JP2819303B2 - 偏向ヨークコア - Google Patents

偏向ヨークコア

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JP2819303B2 JP11887389A JP11887389A JP2819303B2 JP 2819303 B2 JP2819303 B2 JP 2819303B2 JP 11887389 A JP11887389 A JP 11887389A JP 11887389 A JP11887389 A JP 11887389A JP 2819303 B2 JP2819303 B2 JP 2819303B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、主に携帯可能な小型,大型テレビや壁掛け
テレビ等に用いられる偏向ヨークコアに関する。
(従来の技術) 近年の急激な技術革新はテレビ受像器等の形態にも大
きな影響を及ぼし、壁掛けテレビあるいは携帯可能な小
型テレビの開発と共に、小形,コンパクトであるととも
に薄型化に拍車をかけつつある現状である。
ところで、このような壁掛けテレビ等に用いられる陰
極線管の偏向ヨークコアの嵌装部分は、用いられる装置
の薄型化の実効を図るべく楕円形状等の、従来とは異な
る形状を備えたものが増加しつつある。
これに対応して偏向ヨークコアも、第3図(a)乃至
(d)に示すような内周面,外周面1a,1bを共に楕円形
状に成型したものが次第に使用され始めている。尚、図
中2は、後にコイルを巻回する際に分割する際の分割用
溝である。
この様な形状からなる偏向ヨークコア1の製造工程
は、第4図(a),(b)に示すようになっている。
尚、同図(a),(b)中7は楕円柱状の上型、5は
楕円筒状の投入口5aを設けられた枠型、6,4は楕円筒状
の第1,第2の下型、3は中型であり、上型7,中型3は鉛
直方向で摺動自在となっている。また1′は枠型5に形
成された投入口5aに投入されたコア成型用材料である。
まず第4図(a)に示すように、第1,第2の下型6,
4、中型3は、投入口5aにコア成型用材料1′が投入さ
れる際には枠型5の下方に位置し、上型7は投入口5aの
上方に待機している。
そして、コア成型用材料1′の投入が完了すると、上
型7は下降移動して投入口5a内のコア成型用材料1′を
加圧成型する。このようにして第3図(a)乃至(d)
に示す形状の偏向ヨークコアが得られ、後工程において
焼結されて半完成品となる。
この焼結の際、加圧成型されたコア成型用材料の密度
のばらつきは、従来より焼結後の各部の仕上がり寸法に
大きく影響を与えることが知られており、例えば、低密
度の場合は仕上り寸法は小さくなり、他方、高密度であ
ると仕上り寸法は大きくなるという傾向がある。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述したような内外周面共に楕円形状から
なる偏向ヨークコアを成型する場合、枠5,第2の下型4,
中型3の形状も上述したような楕円形状とする必要が生
じる。
ところが、その長軸方向の投入口部分に投入されたコ
ア成型用材料とその短軸方向の投入口部分に投入された
コア成型用材料とを比較した場合、長軸方向の投入口部
分に投入されたコア成型用材料の量とその短軸方向の投
入口部分に投入されたコア成型用材料の量とは異なる
が、両者の断面積A,Bはほぼ同一となるので、加圧後の
密度が異なることとなる。
しかしながらこの密度差は、前述したように成型後の
各部の寸法値の精度に大きく悪影響を及ぼすと共に、機
械的強度は密度の高低にほぼ比例するため、成型後の寸
法が規定値とならないばかりか、分割用溝から2分割し
ようとする際にも機械的強度の不足から他の部分から割
れてしまう等の問題が生じていた。
そこで本発明は、良好な寸法精度を得ると共に、機械
的強度の向上を図った偏向ヨークの提供を目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明の構成は、前述した
偏向ヨークコアにおいて、いづれか一端部の端面とほぼ
直交する複数の平面上における各断面積と、各同一平面
上の一端部側の外周面と他端部側の内周面間の距離との
比率が、各平面間でほぼ等しいものとしている。
(作 用) 上記構成を備えた本発明の作用は、いづれか一端部の
端面とほぼ直交する複数の平面上における断面積と、各
同一平面上の一端部側の外周面と他端部側の内周面間の
距離との比率をほぼ等しくすることで、成型後のコア密
度を均一となるようにし、焼結後の寸法にばらつきを生
じないようにしている。これにより、良好な寸法精度を
得ると共に機械的強度の向上を得るようにしている。
(実施例) 以下、本発明について図面を参照して説明する。
第1図(a)乃至(d)は、一実施例としての偏向ヨ
ークコアの上面図,一部断面を含む正面図,一部断面を
含む右側面図,下面図である。
同図に示す偏向ヨークコア8は、外周面9,内周面10共
に楕円形状から構成されており、さらに内周面10及び外
周面9は、共に中央部分9a,10aから一方の開口端部8aに
かけて連続して大直径となるテーパ状の部分と、他方の
開口端部8bにかけて中心軸Pと平行した部分とからな
る。
また、図示偏向ヨークコア8は、一方の開口端部8aの
端面8cとほぼ直交する一平面上における断面積Cと、同
平面上の一方の開口端部8a側の外周面9と他端部8b側の
内周面10との距離Eとの比、及び他の一平面上における
断面積Dと、同平面上の一方の開口端部8a側の外周面9
と他端部8b側の内周面10との距離Fとの比とをほぼ同一
となるようにし、さらに、両断面間の断面積C,Dを連続
して増減するようしたものである。
尚、本実施例では両断面を含む2平面は直交するもの
を例として示すが、他の角度で交差するようにしてもよ
く、また、上記比率関係は複数の断面間において成立す
ることが好ましい。
ところで、前記両断面積の設定は予め投入口へ投入さ
れるコア成型用材料の投入量と共に、長軸方向に投入さ
れるコア成型用材料の量及び短軸方向に投入されるコア
成型用材料の量を算出し、加圧成型後の長軸方向,短軸
方向における断面積の比率が、前記各軸方向に投入され
るコア成型用材料の量の比率にほぼ一致するように、一
方の軸方向を基準として他の断面積を決定すれば良い。
尚、本実施例では短軸方向の断面積を基準として、長
軸方向の特に開口端部8b側部分の断面積を決定してい
る。
以上のような構成を備えた偏向ヨークコアであれば、
成型後どの断面においてもコア成型用材料の密度をほぼ
一定に保持することが可能となる。従って、後工程にお
いて焼結された際にも各部の寸法に収縮差が生じること
がなく、寸法精度の向上を図ることができる。さらに、
これにより機械的強度も安定したものとなり、例え分割
溝で分割する際にも他の部分から割れてしまうといっ
た、従来回避できなかった問題も解決できるようにな
る。さらに、また、これにより製造工程における歩留ま
りの向上を図ることもできる。
尚、本発明は図示内外周面がともに楕円形状のものに
限らず、内外周面のいづれか一方が他の非真円形状を含
むもの、あるいは幾つかの非真円形状の組み合わせから
なるものであっても適用することができる。このような
一例を第2図(a)乃至(c)に示す。
第2図(a)乃至(c)は、それぞれ他の一実施例と
しての偏向ヨークコアの上面図である。
同図(a)に示す偏向ヨークコア11は、複数の曲率か
らなる曲線から構成されているものであり、同図(b)
に示す偏向ヨークコア12は直線から構成されているもの
である。また、同図(c)に示す偏向ヨークコア13は直
線と曲線から構成されているものである。
このような構成からなる偏向ヨークコア11乃至13であ
っても前述した実施例と同様の効果を得ることができ
る。
さらに、前記各実施例では両端部の大きさが相互に異
なるものを例として説明したが、両端部の内外周面形状
の大きさが同じものや内周面形状だけが異なるものであ
っても前述した実施例と同様の効果を得ることができ
る。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、良好な寸法精度を得る
と共に、機械的強度の向上を図った偏向ヨークコアの提
供ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)乃至(d)は、一実施例としての偏向ヨー
クコアの上面図,一部断面を含む正面図,一部断面を含
む右側面図,下面図、第2図(a)乃至(c)は、それ
ぞれ他の一実施例としての偏向ヨークコアの上面図、第
3図(a)乃至(d)は、従来の偏向ヨークコアの上面
図,一部断面を含む正面図,一部断面を含む右側面図,
下面図、第4図(a),(b)は製造工程を示す説明図
である。 1′……コア成型用材料、9……外周面、 8c,8d……端面、10……内周面。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周面又は外周面形状の少なくとも一方が
    非真円形状を含む筒状からなる偏向ヨークコアにおい
    て、いづれか一端部の端面とほぼ直交する複数の平面上
    における各断面積と、各同一平面上の一端部側の外周面
    と他端部側の内周面間の距離との比率が、各平面間でほ
    ぼ等しいことを特徴とする偏向ヨークコア。
JP11887389A 1989-05-12 1989-05-12 偏向ヨークコア Expired - Fee Related JP2819303B2 (ja)

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