JPH0790805A - 土木・建築用舗装材 - Google Patents

土木・建築用舗装材

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JPH0790805A
JPH0790805A JP23977593A JP23977593A JPH0790805A JP H0790805 A JPH0790805 A JP H0790805A JP 23977593 A JP23977593 A JP 23977593A JP 23977593 A JP23977593 A JP 23977593A JP H0790805 A JPH0790805 A JP H0790805A
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JP
Japan
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colored glass
epoxy resin
construction
glass
fluorescent
Prior art date
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Pending
Application number
JP23977593A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Hyodo
勲 兵藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MINO DORO KK
Original Assignee
MINO DORO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工が簡単で、施工後の退色や不等沈下の心
配がなく、補修も簡単に行え、種々の彩色や模様を施す
ことができ、透水性、耐蝕性に優れ、かつ装飾性及び安
全性を高めた土木・建築用舗装材を提供する 【構成】 この舗装材は、粒度が2〜10mmの色ガラ
ス1及び蛍光着色ガラス2からなる骨材と、重量比6〜
12%のエポキシ系樹脂3からなるバインダーとが配合
され接着されて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歩道、歩道橋、公園、
スポーツ施設、建物周り、家庭の玄関土間、縁側、ポー
チ、あるいは壁材等において彩色の施された舗装面を形
成するための土木・建築用舗装材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、歩道の施工においてはセメントや
アスファルトで舗装することが一般的に行われている
が、最近は、安らぎや、落ち着きのある生活環境が求め
られるようになり、道路においても剥き出しのコンクリ
ートやアスファルトでなく、色彩を採り入れた環境設計
が要求されるようになってきている。
【0003】このような要求に対し、舗装面にカラー塗
装を施したり、舗装材料に顔料を加えて舗装したりする
ことがなされているが、退色しやすいという欠点があ
り、また補修時に色合わせが困難であるという問題があ
った。又、着色されたレンガやブロックを敷き詰める方
法もあるが、敷設後に不等沈下をおこすという問題があ
り、又、これらを配列する際に基準線を設定したり、敷
設する場所に対応させてレンガやブロックの端部を切断
したりする等の作業に手間を要するという欠点があっ
た。
【0004】一方、最近は、各家庭、工場から排出され
るガラス瓶等の産廃ガラスの処理が問題となっており、
不燃物として処分に多額の経費を必要とする産廃ガラス
を有効に活用することが望まれていた。このような産廃
ガラスを道路等の舗装材に使用することは未だなされて
いない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、施工が簡単で、施工後の退色や不等沈下の心配が
なく、補修も簡単に行え、種々の彩色や模様を施せると
共に透水性、耐蝕性に優れた土木・建築用舗装材を提供
することにある。さらに、本発明では、蛍光顔料を採り
入れることによって装飾性及び安全性を高めた土木・建
築用舗装材を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、上記課題を解
決するための手段として、本発明は、「粒度が2〜10
mmの色ガラス及び蛍光着色ガラスからなる骨材と、重
量比6〜12%のエポキシ系樹脂からなるバインダーと
が配合され接着されて成る土木・建築用舗装材」を、そ
の内容としている。
【0007】本発明の舗装材に使用される色ガラスは、
各家庭、工場から排出されるガラス瓶等の産廃ガラスを
粉砕したもの、及びこれに市販の色ガラスを適宜混入さ
せたものを使用することができる。色ガラスには透明ガ
ラス及び天然ガラスを含み、又、色落ちしないスクリー
ン印刷等により表面を着色したものを使用しても良い。
【0008】本発明の舗装材に使用される蛍光着色ガラ
スは、上記産廃ガラスに蛍光顔料を着色したもの、ある
いは市販の透明ガラスに蛍光顔料を着色したものを使用
することができる。蛍光顔料は各種彩色のものがあり、
その種類は有機蛍光顔料であっても、無機蛍光顔料であ
ってもよい。
【0009】本発明では、舗装下地の形状に自由に対応
すること、舗装面が透水性を備えた構造であること、
又、バインダーとなるエポキシ系樹脂は接着性が良く薄
層舗装でも剥離しないことから、骨材として使用される
色ガラス及び蛍光着色ガラスの粒度は2〜10mmが適
している。
【0010】バインダーとなるエポキシ系樹脂は、下地
となるセメント、アスファルト、鋼床板等との接着性が
よく、熱安定性に優れ、耐摩耗性、耐油性、耐水性に優
れる利点を有している。本発明の舗装材に使用されるエ
ポキシ系樹脂は、現場の施工状況に合わせて必要量現場
において用意することから、主剤と硬化剤(アミン系)
とを混ぜ合わせて硬化させるものが好ましい。なお、主
剤と硬化剤との配合比率により硬化時間を変えることが
できるので、施工時の天候や気温に合わせて施工を行う
ことができる。また、主剤と硬化剤との配合比率により
適当な撓み性を有するエポキシ系樹脂を作成することが
可能であり、気温の変化によって伸び縮みする鋼床板の
ような下地にもよく追随させることができる。
【0011】エポキシ系樹脂の配合は、重量比6〜12
%が好ましい。6%未満では骨材どうしの接合が十分で
なく強度が弱くなり、12%を越えると骨材どうしの隙
間を埋めてしまう結果、透水性をもたせるのが困難とな
るからである。このため、エポキシ系樹脂は液だれが生
じない程度に骨材の表面に付着する状態に配合するのが
良い。
【0012】なお、本発明では、強度をもたせるために
骨材に砂利を混合してもよい。この場合、砂利は、粒度
が色ガラスと同程度のものを使用することにより色ガラ
スと均質な混ぜ合わせが可能となる。又、粒度が色ガラ
スと同程度の砂利を使用することで舗装下地の形状に自
由に対応し、透水性を備えた構造の舗装面を形成するこ
とができる。砂利は、川砂利、山砂利、海砂利等の種類
は問わないが、バインダーとの接着性を高めるため粘度
塊等の不純物は水洗いにより除去されたものが望まし
い。
【0013】又、舗装材には硅砂を含んでもよい。硅砂
は、硬化したエポキシ系樹脂の表面を鮫肌状に形成し、
エポキシ系樹脂の滑りを止めるはたらきがある。この硅
砂の配合は重量比5〜10%が好ましい。
【0014】
【作用】本発明に係る舗装材は、エポキシ系樹脂が、色
ガラス及び蛍光着色ガラスの接着剤の役割をはたし、同
時に鋭利なガラスを包み込んで安全性を確保するはたら
きをする。色ガラス及び蛍光着色ガラスの種類を替える
ことにより種々の彩色や模様に施された舗装面を容易に
形成することができ、さらに長期間経過しても退色する
ことがなく、透水性、耐蝕性に優れた舗装面を形成する
ことができる。又、舗装面は一様に接合された接合体で
形成されるから、ブロックの敷き詰めによる舗装面と異
なり不等沈下をおこすこともない。
【0015】さらに、蛍光着色ガラスを使用しているの
で、外部からの光によって発色し、装飾性が高まり、道
路の歩道や、階段、駐車場の出入り口の舗装面に適用す
れば、人の歩行や、車の出入りに対して注意を喚起し、
安全性を高めることができるようになっている。とくに
蛍光着色ガラスは、いわゆるブラックライトと呼ばれる
紫外線の強い暗い光源に対して良く発光するので、人目
の注意をひきやすく、又、本発明では蛍光着色ガラスが
舗装面に分散状態で入り込んでいるので、このことによ
ってもより注意を喚起し易い。
【0016】
【実施例】図1は本発明に係る舗装材を模式的にあらわ
した図である。この図に示すように、色ガラス1と蛍光
着色2とが互いにバインダーであるエポキシ系樹脂3に
よって接合されており、色ガラス1と蛍光着色ガラス2
と間にはエポキシ系樹脂3で埋められていない隙間4が
形成され、水を通す構造となっている。舗装材は、施工
面積や施工厚を自由に選択でき、各種下地に適用でき、
エポキシ系樹脂自体は硬化しても透明体であるため、色
ガラスの色をそのまま浮き出たせて種々の彩色や模様の
舗装面を形成することができると共に透水性、耐蝕性に
優れた舗装面を形成することができる。
【0017】次に、このような舗装材を使用する舗装方
法について説明すると、図2に示すように、乾燥骨材と
して、粒度2〜10mmの色ガラスと蛍光着色ガラスと
を用意し、所定の配合割合でミキサーにかけて空練りす
る。骨材はバインダーとなるエポキシ系樹脂と良好に接
着させるため、又、水分によってエポキシ系樹脂が硬化
時に白化するのを防ぐため、良く乾燥させたものを使用
するのが良い。色ガラスに産廃ガラスを使用する場合に
は、予め分別して色毎に粉砕したものを用意しておくと
よい。蛍光着色ガラスについても同様である。
【0018】ミキサーによる空練りによって、骨材とな
る色ガラスと蛍光着色ガラスとを混ぜ合わせたら、これ
にバインダーとして主剤と硬化剤とを混合攪伴させたエ
ポキシ系樹脂を加え、必要に応じてフィラーとして硅砂
を加え、全てを良く混ぜ合わせる(ミキサー混合)。
【0019】一方、下地は予め清掃してゴミ等を除去
し、乾燥させる(下地清掃)。舗装材料の接着を良くす
るためである。次に、舗装材料を敷き均す部分を型枠で
囲う(型枠作業)。タックコートは舗装材料の敷き均し
に先立ち、下地に舗装材料を接着させやすくするための
処理で、バインダーとなるエポキシ系樹脂をアセトン等
の溶剤で希釈した液を下地面に塗布する処理である。こ
のタックコートは下地の状態により必要に応じて行えば
よい。
【0020】下地の準備ができたら、ミキサー混合され
た舗装材料を下地上の型枠で囲われた部分に敷き均して
いく(舗装材料敷き均し)。そして、敷き均した舗装材
料の表面は鏝で押さえて仕上げる(こて仕上げ)。薄層
舗装の場合にはローラ等による仕上げは舗装材料がロー
ラ表面に付着するため好ましくない。鏝で仕上げた後は
養生させてエポキシ系樹脂を硬化させることにより舗装
面が形成される。
【0021】本発明に係る舗装材は、壁材としても使用
することができる。この場合は、予め所定の大きさの型
枠内において、色ガラス、蛍光着色ガラスを含む骨材
と、バインダーとなるエポキシ系樹脂とを混ぜ合わせて
所定厚の舗装材を作成し、これを現場において、壁下地
材に接着することにより施工することができる。なお、
壁下地材への接着はバインダーに使用されたエポキシ系
樹脂を用いても良く、他の樹脂系、ゴム系接着剤を使用
してもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る舗装
方法によれば、以下のような効果を有する。 1.施工後の退色や不等沈下の心配がなく、補修も簡単
に行え、種々の彩色や模様に施された舗装面を容易に形
成することができるとともに透水性、耐蝕性に優れた舗
装面を形成することができる。 2.施工面積や施工厚を自由に選択でき、各種下地に適
用でき、従来のレンガやブロックを敷き詰める方法と異
なり、敷設する場所に対応させてレンガやブロックの端
部を切断したりする等の面倒な作業を要せず、施工が簡
単である。 3.蛍光着色ガラスを使用したことにより、装飾性を高
め、又、公園内の階段や道路のカーブ箇所の路面や歩道
等に適用することによって人の注意を喚起させて安全性
を高めることができる。 4.さらに、不燃物として処分に多額の経費を必要とす
る産廃ガラスを有効に活用することができ、産業に寄与
する効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る舗装材を模式的にあらわした図
である。
【図2】 本発明の舗装方法の一例を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 色ガラス 2 蛍光着色ガラス 3 エポキシ系樹脂 4 隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒度が2〜10mmの色ガラス及び蛍光
    着色ガラスからなる骨材と、重量比6〜12%のエポキ
    シ系樹脂からなるバインダーとが配合され接着されて成
    る土木・建築用舗装材。
JP23977593A 1993-09-27 1993-09-27 土木・建築用舗装材 Pending JPH0790805A (ja)

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JP23977593A JPH0790805A (ja) 1993-09-27 1993-09-27 土木・建築用舗装材

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JP23977593A JPH0790805A (ja) 1993-09-27 1993-09-27 土木・建築用舗装材

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JPH0790805A true JPH0790805A (ja) 1995-04-04

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ID=17049718

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JP23977593A Pending JPH0790805A (ja) 1993-09-27 1993-09-27 土木・建築用舗装材

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6887922B1 (en) 1999-09-04 2005-05-03 Sheffield Hallam University Glass composite
CN109880487A (zh) * 2019-03-13 2019-06-14 重庆市智翔铺道技术工程有限公司 长效荧光路面材料及其制备方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05171606A (ja) * 1991-12-24 1993-07-09 Achilles Corp 通路面敷設用樹脂ブロック

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