前記切り換え具16は、挿入用通路15を形成する通路用円筒体17に、シャッター板18を、挿入用通路15を塞ぐ塞ぎ位置と挿入用通路15から引退する引退位置とに亘って、手動で押し引き操作自在に設けて構成してあり、通路用円筒体17の一端側にケーシング14を同芯状にねじ込み固定し、他端側を作業用円筒体10に同芯状にねじ込み固定して、シャッター板18を引退位置に引き出して連通状態に切り換え、シャッター板18を塞ぎ位置に押し込んで遮断状態に切り換えるように構成してある。
【0013】
前記ケーシング14は、抽水装置Bを収容する小径の作業装置用円筒体19の一端側に、抽水ホース5との隙間をスポンジ20で塞いで収容室13内を気密に保持する大径の密封用円筒体21を、筒軸方向に相対摺動自在に気密に外嵌するとともに、作業装置用円筒体19の他端側に、後述の案内具22を収容する大径の案内具用円筒体23を、筒軸方向に相対摺動自在に気密に外嵌し、案内具用円筒体23を通路用円筒体17の一端側に同芯状にねじ込み固定して、抽水装置Bの挿入用通路15への押し込み方向、つまり、ケーシング14の筒軸芯X方向に沿って伸縮操作自在に設けてある。
【0014】
前記案内具22は、抽水ホース5による押し込み操作で、抽水装置Bを挿入用通路15を通してガス管C内に挿入するに伴って、その抽水装置Bを案内面24に接当させて、その挿入用通路15からガス管C内への進入方向を案内するもので、作業装置用円筒体19と略同じ内外径の円筒部材を半割にした半割円筒状に形成して、その内面側を、抽水装置Bを接当させて案内する案内面24に構成し、先端側の案内面24が管軸方向に向くように湾曲させてある。
【0015】
そして、案内具22を作業装置用筒体19の挿入用通路15側端部に同芯状に一体固定して、案内具用円筒体23の内側に収容し、作業装置用円筒体19の外周部にハンドル25を固定して、案内具22をケーシング14の外側から筒軸芯X周りで回動操作自在に設け、ハンドル25や作業装置用円筒体19に案内面24の向きを示す印などを設けて、ハンドル25の操作で、案内面24が所望の向きになるように、案内具22を回動操作自在に設けてある。
【0016】
従って、ケーシング14を、複数の筒体19,21,23を筒軸方向に相対摺動自在に嵌合して、押し込み方向に沿って伸縮操作自在に設け、案内具22を、複数の筒体19,21,23のうちの、挿入用通路15側に固定してある筒体23に対して筒軸方向に相対移動自在な筒体19に一体固定してあるので、挿入用通路15を収容室13と管C内とを連通する連通状態に切り換えて、複数の筒体19,21,23を相対摺動させてケーシング14を管C側に収縮させるに伴って、複数の筒体19,21,23のうちの、挿入用通路15側に固定してある筒体23に対して筒軸方向に相対移動自在な筒体19に一体固定してある案内具22を、挿入用通路15を通して、管内作業装置Bに先行して管C内に入り込ませることができ、管内作業装置Bの挿入作業の都度、別途、案内具22を収容室13に収容する手間が不要で、挿入作業の能率向上を図ることができる。
【0017】
また、案内具22を、ケーシング14の外側から押し込み方向に沿う軸芯X周りで回動操作自在に設けてあるので、ケーシング14の外側からの案内具22の回動操作で、管内作業装置Bの挿入用通路15から管C内への進入方向を、管軸方向のいずれの側にも変更でき、案内具22を収容室13に収容したままで、管内作業装置Bの挿入用通路15から管C内への進入方向を、管径方向から所望の管軸方向に容易に転換させることができる。
【0018】
以下に、上記管内挿入装置Aを使用して、ガス管C内にガスが充満している活管状態で、そのガス管C内に抽水装置Bを挿入する方法を説明する。
図2に示すように、作業用円筒体10を略垂直方向に沿わせてガス管Cに接続固定してある分岐管継手Dを、切り換え具16を予め入れてあるビニール製の袋である安全バッグ26で覆い、その安全バッグ26に設けた孔から安全バッグ26中に入れた手27で、作業用円筒体10の開口部を塞いでいたキャップ12を外し、シャッター板18を塞ぎ位置に移動させてある切り換え具16の通路用円筒体17を、ゴム製シールリング28を挟んで、作業用円筒体10にねじ込み固定する。
【0019】
次に、安全バッグ26を撤去して、図3に示すように、密封用円筒体21を通して作業装置用筒体19の内側に抽水装置Bを挿入して伸長させてあるケーシング14の案内具用円筒体23を、ゴム製シールリング29を挟んで、切り換え具16の通路用円筒体17にねじ込んで、ケーシング14を略垂直に固定し、密封用円筒体21と抽水ホース5との隙間をスポンジ20で塞いで、収容室13とガス管C内との連通を遮断する遮断状態で、抽水装置Bを案内具22と共に収容室13に気密に収容する。
【0020】
次に、図4に示すように、切り換え具16を収容室13とガス管C内とを挿入用通路15を通して連通する連通状態に切り換えて、ケーシング14をガス管C側に収縮させ、そのケーシング14の収縮に伴って、作業装置用円筒体19の先端部が挿入用通路15と作業用円筒体10とを通してガス管C側に入り込み、このとき、案内具22が抽水装置Bに先行してガス管C内に入り込む。
【0021】
次に、図5に示すように、案内具22の先端がガス管Cの内面に接当するようにケーシング14を収縮状態に保持したまま、収容室13の外部に突出している抽水ホース5による手動の押し込み操作で抽水装置Bをガス管C内に押し込むに伴って、ガス管C内へ進入する抽水装置Bが、案内具22の案内面24に接当して、そのガス管C内への進入方向が、案内面24に対向する管軸方向に案内される。
【0022】
そして、図6に示すように、ケーシング14を収縮状態に保持したまま、抽水装置Bをガス管C内の一方の側で押し引き移動させて、そのガス管C内の抽水装置Bによる抽水作業を行い、抽水作業が終了すると、収容室13の外部に突出している抽水ホース5による手動の引き込み操作で、収縮状態に保持しているケーシング14の作業装置用筒体19の内側に抽水装置Bを入り込ませて、図4中に仮想線で示すように、案内具22をハンドル25で180度回動させ、前述と同様の挿入方法で、抽水装置Bをガス管C内の他方の側に進入させて、そのガス管C内の抽水装置Bによる抽水作業を行う。
【0023】
左右のガス管C内での抽水作業が終了すると、抽水ホース5による引き込み操作で、収縮状態に保持しているケーシング14の作業装置用筒体19の内側に抽水装置Bを入り込ませた後、案内具22が案内具用円筒体23の内側に入り込むようにケーシング14を伸長させ、切り換え具16を遮断状態に切り換えて、挿入時とは逆の手順で、管内挿入装置Aを分岐管継手Dから外し、作業用円筒体10の開口部をキャップ12で気密に塞ぐ。
【0024】
〔第2実施形態〕
図7は、管内挿入装置Aにおけるケーシング14の別実施形態を示す。
前記ケーシング14は、4本のケーシング用円筒体30( 30a,30b,30c,30d) と案内具用円筒体23とを筒軸X方向に相対摺動自在に気密に嵌合するとともに、密封用円筒体21を最内周側のケーシング用円筒体30aの内側にねじ込み固定し、案内具用円筒体23を通路用円筒体17の一端側に同芯状にねじ込み固定して、抽水装置Bの挿入用通路15への押し込み方向、つまり、ケーシング14の筒軸芯X方向に沿って伸縮操作自在に設けてある。
【0025】
前記密封用円筒体21の収容室13側に、抽水装置Bを収容する小径の作業装置用円筒体19を同芯状に固定して、ケーシング用筒体30の内側に入り込ませるとともに、作業装置用円筒体19の端部に一体に設けてある案内具22を案内具用円筒体23の内側に入り込ませ、案内具22を回動操作するためのハンドル25を密封用円筒体21に固定してある。
その他の構成、及び、上記管内挿入装置Aを使用して、活管状態でガス管C内に抽水装置Bを挿入する方法は、第1実施形態と同様であるので、その説明は省略する。
【0026】
〔その他の実施形態〕
1.本発明による管内挿入装置は、管内作業装置を斜め上方や横方向から管内に挿入するものであっても良い。
2.本発明による管内挿入装置は、収容室を形成するケーシングを、伸縮自在な蛇腹管で構成してあっても良い。
3.本発明による管内挿入装置は、挿入用通路にガスバッグを装着して、その挿入用通路を、収容室と管内とを連通する連通状態と、その連通を遮断する遮断状態とに切り換え自在に設けてあっても良い。
4.本発明による管内挿入装置は、案内具を設けていないものであっても良いが、この場合は、管内に挿入した後の管内作業装置を長尺体で押し引き移動させる際に、ケーシングを伸長させた状態で、押し引き移動させるようにしても良い。
5.本発明による管内挿入装置は、長さが長い管内作業装置でも、短い管内作業装置でも、共通のケーシングを使用して、その内側の収容室に収容できるように構成してあっても良い。
6.本発明による管内挿入装置は、抽水装置以外の管内作業装置、例えば、管内の状況をカメラで撮影して、錆の発生状況や破損個所の有無を管外から観察できるようにした管内作業装置を管内に挿入するものであっても良い。
7.本発明による管内挿入装置は、水道管や下水道管などの液体用の管内に管内作業装置を挿入するものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】管内挿入装置の断面図
【図2】管内挿入装置の使用説明図
【図3】管内挿入装置の使用説明図
【図4】管内挿入装置の使用説明図
【図5】管内挿入装置の使用説明図
【図6】抽水作業の説明図
【図7】第2実施形態を示す管内挿入装置の断面図
【符号の説明】
5 長尺体
13 収容室
14 ケーシング
15 挿入用通路
19 筒体
21 筒体
22 案内具
23 筒体
30 筒体
B 管内作業装置
C 管
X 筒軸

Claims (3)

  1. 管内で押し引き移動させるために可撓性を備えた長尺体を連結してある管内作業装置を、前記長尺体を外部に突出させた状態で、一端側から気密に収容可能な収容室と、
    前記収容室の他端側に連通して、その収容室に収容してある管内作業装置を管径方向から管内に挿入可能な挿入用通路とを設け、
    前記挿入用通路を、前記収容室と管内とを連通する連通状態と、その連通を遮断する遮断状態とに切り換え自在に設け、
    前記管内作業装置を、前記遮断状態で、前記収容室に気密に収容した後、その管内作業装置を、前記連通状態で、前記収容室の外部に突出している長尺体による押し込み操作で前記挿入用通路を通して管内に挿入するように構成してある管内作業装置の管内挿入装置であって、
    複数の筒体を筒軸方向に相対摺動自在に嵌合して構成されるケーシング内に前記収容室を形成し、前記ケーシングを前記管内作業装置の前記挿入用通路への押し込み方向に沿って伸縮操作自在に設け、
    前記複数の筒体を、前記管内作業装置を収容する作業装置用円筒体と、当該作業装置用円筒体の一端側に対して相対摺動自在に嵌合される密封用円筒体と、前記作業装置用円筒体の他端側に対して相対摺動自在に嵌合される案内具用円筒体とから構成し、
    前記密封用円筒体が内側へ前記管内作業装置を挿入可能に構成されるとともに、
    前記案内具用円筒体が前記挿入用通路に連通接続可能に構成され、
    前記管内作業装置を接当させて、その管内作業装置の前記挿入用通路から管内への進入方向を案内する案内具を前記作業装置用円筒体の押し込み方向先端側部位に設け
    前記案内具を前記ケーシングの外側から前記押し込み方向周りで回動自在なハンドルが、前記作業装置用円筒体の外側に固定してある管内作業装置の管内挿入装置。
  2. 前記挿入用通路を、前記収容室と管内とを連通する連通状態と、その連通を遮断する遮断状態とに切り換え自在な切り替え具を設け、前記管に接続固定してある分岐管継手の開口部に、前記切り替え具に設けられた通路用円筒体の一方側をねじ込み固定可能に構成し、前記通路用円筒体の他方側に、前記ケーシングをねじ込み固定可能に構成している請求項1に記載の管内作業装置の管内挿入装置。
  3. 前記連通状態で前記ケーシングを収縮させるに伴って、前記案内具が、前記挿入用通路を通して、前記管内作業装置に先行して管内に入り込むように構成してある請求項1乃至2の何れか一項に記載の管内作業装置の管内挿入装置。
JP2000246887A 2000-08-16 2000-08-16 管内作業装置の管内挿入装置 Expired - Lifetime JP4382267B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000246887A JP4382267B2 (ja) 2000-08-16 2000-08-16 管内作業装置の管内挿入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000246887A JP4382267B2 (ja) 2000-08-16 2000-08-16 管内作業装置の管内挿入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002061787A JP2002061787A (ja) 2002-02-28
JP4382267B2 true JP4382267B2 (ja) 2009-12-09

Family

ID=18737097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000246887A Expired - Lifetime JP4382267B2 (ja) 2000-08-16 2000-08-16 管内作業装置の管内挿入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4382267B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4996839B2 (ja) * 2005-09-30 2012-08-08 三井造船株式会社 管内調査機器の挿入回収装置及び管内調査機器の挿入回収方法
JP2011179540A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Tsubaki Emerson Co 減速機のエアブリーザ
JP5562114B2 (ja) * 2010-05-11 2014-07-30 コスモ工機株式会社 導入装置
JP5944632B2 (ja) * 2011-07-22 2016-07-05 コスモ工機株式会社 導入装置
WO2022113210A1 (ja) * 2020-11-25 2022-06-02 クロダイト工業株式会社 閉塞装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002061787A (ja) 2002-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4991006A (en) Apparatus using an everted hose for inspecting the interior of a lateral pipeline
JP3380080B2 (ja) 内視鏡の吸引管路切換装置
US4021265A (en) Method and apparatus for cleaning tubular structures
JP4922690B2 (ja) 内視鏡用流体供給装置及び内視鏡
JP4382267B2 (ja) 管内作業装置の管内挿入装置
US5956135A (en) Pipeline inspection apparatus
US4971033A (en) Flexiscope tube stiffener
JP3929485B2 (ja) 充填並びに加圧装置
EP0701084A2 (en) Guiding of a device
CA2354911A1 (en) Electrified telescoping wand for vacuum cleaner
JP4434453B2 (ja) 管内作業装置の管内挿入用案内具
KR100362235B1 (ko) 관 이음매
US10925475B2 (en) System, device and method for advancing an article along a path
JP2018173128A (ja) 管内案内装置
JP2011133075A (ja) 分岐継手を通してガス管に穿孔後のシール方法及び装置
JP4424978B2 (ja) 超音波内視鏡の吸引操作装置
JP3477275B2 (ja) 内視鏡
CN220581940U (zh) 一种接头
JPH0371127B2 (ja)
JP5876732B2 (ja) コネクタ装置
JPH0792185B2 (ja) 管の開口閉鎖装置
JP2900353B2 (ja) 空気配管の接続装置における安全機構
JP2004293670A (ja) 管内閉塞具
JP3266821B2 (ja) 既設配管系の漏洩検査用密封栓装置
JP3868732B2 (ja) 管体接続方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060307

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080918

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090409

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090910

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090917

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4382267

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151002

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term