JP3378226B2 - 化粧性傾斜機能透水組成物及びその製造方法 - Google Patents
化粧性傾斜機能透水組成物及びその製造方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透水性下地に透水
性化粧仕上げ層を施した化粧性傾斜機能透水組成物及び
その施工方法に関し、特に、セメント系下地とポリマー
系結合材を添加した透水性化粧仕上げ層とを、傾斜機能
型混合層(各構成材の混合比率を漸次連続的に変化させ
た混合層)を介して結合を施したことを特徴とする化粧
性傾斜機能透水組成物及びその施工方法に関する。
性化粧仕上げ層を施した化粧性傾斜機能透水組成物及び
その施工方法に関し、特に、セメント系下地とポリマー
系結合材を添加した透水性化粧仕上げ層とを、傾斜機能
型混合層(各構成材の混合比率を漸次連続的に変化させ
た混合層)を介して結合を施したことを特徴とする化粧
性傾斜機能透水組成物及びその施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、道路、歩道や駐車場の舗装におい
ては、排水の地下浸透を目的とした透水性舗装の施工が
適用されてきている。その構成材としては、一般に透水
性アスファルト、透水性セメントコンクリート及び透水
性ポリマーセメントコンクリート、等が用いられてい
る。ところで、かかる透水性舗装には、その表面に着色
効果、路面反射効果、摩擦向上効果、又は耐磨耗効果、
等の化粧性を狙って表層面に化粧仕上げ層を施すことが
行われている。
ては、排水の地下浸透を目的とした透水性舗装の施工が
適用されてきている。その構成材としては、一般に透水
性アスファルト、透水性セメントコンクリート及び透水
性ポリマーセメントコンクリート、等が用いられてい
る。ところで、かかる透水性舗装には、その表面に着色
効果、路面反射効果、摩擦向上効果、又は耐磨耗効果、
等の化粧性を狙って表層面に化粧仕上げ層を施すことが
行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アスフ
ァルト系、セメント系及びポリマーセメント系透水舗装
では、化粧性骨材を用いた場合でも、骨材表面はアスフ
ァルト、セメント及びポリマーセメント層で被覆される
ため、化粧性を得ることは困難であった。従来は、これ
らの舗装系構造への化粧仕上げ層の付加においては、下
地を施工して養生し、その後化粧仕上げ層を施工して養
生する工程から成り、下地と化粧仕上げ層とをそれぞれ
別個独立に施工し、養生させているため、二種類の材料
が張り合わされた状態の舗装構造体を呈していた。この
ことは、下地仕上げの施工と化粧仕上げ層仕上げの施工
の2工程から成る舗装工事となり、施工の煩雑性と長期
化から施工費高を招いていた。また、このような舗装系
構造においては、下地と化粧仕上げ層との間に明確な接
着界面が存在するため、界面接着が不完全である場合に
は、化粧仕上げ層のはく離の恐れがあった。更に、下地
と化粧仕上げ層との構成材の物性が著しく異なる場合に
は、温度変化に伴う膨張収縮挙動によっても、接着界面
からのはく離を引き起こす問題があった。
ァルト系、セメント系及びポリマーセメント系透水舗装
では、化粧性骨材を用いた場合でも、骨材表面はアスフ
ァルト、セメント及びポリマーセメント層で被覆される
ため、化粧性を得ることは困難であった。従来は、これ
らの舗装系構造への化粧仕上げ層の付加においては、下
地を施工して養生し、その後化粧仕上げ層を施工して養
生する工程から成り、下地と化粧仕上げ層とをそれぞれ
別個独立に施工し、養生させているため、二種類の材料
が張り合わされた状態の舗装構造体を呈していた。この
ことは、下地仕上げの施工と化粧仕上げ層仕上げの施工
の2工程から成る舗装工事となり、施工の煩雑性と長期
化から施工費高を招いていた。また、このような舗装系
構造においては、下地と化粧仕上げ層との間に明確な接
着界面が存在するため、界面接着が不完全である場合に
は、化粧仕上げ層のはく離の恐れがあった。更に、下地
と化粧仕上げ層との構成材の物性が著しく異なる場合に
は、温度変化に伴う膨張収縮挙動によっても、接着界面
からのはく離を引き起こす問題があった。
【0004】
【目的】そこで、本発明者らは、上記化粧仕上げ層を有
する透水性舗装構造体の問題点に鑑み、これを解決すべ
く鋭意検討を行った結果、下地への化粧仕上げ層の施工
において、各構成材の性質を漸次連続的に遷移させた傾
斜機能型混合層を介して結合させた化粧仕上げ層は上記
の欠点を解消して良好な結果が得られることを見出し、
本発明を完成するに至った。しかして、ここに下地と化
粧仕上げ層との間に接着界面を呈することなく、かつ透
水性を確保しつつ一体化させることを目的とした化粧性
傾斜機能透水組成物及びその施工方法を提供するもので
ある。
する透水性舗装構造体の問題点に鑑み、これを解決すべ
く鋭意検討を行った結果、下地への化粧仕上げ層の施工
において、各構成材の性質を漸次連続的に遷移させた傾
斜機能型混合層を介して結合させた化粧仕上げ層は上記
の欠点を解消して良好な結果が得られることを見出し、
本発明を完成するに至った。しかして、ここに下地と化
粧仕上げ層との間に接着界面を呈することなく、かつ透
水性を確保しつつ一体化させることを目的とした化粧性
傾斜機能透水組成物及びその施工方法を提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本願発明にかかる化粧性傾斜機能透水組成物は、次のよ
うに構成している。すなわち、ポリマー系結合材を添加
した化粧材からなる透水性化粧仕上げ層と、透水性を有
するセメントモルタル及びコンクリート、又は透水性を
有するポリマーセメントモルタル及びコンクリートから
なる下地とを、異種材料の混合比率が層方向に漸次変化
して連続的に遷移した状態で結合させた混合層を介して
一体化させたことを特徴とする。
本願発明にかかる化粧性傾斜機能透水組成物は、次のよ
うに構成している。すなわち、ポリマー系結合材を添加
した化粧材からなる透水性化粧仕上げ層と、透水性を有
するセメントモルタル及びコンクリート、又は透水性を
有するポリマーセメントモルタル及びコンクリートから
なる下地とを、異種材料の混合比率が層方向に漸次変化
して連続的に遷移した状態で結合させた混合層を介して
一体化させたことを特徴とする。
【0006】上記の化粧材は、ガラス、ゴム、樹脂材、
石材、繊維くず、焼結物、陶器、木材、及び動植物性残
差物の破片体、礫状体、又は粒状体の少なくとも1種か
ら選択したことを特徴とする。又、下地の中に、化粧材
として使用する材料を配合することもできる。
石材、繊維くず、焼結物、陶器、木材、及び動植物性残
差物の破片体、礫状体、又は粒状体の少なくとも1種か
ら選択したことを特徴とする。又、下地の中に、化粧材
として使用する材料を配合することもできる。
【0007】そして、化粧性傾斜機能透水組成物の施工
方法は、透水性を有するセメントモルタル及びコンク
リート、又は透水性を有するポリマーセメントモルタル
及びコンクリートからなる下地材を敷き均して下地を形
成する下地形成工程、下地の養生を待たずに、ポリマ
ー系結合材を添加した透水性化粧材を敷き均して化粧仕
上げ層を形成する化粧仕上げ層形成行程、及び化粧仕
上げ層の上面を加圧して、下地材と透水性化粧材とを異
種材料の混合比率が層方向に漸次変化して連続的に遷移
した状態で混合結合させた混合層を形成する加圧行程の
工程順からなることを特徴とする。またさらに、下地形
成工程後に下地表層面への処理剤の散布する処理剤散布
工程を付加したことを特徴とする。
方法は、透水性を有するセメントモルタル及びコンク
リート、又は透水性を有するポリマーセメントモルタル
及びコンクリートからなる下地材を敷き均して下地を形
成する下地形成工程、下地の養生を待たずに、ポリマ
ー系結合材を添加した透水性化粧材を敷き均して化粧仕
上げ層を形成する化粧仕上げ層形成行程、及び化粧仕
上げ層の上面を加圧して、下地材と透水性化粧材とを異
種材料の混合比率が層方向に漸次変化して連続的に遷移
した状態で混合結合させた混合層を形成する加圧行程の
工程順からなることを特徴とする。またさらに、下地形
成工程後に下地表層面への処理剤の散布する処理剤散布
工程を付加したことを特徴とする。
【0008】
【作用】しかして、本願発明を上記構成により、以下の
ように作用する。すなわち、下地と化粧仕上げ層との間
に混合層が形成される。この混合層は異種材料が層方向
(通常、上下方向)に漸次混合比率が変化して連続的に
遷移した状態(傾斜機能)で混合結合することにより形
成され、透水性下地(以下、「下地」と略称)と透水性
化粧仕上げ層(以下、「仕上げ層」と略称)とは、明確
な接着界面を呈することなく一体化したものとなる。そ
の結果、接着界面からのはく離などの問題が回避され
る。このような材料構成において、下地はその下層部の
地盤との接着層及び仕上げ層を支える強度を負担する層
として機能し、仕上げ層は化粧性を負担する。
ように作用する。すなわち、下地と化粧仕上げ層との間
に混合層が形成される。この混合層は異種材料が層方向
(通常、上下方向)に漸次混合比率が変化して連続的に
遷移した状態(傾斜機能)で混合結合することにより形
成され、透水性下地(以下、「下地」と略称)と透水性
化粧仕上げ層(以下、「仕上げ層」と略称)とは、明確
な接着界面を呈することなく一体化したものとなる。そ
の結果、接着界面からのはく離などの問題が回避され
る。このような材料構成において、下地はその下層部の
地盤との接着層及び仕上げ層を支える強度を負担する層
として機能し、仕上げ層は化粧性を負担する。
【0009】更に、本発明は、ポリマーセメント系下地
材料とポリマー系材料のみを結合材とする仕上げ材料を
複合化させたものであり、その下層部から、ポリマーセ
メント系の層、ポリマーセメント系とポリマー系材料の
混合層、ポリマー系仕上げ層とその材質が連続的に変化
する断面性状を有しており、これらをもって、傾斜機能
の述語を本発明の名称に加えている。一般に、透水性組
成物は骨材が点接着された状態になるため、透水性下地
として、セメントを主成分とする結合材にセメント混和
用ポリマーを配合したポリマーセメントモルタル及びコ
ンクリートを用いることによって、セメントのみを結合
材とするセメントモルタルやコンクリートよりも骨材間
の接着性を改善することができる。また、当該ポリマー
セメントモルタル及びコンクリートには凝集剤が配合さ
れるため、骨材と結合材の接着性改善、及び施工時の結
合材のだれを低減できる。
材料とポリマー系材料のみを結合材とする仕上げ材料を
複合化させたものであり、その下層部から、ポリマーセ
メント系の層、ポリマーセメント系とポリマー系材料の
混合層、ポリマー系仕上げ層とその材質が連続的に変化
する断面性状を有しており、これらをもって、傾斜機能
の述語を本発明の名称に加えている。一般に、透水性組
成物は骨材が点接着された状態になるため、透水性下地
として、セメントを主成分とする結合材にセメント混和
用ポリマーを配合したポリマーセメントモルタル及びコ
ンクリートを用いることによって、セメントのみを結合
材とするセメントモルタルやコンクリートよりも骨材間
の接着性を改善することができる。また、当該ポリマー
セメントモルタル及びコンクリートには凝集剤が配合さ
れるため、骨材と結合材の接着性改善、及び施工時の結
合材のだれを低減できる。
【0010】なお、仕上げ層の構成材料としてガラス、
ゴム、樹脂材、及び石材、等の廃棄物を使用することが
でき、コストの低減と産業廃棄物のリサイクルの推進が
図れる。
ゴム、樹脂材、及び石材、等の廃棄物を使用することが
でき、コストの低減と産業廃棄物のリサイクルの推進が
図れる。
【0011】そして、下地の構成材料を敷き均した後、
表面を養生硬化させることなく、直ぐに仕上げ層の構成
材料を敷き均して、転圧や加圧する。これにより下地と
仕上げ層との境界には上記した混合層が形成され、接着
界面を呈することなく一体化する。かかる施工方法を採
ることより、従来のように下地の養生時間を考慮する必
要はなく下地の施工後即に仕上げ層を施工することがで
きるため、全体の施工時間の短縮が図れる。
表面を養生硬化させることなく、直ぐに仕上げ層の構成
材料を敷き均して、転圧や加圧する。これにより下地と
仕上げ層との境界には上記した混合層が形成され、接着
界面を呈することなく一体化する。かかる施工方法を採
ることより、従来のように下地の養生時間を考慮する必
要はなく下地の施工後即に仕上げ層を施工することがで
きるため、全体の施工時間の短縮が図れる。
【0012】また、請求項5記載の構成を付加すること
により、下地構成材料と仕上げ層構成材料の混合層部分
における個々の材料の接着性を向上させることができ
る。
により、下地構成材料と仕上げ層構成材料の混合層部分
における個々の材料の接着性を向上させることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本願発明の実施形態例につい
て説明する。なお、図1は本実施例の化粧性傾斜機能透
水組成物の要部を模式的に表した断面図であり、図2は
本実施例の化粧性傾斜機能透水組成物の施工過程を模式
的に表した断面図であり、図3は本実施例の化粧性傾斜
機能透水組成物の施工手順を示すフローチャートであ
る。
て説明する。なお、図1は本実施例の化粧性傾斜機能透
水組成物の要部を模式的に表した断面図であり、図2は
本実施例の化粧性傾斜機能透水組成物の施工過程を模式
的に表した断面図であり、図3は本実施例の化粧性傾斜
機能透水組成物の施工手順を示すフローチャートであ
る。
【0014】まず、本実施形態の下地1の形成に用いる
透水性ポリマーセメントモルタル及びコンクリート用材
料としては、一般に使用されるセメント、セメント混和
用ポリマー、細骨材、粗骨材が使用され、その性能改善
の目的で、凝集剤を使用する。具体的には、セメント
は、各種のポルトランドセメント、速硬性セメント、ア
ルミナセメントなど、セメント混和用ポリマーは、各種
のセメント混和用ポリマーディスパージョン及びセメン
ト混和用再乳化形粉末樹脂、細骨材及び粗骨材として
は、各種のセメントモルタル及びコンクリートに使用さ
れる川砂、川砂利、砕砂、砕石などである。凝集剤とし
ては、メチルセルロースなども使用可能であるが、耐水
性を考慮して、超微粒シリカ、シリカフュームなどの無
機質系混和剤の使用が望ましい。これらの材料の他に、
各種の化学混和剤、フライアッシュなどの混和材、合成
繊維などの補強材、骨材としての各種産業廃棄物を用い
ることもできる。なお、本実施例における透水性下地と
しては、ポリマーセメントモルタル及びコンクリートを
用いるが、下地に強度が要求されない場合には、透水性
セメントモルタル及びコンクリートも適用できる。更に
は、必要に応じて、凝集剤を添加しない配合とすること
もできる。
透水性ポリマーセメントモルタル及びコンクリート用材
料としては、一般に使用されるセメント、セメント混和
用ポリマー、細骨材、粗骨材が使用され、その性能改善
の目的で、凝集剤を使用する。具体的には、セメント
は、各種のポルトランドセメント、速硬性セメント、ア
ルミナセメントなど、セメント混和用ポリマーは、各種
のセメント混和用ポリマーディスパージョン及びセメン
ト混和用再乳化形粉末樹脂、細骨材及び粗骨材として
は、各種のセメントモルタル及びコンクリートに使用さ
れる川砂、川砂利、砕砂、砕石などである。凝集剤とし
ては、メチルセルロースなども使用可能であるが、耐水
性を考慮して、超微粒シリカ、シリカフュームなどの無
機質系混和剤の使用が望ましい。これらの材料の他に、
各種の化学混和剤、フライアッシュなどの混和材、合成
繊維などの補強材、骨材としての各種産業廃棄物を用い
ることもできる。なお、本実施例における透水性下地と
しては、ポリマーセメントモルタル及びコンクリートを
用いるが、下地に強度が要求されない場合には、透水性
セメントモルタル及びコンクリートも適用できる。更に
は、必要に応じて、凝集剤を添加しない配合とすること
もできる。
【0015】ここで、透水性ポリマーセメントモルタル
及びコンクリートの配合は、セメント100質量部に対
して骨材を300〜1500質量部であるが、好ましく
は、セメント100質量部に対して骨材700〜120
0質量部である。セメントに対するセメント混和用ポリ
マーディスパージョン及び再乳化形粉末樹脂の量は、そ
の固形分として1〜30質量部であるが、好ましくは、
5〜20質量部である。凝集剤の添加量はその種類によ
って異なり、セメント、セメント混和用ポリマー及び水
の混合物であるポリマーセメントペーストが骨材に良好
に接着し、施工中にだれを生じない程度の添加量とす
る。なお、当然のことながら、これらの配合は、その硬
化後において透水性が得られる配合とする。
及びコンクリートの配合は、セメント100質量部に対
して骨材を300〜1500質量部であるが、好ましく
は、セメント100質量部に対して骨材700〜120
0質量部である。セメントに対するセメント混和用ポリ
マーディスパージョン及び再乳化形粉末樹脂の量は、そ
の固形分として1〜30質量部であるが、好ましくは、
5〜20質量部である。凝集剤の添加量はその種類によ
って異なり、セメント、セメント混和用ポリマー及び水
の混合物であるポリマーセメントペーストが骨材に良好
に接着し、施工中にだれを生じない程度の添加量とす
る。なお、当然のことながら、これらの配合は、その硬
化後において透水性が得られる配合とする。
【0016】次に、本実施形態の化粧仕上げ層3の形成
に用いる構成材料の結合材がディスパージョンや再乳化
形粉末樹脂の場合には、これらの希釈液を主成分として
処理剤とし、処理剤には、カップリング剤や凝集剤を配
合する。この処理剤を使用することによって、下地材料
である透水性ポリマーセメントモルタル及びコンクリー
トの表層部のポリマーセメント比を大きくすることにな
り、透水性ポリマーセメントモルタル及びコンクリート
の接着性が向上し、その後に散布される化粧性材料と下
地材料との混合層における材料の接着性が改善され、こ
れらの材料が効率よく一体化されることになる。
に用いる構成材料の結合材がディスパージョンや再乳化
形粉末樹脂の場合には、これらの希釈液を主成分として
処理剤とし、処理剤には、カップリング剤や凝集剤を配
合する。この処理剤を使用することによって、下地材料
である透水性ポリマーセメントモルタル及びコンクリー
トの表層部のポリマーセメント比を大きくすることにな
り、透水性ポリマーセメントモルタル及びコンクリート
の接着性が向上し、その後に散布される化粧性材料と下
地材料との混合層における材料の接着性が改善され、こ
れらの材料が効率よく一体化されることになる。
【0017】また、化粧仕上げ層3の構成材料の結合材
がエポキシ樹脂や不飽和ポリエステル樹脂などの液状レ
ジンである場合には、処理剤として、シラン系、チタネ
ート系、アルミネート系などのカップリング剤を使用す
る。更に、それらを化粧仕上げ層3に使用される結合材
に配合して処理剤とすることもできる。これにより、カ
ップリング剤は、無機材料と有機材料を化学的に結合す
るものであり、下地1の結合材主成分で無機材料である
セメントと仕上げ材料の結合材であり有機材料である液
状レジンとの化学結合を可能にし、下地1と仕上げ層3
の混合層2における個々の材料の接着性が改善される。
がエポキシ樹脂や不飽和ポリエステル樹脂などの液状レ
ジンである場合には、処理剤として、シラン系、チタネ
ート系、アルミネート系などのカップリング剤を使用す
る。更に、それらを化粧仕上げ層3に使用される結合材
に配合して処理剤とすることもできる。これにより、カ
ップリング剤は、無機材料と有機材料を化学的に結合す
るものであり、下地1の結合材主成分で無機材料である
セメントと仕上げ材料の結合材であり有機材料である液
状レジンとの化学結合を可能にし、下地1と仕上げ層3
の混合層2における個々の材料の接着性が改善される。
【0018】透水性化粧仕上げ層3の構成材料は、ポリ
マー系結合材と化粧性骨材組成物から成り、化粧性骨材
組成物としては、化粧性のある各種骨材で、粒径20m
m以下のものを適宜配合して用いるが、本発明において
は、それに更に産業廃棄物としてのガラスカレットを配
合して化粧性骨材組成物とする。使用するガラスカレッ
トは、各種ガラス製品を粉砕して得られるもので、20
mm以下の粒径のもので、好ましくは、3〜5mmの粒
径のものを使用する。化粧性骨材組成物へのガラスカレ
ットの配合量は、化粧性に応じて適宜定めるが、これを
用いない配合とすることもできる。
マー系結合材と化粧性骨材組成物から成り、化粧性骨材
組成物としては、化粧性のある各種骨材で、粒径20m
m以下のものを適宜配合して用いるが、本発明において
は、それに更に産業廃棄物としてのガラスカレットを配
合して化粧性骨材組成物とする。使用するガラスカレッ
トは、各種ガラス製品を粉砕して得られるもので、20
mm以下の粒径のもので、好ましくは、3〜5mmの粒
径のものを使用する。化粧性骨材組成物へのガラスカレ
ットの配合量は、化粧性に応じて適宜定めるが、これを
用いない配合とすることもできる。
【0019】また、ガラスカレットのほかには、ガラ
ス、ゴム、樹脂材、石材、繊維くず、焼結物、陶器、木
材、及び動植物性残差物の破片体、礫状体、又は粒状体
の1種または複数種を適宜の割合で組み合わせて用いる
ようにしてもよい。
ス、ゴム、樹脂材、石材、繊維くず、焼結物、陶器、木
材、及び動植物性残差物の破片体、礫状体、又は粒状体
の1種または複数種を適宜の割合で組み合わせて用いる
ようにしてもよい。
【0020】上述のように、透水性化粧仕上げ層3の結
合材として用いるポリマー系材料には、ディスパージョ
ンや再乳化形粉末樹脂のような水を溶媒として、水分の
揮発によって結合力を発揮するポリマー系材料が使用さ
れる(以下、「水性エマルション系結合材」と称す
る。)。また、エポキシ樹脂や不飽和ポリエステル樹脂
などの液状レジンに硬化剤、開始剤、硬化促進剤などを
配合した反応硬化型のポリマー系材料が使用される(以
下、「反応硬化型結合材」と称する。)。
合材として用いるポリマー系材料には、ディスパージョ
ンや再乳化形粉末樹脂のような水を溶媒として、水分の
揮発によって結合力を発揮するポリマー系材料が使用さ
れる(以下、「水性エマルション系結合材」と称す
る。)。また、エポキシ樹脂や不飽和ポリエステル樹脂
などの液状レジンに硬化剤、開始剤、硬化促進剤などを
配合した反応硬化型のポリマー系材料が使用される(以
下、「反応硬化型結合材」と称する。)。
【0021】更に、これらの結合材には、上述の凝集剤
及びカップリング剤が配合される。これらの他、結合材
の性能改善を目的とする各種添加剤を適宜用いることが
できる。
及びカップリング剤が配合される。これらの他、結合材
の性能改善を目的とする各種添加剤を適宜用いることが
できる。
【0022】次に、上記材料を用いる化粧性傾斜機能透
水組成物の具体的な製造工程について説明する(図2、
図3参照)。まず、セメント、セメント混和用ポリマ
ー、凝集剤、骨材、その他必要な混和材料を、透水性が
得られるように配合した透水性ポリマーセメントモルタ
ル又はコンクリートを施工個所に敷き詰めて均して下地
1を形成する(下地形成工程)。なお、図3に示すモル
タルの調製として用いる「アースメント」とは、セメン
ト、セメント混和用ポリマー、及び凝集剤を適宜の割合
で配合してなる当出願人が製造販売する製品名である。
水組成物の具体的な製造工程について説明する(図2、
図3参照)。まず、セメント、セメント混和用ポリマ
ー、凝集剤、骨材、その他必要な混和材料を、透水性が
得られるように配合した透水性ポリマーセメントモルタ
ル又はコンクリートを施工個所に敷き詰めて均して下地
1を形成する(下地形成工程)。なお、図3に示すモル
タルの調製として用いる「アースメント」とは、セメン
ト、セメント混和用ポリマー、及び凝集剤を適宜の割合
で配合してなる当出願人が製造販売する製品名である。
【0023】次に、透水性化粧仕上げ層3の構成材料の
結合材が水性エマルション系結合材では、ディスパージ
ョン及び再乳化形粉末樹脂の希釈液を主成分とし、これ
に凝集剤などを配合した処理剤、反応硬化型結合材で
は、カップリング剤を主成分とし、これに凝集剤などを
配合した処理剤を下地表層面へ散布する(処理剤散布工
程)。なお、図3に示す結合材の調製として用いる「ア
ースレジン主剤及び硬化剤の混合」は、当出願人が製造
販売する製品名であり、アースレジン主剤とアースレジ
ン硬化剤の2梱包(液体製品)を1組としたものであ
り、「アースレンジ主材」とは、反応硬化型結合材の主
剤に凝集剤及びカップリング剤を適宜に配合したもので
あり、「アースレンジ硬化材」とは反応硬化型結合材の
硬化剤である。
結合材が水性エマルション系結合材では、ディスパージ
ョン及び再乳化形粉末樹脂の希釈液を主成分とし、これ
に凝集剤などを配合した処理剤、反応硬化型結合材で
は、カップリング剤を主成分とし、これに凝集剤などを
配合した処理剤を下地表層面へ散布する(処理剤散布工
程)。なお、図3に示す結合材の調製として用いる「ア
ースレジン主剤及び硬化剤の混合」は、当出願人が製造
販売する製品名であり、アースレジン主剤とアースレジ
ン硬化剤の2梱包(液体製品)を1組としたものであ
り、「アースレンジ主材」とは、反応硬化型結合材の主
剤に凝集剤及びカップリング剤を適宜に配合したもので
あり、「アースレンジ硬化材」とは反応硬化型結合材の
硬化剤である。
【0024】更に、上記下地1の養生を待たずに、ポリ
マー系結合材と化粧性骨材組成物から成る透水性化粧仕
上げ材料を敷き詰め均して化粧仕上げ層3を形成し(化
粧仕上げ層形成行程)、その上面をローラーや振動機を
用いて均一に転圧する(加圧行程)。この転圧によっ
て、下地となるポリマーセメントモルタル又はコンクリ
ートと透水性化粧仕上げ材料の中間層においては、これ
らの材料の混合層2が生じ(図1参照)、施工後におい
ては、それらの材料が層方向へ漸次連続的に変化して結
合した混合層2を介して一体化させた化粧性傾斜機能透
水組成物を得ることができる。このような施工法によっ
て、下地1と仕上げ層3を1工程で施工できるため、大
面積を効率よく施工でき、産業廃棄物を有効利用した、
化粧性を有しつつ安価な透水舗装を提供できる。なお、
本発明における製造方法によって、本発明の組成物を工
場生産することも可能である。
マー系結合材と化粧性骨材組成物から成る透水性化粧仕
上げ材料を敷き詰め均して化粧仕上げ層3を形成し(化
粧仕上げ層形成行程)、その上面をローラーや振動機を
用いて均一に転圧する(加圧行程)。この転圧によっ
て、下地となるポリマーセメントモルタル又はコンクリ
ートと透水性化粧仕上げ材料の中間層においては、これ
らの材料の混合層2が生じ(図1参照)、施工後におい
ては、それらの材料が層方向へ漸次連続的に変化して結
合した混合層2を介して一体化させた化粧性傾斜機能透
水組成物を得ることができる。このような施工法によっ
て、下地1と仕上げ層3を1工程で施工できるため、大
面積を効率よく施工でき、産業廃棄物を有効利用した、
化粧性を有しつつ安価な透水舗装を提供できる。なお、
本発明における製造方法によって、本発明の組成物を工
場生産することも可能である。
【0025】
【実施例】次に、具体的実施例について説明する。使用
した材料、及び比較に用いた材料は以下の通りである。
した材料、及び比較に用いた材料は以下の通りである。
【0026】[使用材料]
○透水性ポリマーセメントモルタル及びコンクリート用
材料 セメント:早強ポルトランドセメント セメント混和用ポリマー:ポリアクリル酸エステル系再
乳化形粉末樹脂 骨材:川砂(粒径:2.5mm以下)及び道路用7号砕
石(粒径:2.5〜5mm) 凝集剤:超微紛シリカ なお、セメント、セメント混和用ポリマー及び凝集剤に
ついては、これらを配合したものとして上記した「アー
スメント(商品名、アース工房社製)」を用いた。 ○処理剤 水性エマルション系結合材用処理剤:ポリアクリル酸エ
ステル系再乳化形粉末樹脂の20%水溶液 反応硬化型結合材用処理剤:シランカップリング剤 ○透水性化粧仕上げ材料 水性エマルション系結合材:ポリアクリル酸エステル系
再乳化形粉末樹脂(固形分ほぼ100%) 反応硬化型結合材:ビスフェノールF型エポキシ樹脂及
びその硬化剤 凝集剤:超微紛シリカ カップリング剤:シランカップリング剤 骨材:ガラスカレット(粒径:5mm以下)及び白色玉
石(粒径:5mm以下) トップコート用材料:ポリアクリル酸エステル系エマル
ション(固形分30%)及びビスフェノールF型溶剤系
エポキシ樹脂及びその硬化剤 なお、反応硬化型結合材及びその硬化剤、凝集剤、並び
にカップリング剤については、これら配合したものとし
て上記した「アースレジン主剤及び硬化剤(商品名、ア
ース工房社製)」を用いた。
材料 セメント:早強ポルトランドセメント セメント混和用ポリマー:ポリアクリル酸エステル系再
乳化形粉末樹脂 骨材:川砂(粒径:2.5mm以下)及び道路用7号砕
石(粒径:2.5〜5mm) 凝集剤:超微紛シリカ なお、セメント、セメント混和用ポリマー及び凝集剤に
ついては、これらを配合したものとして上記した「アー
スメント(商品名、アース工房社製)」を用いた。 ○処理剤 水性エマルション系結合材用処理剤:ポリアクリル酸エ
ステル系再乳化形粉末樹脂の20%水溶液 反応硬化型結合材用処理剤:シランカップリング剤 ○透水性化粧仕上げ材料 水性エマルション系結合材:ポリアクリル酸エステル系
再乳化形粉末樹脂(固形分ほぼ100%) 反応硬化型結合材:ビスフェノールF型エポキシ樹脂及
びその硬化剤 凝集剤:超微紛シリカ カップリング剤:シランカップリング剤 骨材:ガラスカレット(粒径:5mm以下)及び白色玉
石(粒径:5mm以下) トップコート用材料:ポリアクリル酸エステル系エマル
ション(固形分30%)及びビスフェノールF型溶剤系
エポキシ樹脂及びその硬化剤 なお、反応硬化型結合材及びその硬化剤、凝集剤、並び
にカップリング剤については、これら配合したものとし
て上記した「アースレジン主剤及び硬化剤(商品名、ア
ース工房社製)」を用いた。
【0027】[実施例1]
セメント100質量部、川砂30質量部、砕石700質
量部、再乳化形粉末樹脂10質量部、凝集剤0.2質量
部及び水35質量部を混合して透水性ポリマーセメント
モルタルを得た。又、水性エマルション系結合材100
質量部、凝集剤0.2質量部及びガラスカレット900
重量部を混合して透水性化粧仕上げ材料を得た。
量部、再乳化形粉末樹脂10質量部、凝集剤0.2質量
部及び水35質量部を混合して透水性ポリマーセメント
モルタルを得た。又、水性エマルション系結合材100
質量部、凝集剤0.2質量部及びガラスカレット900
重量部を混合して透水性化粧仕上げ材料を得た。
【0028】次に、透水性ポリマーセメントモルタルを
20mm厚に敷き均し、水性エマルション系結合材用処
理剤を散布し、その上に透水性化粧仕上げ材料を5mm
厚に敷き均した。これらの材料の上を小型のローラーで
転圧して、化粧性傾斜機能透水組成物を施工した。転圧
後、その表面にトップコートを施した。その後、施工個
所から幅4cm、長さ20cmの供試体をコンクリート
カッターで切り出し、その断面を目視観察すると共に、
透水性化粧仕上げ材料を上面として、2等分点載荷によ
り曲げ荷重を加え、供試体が破壊する状況を観察した。
20mm厚に敷き均し、水性エマルション系結合材用処
理剤を散布し、その上に透水性化粧仕上げ材料を5mm
厚に敷き均した。これらの材料の上を小型のローラーで
転圧して、化粧性傾斜機能透水組成物を施工した。転圧
後、その表面にトップコートを施した。その後、施工個
所から幅4cm、長さ20cmの供試体をコンクリート
カッターで切り出し、その断面を目視観察すると共に、
透水性化粧仕上げ材料を上面として、2等分点載荷によ
り曲げ荷重を加え、供試体が破壊する状況を観察した。
【0029】
【表1】
【0030】[実施例2]
透水性化粧仕上げ材料を、反応硬化型結合材100質量
部、凝集剤0.2質量部及びガラスカレット900重量
部を混合して製造し、透水性ポリマーセメントモルタル
敷き均し後に、反応硬化型結合材用処理剤を散布した他
は、実施例1と同様にして化粧性傾斜機能透水組成物を
得た。
部、凝集剤0.2質量部及びガラスカレット900重量
部を混合して製造し、透水性ポリマーセメントモルタル
敷き均し後に、反応硬化型結合材用処理剤を散布した他
は、実施例1と同様にして化粧性傾斜機能透水組成物を
得た。
【0031】[比較例1]
実施例1と同様に透水性ポリマーセメントモルタルを得
て、実施例2と同様の透水性化粧仕上げ材料を得た。次
に、透水性ポリマーセメントモルタルを敷き均し、厚さ
15mmになるようにローラーで転圧した。その後、反
応硬化型結合材用処理剤を散布し、その上に透水性化粧
仕上げ材料を敷き均して、厚さ5mmになるように小型
のローラーで転圧して施工した。
て、実施例2と同様の透水性化粧仕上げ材料を得た。次
に、透水性ポリマーセメントモルタルを敷き均し、厚さ
15mmになるようにローラーで転圧した。その後、反
応硬化型結合材用処理剤を散布し、その上に透水性化粧
仕上げ材料を敷き均して、厚さ5mmになるように小型
のローラーで転圧して施工した。
【0032】
【発明の効果】本願発明は、上記構成により以下の効果
を奏する。すなわち、結合材を添加した化粧材からなる
透水性化粧仕上げ層と下地材からなる透水性下地とを、
各構成材の性質を層方向へ漸次連続的に遷移させて結合
させた混合層を介して一体化させているため、明確な接
着界面を呈することなく異種材料を一体化させることが
できる。その結果、接着界面からのはく離などを防止す
ることができる。
を奏する。すなわち、結合材を添加した化粧材からなる
透水性化粧仕上げ層と下地材からなる透水性下地とを、
各構成材の性質を層方向へ漸次連続的に遷移させて結合
させた混合層を介して一体化させているため、明確な接
着界面を呈することなく異種材料を一体化させることが
できる。その結果、接着界面からのはく離などを防止す
ることができる。
【0033】なお、化粧材としては、廃棄物を使用する
ことができ、コストの低減と産業廃棄物のリサイクル利
用の推進が図れる。かかる産業廃棄物の利用に当って
は、その中に含まれる有害物質の流出が懸念されるが、
下地及び仕上げ層ともポリマー系材料を使用することに
よって、その流出を抑制している。
ことができ、コストの低減と産業廃棄物のリサイクル利
用の推進が図れる。かかる産業廃棄物の利用に当って
は、その中に含まれる有害物質の流出が懸念されるが、
下地及び仕上げ層ともポリマー系材料を使用することに
よって、その流出を抑制している。
【0034】次に、請求項2の製造方法を適用すること
により、従来のように下地の養生時間を考慮する必要は
なく下地の施工後即に仕上げ層を施工することができる
ため、全体の施工時間の短縮が図れる。
により、従来のように下地の養生時間を考慮する必要は
なく下地の施工後即に仕上げ層を施工することができる
ため、全体の施工時間の短縮が図れる。
【図1】 本実施例の化粧性傾斜機能透水組成物の要部
を模式的に表した断面図である。
を模式的に表した断面図である。
【図2】 本実施例の化粧性傾斜機能透水組成物の施工
過程を模式的に表した断面図である。
過程を模式的に表した断面図である。
【図3】 本実施例の化粧性傾斜機能透水組成物の施工
手順を示すフローチャートである。
手順を示すフローチャートである。
1 下地
2 混合層
3 化粧仕上げ層
フロントページの続き
(72)発明者 出村 克宣
福島県郡山市大町2丁目20番1−401
(56)参考文献 特開 平2−240301(JP,A)
特開 平5−24955(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E01C 7/10
C04B 32/00
C04B 38/00 302
E01C 7/32
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリマー系結合材を添加した化粧材から
なる透水性化粧仕上げ層と、透水性を有するセメントモ
ルタル及びコンクリート、又は透水性を有するポリマー
セメントモルタル及びコンクリートからなる下地とを、
異種材料の混合比率が層方向に漸次変化して連続的に遷
移した状態で結合させた混合層を介して一体化させたこ
とを特徴とする化粧性傾斜機能透水組成物。 - 【請求項2】次の工程順からなることを特徴とする化粧
性傾斜機能透水組成物の施工方法。 透水性を有する
セメントモルタル及びコンクリート、又は透水性を有す
るポリマーセメントモルタル及びコンクリートからなる
下地材を敷き均して下地を形成する下地形成工程、 下地の養生を待たずに、ポリマー系結合材を添加し
た透水性化粧材を敷き均して化粧仕上げ層を形成する化
粧仕上げ層形成行程、 化粧仕上げ層の上面を加圧して、下地材と透水性化
粧材とを異種材料の混合比率が層方向に漸次変化して連
続的に遷移した状態で混合結合させた混合層を形成する
加圧行程。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000186824A JP3378226B2 (ja) | 1999-12-13 | 2000-06-21 | 化粧性傾斜機能透水組成物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37661799 | 1999-12-13 | ||
JP11-376617 | 1999-12-13 | ||
JP2000186824A JP3378226B2 (ja) | 1999-12-13 | 2000-06-21 | 化粧性傾斜機能透水組成物及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001234502A JP2001234502A (ja) | 2001-08-31 |
JP3378226B2 true JP3378226B2 (ja) | 2003-02-17 |
Family
ID=26582787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000186824A Expired - Fee Related JP3378226B2 (ja) | 1999-12-13 | 2000-06-21 | 化粧性傾斜機能透水組成物及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3378226B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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CN110094039A (zh) * | 2019-05-06 | 2019-08-06 | 山东扬名新材料技术有限公司 | 一种弹性磨石地坪 |
CN111559891B (zh) * | 2020-05-29 | 2022-01-25 | 山西圣清科技有限公司 | 一种多固废材料全透式透水蓄水混凝土路面系统及其铺设方法 |
CN112726400B (zh) * | 2020-12-24 | 2022-08-26 | 江苏长路智造科技有限公司 | 超韧纤维复合树脂混凝土钢桥面铺装结构及制备方法 |
CN113831053B (zh) * | 2021-08-24 | 2022-09-09 | 北京工业大学 | 一种受弯变形小的梯度混凝土材料及其制备方法 |
-
2000
- 2000-06-21 JP JP2000186824A patent/JP3378226B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP2001234502A (ja) | 2001-08-31 |
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