JPH0790731B2 - 車両用インストルメントパネル装置 - Google Patents

車両用インストルメントパネル装置

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JPH0790731B2
JPH0790731B2 JP63012653A JP1265388A JPH0790731B2 JP H0790731 B2 JPH0790731 B2 JP H0790731B2 JP 63012653 A JP63012653 A JP 63012653A JP 1265388 A JP1265388 A JP 1265388A JP H0790731 B2 JPH0790731 B2 JP H0790731B2
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JP
Japan
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instrument panel
wire harness
vehicle
groove
flat surface
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JP63012653A
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洋司 市川
康浩 宮沢
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は車両用インストルメントパネル装置に係り、よ
り詳細には、ワイヤハーネスを配索するのに適した車両
用インストルメントパネル装置に関するものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
一般に車両、例えば自動車のインストルメントパネル
(以下インパネと略記する)の裏側には、各種の配線配
索などが多数配設されているが、インパネの後方張出し
量は前部席の居住空間を広く採る必要性の制約のため
に、インパネ裏側に広い空間を確保することは実際上困
難である。そのため従来のインパネのようにインパネ本
体の裏側にワイヤハーネスを装備したものでは、その配
線作業に当り、各種計器類、エアダクト、ファン等のヒ
ータ装置、それらの操作装置類の収納されている部分を
避けながらその作業を行なうため、その組込作業が面倒
で作業者は多くの神経を使わねばならず、その作業能率
が悪いばかりでなく、ややもすればワイヤハーネスをか
み込み等により損傷し易いので焼損の虞れがある。また
近時は各種のオプショナル部品が増加の一途をたどる傾
向にあり、これは主にインパネ周りに配設されるので、
種々の電気的トラブルを起す要素が多くなっている。こ
のようなトラブルを出来る丈少なくするため、インパネ
に収容する機器の外形をワイヤハーネスを避けるような
形状にすることが行われているが、このようにすると機
器の外形が複雑になるという別の問題を生ずる。
そこで、従来、インパネ内に配索されるワイヤハーネス
をガイドするためのハーネルガイドリブをインパネの内
側に一体成形により突設し、ハーネスガイドリブ間にワ
イヤハーネスが位置するようにワイヤハーネスを配索す
ることにより、トラブルの発生を少なくしてワイヤハー
ネスの配索を安定的にかつ簡単に行えるようにしたもの
が例えば実開昭55−174034号において提案されている。
しかし、該提案のインパネでは、一度インパネを車体に
取付けた後、インパネに各種の装置を組付ける際、ワイ
ヤハーネスから分岐したワイヤ端のコネクタと各装置か
ら引出されたワイヤ端のコネクタとを相互接続してから
組付け作業を行わなければならない。これは、インパネ
が一体物として構成されていて、インパネを車体に取付
けた後はコネクタの接続作業その他をインパネの外側で
行うしかないためである。このため、車両組立ラインで
の作業性が悪いという問題点があった。
よって、本発明は、車両組立ラインでの組立作業性を向
上するのに有効な車両用インストルメントパネル装置を
提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため本発明によりなされた車両用イ
ンストルメントパネル装置は、2分割した上部インスト
ルメントパネル部と下部インストルメントパネル部とを
組合せてインストルメントパネル本体を構成すると共
に、下部インストルメントパネル部に分割面に沿った平
坦面を形成しこの平坦面にワイヤハーネスを配索するた
めの溝を形成したことを特徴としている。
また、上部インストルメントパネル部の内側にエアダク
トを組付けたことを特徴としてしている。
〔作用〕
上記構成において、インストルメントパネル本体を上部
インストルメントパネル部と下部インストルメントパネ
ル部とに2分割し、しかも下部インストルメントパネル
部に分割面に沿った平坦面を形成し、この平坦面にワイ
ヤハーネスを配索するための溝を形成している。従っ
て、インストルメントパネル本体へのワイヤハーネスの
配索は、下部インストルメントパネル部の平坦面の溝に
ワイヤハーネスを収容することによって安定的に行うこ
とができ、しかも配索作業は下部インストルメントパネ
ル部を車体に固定する前でも後でも任意に行うことがで
きる。
また、両インストルメントパネル部の組合せ前であれば
ワイヤハーネスと各種装置との電気的接続をインストル
メントパネル本体の内側で行うことも可能になり、組立
ラインでの組立作業性が大巾に向上する。
〔実施例〕
以下本発明による車両用インストルメントパネル装置の
実施例を図に基づいて説明する。
第1図(a)及び(b)は本発明の一実施例を示す分解
斜視図であり、図において、インストルメントパネル本
体(以下インパネ本体と略記する)1は上部インストル
メントパネル部(以下上部インパネ部と略記する)1A
と、下部インストルメントパネル部(以下下部インパネ
部と略記する)1Bとに2分割されている。下部インパネ
部1Bには主にエアコンユニット、ファンユニット、ハン
ドルなどの機器が装着され、上部インパネ部1Aには主に
エアダクトなどが装着されている。すなわち、上記イン
パネ本体1の2分割は上記のような装着する機器の分割
が可能な位置で好ましく行われる。2分割された上部イ
ンパネ部1Aと下部インパネ部1Bとは、分割面を互に突合
せ図示しないネジなどによって結合することによって、
インパネ本体1を構成している。
特に下部インパネ部1Bには、分割面に沿った平坦面1B−
1が形成されている。この平坦面1B−1には、ワイヤハ
ーネス1B−5を配索するための溝1B−2及び各種制御用
のコンピュータユニットやリレーユニットなどのユニッ
ト1B−3を設置するための凹所1B−4が形成されてい
る。ワイヤハーネス配索用の溝1B−2は、ワイヤハーネ
ス幹線5aを収容する幹線溝2aと幹線5aから分岐したワイ
ヤハーネス枝線5bを収容する枝溝2bと凹所1B−4間を連
絡する連絡溝2cからなる。なお、JBはワイヤハーネス幹
線5aの両端にそれぞれ設けられたジャンクションボック
スである。
第2図は、ワイヤハーネス1B−5と、凹所1B−4内に収
容したユニット1B−3との接続の様子を示し、凹所1B−
4内にクランプ、接着、モールドなどによってユニット
1B−3が固定され、ユニット1B−3に設けられた雌コネ
クタ3aとワイヤハーネス幹線5aから分岐した枝線5bに設
けられている雄コネクタ5cとを互に嵌合することによっ
て電気接続を行っている。
なお、枝溝2bのうち凹所1B−4と連通していないもの
は、インパネ本体1に装着される各種の機器、例えば、
シガライタ10、ハンドル11の周囲に配された操作スイッ
チ類12、カーラジオなどとの電気接続を行うワイヤハー
ネス枝線5bを案内収容するためのものである。各種の機
器からは、ワイヤハーネス枝線5bの端に設けられたコネ
クタと嵌合されるコネクタを一端に有するコードが導出
されているので、各種機器を下部インパネ部1Bに装着後
コード端を枝溝2bへ導びいておくか、或いはワイヤハー
ネス枝線5bを枝溝2bまで導びいておくことによって、両
コネクタの嵌合作業を誤接続することなく簡単に行うこ
とができる。
一方、上記インパネ部1Aには冷暖用の冷気、暖気を吹き
出す送風口や1A−1やデフロスト用の送風口1A−2など
が設けられ、該送風口に連通するエアダクト(図示せ
ず)が上記インパネ部1Aの内面に取付けられている。
第3図は他の実施例を示す分解斜視図であり、本実施例
では、第1図の実施例に示していないエアダクトの配設
の仕方を示している。図において、下部インパネ部1Bの
平坦面1B−1の中央部には、ファン10から送風され図示
しないエアコンユニットを通じて暖ためられ或いは冷や
された空気を吹き出す2つの吹き出し口1B−6及び1B−
7が設けられている。一方、上部インパネ部1Aには、第
4図の分解図から明らかなように、上部インパネ部1Aの
中央、左右の送風口1A−1にそれぞれ連通したエアダク
ト11a,11b,11cと、デフロスト用送風口1A−2に連通し
たエアダクト11dとが図示しない適当な固定具により取
付けられている。
エアダクト11a乃至11dは、上部インパネ部1Aの内面に取
付けた状態で、上部インパネ部1Aを下部インパネ1Bと組
合せてインパネ本体1を構成するため所定位置に固定す
ると、下部インパネ部1Bの吹き出し口1B−6及び1B−7
にそれぞれ嵌合して連通し吹き出し口1B−6及び1B−7
から吹き出される空気を受け入れる開口11a−1及び11d
−1をそれぞれ有する。そして、エアダクト11aには更
に、左右のエアダクト11b及び11cに空気を送り出す開口
11a−2が設けられている。
以上の構成により、組立ラインでの車体組立てに当って
は、インパネ本体内に収容される各種の部品を予め車体
に取付けた後、まずワイヤハーネス配索用の溝1B−2内
にワイヤハーネス1B−5を収容した状態で又は収容しな
い状態で下部インパネ部1Bを車体に取付ける。このとき
下部インパネ部1Bには吹き出し口1B−6、1B−7に連通
するエアダクトが予め取付けられている。その後、ワイ
ヤハーネス1B−5を取付けていないときはこれを取付け
てから、凹所1B−4に各種ユニット1B−3を設置固定し
てワイヤハーネス1B−5と電気的に接続したり、下部イ
ンパネ部1Bに各種の機器を取付けてこれらとワイヤハー
ネス1B−5を電気的に接続する。各種の機器のうちまだ
下部インパネ部1Bに取付けないものがあるときには、そ
れらの機器に対応するワイヤハーネス1B−5の枝線5bを
枝溝2bに収容しておき、後の接続を容易にしておく。
取付けるべき機器が全て取付けられたところで、内面に
エアダクト11a〜11dを予め取付けた上部インパネ部1Aに
下部インパネ部1Bの平坦面1B−1に覆せるようして組み
付けることにより、インパネ本体1が完成し、この状態
ではインパネ本体1に取付けるべき部品及び機器の取付
けは実質的に終っていることになる。
〔効 果〕
以上説明したように本発明によれば、インストルメント
パネル本体を上部インストルメントパネル部と下部イン
ストルメントパネル部とに2分割し、しかも下部インス
トルメントパネル部に分割面に沿った平坦面を形成し、
この平坦面にワイヤハーネスを配索するための溝を形成
しているので、インストルメントパネル本体へのワイヤ
ハーネスの配索はワイヤハーネスを下部インストルメン
トパネル部の平坦面の溝に上方から収容することによっ
て最短距離にて安定的に行うことができ、ワイヤハーネ
スのかみ込みなどのトラブルなく容易に行えるだけでな
く、上部インストルメントパネルに収容される機器(エ
アダクト等)の外形の単純化、簡素化も図られる。
また、配索作業は下部インストルメントパネル部を車体
に固定する前でも後でも任意に行うことができ、両イン
ストルメントパネル部の組合せ前であればワイヤハーネ
スと各種装置との電気的接続をインストルメントパネル
本体の内側で行うことも可能になり、組立ラインでの組
立作業性が大巾に向上して車体組立コストの大巾なダウ
ンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)及び(b)は本発明の装置の一実施例を示
すワイヤハーネス配索前及び後の分解斜視図、 第2図は第1図中の一部分の具体例を示す斜視図、 第3図は本発明の装置の他の実施例を示す分解斜視図、 第4図は第3図中の一部分の更に詳細な分解斜視図であ
る。 1……インストルメントパネル本体、1A……上部インス
トルメントパネル部、1B……下部インストルメントパネ
ル部、1B−1……平坦面、1B−5……溝、11a〜11d……
エアダクト。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2分割した上部インストルメントパネル部
    と下部インストルメントパネル部とを組合せてインスト
    ルメントパネル本体を構成すると共に、下部インストル
    メントパネル部に分割面に沿った平坦面を形成しこの平
    坦面にワイヤハーネスを配索するための溝を形成したこ
    とを特徴とする車両用インストルメントパネル装置。
  2. 【請求項2】上部インストルメントパネル部の内側にエ
    アダクトを組付けたことを特徴とする特許請求の範囲第
    (1)項記載の車両用インストルメントパネル装置。
JP63012653A 1988-01-25 1988-01-25 車両用インストルメントパネル装置 Expired - Lifetime JPH0790731B2 (ja)

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JPH01190551A JPH01190551A (ja) 1989-07-31
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JPH01190551A (ja) 1989-07-31

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