JPH0789506B2 - ソケットコネクタ - Google Patents

ソケットコネクタ

Info

Publication number
JPH0789506B2
JPH0789506B2 JP3070362A JP7036291A JPH0789506B2 JP H0789506 B2 JPH0789506 B2 JP H0789506B2 JP 3070362 A JP3070362 A JP 3070362A JP 7036291 A JP7036291 A JP 7036291A JP H0789506 B2 JPH0789506 B2 JP H0789506B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
housing
socket connector
terminal
impedance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3070362A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04282584A (ja
Inventor
敬一郎 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP3070362A priority Critical patent/JPH0789506B2/ja
Publication of JPH04282584A publication Critical patent/JPH04282584A/ja
Publication of JPH0789506B2 publication Critical patent/JPH0789506B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connecting Device With Holders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はソケットコネクタに関す
るものであり、さらに詳しくは電気電子製品においてP
GAパッケージなどのLSIとプリント基板などの回路
基板との間を電気的に接続するソケットコネクタの改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のソケットコネクタの一例を図14
に示すPGA(PinGrid Array)パッケージと基板とを接
続する場合を例にとって説明する。ハウジング3に形成
されたスリット31内には基板7に接続されたコンタク
ト1’が収容されており、スリット31の端部に形成さ
れた誘いのための皿孔32を介してスリット31中に挿
入されたPGAパッケージ8のピン状端子2に各コンタ
クト1’はそれ自身の構造的なバネ性により押圧接触状
態に保たれている。従ってPGAパッケージ8を出入り
する信号は常にPGAパッケージ8と基板7との間の距
離Hを通過することになる。
【0003】ところで高速動作を行なうLSIの周辺回
路は全体としてインピーダンスが一定に保たれているこ
とが望ましく、例え全体を完全に一定に保つことが困難
な場合でも、少なくともインピーダンスが不整合な箇所
の長さを可能な限り短くすることが要求される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図14に示す構造の場
合にはPGAパッケージ8から基板7までの部分Hにお
いてインピーダンスの整合をとるのが困難であるから、
なるべくこの部分Hが短いほうが好ましい。ところがこ
部分Hの寸法はコンタクト1’のバネ長Lにより大き
く左右され、しかもピン状端子2とコンタクト1’との
押圧接触状態はコンタクト1’のバネ性に頼っているの
で、この状態を保持するにはバネ長Lをインピーダンス
の観点のみから無制限に短くすることはできない。した
がって従来の構造ではインピーダンスの不整合な箇所の
長さが大となるのを免れない。このため高周波を使用す
る際にコネクタに起因する信号処理速度の低下が大きな
問題となる。それ故に本発明の課題は、接続対象物の端
子とコンタクトとの接触状態を損なうことなくインピー
ダンスの不整合性を抑制して高周波使用時の信号処理速
度を向上したソケットコネクタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、端子と
の接続を得るためのコンタクトと、前記コンタクトを収
容したハウジングとを含むコネクタにおいて、前記ハウ
ジングには前記コンタクトに対応した位置に導電層を設
け、前記コンタクトには、前記端子に接触するための第
1の接点と、前記端子を前記第1の接点に向けて弾力的
に押圧するバネ部と、前記第1の接点の直近に位置し前
記導電層に接続された第2の接点とを一体に設け、前記
ハウジングは前記端子を受け入れる孔と該孔に連通した
スリットとを有し、前記バネ部は前記スリットに配され
前記孔の軸心を含む平面内でU字形を成すようにのびて
いることを特徴とするソケットコネクタが得られる。
【0006】
【実施例】以下LSIとしてPGAパッケージを用いた
場合を例にとって説明する。図1(A)に示すのは本発
明のソケットコネクタの一例であって、コンタクトをハ
ウジング上のシグナル層に接触させたものである。ハウ
ジング3上には後述するように形成されたシグナル層4
とグランド層5とによりマイクロストリップ線路が構成
されており、この線路は回路基板7上に同様に形成され
たシグナル層74とグランド層75とからなるマイクロ
ストリップ線路とハンダ部分6により接続されている。
これらハウジング3上および回路基板7上のマイクロス
トリップ線路はそれぞれインピーダンスの整合がとれた
ものである。
【0007】ハウジング3に形成された各スリット31
には略U字形のコンタクト1が挿入されており、スリッ
ト31の開口端に近い部分(接点A)において同じく挿
入されたPGAパッケージ8のピン状端子2と接触する
とともに、その近傍の部分(接点B)において回路基板
3上のシグナル層4に接触している。
【0008】また図1(B)に示すのは本発明のソケッ
トコネクタの一例であって、コンタクトをハウジング上
のグランド層に接触させたものである。すなわち図1
(A)の場合と同様なコンタクト1はやはりスリット3
1の開口端に近い接点AにおいてPGAパッケージ8の
ピン状端子2に接触するとともに、その近傍の接点Bに
おいてハウジング3上のグランド層5と接触している。
【0009】以上いずれの場合においても上記したよう
にハウジング3上のマイクロストリップ線路はインピー
ダンスの整合がとれているから、インピーダンスの不整
合な箇所は接点A、B間およびハンダ6の部分だけとな
る。なお図2に示すのは本発明のソケットコネクタの全
体構造である。
【0010】ハウジング3上におけるマイクロストリッ
プ線路の形成手順の一例を図3により説明する。ハウジ
ング3上には立体回路成形法、すなわち例えば非メッキ
グレード樹脂33とメッキグレード樹脂34との2段階
射出成形と無電解メッキとによりシグナル層4を形成す
る。この上にさらに銅張りポリイミドフィルム35を接
着により固定してグランド層5を形成する。
【0011】つぎにコンタクト1をシグナル層4に接続
させる場合について、図4〜6により全体の組付を説明
する。図4および図6(A)に示すように各スリット3
1の皿孔32の近くにシグナル層4の端部41を位置さ
せる。ついでコンタクト1をスリット尾31に挿入し、
さらにピン状端子2を挿入して図5に示すような状態と
する。この状態においてコンタクト1は図6(B)に示
すように接点Aにおいてピン状端子2(図中省略する)
に接触し接点Bにおいてシグナル層4の端部41と接触
する。なお図中には図3(B)に示す銅張りポリイミド
フィルム35は省略してある。
【0012】図7に示すのはコンタクト1をグランド層
5に接触させた場合の状態であって、シグナル層5の端
部51はやはりスリット31の皿孔32の近くに位置し
てスリット31内のコンタクト1と接点Bにおいて接触
している。
【0013】このようにして設けられたコンタクト1の
インピーダンスが不整合な箇所についてつぎに図8、図
9により考察する。図8に示す本発明のソケットコネク
2場合にはPGAパッケージ8からコンタクト1
とピン状端子2との接点Aまでの部分d1と接点Aから
接点Bまでの部分d2とがインピーダンスの不整合であ
る箇所となる。即ち、PGAパッケージ8からが接点A
を経て接点Bに至る間ではインピーダンスが他の部分に
対し不整合となる。この結果、インピーダンスが不整合
となる箇所の合計の長さDはd1+d2となる。図9に
示す従来のソケットコネクタの場合にはPGAパッケ
ージ8からコンタクト1’とピン状端子2との接点A’
までの部分d1’と接点A’から回路基板7までの部分
d2’とがインピーダンスの不整合である箇所となる。
即ち、PGCパッケージ8から接点A’を経て回路基板
7に至る間ではインピーダンスが他の部分に対し不整合
となる。この結果、インピーダンスが不整合となる箇所
の合計の長さD’はd1’+d2’となる。 図8及び図
を比較して明らかなように、D<D’となる。すなわ
ちこの本発明の場合には従来の場合に比べてインピーダ
ンス不整合箇所が明らかに短くなる。また本発明のソケ
ットコネクタによると、コンタクト1のバネ部1aは皿
穴32の軸心を含む平面内でU字形を成すようにのび、
ピン状端子2を接点Aに向けて弾力的に押圧しているの
で、ピン状端子2とコンタクト1との接触状態が損なわ
れることはない。
【0014】図10に示すのはハウジング3の周縁終演
部に設けられた環状端子とマイクロストリップ線路の接
続構造の一例である。図中Iで示す箇所においてはシグ
ナル層4と環状端子12とが、またIIで示す箇所にお
いてはグランド層5と環状端子12とが、それぞれ接続
されている。なお環状端子12には予備ハンダとして固
形ハンダを圧入しておいもよい。
【0015】図11〜13は本発明をプリント回路基板
に応用した例であって、ハウジング3上に立体回路成形
法により形成したシグナル層4と銅張りポリイミドフィ
ルムによるグランド層5とによりインピーダンス整合を
とるようにしたものである。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンタクトのバネ長は十分確保したままで、しかもイン
ピーダンスの不整合箇所を極めて短くしたので、高周波
を使用する際のコネクタに起因する処理速度の低下の問
題が大きく改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるソケットコネクタを示
す要部のみの断面側面図である。
【図2】図1のソケットコネクタの全体を示す外観斜視
図である。
【図3】ハウジング上へのマイクロストリップ線路の形
成手順を示す断面側面図である。
【図4】本発明のソケットコネクタの組付手順の一例を
示す斜視図である。
【図5】本発明のソケットコネクタの組付手順の一例を
示す斜視図である。
【図6】本発明のソケットコネクタの組付手順の一例を
示す斜視図である。
【図7】本発明のソケットコネクタの組付手順の他の例
を示す斜視図である。
【図8】本発明のソケットコネクタの場合のインピーダ
ンス不整合箇所を説明する側面図である。
【図9】従来のソケットコネクタの場合のインピーダン
ス不整合箇所を説明する側面図である。
【図10】ハウジング周縁に環状端子を設けた場合の接
続状態を示す斜視図である。
【図11】プリント回路基板に本発明を応用した場合を
示す斜視図である。
【図12】同じくその裏面および断面を示す図である。
【図13】同じくその背面図である。
【図14】従来のソケットコネクタの構造を示す断面側
面図である。
【符号の説明】
1 コンタクト 2 ピン状端子 3 ハウジング 4 シグナル層 5 グランド層 6 ハンダ部分 7 回路基板 8 PGAパッケージ 31 スリット 35 銅張りポリイミドフィルム A 接点 B 接点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子との接続を得るためのコンタクト
    と、前記コンタクトを収容したハウジングとを含むコネ
    クタにおいて、前記ハウジングには前記コンタクトに対
    応した位置に導電層を設け、前記コンタクトには、前記
    端子に接触するための第1の接点と、前記端子を前記第
    1の接点に向けて弾力的に押圧するバネ部と、前記第1
    の接点の直近に位置し前記導電層に接続された第2の接
    点とを一体に設け、前記ハウジングは前記端子を受け入
    れる孔と該孔に連通したスリットとを有し、前記バネ部
    は前記スリットに配され前記孔の軸心を含む平面内でU
    字形を成すようにのびていることを特徴とするソケット
    コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記導電層は前記ハウジングの表面に多
    重に形成されたシグナル層とグランド層とからなり、前
    記第2の接点は前記シグナル層及び前記グランド層のう
    ちのいずれか一方に接続されている請求項1記載のソケ
    ットコネクタ。
JP3070362A 1991-03-12 1991-03-12 ソケットコネクタ Expired - Lifetime JPH0789506B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3070362A JPH0789506B2 (ja) 1991-03-12 1991-03-12 ソケットコネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3070362A JPH0789506B2 (ja) 1991-03-12 1991-03-12 ソケットコネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04282584A JPH04282584A (ja) 1992-10-07
JPH0789506B2 true JPH0789506B2 (ja) 1995-09-27

Family

ID=13429250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3070362A Expired - Lifetime JPH0789506B2 (ja) 1991-03-12 1991-03-12 ソケットコネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0789506B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08213128A (ja) * 1995-02-08 1996-08-20 Texas Instr Japan Ltd ソケット

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4494172A (en) * 1982-01-28 1985-01-15 Mupac Corporation High-speed wire wrap board
JPS61165831A (ja) * 1985-01-17 1986-07-26 Hitachi Ltd 光デイスク再生装置
JPS62131698A (ja) * 1985-12-03 1987-06-13 Toshiba Corp セラミツクスピ−カ装置
JPH01225081A (ja) * 1988-03-03 1989-09-07 Hitachi Electron Eng Co Ltd 高周波用icソケット
JPH0766840B2 (ja) * 1989-04-03 1995-07-19 ヒロセ電機株式会社 電気コネクタおよびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04282584A (ja) 1992-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6296496B1 (en) Electrical connector and method for attaching the same to a printed circuit board
JP3082080B2 (ja) プリント回路板用の電気コネクタ
US4838800A (en) High density interconnect system
US5040999A (en) Electrical connecting arrangement
JPH08504997A (ja) マルチリード集積回路パッケージ用ソケット
JP2910682B2 (ja) 高速伝送用コネクタ
US6053744A (en) Radio frequency connector to printed circuit board adapter
US6645009B1 (en) High density electrical connector with lead-in device
JPH0789506B2 (ja) ソケットコネクタ
US20040018759A1 (en) Electrical connector assembly
JP3703551B2 (ja) コネクタ
US4701723A (en) Connection construction for electronic component
EP0865120B1 (en) Radio frequency connector to printed circuit board adapter
JPH02214191A (ja) フレキシブルプリント配線板の接続構造
JP3199014B2 (ja) ドーターカード側コネクタ及び高速伝送対応コネクタ
JP2766164B2 (ja) 半導体パッケージとその接続構造
JPH06104548A (ja) 同軸ケーブルの接続構造
JPH10326654A (ja) プリント回路基板用フレキシブルコネクタ
JP2001052819A (ja) フランジ付き高周波コネクタ
JP2621526B2 (ja) コネクタ
JPS598374Y2 (ja) プリント板
JPS5846694A (ja) 印刷配線基板の配線パタ−ン接続構造
JPH05159832A (ja) コネクタの実装構造
JP2000277219A (ja) ローパスフィルタ機能を有するコネクタ
JPS62179794A (ja) 電気回路配線板

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960416