JPH0790530B2 - 高真円度偏向ヨーク用コアの製造方法 - Google Patents

高真円度偏向ヨーク用コアの製造方法

Info

Publication number
JPH0790530B2
JPH0790530B2 JP16493090A JP16493090A JPH0790530B2 JP H0790530 B2 JPH0790530 B2 JP H0790530B2 JP 16493090 A JP16493090 A JP 16493090A JP 16493090 A JP16493090 A JP 16493090A JP H0790530 B2 JPH0790530 B2 JP H0790530B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deflection yoke
manufacturing
grooves
core
firing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16493090A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0453705A (ja
Inventor
真明 入江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP16493090A priority Critical patent/JPH0790530B2/ja
Publication of JPH0453705A publication Critical patent/JPH0453705A/ja
Publication of JPH0790530B2 publication Critical patent/JPH0790530B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、溝を有するほぼ回転体形状のセラミックス
からなる偏向ヨーク用コアの製造方法に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
第7図(a)は陰極線管の偏向ヨーク用コアを示す一部
切断正面図、(b)はその下面図、(c)は(a)のA
−A断面図、第8図(a)はクリップの平面図、(b)
はその正面図である。図において、(1)はフェライト
粉末を焼成したセラミックスからなる朝顔形の偏向ヨー
ク用コアで、ほぼ回転体形状を有する。(2)はコア
(1)を分割するためにコア(1)の外面および内面の
対向面に形成された分割溝、(3),(4)は分割溝
(2)で分割される分割コア、(5),(6)は分割溝
(2)の両側の各分割コア(3),(4)に形成された
クリップ溝、(7)はクリップである。
上記の偏向ヨーク用コア(1)は焼成後分割溝(2)に
より分割コア(3),(4)に2分割され、巻線を施し
た後1つに組合され、対向するクリップ溝(5),
(6)をクリップ(7)で挟んで一体化して使用され
る。
第9図は成形後の成形体、第10図は焼成後の焼成体(セ
ラミックス)を示し、それぞれ(a)は平面図、(b)
は一部をA−A断面で示す正面図、(c)は下面図、第
9図(d)は成形状態を示す(b)のB−B相当断面図
である。
前記偏向ヨーク用コア(1)の従来の製造方法は、まず
第9図(d)に示すように分割溝(2)およびクリップ
溝(5),(6)に対応する凸部(8a),(8b)が形成
された成形治具(9a),(9b)によりフェライト等のセ
ラミックス原料の粉末を加圧成形して、第9図(a)〜
(c)に示すように分割溝(2)およびクリップ溝
(5),(6)を有する成形体(10)を形成し、その成
形体(10)を千数百度の高温で焼成することにより、第
10図(a)〜(c)に示すような焼結体(11)として偏
向ヨーク用コア(1)を得る。そして焼成後、クサビ状
の先端を有するタガネを分割溝(2)に当て、その上か
らハンマーによって衝撃を与えて2分割する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のセラミックスからなる
偏向ヨーク用コアの製造方法においては、第7図(c)
に示すようにクリップ溝(5),(6)の底面を形成す
るクリップ溝形成部(12)における肉厚t1が他の部分の
肉厚t0より薄い薄肉部となっているため、プレス成形に
より形成される成形体(10)の薄肉部の密度が高くな
り、その結果周辺部との密度差が形成されるとともに、
成形体(10)全体の密度バランスが崩れる。このように
成形体(10)の円周方向における密度がアンバランスで
あると、焼成時の収縮が場所によって異なるため変形が
生じ、焼結体(11)の真円度が悪化し、CRTの偏向特性
に影響を及ぼすなどの問題点があった。
この発明は上記の問題点を解決するためのもので、溝を
有する回転体形状のセラミックスからなる偏向ヨーク用
コアを製造する際、成形体に密度差を生じることがな
く、このため焼成後の偏向ヨーク用コアの真円度を高く
保つことができる高真円度偏向ヨーク用コアの製造方法
を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は次の高真円度偏向ヨーク用コアの製造方法で
ある。
(1)溝を形成したほぼ回転体形状を有するセラミック
スからなる偏向ヨーク用コアの製造方法において、セラ
ミックス原料粉末の加圧成形により、ほぼ回転体形状を
有する成形体を形成し、切削加工により溝を形成した
後、焼成する高真円度偏向ヨーク用コアの製造方法。…
製法〔1〕 (2)溝を形成したほぼ回転体形状を有するセラミック
スからなる偏向ヨーク用コアの製造方法において、セラ
ミックス原料粉末の加圧成形により、ほぼ回転体形状を
有する成形体を形成し、焼成した後、切削加工により溝
を形成する高真円度偏向ヨーク用コアの製造方法。…製
法〔2〕 〔作 用〕 本発明の偏向ヨーク用コアの製造方法における製法
〔1〕では、まずセラミックス原料粉末の加圧成形によ
り、溝のないほぼ回転体形状の成形体を形成する。
こうして形成された成形体は、全体がほぼ均一な肉厚と
なっているため、成形時の圧力が全体にほぼ均一にかか
り、部分的な密度の差は解消され、全体の密度はほぼ均
一になっている。
次にこの成形体に切削加工により溝を形成して、焼成す
ると円周方向の密度分布が均一であるため、焼成時の変
形はなく、真円度の高い焼結体(偏向ヨーク用コア)が
得られる。
製法〔2〕では、製法〔1〕と同様にして成形体を形成
した後、そのまま焼成し、その後切削加工により溝を形
成する。この場合も成形体の全体の密度はほぼ均一にな
っているので、焼成時の変形はなく、真円度の高い焼結
体(偏向ヨーク用コア)が得られる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を図面の実施例について説明する。実施例
はいずいれも偏向ヨーク用コア(1)を製造する例であ
る。
第1図ないし第3図は偏向ヨーク用コア(1)の製法
〔1〕の実施例を示し、第1図は成形後の成形体、第2
図は溝形成後の成形体、第3図は焼成後の焼結体を示
し、それれ(a)は平面図、(b)は一部をA−A断面
で示す正面図、(c)は下面図、第1図(d)は成形状
態を示す(b)のB−B相当断面図であり、図におい
て、第7図ないし第10図と同一符号は同一または相当部
分を示す。
この実施例における偏向ヨーク用コア(1)の製造方法
は、まず第1図(d)に示すように、分割溝(2)およ
びクリップ溝(5),(6)に対応する凸部(8a),
(8b)が形成されないほぼ回転体形状の成形治具(9
a),(9b)により、フェライト等のセラミックス原料
粉末を加圧成形して、第1図(a)〜(c)に示すよう
に、分割溝(2)およびクリップ溝(5),(6)が形
成されないほぼ回転体形状の成形体(10)を形成する。
こうして形成された成形体(10)は、全体がほぼ均一な
肉厚となっているため、成形時の圧力が全体にほぼ均一
にかかり、部分的な密度差は解消され、全体の密度はほ
ぼ均一になっている。
次にこの成形体(10)に、第2図(a)〜(c)に示す
ように、切削加工により分割溝(2)およびクリップ溝
(5),(6)を形成した後、焼成すると、溝加工した
成形体(10)も円周方向の密度分布が均一であるため、
焼成時の変形はなく、第3図(a)〜(c)に示すよう
に、真円度の高い焼結体(セラミックスからなる偏向ヨ
ーク用コア)(11)として偏向ヨーク用コア(1)が完
成する。
第4図ないし第6図は偏向ヨーク用コア(1)の製法
〔2〕の実施例を示し、第4図は成形後の成形体、第5
図は焼成後の焼結体、第6図は溝形成後の焼結体を示
し、それぞれ(a)は平面図、(b)は一部をA−A断
面で示す正面図、(c)は下面図、第4図(d)は成形
状態を示す(b)のB−B相当断面図である。
この実施例における偏向ヨーク用コア(1)の製造方法
は、まず第4図(d)に示すように、分割溝(2)およ
びクリップ溝(5),(6)に対応する凸部(8a),
(8b)が形成されないほぼ回転体形状の成形治具(9
a),(9b)により、フェライト等のセラミックス原料
粉末を加圧成形して、第4図(a)〜(c)に示すよう
に、分割溝(2)およびクリップ溝(5),(6)が形
成されないほぼ回転体形状の成形体(10)を形成する。
こうして形成された成形体(10)は、全体かほぼ均一な
肉厚となっているため、成形時の圧力が全体にほぼ均一
にかかり、部分的な密度差は解消され、全体の密度はほ
ぼ均一になっている。
次にこの成形体(10)を第5図(a)〜(c)に示すよ
うに、そのまま焼成すると、成形体(10)は円周方向の
密度分布が均一であるため、焼成時の変形はなく、真円
度の高い焼結体(11)が得られる。こうして焼成して得
られた焼結体(11)に、第6図(a)〜(c)に示すよ
うに、切削加工により分割溝(2)およびクリップ溝
(5),(6)を形成し、真円度の高い偏向ヨーク用コ
ア(1)が完成する。
上記のようにして製造された偏向ヨーク用コア(1)
は、従来のものと同様に分割溝(2)に沿って分割し、
分割コア(3),(4)に巻線を施した後1つに組合
せ、分割溝(2)の両側に形成されたクリップ溝
(5),(6)にクリップ(7)の先端部を挿入して、
分割コア(3),(4)をクリップ(7)に挟んで一体
化し使用する。
この場合、コア(1)の真円度が高いため、CRTとして
使用する場合、優れた偏向特性が得られる。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明によれば、粉末成形によりほぼ回転
体形状の成形体を成形後、または焼成後に切削加工によ
り溝を形成するようにしたので、成形体に密度差を生じ
ることがなく、このため焼成時の変形を防止して、高真
円度のセラミックスからなる偏向ヨーク用コアが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は製法〔1〕の実施例、第4図ない
し第6図は製法〔2〕の実施例、第9図ないし第10図は
従来例を示し、第1図、第4図、第9図は成形後の成形
体、第2図は溝形成後の成形体、第3図、第5図、第10
図は焼成後の焼結体、第6図は溝形成後の焼結体を示
し、それぞれ(a)は平面図、(b)は一部をA−A断
面で示す正面図、(c)は下面図、第1図、第4図およ
び第9図の(d)は成形状態を示す(b)のB−B相当
断面図、第7図(a)は偏向ヨーク用コアの一部切断正
面図、(b)はその下面図、(c)は(a)のA−A断
面図、第8図(a)はクリップの平面図、(b)はその
正面図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、(1)
は偏向ヨーク用コア、(2)は分割溝、(3),(4)
は分割コア、(5),(6)はクリップ溝、(9a),
(9b)は成形治具、(10)は成形体、(11)は焼結体で
ある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溝を形成したほぼ回転体形状を有するセラ
    ミックスからなる偏向ヨーク用コアの製造方法におい
    て、セラミックス原料粉末の加圧成形により、ほぼ回転
    体形状を有する成形体を形成し、切削加工により溝を形
    成した後、焼成することを特徴とする高真円度偏向ヨー
    ク用コアの製造方法。
  2. 【請求項2】溝を形成したほぼ回転体形状を有するセラ
    ミックスからなる偏向ヨーク用コアの製造方法におい
    て、セラミックス原料粉末の加圧成形により、ほぼ回転
    体形状を有する成形体を形成し、焼成した後、切削加工
    により溝を形成することを特徴とする高真円度偏向ヨー
    ク用コアの製造方法。
JP16493090A 1990-06-22 1990-06-22 高真円度偏向ヨーク用コアの製造方法 Expired - Lifetime JPH0790530B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16493090A JPH0790530B2 (ja) 1990-06-22 1990-06-22 高真円度偏向ヨーク用コアの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16493090A JPH0790530B2 (ja) 1990-06-22 1990-06-22 高真円度偏向ヨーク用コアの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0453705A JPH0453705A (ja) 1992-02-21
JPH0790530B2 true JPH0790530B2 (ja) 1995-10-04

Family

ID=15802545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16493090A Expired - Lifetime JPH0790530B2 (ja) 1990-06-22 1990-06-22 高真円度偏向ヨーク用コアの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0790530B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0453705A (ja) 1992-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4158771A (en) Ion filter and method of making the same
US4416621A (en) Ceramic combustion chamber and method of making it
JPH0790530B2 (ja) 高真円度偏向ヨーク用コアの製造方法
US3751803A (en) Method of making a magnetic head
JPS5975545A (ja) 環状コアの製造方法
JPH03229406A (ja) 偏向ヨーク用コアの製造方法
JP3232500B2 (ja) インサート金具
JPH03136304A (ja) 偏向ヨーク用コア
JP2539556B2 (ja) 偏向ヨ―クコアの製造方法
JP2819303B2 (ja) 偏向ヨークコア
JPH02247946A (ja) 偏向ヨーク用コアの製造方法
JPS5849671A (ja) フェライトコアの製造方法
JPH04262345A (ja) 偏向ヨーク用コア
JPH05267046A (ja) ラジアル異方性円筒状フェライト磁石とその製造方法
JPS5972120A (ja) セパレ−ト型ロ−タリ−トランスコアの製造方法
JPS59128739A (ja) 偏向ヨ−クコアの製造方法
JPH0365244B2 (ja)
JPH0430507A (ja) 平板型ロータリートランスコア
JP2601246B2 (ja) Tmモード誘電体共振器のセラミック体の製造方法
JPH0149764B2 (ja)
JPS61127207A (ja) コルゲ−ト・ホ−ン
JPH0328521Y2 (ja)
JPH04342924A (ja) 偏向ヨークコアの製造方法
JPS6011413B2 (ja) 電子管用陽極構体の製造方法
JPH0521251A (ja) 同軸型ロータリートランスコアの製造方法