JPH0791784B2 - マットの製造方法 - Google Patents

マットの製造方法

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JPH0791784B2
JPH0791784B2 JP1183949A JP18394989A JPH0791784B2 JP H0791784 B2 JPH0791784 B2 JP H0791784B2 JP 1183949 A JP1183949 A JP 1183949A JP 18394989 A JP18394989 A JP 18394989A JP H0791784 B2 JPH0791784 B2 JP H0791784B2
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    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、室内用マット、玄関用マットや自動車フロア
用マット等を製造する上で好適なマットの製造方法に関
する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題] 従来、カーペット、絨毯等の基布と加硫ゴムシートとを
積層一体化したマットが建物や室内に広く使用されてい
る。このマットには、クッション性、柔軟性及び吸塵性
を確保するため、基布の表面を起毛させている。一方、
マットの製造方法として、前記基布と未加硫ゴムシート
とを接合した後、加硫プレス機でプレスした状態で加熱
し、未加硫ゴムシートの加硫と共に基布と加硫ゴムシー
トとを一体化する方法が知られている。
しかしながら、この方法では、基布と未加硫ゴムシート
とをプレス機で加圧した状態で加熱するので、基布表面
の起毛が圧縮成形し、硬質となり風合等が低下する。従
って、クッション性等を確保するには、圧縮変形した基
布の表面を再度起毛させる必要があるので、生産性が低
下する。特に基布がナイロン繊維で構成されている場
合、起毛の圧縮変形度が大きく、しかも復元性に乏しい
ので、再度起毛させるのが困難である。
上記の点に鑑み、基布の表面側の温度20〜120℃、未加
硫ゴムシートの裏面側の温度120〜180℃、積層面圧6kg/
cm2以下の条件で加圧加熱する積層品の製造方法が提案
されている(特公昭63−47611号公報)。
しかしながら、この方法では、未加硫ゴムシートに均一
に加圧力を作用させるのが困難であり、得られたマット
は均一性が十分でない。すなわち、一般に、基布はゴム
シートの中央部に配されているので、マットの中央部と
周縁部では、基布の厚みに応じた段差が生じる。段差が
ある状態で加圧すると、厚みの大きな基布の領域に加圧
力が作用し、周縁部の未加硫ゴムシートには作用しな
い。従って、未加硫ゴムシートの周縁部では加圧力が横
方向に作用し、未加硫ゴムシートのうち基布と未加硫ゴ
ムシートとの境界領域に窪みが生じると共に、周縁部の
未加硫ゴムシートが加圧方向と直交する横方向に逃げて
伸びた状態で加硫される。従って、得られたマットに、
寸法誤差が生じるだけでなく、不均一なものとなる。
また基布と未加硫ゴムシートとを接合したマット前駆体
のうち未加硫ゴムシートのみを、金型内に形成された加
圧室の金型面に接触させ、上記加圧室内に空気を圧入加
熱し、空気の膨脹力により、上記未加硫ゴムシートを金
型面に押圧し、加熱して加硫するゴムシート付きカーペ
ットの製造法が提案されている(特公昭62−30091号公
報)。
この方法では、金型面に対する未加硫ゴムシートの押圧
力が空気の膨脹力に依存するので、空気の膨脹力が小さ
いと、加硫時に未加硫ゴムシートが発泡し、マットが不
均一となるだけでなく、基布と未加硫ゴムシートとの密
着力に優れたマットを得るには、大きな膨脹力を必要と
する。しかも加圧室全体が加熱されるので、熱が未加硫
ゴムシートだけでなく、ナイロン等の合成繊維で形成さ
れた基布にも作用する。そして、未加硫ゴムシートの加
硫は、通常、温度120〜200℃程度、5〜60分程度の条件
で行なわれるので、加硫工程で基布、特に表面の起毛が
変形したりする。
従って、本発明の目的は、加硫時の熱が基布に作用する
のを抑制できると共に、基布及び未加硫ゴムシートから
なるマット前駆体に圧力を均等に作用させ、基布の起毛
状態が損われることなく、基布とゴムシートとの密着性
及び均一性に優れたマットを生産性よく製造できるマッ
トの製造方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段及び作用] 本発明は、基布と未加硫ゴムシートとを接合し、吸引部
で未加硫ゴムシート側又は基布側を吸引し、少なくとも
未加硫ゴムシート側から加熱して加硫するマットの製造
方法であって、上記基布面側又は未加硫ゴムシート面側
を、未加硫ゴムシートよりも大きな柔軟性シートで覆
い、かつ上記柔軟性シートを密閉空間内で気体圧より加
圧した状態で、未加硫ゴムシートを加熱し加硫するマッ
トの製造方法により、上記課題を解決するものである。
上記構成の本発明によれば、吸引部で未加硫ゴムシート
側又は基布側を吸引するので、吸引力は未加硫ゴムシー
ト及び基布のうちいずれか一方に作用し、他方には作用
しない。また未加硫ゴムシートと接合された基布面側又
は未加硫ゴムシート面側を、未加硫ゴムシートよりも大
きな柔軟性シートで覆うと、吸引部と密閉空間とが柔軟
性シートで区画された状態となる。そして、密閉空間内
で気体圧により柔軟性シートを加圧するので、小さな気
体圧で加圧しても、気体圧が柔軟性シートに効率的かつ
均等に作用し、基布面側又は未加硫ゴムシート面側の凹
凸部等に応じて柔軟性シートを密着させることができ、
基布の起毛が圧縮変形するのを防止できる。また未加硫
ゴムシート側から加熱して加硫するので、熱が基布に直
接作用せず、基布の起毛が変形するのを防止できる。
[実施例] 以下に、添付図面に基づいて本発明を詳細に説明する。
本発明のマットの製造方法は、基布と未加硫ゴムシート
とを接合したマット前駆体のうち未加硫ゴムシート側又
は基布側を吸引する吸引工程と、マット前駆体のうち基
布面側又は未加硫ゴムシート面側を柔軟性シートで覆う
被覆工程と、上記柔軟性シートを密閉空間内で気体圧に
より加圧する加圧工程と、未加硫ゴムシート側から加熱
して加硫する加硫工程とを含んでいる。
第1図及び第2図は本発明の製造方法を説明するための
マットの製造装置の概略断面図である。
マット前駆体(1)は、基布(2)と未加硫ゴムシート
(3)との接合体で構成されている。上記基布(2)と
しては、天然繊維や合成繊維からなるカーペット、絨毯
や植毛布材等、マットのパイル部や植毛部を有する種々
の基布が使用できる。また基布(2)のうち未加硫ゴム
シート(3)との接合面は、ゴムラテックスや合成樹脂
エマルジョン等でバッキング処理されていてもよい。ま
た未加硫ゴムシート(3)としては加硫剤を含む天然ゴ
ムや合成ゴムが使用できる。
吸引工程では、このマット前駆体(1)のうち未加硫ゴ
ムシート(3)を、吸引加熱部(4)の載置凹部に形成
された吸引部(5)で吸引する。この吸引部(5)は、
吸引加熱部(4)の載置板(6)のうち孔(7)が形成
された領域で構成されている。より詳細には、吸引加熱
部(4)は、マット前駆体(1)のうち未加硫ゴムシー
ト(3)面が載置される載置板(6)と、該載置板
(6)に形成された多数の孔(7)と、該孔(7)と連
通する減圧室(8)と、連通管(9)を介して減圧室
(8)に接続された真空ポンプ等の減圧手段(図示せ
ず)と、上記減圧室(8)の下部に設けられた加熱プレ
ート(10)とを有している。またこの例では、吸引部
(5)は、未加硫ゴムシート(3)の面積よりも小さく
形成されている。従って、減圧手段により減圧室(8)
を減圧することにより、載置板(6)の吸引部(5)で
未加硫ゴムシート(3)を吸着させ保持できる。また加
熱プレート(10)を加熱することにより、吸引部(5)
に吸着した未加硫ゴムシート(3)側から加熱し、未加
硫ゴムシート(3)を加硫できる。なお、吸引加熱部
(4)の周縁部にはガスケット(11)が設けられてい
る。
上記減圧室(8)が減圧度は、未加硫ゴムシート(3)
を吸引部(5)の載置板(6)に吸着できる範囲で適宜
設定できるが、通常、−0.25〜−2kg/cm2、好ましくは
−0.5〜−1.5kg/cm2程度で十分である。
また被覆工程では、柔軟性シート(12)で、マット前駆
体(1)のうち基布(2)面側を全面に亘り覆う。な
お、この例では、柔軟性シート(12)の端部は、吸引加
熱部(4)のガスケット(11)と、吸引加熱部(4)に
適合し、かつ該吸引加熱部(4)に対して相対的に上下
動可能な蓋体(13)の周縁部とで挾持している。柔軟性
シート(12)で基布(2)面側を覆い、上記蓋体(13)
で吸引加熱部(4)を密閉すると、第2図に示されるよ
うに、密閉空間(14)が形成され、該密閉空間(14)と
前記減圧室(8)とが柔軟性シート(12)で仕切られた
状態となる。なお、ここにいう柔軟性シートには、実質
的に薄い構造体、例えばフィルム状のものも含まれる。
柔軟性シート(12)は、密閉空間(14)内の気体圧によ
りマット前駆体(1)のうち基布(2)面側に密着可能
な柔軟性を有するものであればよいが、耐熱ゴムシー
ト、耐熱性シートやフィルム等であるのが好ましい。
そして、第2図に示されるように、加圧工程では、密閉
空間(14)に、蓋体(13)に設けられた気体圧入管(1
5)を通じて空気を圧入する。空気の圧入により、前記
柔軟性シート(12)を介してマット前駆体(1)に均等
な圧力が効率的に作用し、柔軟性シート(12)はマット
前駆体(1)のうち基布(2)面側に密着する。その
際、減圧室(8)と密閉空間(14)とが柔軟性シート
(12)で区画されているので、小さな気体圧で柔軟性シ
ート(12)をマット前駆体(1)のうち基布(2)面側
に密着させることができる。従って、基布(2)の起毛
が圧縮変形するのを防止できる。
なお、密閉空間(14)には、空気に限らず、窒素ガス等
の種々の気体を圧入することができる。密閉空間(14)
の圧力は、基布(2)の起毛が圧縮変形せず、しかも柔
軟性シート(12)がマット前駆体(1)に対して密着可
能な範囲で適宜設定できるが、通常0.1〜1.3kg/cm2
度、好ましくは0.25〜0.75kg/cm2程度であれば十分であ
る。
次いで、加硫工程では、未加硫ゴムシート(3)を吸引
部(5)で吸引し、かつ密閉空間(14)内で前記柔軟性
シート(12)に空気圧を作用させた状態で、加熱プレー
ト(10)により、未加硫ゴムシート(3)側から加熱し
て加硫する。加硫条件は、未加硫ゴムの種類等により適
宜選択できるが、通常、120〜200℃程度の温度で10〜60
分間加熱することにより行なうことができる。その際、
加熱プレート(10)と基布(2)との間には、少なくと
も未加硫ゴムシート(3)が介在するので、加熱プレー
ト(10)の熱が基布(2)に直接作用しない。特に未加
硫ゴムシート(3)は一般に熱伝導率が小さいゴム材料
を主成分としているため、加熱プレート(10)の熱が基
布(2)に作用するのを著しく抑制できる。
上記の製造方法によると、密閉空間(14)内で小さな気
体圧を、柔軟性シート(12)を介してマット前駆体
(1)に均等に作用させることができるので、基布
(2)の起毛状態が損われることがない。また加硫時に
おいては、加熱プレート(10)による熱が基布(2)に
直接作用しないので、基布(2)に対する熱の作用する
のを著しく抑制した状態で、未加硫ゴムシート(3)を
加硫できる。従って、基布(2)と加硫ゴムシートとの
密着性及び均一性に優れたマットを製造できる。また上
記柔軟性シート(12)で吸引加熱部(4)と密閉空間
(14)とを区画でき、加熱プレート(10)による加熱と
密閉空間(14)への気体の圧入とを独立して行なうこと
ができるので、1つのマットを製造する毎に加熱プレー
ト(10)を加熱する必要がなく、加熱プレート(10)を
常に加熱状態に維持できる。従って、上記吸引工程、被
覆工程、加圧工程及び加硫工程を繰返すことにより、マ
ットを生産性よく製造できる。
第3図は本発明の他の例を説明するためのマットの製造
装置の概略断面図である。なお、説明の都合上、前記第
1図及び第2図に示す部材と同一の部材には、同一の符
号を用いて説明する。
この例では、前記載置板(6)の孔(7)には、連通管
(19)を介して、減圧手段と接続された減圧管(18)が
接続されており、吸引部(5)でマット前駆体(1)の
うち未加硫ゴムシート(3)側を吸引している。また未
加硫ゴムシート(3)の加硫効率を高めるため、加熱プ
レート(10)が載置板(6)の下面に設けられている。
このような装置を用いても、前記と同様にして基布
(2)の起毛が圧縮変形するのを防止できると共に、加
熱プレート(10)と載置板(6)との間に減圧室(8)
が介在しないので、未加硫ゴムシート(3)を効率よく
加硫することができる。
第4図は本発明のさらに他の例を説明するためのマット
の製造装置の概略断面図である。なお、説明の都合上、
前記第1図及び第2図に示す部材と同一の部材には、同
一の符号を用いて説明する。
この例では、未加硫ゴムシート(3)側でなく、基布
(2)側を吸引している。すなわち、金網等のメッシュ
状部材で形成された載置板(6)には基布(2)側が配
され、連通管(9)を介して減圧手段に接続された減圧
室(8)と連通する吸引部(5)で基布(2)側を吸引
している。蓋体(13)には、前記と同様に気体圧入管
(15)が設けられていると共に、ヒータ(20)が取付け
られている。そして、未加硫ゴムシート(3)を柔軟性
シート(12)で覆った状態で、気体圧入管(15)から気
体を圧入し、ヒータ(20)で加熱することにより、密閉
空間(14)内で未加硫ゴムシート(3)側を加熱してい
る。このような装置を用いると、柔軟性シート(12)を
介して気体圧を未加硫ゴムシート(3)に均等に作用さ
せた状態で、ヒータ(20)による熱を基布(2)に直接
作用させることなく、未加硫ゴムシート(3)を加熱し
加硫することができる。その際、基布(2)の起毛が減
圧室(8)側に挿通しているので、起毛の圧縮変形を防
止できる。
なお、第4図に示す例において、載置板(6)はメッシ
ュ状部材に限らず、第1図及び第2図に示されるような
孔が形成された載置板であってもよい。また気体圧入管
(15)によらず、ヒータ(20)の加熱による気体の膨脹
力を利用して柔軟性シート(12)を加圧し、未加硫ゴム
シート(3)を加硫してもよく、ヒータ(20)によら
ず、気体圧入管(15)から加熱気体を圧入し、柔軟性シ
ート(12)を加圧し、未加硫ゴムシート(3)を加硫し
てもよい。従って、気体圧入管(15)及びヒータ(20)
のうち少なくともいずれか一方を備えていればよい。
なお、本発明において、上記加圧工程を被覆工程の後に
行ない、かつ最終工程として加硫工程を行なう限り、吸
引工程、被覆工程及び加圧工程は、適宜の順序、例え
ば、被覆工程、加圧工程及び吸引工程の順に行なっても
よい。また前記吸引部(5)は未加硫ゴムシート(3)
の面積よりも大きくてもよい。すなわち、被覆工程、加
圧工程の後に吸引工程に供する場合、吸引部(5)が未
加硫ゴムシート(3)の面積より大きくても、前記柔軟
性シート(12)でマット前駆体(1)のうち基布(2)
面側を覆い、密着させることができる。
前記載置板(6)は、平面状に限らず、凹凸部を有して
いてもよい。例えば、加硫ゴムシートに滑り止め用凹凸
部が形成されたマットを製造する場合、該加硫ゴムシー
トの凹凸部に対応して載置板(6)の表面に凹凸部を形
成してもよい。
加熱は、少なくとも未加硫ゴムシート(3)側から行な
えばよいが、基布(2)の起毛を損なわない限り、未加
硫ゴムシート(3)側から加熱すると供に、基布(2)
側から加熱してもよい。
また未加硫ゴムシート(3)を加熱する加熱手段として
は、前記加熱プレート(10)やヒータ(20)に限らず、
加圧蒸気や加熱油等の加熱媒体を用いた加熱手段であっ
てもよい。
柔軟性シート(12)の端部は、吸引加熱部(4)のガス
ケット(10)と蓋体(13)の周縁部とで挾持される必要
はなく、前記蓋体(13)に予め保持されていてもよい。
この場合、吸引加熱部(4)と蓋体(13)との相対的移
動と共に柔軟性シート(12)も移動するので、マット前
駆体(1)の被覆工程を、吸引加熱部(4)を蓋体(1
3)で密閉する密閉工程と連動して行なうことができ
る。また柔軟性シート(12)は、未加硫ゴムシート
(3)よりも大きく、前記マット前駆体(1)の基布
(2)面側を全面に亘り被覆可能な大きさであればよ
く、蓋体の外部に延出している必要はない。
なお、本明細書においては、マットの製造装置をも開示
するものである。すなわち、この装置は、基布と未加硫
ゴムシートを接合したマット前駆体のうち、未加硫ゴム
シート側又は基布側を吸引する吸引手段と、前記マット
前駆体のうち基布面側又は未加硫ゴムシート面側を全面
に亘り覆う柔軟性シートと、該柔軟性シートを介して密
閉空間を形成する蓋体と、該蓋体と柔軟性シートとで形
成された密閉空間に気体を圧入する圧入手段と、未加硫
ゴムシート側から加熱する加熱手段とを有するマットの
製造装置。
[発明の効果] 以上のように、本発明のマットの製造方法によれば、未
加硫ゴムシート側又は基布側を吸引し、基布面側又は未
加硫ゴムシート面側を、未加硫ゴムシートよりも大きな
柔軟性シートで覆い、かつ上記柔軟性シートを密閉空間
内で気体圧により加圧した状態で、未加硫ゴムシート側
から加熱するので、加熱時の熱が基布に作用するのを抑
制できると共に、基布及び未加硫ゴムシートからなるマ
ット前駆体に圧力を均等に作用させることができる。従
って、基布の起毛状態が損われることなく、基布とゴム
シートとの密着性及び均一性に優れたマットを生産性よ
く製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の製造方法を説明するための
マット製造装置の概略断面図、 第3図は本発明の他の例を説明するためのマットの製造
装置の概略断面図、 第4図は本発明のさらに他の例を説明するためのマット
の製造装置の概略断面図である。 (2)……基布、(3)……未加硫ゴムシート、(4)
……吸引加熱部、(5)……吸引部、(7)……孔、
(8)……減圧室、(10)……加熱プレート、(12)…
…柔軟性シート、(13)……蓋体、(14)……密閉空
間、(15)……気体圧入管、(18)……減圧管、(20)
……ヒータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基布と未加硫ゴムシートとを接合し、吸引
    部で未加硫ゴムシート側又は基布側を吸引し、少なくと
    も未加硫ゴムシート側から加熱して加硫するマットの製
    造方法であって、上記基布面側又は未加硫ゴムシート面
    側を、未加硫ゴムシートよりも大きな柔軟性シートで覆
    い、かつ上記柔軟性シートを密閉空間内で気体圧により
    加圧した状態で、未加硫ゴムシートを加熱し加硫するこ
    とを特徴とするマットの製造方法。
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