JP3105406U - 果実包装用紙箱 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】蓋箱の隣り合わせる壁面構成要素(内側の側板23,裏打片26)で挟まれるコーナー部40の上端に、蓋箱の内側へ突出して箱本体の上縁に係合する係合片30を備え、箱本体と蓋箱の間に果実上面保護用の隙間が確保されるようにした。
【選択図】図3
Description
そこで、蓋体の裏面に、箱本体の上縁に係合する段部を形成して、箱本体の上縁と蓋体の間に隙間を確保することも考えられるが、この場合、蓋体の組み立てが面倒になると共に紙材の使用量が多くなり、紙箱の作成コストが高くなるなどの問題がある。
ここで、前記係合片は、例えば図3などに示すように、一方の壁面構成要素(23)に形成した折線(32)から、他方の壁面構成要素(26)に形成した折線(32)にわたって直線状となるよう切り起こされて、それら壁面構成要素(23,26)で挟まれるコーナー部(40)の上端に略三角形状の段部が形成されるような態様としたり、図6に示すように、前記一方の折線(32)から他方の折線(32)にわたって略L字形に折曲するよう切り起こされて、前記壁面構成要素(23,26)で挟まれるコーナー部(40)の上端に略四角形状の段部が形成されるような態様としたり、若しくは、図示しないが、前記一方の折線(32)から他方の折線(32)にわたって略円弧状に湾曲するよう切り起こされて、前記壁面構成要素(23,26)で挟まれるコーナー部(40)の上端に略半円形状の段部が形成されるような態様とするなど、各種の態様を含むものである。
これら各種の態様において、蓋箱(2)の構成を簡素なものとしその作製、組み立てを容易ならしめること等を考慮すれば、略三角形状の段部が形成されるよう構成することが好ましい。
また、前記蓋箱(2)は、一枚の紙製基材(2’)の要所の折り曲げにより形成されることが好ましい。
前記蓋箱(2)が少なくとも、天面板(21)と、これに連接する内外二枚折りの側板(22,23)及び内外二枚折りの端板(24,25)と、前記内側の側板(23)の左右縁に連接される裏打片(26,26)と、隣り合わせる内側の側板と裏打片(23,26)で挟まれるコーナー部(40)の上端において蓋箱内側へ突出する係合片(30,30’)と、を備えた一枚の紙製基材(2’)の要所の折り曲げにより形成され、
前記係合片(30,30’)が、前記内側の側板と裏打片(23,26)にわたって形成した横方向の切線(31)と、該切線の両側に形成した縦方向の折線(32,32)で囲まれ、前記内側の側板及び裏打片(23,26)から切り起こされて前記箱本体の上縁(12)に係合するよう形成され、
前記係合片(30,30’)により、前記上縁(12)と蓋箱の天面板(21)との間に果実上面保護用の隙間(S)が確保されるよう形成した果実包装用紙箱をあげることができる。
また、蓋箱の内側空間のコーナー部のみに設けた係合片により前述の効果を得られるので、蓋箱の組み立てが容易であると共に紙材の使用量も少なくて済み、低コストでの提供が可能である等、多くの効果を奏する。
また、前記係合片が、隣り合わせる壁面構成要素にわたって形成した横方向の切線と、該切線の両側に形成した縦方向の折線で囲まれて前記壁面構成要素から切り起こされる構成である場合は、係合片を極めて容易に形成可能として、前述の効果をより実効あるものとし得た。
箱本体1と蓋箱2は夫々、板紙などを所要形状に裁断すると共に所要箇所に折線と切線を形成した一枚の紙製基材の要所の折り曲げと、必要に応じた要所の貼り着けで、箱本体1においては上面開放形の四角形状の箱型に、蓋箱2においては下面開放形の四角形状の箱型に夫々組み立てられるものである。
また、内側の端板25の左右縁には、蓋箱2の組み立て状態を維持する掛止片34が突出状に形成されている。
まず、図2(イ)に示す展開状態から、(ロ)に示すように、折線28a,28bに沿って下縁板28と内側の側板23を折り曲げた後、(ハ)に示すように、折線21aに沿って外側の側板22を折り曲げて天面板21の左右縁に内外の側板22,23を立ち上げる。
次に、図2(ニ)、及び図3(イ)の拡大図に示すように、折線22a,23aに沿って裏打片26,27を内側に折り曲げると、隣り合わせる内側の側板23と裏打片26で挟まれるコーナー部40の上端(図面では蓋箱2が天地逆転した状態にあるのでコーナー部40の下端になる)において、係合片30が蓋箱2の内側へ突出する。
さらに、図2(ホ)、及び図3(ロ)〜(ホ)の拡大図に示すように、折線29b,29a,21bに沿って内側の端板25,下縁板29,外側の端板24を順次折り曲げ、内側の端板25の左右の掛止片34,34を、内側の側板23と裏打片26の間の切線23aに差し込むことで、蓋箱2が組み立てられると共にその組み立て状態が維持される。
11:上面開放部
12:上縁
2:蓋箱
2’:紙製基材
21:天面板
22:外側の側板
23:内側の側板(壁面構成要素)
24:外側の端板
25:内側の端板
26:裏打片(壁面構成要素)
30,30’:係合片
31:横方向の切線
32:縦方向の折線
40:コーナー部
Claims (4)
- 上面開放形の箱本体(1)と、該箱本体の上面開放部(11)を被う下面開放形の蓋箱(2)からなり、前記蓋箱の内側におけるコーナー部(40)の上端に、該蓋箱の内側へ突出して前記箱本体の上縁(12)に係合する係合片(30,30’)を備え、該係合片(30,30’)により、前記箱本体の上縁(12)と前記蓋箱の天面板(21)との間に果実上面保護用の隙間(S)が確保されるよう形成したことを特徴とする果実包装用紙箱。
- 前記係合片(30,30’)が、前記コーナー部(40)を形成する隣り合わせる壁面構成要素(23,26)にわたって形成した横方向の切線(31)と、該切線の両側に形成した縦方向の折線(32,32)で囲まれ、前記壁面構成要素(23,26)から切り起こされて前記蓋箱(2)の内側へ突出するよう形成されていることを特徴とする請求項1記載の果実包装用紙箱。
- 前記箱本体(1)と蓋箱(2)が三角形以上の角形の箱体であり、少なくとも前記蓋箱が一枚の紙製基材(2’)の要所の折り曲げにより形成されることを特徴とする請求項1又は2記載の果実包装用紙箱。
- 四角形状の上面開放形の箱本体(1)と、該箱本体の上面開放部(11)を被う四角形状の下面開放形の蓋箱(2)からなり、
前記蓋箱(2)が少なくとも、天面板(21)と、これに連接する内外二枚折りの側板(22,23)及び内外二枚折りの端板(24,25)と、前記内側の側板(23)の左右縁に連接される裏打片(26,26)と、隣り合わせる内側の側板と裏打片(23,26)で挟まれるコーナー部(40)の上端において蓋箱内側へ突出する係合片(30,30’)と、を備えた一枚の紙製基材(2’)の要所の折り曲げにより形成され、
前記係合片(30,30’)が、前記内側の側板と裏打片(23,26)にわたって形成した横方向の切線(31)と、該切線の両側に形成した縦方向の折線(32,32)で囲まれ、前記内側の側板及び裏打片(23,26)から切り起こされて前記箱本体の上縁(12)に係合するよう形成され、
前記係合片(30,30’)により、前記上縁(12)と蓋箱の天面板(21)との間に果実上面保護用の隙間(S)が確保されるよう形成したことを特徴とする果実包装用紙箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004002859U JP3105406U (ja) | 2004-05-21 | 2004-05-21 | 果実包装用紙箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004002859U JP3105406U (ja) | 2004-05-21 | 2004-05-21 | 果実包装用紙箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3105406U true JP3105406U (ja) | 2004-10-28 |
Family
ID=43258769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004002859U Expired - Lifetime JP3105406U (ja) | 2004-05-21 | 2004-05-21 | 果実包装用紙箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3105406U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07156917A (ja) * | 1993-11-29 | 1995-06-20 | Yoshiyuki Mori | 袋首絞り部等のシール機 |
-
2004
- 2004-05-21 JP JP2004002859U patent/JP3105406U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH07156917A (ja) * | 1993-11-29 | 1995-06-20 | Yoshiyuki Mori | 袋首絞り部等のシール機 |
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