JPH0790435B2 - ピストンリングの組付機 - Google Patents
ピストンリングの組付機Info
- Publication number
- JPH0790435B2 JPH0790435B2 JP5314155A JP31415593A JPH0790435B2 JP H0790435 B2 JPH0790435 B2 JP H0790435B2 JP 5314155 A JP5314155 A JP 5314155A JP 31415593 A JP31415593 A JP 31415593A JP H0790435 B2 JPH0790435 B2 JP H0790435B2
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- JP
- Japan
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- ring
- support
- piston
- split
- divided
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23P—METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
- B23P19/00—Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
- B23P19/04—Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes for assembling or disassembling parts
- B23P19/08—Machines for placing washers, circlips, or the like on bolts or other members
- B23P19/084—Machines for placing washers, circlips, or the like on bolts or other members for placing resilient or flexible rings, e.g. O-rings, circlips
- B23P19/088—Piston rings in piston grooves
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automatic Assembly (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車エンジンなどの
ピストンにおけるリング組付溝に複数のピストンリング
を同時に組付けるピストンリングの組付機に関する。
ピストンにおけるリング組付溝に複数のピストンリング
を同時に組付けるピストンリングの組付機に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジンなどのピストンに設けら
れたリング組付溝に取付けられるピストンリングは、コ
ンプレッション用のトップリングとセカンドリングの2
本及びオイル掻き落とし用のサイドレールアッパリング
とサイドレールロアリング、これらのリングの間に介在
させるエキスパンドリングがある。これらのピストンリ
ングは、あらかじめピストンの外径よりも大きくピスト
ンリングの内径を弾性変形で拡張して、そのピストンリ
ング内にピストンを挿入したのちに、そのピストンリン
グを解放して反発弾性でリング組付溝に組付ける。
れたリング組付溝に取付けられるピストンリングは、コ
ンプレッション用のトップリングとセカンドリングの2
本及びオイル掻き落とし用のサイドレールアッパリング
とサイドレールロアリング、これらのリングの間に介在
させるエキスパンドリングがある。これらのピストンリ
ングは、あらかじめピストンの外径よりも大きくピスト
ンリングの内径を弾性変形で拡張して、そのピストンリ
ング内にピストンを挿入したのちに、そのピストンリン
グを解放して反発弾性でリング組付溝に組付ける。
【0003】前記ピストンリングの組付機として、例え
ば、実開平2−94029号公報に開示されたものが知
られている。このピストンリング組付機は、ピストンの
外径に対応する筒状で、その内周面にトップリングとセ
カンドリングのそれぞれを支持するリング支持溝を形成
し、周方向に4分割された分割支持体が設けられ、かつ
前記分割支持体のそれぞれが径方向にスライド可能に配
置されるとともに、周方向に回動させて径方向にスライ
ドするように構成されている。また、筒状に形成され
て、その周方向に4分割された分割拡張爪のそれぞれ
が、前記分割支持体のそれぞれ内周面に沿って、上下方
向にスライドするように配置されている。そして、分割
支持体と共に分割拡張爪のそれぞれを径方向に同時にス
ライドさせるように構成され、かつ分割支持体の各リン
グ支持溝に各別に連通して、各リング支持溝にピスント
ンリングを導入するトップリング用のリングガイドレー
ルとセカンドリング用のリングガイドレールとが、分割
支持体に対してV字状に設けられ、かつ各リングガイド
レールにリング搬送手段が配置されたものである。
ば、実開平2−94029号公報に開示されたものが知
られている。このピストンリング組付機は、ピストンの
外径に対応する筒状で、その内周面にトップリングとセ
カンドリングのそれぞれを支持するリング支持溝を形成
し、周方向に4分割された分割支持体が設けられ、かつ
前記分割支持体のそれぞれが径方向にスライド可能に配
置されるとともに、周方向に回動させて径方向にスライ
ドするように構成されている。また、筒状に形成され
て、その周方向に4分割された分割拡張爪のそれぞれ
が、前記分割支持体のそれぞれ内周面に沿って、上下方
向にスライドするように配置されている。そして、分割
支持体と共に分割拡張爪のそれぞれを径方向に同時にス
ライドさせるように構成され、かつ分割支持体の各リン
グ支持溝に各別に連通して、各リング支持溝にピスント
ンリングを導入するトップリング用のリングガイドレー
ルとセカンドリング用のリングガイドレールとが、分割
支持体に対してV字状に設けられ、かつ各リングガイド
レールにリング搬送手段が配置されたものである。
【0004】前記のピストンリングの組付機は、前記分
割拡張爪を下降させて、分割支持体の各リング溝を開放
する。この状態で分割支持体のリング支持溝のそれぞれ
に、各リングガイドレールに沿って搬送したトップリン
グとセカンドリングを挿入したのちに、分割拡張爪を分
割支持体内に上昇させて、分割拡張爪を前記トップリン
グとセカンドリング内に挿入する。この状態で、各分割
支持体を分割拡張爪と共に径方向にスライドさせて、前
記トップリングとセカンドリングの径を弾性変形で大き
くし、分割拡張爪の内径をピストンの外径よりも大きく
する。そして、分割拡張爪内にピストンを挿入したのち
に、分割拡張爪を下降させてトップリングとセカンドリ
ングとを解放し、それらを反発弾性で前記ピストンのリ
ング組付溝に組付ける。次に、分割支持体と分割拡張爪
とを内方にスライドさせて、それらの径を元の状態に復
帰させることを反復するものである。
割拡張爪を下降させて、分割支持体の各リング溝を開放
する。この状態で分割支持体のリング支持溝のそれぞれ
に、各リングガイドレールに沿って搬送したトップリン
グとセカンドリングを挿入したのちに、分割拡張爪を分
割支持体内に上昇させて、分割拡張爪を前記トップリン
グとセカンドリング内に挿入する。この状態で、各分割
支持体を分割拡張爪と共に径方向にスライドさせて、前
記トップリングとセカンドリングの径を弾性変形で大き
くし、分割拡張爪の内径をピストンの外径よりも大きく
する。そして、分割拡張爪内にピストンを挿入したのち
に、分割拡張爪を下降させてトップリングとセカンドリ
ングとを解放し、それらを反発弾性で前記ピストンのリ
ング組付溝に組付ける。次に、分割支持体と分割拡張爪
とを内方にスライドさせて、それらの径を元の状態に復
帰させることを反復するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のピストンリ
ングの組付機は、トップリングとセカンドリングのそれ
ぞれを、各専用のリングガイドレールで分割支持体に搬
送するするものであり、リングガイドレールが複数にな
るから、その構成が繁雑になり、設置に要するスペース
が大きくなる。したがって、例えば、トップリングとセ
カンドリング及びサイドレールアッパリングとサイドレ
ールロアリングの4本を同時に組付けるように構成しよ
うとすると、一層構成が繁雑になって、設置スペースが
より大きくなる課題が発生する。また、前記4本のピス
トンリングを各別に、分割リング支持体に搬送するよう
になるから、その各ピストンリングの搬送制御なども繁
雑になり、4本のピストンリングの組付け効率が低くな
る課題も発生する。
ングの組付機は、トップリングとセカンドリングのそれ
ぞれを、各専用のリングガイドレールで分割支持体に搬
送するするものであり、リングガイドレールが複数にな
るから、その構成が繁雑になり、設置に要するスペース
が大きくなる。したがって、例えば、トップリングとセ
カンドリング及びサイドレールアッパリングとサイドレ
ールロアリングの4本を同時に組付けるように構成しよ
うとすると、一層構成が繁雑になって、設置スペースが
より大きくなる課題が発生する。また、前記4本のピス
トンリングを各別に、分割リング支持体に搬送するよう
になるから、その各ピストンリングの搬送制御なども繁
雑になり、4本のピストンリングの組付け効率が低くな
る課題も発生する。
【0006】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、トップリングとセカンドリング及びサイドレール
アッパリングとサイドレールロアリングの4本も、同時
に比較的簡単な構成で効率よく組付けることが可能なピ
ストンリングの組付機をうることを目的とする。
って、トップリングとセカンドリング及びサイドレール
アッパリングとサイドレールロアリングの4本も、同時
に比較的簡単な構成で効率よく組付けることが可能なピ
ストンリングの組付機をうることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のピストンリング
の組付機は、筒状に形成されて内周面に、組付ける複数
種のピストンリングが挿入される複数のリング支持溝が
周方向に形成され、かつ周方向に複数に分割された分割
支持体が、軸線を上下方向にして、それぞれが径方向に
スライド可能に配置され、前記各分割支持体の内側に挿
入される分割支持体と同数に分割された筒状の分割拡張
爪が上下動可能に、かつそれぞれが径方向にスライド可
能に設けられて、分割支持体と分割拡張爪のそれぞれ
を、同時に径を拡張する方向にスライドさせる駆動手段
が設けられたピストンリングの組付機において、前記分
割支持体の内の1つが、前記各ピストンリングを同時に
前記リング支持溝で支持して搬送する搬送兼用分割支持
体とされて、その搬送兼用分割支持体が、そのスライド
方向を延長して設けられた搬送レールに往復動可能に装
着され、前記搬送兼用分割支持体が各リング支持溝で支
持して搬送する各ピストンリングの両端部が挿入される
複数のガイド溝を設けた一対のリングガイドレールが、
前記搬送レールと平行にして搬送兼用分割支持体の両側
に配置され、この一対のリングガイドレールの側部に各
ピストンリングの収容筒が立設されて、その各収容筒か
らリング送出板が送出したピストンリングのそれぞれ
を、前記各ガイド溝に導入するリングスリットが、リン
グガイドレールに各ガイド溝に連通させて形成され、相
対した前記リングガイドレール間に架設状に支持された
各ピストンリングを前記搬送兼用分割支持体で搬送し
て、そのピストンリングを他の分割支持体のリング支持
溝に挿入することを特徴とする。
の組付機は、筒状に形成されて内周面に、組付ける複数
種のピストンリングが挿入される複数のリング支持溝が
周方向に形成され、かつ周方向に複数に分割された分割
支持体が、軸線を上下方向にして、それぞれが径方向に
スライド可能に配置され、前記各分割支持体の内側に挿
入される分割支持体と同数に分割された筒状の分割拡張
爪が上下動可能に、かつそれぞれが径方向にスライド可
能に設けられて、分割支持体と分割拡張爪のそれぞれ
を、同時に径を拡張する方向にスライドさせる駆動手段
が設けられたピストンリングの組付機において、前記分
割支持体の内の1つが、前記各ピストンリングを同時に
前記リング支持溝で支持して搬送する搬送兼用分割支持
体とされて、その搬送兼用分割支持体が、そのスライド
方向を延長して設けられた搬送レールに往復動可能に装
着され、前記搬送兼用分割支持体が各リング支持溝で支
持して搬送する各ピストンリングの両端部が挿入される
複数のガイド溝を設けた一対のリングガイドレールが、
前記搬送レールと平行にして搬送兼用分割支持体の両側
に配置され、この一対のリングガイドレールの側部に各
ピストンリングの収容筒が立設されて、その各収容筒か
らリング送出板が送出したピストンリングのそれぞれ
を、前記各ガイド溝に導入するリングスリットが、リン
グガイドレールに各ガイド溝に連通させて形成され、相
対した前記リングガイドレール間に架設状に支持された
各ピストンリングを前記搬送兼用分割支持体で搬送し
て、そのピストンリングを他の分割支持体のリング支持
溝に挿入することを特徴とする。
【0008】前記搬送兼用分割支持体とその駆動体と
を、それらの移動方向の間隔を小さく変化させることを
可能に連結して、搬送兼用分割支持体と駆動体とを検出
用付勢ばねで相互に遠くなる方向に付勢し、かつ検出用
付勢ばねを圧縮して搬送兼用分割支持体と駆動体との間
隔が小さく変化したことを検出する検出手段を設けて、
この検出手段の出力信号で前記駆動体を停止させること
も可能である。
を、それらの移動方向の間隔を小さく変化させることを
可能に連結して、搬送兼用分割支持体と駆動体とを検出
用付勢ばねで相互に遠くなる方向に付勢し、かつ検出用
付勢ばねを圧縮して搬送兼用分割支持体と駆動体との間
隔が小さく変化したことを検出する検出手段を設けて、
この検出手段の出力信号で前記駆動体を停止させること
も可能である。
【0009】
【作用】前記本発明のピストンリングの組付機は、各分
割支持体を内方にスライドさせて内径を小さくし、かつ
搬送兼用分割支持体を搬送レールの端部に移動させる。
そして、各収容筒に収容されたピストンリングの1個ず
つをリング送出板で、相対して配置されたリングガイド
レールの複数のガイド溝のそれぞれに送出し、その各ピ
ストンリングを前記リングガイドレール間に架設状に支
持する。この状態で前記搬送兼用分割支持体を搬送レー
ルに沿って、前記一対のリングガイドレール間をスライ
ドさせて、リングガイドレール間に架設状になった前記
各ピストンリングを順次に押して同時に搬送する。この
とき、各ピストンリングの一部が搬送兼用分割支持体の
各リング支持溝に入っている。複数のピストンリングを
同時に搬送する搬送兼用分割支持体は、他の分割支持体
間の所定の位置までスライドし停止して、前記搬送した
複数のピストンリングのそれぞれを他の分割支持体の各
リング支持溝にも挿入して、その各ピストンリングのほ
ぼ全体を搬送兼用分割支持体と他の分割支持体で支持す
る。
割支持体を内方にスライドさせて内径を小さくし、かつ
搬送兼用分割支持体を搬送レールの端部に移動させる。
そして、各収容筒に収容されたピストンリングの1個ず
つをリング送出板で、相対して配置されたリングガイド
レールの複数のガイド溝のそれぞれに送出し、その各ピ
ストンリングを前記リングガイドレール間に架設状に支
持する。この状態で前記搬送兼用分割支持体を搬送レー
ルに沿って、前記一対のリングガイドレール間をスライ
ドさせて、リングガイドレール間に架設状になった前記
各ピストンリングを順次に押して同時に搬送する。この
とき、各ピストンリングの一部が搬送兼用分割支持体の
各リング支持溝に入っている。複数のピストンリングを
同時に搬送する搬送兼用分割支持体は、他の分割支持体
間の所定の位置までスライドし停止して、前記搬送した
複数のピストンリングのそれぞれを他の分割支持体の各
リング支持溝にも挿入して、その各ピストンリングのほ
ぼ全体を搬送兼用分割支持体と他の分割支持体で支持す
る。
【0010】次に、分割拡張爪のそれぞれを上昇させ
て、搬送兼用分割支持体と他の分割支持体及び各ピスト
ンリングの内側に挿入する。そして、搬送兼用分割支持
体と他の分割支持体のそれぞれと共に各分割拡張爪を、
それらの径を大きくする方向にスライドさせて、各分割
拡張爪で各ピストンリングの径を弾性変形で大きくし、
かつ各拡張爪の内側にピストンを挿入可能にする。前記
のように、内径が大きくなった分割拡張爪内にピストン
を挿入してから、分割拡張爪を下降させて各ピストンリ
ングを解放する。解放された各ピストンリングが、その
反発弾性で元の径に復帰して、前記ピストンの各リング
組付溝に入る。このピストンリングが組付けられたピス
トンを分割支持体から取出すことを反復する。
て、搬送兼用分割支持体と他の分割支持体及び各ピスト
ンリングの内側に挿入する。そして、搬送兼用分割支持
体と他の分割支持体のそれぞれと共に各分割拡張爪を、
それらの径を大きくする方向にスライドさせて、各分割
拡張爪で各ピストンリングの径を弾性変形で大きくし、
かつ各拡張爪の内側にピストンを挿入可能にする。前記
のように、内径が大きくなった分割拡張爪内にピストン
を挿入してから、分割拡張爪を下降させて各ピストンリ
ングを解放する。解放された各ピストンリングが、その
反発弾性で元の径に復帰して、前記ピストンの各リング
組付溝に入る。このピストンリングが組付けられたピス
トンを分割支持体から取出すことを反復する。
【0011】前記搬送兼用分割支持体とその駆動体と
を、それらの間隔が小さく変化することを可能に連結し
て、その間隔の変化を検出手段で検出して駆動体を停止
させるように構成すると、前記リングガイドレール間に
架設状に支持されたピストンリングを搬送兼用分割支持
体で搬送しているときに、そのピストンリングがガイド
溝に引っ掛かるなどして搬送が困難になると、駆動体と
搬送兼用分割支持体との間隔が検出用付勢ばねを圧縮し
て小さく変化する。この間隔の変化を前記検出手段で検
出して駆動体を停止させて、前記ピストンリングが変形
するようなことを防止する。
を、それらの間隔が小さく変化することを可能に連結し
て、その間隔の変化を検出手段で検出して駆動体を停止
させるように構成すると、前記リングガイドレール間に
架設状に支持されたピストンリングを搬送兼用分割支持
体で搬送しているときに、そのピストンリングがガイド
溝に引っ掛かるなどして搬送が困難になると、駆動体と
搬送兼用分割支持体との間隔が検出用付勢ばねを圧縮し
て小さく変化する。この間隔の変化を前記検出手段で検
出して駆動体を停止させて、前記ピストンリングが変形
するようなことを防止する。
【0012】本発明のピストンリングの組付機の実施例
を図面について説明する。図において、1は固定ベッド
で、その上面に配置されたリング組付体2の中央部に、
円筒状のピストン挿入部3が形成され、その下側に内方
に突出する突出部4が設けられている。前記リング組付
体2は、ピストン挿入部3の周方向に4分割した分割支
持体5a,5b,5c,5d で構成され、かつ分割支持体5dは、端
部を前記突出部4としたベース6aと、その上に載置状に
される搬送兼用分割支持体6bとで構成されて、分割支持
体5a,5b,5cとベース6aのそれぞれが、ピストン挿入部3
の径方向にスライド可能に、固定ベッド1に固着された
案内レール7に装着されている。8は分割支持体5a,5b,
5cと搬送兼用分割支持体6bの各内周面に、その周方向に
互いに連通させて形成されたピストンリング挿入用のリ
ング支持溝で、このリング支持溝8はトップリングとセ
カンドリング及びサイドレールアッパリングとサイドレ
ールロアリングの4本のそれぞれを挿入可能に、ピスト
ン挿入部3の軸線方向に並べて4本形成されている。9
は分割支持体5a,5b,5cとベース6aのそれぞれの突出部4
の基部を、ピストン挿入部3の軸線方向に貫通して設け
られた爪挿通孔である。
を図面について説明する。図において、1は固定ベッド
で、その上面に配置されたリング組付体2の中央部に、
円筒状のピストン挿入部3が形成され、その下側に内方
に突出する突出部4が設けられている。前記リング組付
体2は、ピストン挿入部3の周方向に4分割した分割支
持体5a,5b,5c,5d で構成され、かつ分割支持体5dは、端
部を前記突出部4としたベース6aと、その上に載置状に
される搬送兼用分割支持体6bとで構成されて、分割支持
体5a,5b,5cとベース6aのそれぞれが、ピストン挿入部3
の径方向にスライド可能に、固定ベッド1に固着された
案内レール7に装着されている。8は分割支持体5a,5b,
5cと搬送兼用分割支持体6bの各内周面に、その周方向に
互いに連通させて形成されたピストンリング挿入用のリ
ング支持溝で、このリング支持溝8はトップリングとセ
カンドリング及びサイドレールアッパリングとサイドレ
ールロアリングの4本のそれぞれを挿入可能に、ピスト
ン挿入部3の軸線方向に並べて4本形成されている。9
は分割支持体5a,5b,5cとベース6aのそれぞれの突出部4
の基部を、ピストン挿入部3の軸線方向に貫通して設け
られた爪挿通孔である。
【0013】10は固定ベース1を貫通して、それに固定
された支持筒、11は支持筒10にスライド可能に挿入され
た昇降部材11で、この昇降部材11に分割支持体5a,5b,5c
とベース6aのそれぞれに重なる案内長孔12が、ピストン
挿入部3の径方向に長く形成されている。13は分割支持
体5a,5b,5cとベース6aの各爪挿通孔9にスライド可能に
挿通された分割拡張爪で、それらの上端の肉薄部13a が
分割支持体5a,5b,5cと搬送兼用分割支持体6bの各リング
支持溝8のそれぞれと重なるように形成されており、分
割拡張爪13の上昇で肉薄部13a がリング支持溝8に重な
り、下降で肉薄部13がリング支持溝8を開放する。そし
て、前記各案内長孔12に挿通され、かつ端部の大径部が
係止されて案内長孔12に沿ってスライドする連結ピン14
で、前記分割拡張爪13のそれぞれが昇降部材11に連結さ
れている。したがって、分割拡張爪13のそれぞれが、前
記案内長孔12に沿ってピストン挿入部3の径方向にスラ
イド可能であり、かつ昇降部材11の昇降に伴って各分割
拡張爪13が昇降する。
された支持筒、11は支持筒10にスライド可能に挿入され
た昇降部材11で、この昇降部材11に分割支持体5a,5b,5c
とベース6aのそれぞれに重なる案内長孔12が、ピストン
挿入部3の径方向に長く形成されている。13は分割支持
体5a,5b,5cとベース6aの各爪挿通孔9にスライド可能に
挿通された分割拡張爪で、それらの上端の肉薄部13a が
分割支持体5a,5b,5cと搬送兼用分割支持体6bの各リング
支持溝8のそれぞれと重なるように形成されており、分
割拡張爪13の上昇で肉薄部13a がリング支持溝8に重な
り、下降で肉薄部13がリング支持溝8を開放する。そし
て、前記各案内長孔12に挿通され、かつ端部の大径部が
係止されて案内長孔12に沿ってスライドする連結ピン14
で、前記分割拡張爪13のそれぞれが昇降部材11に連結さ
れている。したがって、分割拡張爪13のそれぞれが、前
記案内長孔12に沿ってピストン挿入部3の径方向にスラ
イド可能であり、かつ昇降部材11の昇降に伴って各分割
拡張爪13が昇降する。
【0014】15,15は固定ベッド1の下面に固着立設さ
れた支持ロッドで、これらの先端に架設状に支持プレー
ト16が取付けられている。17,17 は支持プレート16に固
着立設された支持棒で、これらに架設状に取付プレート
18が取付けられている。19は取付プレート18に固定され
たエアシリンダで、これが連結ロッド20,20 で前記昇降
部材11に連結されている。21は分割支持体5a,5b,5c,5d
の内側部に配置されたピストン載置台で、これにスライ
ドロッド22が突設されている。23は前記支持プレート16
に取付けられたエアシリンダで、これに前記スライドロ
ッド22が連結されている。24はエアシリンダ23のストロ
ーク調節ナットである。
れた支持ロッドで、これらの先端に架設状に支持プレー
ト16が取付けられている。17,17 は支持プレート16に固
着立設された支持棒で、これらに架設状に取付プレート
18が取付けられている。19は取付プレート18に固定され
たエアシリンダで、これが連結ロッド20,20 で前記昇降
部材11に連結されている。21は分割支持体5a,5b,5c,5d
の内側部に配置されたピストン載置台で、これにスライ
ドロッド22が突設されている。23は前記支持プレート16
に取付けられたエアシリンダで、これに前記スライドロ
ッド22が連結されている。24はエアシリンダ23のストロ
ーク調節ナットである。
【0015】25は分割支持体5cの端部に固着されたブラ
ケット(図2参照)で、その両端部の異なる各面に突出
させて受ボルト26a,26b が分割支持体5cのスライド方向
と同方向に進退可能に取付けられている。27a,27b は受
ボルト26a,26b のそれぞれと相対して、ブラケット25の
各側部に配置されたストッパで、これらで受ボルト26a,
26b のそれぞれを支承して分割支持体5cのスライド範囲
を規制して、分割支持体5a,5b,5c,5d のそれぞれのスラ
イド範囲を設定して、その内径をピストンリングを組付
けるピストンの外径に対応させるように構成されてい
る。この分割支持体5cのスライド範囲の調節は受ボルト
26a,26b の進退で行う。28はブラケット25を介して分割
支持体5cの端部に連結したエアシリンダで、これは固定
ベッド1に固定されている。
ケット(図2参照)で、その両端部の異なる各面に突出
させて受ボルト26a,26b が分割支持体5cのスライド方向
と同方向に進退可能に取付けられている。27a,27b は受
ボルト26a,26b のそれぞれと相対して、ブラケット25の
各側部に配置されたストッパで、これらで受ボルト26a,
26b のそれぞれを支承して分割支持体5cのスライド範囲
を規制して、分割支持体5a,5b,5c,5d のそれぞれのスラ
イド範囲を設定して、その内径をピストンリングを組付
けるピストンの外径に対応させるように構成されてい
る。この分割支持体5cのスライド範囲の調節は受ボルト
26a,26b の進退で行う。28はブラケット25を介して分割
支持体5cの端部に連結したエアシリンダで、これは固定
ベッド1に固定されている。
【0016】29a は分割支持体5aの一側と分割支持体5c
の両側から突設された連結プレートで、これらにピスト
ン挿入部3の接線方向に長い連結長孔30が設けられてい
る。29b は前記連結プレート29a のそれぞれと重ねるよ
うに、分割支持体5bの両側とベース6aの一側に突出され
た連結板で、この各連結板29b に取付けたローラ31が前
記連結長孔30のそれぞれにスライド可能に挿入されてい
る。したがって、前記エアシリンダ28が分割支持体5cを
ピストン挿入部3の径を大きくする方向にスライドさせ
ると、連結長孔30の移動に伴って、その中でローラ31が
移動して支持体5a,5b,5dのそれぞれも、ピストン挿入部
3の径を大きくする方向に同時にスライドし、かつその
各爪挿通孔9に挿通された各分割拡張爪13も同時にスラ
イドさせる。53は分割支持体5aを分割支持体5bの方に、
ベース6aを分割支持体5aの方にそれぞれ付勢する付勢ば
ね(図2参照)である。
の両側から突設された連結プレートで、これらにピスト
ン挿入部3の接線方向に長い連結長孔30が設けられてい
る。29b は前記連結プレート29a のそれぞれと重ねるよ
うに、分割支持体5bの両側とベース6aの一側に突出され
た連結板で、この各連結板29b に取付けたローラ31が前
記連結長孔30のそれぞれにスライド可能に挿入されてい
る。したがって、前記エアシリンダ28が分割支持体5cを
ピストン挿入部3の径を大きくする方向にスライドさせ
ると、連結長孔30の移動に伴って、その中でローラ31が
移動して支持体5a,5b,5dのそれぞれも、ピストン挿入部
3の径を大きくする方向に同時にスライドし、かつその
各爪挿通孔9に挿通された各分割拡張爪13も同時にスラ
イドさせる。53は分割支持体5aを分割支持体5bの方に、
ベース6aを分割支持体5aの方にそれぞれ付勢する付勢ば
ね(図2参照)である。
【0017】32は搬送兼用分割支持体6bの下面に端部が
固着された倒L字状の搬送材(図4と図5参照)で、こ
の搬送材32の端部を介して搬送兼用分割支持体6bがベー
ス6a上に載置状になる。33はベース6aが装着された案内
レール7の延長方向にして固定ベッド1上に設けられた
搬送レールで、これに前記搬送材32がスライド可能に装
着されている。34a,34b は搬送兼用分割支持体6bの両側
に相対して配置されたリングガイドレールで、その相対
した各面に搬送兼用分割支持体6bの各リング支持溝8に
連通状にしてガイド溝35が形成されている。36はリング
ガイドレール34a,34b 間において、それらと上側にかつ
平行に配置されたねじ軸で、これにそのねじにかみ合っ
て進退する移動体37が取付けられている。38は移動体37
の下側に固着突設された駆動体(図5参照)で、これに
棒状の連結材39が固着突設されている。40は前記搬送材
32に駆動体38と相対して突設された保持板で、これを前
記連結材39が貫通してスライド可能に取付けられ、かつ
連結材39に保持板40を駆動体38から遠くなる方向に付勢
する検出用付勢ばね41が取付けられている。42は保持板
40に固着突設された検出バーで、これが接して作動する
検出スイッチ43が検出バー42と間隔をおいて駆動体38に
取付けられている。44はねじ軸36と平行に設けられたガ
イドレールで、これに移動体37がスライド可能に装着さ
れている。45は前記ねじ軸36の端部に固着されたプー
リ、46はサーボモータで、そのプーリ47と前記プーリ45
とにタイミングベルト48が張設されている。
固着された倒L字状の搬送材(図4と図5参照)で、こ
の搬送材32の端部を介して搬送兼用分割支持体6bがベー
ス6a上に載置状になる。33はベース6aが装着された案内
レール7の延長方向にして固定ベッド1上に設けられた
搬送レールで、これに前記搬送材32がスライド可能に装
着されている。34a,34b は搬送兼用分割支持体6bの両側
に相対して配置されたリングガイドレールで、その相対
した各面に搬送兼用分割支持体6bの各リング支持溝8に
連通状にしてガイド溝35が形成されている。36はリング
ガイドレール34a,34b 間において、それらと上側にかつ
平行に配置されたねじ軸で、これにそのねじにかみ合っ
て進退する移動体37が取付けられている。38は移動体37
の下側に固着突設された駆動体(図5参照)で、これに
棒状の連結材39が固着突設されている。40は前記搬送材
32に駆動体38と相対して突設された保持板で、これを前
記連結材39が貫通してスライド可能に取付けられ、かつ
連結材39に保持板40を駆動体38から遠くなる方向に付勢
する検出用付勢ばね41が取付けられている。42は保持板
40に固着突設された検出バーで、これが接して作動する
検出スイッチ43が検出バー42と間隔をおいて駆動体38に
取付けられている。44はねじ軸36と平行に設けられたガ
イドレールで、これに移動体37がスライド可能に装着さ
れている。45は前記ねじ軸36の端部に固着されたプー
リ、46はサーボモータで、そのプーリ47と前記プーリ45
とにタイミングベルト48が張設されている。
【0018】49,50,51,52 はリングガイドレール34a,34
b の各側部に設けられたターンテーブルで、ターンテー
ブル49にトップリングの収容筒49a の4本、ターンテー
ブル50にセカンドリングの収容筒50a の4本、ターンテ
ーブル51にアッパリングの収容筒51a の4本、ターンテ
ーブル52にロアリングの収容筒52a の4本のそれぞれが
立設されて、ターンテーブル49,50,51,52 のターンで各
4本の収容筒49a,50a,51a,52a の各ピストンリングを順
次に組付けるように構成されている。そして、収容筒49
a,50a,51a,52a の各1本に対して、その各下端に重なっ
てスライドしてピストンリングの1個ずつを送出するリ
ング送出板49b,50b,51b,52b が設けられている。49c,50
c,51c,52c はリング送出板49b,50b,51b,52b のそれぞれ
が送出する各ピストンリングを、リングガイドレール34
a,34b のガイド溝35に導入するために、ガイド溝35に連
通させてリングガイドレール34a,34b に設けられたリン
グスリット、54はピストンリング、55はピストン、56は
ピストン55のリング組付溝である。
b の各側部に設けられたターンテーブルで、ターンテー
ブル49にトップリングの収容筒49a の4本、ターンテー
ブル50にセカンドリングの収容筒50a の4本、ターンテ
ーブル51にアッパリングの収容筒51a の4本、ターンテ
ーブル52にロアリングの収容筒52a の4本のそれぞれが
立設されて、ターンテーブル49,50,51,52 のターンで各
4本の収容筒49a,50a,51a,52a の各ピストンリングを順
次に組付けるように構成されている。そして、収容筒49
a,50a,51a,52a の各1本に対して、その各下端に重なっ
てスライドしてピストンリングの1個ずつを送出するリ
ング送出板49b,50b,51b,52b が設けられている。49c,50
c,51c,52c はリング送出板49b,50b,51b,52b のそれぞれ
が送出する各ピストンリングを、リングガイドレール34
a,34b のガイド溝35に導入するために、ガイド溝35に連
通させてリングガイドレール34a,34b に設けられたリン
グスリット、54はピストンリング、55はピストン、56は
ピストン55のリング組付溝である。
【0019】前記ピストンリングの組付機によるピスト
ンリングの組付けは、分割支持体5a,5b,5c,5d で構成す
るピストン挿入部3の径を小さくするように、エアシリ
ンダ28で分割支持体5cを移動させ、かつ図4、7に示し
たように、エアシリンダ19の作動で各分割拡張爪13をピ
ストン挿入部3の下方に下降させて、リング支持溝8の
すべてを開放する。そして、サーボモータ46でねじ軸36
を回転させて、図5に示したように、分割支持体5dの搬
送兼用分割支持体6bを搬送レール33の端部まで移動させ
る。この状態で、収容筒49a,50a,51a,52a,53a の各ピス
トンリングの1個ずつを、リング送出板49b,50b,51b,52
b,53b のそれぞれで送出して、その4個の各ピストンリ
ングをリングガイドレール34a,34b に相対して設けられ
た各ガイド溝35に各別に架設状にする。次に、サーボモ
ータ46の作動でねじ軸36を回転させて搬送兼用分割支持
体6bをベース6a側に移動させて、その各リング支持溝8
でリングガイドレール34a,34b に架設状になった前記各
ピストンリングの一部を支持して、図7に鎖線で示した
ように、その各ピストンリング54を前記各ガイド溝35に
沿って搬送する。このように、搬送兼用分割支持体6bが
ピストンリング54を搬送して、図7に実線で示したよう
に、ベース6a上に載置状になると、搬送兼用分割支持体
6bが停止し、前記各ピストンリング54が分割支持体5a,5
b,5cの各リング支持溝8に挿入される。
ンリングの組付けは、分割支持体5a,5b,5c,5d で構成す
るピストン挿入部3の径を小さくするように、エアシリ
ンダ28で分割支持体5cを移動させ、かつ図4、7に示し
たように、エアシリンダ19の作動で各分割拡張爪13をピ
ストン挿入部3の下方に下降させて、リング支持溝8の
すべてを開放する。そして、サーボモータ46でねじ軸36
を回転させて、図5に示したように、分割支持体5dの搬
送兼用分割支持体6bを搬送レール33の端部まで移動させ
る。この状態で、収容筒49a,50a,51a,52a,53a の各ピス
トンリングの1個ずつを、リング送出板49b,50b,51b,52
b,53b のそれぞれで送出して、その4個の各ピストンリ
ングをリングガイドレール34a,34b に相対して設けられ
た各ガイド溝35に各別に架設状にする。次に、サーボモ
ータ46の作動でねじ軸36を回転させて搬送兼用分割支持
体6bをベース6a側に移動させて、その各リング支持溝8
でリングガイドレール34a,34b に架設状になった前記各
ピストンリングの一部を支持して、図7に鎖線で示した
ように、その各ピストンリング54を前記各ガイド溝35に
沿って搬送する。このように、搬送兼用分割支持体6bが
ピストンリング54を搬送して、図7に実線で示したよう
に、ベース6a上に載置状になると、搬送兼用分割支持体
6bが停止し、前記各ピストンリング54が分割支持体5a,5
b,5cの各リング支持溝8に挿入される。
【0020】前記のように、搬送した各ピストンリング
を分割支持体5a,5b,5c,5d の各リング支持溝8で支持し
てから、図3に示したように、エアシリンダ19で各分割
拡張爪13を上昇させて、それら先端の肉薄部13a をピス
トン挿入部3と各ピストンリング内に挿入する。そし
て、エアシリンダ28の作動で分割支持体5cをエアシリン
ダ28側にスライドさせる。すると、分割支持体5aに突設
された各連結プレート29a の移動に伴って、その各連結
長孔30に沿って、分割支持体5bとベース6aに突設した各
連結プレート29b のローラ31がスライドする。この各ロ
ーラ31のスライドで、分割支持体5bとベース6a、搬送兼
用分割支持体6bとが互いに遠くなる方向にスライドする
とともに、分割支持体5bのスライドに伴って同様に分割
支持体5aが分割支持体5cから遠くなる方向にスライドす
る。
を分割支持体5a,5b,5c,5d の各リング支持溝8で支持し
てから、図3に示したように、エアシリンダ19で各分割
拡張爪13を上昇させて、それら先端の肉薄部13a をピス
トン挿入部3と各ピストンリング内に挿入する。そし
て、エアシリンダ28の作動で分割支持体5cをエアシリン
ダ28側にスライドさせる。すると、分割支持体5aに突設
された各連結プレート29a の移動に伴って、その各連結
長孔30に沿って、分割支持体5bとベース6aに突設した各
連結プレート29b のローラ31がスライドする。この各ロ
ーラ31のスライドで、分割支持体5bとベース6a、搬送兼
用分割支持体6bとが互いに遠くなる方向にスライドする
とともに、分割支持体5bのスライドに伴って同様に分割
支持体5aが分割支持体5cから遠くなる方向にスライドす
る。
【0021】一方、前記上昇させた各分割拡張爪13は、
分割支持体5a,5b,5cとベース6aのそれぞれに設けた爪挿
通孔9に挿通されている。したがって、前記分割支持体
5a,5b,5cとベース6aの各スライドと共に各分割拡張爪13
も案内長孔12に沿ってスライドして搬送兼用分割支持体
6bをスライドさせ、かつ前記4個のピストンリングのそ
れぞれの径を弾性変形で大きくし、かつ分割拡張爪13内
に、すでにエキスパンドリングが装着されたピストンが
挿入可能になる(図8参照)。この各分割拡張爪13内
に、図8に示したように、ピストン55を挿入し載置台21
に載置する。この載置台21はエアシリンダ23が所定の高
さに上昇させている。すなわち、載置台21に載置される
ピストンのリング組付溝を分割支持体5a,5b,5c,5d のリ
ング支持溝8に一致させることが可能に、エアシリンダ
23のストロークがストローク調節ナット24であらかじめ
調節されている。
分割支持体5a,5b,5cとベース6aのそれぞれに設けた爪挿
通孔9に挿通されている。したがって、前記分割支持体
5a,5b,5cとベース6aの各スライドと共に各分割拡張爪13
も案内長孔12に沿ってスライドして搬送兼用分割支持体
6bをスライドさせ、かつ前記4個のピストンリングのそ
れぞれの径を弾性変形で大きくし、かつ分割拡張爪13内
に、すでにエキスパンドリングが装着されたピストンが
挿入可能になる(図8参照)。この各分割拡張爪13内
に、図8に示したように、ピストン55を挿入し載置台21
に載置する。この載置台21はエアシリンダ23が所定の高
さに上昇させている。すなわち、載置台21に載置される
ピストンのリング組付溝を分割支持体5a,5b,5c,5d のリ
ング支持溝8に一致させることが可能に、エアシリンダ
23のストロークがストローク調節ナット24であらかじめ
調節されている。
【0022】図8に示したように、載置台21にピストン
55が載置されると、エアシリンダ19が各分割拡張爪13を
下降させて、前記各ピストンリングを解放する。解放さ
れた各ピストンリングが反発弾性で元の径に復帰してピ
ストン55の各リング組付溝56に入って組付けられる。前
記エアシリンダ19による各分割拡張爪13の下降は、例え
ば、載置台21に載置されたピストンが接触してスライド
する検出部材(図示省略)でリミットスイッチを介して
エアシリンダ19を作動させる。前記のように、ピストン
リングを組付けたピストンをピストン挿入部3から取出
してから、ピストン挿入部3の径が小さくなる方向に、
分割支持体5cをエアシリンダ28でスライドさせ、かつ搬
送兼用分割支持体6bを搬送レール33の端部に移動させる
ことを反復する。
55が載置されると、エアシリンダ19が各分割拡張爪13を
下降させて、前記各ピストンリングを解放する。解放さ
れた各ピストンリングが反発弾性で元の径に復帰してピ
ストン55の各リング組付溝56に入って組付けられる。前
記エアシリンダ19による各分割拡張爪13の下降は、例え
ば、載置台21に載置されたピストンが接触してスライド
する検出部材(図示省略)でリミットスイッチを介して
エアシリンダ19を作動させる。前記のように、ピストン
リングを組付けたピストンをピストン挿入部3から取出
してから、ピストン挿入部3の径が小さくなる方向に、
分割支持体5cをエアシリンダ28でスライドさせ、かつ搬
送兼用分割支持体6bを搬送レール33の端部に移動させる
ことを反復する。
【0023】前記のように、リングガイドレール34a,34
b に架設状になった各ピストンリングを、搬送兼用分割
支持体6bの各リング支持溝8で支持して押してガイド溝
35に沿ってスムーズに搬送したときは、前記のように、
各ピストンリングをピストンに組付ける。しかし、前記
ピストンリングを搬送している間に、ガイド溝35a,35b
のそれぞれに連通させてリングガイドレール34a,34b に
形成されたリングスリット49c,50c,51c,52c の口部に前
記ピストンリングが引っ掛かるなどして、搬送兼用分割
支持体6bの移動が不能などになることが生じると、この
搬送兼用分割支持体6bに対して駆動体38が検出用付勢ば
ね41を圧縮して移動する。このため、駆動体38と保持板
40との間隔が小さく変化して、検出スイッチ43が検出バ
ー42に接触し信号を出力して、サーボモータ46を停止さ
せて搬送中の前記ピストンリングを加圧して変形させる
ようなことを防止する。
b に架設状になった各ピストンリングを、搬送兼用分割
支持体6bの各リング支持溝8で支持して押してガイド溝
35に沿ってスムーズに搬送したときは、前記のように、
各ピストンリングをピストンに組付ける。しかし、前記
ピストンリングを搬送している間に、ガイド溝35a,35b
のそれぞれに連通させてリングガイドレール34a,34b に
形成されたリングスリット49c,50c,51c,52c の口部に前
記ピストンリングが引っ掛かるなどして、搬送兼用分割
支持体6bの移動が不能などになることが生じると、この
搬送兼用分割支持体6bに対して駆動体38が検出用付勢ば
ね41を圧縮して移動する。このため、駆動体38と保持板
40との間隔が小さく変化して、検出スイッチ43が検出バ
ー42に接触し信号を出力して、サーボモータ46を停止さ
せて搬送中の前記ピストンリングを加圧して変形させる
ようなことを防止する。
【0024】前記実施例は、トップリングとセカンドリ
ング及びサイドレールアッパリングとサイドレールロア
リングの4本のすべてを同時に組付けるものであるが、
同時組付けるピストンリングの数は任意であって、例え
ば、トップリングとセカンドリングを同時に組付けるよ
うに構成することも可能である。
ング及びサイドレールアッパリングとサイドレールロア
リングの4本のすべてを同時に組付けるものであるが、
同時組付けるピストンリングの数は任意であって、例え
ば、トップリングとセカンドリングを同時に組付けるよ
うに構成することも可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明のピストンリングの組付機は、上
記のように、複数種のピストンリングを収容する各収容
筒から送出したピストンリングのすべてを、一対のリン
グガイドレールの各ガイド溝間に架設状に支持する。そ
して、前記一対のリングガイドレール間にスライド可能
に配置した、分割支持体の内の1つである搬送兼用分割
支持体で、前記架設状に支持されたピストンリングのす
べてを支持し同時に搬送して、前記他の分割支持体の各
リング支持溝に挿入する。したがって、前記ピストンリ
ングの搬送に関する構成は、組付けるピストンリングの
数が多くなってもほぼ同じにすることが可能であり、例
えば、トップリングとセカンドリング及びサイドレール
アッパリングとサイドレールロアリングの4本のすべて
を同時に搬送して効率よく組付けることが可能である。
記のように、複数種のピストンリングを収容する各収容
筒から送出したピストンリングのすべてを、一対のリン
グガイドレールの各ガイド溝間に架設状に支持する。そ
して、前記一対のリングガイドレール間にスライド可能
に配置した、分割支持体の内の1つである搬送兼用分割
支持体で、前記架設状に支持されたピストンリングのす
べてを支持し同時に搬送して、前記他の分割支持体の各
リング支持溝に挿入する。したがって、前記ピストンリ
ングの搬送に関する構成は、組付けるピストンリングの
数が多くなってもほぼ同じにすることが可能であり、例
えば、トップリングとセカンドリング及びサイドレール
アッパリングとサイドレールロアリングの4本のすべて
を同時に搬送して効率よく組付けることが可能である。
【0026】請求項2のピストンリングの組付機は、前
記一対のリングガイドレールの各ガイド溝に沿って搬送
兼用分割支持体が搬送しているピストンリングが、ガイ
ド溝に引っ掛かるなどして停止状になることか生じる
と、それを検出手段で検出して搬送兼用分割支持体の駆
動体を停止させる。したがって、搬送が不能状態になっ
たピストンリングを継続して搬送兼用分割支持体で押し
て、そのピストンリングに永久歪を生じさせたり、その
ピストンリングをガイド溝から分離することが困難にな
るような事故を未然に防止することが可能である。この
ため、複数のピストンリングを同時により効率よくピス
トンに組付けることができる。
記一対のリングガイドレールの各ガイド溝に沿って搬送
兼用分割支持体が搬送しているピストンリングが、ガイ
ド溝に引っ掛かるなどして停止状になることか生じる
と、それを検出手段で検出して搬送兼用分割支持体の駆
動体を停止させる。したがって、搬送が不能状態になっ
たピストンリングを継続して搬送兼用分割支持体で押し
て、そのピストンリングに永久歪を生じさせたり、その
ピストンリングをガイド溝から分離することが困難にな
るような事故を未然に防止することが可能である。この
ため、複数のピストンリングを同時により効率よくピス
トンに組付けることができる。
【図1】実施例の平面図である。
【図2】実施例のリング組付体の平面図である。
【図3】実施例のリング組付体の断正面図である。
【図4】実施例のリング組付体の要部の拡大断正面図で
ある。
ある。
【図5】実施例の要部の断正面図である。
【図6】実施例の要部の一部を断面した右側面図であ
る。
る。
【図7】実施例のピストンリングの組付け説明図であ
る。
る。
【図8】実施例のピストンリングの組付け説明図であ
る。
る。
5a,5b,5c,5d :分割支持体、6a:ベース、6b:搬送兼用
分割支持体、7:案内レール、8:リング支持溝、9:
爪挿通孔、11:昇降部材、12:案内長孔、13:分割拡張
爪、33:搬送レール、34a,34b :リングガイドレール、
35:ガイド溝、38:駆動体、41:検出用付勢ばね、43:
検出スイッチ、49a,50a,51a,52a :収容筒、49c,50c,51
c,52c :リングスリット。
分割支持体、7:案内レール、8:リング支持溝、9:
爪挿通孔、11:昇降部材、12:案内長孔、13:分割拡張
爪、33:搬送レール、34a,34b :リングガイドレール、
35:ガイド溝、38:駆動体、41:検出用付勢ばね、43:
検出スイッチ、49a,50a,51a,52a :収容筒、49c,50c,51
c,52c :リングスリット。
Claims (2)
- 【請求項1】 筒状に形成されて内周面に、組付ける複
数種のピストンリングが挿入される複数のリング支持溝
が周方向に形成され、かつ周方向に複数に分割された分
割支持体が、軸線を上下方向にして、それぞれが径方向
にスライド可能に配置され、前記各分割支持体の内側に
挿入される分割支持体と同数に分割された筒状の分割拡
張爪が上下動可能に、かつそれぞれが径方向にスライド
可能に設けられて、分割支持体と分割拡張爪のそれぞれ
を、同時に径を拡張する方向にスライドさせる駆動手段
が設けられたピストンリングの組付機において、前記分
割支持体の内の1つが、前記各ピストンリングを同時に
前記リング支持溝で支持して搬送する搬送兼用分割支持
体とされて、その搬送兼用分割支持体が、そのスライド
方向を延長して設けられた搬送レールに往復動可能に装
着され、前記搬送兼用分割支持体が各リング支持溝で支
持して搬送する各ピストンリングの両端部が挿入される
複数のガイド溝を設けた一対のリングガイドレールが、
前記搬送レールと平行にして搬送兼用分割支持体の両側
に配置され、この一対のリングガイドレールの側部に各
ピストンリングの収容筒が立設されて、その各収容筒か
らリング送出板が送出したピストンリングのそれぞれ
を、前記各ガイド溝に導入するリングスリットが、リン
グガイドレールに各ガイド溝に連通させて形成され、相
対した前記リングガイドレール間に架設状に支持された
各ピストンリングを前記搬送兼用分割支持体で搬送し
て、そのピストンリングを他の分割支持体のリング支持
溝に挿入することを特徴とするピストンリングの組付
機。 - 【請求項2】 搬送兼用分割支持体とその駆動体とが、
それらの移動方向の間隔を小さく変化させることが可能
に連結されて、搬送兼用分割支持体と駆動体とが検出用
付勢ばねで相互に遠くなる方向に付勢され、かつ検出用
付勢ばねを圧縮して搬送兼用分割支持体と駆動体との間
隔が小さく変化したことを検出する検出手段が設けら
れ、この検出手段の出力信号で前記駆動体を停止させる
ことを特徴とする請求項1記載のピストンリングの組付
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5314155A JPH0790435B2 (ja) | 1993-11-20 | 1993-11-20 | ピストンリングの組付機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5314155A JPH0790435B2 (ja) | 1993-11-20 | 1993-11-20 | ピストンリングの組付機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07136867A JPH07136867A (ja) | 1995-05-30 |
JPH0790435B2 true JPH0790435B2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=18049904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5314155A Expired - Fee Related JPH0790435B2 (ja) | 1993-11-20 | 1993-11-20 | ピストンリングの組付機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0790435B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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1993
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