JPH0791740B2 - 異色染めされたスポ−ツウエア生地 - Google Patents
異色染めされたスポ−ツウエア生地Info
- Publication number
- JPH0791740B2 JPH0791740B2 JP59232658A JP23265884A JPH0791740B2 JP H0791740 B2 JPH0791740 B2 JP H0791740B2 JP 59232658 A JP59232658 A JP 59232658A JP 23265884 A JP23265884 A JP 23265884A JP H0791740 B2 JPH0791740 B2 JP H0791740B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dye
- dyed
- fiber
- dyeing
- yarn
- Prior art date
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- Knitting Of Fabric (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は異色染めされたスポーツウエア生地に関するも
のであり、更に詳しくは鮮明に異色染めされ、かつ優れ
た伸縮性を有する弾性糸含有スポーツウエア生地に関す
る。
のであり、更に詳しくは鮮明に異色染めされ、かつ優れ
た伸縮性を有する弾性糸含有スポーツウエア生地に関す
る。
（従来の技術） 従来、水着用の伸縮性生地としては発色性、フィット性
の面からポリウレタン弾性糸とポリアミド繊維糸との交
編編地が主として用いられている。
の面からポリウレタン弾性糸とポリアミド繊維糸との交
編編地が主として用いられている。
（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、かかる編地は異色染めが困難であり、意
匠性に乏しい欠点を有している。このような素材を異色
にするためポリアミドの末端アミノ基差を利用して異色
染めする試みもあるが、濃淡差は得られても鮮明な異色
効果を得ることは困難である。また、ポリアミド繊維は
染色物が消毒用塩素によって褪色したり強度低下を生じ
易い欠点も有している。
匠性に乏しい欠点を有している。このような素材を異色
にするためポリアミドの末端アミノ基差を利用して異色
染めする試みもあるが、濃淡差は得られても鮮明な異色
効果を得ることは困難である。また、ポリアミド繊維は
染色物が消毒用塩素によって褪色したり強度低下を生じ
易い欠点も有している。
本発明の目的は後染めにより鮮明に異色染めされた先染
調スポーツウエア生地を提供するにある。また、後染め
による弾性糸の伸長回復性や強度等が低下する欠点がな
く、伸縮性、フィット性に優れた異色染めスポーツウエ
ア生地を提供するにある。
調スポーツウエア生地を提供するにある。また、後染め
による弾性糸の伸長回復性や強度等が低下する欠点がな
く、伸縮性、フィット性に優れた異色染めスポーツウエ
ア生地を提供するにある。
更に別の目的は染色物の湿潤、耐光堅牢度および耐塩素
性が優れた生地を提供するにある。
性が優れた生地を提供するにある。
（問題点を解決するための手段） 本発明は弾性糸（Ａ）、常圧カチオン染料可染性ポリエ
ステル繊維（Ｂ）、ポリアミド繊維（Ｃ）および所望に
より成分（Ｂ）以外のポリエステル繊維（Ｄ）からな
り、常圧カチオン染料可染性ポリエステル繊維（Ｂ）が
カチオン染料、ポリアミド繊維（Ｃ）が酸性染料により
異色に後染めにより染色されてなることを特徴とする。
ステル繊維（Ｂ）、ポリアミド繊維（Ｃ）および所望に
より成分（Ｂ）以外のポリエステル繊維（Ｄ）からな
り、常圧カチオン染料可染性ポリエステル繊維（Ｂ）が
カチオン染料、ポリアミド繊維（Ｃ）が酸性染料により
異色に後染めにより染色されてなることを特徴とする。
本発明において用いられる弾性糸としては、ポリエステ
ルエラストマー弾性糸、ポリアミドエラストマー弾性
糸、ポリウレタンエラストマー弾性糸、弗素系エラスト
マー弾性糸、ポリカボネートエラストマー弾性糸等が挙
げられるが、特にポリウレタンエラストマー弾性糸、ポ
リエステルエラストマー弾性糸が好ましい。ポリウレタ
ンエラストマーとしてはポリエステルジオール、ポリエ
ーテルジオール、ポリカボネートジオールのようなポリ
マージオールとポリイソシアネートおよび低分子鎖伸長
剤、所望により末端停止剤を反応させて得られるポリウ
レタンエラストマーが例示されるが、特にポリエーテル
型ポリウレタンエラストマーから成形された弾性糸がす
ぐれた安定性を有することから好ましい。該弾性糸のデ
ニール数は通常20〜100デニールが適当であり、好まし
くは30〜70デニールである。またカバリンク糸、裸糸の
いずれでもよい。
ルエラストマー弾性糸、ポリアミドエラストマー弾性
糸、ポリウレタンエラストマー弾性糸、弗素系エラスト
マー弾性糸、ポリカボネートエラストマー弾性糸等が挙
げられるが、特にポリウレタンエラストマー弾性糸、ポ
リエステルエラストマー弾性糸が好ましい。ポリウレタ
ンエラストマーとしてはポリエステルジオール、ポリエ
ーテルジオール、ポリカボネートジオールのようなポリ
マージオールとポリイソシアネートおよび低分子鎖伸長
剤、所望により末端停止剤を反応させて得られるポリウ
レタンエラストマーが例示されるが、特にポリエーテル
型ポリウレタンエラストマーから成形された弾性糸がす
ぐれた安定性を有することから好ましい。該弾性糸のデ
ニール数は通常20〜100デニールが適当であり、好まし
くは30〜70デニールである。またカバリンク糸、裸糸の
いずれでもよい。
また、本発明において用いられる常圧カチオン染料可染
性ポリエステル繊維としてはアルキレンテレフタレート
系共重合ポリエステルに対し、アニオン性基含有エステ
ル形成性成分を共重合して得られるポリエステルから成
形された繊維であり、好ましくは全酸成分に対しアニオ
ン性基含有エステル形成性成分（Ａ）１〜６モル％およ
び該成分（Ａ）と成分（Ａ）以外の酸成分および／また
はグリコール成分との合計で３〜20モル％を含むアルキ
レンテレフタレート系共重合ポリエステルから成形され
た繊維である。
性ポリエステル繊維としてはアルキレンテレフタレート
系共重合ポリエステルに対し、アニオン性基含有エステ
ル形成性成分を共重合して得られるポリエステルから成
形された繊維であり、好ましくは全酸成分に対しアニオ
ン性基含有エステル形成性成分（Ａ）１〜６モル％およ
び該成分（Ａ）と成分（Ａ）以外の酸成分および／また
はグリコール成分との合計で３〜20モル％を含むアルキ
レンテレフタレート系共重合ポリエステルから成形され
た繊維である。
アニオン性基含有エステル形成性成分（Ａ）としては、
５−ナトリウムスルホイソフタル酸、スルホコハク酸、
４−スルホナフタレン−2,7−ジカルボン酸、５〔４−
スルホフエノキシ〕イソフタル酸等のほかスルホン酸基
含有グリコール等が挙げられるが、特に５−ナトリウム
スルホイソフタル酸が好ましい。
５−ナトリウムスルホイソフタル酸、スルホコハク酸、
４−スルホナフタレン−2,7−ジカルボン酸、５〔４−
スルホフエノキシ〕イソフタル酸等のほかスルホン酸基
含有グリコール等が挙げられるが、特に５−ナトリウム
スルホイソフタル酸が好ましい。
また、成分（Ａ）以外の付加的共重合成分（Ｂ）として
は、イソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、グルタル
酸のような酸成分、ジエチレングリコール、ジブチレン
グリコール、ネオペンチルグリコール、分子量が1000以
下のポリエーテルグリコールのようなグリコール成分が
挙げられるが、ポリエーテルグリコールが好ましく、就
中一般式〔Ｉ〕で示されるポリエーテルグリコールが特
に好ましい。
は、イソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、グルタル
酸のような酸成分、ジエチレングリコール、ジブチレン
グリコール、ネオペンチルグリコール、分子量が1000以
下のポリエーテルグリコールのようなグリコール成分が
挙げられるが、ポリエーテルグリコールが好ましく、就
中一般式〔Ｉ〕で示されるポリエーテルグリコールが特
に好ましい。
HO（CiHziOmR−ＯCjH2jOnH …〔Ｉ〕 （式中、Ｒは炭素数４〜20の２価の炭化水素基、m,nは
同一または異なる整数で１≦ｍ＋ｎ≦15、i,jは２〜４
の整数である。） なお、上記式〔Ｉ〕におけるＲの具体例としては、たと
えば、CH2 ６のような直鎖状脂肪族炭化水素基、 のような側鎖を有する脂肪族炭化水素基、 のような脂肪族環を有する炭化水素基、 のような芳香族炭化水素基などが挙げられる。
同一または異なる整数で１≦ｍ＋ｎ≦15、i,jは２〜４
の整数である。） なお、上記式〔Ｉ〕におけるＲの具体例としては、たと
えば、CH2 ６のような直鎖状脂肪族炭化水素基、 のような側鎖を有する脂肪族炭化水素基、 のような脂肪族環を有する炭化水素基、 のような芳香族炭化水素基などが挙げられる。
付加的共重合成分（Ｂ）としてはポリエステルの重合に
おいて、アルキレングリコールが縮合して生成したもの
であってもよい。
おいて、アルキレングリコールが縮合して生成したもの
であってもよい。
低温セット性、鮮明染色性、常圧染色性、改善された染
色堅牢度を得るためにはカチオン染料可染化が必要なだ
けでなく付加的共重合成分を共重合することが重要であ
る。成分（Ａ）のみを多量に用いるときは得られる繊維
の耐加水分解性、耐アルカリ加水分解性、低温セット
性、染色堅牢度等が低下する欠点を生じ、一方付加的共
重合成分のみを多量に用いるときは繊維物性が劣るだけ
でなく低温セット性、寸法安定性が不足する欠点を生じ
る。上記常圧カチオン染料可染性ポリエステル繊維は、
フィラメント、スパン、あるいはそれらの複合いずれで
もよいが、特にフィラメントが好ましい。
色堅牢度を得るためにはカチオン染料可染化が必要なだ
けでなく付加的共重合成分を共重合することが重要であ
る。成分（Ａ）のみを多量に用いるときは得られる繊維
の耐加水分解性、耐アルカリ加水分解性、低温セット
性、染色堅牢度等が低下する欠点を生じ、一方付加的共
重合成分のみを多量に用いるときは繊維物性が劣るだけ
でなく低温セット性、寸法安定性が不足する欠点を生じ
る。上記常圧カチオン染料可染性ポリエステル繊維は、
フィラメント、スパン、あるいはそれらの複合いずれで
もよいが、特にフィラメントが好ましい。
また、繊維の断面形態は円形、３角、８角、偏平等任意
でよく、またダル、ブライトいずれでもよいが、特に異
形断面、ブライト糸が鮮明性、風合等から好ましい。フ
ィラメント糸のデニールは特別に考慮する必要もない
が、通常20〜100デニール、好ましくは30〜70デニール
であり、単繊維デニールは通常0.5〜５デニール、好ま
しくは１〜３デニールである。常圧カチオン染料可染性
繊維は単独であるいは所望により本発明の要旨を損わな
い範囲内で他の戦地と混用して製糸され用いられる。フ
ラットヤーン、加工糸いずれであってもよいが特に加工
糸が好適である。
でよく、またダル、ブライトいずれでもよいが、特に異
形断面、ブライト糸が鮮明性、風合等から好ましい。フ
ィラメント糸のデニールは特別に考慮する必要もない
が、通常20〜100デニール、好ましくは30〜70デニール
であり、単繊維デニールは通常0.5〜５デニール、好ま
しくは１〜３デニールである。常圧カチオン染料可染性
繊維は単独であるいは所望により本発明の要旨を損わな
い範囲内で他の戦地と混用して製糸され用いられる。フ
ラットヤーン、加工糸いずれであってもよいが特に加工
糸が好適である。
また、本発明において用いられるポリアミド繊維はナイ
ロン６、ナイロン6,6、ナイロン6,9、ナイロン6,10、ナ
イロン6,12等の繊維が例示され、これら繊維のデニー
ル、形態等は常圧カチオン染料可染性ポリエステル繊維
と同様のものから選ばれる。単繊維デニールはいくらか
大きい方が好ましく、２〜５デニールが好ましい。
ロン６、ナイロン6,6、ナイロン6,9、ナイロン6,10、ナ
イロン6,12等の繊維が例示され、これら繊維のデニー
ル、形態等は常圧カチオン染料可染性ポリエステル繊維
と同様のものから選ばれる。単繊維デニールはいくらか
大きい方が好ましく、２〜５デニールが好ましい。
本発明においては、更に所望により常圧カチオン可染性
ポリエステル繊維以外のポリエステル繊維を併用するこ
とにより染色後白残しすることができ、意匠性に富む生
地を提供することができる。
ポリエステル繊維以外のポリエステル繊維を併用するこ
とにより染色後白残しすることができ、意匠性に富む生
地を提供することができる。
本発明においては、更に上記以外の繊維を本発明の要旨
を逸脱しない範囲で適宜混用することができる。
を逸脱しない範囲で適宜混用することができる。
本発明においては、上記弾性糸（Ａ）、常圧カチオン染
料可染性繊維（Ｂ）を主体とする糸、ポリアミド繊維
（Ｃ）を主体とする糸、および所望により成分（Ｂ）以
外のポリエステル繊維（Ｄ）を主体とする糸を用いて交
編、交織により生地が製造されるが、伸縮性、フィット
性を考慮したとき交編が特に好ましい。編地は横メリヤ
ス地、経メリヤス編地いずれでもよいが、スポーツウエ
ア用としての機能性から経編地が好ましい。また、トリ
コット編機で編成されてもよいし、ラッセル編機で編成
されてもよい。しかしながら、繊維の伸度に差があるた
め３枚オサ以上必要である。
料可染性繊維（Ｂ）を主体とする糸、ポリアミド繊維
（Ｃ）を主体とする糸、および所望により成分（Ｂ）以
外のポリエステル繊維（Ｄ）を主体とする糸を用いて交
編、交織により生地が製造されるが、伸縮性、フィット
性を考慮したとき交編が特に好ましい。編地は横メリヤ
ス地、経メリヤス編地いずれでもよいが、スポーツウエ
ア用としての機能性から経編地が好ましい。また、トリ
コット編機で編成されてもよいし、ラッセル編機で編成
されてもよい。しかしながら、繊維の伸度に差があるた
め３枚オサ以上必要である。
かくして得られた生地は通常精練、リラックス、乾燥し
た後、通常ヒートセッド温度150〜190℃、好ましくは16
0〜180℃でヒートセットし、カチオン染料および酸性染
料を用いて異色染めされる。用いるカチオン染料として
は分散タイプが好ましく、染色条件としては、90〜110
℃で20〜120分、好ましくは40〜60分浸染するか、染液
付与後蒸熱処理により染料固着される。異色染めはプリ
ントによってもよく、また浸染とプリントの併用であっ
てもよい。プリント後の固着は120℃以下、好ましくは1
10℃以下の加圧蒸気または130〜170℃で３〜30分の過熱
蒸気処理により行われる。特に常圧浸染または常圧スチ
ーミングによる固着が好ましい。用いる酸性染料は酸性
染料、酸性含金染料、スルホン酸基含有螢光染料等であ
る。
た後、通常ヒートセッド温度150〜190℃、好ましくは16
0〜180℃でヒートセットし、カチオン染料および酸性染
料を用いて異色染めされる。用いるカチオン染料として
は分散タイプが好ましく、染色条件としては、90〜110
℃で20〜120分、好ましくは40〜60分浸染するか、染液
付与後蒸熱処理により染料固着される。異色染めはプリ
ントによってもよく、また浸染とプリントの併用であっ
てもよい。プリント後の固着は120℃以下、好ましくは1
10℃以下の加圧蒸気または130〜170℃で３〜30分の過熱
蒸気処理により行われる。特に常圧浸染または常圧スチ
ーミングによる固着が好ましい。用いる酸性染料は酸性
染料、酸性含金染料、スルホン酸基含有螢光染料等であ
る。
かくして、弾性糸の伸長回復性、物性を損なうことなく
鮮明に異色染めされたスポーツウエア生地を得ることが
できる。しかし、所望により任意の段階で防黴加工、抗
菌加工、制電加工、防汚加工、撥水加工、撥油加工、通
気性防水加工、ポリウレタンエラストマー加工、熱成形
加工等を施すことができる。特にオルガノポリシロキサ
ンおよび／またはポリオキシアルキレン鎖を持つ防汚加
工剤による処理により伸縮性、風合を改良することがで
きる。オルガノポリシロキサンとしてはポリエーテル変
性オルガノポリシロキサンが特に好ましい。また、後処
理剤として常圧カチオン可染性ポリエステル繊維に対し
てはカチオン性基含有化合物、ポリアミド繊維に対して
はアニオン性基含有化合物が耐久性の点からすぐれ、両
者に所望により安定剤を加えた後処理が耐久性の点から
好ましい。
鮮明に異色染めされたスポーツウエア生地を得ることが
できる。しかし、所望により任意の段階で防黴加工、抗
菌加工、制電加工、防汚加工、撥水加工、撥油加工、通
気性防水加工、ポリウレタンエラストマー加工、熱成形
加工等を施すことができる。特にオルガノポリシロキサ
ンおよび／またはポリオキシアルキレン鎖を持つ防汚加
工剤による処理により伸縮性、風合を改良することがで
きる。オルガノポリシロキサンとしてはポリエーテル変
性オルガノポリシロキサンが特に好ましい。また、後処
理剤として常圧カチオン可染性ポリエステル繊維に対し
てはカチオン性基含有化合物、ポリアミド繊維に対して
はアニオン性基含有化合物が耐久性の点からすぐれ、両
者に所望により安定剤を加えた後処理が耐久性の点から
好ましい。
（実施例） 実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例１ ポリテトラメチレンエーテルグリコール、4,4′−ジフ
エニルメタンジイソシアネート、エチレンジアミンおよ
び末端停止剤としてジメチルヒドラジンを使用して得ら
れるポリエーテル型ポリウレタン弾性糸40d（Ａ糸）と
全酸成分に対し５−ナトリウムスルホイソフタル酸2.3
モル％およびネオベンチルグリコール・エチレンオキシ
ド付加体（エチレンオキシド付加モル数3.5モル）２モ
ル％を共重合してなるエチレンテレフタレート系ポリエ
ステルよりなるフィラメント糸50d、18フィラメント、
異形ブライト（Ｂ糸）およびナイロン６フィラメント糸
50d、12フィラメント、異形ブライト（Ｃ糸）を用いて
下記条件下で製編した。
エニルメタンジイソシアネート、エチレンジアミンおよ
び末端停止剤としてジメチルヒドラジンを使用して得ら
れるポリエーテル型ポリウレタン弾性糸40d（Ａ糸）と
全酸成分に対し５−ナトリウムスルホイソフタル酸2.3
モル％およびネオベンチルグリコール・エチレンオキシ
ド付加体（エチレンオキシド付加モル数3.5モル）２モ
ル％を共重合してなるエチレンテレフタレート系ポリエ
ステルよりなるフィラメント糸50d、18フィラメント、
異形ブライト（Ｂ糸）およびナイロン６フィラメント糸
50d、12フィラメント、異形ブライト（Ｃ糸）を用いて
下記条件下で製編した。
Ａ糸の整経ドラフト:100％ 編機：カールマイヤー社製28Gトリコット機（３枚オ
サ） 編立条件： Ａ糸 編入長 70cm/480コース Ｂ糸 編入長 165cm/480コース Ｃ糸 編入長 170cm/480コース 機上コース 65コース／インチ 精練・リラックス 機械：広巾リラクサー 精練助剤：マーポンＴ（松本油脂製薬社アニオン系精練
剤）2g/ 条件:80℃ 40秒 乾燥：ピンテンター 120℃ 40秒 ヒートセット：ピンテンター 180℃ 30秒 染色（一浴） 機械：常圧ロコ型液流染色機 染料:Solar Rhodamine B 15％（対ナイロン６繊維重
量）（住友化学社、酸性染料）Kayacryl Brill Yellow
5GL−ED2％（対常圧カチオン可染性ポリエステル繊維重
量）（日本化薬社、カチオン染料） 助剤：芒硝 3g/ 酢酸−酢酸ソーダ PH3.5〜4.5 染色温度・時間:95℃ 40分 ソーピング：非イオン系界面活性剤 1g/で80℃ 20分 後加工：遠心脱水後、下記処方の処理液によりパッ
ド、乾燥 SR−1000 １重量部 （高松油脂社、ポリエステルポリエーテルブロック共重
合体分散体） Ｌ−7001 0.2重量部 （U.C.C社 ポリエーテル変性メチルポリシロキサン） 水 98.8重量部 仕上げセット： 160℃ 30秒、ピンテンターでセット その結果、一浴一段染色で鮮明に異色染めされ、しかも
伸縮性のすぐれた生地を得た。
サ） 編立条件： Ａ糸 編入長 70cm/480コース Ｂ糸 編入長 165cm/480コース Ｃ糸 編入長 170cm/480コース 機上コース 65コース／インチ 精練・リラックス 機械：広巾リラクサー 精練助剤：マーポンＴ（松本油脂製薬社アニオン系精練
剤）2g/ 条件:80℃ 40秒 乾燥：ピンテンター 120℃ 40秒 ヒートセット：ピンテンター 180℃ 30秒 染色（一浴） 機械：常圧ロコ型液流染色機 染料:Solar Rhodamine B 15％（対ナイロン６繊維重
量）（住友化学社、酸性染料）Kayacryl Brill Yellow
5GL−ED2％（対常圧カチオン可染性ポリエステル繊維重
量）（日本化薬社、カチオン染料） 助剤：芒硝 3g/ 酢酸−酢酸ソーダ PH3.5〜4.5 染色温度・時間:95℃ 40分 ソーピング：非イオン系界面活性剤 1g/で80℃ 20分 後加工：遠心脱水後、下記処方の処理液によりパッ
ド、乾燥 SR−1000 １重量部 （高松油脂社、ポリエステルポリエーテルブロック共重
合体分散体） Ｌ−7001 0.2重量部 （U.C.C社 ポリエーテル変性メチルポリシロキサン） 水 98.8重量部 仕上げセット： 160℃ 30秒、ピンテンターでセット その結果、一浴一段染色で鮮明に異色染めされ、しかも
伸縮性のすぐれた生地を得た。
（発明の効果） 本発明によれば後染めにより鮮明に異色染めされた意匠
性に富む弾性糸含有伸縮性スポーツウエア生地を提供す
ることができる。また、発色性にすぐれ濃色染めが容易
であることから染色中における弾性糸の物性低下を防止
することができ、それに伴ってすぐれた伸縮性、フィッ
ト性を有する生地を提供することができる。更に、カチ
オン染料によって染色された常圧カチオン染料可染性ポ
リエステル繊維は鮮明性にすぐれると共に、湿潤堅牢
性、塩素堅牢性にすぐれる特長を有している。
性に富む弾性糸含有伸縮性スポーツウエア生地を提供す
ることができる。また、発色性にすぐれ濃色染めが容易
であることから染色中における弾性糸の物性低下を防止
することができ、それに伴ってすぐれた伸縮性、フィッ
ト性を有する生地を提供することができる。更に、カチ
オン染料によって染色された常圧カチオン染料可染性ポ
リエステル繊維は鮮明性にすぐれると共に、湿潤堅牢
性、塩素堅牢性にすぐれる特長を有している。
更に、組織柄に捺染柄を組合せると意匠性に富む複雑な
模様を得ることができるという特徴も有している。
模様を得ることができるという特徴も有している。
Claims (2)
- 【請求項１】弾性糸（Ａ）、常圧カチオン染料可染性ポ
リエステル繊維（Ｂ）、ポリアミド繊維（Ｃ）および所
望により成分（Ｂ）以外のポリエステル繊維（Ｄ）から
なり、常圧カチオン染料可染性ポリエステル繊維（Ｂ）
がカチオン染料、ポリアミド繊維（Ｃ）が酸性染料によ
り異色に後染めにより染色されてなることを特徴とする
異色染めされたスポーツウエア生地。 - 【請求項２】弾性糸がポリウレタン系弾性糸およびポリ
エステル系弾性糸から選ばれた少なくとも１種の弾性糸
である特許請求の範囲第１項記載の異色染めされたスポ
ールウエア生地。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59232658A JPH0791740B2 (ja) | 1984-11-05 | 1984-11-05 | 異色染めされたスポ−ツウエア生地 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59232658A JPH0791740B2 (ja) | 1984-11-05 | 1984-11-05 | 異色染めされたスポ−ツウエア生地 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61113864A JPS61113864A (ja) | 1986-05-31 |
| JPH0791740B2 true JPH0791740B2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=16942754
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59232658A Expired - Lifetime JPH0791740B2 (ja) | 1984-11-05 | 1984-11-05 | 異色染めされたスポ−ツウエア生地 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0791740B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6335861A (ja) * | 1986-07-28 | 1988-02-16 | 東レ株式会社 | 吸水性、伸縮性に優れた編地 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5584485A (en) * | 1978-12-18 | 1980-06-25 | Unitika Ltd | Production of raised fabric with iridescent effect |
| JPS5643404A (en) * | 1979-09-18 | 1981-04-22 | Toray Industries | Swimming suit product |
| JPS59150142A (ja) * | 1983-02-15 | 1984-08-28 | 東洋紡績株式会社 | 水着用編地 |
| JPS6060491U (ja) * | 1983-09-28 | 1985-04-26 | 東レデュポン株式会社 | 伸縮性編地 |
-
1984
- 1984-11-05 JP JP59232658A patent/JPH0791740B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61113864A (ja) | 1986-05-31 |
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