JPH0790173B2 - 竪軸型精米機 - Google Patents

竪軸型精米機

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JPH0790173B2
JPH0790173B2 JP63045561A JP4556188A JPH0790173B2 JP H0790173 B2 JPH0790173 B2 JP H0790173B2 JP 63045561 A JP63045561 A JP 63045561A JP 4556188 A JP4556188 A JP 4556188A JP H0790173 B2 JPH0790173 B2 JP H0790173B2
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利彦 佐竹
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株式会社佐竹製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は精米機に係り、特に、下部に供給口を、上部
に排出口をそれぞれ設けてなる竪軸型精米機の残留米排
出装置に関する。
〔従来の技術〕
下部に供給口を、上部に排出口を設けた竪軸型精米機と
しては、例えば特公昭47−650号等が知られている。こ
れを第3図に基づいて説明すると、竪軸65によって回転
自在に軸着された精白転子59を囲んで精白筒60を形成
し、精白筒60上部の吐出口61には吐出口61を圧迫する押
し蓋(ぶた)62を設け、下部にはタンク63と連通する供
給口64を設けるとともに、この供給口64に臨ませて、竪
軸65に軸着した螺(ら)条部66を設け、さらに、吐出口
61に連絡する排出樋67を設けて1回通し精米機に形成し
てなる上送型の精米機であるが、底部に残留する米の処
理に対する考慮がなされていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、精白室に通風し、精白室で発生した糠(ぬ
か)を吸引する精米機にあっては、残留米を残留米排出
口から排出させる際、残留米排出口が開くと、その排出
口から風が侵入するとともに、除糠ファンの風の影響を
受けて、米の排出を妨げて、残留米が精白筒の内部壁に
引き寄せられて完全に残留米を排出することができなか
った。
この発明は、残留米を完全に排出させることのできる竪
軸型精米機を提供することを技術的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の竪軸型精米機は、上記目的を達成するため、タ
ンクを備えた箱形ケース内に、精白転子及び螺旋転子を
軸着した主軸を電動機によって回転可能に立設し、精白
転子の上方には機外に通じ排出口を、精白転子の下方に
はタンク底部と連結する供給口及び残留米排出シャッタ
ーをそれぞれ設け、前記精白転子を取り囲んで多孔壁除
糠精白筒を立設するとともにこの前記多孔壁除糠精白筒
を囲繞(いにょう)して除糠(こう)室を形成し、この
除糠室を除糠ファンに連絡してなる竪軸型精米機であっ
て、前記除糠ファンの吸い込み側に開閉可能な扉を設
け、前記残留米排出シャッターを開いたとき該扉がこれ
に連動して開くよう、これら扉と残留米排出シャッター
とを連結するという手段を講じた。
〔作用〕
供給口から供給された米粒は、螺旋転子によって多孔壁
除糠精白筒と精白転子との間隙を主要部とする精白室に
上送され、精白室内で精白転子による攪拌作用を受け、
糠層が剥離される。剥離された糠は、多孔壁除糠精白筒
の通孔から排除され、精白された米粒は、螺旋体により
上送され、抵抗体により抑制されながら、排出口から排
出される。多孔壁除糠精白筒から排除された糠は、除糠
ファンによって吸引されて集塵機に集められる。そし
て、精米が完了すると、残留米排出シャッターを開いて
精白室内の残留米を排出するのであるが、残留米排出シ
ャッターの開動作に連動して除糠ファンの扉が開くこと
によって、除糠ファンは多孔壁除糠精白筒の通孔から吸
引する吸風量が少なくなり、米粒が多孔壁除糠精白筒の
内部壁に引き寄せられることなく、螺旋転子下部へ残留
米が落ち、機外へ排出される。
〔実施例〕
本発明の実施例を、図面に基づいて以下説明する。
上部を開放した箱形ケース1内のほぼ中段部にホッパー
2を設け、このホッパー2の上方をタンク3となすとと
もに、ホッパー2の下端はタンク底穴4となす。タンク
底穴4は箱形ケース1のやや前面壁1a寄りに形成され、
前面壁1aとタンク底穴4との間の空間には軸受5A,5Bに
よって中空主軸6を回転自在に立設する。
中空主軸6の上方には、中空主軸6と同一軸心線上に一
体に形成した中空状の螺旋転子7を配設し、螺旋転子7
の周囲には供給口8を開口した漏斗(ろうと)台9を設
ける。そして、供給口8と前記タンク底穴4とを傾斜し
た供給樋10によって連結する。
螺旋転子7の上端に接続して精白転子11が配設される。
精白転子11は胚芽米、未熟粒若しくは長粒種米の精米に
利用される研削転子又は短粒種米に利用される摩擦転子
のいずれで形成してもよく、この精白転子11の上端に同
心状の接続して中空の研摩転子13が配設される。研摩転
子13の表面にはほぼ上下方向に形成した複数の突脈14を
設けるとともに、突脈14に添って噴風溝15を穿設する。
前記螺旋転子7、精白転子11及び研摩転子13は中空のス
プライン軸16によって連結され、これにより、中空主軸
6下端の給風口17と研摩転子13の噴風溝15とが連通す
る。また、精白転子11及び研摩転子13を取り囲んで円筒
形の多孔壁除糠精白筒18を立設することにより、精白転
子11と多孔壁除糠精白筒18との間を主要部とする精白室
19を形成する。更に、多孔壁除糠精白筒18の周囲にはカ
バー21によって除糠室22を形成するとともに、カバー21
の一部を開口して糠取出し口23となす。なお、多孔壁除
糠精白筒18の内面壁には複数の可変抵抗爪を設ける場合
がある。
前記研摩転子13の上端付近の吐出口24には吐出口リング
25を嵌(かん)入して吐出口24を狭く形成するととも
に、吐出口リング25に上載して揚穀筒26を立設する。揚
穀筒26の上端部には案内樋27を取り付け、案内樋27の一
方を排出口28とし、他方を前記排出口28よりも低位置と
して、斑搗(むらつき)米を返還するための循環口12と
するとともに、循環口12とタンク3壁に開口した戻し口
37とを連絡樋20によって連結し、更に、循環口12には上
下動するシャッター58を設ける。そして、案内樋27の上
面壁に固着した連結管受29と研摩転子13の上端とは連結
管30によって接続される。すなわち、連結管30の下端部
を研摩転子13上端の開口部31に嵌入するとともにピン32
によって係着し、その上端部は連結管受29によって摺
(しゅう)動自在に支承する。
連結管30の外側には連結管30の外周面に摺動可能に螺旋
体33が外嵌される。連結管30の上端には掻(かき)出し
翼34が、下端には逆円錐(すい)台形の抵抗体35が、各
々軸着される。
案内樋27の排出口28に接続して排出樋36を設け、漏斗台
9下端部には残留米排出口38を開口し、この残留米排出
口38には残留米排出シャッター39を装着する。また、中
空主軸6の下端にはプーリー40を固着し、このプーリー
40と、モーターベース41に固着した電動機42のモーター
プーリー43(小径側)とはベルト44及び張り車45によっ
て連結される。
一方、箱形ケース1の底部には除糠ファン46が配設さ
れ、除糠ファン46はフレキシブルパイプ49を介して除糠
室22の糠取出し口23に接続されるとともに、除糠ファン
46の吸い込み側に吸風口47を穿(せん)設し、この吸風
口47には開閉可能な扉48が取り付けられる。そして、扉
48と残留米排出シャッター39とがリンク棒68で連動連結
される。除糠ファン46の排風口50は、箱形ケース1の内
面壁に添着した排風ダクト51を介して、機外に設けたサ
イクロン集塵(じん)機52に接続する。また、除糠ファ
ン46のファンプーリー53は、モータープーリー43(大径
側)とベルト54及び張り車55によって運動・連結され
る。
なお、箱形ケース1の前面壁1aには操作部56を設け、箱
形ケース1の上部にはシャッター58をスライドさせる連
結棒の端部に固着したノブ57を突設する。
以下、上記実施例における作用について説明する。タン
ク3内に、米粒(玄米)を張り込み、運転ボタン(図示
せず)をONすると、タンク3内の米粒は、供給樋10を流
下して供給口8に流入し、螺旋転子7によって揚送され
て精白室19内に至る。精白室19内の米粒は、精白転子11
により、研削転子の場合は米粒の糠層を微細に砕きなが
ら削り取られ、摩擦転子の場合は米粒相互の摩擦によっ
て糠層が剥(はく)離される。
このようにして、精白転子11による精白作用を受けた米
粒は、次に、研摩転子13の突脈14によって攪拌されなが
ら粒々摩擦による研摩作用を受ける。すなわち、除糠フ
ァン46の吸引力によって、中空主軸6の給風口17から流
入する風が、螺旋転子7の中空部、スプライン軸16の中
空部及び研摩転子13の中空部を経て噴風溝15から噴き出
し、米粒表面に付着する糠を除去するとともに、米粒の
温度を下げて温度上昇による水分の放出を防止する。こ
の際、抵抗体35によって吐出口24が狭められており、米
粒に与える圧力が適度に上昇し、研摩作用を促進する。
この抵抗体35は連結管30と共に上下動して、吐出口24の
大きさを変えることができる。
噴風溝15からの風によって多孔壁除糠精白筒18から除糠
室22内に除去された糠粉は、精白室19付近の多孔壁除糠
精白筒18から漏出する糠粉と共に糠取出し口23から排出
され、フレキシブルパイプ49及び排風ダクト51を経てサ
イクロン集塵機52に空気搬送されて収集される。
一方、吐出口24から吐出した米粒は、揚穀筒26内を螺旋
体33によって更に揚送され、揚穀筒26の上端部に到達す
ると、掻出し翼34に掻き出され、案内樋27の排出口28か
ら流出し、排出樋36を経て、機外に設けた容器へ排出さ
れる。ただし、運転開始時および終了時は精白室19内部
の圧力が小さすぎて、班搗米が発生するため、ノブ57と
連結するシャッター58を上動させて循環口12を開き、案
内樋27へ米を送らず、循環口12から連絡樋20を流下して
戻し口37からタンク3内に流入させる。
そして、精米が完了した時点で、内部に残っている米粒
は、残留米排出シャッター39を開いて排出する。このと
き、残留米排出シャッター39と扉48とに連結したリンク
棒68により扉48が開成し、糠取出し口23から吸引される
風が弱くなり、精白室19内壁に残った米粒は、残留米排
出口38へ落下し、残留米排出シャッター39を流下して機
外へ排出される。
なお、残留米排出シャッター39と扉48とを連動せず、扉
48と残留米排出シャッター39を別々に開成しても同様の
効果を有する。そして、この精米機を、米粒が複数回循
環する循環式として使用するときは、シャッター58を開
いて運転し、所望の精白程度に達したらシャッター58を
閉じて米粒を機外へ排出する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、除糠ファンの吸い込み側に開閉可能な
扉を設け、前記残留米排出シャッターを開いたとき該扉
がこれに連動して開くよう、扉と、残留米排出シャッタ
ーとを連結したので、残留米を機外へ排出するときは、
残留米排出シャッターを開くだけで除糠ファンの吸込側
に設けた扉が開き、この開口から風を吸わせることによ
り、除糠ファンが多孔壁除糠精白筒の通孔から吸引する
力が弱くなり、残留米が螺旋転子の下部に落ちて、排出
を促すことができる。また、残留米を排出し終えて機内
の掃除をするときには、残留米排出シャッターが開くこ
とにより、除糠ファンの扉が開いて、大風量が米粒通路
を流れるため、糠粉やゴミが機内に付着することがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は竪軸型精米機の縦断面図(第2図におけるA−
A線断面図)、第3図は従来例の縦断面図である。 1…箱形ケース、1a…前面壁、2…ホッパー、3…タン
ク、4…タンク底穴、5A,5B…軸受、6…中空主軸、7
…螺旋転子、8…供給口、9…漏斗台、10…供給樋、11
…精白転子、12…循環口、13…研摩転子、14…突脈、15
…噴風溝、16…スプライン軸、17…給風口、18…多孔壁
除糠精白筒、19…精白室、20…連絡樋、21…カバー、22
…除糠室、23…糠取出し口、24…吐出口、25…吐出口リ
ング、26…揚穀筒、27…案内樋、28…排出口、29…連結
管受、30…連結管、31…開口部、32…ピン、33…螺旋
体、34…掻出し翼、35…抵抗体、36…排出樋、37…戻し
口、38…残留米排出口、39…残留米排出シャッター、40
…プーリー、41…モーターベース、42…電動機、43…モ
ータープーリー、44…ベルト、45…張り車、46…除糠フ
ァン、47…吸風口、48…扉、49…フレキシブルパイプ、
50…排出口、51…排風ダクト、52…サイクロン集塵機、
53…ファンプーリー、54…ベルト、55…張り車、56…操
作部、57…ノブ、58…シャッター、59…精白転子、60…
精白筒、61…吐出口、62…押し蓋、63…タンク、64…供
給口、65…竪軸、66…螺条部、67…排出樋、68…リンク
棒。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンクを備えた箱形ケース内に、精白転子
    及び螺旋転子を軸着した主軸を電動機によって回転可能
    に立設し、精白転子の上方には機外に通じる排出口を、
    下方にはタンク底部と連通する供給口及び開閉可能な残
    留米排出シャッターをそれぞれ設け、前記精白転子を取
    り囲んで多孔壁除糠精白筒を立設するとともにこの多孔
    壁除糠精白筒を囲繞して除糠室を形成し、この除糠室を
    除糠ファンに連絡してなる竪軸型精米機において、前記
    除糠ファンの吸い込み側に開閉可能な扉を設け、前記残
    留米排出シャッターを開いたとき該扉がこれに連動して
    開くよう、これら扉と残留米排出シャッターとを連結し
    たことを特徴とする竪軸型精米機。
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