JPH079204A - 旋盤のバーフィーダにおける力制御方法 - Google Patents

旋盤のバーフィーダにおける力制御方法

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JPH079204A
JPH079204A JP18446893A JP18446893A JPH079204A JP H079204 A JPH079204 A JP H079204A JP 18446893 A JP18446893 A JP 18446893A JP 18446893 A JP18446893 A JP 18446893A JP H079204 A JPH079204 A JP H079204A
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bar feeder
lathe
force
control
motor
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JP18446893A
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Heisuke Iwashita
平輔 岩下
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Fanuc Corp
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    • B23B13/02Arrangements for automatically conveying or chucking or guiding stock for turning-machines with a single working-spindle
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
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    • G05B19/02Programme-control systems electric
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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D15/00Control of mechanical force or stress; Control of mechanical pressure
    • G05D15/01Control of mechanical force or stress; Control of mechanical pressure characterised by the use of electric means
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
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    • G05B2219/30Nc systems
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 旋盤のZ軸とバーフィーダのZ軸方向の位置
制御のための同期を必要とせず、またワークのたわみを
防止することができる旋盤のバーフィーダにおける力制
御方法を提供する。 【構成】 旋盤101のバーフィーダ105の制御にお
いて、ワーク104を旋盤101のZ軸102とバーフ
ィーダ105により掴持し、旋盤のZ軸102は位置制
御を行い、バーフィーダ105は力制御を行なうことに
よって、ワーク104に一定のトルクを付与するよう制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、旋盤においてワークを
支持するバーフィーダの制御方法に関し、特にバーフィ
ーダを力制御により制御する制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、細長いワークを旋盤で加工する
場合、Z軸方向にワークをガイドするためにバーフィー
ダが用いられる。ワークの一方とバーフィーダによって
支持されており、ワークの他方は旋盤のZ軸に取り付け
られてZ軸方向の位置制御が行なわれる。
【0003】従来、このバーフィーダの位置制御はコン
トローラによって行なわれるが、旋盤の加工中において
旋盤のZ軸方向の位置制御と、バーフィーダの位置制御
は同期していることが必要である。そのための制御方法
として例えば以下の方法が知られている。
【0004】(1)同一のコントローラによって旋盤と
バーフィーダを制御することによって、旋盤のZ軸の位
置制御とバーフィーダのZ軸方向の位置制御とを同期さ
せる。
【0005】(2)旋盤とバーフィーダを同一のコント
ローラによって制御することができない場合に、バーフ
ィーダ側においては、ワークをつかむことなくフリーな
状態として単に支えるだけとし、旋盤のZ軸の位置制御
のみで動作を行なう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来の旋盤のバーフィーダの制御方法においては、以下
のような問題点を有している。
【0007】(1)従来の旋盤とバーフィーダのZ軸方
向の位置制御を、同一のコントローラによって行なう場
合には、旋盤とバーフィーダの両方の制御を行なうコン
トローラが必要であり、このようなコントローラにみ高
価で複雑な装置が必要となる。また、このようなコント
ローラは個々の旋盤とバーフィーダに対応して設定する
必要があり、汎用性を欠くことになる。
【0008】(2)また、旋盤とバーフィーダを個々に
独立したコントローラによって制御する場合には、両方
のコントローラの同期をとる必要があるが、別個の独立
したコントローラの同期をとることは困難である。
【0009】(3)従来のバーフィーダ側をフリーな状
態として旋盤のZ軸の制御のみによって行なう場合に
は、細いワークは旋盤とバーフィーダとの間において弓
なりに湾曲して、たわみが生じ、正確で安定した加工が
困難となる。
【0010】そこで、本発明は前記した従来の旋盤のバ
ーフィーダの制御方法の問題点を解決し、旋盤のZ軸と
バーフィーダのZ軸方向の位置制御のための同期を必要
とせず、またワークのたわみを防止することができる旋
盤のバーフィーダにおける力制御方法を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、旋盤のバーフィーダの制御において、ワ
ークを旋盤のZ軸とバーフィーダにより掴持し、旋盤の
Z軸は位置制御を行い、バーフィーダは力制御を行なう
ことによって、ワークに一定のトルクを付与するよう制
御する。このバーフィーダからワークに付与される一定
のトルクは、旋盤のZ軸の位置制御を阻害しない程度の
大きさに設定される。
【0012】また、本発明のバーフィーダの力制御は、
ワークに加わる外界からの負荷を外乱推定オブザーバに
よって推定し、該推定により得られる推定外乱負荷トル
クをフィードバックして、該推定外乱負荷トルクが力指
令値と一致するようにフィードバック制御するものであ
る。また、この外乱推定オブザーバにおける力のフィー
ドバック値は、推定外乱負荷トルクにバーフィーダのモ
ータの速度に設定係数を乗じた値を加算した値とするも
のである。また、本発明のバーフィーダに使用する外乱
推定オブザーバは、バーフィーダのモータに指令される
トルク指令値とモータの実速度から推定外乱負荷トルク
を推定するものである。
【0013】
【作用】本発明によれば、ワークを旋盤のZ軸とバーフ
ィーダにより掴持し、旋盤のZ軸は位置制御を行い、バ
ーフィーダは力制御を行なうことによって、ワークに一
定のトルクを付与するように旋盤のバーフィーダを制御
し、このワークに付与したトルクによりワークに張力を
付与して、旋盤のZ軸とバーフィーダとの間におけるワ
ークのたるみを防止する。また、バーフィーダからワー
クに付与される一定のトルクを、旋盤のZ軸の位置制御
を阻害しない程度の大きさに設定することによって、バ
ーフィーダの力制御が旋盤の位置制御に影響を与えない
ようにする。
【0014】本発明のバーフィーダの力制御は、ワーク
に加わる外界からの負荷を外乱推定オブザーバによって
推定し、該推定により得られる推定外乱負荷トルクをフ
ィードバックして、該推定外乱負荷トルクが力指令値と
一致するようにフィードバック制御するものである。ま
た、この外乱推定オブザーバにおける力のフィードバッ
ク値は、推定外乱負荷トルクにバーフィーダのモータの
速度に設定係数を乗じた値を加算した値とする。
【0015】また、本発明のバーフィーダに使用する外
乱推定オブザーバにおいて、推定外乱負荷トルクはバー
フィーダのモータに指令されるトルク指令値とモータの
実速度から推定する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照しながら詳
細に説明するが、本発明は実施例に限定されるものでは
ない。
【0017】〔実施例の構成〕 (本発明を実施するための旋盤およびバーフィーダの構
成)はじめに、本発明の旋盤およびバーフィーダの一構
成例を、図1を用いて説明する。図1において、ワーク
104の一方は旋盤101のZ軸102に取り付けら
れ、ワーク104の他方はバーフィーダ105に取り付
けられる。
【0018】旋盤101のZ軸102に取り付けられた
ワーク104は、通常の旋盤と同様にしてX軸方向の刃
物103によって加工される。
【0019】また、バーフィーダ105は、旋盤101
のコントローラとは独立したコントローラ(図示してい
ない)を有しており、このバーフィーダ105のコント
ローラはワーク104に対して位置制御は行なわず、力
制御によって一定のトルクを与える。このワーク104
に与えるトルクの方向は、ワーク104を旋盤101か
ら離れる方向であり、また、そのトルクの大きさは、旋
盤101のZ軸の制御においてワーク104に与えるト
ルクよりも小さな一定値に設定される。このバーフィー
ダ105から与えられるトルクによって、ワーク104
は旋盤101のZ軸の制御に影響を与えない程度の張力
が常に付与される。
【0020】このバーフィーダ105の力制御は、例え
ばバーフィーダの駆動軸を駆動するサーボモータを、バ
ーフィーダの制御系によって制御することにより行なわ
れる。
【0021】なお、図1に示す旋盤101およびバーフ
ィーダ105の装置形態は、一実施例であって図示され
る形態に限定されるものでなく、旋盤101は通常の旋
盤の機能を有する装置を含むものであり、またバーフィ
ーダ105も通常のバーフィーダの機能を有する装置を
含むものである。
【0022】以下、このバーフィーダの制御系の構成、
およびそのバーフィーダの制御系による力制御の構成に
ついて説明する。
【0023】(バーフィーダの制御系の構成)バーフィ
ーダの制御系の構成について、図2の本発明の方法を実
施するバーフィーダの制御系の要部ブロック図を用いて
説明する。図2に示すバーフィーダの制御系はサーボモ
ータを用いた例を示している。
【0024】図において、10は一般の工作機械やロボ
ット等の機械を制御する制御装置と同様の制御装置であ
り、この制御装置10から移動指令,力指令,各種制御
信号が共有メモリ11を介してディジタルモータ制御回
路12に出力される。ディジタルモータ制御回路12
は、プロセッサ(CPU),ROM,RAM等により構
成され、位置,速度,力等のモータ制御をディジタル的
に実行し、トランジスタインバータ等で構成されるサー
ボアンプ13を介して各軸のサーボモータ14を制御す
るものである。また、15は位置,速度を検出する位置
速度検出器でサーボモータのモータ軸に取り付けられた
パルスコーダ等で構成され、ディジタルモータ制御回路
12に検出した位置,速度フィードバック信号を出力し
ている。なお、これらの構成は、従来の公知のディジタ
ルサーボ回路の構成と同一のものを用いることができる
が、力制御を行なう点において従来のディジタルサーボ
回路と異なっている。
【0025】(バーフィーダの力制御の構成)次に、前
記バーフィーダの制御系において、バーフィーダを力制
御する場合の力制御の構成について、図3に示す本発明
の実施例の力制御系のブロック線図を用いて説明する。
【0026】図3においては、バーフィーダを駆動する
サーボモータを例にして説明する。この実施例では、力
制御を比例,積分(PI)制御で行なうもので、サーボ
モータに加わる外界からの力を外乱推定オブザーバを用
いて検出するようにしている。項1のK1は力フィード
バック制御における積分定数、K2は比例定数である。
また、項2,3はモータの伝達関数で、Ktはトルク定
数、Jmはイナーシャであり、項4はモータの実速度v
に設定係数βを乗じた値をフィードバックする項であ
る。
【0027】図中の一点鎖線で示される5は、外界から
モータに印加される外乱負荷トルクを検出する外乱推定
オブザーバであり、モータに指示されるトルク指令Tc
とモータの実速度vから、推定外乱負荷トルクTd2 を
推定するものである。つまり、外乱推定オブザーバ5
は、モータが外界から実際に受ける外乱負荷トルクを、
直接測定せずにトルク指令Tcとモータの実速度vとに
基づいた推定値である外乱負荷トルクTd2 を出力する
ものである。なお、TLは実際にモータが受ける外乱負
荷トルクであり、Sはラプラス演算子を表している。
【0028】力指令Fcから外乱推定オブザーバ5で推
定した推定外乱負荷トルクTd2 を減じ(なお、外乱推
定オブザーバ5で求められる推定外乱負荷トルクTd2
は逆極性で得られるため、図3においては力指令Fcに
推定外乱負荷トルクTd2 が加算されるように記載され
ているが、実際は減算される)、さらに、項4において
モータの実速度vに設定係数βを乗じた値を減じて力偏
差Ferr (=Fc+Td2−β・v)を求め、この力偏
差Ferr に基づいて項1において比例積分処理を実行し
て、トルク指令(電流指令)Tcを求めモータへ出力す
る。この項4を通るフィードバック制御により、サーボ
モータから制御対象に付加される力(サーボモータが発
生する力)が力指令Fcに一致するように制御される。
【0029】また、外乱推定オブザーバ5の項52,5
3のK3,K4は外乱推定オブザーバのパラメータであ
り、項51のαは実際にサーボモータに出力されるトル
ク指令となる電流値Tcに乗じられるパラメータの値で
あり、モータのトルク定数の推定値Kt* をイナーシャ
の推定値Jm * で除した(α=Kt* /Jm* )として
表される。また、項55は、項53からの出力に(1/
α)を乗じて推定外乱負荷トルクTd2 を求める項であ
る。
【0030】〔実施例の作用〕次に、本発明の実施例の
作用について説明する。
【0031】(バーフィーダの力制御の動作)バーフィ
ーダからワークに付与するトルクを、ワークの位置にか
かわらずいねに一定とする力制御について説明する。
【0032】図3に示される前記バーフィーダの力制御
の構成において、α=Kt* /Jm* とおき、かつモー
タのトルク定数Ktはその推定値Kt* と等しい(Kt
=Kt* )とし、モータのイナーシャJmはその推定値
Jm* (Jm=Jm* )として解釈すると、項3の演算
により (Tc・Kt+TL)(1/Jm・S)=v …(1) が得られ、また項5の出力vaを考えると、 {Tc・(Kt/Jm)+(v−va)K3+(v−va)(K4/S)} ・(1/S)=va …(2) が得られる。第1式を変形すると次式となり、 Tc=(v・Jm・S−TL)/Kt …(3) この第3式を第2式に代入して整理すると、 (v・Jm・S−TL)/Jm+(v−va)K3 +(v−va)(K4/S)=va・S …(4) S(v−va)+(v−va)・K3+(v−va)(K4/S) =TL/Jm …(5) となる。また、第5式からVerr(=v−va)を求
めると、 Verr=v−va =(TL/Jm)[1/{S+K3+(K4/S)}] …(6) 上記第6式から項53の出力Td1は次の第7式によっ
て表される。
【0033】 Td1=Verr・(K4/S) =(TL/Jm){K4/(S2 +K3・S+K4)} …(7) 第7において、パラメータK3,K4を極が安定するよ
うに選択すると、Td1=TL/Jmと近似することが
でき、この関係式は全外乱トルクTd1を推定できるこ
とを示している。
【0034】そして、この全外乱トルクTd1に1/α
(=Jm* /Kt* )を乗じて推定外乱負荷トルクTd
2 を求め、この推定外乱負荷トルクTd2 を用いて力の
フィードバック制御を行なう。
【0035】この推定外乱負荷トルクTd2 を用いた力
のフィードバック制御は、力指令Fcに対して、外乱推
定オブザーバ5で推定した推定外乱負荷トルクTd2 と
項4においてモータの実速度vに設定係数βを乗じた値
との差によって力偏差を求めて、その力偏差Ferr (=
Fc+Td2−β・v)を求め、さらに項1においてこ
の力偏差Ferr を比例積分処理してトルク指令Tcを求
める。このトルク指令Tcは電流指令であり、この電流
指令をモータに出力することによってモータのトルク制
御を行なうことができる。
【0036】つまり、この項4を通るフィードバック制
御により、サーボモータから制御対象に付加される力
(サーボモータが発生する力)が、力指令Fcに一致す
るように制御されることになり、例えばこの力指令Fc
をある設定値として与えると、サーボモータに実際に加
わる負荷の大きさに係わらず、モータからは常に設定さ
れたトルクが発生することになる。
【0037】したがって、バーフィーダをこの力制御に
より制御すると、力指令Fcとして旋盤のZ軸のトルク
よりも小さな一定値を設定しておくと、バーフィーダは
ワークの位置に無関係に常に一定のトルクを出力して、
旋盤との同期をとることなくワークに張力を付加するこ
とができる。
【0038】(バーフィーダの制御系の動作)次に、前
記力制御を行なうための制御系の動作について、前記図
2、および図4に示すディジタルモータ制御回路のプロ
セッサが実施する力制御の処理のフローチャートに従っ
て説明する。
【0039】なお、あらかじめ、外乱推定オブザーバを
構成する定数K3,K4,係数α,βをディジタルモー
タ制御回路12内に設置しておくものとする。
【0040】また、このサーボモータ14は、従来の位
置・速度ループ処理を実行することにより位置・速度制
御を行なうことができるものであり、この位置・速度ル
ープ処理と力制御処理とは切替えによって選択可能とす
るものを用いることもできる。
【0041】力制御においては、ディジタルモータ制御
回路12のプロセッサは所定の主周期(通常速度ループ
処理周期と同一の周期)毎に図4に示す処理を実行す
る。
【0042】以下、ステップSの符号を用いて説明す
る。
【0043】ステップS1:まず、制御装置10から共
有メモリ11を介して送られてきた力指令値Fcを読む
とともに、位置・速度検出器15で検出されフィードバ
ックされた速度フィードバック値vを読み込む。この力
指令値Fcとしては、例えば旋盤のZ軸の位置制御を行
なうためにワークに付与するトルクよりも小さい一定の
トルクが発生するような値が設定される。
【0044】ステップS2:次に、外乱推定オブザーバ
4の処理を開始し、前記ステップS1で読み取った速度
フィードバック値vからレジスタRに記憶してある推定
速度vaを減じて実速度と推定速度の差Verrを求め
る。なお、図4においては、このレジスタRに記憶して
ある推定速度をR(va)で表している。
【0045】ステップS3:さらに、前記誤差Verr
に設定定数K4を乗じた値を全外乱推定値Td1を記憶
しているアキュムレータに加算し、当該周期における全
外乱推定値Td1を求める。この処理は図3における項
53の処理である。
【0046】ステップS4:次に、推定速度vaを記憶
するレジスタR(va)に前記ステップS3で求めた全
外乱推定値Td1を加算するとともに、ステップS2で
求めた差Verrに定数K3を乗じた値を加算し、さら
に、レジスタR(Tc)に記憶する前周期の速度推定値
vaを求め、レジスタR(va)に格納する。つまり、
この工程は、項51およびこう54等の処理によって推
定速度vaを求める処理である。
【0047】ステップS5:次に、ステップS3の工程
で求めた全外乱推定値Td1を設定係数αで除して推定
外乱負荷トルクTd2を求める。
【0048】以上のステップS2〜ステップS5の処理
が推定外乱負荷トルクを求める外乱推定オブザーバ4の
処理である。
【0049】ステップS6:こうして求められた推定外
乱負荷トルクTd2を力のフィードバック値として利用
し、力指令値Fcから減じることになるが、外乱推定オ
ブザーバで求められる推定外乱負荷トルクTd2は力指
令値Fcと極性が逆になって求められるから、実際は力
指令値Fcに推定外乱負荷トルクTd2を加算すること
によって実質的に差を求めることになる。そして、さら
に、ステップS1で求めた速度フィードバック値vに設
定係数βを乗じた値を減じて力偏差Ferrを求める。
すなわち、次式の演算を行なうことにより力偏差Fer
rを求める。
【0050】Ferr=Fc+Td2−β・v ステップS7:次に、積分器として作用するアキュムレ
ータSumに前記力偏差Ferrに積分定数K1、およ
び図4に示す処理の周期Tsを乗じた値を加算すること
によって積分処理を実行する(図3中の項1の積分処
理)。
【0051】ステップS8:前記アキュムレータSum
の値と前記力偏差Ferrに比例定数K2を乗じた値を
加算してトルク指令Tcを求める。すなわち、図3の項
1の処理を実行する。
【0052】ステップS9,10:こうして求めたトル
ク指令Tcを次の周期で使用するこめにレジスタR(T
c)に格納するとともに電流ループに引渡し、当該周期
の処理を終了する。
【0053】前記ステップの工程による制御系の動作に
より、バーフィーダは力制御を行い、ワークに対して一
定のトルクを付与することになる。この一定のトルクを
旋盤のZ軸の位置制御に関係なくワークに対して付与す
ることにより、旋盤のZ軸とバーフィーダが同期して動
かない場合であっても、ワークにたるみ等を生じさせる
ことなく制御を行なうことができる。
【0054】前記においては、フィードバック量として
推定外乱負荷トルクTd2 にモータの実速度vに係数β
を乗じた値を加算したものを採用しているが、モータの
実速度vの関数をフィードバック値の一部として利用す
るのは、制御系の振動を防止して安定性を向上させるた
めと、モータの暴走を防止するためである。つまり、制
御対象からの反力がモータに加わらない場合には、外乱
推定オブザーバで推定する推定外乱負荷トルクTd2 が
非常に小さなり、その結果、力偏差Ferrが大きくな
って減少することがないため、モータは暴走することに
なる。
【0055】したがって、旋盤の駆動系の特性の許容を
考慮して、Z軸から反力が得られる場合には、必ずしも
速度に比例する値をフィードバックする必要はない。
【0056】〔変形例〕前記実施例においては、バーフ
ィーダによってワークの力制御を行なっているが、この
力制御によるワークの制御を旋盤の芯押し台に適用する
こともできる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
旋盤のZ軸とバーフィーダのZ軸方向の位置制御のため
の同期を必要とせず、またワークのたわみを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の旋盤およびバーフィーダの一構成例を
示す図である。
【図2】本発明の方法を実施するバーフィーダの制御系
の要部ブロック図である。
【図3】本発明の実施例の力制御系のブロック線図であ
る。
【図4】同一実施例における力制御の処理のフローチャ
ートである。
【符号の説明】
5 外乱推定オブザーバ 10 制御装置 11 共有メモリ 12 ディジタルサーボ回路 13 サーボアンプ 14 モータ 15 位置・速度検出器 101 旋盤 102 Z軸 103 刃物 104 ワーク 105 バーフィーダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋盤のバーフィーダの制御において、ワ
    ークを旋盤のZ軸とバーフィーダにより掴持し、旋盤の
    Z軸は位置制御を行い、バーフィーダは力制御を行なう
    ことによって、ワークに一定のトルクを付与することを
    特徴とする旋盤のバーフィーダにおける力制御方法。
  2. 【請求項2】 前記力制御は、前記ワークに加わる外界
    からの負荷を外乱推定オブザーバによって推定し、該推
    定により得られる推定外乱負荷トルクをフィードバック
    して、該推定外乱負荷トルクが力指令値と一致するよう
    にフィードバック制御するものである請求項1記載の旋
    盤のバーフィーダにおける力制御方法。
  3. 【請求項3】 前記推定外乱負荷トルクにバーフィーダ
    のモータの速度に設定係数を乗じた値を加算した値を力
    のフィードバック値とする請求項2記載の旋盤のバーフ
    ィーダにおける力制御方法。
  4. 【請求項4】 前記外乱推定オブザーバは、バーフィー
    ダのモータに指令されるトルク指令値とモータの実速度
    から推定外乱負荷トルクを推定する請求項1、又は2記
    載の旋盤のバーフィーダにおける力制御方法。
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