JP2539556B2 - 偏向ヨ―クコアの製造方法 - Google Patents
偏向ヨ―クコアの製造方法Info
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- JP2539556B2 JP2539556B2 JP3205959A JP20595991A JP2539556B2 JP 2539556 B2 JP2539556 B2 JP 2539556B2 JP 3205959 A JP3205959 A JP 3205959A JP 20595991 A JP20595991 A JP 20595991A JP 2539556 B2 JP2539556 B2 JP 2539556B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molded body
- deflection yoke
- yoke core
- peripheral surface
- molded
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28B—SHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
- B28B1/00—Producing shaped prefabricated articles from the material
- B28B1/02—Producing shaped prefabricated articles from the material by turning or jiggering in moulds or moulding surfaces on rotatable supports
- B28B1/025—Potters wheels
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーTVやディスプ
レーモニターなどに用いられる偏向ヨークコアの製造方
法に関するものである。
レーモニターなどに用いられる偏向ヨークコアの製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は一般的な偏向ヨークコアの一部を
断面で示す正面図である。図において、1はフェライト
粉末の焼結体からなる朝顔形の偏向ヨークコア、2は偏
向ヨークコア1を分割するために偏向ヨークコア1の外
周面および内周面の対向面に形成された分割溝、3,4
は分割溝2で分割された分割コア、5,6は分割溝2の
両側の各分割コア3,4に形成されたクリップ溝であ
る。
断面で示す正面図である。図において、1はフェライト
粉末の焼結体からなる朝顔形の偏向ヨークコア、2は偏
向ヨークコア1を分割するために偏向ヨークコア1の外
周面および内周面の対向面に形成された分割溝、3,4
は分割溝2で分割された分割コア、5,6は分割溝2の
両側の各分割コア3,4に形成されたクリップ溝であ
る。
【0003】上記の偏向ヨークコア1は焼成後分割溝2
により分割コア3,4に2分割され、巻線を施した後1
つに組合され、対向するクリップ溝5,6をクリップで
挟んで一体化して使用される。
により分割コア3,4に2分割され、巻線を施した後1
つに組合され、対向するクリップ溝5,6をクリップで
挟んで一体化して使用される。
【0004】このような偏向ヨークコア1の従来の製造
方法は、まず分割溝2およびクリップ溝5,6に対応す
る凸部があらかじめ形成された金型で、フェライト原料
粉末を加圧成形して、分割溝2およびクリップ溝5,6
を有する成形体を形成し、その成形体を千数百度の高温
で焼成することにより、偏向ヨークコア1を得る。
方法は、まず分割溝2およびクリップ溝5,6に対応す
る凸部があらかじめ形成された金型で、フェライト原料
粉末を加圧成形して、分割溝2およびクリップ溝5,6
を有する成形体を形成し、その成形体を千数百度の高温
で焼成することにより、偏向ヨークコア1を得る。
【0005】このようなプレス法により得られる偏向ヨ
ークコア1は、比重が小さく、また充填密度の不均一に
起因して焼成により変形し、寸法精度が悪くなるので、
この点を改善するために、ろくろを用いた湿式成形法が
試みられている。
ークコア1は、比重が小さく、また充填密度の不均一に
起因して焼成により変形し、寸法精度が悪くなるので、
この点を改善するために、ろくろを用いた湿式成形法が
試みられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、ろくろを用
いた湿式成形法では、成形体の内周面または外周面に回
転こてを押し当てることにより成形するため、回転こて
を当てる側には分割溝2を形成することができない。
いた湿式成形法では、成形体の内周面または外周面に回
転こてを押し当てることにより成形するため、回転こて
を当てる側には分割溝2を形成することができない。
【0007】成形体の石こう型に面する側には分割溝を
形成することはできるが、このように片面のみに分割溝
を形成した成形体を焼成し、焼結体を分割溝から分割す
ると、分割溝を形成しない側にバりが発生し、このバリ
が偏向ヨークのコイルと接触すると、コイルの絶縁膜を
破壊するという問題点があった。
形成することはできるが、このように片面のみに分割溝
を形成した成形体を焼成し、焼結体を分割溝から分割す
ると、分割溝を形成しない側にバりが発生し、このバリ
が偏向ヨークのコイルと接触すると、コイルの絶縁膜を
破壊するという問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされもので、湿式成形法により成形体を成形す
る場合でも、成形体の両面に分割溝を形成し、分割時に
バリが発生しない偏向ヨークコアを製造することが可能
な偏向ヨークコアの製造方法を得ることを目的とする。
ためになされもので、湿式成形法により成形体を成形す
る場合でも、成形体の両面に分割溝を形成し、分割時に
バリが発生しない偏向ヨークコアを製造することが可能
な偏向ヨークコアの製造方法を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は次の偏向ヨーク
コアの製造方法である。
コアの製造方法である。
【0010】(1)偏向ヨークコアに対応する形状の成
形体を、フェライト原料粘土から湿式成形法により成形
し、成形体が未乾燥の間に成形体の内周面または外周面
に分割溝を形成した後、乾燥および焼成することを特徴
とする偏向ヨークコアの製造方法。
形体を、フェライト原料粘土から湿式成形法により成形
し、成形体が未乾燥の間に成形体の内周面または外周面
に分割溝を形成した後、乾燥および焼成することを特徴
とする偏向ヨークコアの製造方法。
【0011】(2)偏向ヨークコアに対応する形状の成
形体を、外周面の分割溝に対応する形状の凸部を有する
石こう型を用いて、フェライト原料粘土から湿式成形法
により成形し、成形体が未乾燥の間に成形体の内周面に
分割溝を形成した後、乾燥および焼成することを特徴と
する偏向ヨークコアの製造方法。
形体を、外周面の分割溝に対応する形状の凸部を有する
石こう型を用いて、フェライト原料粘土から湿式成形法
により成形し、成形体が未乾燥の間に成形体の内周面に
分割溝を形成した後、乾燥および焼成することを特徴と
する偏向ヨークコアの製造方法。
【0012】(3)偏向ヨークコアの小径側開口部に、
薄肉部を介して底板を取付けた形状の成形体を、フェラ
イト原料粘土からろくろを用いた湿式成形法により成形
し、成形体が未乾燥の間に成形体の内周面または外周面
に分割溝を形成した後、乾燥および焼成し、焼成の前ま
たは後に薄肉部から底板を切離すことを特徴とする偏向
ヨークコアの製造方法。
薄肉部を介して底板を取付けた形状の成形体を、フェラ
イト原料粘土からろくろを用いた湿式成形法により成形
し、成形体が未乾燥の間に成形体の内周面または外周面
に分割溝を形成した後、乾燥および焼成し、焼成の前ま
たは後に薄肉部から底板を切離すことを特徴とする偏向
ヨークコアの製造方法。
【0013】
【作用】この発明の請求項1の偏向ヨークコアの製造方
法においては、フェライト原料粘土から湿式成形法によ
り、偏向ヨークコアに対応する形状の成形体を成形し、
成形体が完全に乾燥する前に成形体の内周面または外周
面に分割溝を形成した後、乾燥および焼成する。これに
より分割溝を有する偏向ヨークコアを得る。
法においては、フェライト原料粘土から湿式成形法によ
り、偏向ヨークコアに対応する形状の成形体を成形し、
成形体が完全に乾燥する前に成形体の内周面または外周
面に分割溝を形成した後、乾燥および焼成する。これに
より分割溝を有する偏向ヨークコアを得る。
【0014】この発明の請求項2の偏向ヨークコアの製
造方法においては、外周面の分割溝に対応する形状の凸
部を有する石こう型を用いて、湿式成形法により成形体
を成形し、成形体が完全に乾燥する前に成形体の内周面
に分割溝を形成した後、乾燥および焼成して偏向ヨーク
コアを得る。
造方法においては、外周面の分割溝に対応する形状の凸
部を有する石こう型を用いて、湿式成形法により成形体
を成形し、成形体が完全に乾燥する前に成形体の内周面
に分割溝を形成した後、乾燥および焼成して偏向ヨーク
コアを得る。
【0015】この発明の請求項3の偏向ヨークコアの製
造方法においては、偏向ヨークコアの小径側開口部に、
薄肉部を介して底板を取付けた形状の成形体の外表面に
対応した形状の型を用いて、ろくろ成形法により成形体
を成形し、成形体が完全に乾燥する前に、内周面または
外周面に分割溝を形成して乾燥後、薄肉部から底板を切
離して焼成するか、あるいは乾燥および焼成後底板を切
離して偏向ヨークコアを得る。
造方法においては、偏向ヨークコアの小径側開口部に、
薄肉部を介して底板を取付けた形状の成形体の外表面に
対応した形状の型を用いて、ろくろ成形法により成形体
を成形し、成形体が完全に乾燥する前に、内周面または
外周面に分割溝を形成して乾燥後、薄肉部から底板を切
離して焼成するか、あるいは乾燥および焼成後底板を切
離して偏向ヨークコアを得る。
【0016】いずれの場合も、成形直後の未乾燥状態に
おける成形体は、軟かくて変形抵抗が低いので、分割溝
は容易に形成される。そして分割溝を形成した後焼成し
た偏向ヨークコアは、分割溝から容易に分割でき、バリ
も発生しない。
おける成形体は、軟かくて変形抵抗が低いので、分割溝
は容易に形成される。そして分割溝を形成した後焼成し
た偏向ヨークコアは、分割溝から容易に分割でき、バリ
も発生しない。
【0017】湿式成形法、特にろくろおよび石こう型を
用いた湿式成形法により得られた成形体は均質であっ
て、未乾燥の間に分割溝を形成した場合でも、密度の変
化はほとんどなく、全体が均質であるため、焼成時の変
形が少なく、寸法精度が良好で、真円度の高い偏向ヨー
クコアが得られる。また従来の粉末プレス成形品に比べ
て比重が大きいため、優れた特性の偏向ヨークコアが得
られる。
用いた湿式成形法により得られた成形体は均質であっ
て、未乾燥の間に分割溝を形成した場合でも、密度の変
化はほとんどなく、全体が均質であるため、焼成時の変
形が少なく、寸法精度が良好で、真円度の高い偏向ヨー
クコアが得られる。また従来の粉末プレス成形品に比べ
て比重が大きいため、優れた特性の偏向ヨークコアが得
られる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。図1は実施例の製造方法におけるろくろ成形工程を
示す断面図、図2(a)は分割溝形成工程を示す斜視
図、(b)はそのA部拡大図、図3(a)は分割溝形成
後の状態を示す斜視図、(b)はそのB部拡大図であ
る。
る。図1は実施例の製造方法におけるろくろ成形工程を
示す断面図、図2(a)は分割溝形成工程を示す斜視
図、(b)はそのA部拡大図、図3(a)は分割溝形成
後の状態を示す斜視図、(b)はそのB部拡大図であ
る。
【0019】図において、11は成形体で、図4の偏向
ヨークコア1に対応する形状を有する朝顔形のコア部1
1aの小径側開口部をふさぐように、底板11bが薄肉
部11cを介して取付けられた構造となっている。12
は石こう型で、上記成形体11の外周面に対応する型面
12aを内面に有する容器状の型であり、成形体11に
成形される外周面の分割溝2に対応する位置に凸部12
bを有する。13は回転こてで、上記成形体11の内表
面に対応するコーン状の押圧面13aを有しているが、
成形体11の内周よりも小径に形成されている。14は
溝形成型で、回転こて13とほぼ同様の形状を有する
が、成形体11の内周面に形成する分割溝2aに対応す
る凸部14bを押圧面14aに有する。
ヨークコア1に対応する形状を有する朝顔形のコア部1
1aの小径側開口部をふさぐように、底板11bが薄肉
部11cを介して取付けられた構造となっている。12
は石こう型で、上記成形体11の外周面に対応する型面
12aを内面に有する容器状の型であり、成形体11に
成形される外周面の分割溝2に対応する位置に凸部12
bを有する。13は回転こてで、上記成形体11の内表
面に対応するコーン状の押圧面13aを有しているが、
成形体11の内周よりも小径に形成されている。14は
溝形成型で、回転こて13とほぼ同様の形状を有する
が、成形体11の内周面に形成する分割溝2aに対応す
る凸部14bを押圧面14aに有する。
【0020】偏向ヨークコア1の製造方法は、まずろく
ろ成形工程において、図1に示す成形型を用いて成形体
11を成形する。すなわち石こう型12に、フェライト
原料粘土を投入し、石こう型12を回転させながら、金
属製の回転こて13を回転させながら原料粘土に押付
け、原料粘土を石こう型12の型面12aに押広げ、石
こう型12に水分を吸収させて、成形体11を成形す
る。
ろ成形工程において、図1に示す成形型を用いて成形体
11を成形する。すなわち石こう型12に、フェライト
原料粘土を投入し、石こう型12を回転させながら、金
属製の回転こて13を回転させながら原料粘土に押付
け、原料粘土を石こう型12の型面12aに押広げ、石
こう型12に水分を吸収させて、成形体11を成形す
る。
【0021】上記のろくろ成形工程において成形される
成形体11は、外周面に図2(a),(b)に示すよう
に、石こう型12の凸部12bに対応する分割溝2が形
成されるが、内周面には分割溝が形成されない。
成形体11は、外周面に図2(a),(b)に示すよう
に、石こう型12の凸部12bに対応する分割溝2が形
成されるが、内周面には分割溝が形成されない。
【0022】そこで成形体11が乾燥する前に分割溝形
成工程において、図2に示すように、前記回転こて13
に代えて溝形成型14を用いて、内周面に分割溝2aを
形成する。このとき溝形成型14を、凸部14bが分割
溝2の対向位置に来るようにして、矢印Y方向に移動さ
せ、凸部14bを成形体11の内周面に押しつけ、図3
に示すように、成形体11の内周面に分割溝2aを形成
する。
成工程において、図2に示すように、前記回転こて13
に代えて溝形成型14を用いて、内周面に分割溝2aを
形成する。このとき溝形成型14を、凸部14bが分割
溝2の対向位置に来るようにして、矢印Y方向に移動さ
せ、凸部14bを成形体11の内周面に押しつけ、図3
に示すように、成形体11の内周面に分割溝2aを形成
する。
【0023】この場合、成形体11は未乾燥のため、軟
かくて変形抵抗が低く、容易に分割溝2aが形成され
る。
かくて変形抵抗が低く、容易に分割溝2aが形成され
る。
【0024】こうして成形体11に分割溝2,2aを形
成した後、成形体11を石こう型12とともに加熱する
と、水分の吸収、乾燥が加速され、成形体11が収縮
し、石こう型12から成形体11が容易に取出される。
成した後、成形体11を石こう型12とともに加熱する
と、水分の吸収、乾燥が加速され、成形体11が収縮
し、石こう型12から成形体11が容易に取出される。
【0025】こうして得られた成形体11を、薄肉部1
1cから底板11bを切離して、コア部11aのみを焼
成するか、あるいは成形体11をそのまま焼成した後、
薄肉部11cから底板11bを切離して、図4の偏向ヨ
ークコア1を製造する。
1cから底板11bを切離して、コア部11aのみを焼
成するか、あるいは成形体11をそのまま焼成した後、
薄肉部11cから底板11bを切離して、図4の偏向ヨ
ークコア1を製造する。
【0026】こうして製造された偏向ヨークコア1は、
分割溝2,2aから分割されるが、内外周両面に分割溝
2,2aが形成されているため、分割に際してバリが発
生することがない。
分割溝2,2aから分割されるが、内外周両面に分割溝
2,2aが形成されているため、分割に際してバリが発
生することがない。
【0027】また、ろくろ成形法によって成形される成
形体11は均質であって、未乾燥の間に分割溝を形成し
た場合でも、密度の変化はほとんどなく、全体が均質で
あるため、焼成時の変形が少なく、寸法精度が良好で、
真円度の高い偏向ヨークコア1が得られる。また従来の
粉末プレス成形品に比べて比重が大きいため、優れた特
性の偏向ヨークコア1が得られる。底板11bを取付け
たまま焼成し、焼成後底板11bを切離すことにより、
焼成時の変形を防止し、寸法精度はさらに向上する。
形体11は均質であって、未乾燥の間に分割溝を形成し
た場合でも、密度の変化はほとんどなく、全体が均質で
あるため、焼成時の変形が少なく、寸法精度が良好で、
真円度の高い偏向ヨークコア1が得られる。また従来の
粉末プレス成形品に比べて比重が大きいため、優れた特
性の偏向ヨークコア1が得られる。底板11bを取付け
たまま焼成し、焼成後底板11bを切離すことにより、
焼成時の変形を防止し、寸法精度はさらに向上する。
【0028】なお、上記の実施例では、ろくろ成形工程
において、容器状の石こう型12の内周部に成形体11
を成形したが、筒状の石こう型の外周部に成形体を成形
してもよい。この場合は外周部に凸部を有する筒状の石
こう型により、成形体の内周部に分割溝を形成した後、
未乾燥の成形体の外周面に、溝形成型により分割溝を形
成する。
において、容器状の石こう型12の内周部に成形体11
を成形したが、筒状の石こう型の外周部に成形体を成形
してもよい。この場合は外周部に凸部を有する筒状の石
こう型により、成形体の内周部に分割溝を形成した後、
未乾燥の成形体の外周面に、溝形成型により分割溝を形
成する。
【0029】また上記の実施例では、凸部を有する溝形
成型を押しつけて分割溝を形成したが、カッター等によ
り削って分割溝を形成してもよい。
成型を押しつけて分割溝を形成したが、カッター等によ
り削って分割溝を形成してもよい。
【0030】
【発明の効果】この発明の請求項1の発明によれば、湿
式成形法により成形した成形体が未乾燥の間に分割溝を
形成するようにしたので、回転こてを押し当てるろくろ
成形法により成形する場合でも成形体の内外周両面に分
割溝を形成することができ、分割時にバリが発生しない
偏向ヨークコアを製造することができる。また得られた
偏向ヨークコアは均質で比重が大きいため、従来のプレ
ス成形品に比べて特性が優れるのみならず、寸法精度も
良好である。
式成形法により成形した成形体が未乾燥の間に分割溝を
形成するようにしたので、回転こてを押し当てるろくろ
成形法により成形する場合でも成形体の内外周両面に分
割溝を形成することができ、分割時にバリが発生しない
偏向ヨークコアを製造することができる。また得られた
偏向ヨークコアは均質で比重が大きいため、従来のプレ
ス成形品に比べて特性が優れるのみならず、寸法精度も
良好である。
【0031】この発明の請求項2の発明によれば、石こ
う型を用いて一方の分割溝を形成するため、分割溝の形
成工程が簡素化できる。
う型を用いて一方の分割溝を形成するため、分割溝の形
成工程が簡素化できる。
【0032】この発明の請求項3の発明によれば、偏向
ヨークコアの小径側開口部に底板を取付けた形状の成形
体を成形し、焼成の前または後に底板を除去するように
したので、偏向ヨークコアをろくろ成形法により容易か
つ効率よく製造することができる。
ヨークコアの小径側開口部に底板を取付けた形状の成形
体を成形し、焼成の前または後に底板を除去するように
したので、偏向ヨークコアをろくろ成形法により容易か
つ効率よく製造することができる。
【図1】実施例におけるろくろ成形工程を示す断面図。
【図2】(a)は実施例における分割溝形成工程を示す
斜視図、(b)はそのA部拡大図。
斜視図、(b)はそのA部拡大図。
【図3】(a)は分割溝形成後の状態を示す斜視図、
(b)はそのB部拡大図。
(b)はそのB部拡大図。
【図4】偏向ヨークコアの一部を断面で示す正面図。
1 偏向ヨークコア 2,2a 分割溝 3,4 分割コア 5,6 クリップ溝 11 成形体 11a コア部 11b 底板 11c 薄肉部 12 石こう型 13 回転こて 14 溝形成型 14b 凸部
Claims (3)
- 【請求項1】 偏向ヨークコアに対応する形状の成形体
を、フェライト原料粘土から湿式成形法により成形し、
成形体が未乾燥の間に成形体の内周面または外周面に分
割溝を形成した後、乾燥および焼成することを特徴とす
る偏向ヨークコアの製造方法。 - 【請求項2】 偏向ヨークコアに対応する形状の成形体
を、外周面の分割溝に対応する形状の凸部を有する石こ
う型を用いて、フェライト原料粘土から湿式成形法によ
り成形し、成形体が未乾燥の間に成形体の内周面に分割
溝を形成した後、乾燥および焼成することを特徴とする
偏向ヨークコアの製造方法。 - 【請求項3】 偏向ヨークコアの小径側開口部に、薄肉
部を介して底板を取付けた形状の成形体を、フェライト
原料粘土からろくろを用いた湿式成形法により成形し、
成形体が未乾燥の間に成形体の内周面または外周面に分
割溝を形成した後、乾燥および焼成し、焼成の前または
後に薄肉部から底板を切離すことを特徴とする偏向ヨー
クコアの製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3205959A JP2539556B2 (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | 偏向ヨ―クコアの製造方法 |
KR1019920000975A KR950002427B1 (ko) | 1991-05-21 | 1992-01-24 | 편향 요크 코어의 제조방법 |
US07/865,485 US5238628A (en) | 1991-05-21 | 1992-04-09 | Method of producing a deflection yoke core |
CN92103930A CN1032779C (zh) | 1991-05-21 | 1992-05-20 | 偏转线圈磁心的制造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3205959A JP2539556B2 (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | 偏向ヨ―クコアの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0547302A JPH0547302A (ja) | 1993-02-26 |
JP2539556B2 true JP2539556B2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=16515542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3205959A Expired - Lifetime JP2539556B2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-08-16 | 偏向ヨ―クコアの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2539556B2 (ja) |
-
1991
- 1991-08-16 JP JP3205959A patent/JP2539556B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0547302A (ja) | 1993-02-26 |
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