JPH0789527A - 紙製断熱箱 - Google Patents

紙製断熱箱

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JPH0789527A
JPH0789527A JP7403294A JP7403294A JPH0789527A JP H0789527 A JPH0789527 A JP H0789527A JP 7403294 A JP7403294 A JP 7403294A JP 7403294 A JP7403294 A JP 7403294A JP H0789527 A JPH0789527 A JP H0789527A
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JP
Japan
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plate
box
corner
plates
side plates
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JP7403294A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Taniguchi
善和 谷口
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】外箱と内箱の隙間により内箱内に製品を断熱収
容する。 【構成】底板31と第17及び第2側板9とにより箱形
に形成すると共に各第17及び第2側板9の上部に頂面
板23,25及び頂面板23,25から下方へ垂下する
垂下板19,21を有した紙体からなる外箱3を形成す
る。外箱3内に頂面部の幅と一致する間隙を設けて挿嵌
可能な大きさからなる底板31の対向する一方側縁に内
箱5の第3側板33を形成する。底板31の他方側縁に
内箱5の第4側板37を形成する。第333及び第4側
板37の両端に、四角形状で下端から対向する角部に至
る折り目を設けて折り曲げ可能な内箱5の隅板41を形
成する。外箱3内に内箱5を挿嵌して垂下部を内箱5の
第333及び第4側板37の外面に当接させて箱形状に
保持すると共に外箱3の第17及び第2側板9と内箱5
の第333及び第4側板37との間に頂面部と一致する
間隙27,29を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紙製断熱箱に関す
る。
【0002】
【従来技術】本出願人は、実公平4−49058号にお
いてほぼ四角形状の段ボール紙を折曲して箱形に形成し
た収納箱において、各側縁から箱の深さに応じた距離を
おいた箇所に形成された各第1の折曲線で囲まれた夫々
の隅部に前記第1の折曲線の交点から角部に至るように
形成された第2の折曲線と、夫々の側縁にて所定の幅の
外側へ延出する頂面板と、夫々の頂面板から外側へ箱の
深さに応じた幅で延出する内側側板と、少なくとも一方
の対向する内側側板の両端部を切り欠いて形成され、他
方の内側側板と一体の頂面板上面に位置する第1係合片
と、他方の内側側板の頂面板に設けられ、第1係合片を
係合する第1係合孔と、一方の内側側板の両端部に設け
られた第2係合片と、他方の内側側板に形成され、第2
係合片を係合する第2係合孔とを備え、段ボール紙を第
1の折曲線にて折り曲げて外側側板を起立させると共に
夫々の隅部を第2の折曲線にて折り曲げて外側側板の内
面に位置させて箱形にした後、夫々の頂面板が上面に位
置するように夫々の内側側板を内側へ折り返し、第1係
合片を第1係合孔に、また第2係合片を第2係合孔に夫
々係合して箱形に形成した収納箱を提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
収納箱にあっては、組み立て時に第1及び第2係合片
を、対応する夫々の第1及び第2係合孔に挿嵌して係合
させなければならず、組み立て作業に時間がかかる問題
を有している。
【0004】また、第1係合片は内側側板に一体形成さ
れた頂面板上に位置されるため、各側板の上面を面一状
にすることができない問題を有している。このため、蓋
体を取り付けた際に、頂面板と蓋体との間に第1係合片
による隙間ができ、該隙間から内気が流出したり、外気
が流入したりして製品を断熱収容できなかった。
【0005】更に、上記した紙製断熱箱は縦方向の強度
が弱いため、多数の紙製断熱箱を段積みした場合には下
方の紙製断熱箱が、上方に位置する紙製断熱箱の重量に
より押し潰されるおそれがあり、製品を安全に収容でき
なかった。この欠点は、段積み個数を少なくすることに
より解決し得るが、多くの集積スペースを必要とする問
題を生じさせていた。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明は上記した従来
の欠点を解決するため、請求項1は底板と第1及び第2
側板とにより有底の箱形に形成すると共に各第1及び第
2側板の上部に所定の幅で水平方向へ延出する頂面板及
び該頂面板から下方へ垂下する垂下板を有した紙体から
なる外箱と、上記外箱内に夫々の頂面板の幅とほぼ一致
する幅の間隙を設けて挿嵌可能な大きさからなる底板の
対向する一方側縁に起立可能に一体に形成された一対の
第3側板と、該底板の対向する他方側縁に起立可能に一
体に形成された一対の第4側板と、第3及び第4側板の
両端に一体形成され、正方形状で下端から対向する角部
に至る折り目を設けて折り曲げ可能な隅板とからなり、
第3側板を起立させると共に三角形状に重ね合わされた
隅板を第3或いは第4側板の外面或いは内面に位置させ
ることにより第4側板を起立させて箱形に形成された紙
体からなる内箱とからなり、外箱内に内箱を挿嵌した際
に垂下板を内箱の第3及び第4側板の外面に当接させて
箱形状に保持すると共に外箱の第1及び第2側板と内箱
の第3及び第4側板との間に上記頂面板とほぼ一致する
幅の間隙を設けたことを特徴としている。
【0007】請求項2は、底板と第1及び第2側板とに
より有底の箱形に形成された紙体からなる外箱と、上記
外箱内に所定の幅の間隙を設けて挿嵌可能な大きさから
なる底板の対向する一方側縁に起立可能に一体に形成さ
れた一対の第3側板と、底板の対向する他方側縁に起立
可能に一体に形成された一対の第4側板と、第3及び第
4側板の上部に夫々一体形成され、外方へ上記間隙とほ
ぼ一致する幅で平面状に延出する頂面板と、各頂面板の
外端にて下方へ垂下する垂下板と、各第3及び第4側板
の両端に一体形成され、四角形状で下端から対向する角
部に至る折り目を設けて折り曲げ可能な第2隅板とを有
し、第3側板を起立させると共に三角形状に重ね合わさ
れた第2隅板を第3或いは第4側板の外面或いは内面に
位置させることにより第4側板を起立させて箱形に形成
された紙体からなる内箱とからなり、外箱内に内箱を挿
嵌した際に各垂下板を外箱の第1及び第2側板の内面に
当接させて箱形状に保持すると共に外箱の第1及び第2
側板と内箱の第3及び第4側板との間に上記頂面板とほ
ぼ一致する幅の間隙を設けたことを特徴としている。
【0008】請求項3は、底板と第1及び第2側板とに
より有底の箱形に形成すると共に各第1及び第2側板の
何れか一方の上部に所定の幅で水平方向へ延出する頂面
板及び該頂面板から下方へ垂下する垂下板を有した紙体
からなる外箱と、上記外箱内に夫々の頂面板の幅とほぼ
一致する幅の間隙を設けて挿嵌可能な大きさからなる底
板の対向する一方側縁に起立可能に一体に形成された一
対の第3側板と、該底板の対向する他方側縁に起立可能
に一体に形成された一対の第4側板と、頂面板を有して
いない第1或いは第2側板と対向する第3或いは第4側
板の上部に所定の幅で水平方向へ延出する頂面板及び該
頂面板から下方へ垂下する垂下板と、第3及び第4側板
の両端に一体形成された四角形状で下端から対向する角
部に至る折り目を設けて折り曲げ可能な隅板とを有し、
第3側板を起立させると共に三角形状に重ね合わされた
隅板を第3或いは第4側板の外面或いは内面に位置させ
ることにより第4側板を起立させて箱形に形成された紙
体からなる内箱とからなり、外箱内に内箱を挿嵌した際
に外箱の垂下板を内箱の側板内面に当接させると共に内
箱の垂下板を外箱の側板に当接させて箱形状に保持する
と共に外箱の第1及び第2側板と内箱の第3及び第4側
板との間に各頂面板とほぼ一致する幅の間隙を設けたこ
とを特徴としている。
【0009】請求項5は、外箱及び該外箱内に挿嵌され
る内箱とからなる紙製断熱箱において、外箱は底板の各
側縁に設けられた第1及び第2側板、これら第1及び第
2側板の両端にて連続し、底板の各角から対角位置に延
出する折り目を有した隅板、第1及び第2側板のいずれ
か一方の上部に隅板2枚分の厚さとほぼ一致する幅で長
手方向へ延出する頂面板及び適宜幅で長手方向へ延出す
る垂下板からなり、折り目にて各隅板を内側へ折り返し
て底板に対して第1及び第2側板を起立させると共に第
1及び第2側板のいずれか一方の内面に重ね合わされた
各隅板の上部に対して頂面板及び垂下板を重ね合わせた
箱形からなると共に内箱は、底板の各側縁に設けられた
第3及び第4側板、これら第3及び第4側板の両端にて
連続し、底板の各角から対角位置に延出する折り目を有
した隅板、頂面板及び垂下板を有していない第1或いは
第2側板に相対する第3或いは第4側板の上部に隅板2
枚分の厚さとほぼ一致する幅で長手方向へ延出する頂面
板及び適宜幅で長手方向へ延出する垂下板からなり、折
り目にて各隅板を内側へ折り返して底板に対して第3及
び第4側板を起立させると共に第3或いは第4側板の内
面に重ね合わされた各隅板の上部に対して頂面板及び垂
下板を重ね合わせた箱形からなることを特徴としてい
る。
【0010】請求項6は、外箱及び該外箱内に挿嵌され
る内箱とからなる紙製断熱箱において、外箱は底板の各
側縁に設けられた第1及び第2側板、これら第1及び第
2側板の両端にて連続し、底板の各角から対角位置に延
出する折り目を有した隅板、第1及び第2側板のいずれ
か一方の上部に隅板2枚分の厚さとほぼ一致する幅で長
手方向へ延出する頂面板及び適宜幅で長手方向へ延出す
る垂下板からなり、折り目にて各隅板を内側へ折り返し
て底板に対して第1及び第2側板を起立させると共に第
1及び第2側板のいずれか一方の内面に重ね合わされた
各隅板の上部に対して頂面板及び垂下板を重ね合わせた
箱形からなると共に、内箱は底板の各側縁に設けられた
第3及び第4側板、これら第3及び第4側板の両端にて
連続し、底板の各角から対角位置に延出する折り目を有
した隅板、頂面板及び垂下板を有していない第1或いは
第2側板に相対する第3或いは第4側板の上部に隅板2
枚分の厚さとほぼ一致する幅で長手方向へ延出する頂面
板及び適宜幅で長手方向へ延出する垂下板からなり、折
り目にて各隅板を外側へ折り返して底板に対して第3及
び第4側板を起立させると共に第3或いは第4側板の外
面に重ね合わされた各隅板の上部に対して頂面板及び垂
下板を重ね合わせた箱形からなることを特徴としてい
る。
【0011】
【発明の作用】上記のように構成された請求項1は、外
箱内に内箱を挿嵌した時、外箱の第1及び第2側板の垂
下板が内箱の第3及び第4側板に外面に当接して紙製断
熱箱を箱形状に保つと共に第1及び第2側板と第3及び
第4側板との間に頂面板に応じた間隔の間隙を形成す
る。これにより内箱内に収容される製品を断熱収容する
ことができる。
【0012】請求項2は、外箱内に内箱を挿嵌した時、
外箱の第1及び第2側板の内面に対して内箱の第3及び
第4側板に設けられた夫々の垂下板が当接して紙製断熱
箱を箱形状に保つと共に第1及び第2側板と第3及び第
4側板との間に頂面板に応じた間隔の間隙を形成する。
これにより内箱内に収容される製品を断熱収容すること
ができる。
【0013】請求項3は、外箱内に内箱を挿嵌した時、
外箱の第1或いは第2側板の何れかに設けられた垂下板
が対向する内箱の第3或いは第4側板の外面に、また内
箱の第4或いは第3側板に設けられた垂下板が対向する
外箱の第2或いは第1側板の内面に当接して紙製断熱箱
を箱形状に保つと共に第1及び第2側板と第3及び第4
側板との間に頂面板に応じた間隔の間隙を形成する。こ
れにより内箱内に収容される製品を断熱収容することが
できる。
【0014】請求項5は、外箱内に内箱を挿嵌して紙製
断熱箱を形成したとき、外箱の第1或いは第2側板と内
箱の第3或いは第4側板との間に折り返されて上部が頂
面板及び垂下板で包み込まれた隅板による空隙が設けら
れるため、内箱内の製品を断熱収容することができる。
第1或いは第2側板が外箱の隅板により、また第3或い
は第4側板が内箱の隅板で夫々補強されるため、紙製断
熱箱における縦方向の強度が高められる。
【0015】請求項6は、外箱内に内箱を挿嵌して紙製
断熱箱を形成したとき、第1及び第3側板と内箱の第2
及び第4側板との間に折り返された外箱の隅板及び内箱
の隅板による空隙が設けられ、内箱内の製品を断熱収容
することができる。また、第1及び第3側板と第2及び
第4側板との間に折り返された各隅板が位置するため、
紙製断熱箱の縦方向強度が高められる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って説明
する。
【0017】請求項1 図1〜図5において紙製断熱箱1は外箱3と、該外箱3
内に挿嵌される内箱5とから構成され、これら外箱3及
び内箱5は紙材で形成される。外箱3及び外箱5を構成
する紙材としては段ボール紙或いは一枚若しくは積層接
着された複数枚のクラフト紙であればよい。また、内箱
5を形成する紙材の少なくとも内面或いは二枚構成のク
ラフト紙にあっては、少なくとも内面及び中間層に合成
樹脂層を設けた防水構造のものが適している。
【0018】外箱3は打抜き装置(図示せず)により図
3に示す形状に打抜き形成され、第1側板7及び第2側
板9が交互に連結するように一体形成されると共に一方
の第1側板7端部には接着片11が一体形成されてい
る。
【0019】一方の第1側板7下端には係合片13aを
有したほぼ三角形の底片13が、また他方の第1側板7
下端には係合片13aとほぼ一致する幅の切欠部15a
を有した底片15が一体形成されている。また、各第2
側板9の下端には底片15側の一部が切欠かれた係合底
片17が一体形成されている。
【0020】そして第1側板7及び第2側板9により四
角枠形状に折り曲げると共に接着片11を一方の第2側
板9端部内面に接着した後、底片15を内方へ折り返し
た状態で各係合底片17を内方へ折り返して重ね合わせ
た後、底片13を内方へ折り返しながらその係合片13
aを底片15の切欠部15aに掛止して底面を有した箱
形の外箱3を形成する。
【0021】また、各第1側板7及び第2側板9の上端
には垂下板19・21が、頂面板23・25を介して夫
々一体形成され、各頂面板23・25は内箱5との間に
形成しようとする間隙27・29と一致する幅に形成さ
れている。そして各第1及び第2側板7・9の上端から
頂面板23・25を平面状に折り返した後、各頂面板2
3・25の内端から垂下板19・21を下方へ折り返
す。尚、第2側板9の垂下板21及び頂面板25の両端
は頂面板23と一致する幅で切り欠かれている。
【0022】図4に示すように内箱5の底板31は外箱
3の底面より上記した間隙27・29の幅分、短い長さ
からなり、図示する底板31の上縁及び下縁には第3側
板33が、外箱3の深さと一致する幅で折り目35を設
けて一体に夫々形成されている。また、底板31の左縁
及び右縁には第4側板37が、外箱3の深さと一致する
幅の折り目39を設けて一体に夫々形成されている。
【0023】各第3側板33及び第4側板37の両端に
は正方形状の隅板41が、折り目43・45を設けて一
体に夫々形成されている。各隅板41には折り目47
が、第3側板33及び第4側板37の両側下端から対角
位置へ延出するように一体に夫々設けられている。ま
た、第4側板37には折り目49が、その両側下端から
約45度の角度で内方へ延出するように設けられてい
る。
【0024】そして底板31に対し、折り目35により
第3側板33を上方へ起立させた後、各隅板41を折り
目47により内方へ折り返して三角形状に重ね合わせな
がら折り目39により第4側板37を上方へ起立させて
箱形の内箱5を形成する。尚、三角形状に重ね合された
各隅板41はステープル或いは接着剤により固着され
る。
【0025】上記のように組み立てられた外箱3は、第
1側板7の頂面板23と第2側板9の頂面板25とが非
固定になっている。このような外箱3内に対し、上記の
ように組み立てられた内箱5が挿嵌されると、図5に示
すように該内箱5の第3側板33及び第4側板37の外
面に対し、垂下板19・21が当接される。これにより
第3側板33から垂下板19が、また第4側板37から
垂下板21が夫々抜け出すことが規制されて頂面板23
・25の位置ずれを規制し、外箱3の組み立て状態を保
っている。
【0026】また、図5に示すように外箱3と内箱5と
の間には頂面板23・25による間隙27・29の空気
層が形成されるため、内箱5内に、例えば冷凍製品を収
容した後、必要に応じて頂面板23・25の上面に内箱
5の開口を閉鎖するように中敷板(図示せず)を載置し
た後に箱形の蓋体(図示せず)を挿嵌することにより内
箱5内に収容された製品を断熱収容することができる。
【0027】更に、頂面板23・25相互がほぼ面一状
になるため、頂面板23・25と中敷板、蓋体の相互が
密着して隙間ができることが防止されるため、内部の冷
気が流出したり、外部の暖気が流入するのを防止して冷
凍製品を長期にわたって断熱することができる。
【0028】請求項2 図6〜図8において紙製断熱箱51は外箱53と、該外
箱53内に挿嵌される内箱55とから構成されている。
【0029】上記外箱53は請求項1に係る外箱3に対
し、各第1及び第2側板7・9の上端に設けられた垂下
板19・21及び頂面板23・25を欠如している点に
おいてのみ相違し、他は同一であるため、同一の符号を
付して説明を省略する。
【0030】また、上記内箱55は請求項1に係る内箱
5に対し、第3側板33及び第4側板37の上端に、水
平方向の外側へ延出する頂面板57・59及び該頂面板
57・59から垂下する垂下板61・63を設けた点に
おいてのみ相違し、他は同一であるため、同一の符号を
付して説明を省略する。
【0031】そして図8に示すように外箱53内に内箱
55を挿嵌した際、外箱53の第1側板7及び第2側板
9の内面に対して内箱55の垂下板61・63を全体に
当接させて紙製断熱箱51を箱形に保つと共に外箱53
の第1側板7及び第2側板9と内箱55の第3側板33
及び第4側板37との間に頂面板57・59により空隙
65・67を形成する。
【0032】そして内箱55内に製品を収容した後、必
要に応じて中敷板を頂面板57・59上に載置して内箱
55の上端開口を閉鎖して蓋体(何れも図示せず)を取
り付ける。上記状態で収容された製品は空隙65・67
による空気層により断熱される。
【0033】請求項3 図9〜図11において紙製断熱箱71は外箱73と該外
箱73内に挿嵌される内箱75とから構成されている。
【0034】外箱73は請求項1の外箱3に対し、第1
側板7の上端に形成された垂下板19及び頂面板23を
欠如する点、従って第2側板9の上端にのみ垂下板21
及び頂面板25を形成した点において相違し、他は同一
であるため、同一の符号を付してその詳細な説明を省略
する。
【0035】また、内箱75は請求項1の内箱5に対
し、第3側板33の上端に頂面板77及び垂下板79を
設けた点においてのみ相違し、他は同一であるため、同
一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0036】そして外箱73内に内箱75を挿嵌した
際、内箱75の第4側板37外面に対して外箱73の第
2側板7に設けた垂下板21が、また外箱73の第1側
板7内面に内箱75の第3側板33に設けた垂下板79
が夫々全体にわたって当接して紙製断熱箱71を箱形に
保つと共に外箱73の第1側板7及び第2側板9と内箱
75の第3側板33及び第4側板37との間に頂面板7
7・25とほぼ一致する幅の間隙81・83が形成され
る。
【0037】これにより内箱75内に製品を収容した後
に、必要に応じて中敷板を設けて蓋体(何れも図示せ
ず)を取り付けた際、上記間隙81・83の空気層によ
り製品を断熱収容することができる。
【0038】請求項5 図12〜図14において、紙製断熱箱91は外箱93と
該外箱93に挿嵌される内箱95とから構成され、これ
ら外箱93及び内箱95は少なくとも内面に合成樹脂の
防水層が被覆された段ボール紙或いは厚手状のクラフト
紙の紙材で形成されている。防水層としてはクラフト紙
若しくは段ボール紙の内面の外に外面に被覆形成したも
の或いは2層構造の段ボール紙若しくはクラフト紙にあ
っては内面及び外面の外に中層に設けたものであっても
よい。
【0039】上記外箱93は、ほぼ長方形状の紙材を以
下のように折曲げて形成される。即ち、外箱93の底板
97の両側縁には第1及び第2側板99・101が、各
第1及び第2側板99・101の両端部に位置する隅板
103により連結するように設けられている。隅板10
3には底板97の各角から対角位置へ延出する折り目
(図示せず)が形成されている。また、第1側板99の
上部には約2枚分の紙材厚さとほぼ一致する幅で長手方
向へ延出する頂面板105及び適宜の幅で長手方向へ延
出する垂下板107が一体形成されている。
【0040】そして外箱93は各隅板103を折り目に
て内側へ三角形状に折り返すことにより底板97に対し
て第1及び第2側板99・101を起立させた後、起立
した第1側板99の内面に重ね合わされた三角形の隅板
103の上部に頂面板105が、また内面に垂下板10
7が位置するように折り返して箱形に形成される。第1
側板99の内面に重ね合わされた隅板103は折り返さ
れた頂面板105及び垂下板107によりその重ね合わ
せ状態が保たれる。
【0041】尚、底板97の中央部及び第2側板101
の中央部には連続する折り目109が、また第2側板1
01には底板97の各角から中央へ約45度で立上がっ
て折り目109と交差する折り目111が設けられてい
る。そして外箱93は折り目109・111にて底板9
7及び第2側板101を折り返すことにより偏平形状に
折り畳むことができる。
【0042】また、内箱95は外箱93内に挿嵌可能な
大きさのほぼ長方形状の紙材を以下のように折曲げて形
成される。即ち、内箱95の底板113は底板97より
若干小さい大きさからなり、その両側縁には第3及び第
4側板115・117が、その両端部に位置する隅板1
19で連続するように設けられる。そして各隅板119
には底板113の各角から対角位置へ延出する折り目
(図示せず)が設けられている。また、各第4側板11
7の上部には約2枚分の紙材厚さとほぼ一致する幅で長
手方向へ延出する頂面板121及び適宜の幅で長手方向
へ延出する垂下板123が一体形成されている。
【0043】そして内箱95は各隅板119を折り目に
て内側へ三角形に折り返すことにより底板113に対し
て第3及び第4側板115・117を起立させた後、起
立した第4側板117の内面に重ね合わされた三角形の
隅板119の上部に頂面板121が、また内面に垂下板
123が位置するように折り返して箱形に形成される。
第4側板117の内面に重ね合わされた隅板119は折
り返された頂面板121及び垂下板123によりその重
ね合わせ状態が保たれる。
【0044】尚、第3側板115には底板113の各角
から内側に向って約45度で上方に向う折り目125が
設けられている。そして内箱95は折り目125にて第
3側板115を折り返すことにより偏平形状に折り畳む
ことができる。
【0045】そして上記のように折り返し形成された外
箱93内に内箱95を挿嵌して紙製断熱箱91が形成さ
れる。このとき、第1側板99と第3側板115との間
には折り返された隅板103及び両者間に位置する垂下
板107による空隙127が設けられているため、内箱
95内に収容された、例えば鮮魚等の製品を外気から断
熱することができる。
【0046】また、第1側板99と第3側板115との
間に折り返された隅板103及び第2側板111と第4
側板117との間に折り返された隅板119が夫々介在
するため、紙製断熱箱91における縦方向の強度を高め
ることができる。このため、製品が収容された多数の紙
製断熱箱91を段積みした場合であっても、下方に位置
する紙製断熱箱91は段積みされた上方の紙製断熱箱9
1の重量に耐えることができ、少ないスペースにて多数
の紙製断熱箱91を集積することができると共に製品を
安全に収容することができる。
【0047】尚、上記構造では第1側板99と第3側板
115との間に断熱層としての空隙127が設けられる
が、第2側板111と第4側板117との間には空隙が
形成されないため、紙製断熱箱91の断熱性が悪い。こ
の場合にあっては、図13に示すように底板113の長
手方向幅を底板97より若干短くして第4側板117を
その上部が若干外方へ傾くように起立させて第2側板1
11の上部に当接させることにより第2側板111と第
4側板117との間に空隙129を設けて断熱性を高め
ることができる。
【0048】請求項6 図15〜図17に示すように、紙製断熱箱131は外箱
133と、該外箱133に挿嵌される内箱135とから
構成され、これら外箱133及び外箱135は請求項1
0の外箱93及び内箱95と同様の紙材で形成されてい
る。また、外箱133については請求項10の外箱93
と同一構造であるため、同一の符号を付してその詳細な
説明を省略する。
【0049】また、内箱135の基本構造は請求項10
の内箱95と同一であるが、三角形に折り返された各隅
板119を第4側板117の外側面に重ね合わせた後、
頂面板121及び垂下板123を外方へ折り返した点に
おいてのみ相違しているため、同一の符号を付してその
詳細な説明を省略する。
【0050】そして外箱133内に内箱135を挿嵌し
て紙製断熱箱131を形成する。このとき、第1側板9
9と第3側板115との間に折り返された隅板103、
また第2側板111と第4側板117との間に折り返さ
れた隅板119により空隙127・137が夫々形成さ
れるため、内箱95内に収容された、例えば冷凍製品を
外気から断熱することができる。
【0051】また、同様に紙製断熱箱131における縦
方向の強度が高いため、多数の紙製断熱箱131を段積
みしても、下方の紙製断熱箱131が段積みされた紙製
断熱箱131の重量により変形或いは破損されることを
防止することができ、また少ないスペースにて多数の紙
製断熱箱131を集積することができると共に製品を安
全に収容することができる。
【0052】上記説明は、内箱95・135の第4側板
117の上部に頂面板121及び垂下板123を一体に
設け、第4側板117の外面に重ね合わされた三角形の
各隅板119の上部を包み込むように折曲げる構成とし
たが、図18に示すように垂下板123の両端に折り返
し片139を、第3側板115の外面に位置するように
折り返した構成であってもよい。この内箱135にあっ
ては、外箱133の第1側板99と内箱135の第3側
板115との間に、折り返し片139分の空隙(図示せ
ず)を更に設けることができ、断熱性を向上することが
できる。
【0053】また、上記のように垂下板123の両端に
折り返し片139を設ける代わりに、図19に示すよう
に内箱95・135の第3側板115の上端に折り返し
片413を長手方向の全体に亘って設ける構成であって
もよい。この構成にあっては、上記した折り返し片13
9と同様の効果の外に外箱133の第1側板99と内箱
135の第3側板115の上部の長手方向の全体に亘っ
て介在する折り返し片143により空隙(図示せず)の
上部をほぼ閉鎖することができ、該空隙内に対する空気
の流出入を抑制して断熱性を高めることができる。
【0054】紙製断熱箱91・131の外箱93・13
3としては、図20に示す構造であってもよい。即ち、
上記外箱93・133の第1側板99上部に頂面板10
5及び垂下板107を一体に設け、第1側板99の内面
に重ね合わされた三角形の隅板103の上部を包み込ん
で固定する構造としたが、第1側板99の上部に頂面板
105及び垂下板107を設けることなく、第1側板9
9の内面に対して折り返された隅板103をステープル
或いは接着剤により直接固定する構造であってもよい。
この場合にあっては、第1側板99の上部に図18に一
点鎖線で示す蓋片415を一体に設けてもよい。
【0055】上記した請求項1、2、3、5、6の外箱
3・53・73・93・133としては、以下の構造で
あってもよい。
【0056】請求項11に係る外箱151の基本構造
は、図21及び図22に示すように、展開状態で第1及
び第2側板153・155を横方向へ交互に連続すると
共に第1側板153の側端に接着片(図示せず)を一体
に形成する。
【0057】また、各第1側板153の下端には底片1
59・161が一体形成され、各底片159・161の
非対向端部には接着部163・165が、折り目167
・169にて折り返し可能に設けられている。各底片1
59・161の下端には係合突片159a・161aが
互い違いとなるように設けられ、一方の係合突片159
aには切込み159bが、他方の係合突片161aを差
し込み可能に形成されている。
【0058】更に、各第2側板155の下端には底片1
71・173が一体形成され、各底片171・173の
一部には底片159・161の接着部163・165が
接着されている。尚、第1側板153の接着片は外側に
位置する第2側板155の端部内面に接着されている。
【0059】そして偏平形状に重ね合わされた第1及び
第2側板153・155を四角枠形状に折り返すと、各
底片159・161及び底片171・173の端部相互
が重なり合うと共に係合突片159aの切込み159b
に係合突片161aが自動的に差し込まれて外箱151
の底部が平面状になった箱形に形成される。
【0060】尚、外箱151の基本的構造は上記した通
りであるが、各請求項1〜3,5,6に応じて第1側板
及び第2側板153・155の上端に頂面板を介して垂
下板を設ければよい。
【0061】請求項12に係る外箱181の基本構造
は、図23に示すように、展開状態において第1及び第
2側板183・185を横方向へ互い違いに連続すると
共に第1側板183の外方端部に接着片187を一体に
形成する。
【0062】各第1側板183の下端に第2側板185
の横幅の約1/2からなる底片189・191を長手方
向のほぼ全体にわたって延出するように一体形成すると
共に第2側板185の下端に第1側板183の横幅の約
1/2からなる底片191・193を長手方向のほぼ全
体にわたって延出するように一体形成する。
【0063】そして先ず、各第1及び第2側板183・
185を折り返して接着片187を外側に位置する第2
側板185の内面にステープル或いは接着剤により固着
した後、各第2側板185の底片191・193を内方
へ折り返す。次に、各第1側板183の底片189・1
91を内方へ折り返して底片191・193に重ね合わ
せた後、ステープル或いは接着剤により相互を固定する
ことにより外箱181を箱形に組み立てる。
【0064】尚、外箱181の基本的構造は上記した通
りであるが、各請求項1〜3,5,6に応じて第1側板
及び第2側板183・185の上端に頂面板を介して垂
下板を設ければよい。
【0065】請求項13に係る外箱201の基本構造
は、図24に示すように、段ボール紙からなる底板20
3の対向する一方の側縁に第1側板205を、また対向
する他方の側縁に第2側板207を一体形成すると共に
各第1側板205及び第2側板207の一方端縁に固定
片209・211を夫々一体形成する。
【0066】そして底板203に対して各第1側板20
5及び第2側板207を起立させた後、第1側板205
の固定片209を隣設する第2側板207の端部に、ま
た第2側板207の固定片211を隣設する第1側板2
05の端部にステープル或いは接着剤により固着するこ
とにより外箱201を箱形に形成する。
【0067】これらの外箱3・53・73・93・13
3・151・181を使用した紙製断熱箱1・51・9
1・131・151・181にあっては、縦方向の強度
を向上することができ、多数の紙製断熱箱を段積みした
場合であっても、下方に位置する紙製断熱箱が押しつぶ
されることを防止することができる。この結果、多数の
紙製断熱箱を段積み集積することが可能で、集積効率を
向上することができる。
【0068】尚、外箱201の基本的構造は上記した通
りであるが、各請求項1〜3,5,6に応じて第1側板
及び第2側板205・207の上端に頂面板を介して垂
下板を設ければよい。
【0069】
【発明の効果】このため本発明は、外箱に内箱を挿嵌す
る簡易な作業により夫々の側板間に所定の幅の隙間を有
した状態で箱形に組み立てることができ、組み立て作業
を短時間で、かつ効率的に行うことができる。
【0070】また、外箱の側板と内箱の側板との間に隙
間を形成して保持することができ、内箱内に収容された
製品を効率的に断熱収容することができる。
【0071】更に本発明は、少ないスペースで多数の紙
製断熱箱を集積することができ、集積効率を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙製断熱箱の分解斜視図である。
【図2】組立状態を示す斜視図である。
【図3】外箱の展開図である。
【図4】内箱の展開図である。
【図5】図2のV-V 線縦断面図である。
【図6】紙製断熱箱の分解斜視図である。
【図7】組立状態を示す斜視図である。
【図8】図7のVIII-VIII 線縦断面図である。
【図9】紙製断熱箱の分解斜視図である。
【図10】組立状態を示す斜視図である。
【図11】図10のXI-XI 線縦断面図である。
【図12】請求項5に係る紙製断熱箱の分解斜視図であ
る。
【図13】紙製断熱箱の斜視図である。
【図14】図13のIVX-IVX 線の縦断面図である。
【図15】請求項6に係る紙製断熱箱の分解斜視図であ
る。
【図16】紙製断熱箱の斜視図である。
【図17】図16のVIIX-VIIX 線の縦断面図である。
【図18】請求項6の変更例を示す斜視図である。
【図19】請求項6の変更例を示す斜視図である。
【図20】請求項6の変更例を示す斜視図である。
【図21】請求項11に係る紙製断熱箱の外箱の基本構
造を示す斜視図である。
【図22】請求項11に係る外箱底面側の斜視図であ
る。
【図23】請求項12に係る紙製断熱箱の外箱の基本構
造を示す斜視図である。
【図24】請求項13に係る紙製断熱箱の外箱の基本構
造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 紙製断熱箱 3 外箱 5 内箱 7 第1側板 9 第2側板 19・21 垂下板 23・25 頂面板 27・29 間隙 31 底板 33 第3側板 37 第4側板 41 隅板

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底板と第1及び第2側板とにより有底の箱
    形に形成すると共に各第1及び第2側板の上部に所定の
    幅で水平方向へ延出する頂面板及び該頂面板から下方へ
    垂下する垂下板を有した紙体からなる外箱と、上記外箱
    内に夫々の頂面板の幅とほぼ一致する幅の間隙を設けて
    挿嵌可能な大きさからなる底板の対向する一方側縁に起
    立可能に一体に形成された一対の第3側板と、該底板の
    対向する他方側縁に起立可能に一体に形成された一対の
    第4側板と、第3及び第4側板の両端に一体形成され、
    正方形状で下端から対向する角部に至る折り目を設けて
    折り曲げ可能な隅板とからなり、第3側板を起立させる
    と共に三角形状に重ね合わされた隅板を第3或いは第4
    側板の外面或いは内面に位置させることにより第4側板
    を起立させて箱形に形成された紙体からなる内箱とから
    なり、外箱内に内箱を挿嵌した際に垂下板を内箱の第3
    及び第4側板の外面に当接させて箱形状に保持すると共
    に外箱の第1及び第2側板と内箱の第3及び第4側板と
    の間に上記頂面板とほぼ一致する幅の間隙を設けたこと
    を特徴とする紙製断熱箱。
  2. 【請求項2】底板と第1及び第2側板とにより有底の箱
    形に形成された紙体からなる外箱と、上記外箱内に所定
    の幅の間隙を設けて挿嵌可能な大きさからなる底板の対
    向する一方側縁に起立可能に一体に形成された一対の第
    3側板と、底板の対向する他方側縁に起立可能に一体に
    形成された一対の第4側板と、第3及び第4側板の上部
    に夫々一体形成され、外方へ上記間隙とほぼ一致する幅
    で平面状に延出する頂面板と、各頂面板の外端にて下方
    へ垂下する垂下板と、各第3及び第4側板の両端に一体
    形成され、四角形状で下端から対向する角部に至る折り
    目を設けて折り曲げ可能な第2隅板とを有し、第3側板
    を起立させると共に三角形状に重ね合わされた第2隅板
    を第3或いは第4側板の外面或いは内面に位置させるこ
    とにより第4側板を起立させて箱形に形成された紙体か
    らなる内箱とからなり、外箱内に内箱を挿嵌した際に各
    垂下板を外箱の第1及び第2側板の内面に当接させて箱
    形状に保持すると共に外箱の第1及び第2側板と内箱の
    第3及び第4側板との間に上記頂面板とほぼ一致する幅
    の間隙を設けたことを特徴とする紙製断熱箱。
  3. 【請求項3】底板と第1及び第2側板とにより有底の箱
    形に形成すると共に各第1及び第2側板の何れか一方の
    上部に所定の幅で水平方向へ延出する頂面板及び該頂面
    板内端から下方へ垂下する垂下板を有した紙体からなる
    外箱と、上記外箱内に夫々の頂面板の幅とほぼ一致する
    幅の間隙を設けて挿嵌可能な大きさからなる底板の対向
    する一方側縁に起立可能に一体に形成された一対の第3
    側板と、該底板の対向する他方側縁に起立可能に一体に
    形成された一対の第4側板と、頂面板を有していない第
    1或いは第2側板と対向する第3或いは第4側板の上部
    に所定の幅で水平方向へ延出する頂面板及び該頂面板か
    ら下方へ垂下する垂下板と、第3及び第4側板の両端に
    一体形成された四角形状で下端から対向する角部に至る
    折り目を設けて折り曲げ可能な隅板とを有し、第3側板
    を起立させると共に三角形状に重ね合わされた隅板を第
    3或いは第4側板の外面或いは内面に位置させることに
    より第4側板を起立させて箱形に形成された紙体からな
    る内箱とからなり、外箱内に内箱を挿嵌した際に外箱の
    垂下板を内箱の側板内面に当接させると共に内箱の垂下
    板を外箱の側板に当接させて箱形状に保持すると共に外
    箱の第1及び第2側板と内箱の第3及び第4側板との間
    に各頂面板とほぼ一致する幅の間隙を設けたことを特徴
    とする紙製断熱箱。
  4. 【請求項4】上記外箱の底板は、一方の第1側板の下端
    に一体形成され、係合突部を有した第1底片と、他方の
    第1側板の下端に一体形成され、被係合部を有した第2
    底片と、各第2側板の下端部に一体形成された第3及び
    第4底片とからなり、他方の第1側板に対して内側へ折
    り返された第2底片に、各第2側板の第3及び第4底片
    を重ね合わせた後、一方の第1側板の第1底片を第3及
    び第4底片に重ね合わせながら係合部を第2底片の被係
    合部に係合した請求項1〜3の紙製断熱箱。
  5. 【請求項5】外箱及び該外箱内に挿嵌される内箱とから
    なる紙製断熱箱において、外箱は底板の各側縁に設けら
    れた第1及び第2側板、これら第1及び第2側板の両端
    にて連続し、底板の各角から対角位置に延出する折り目
    を有した隅板、第1及び第2側板のいずれか一方の上部
    に隅板2枚分の厚さとほぼ一致する幅で長手方向へ延出
    する頂面板及び適宜幅で長手方向へ延出する垂下板から
    なり、折り目にて各隅板を内側へ折り返して底板に対し
    て第1及び第2側板を起立させると共に第1及び第2側
    板のいずれか一方の内面に重ね合わされた各隅板の上部
    に対して頂面板及び垂下板を重ね合わせた箱形からなる
    と共に内箱は、底板の各側縁に設けられた第3及び第4
    側板、これら第3及び第4側板の両端にて連続し、底板
    の各角から対角位置に延出する折り目を有した隅板、頂
    面板及び垂下板を有していない第1或いは第2側板に相
    対する第3或いは第4側板の上部に隅板2枚分の厚さと
    ほぼ一致する幅で長手方向へ延出する頂面板及び適宜幅
    で長手方向へ延出する垂下板からなり、折り目にて各隅
    板を内側へ折り返して底板に対して第3及び第4側板を
    起立させると共に第3或いは第4側板の内面に重ね合わ
    された各隅板の上部に対して頂面板及び垂下板を重ね合
    わせた箱形からなる紙製断熱箱。
  6. 【請求項6】外箱及び該外箱内に挿嵌される内箱とから
    なる紙製断熱箱において、外箱は底板の各側縁に設けら
    れた第1及び第2側板、これら第1及び第2側板の両端
    にて連続し、底板の各角から対角位置に延出する折り目
    を有した隅板、第1及び第2側板のいずれか一方の上部
    に隅板2枚分の厚さとほぼ一致する幅で長手方向へ延出
    する頂面板及び適宜幅で長手方向へ延出する垂下板から
    なり、折り目にて各隅板を内側へ折り返して底板に対し
    て第1及び第2側板を起立させると共に第1及び第2側
    板のいずれか一方の内面に重ね合わされた各隅板の上部
    に対して頂面板及び垂下板を重ね合わせた箱形からなる
    と共に、内箱は底板の各側縁に設けられた第3及び第4
    側板、これら第3及び第4側板の両端にて連続し、底板
    の各角から対角位置に延出する折り目を有した隅板、頂
    面板及び垂下板を有していない第1或いは第2側板に相
    対する第3或いは第4側板の上部に隅板2枚分の厚さと
    ほぼ一致する幅で長手方向へ延出する頂面板及び適宜幅
    で長手方向へ延出する垂下板からなり、折り目にて各隅
    板を外側へ折り返して底板に対して第3及び第4側板を
    起立させると共に第3或いは第4側板の外面に重ね合わ
    された各隅板の上部に対して頂面板及び垂下板を重ね合
    わせた箱形からなる紙製断熱箱。
  7. 【請求項7】内箱の第3或いは第4側板の上部に設けら
    れた垂下板の両端に適宜幅で延出する折返し片を設け、
    垂下板を有していない他方の側板の外面に折返し片を重
    ね合わせた請求項6の製断熱箱。
  8. 【請求項8】頂面板及び垂下板を有していない内箱の第
    3或いは第4側板の上部に適宜の幅で長手方向へ延出す
    る折返し片を設け、該折返し片を第3或いは第4側板の
    外面に重ね合わせた請求項6の紙製断熱箱。
  9. 【請求項9】外箱は底板の各側縁に設けられた第1及び
    第2側板、これら第1及び第2側板の両端にて連続し、
    底板の各角から対角位置に延出する折り目を有した隅
    板、第1及び第2側板のいずれか一方の上部に隅板2枚
    分の厚さとほぼ一致する幅で長手方向へ延出する頂面板
    及び適宜幅で長手方向へ延出する垂下板からなり、折り
    目にて各隅板を内側へ折り返して底板に対して第1及び
    第2側板を起立させると共に第1及び第2側板のいずれ
    か一方の内面に重ね合わせて固定することにより箱形に
    形成した請求項5及び6の紙製断熱箱。
  10. 【請求項10】外箱の第1或いは第2側板の上部には蓋
    片を設けた請求項9の紙製断熱箱。
  11. 【請求項11】上記外箱は、一方の第1側板の下端に一
    体形成され、係合突部を有した第1底片と、他方の第1
    側板の下端に一体形成され、被係合部を有した第2底片
    と、各第2側板の下端部に一体形成された第3及び第4
    底片とからなり、第1及び第2底片の端部を隣設する第
    3及び第4底片の端部に固着すると共に折り曲げ可能に
    形成し、偏平状に折り畳んだ状態から第1及び第2側板
    を箱形状に折り返した際に第1乃至第4底板を平面状に
    形成すると共に第1底板の係合部を第2底板の被係合部
    に係合させて箱形に形成する請求項1、2、3、5、6
    の紙製断熱箱。
  12. 【請求項12】上記外箱の底板は、各第1側板の下端に
    第2側板の長手方向長さの少なくとも1/2の幅からな
    る第1及び第2底片を一体形成すると共に各第2側板の
    下端に第1側板の長手方向長さの少なくとも1/2の幅
    からなる第3及び第4底片を一体形成し、各第1側板に
    下端にて第1及び第2底片を内側へ折り返した後、これ
    ら第1及び第2底片に対して各第2側板の下端から折り
    返された第3及び第4底片を重ね合わせて固着して箱形
    に形成した請求項1、2、3、5、6の紙製断熱箱。
  13. 【請求項13】上記外箱は底板の各対向する側縁に第1
    及び第2側板を一体形成すると共に各第1及び第2側板
    の一方端部に固着片を一体形成し、底板に対して第1及
    び第2側板を起立させた後、夫々の固定片を隣設する第
    1及び第2側板の他方端部に固着して箱形に形成した請
    求項1、2、3、5、6の紙製断熱箱。
  14. 【請求項14】上記外箱及び内箱は段ボール紙からなる
    と共に少なくとも内箱の内面には樹脂層が被覆された請
    求項1、2、3、5、6の紙製断熱箱。
  15. 【請求項15】上記外箱及び内箱は板紙からなると共に
    少なくとも内箱の内面には樹脂層が被覆された請求項
    1、2、3、5、6の紙製断熱箱。
  16. 【請求項16】上記外箱及び内箱は少なくとも2枚の板
    紙を積層接着した構造からなると共に少なくとも内面及
    び中間部に樹脂層を被覆した請求項1、2、3、5、6
    の紙製断熱箱。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63186404A (ja) * 1987-01-29 1988-08-02 Sony Corp 軟磁性薄膜
JP2009040444A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Dainippon Printing Co Ltd 断熱二重容器
KR102201363B1 (ko) * 2020-06-22 2021-01-08 이재석 보냉 성능이 향상된 포장용 상자

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