JP3929485B2 - 充填並びに加圧装置 - Google Patents

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Description

本発明は、1993年8月17日付けで特許された米国特許5,235,836に開示された充填並びに加圧装置の改良に関する。このような充填並びに加圧装置、1986年2月4日付けで特許された米国特許4,567,743並びに1992年7月14日付けで特許された米国再発行特許33990に開示されたような、限定されない例である膨脹形成により使用され得る。他の使用は、チューブの圧力試験が考えられる。
本発明の一態様に係れば、中空のチューブ中に、このチューブの開口端を介して圧力流体を充填させて、このチューブを加圧するための装置であり、
(a)下ダイセクションと、
(b)この下ダイセクションに近接するように、かつ下ダイセクションに対して移動可能な上ダイセクションと、
(c)この下ダイセクションに固定された第1の導管部と、閉成位置と開成位置との間で第1の導管部並びに下ダイセクチョンに対して移動可能な少なくとも1つの第2の導管部とを有する流体導管であって、第1の導管部の入口が高流速/低圧回路に連通可能であり、前記第2の導管部の閉成位置での流体導管は、前記高流速/低圧回路とチューブの開口端との間に、高流速で低圧の圧力流体を高流速/低圧回路からチューブ中に供給し、チューブの端部を変形させるための流体通路を形成する流体導管と、
(d)この流体導管近くに配置され、チューブを変形させる圧力流体をチューブ中に充填させるための低流速/高圧回路と連通可能なボアを有し、このボアをチューブの内部と連通させると共に、流体導管から前記チューブを分離させる加圧位置に移動可能な可動ロッドとを具備する充填並びに加圧装置を提供する。
また、本発明の他の態様に係れば、
ロッドと、このロッドの外周に配置されたスリーブと、ロッドの外周に配置され、前記ロッドとスリーブとの対向する圧縮面間で圧縮可能な無端弾性シールと、このロッドをシールされるチューブに接離可能なように前進並びに引っ込めるための手段と、ロッドとスリーブとの一方の引っ込みを阻止して、ロッドが引っ込められたときに、ロッドとスリーブトは互いに軸方向に変位され、シール部材が前記圧縮面間で圧縮されて径方向に広がり、チューブの面にシール状態で係合させる手段と、シール部材に付与される圧縮を規制するための手段とを具備し、この圧縮を規制する手段は、前記ロッドとスリーブとの一方に設けられたストップ面と、前記ロッドとスリーブとの他方に設けられ、これと共に、ロッドとスリーブとの間の所定の軸方向の相対移動で移動可能で、ストップ面と係合するストップ部材を有し、このストップ部材は、前記ロッドとスリーブとの他方とシール部材との間に配置されたカラーを有し、ストップ面は軸方向でカラーに面している、中空のチューブをシールする装置を提供する。
本発明の更なる態様に係れば、
ロッドと、このロッドの外周に配置されたスリーブと、ロッドの外周に配置された無端弾性シールと、ロッドとスリーブとの一方を引っ込める手段と、ロッドとスリーブとの他方の引っ込みを阻止する手段とを具備し、ロッドとスリーブとは互いに軸方向に変位され、シール部材は径方向に延出するように圧縮されてチューブの面をシールし、また、前記阻止する手段は、延ばされた状態と縮められた状態との間で入れこ式に伸縮可能な2つのシリンダーと、延ばされた方向でこれらシリンダーにかかるスラスト力に対向する手段とを有し、前記両シリンダーはロッドのスリーブとの前記他方と係合し、一方のシリンダーには、径方向に延出し、他方のシリンダーに形成された軸方向に延びるチャンネル内を移動する当接部材が設けられ、ストップ面が、シリンダーの延ばされた位置で当接部材近くのチャンネルから径方向に延出しており、そして、両シリンダーを相対的に回転させて、当接部材をストップ面に当接させてシリンダーの伸縮移動を阻止するための手段が設けられている中空のチューブをシールする装置を提供する。このような装置によれば、シール部材の圧縮の間に付与されるスラスト力に対向するための外部阻止装置を使用する必要がないので、構成がさらに簡単になる。
本発明の上記態様を実施するための充填並びに加圧装置と、この装置に適用され得る、中空のチューブをシールする装置の好ましい形態は、添付図面を参照して、以下に例示的に詳細に説明される。
図1は、開成位置での充填並びに加圧装置と共に、チューブの膨脹形成のためのダイを説明するための部分斜視図である。
図2は、閉成位置での充填装置と引っ込まれた状態での加圧装置を示す、図1のダイと装置の部分縦断面図である。
図3は、図1並びに図2に示す装置に使用されているブロック装置の部分分解斜視図である。
図4は、加圧装置が伸長状態にある、図2と対応する図である。
図5並びに図6は、非シール並びにシール状態での加圧装置のシールヘッドの拡大断面図である。
図1並びに図2に示すように、膨脹させるダイ10は、店の床のような周囲の物に支持並びに固定された下部11と、プレス構造体(図示せず)により下部11に対して上下方向に移動可能な上部12とを有する。例えば、この下部11は床に支持された固定フレームに接続され得る。また、この下部11は、中に実質的な溝形状のダイ・キャビティ部14を有する下ダイセクション13を具備し得る。また、上ダイセクション16にはダイ・キャビティ部が設けられ、これらセクション13,16が互いに閉じられたときに、中に端部が開口したダイ・キャビティが形成され、この中で中空チューブ、即ち、筒状のブランク17が膨脹されて成型され得る。このブランク17は、閉じられる前のダイセクション間に置かれ、そして一端側で符号18で示される、ダイ10の各端部側に設けられた充填加圧装置を使用して液体(通常は水)が満たされて加圧される。この加圧はブランク17を膨脹させてダイ・キャビティのレプリカを形成するのに充分である。
クランプ部材19が上ダイセクションの各端部に装着されている。図1並びに図2は、一端部側のクランプ部材19しか示していないが、他端側にも同様な構成が成されている。このクランプ部材19は、上ダイセクション16に対して垂直方向に移動可能でストップ22により下方への移動が規制されるように、垂直側壁構造体21とストップ22とを有する遊動リンク機構によって支持されている。圧縮ばね23はクランプ部材19を図1に示す規制位置へと下方に常時付勢している。この位置でクランプ部材19の下端24は上ダイセクション16より下方に延出している。
上ダイセクション16が閉じる中間位置において、これらセクション13,16の対向面は互いに僅かに、通常はブランク17の径の10〜25%、離間しており、クランプ部材19の下端24は下ダイセクション13と係合して圧縮ばね23の付勢力に抗して上方に付勢される。この弾性作用により、ブランク17の端部は、ダイ・キャビティ部14の近接した端部とクランプ部材19の下側に形成された弓形のキャビティ部26との間でしっかりと把持される。
ブランク17が長方形の断面に形成される場合には、このブランク17の端部を、円滑に丸められた砂時計形状もしくは楕円形状のような細長く円滑に丸まった形状に最初にしておくことが好ましい。このような場合、ダイ・キャビティ部14とキャビティ部26との端部は、ブランク17の端部を細長い形状に変形するのに有効である。さもないと、クランプ部材19とダイ・キャビティ部14とは、ブランク17の端部を実質的に変形しないで把持してしまう。図示した例で、ブランク17の端部は断面楕円形に最初に変形される。
図に示すように、箱形状の高速/低圧流体導管27が設けられている。尚、同様の機構が装置10の各端部に設けられている。この導管27は、下ダイセクション13に固定された第1、即ち下導管セクション27aと、クランプ部材19に接続された第2、即ち上導管セクション27bとを備えた部分流体導管により形成されている。これらセクションは、図2に示す中間の閉塞位置で一体となって閉じた箱を構成している。
これらセクション27a,27bは同じように構成され得、前記下ダイセクション13並びにクランプ部材19へのセクション27a,27bの装着を、例えば、ねじ付きスタッド等(図示せず)を使用して容易にするように、前壁28a,28bを、好ましくは有する。
これら前壁には、下部11のダイ・キャビティ部14とクランプ部材19のキャビティ部26とに夫々適合する部分キャビティ29a,29bが形成されている。通常、筒状のブランク17には少しの相違と誤差があり、装置10の全長を減じるために、前壁28a,28bのディメンションは、ブランクの長さの誤差に応じてブランクの端が前壁28a,28bの厚さに沿った一点に位置するように、設定されている。ブランク17の両端部が、下部11と上部12の中間閉塞位置で細長い形状に変形する場合、前壁28a,28bはブランク17に作用してこのような形状に変形させる。好ましくは、部分キャビティ29a,29bは、ブランク17の外周の半分を受けるのに充分なサイズに設定されている。例えば、各部分キャビティ29a,29bは半楕円形に形成され得る。また各前壁28a,28bの前端は、下ダイセクション13とクランプ部材19の適合する面と実質的に一致しており、下部11と上部12間へのブランク17の配置、及び成型リサイクルの最後での成型されたブランクの開成位置での下部11と上部12間からの取り出しを容易にしている。下導管セクション27aの前壁28aは比較的浅くなっており、一方、後壁31aは、後述する装置18のシールヘッド形成部分の一部18aを受けるように深くなっている。この一部18aは、上述した中間閉塞位置でダイ・キャビティ部14とキャビティ部26との間で規定されたキャビティに対して、また周辺部分並びに下部11に固定された、かくして、下導管セクション27aに固定されたシリンダーブロック32に対して軸方向に往復移動可能となっている。また、この一部18aは、前記壁31aに形成された開口33を貫通している。この開口33には一部18aの周囲から液体が漏れないようにするためにO−リングのシールが設けられている。両側壁34aは、前方から後方に向かうのに従って上導管セクション27bに向かって上方に傾斜している。このセクション27bの側壁も、同様に、側面で見て前方から後方に向かってテーパが形成されており、この結果、下導管セクション27aと上導管セクション27bとは後ろ上方に傾斜した面で当接している。前壁28a,31a並びに側壁34aの上面には、ほぼCの字形の弾性シールガスケット36を収容するための溝が形成されている。このガスケット36は上導管セクション27bの壁の下面と係合して、セクション27a,27bが閉じたときに水が漏れるのを防止している。
前記下導管セクション27aの側壁34aには入口開口37が形成されており、この開口には比較的径の大きい導管38が接続されている。この導管は、好ましくは、実質的に堅いチューブ、例えば金属パイプにより形成されている。図2では概略的に示されている導管38はバルブ39を介して液体源41に接続されている。この液体源は比較的大きい流量、即ち、高流速で比較的低い圧力の流体を供給することができる。
使用に際しては、下部11と上部12が、図2に示すように中間位置に閉成されたときに、下導管セクション27aと上導管セクション27bとは、下ダイセクション13とクランプ部材19との間で把持されたチューブ(ブランク17)の口部の周囲で箱形状の導管、即ち、閉塞体27を、楕円形のような変形形状であろうとも最初の丸い、即ち円環状の状態であろうとも構成する。この後、バルブ39が作動されて、チューブ17にはこれの一端の所から閉塞体27を介して流体源41から液体が、例えば、大気圧よりも僅かに高いような低圧のもとで大きい流量で満たされる。同時に、前記閉塞体27と同様の導管、即ち閉塞体、に接続され、前記バルブ39と同様のバルブが動作されてチューブの他端から大気に液体が排出される。この排出は、液体の充填動作が完了したときに止められる。
そして、この充填されたチューブ17は、後述するシール並びに加圧装置もしくは既知の形態のシール並びに加圧装置を使用して封止並びに加圧される。
上述した装置に変更を加えることは可能である。例えば、2つのセクションを有する閉塞体、即ち導管27について説明したが、移動可能な上導管セクション27bは、互いに独立もしくは一体的に、閉塞体27と同様の導管、即ち閉塞体を規定する閉塞位置に開成位置から移動される複数のサブセクションにより構成され得る。
上述したようなシール並びに加圧装置は、周辺部分に、例えば、店の床に支持され、下部11を支持したフレームに固定されたブロック32を有する。このブロック32は、後部42と、少し小径の中間部43と、大径の前部44とからなるボアを有する。この後部42は、後端がO−リングのシールにより封止された円筒状のライニング46と、円筒状のヘッド端48と、O−リング49と、グランド・リテナー51と、グランド52とを収容する円筒状空間を規定している。このライニング46の他端にはシール・リテナー53並びにO−リングのシール54が設けられており、O−リング56と、グランド57と、ねじ付きスタッド59によりブランク32に取着されたスラスト・グランド・リテナー58とにより封止されている。
貫通したボア62を有するロッド61がブロック32を貫通している。このロッドには、ライニング46に対して摺動可能な大径のピストン部63が形成されている。ボアの中間部43並びに円筒状のヘッド端48近くに夫々形成された入口を介して円筒状の空間に圧力流体が供給されて、ロッド61は図2並びに図4に夫々示す後退位置と進行位置との間で往復移動され得る。
上並びに下装着部分64,66は、ロッド61の後端外側に形成されたスロット中に係合し断面の外側でロッドの両側に配置された、かくして、図2には示されていないねじ付きスタッドのような締め付け部材によりロッド61中にしっかりとした係合でクランプされて居る。これら部分64,66の側面は、ブロック32に長手方向に延びるように形成された面67と摺動係合しており、この結果、ロッド61は、これの軸線を中心とする回転が阻止されている。入口装着部材68が、ねじ付きスタッド69により装着部分64,66に取着されている。この装着部材68は、テーパ付きの開口71を有し、この開口は、図示しないねじ結合により、可撓性の導管72に接続されている。この導管72は、バルブ73を介して、液体を少ない流量、即ち低い流速で高圧のもとで供給する流体圧力付加体、即ち液体源74に接続されている。
前記ロッド61の他端、即ち前端には、比較的細く段部が形成された環状の端部76が形成されている。この端部は符号77で示すシールヘッドを保持している。図示の例では、このヘッド77は、チューブ17の変形された端部と対応して係合するように楕円形の断面を有するが、チューブの端部は丸く、即ち円筒状に維持されている場合にはヘッド77はもちろん円形の断面である。この例ではヘッド77は、ロッドの端部76が挿入される円形ボアを備え、かくしてこの端部に軸方向に摺動可能なスリーブ78を有する。このスリーブの外周面は楕円形の断面となっている。O−リング79が、高圧液体がロッド61の外に漏れないようにスリーブ78内に設けられている。このスリーブ78の先端近くの内面には環状凹所81が形成され、この凹所の後面はストップ面81aを規定している。
図示した好ましい形態では、楕円形の外周面と円形断面のボアとを有する弾性的なリング部材82がカラー部材83の外周に設けられている。このカラー部材は、リング部材82の内端を越えて僅かに内方に延出し通常は図5に示すようにストップ面81aと離間した薄い環状のカラー部材84と、円形の内ボアと楕円形の外面とを有する内肩部86とにより構成されている。また、このカラー部材83は、ロッド61上で軸方向に摺動可能であり、好ましくは、この前端は符号87で示すように円滑に外方に湾曲しており、チューブ17のガス・インジエクション後端への挿入を容易にしている。Cの字形状の保持クリップ88が、ロッド端部76の端部近くにこれと対応した形状に形成されたスロット中に嵌め込まれており、この結果、肩部86は弾性のリング部材82を軽く圧縮した状態で維持されている。このような状態において、リング部材82の外側は、好ましくは、図5に示すように肩部86とスリーブ78との端面との間で内方に押されている。
使用に際して、図4並びに図5に示すようにロッド61の前進により、シールヘッド77はシールされるチューブ17の開口端中に挿入される。そして、ロッド61が後退している間にその後退を規制するように、円環状部分(一部)18aのような阻止手段がスリーブ78に与えられている。このような阻止手段は、例えば、前述した米国出願No.07/860,553号に開示されているようなもので良く、また図3を参照して後述するような形態のものでも良い。保持クリップ88により留められた肩部86がスリーブ78に対して引かれるのに従って、弾性のリング部材82は圧縮変形されて径方向外方に突出しブランク17の内面とシールするように接触する。カラー部材84は、図6に示すように、ストップ面81aと当接してリング部材82に与えられる変形力を規制し、リング部材82の損傷並びにチューブ17の壁に与えられる過度力の欠点を避けている。
種々の変形が可能である。例えば、比較的効果は少ないが、ストップ面81aと係合するカラー部材84を設ける代わりに、ロッド61に設けるか接続された他の形態のストップ部材がスリーブ78に設けるか接続されたストップ面に係合するように使用され得る。代わって、圧縮規制装置の外形が、上記米国特許出願No.07/860,553に記載されているように使用され得る。さらに、スリーブ17の内壁のシールに代えて、上述したヘッド77並びに摺動力規制カラー部材83が、上述した米国特許No.5,235,836に記載されているように、チューブ17の壁の外側にシールを形成するようにこの分野の者に取って変更され得る。
この場合、外スリーブ部分がカラー部材83と同様のカラーと係合し、これを変位させ得る。また、内ロッド部分が弾性体のシールの圧縮の規制された所でカラーと係合するストップ面を提供できる。
好ましい形態では、一部18aはボアを有する図3に示すようなシリンダー89を具備する。このボアは、ロッド61の主要部分を収容する比較的広い後部91と、小径の前端部分76を収容する狭い前部92とからなる。このシリンダー89は、保持クリップ88により付与される圧縮力により、図5に示すようにロッド61の主要部分の前端との係合が、通常は維持されている。前記ボアの後部91には、ロッド61に取着されたキイ94を摺動可能に収納するスロット、即ちキイ溝93が形成されており、この結果、シリンダー89はロッド61に対する、かくして周囲のものに対する回転が阻止されている。従って、シリンダー89は、下ダイセクション13とクランプ部材19との間、即ち前壁28aと前壁28bとの間で規制された開口とのアライメントが外れるロッド61の軸心を中心とするヘッド77の構成部材の回動を阻止している。
前記シリンダー89は、外シリンダー96内に入れ込み式に挿入されている。また、この外シリンダー96はブロック32内のボアの大径の前部44内に収容されている。この外シリンダー96はグランド部材57に対して回転可能にこの上に軸支された小径の内後端部97を有する。外シリンダー96の前端の外側は、ブロック32の前側に接続されたガイドブッシュ98内に回転可能支持されている。
前記外シリンダー96の内側には、外シリンダー96の軸心を中心として等間隔で互いに離間し、内方に延出した一連の、この実施例では3つの当接部材99が形成されている。また、シリンダー89の後部の外側には、周方向に等間隔で互いに離間し軸方向に延出した、当接部材99と同数のチャンネル101が形成されており、これらチャンネル101内には、当接部材99が、シリンダー89が外シリンダー96内と外とに出し入れ可能なように、走行可能に挿入されている。各チャンネル101の後端は、径方向に延出したストップ面103を与える周方向に延出した凹所102の所で終わっている。
前記外シリンダー96をこの軸心を中心として回転させるために、リングギア104が外シリンダー96の外面の内端に取着されている。このギア104は、ブロック32内の横方向に延びたスロット107内に走行可能に設けられたラック106により駆動される。往復駆動装置108、例えば、インデックス・シリンダー/ピストン機構がラック106に接続されており、この結果、このラック106はギア104を、かくして外シリンダー96を往復回動するように、往復移動され得る。
この装置の代表的なサイクルの動作においては、最初に充填並びに加圧装置を図1並びに図2に示す位置に設置し、そして、筒状の、通常は円筒状のブランク17を図1に示すような開成状態の下部11と上部12との間に配置する。次に、上導管セクション27bを下導管セクション27a上に下降させシールして図2に示すような箱形状の導管27を形成するのに従って、下部11と上部12とを中間位置へと閉じ、チューブ17の端部を楕円形の断面となるように変形し、また、前壁28aと前壁28bとの間と同様に、ダイ・キャビティ部14の外部、即ち喉部とクランプ部材19との間で、把持させる。この後、チューブ17を、導管38を介して、前述したような高流速、低圧の充填動作で液体を満たす。この充填の前に、ロッド61のボア62に接続されたバルブ73を閉じる。
さらに、ピストン部63を収容したシリンダーに圧力を供給してロッド61を図4に示すように前方に移動させて、ヘッド77を図4並びに図5に示すようにチューブ17の端部中に挿入させる。このヘッド77が前方に移動するのに従ってロッド61はシリンダー89を図4に示すように外シリンダー96の外に延出させる。そして、駆動機構108を駆動させて、外シリンダー96を回転し当接部材99を凹所102内に係合させる。次に、ピストン部63の駆動を反転させて、図6に示すようにロッド61を後方へと引っ込める。スリーブ78並びにシリンダー89の反転移動は当接部材99がストップ面103と係合することにより規制され、この結果、チューブ17内で弾性のリング部材82の圧縮並びにシールが上述したように生じる。前述したように、同様の把持、変形、シール並びに加圧する機構がチューブ17の各端部の所で使用されており、ヘッド77によるシールは、チューブ17の内部を箱形状の導管27の内部並びに高速/低圧回路(流体源)41から隔離する。
バルブ73並びに低速/高圧流体源74を動作させて、米国特許Re.33990に記載されているように充填閉塞のときに上ダイセクション16と下ダイセクション13との間のチューブ17のピンチングを避けるために、チューブ17内に予圧を与える。下ダイセクション13と上ダイセクション16とを充分に閉じて、ライン72に接続されるかバルブ73内に設けられた圧力リリーフバルブによるダイの閉成の間、チューブ17内の圧力を規制する。この充分に閉成している間、クランプ部材19を圧縮ばね23の付勢力に抗して上ダイセクション16から少し上方に変位させる。そして、この圧力リリーフバルブを非動作にし、高圧液体源74を動作させて、下ダイセクション13と上ダイセクション16との間に形成されたダイ・キャビティの形状にチューブ17を膨脹させるのに充分な圧力をチューブ内に供給する。
チューブ17内の圧力を解放し、装置108を動作させてシリンダー89並びにピストン部63の復帰動作のロックを解除して、これらを図2に示す位置へと後方へ移動させる。そして、下部11と上部12とを開成して、成型されたブランク17を取り出す。そして、このような動作サイクルを繰り返す。

Claims (19)

  1. 中空のチューブ中に、このチューブの開口端を介して圧力流体を充填させて、このチューブを加圧するための装置であり、
    (a)下ダイセクションと、
    (b)この下ダイセクションに近接するように、かつ下ダイセクションに対して移動可能な上ダイセクションと、
    (c)この下ダイセクションに固定された第1の導管部と、閉成位置と開成位置との間で第1の導管部並びに下ダイセクチョンに対して移動可能な少なくとも1つの第2の導管部とを有する流体導管であって、第1の導管部の入口が高流速/低圧回路に連通可能であり、前記第2の導管部の閉成位置での流体導管は、前記高流速/低圧回路とチューブの開口端との間に、高流速で低圧の圧力流体を高流速/低圧回路からチューブ中に供給し、チューブの端部を変形させるための流体通路を形成する流体導管と、
    (d)この流体導管近くに配置され、チューブを変形させる圧力流体をチューブ中に充填させるための低流速/高圧回路と連通可能なボアを有し、このボアをチューブの内部と連通させると共に、流体導管から前記チューブを分離させる加圧位置に移動可能な可動ロッドとを具備する充填並びに加圧装置。
  2. 前記第1の導管部が閉成位置にあるときに、前記流体導管は、チューブの外面と係合するように適用された下ダイセクション近くの流体導管のチューブ側の一端部に開口を規定している請求項1の装置。
  3. 前記第1の導管部は、チューブの半周を収容するような大きさの開口をチューブ側の一端部に有する請求項2の装置。
  4. 前記開口は半楕円形である請求項2もしくは3の装置。
  5. 前記可動ロッドは、第1の導管部の他端部に形成された開口を通って加圧位置方向にシール状態で移動可能な請求項1ないし4のいずれか1の装置。
  6. 前記第2の導管部は、相対的な開成位置と閉成位置との間で第1の方向に移動し、また、前記第1の導管部は、第1の方向から見て比較的低い下ダイセクション近くの一端部側と、第1の方向から見て比較的高い下ダイセクションから離れた他端部側と、第2の導管部と対向できる面を有する側壁とを有し、これら側壁の面は、他端部側で、第2の導管部に向かう方向に傾斜している請求項1ないし5のいずれか1の装置。
  7. 前記面には、弾性的に変形可能なシール部材が設けられている請求項6の装置。
  8. 前記下ダイセクションは固定であり、また、前記第1の導管部は固定下ダイセクションに接続されており、そして、前記第2の導管部は移動可能な上ダイセクションに接続されている請求項1ないし7のいずれか1の装置。
  9. ロッドと、このロッドの外周に配置されたスリーブと、ロッドの外周に配置され、前記ロッドとスリーブとの対向する圧縮面間で圧縮可能な無端弾性シールと、このロッドをシールされるチューブに接離可能なように前進並びに引っ込めるための手段と、ロッドとスリーブとの一方の引っ込みを阻止して、ロッドが引っ込められたときに、ロッドとスリーブトは互いに軸方向に変位され、シール部材が前記圧縮面間で圧縮されて径方向に広がり、チューブの面にシール状態で係合させる手段と、シール部材に付与される圧縮を規制するための手段とを具備し、この圧縮を規制する手段は、前記ロッドとスリーブとの一方に設けられたストップ面と、前記ロッドとスリーブとの他方に設けられ、これと共に、ロッドとスリーブとの間の所定の軸方向の相対移動で移動可能で、ストップ面と係合するストップ部材を有し、このストップ部材は、前記ロッドとスリーブとの他方とシール部材との間に配置されたカラーを有し、ストップ面は軸方向でカラーに面している、中空のチューブをシールする装置。
  10. 前記カラーは、シール部材の端面と係合するように径方向に突出した肩部を有する請求項9の装置。
  11. 前記カラーはロッドの一端近くに配設され、また、シール部材とスリーブとはこれから軸方向内方に配置されている、チューブの内面をシールするように適用された請求項9もしくは10の装置。
  12. 前記カラーは、ロッドとスリーブとの一方に形成され、周方向に延びた凹所中に入れられている請求項9,10もしくは11の装置。
  13. 前記ロッドには、高圧をシールされた中空のチューブに連通させるためのボアが形成されている請求項9,10,11もしくは12の装置。
  14. ロッドと、このロッドの外周に配置されたスリーブと、ロッドの外周に配置された無端弾性シールと、ロッドとスリーブとの一方を引っ込める手段と、ロッドとスリーブとの他方の引っ込みを阻止する手段とを具備し、ロッドとスリーブとは互いに軸方向に変位され、シール部材は径方向に延出するように圧縮されてチューブの面をシールし、また、前記阻止する手段は、延ばされた状態と縮められた状態との間で入れこ式に伸縮可能な2つのシリンダーと、延ばされた方向でこれらシリンダーにかかるスラスト力に対向する手段とを有し、前記両シリンダーはロッドのスリーブとの前記他方と係合し、一方のシリンダーには、径方向に延出し、他方のシリンダーに形成された軸方向に延びるチャンネル内を移動する当接部材が設けられ、ストップ面が、シリンダーの延ばされた位置で当接部材近くのチャンネルから径方向に延出しており、そして、両シリンダーを相対的に回転させて、当接部材をストップ面に当接させてシリンダーの伸縮移動を阻止するための手段が設けられている中空のチューブをシールする装置。
  15. 前記当接部材は、外側のシリンダーの内面に設けられ、また、前記チャンネルとストップ面とは内側のシリンダーの外側に設けられている請求項14の装置。
  16. 外側のシリンダーに設けられたリングギアと、このリングギアと係合し、外側のシリンダーを回転させるように外側のシリンダーに対して横方向に往復動させれるラックとをさらに具備する請求項14もしくは15の装置。
  17. ロッドとスリーブの前記他方を、前記両シリンダーの一方に対して回転しないようにキイ結合させる手段をさらに具備する請求項14,15もしくは16の装置。
  18. 前記シール部材は断面が楕円形である請求項14ないし17のいずれか1の装置。
  19. 前記両シリンダーを装着するためのシリンダーブロックをさらに具備し、このシリンダーブロック中にはロッドとスリーブの前記一方が通っており、シリンダーブロック内に形成されたシリンダー内で作用するピストンを有し、かくして、ロッドとスリーブの前記一方は往復動可能である請求項14ないし18のいずれか1の装置。
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