JPH079132Y2 - 光ビーム走査装置 - Google Patents

光ビーム走査装置

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JPH079132Y2
JPH079132Y2 JP5574290U JP5574290U JPH079132Y2 JP H079132 Y2 JPH079132 Y2 JP H079132Y2 JP 5574290 U JP5574290 U JP 5574290U JP 5574290 U JP5574290 U JP 5574290U JP H079132 Y2 JPH079132 Y2 JP H079132Y2
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rotary
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rotary polygon
shaft
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秀樹 佐藤
義則 杉浦
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は高速高精度で回転するレーザビームプリンタ等
の記録装置における回転多面鏡を使用する光ビーム走査
装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、側面を鏡面とした多角柱状の周知の回転多面鏡を
回転装置へ装着するには、第2図(a),(b),
(c)に示すような固定装置が使用されている。
第2図(a)に示すものは、回転軸2に該回転軸に対し
て直交する受け面5aをもつ受部材5を固定装着し、回転
多面鏡1を3〜4本のネジ6によって該受け部材5に固
定するようにしたものである。このような構造では、回
転多面鏡のネジ止めされている近辺と、そうでない箇所
とで変形を生じ面倒れを発生する。この場合、ネジの締
め付けトルクのバラツキが即面倒れに影響してくる。
第2図(b)に示すものは、第2図(a)に示す構造に
おける固定ネジ6の頭部と回転多面鏡1との間に剛体の
リング板7を介するものであるが、この場合も程度の差
はあるが、第2図(a)と同様の面倒れが発生する。
第2図(c)に示すものは、回転多面鏡1のボス部1bに
ネジを切って、止ネジ8により回転軸2にネジ止め固定
をしているものであるが、この場合もやはり、回転軸2
とのガタにより面倒れが発生する。第2図(c)と同様
の形態でネジによらず接着によって回転多面鏡1を回転
軸2に固定する場合も、同じ結果となっている。
[考案が解決しようとする課題] 光ビーム走査装置において、回転多面鏡を回転装置に装
着し、所要の特性を得るために現在重要な問題となって
いることに、回転装置に装着する際の回転多面鏡の変形
によって生じる面倒れが挙げられる。
面倒れとは、定位置から出射されたレーザビームを回転
多面鏡の反射によって感光体等の受光体へ走査する際、
各鏡面のある基準面に対するバラツキのことである。第
1図について説明すると回転多面鏡1は回転軸2によっ
て回転され、レーザ装置より発せられたビームは鏡面1a
によって反射されて感光体3に達するが、その際、鏡面
1aが基準面に対して1aで示すような大きなバラツキを生
ずると、感光体3へ走査するビーム4の位置が各鏡面に
よって4で示すように異なってくるため、画像上ピッチ
ムラとなって現われてくる。
本考案の主たる目的は、回転多面鏡を回転軸上に固定す
る際に、面倒れの発生を防止して回転多面鏡を正確に回
転軸上に固定する装置を備えた光ビーム走査装置を提供
することである。また本考案の目的は、回転多面鏡を固
定するためにビスを使用する場合に生じるビス締めトル
クの管理が不要で、またビスでとりつけるために回転多
面鏡にネジ取付穴、ネジ部或いはネジ取付用のボス等を
設ける必要をなくして、生産性を向上させた回転多面鏡
の固定装置を備えた光ビーム走査装置を提供することで
ある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本考案に係る光ビーム走査
装置は、回転軸と、前記回転軸とともに回転する前記回
転軸に対して直交する受け面と、前記回転軸を回転させ
る回転装置とを有し、前記回転軸に回転多面鏡を嵌合し
て、前記回転多面鏡を前記受け面に当接せしめ、前記回
転多面鏡を上方から抑え部材により抑えることにより前
記受け面上に前記回転多面鏡を固定する光ビーム走査装
置において、前記抑え部材は、前記回転軸に嵌合する中
央内径部孔径が前記回転軸より小さく、かつ半径方向に
数個所の割りが設けられた板状弾性体より成り、前記板
状弾性体から成る抑え部材を前記回転軸に上方から押し
込み、前記回転軸にくい込ませて係止することを特徴と
するものである。
〔作用〕 本考案における板状弾性体は、これを回転軸に嵌合して
回転多面鏡に向けて押し込むと、数箇所の割による複数
個の各部分の内径端が回転軸にくい込み、該部分自体の
弾性力が回転多面鏡の円周方向に均一にかかるようにな
り、該回転多面鏡を変形させることなく受け面に対して
固定せしめる。
〔実施例〕
以下、第3図ないし第8図を参照して本考案の実施例を
説明する。図示の回転多面鏡にはレーザ装置からの、被
記録信号により変調された光ビームが入射する。光ビー
ムは感光体等の受光部材に入射し、所望の画像を記録す
る。
第3図中、1は回転多面鏡、2はその回転軸、10は回転
装置(モータ)を示す。回転軸2は回転装置10のケーシ
ング11内にボールベアリング等の軸受部12によつて支承
されている。回転装置10のケーシング11の中央に固定の
内筒13が設けられ、その外壁に、ステータコイル14を設
けたステータ15がとりつれられ、該内筒13と同心の外筒
をもつロータ16の内壁にロータマグネツト17がとりつけ
られ、該ロータの端壁が回転軸2に嵌合固着されてい
る。コイル14に通電することによつて、ロータ16は軸2
と一体に回転し、これによつて多面鏡1も軸2と一体に
回転して光ビームを走査する。図中18は圧縮バネ、19は
回転軸にとりつけられた回転検出用円板、20は回転検出
用センサを示す。
第4図は、第3図に示すものと実質的に同様のものであ
るが、第3図に示すものにおいては、ロータマグネット
17を保持するロータ16は、回転装置のケーシング内に包
囲されていて、上方の軸受12が回転多面鏡1の側に露出
していて、従って、軸受13内部の潤滑油の油滴が軸2の
回転時矢印で示す如く回転多面鏡の方に飛散して多面鏡
を汚損して反射率を低下させ、受光体を走査する光ビー
ムのパワーを減少させて画像に濃度ムラを発生させる等
の恐れがあるが、第4図に示すものではロータマグネッ
ト17を保持するロータ16は軸受12の外側で回転軸2に固
着され、該軸受12はロータ16によってカバーされている
ため、軸受12内部の油滴に矢印で示す如く回転装置内に
飛散し、従って油滴が回転多面鏡の方に飛散して鏡面を
汚ごす恐れはない。
第3図に示す実施例においては、回転軸2上に、該回転
軸に対して直交する受け面21aをもつ受け部材21を固定
装着し、該回転軸上に回転多面鏡1を嵌合してその取付
基準面1cを該受け部材21の受け面21aに当接せしめた
上、中央内径部において該回転軸2に係止された弾性体
22により多面鏡1の中央部を弾性的に押圧し、かく弾性
体22と該受け部材21との間に回転多面鏡1を挾持するこ
とによって、回転多面鏡1が回転軸2上に固定される。
つまり多面鏡1は受け部材の受け面21aとの間の摩擦力
によって受け部材21に、従って軸2に、一体的に固定保
持されている。このように固定することによって多面鏡
1には無理な力が加わらず、また取付けガタも生じない
ので前記の面倒れは発生せず、良好な画像等の記録が可
能になる。
また、第4図に示す実施例においてはロータマグネット
17を保持するロータ16の端壁が受け部材を構成してい
て、このロータ16の端面に、該回転軸に対して直交する
受け面21aが形成され、回転多面鏡1の取付基準面1cを
受け面21aに当接せしめた上、第3図と同様の弾性体22
とロータ1との間に回転多面鏡1を挾持することによっ
て、回転多面鏡1が回転軸2上に固定される。
以下に該回転多面鏡1の固定状態を組立順に詳述する。
初めに該回転軸2に受け部材21(第3図)またはロータ
16(第4図)を圧入嵌合する。次に、該回転多面鏡1を
受ける受け面21aの直角度の精度出しのため、該回転軸
2をガイドして、該受け面21aの二次加工を行う。次
に、該回転多面鏡1の取付基準面1cと該受け面21aとが
向かい合うように該回転多面鏡1を装着しその後、該弾
性体22を上方から加圧しながら押し込む。
第5図(a),(b)は、上記の弾性体22の詳細を示
す。図示のように、弾性体22は回転軸に嵌合する中央内
径部孔径が回転軸より小さく、かつ半径方向に数個所の
割り22aが設けられた円板状弾性体(ブッシュナット)
より成る。この弾性体は第6図に示すように、回転軸2
の端から矢印で示すように押し込まれる。該弾性体22の
孔径は、該回転軸2より小さくなっているが、内径部か
ら半径方向に向かって数カ所の割り22aが入っているた
め、上方から押し込む場合には、該回転軸2に嵌合する
部分22bのバネ性により、ある程度の加圧だけで装着さ
れていくが、第7図に示すように該回転多面鏡1を押さ
え込んだ状態の後では部分22bが該回転軸2にくい込
み、相当のスラスト力が該回転軸2の軸周囲と、該回転
多面鏡1の円周方向に均一にかかるため、該回転多面鏡
1を変形させることなく固定せしめる。この場合、該回
転軸と、該回転多面鏡とが一体で回転し得るのに充分な
スラスト力であることは勿論である。
上記の実施例は、弾性体の部分22bの内端で回転軸に係
止させるとともに、それ自体の弾性で回転多面鏡を受け
面に圧接させるものである。これに対して、回転軸への
係止部と弾性体とを別個にした実施例を第8図に示す。
第8図に示す実施例では、第5図に示されるものと同様
な円板状弾性体(ブッシュナット)26を係止部材として
使用する。ブッシュナット単体だけの場合には、該回転
多面鏡と、該ブッシュナットとが完全に密着させるため
には、該ブッシュナット装着時に均一な加圧力を要する
が、第8図の場合、該回転軸に嵌合された位置決め部材
27があるため、仮に該ブッシュナットが斜めに装着され
ても、弾性体23と押えリング25を介して該回転多面鏡に
は均一に力が加わり変形することなく固定される。この
場合に、弾性体として、例えば、円筒状のゴム、波ワッ
シャー等多種多様なものが使用をできる。また、多面鏡
に歪を与えないように、上記手段に加工接着固定を併用
することも出来るのは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、回転軸に対して
その精度(直角度)が充分に保証された受け部材の受け
面に、回転多面鏡の基準面を突き当て、円周方向に均一
にスラスト力の加わる弾性体によって回転多面鏡を挟持
しているたる、回転多面鏡の変形(面倒れ)が防止さ
れ、且つ構成上、ネジ締メ付けトルク管理が不要で組
立、製造時の生産性が向上されるというような効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は回転多面鏡の面倒れを説明する図、第2図
(a),(b),(c)は従来の回転多面鏡の回転軸へ
の取付けを示す縦断面図、第3図および第4図はそれぞ
れ、本考案の実施例を示す縦断面図、第5図(a),
(b)は、それぞれ第3図および第4図に示す実施例に
使用される弾性体を示す側断面図および平面図、第6図
および第7図は第5図(a),(b)に示す弾性体の装
着状態を示す縦断面図、第8図は、前記弾性体を係止部
材として使用し、別部材の弾性体を併用した変形例を示
す図である。 1……回転多面鏡、1a……鏡面、1b……ボス部、1c……
取付基準面、2……回転軸、3……感光体、4……ビー
ム、5……受け部材、5a……受け面、6……ネジ、7…
…リング板、8……止ネジ、10……回転装置(モー
タ)、11……ケーシング、12……軸受部、13……内筒、
14……ステータコイル、15……ステータ、16……ロー
タ、17……ロータマグネット、18……圧縮バネ、19……
回転検出用円板、20……回転検出用センサー、21……受
け部材、21a……受け面、22……弾性体、23……圧縮バ
ネ、24……係止部材、25……押えリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸と、前記回転軸とともに回転する前
    記回転軸に対して直交する受け面と、前記回転軸を回転
    させる回転装置とを有し、前記回転軸に回転多面鏡を嵌
    合して、前記回転多面鏡を前記受け面に当接せしめ、前
    記回転多面鏡を上方から抑え部材により抑えることによ
    り前記受け面上に前記回転多面鏡を固定する光ビーム走
    査装置において、 前記抑え部材は、前記回転軸に嵌合する中央内径部孔径
    が前記回転軸より小さく、かつ半径方向に数個所の割り
    が設けられた板状弾性体より成り、前記板状弾性体から
    成る抑え部材を前記回転軸に上方から押し込み、前記回
    転軸にくい込ませて係止することを特徴とする光ビーム
    走査装置。
JP5574290U 1990-05-28 1990-05-28 光ビーム走査装置 Expired - Lifetime JPH079132Y2 (ja)

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JP5574290U JPH079132Y2 (ja) 1990-05-28 1990-05-28 光ビーム走査装置

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JP5574290U JPH079132Y2 (ja) 1990-05-28 1990-05-28 光ビーム走査装置

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JPH036618U JPH036618U (ja) 1991-01-23
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JPH0618366U (ja) * 1992-08-05 1994-03-08 エフシー総研株式会社 線条体巻取繰出装置及びリール

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JPH036618U (ja) 1991-01-23

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