JPH078948B2 - ポリフェニレンサルファイド系樹脂組成物 - Google Patents

ポリフェニレンサルファイド系樹脂組成物

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JPH078948B2
JPH078948B2 JP18888389A JP18888389A JPH078948B2 JP H078948 B2 JPH078948 B2 JP H078948B2 JP 18888389 A JP18888389 A JP 18888389A JP 18888389 A JP18888389 A JP 18888389A JP H078948 B2 JPH078948 B2 JP H078948B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリフェニレンサルファイドを含む樹脂組成物
に関し、特にポリフェニレンサルファイド(以下PPSと
云うことがある)樹脂の衝撃に対する脆さが改良された
樹脂組成物に関する。
〔従来の技術およびその課題〕
PPS樹脂は耐熱性、難燃性、耐薬品性、高剛性に優れ、
エンジニアリングプラスチックとして極めて有用な樹脂
であるが、衝撃に対して脆いという欠点を有している。
そこで、PPSの優れた特性を利用しつつ、その欠点を改
良しようとする樹脂組成物が提案されている。
従来、性質の異なる樹脂をブレンドすることにより、そ
れぞれの樹脂がもつ欠点を解決しようとする試みも多く
なされている。
例えば、特開昭50−156561号公報にはポリフェニレンエ
ーテル(以下PPEと云うことがある)の成形性、難燃性
を改良するためにPPSを添加したところのPPEとPPSとか
らなる樹脂組成物が開示されている。
しかしながら、異種ポリマーは通常相溶性に乏しく、特
開昭50−156561号公報に示されるようにPPEとPPSを単に
混ぜただけでは、得られた樹脂組成物は脆く、十分な機
械的強度は得られない。
特開昭64−36645号には、機械的強度を改良するために
エチレン性二重結合とカルボキシル基または酸無水物基
を有する変性剤で変性されたPPEとPPSとが混合すること
が開示されている。しかしながら、ここで得られている
樹脂組成物の衝撃強度はなお不十分であり、その脆さは
未だ解決されていない。
本発明は、前記した問題点を改良し、優れた機械的強度
を有するPPS系樹脂組成物を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の樹脂組成物は、 (A)ポリフェニレンサルファイド系樹脂95〜10重量
部; (B)ポリフェニレンエーテル系樹脂、またはこれとポ
リスチレン系樹脂5〜90重量部; (C)分子内に、 A群;アミノ基、エポキシ基、メルカプト基、ハロゲン
基、イソシアナト基およびウレイド基より選ばれる基、 および B群;Y−O−C,Y−OH,Y−H,Y−O−P,Y−NH,Y−N−C,Y
−N=C,Y−Cl,Y−BrおよびY−I(ただし、Yは周期
律表の第3A族、第4A族第5A族、第3B族、第4B族および第
5B族から選ばれる元素である)より選ばれる化学構造 を有する化合物を成分(A)および(B)の合計量100
重量部に対して0.01〜10重量部; ならびに (D)(ア)飽和脂肪族ポリカルボン酸およびその誘導
体; (イ)分子内に炭素−炭素二重結合または三重結合、お
よび、酸無水物基、カルボン酸基、酸アミド基、イミド
基、カルボン酸エステル基、アミノ基、水酸基またはエ
ポキシ基を含む化合物;および/または (ウ)分子内に式 〔式中、XはF,Cl,Br,I,OHもしくはOR(ただしRはH、
アルキル基またはアリール基を表す)である〕で示され
る基、および、酸無水物基、カルボン酸基、酸アミド
基、イミド基、カルボン酸エステル基、アミノ基または
水酸基を含有する化合物 を成分(A)および(B)の合計量100重量部に対して
0.01〜10重量部、 を含むことを特徴とする。
本発明の特徴は、PPSとPPEの相溶性を改善するために、
後に詳述する成分(C)および(D)を添加したところ
にある。成分(C)および(D)はそれぞれ単独に添加
しただけではその効果を充分に発揮せず、(C)および
(D)を共に使用してはじめて、相溶性改善の効果が相
乗的に向上するものである。
本発明において、成分(A)として使用されるPPSとし
ては、一般式 で示される構成単位を70モル%以上含むものがすぐれた
特性の組成物をもたらすので好ましい。PPSの重合方法
としては、p−ジクロルベンゼンを硫黄と炭酸ソーダの
存在下で重合させる方法、極性溶媒中で硫化ナトリウム
あるいは水硫化ナトリウムと水酸化ナトリウムまたは硫
化水素と水酸化ナトリウムの存在下で重合させる方法、
p−クロルチオフェノールの自己縮合などがあげられる
が、N−メチルピロリドン、ジメチルアセトアミドなど
のアミド系溶媒やスルホラン等のスルホン系溶媒中で硫
化ナトリウムとp−ジクロルベンゼンを反応させる方法
が適当である。この際に重合度を調節するためにカルボ
ン酸やスルホン酸のアルカリ金属塩を添加したり、水酸
化アルカリを添加することは好ましい方法である。共重
合成分として30モル%未満であればメタ結合 オルト結合 エーテル結合 スルホン結合 ビフェニル結合 置換フェニルスルフィド結合 ここでR′はアルキル、ニトロ、フェニル、アルコキ
シ、カルボン酸またはカルボン酸の金属塩基を示す)、
3官能フェニルスルフィド結合 などを含有していてもポリマーの結晶性に大きく影響し
ない範囲でかまわないが、好ましくは共重合成分は10モ
ル%以下がよい。特に3官能性以上のフェニル、ビフェ
ニル、ナフチルスルフィド結合などを共重合に選ぶ場合
は3モル%以下、さらに好ましくは1モル%以下がよ
い。
かかるPPSは一般的な製造法、例えば(1)ハロゲン置
換芳香族化合物と硫化アルカリとの反応(米国特許第25
13188号明細書、特公昭44−27671号および特公昭45−33
68号参照)、(2)チオフェノール類のアルカリ触媒ま
たは銅塩等の共存下における縮合反応(米国特許第3274
165号、英国特許第1160660号参照)、(3)芳香族化合
物を塩化硫黄とのルイス酸触媒共存下に於ける縮合反応
(特公昭46−27255号、ベルギー特許第29437号参照)等
により合成されるものであり、目的に応じ任意に選択し
得る。
PPSは現在フィリプスペトロリアム株式会社、および東
ソー・サスティール株式会社、株式会社トープレン社お
よび呉羽化学株式会社から市場に供せられている。架橋
密度および粘度に応じて各種のグレードがあり本発明に
は架橋構造の少ないPPSが好ましい。
本発明において成分(B)として使用されるPPEは、例
えば一般式(A): (式中R1,R2,R3,およびR4はそれぞれ独立して、水素
原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、ハロ
ゲン原子とフェニル環との間に少くとも2個の炭素原子
を有するハロアルキル基およびハロアルコキシ基で第3
級α−炭素を含まないものから選ばれた一価置換基を表
し、qは重合度を表わす整数である) で示される重合体の総称であって、上記一般式で示され
る重合体の一種単独であっても、二種以上が組合わされ
た共重合体であってもよい。好ましい具体例ではR1およ
びR2が炭素原子数1〜4のアルキル基であり、R3および
R4が水素原子もしくは炭素原子数1〜4のアルキル基で
ある。例えばポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)
エーテル、ポリ(2,6−ジエチル−1,4−フェニレン)エ
ーテル、ポリ(2−メチル−6−エチル−1,4−フェニ
レン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−プロピル−1,
4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジプロピル−1,
4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−エチル−6−プ
ロピル−1,4−フェニレン)エーテル、などが挙げられ
る。またPPE共重合体としては上記ポリフェニレンエー
テル繰返し単位中にアルキル三置換フェノール例えば2,
3,6−トリメチルフェノールを一部含有する共重合体を
挙げることができる。またこれらのPPEに、スチレン系
化合物がグラフトした共重合体であってもよい。スチレ
ン系化合物グラフト化ポリフェニレンエーテルとしては
上記PPEにスチレン系化合物として、例えばスチレン、
α−メチルスチレン、ビニルトルエン、クロルスチレン
などをグラフト重合して得られる共重合体である。
本発明において成分(B)は、上記したPPEであるか、
または上記したPPEとポリスチレン系樹脂(以下、PSと
いうことがある)との混合物である。ここで用いられる
ポリスチレン系樹脂は、それ自体公知であり、一般式 (式中R″は水素原子または炭素原子数1〜4のアルキ
ル基であり、Zはハロゲン原子または炭素原子数1〜4
のアルキル基である置換基を表し、pは0〜5の整数で
ある)で示されるビニル芳香族化合物から誘導された繰
返し構造単位を、その重合体中に少くとも25重量%以上
有するものでなければならない。かかるスチレン系重合
体としては例えばスチレンもしくはその誘導体の単独重
合体並びに例えばポリブタジエン、ポリイソプレン、ブ
チルゴム、EPDM、エチレン−プロピレン共重合体、天然
ゴム、エピクロロヒドリンの如き天然または合成エラス
トマー物質の混合あるいはこれらで変性したスチレン系
重合体、更には、スチレン含有共重合体、例えば、スチ
レン−アクリロニトリル共重合体(SAN)、スチレン−
ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合
体、スチレン−アクリロニトリル−ブタジエン共重合体
(ABS)を挙げることができる。本発明のために好まし
いスチレン系重合体はホモポリスチレンおよびゴム強化
ポリスチレンである。
ポリフェニレンエーテル系樹脂に対するスチレン系樹脂
の混合比率はポリフェニレンエーテル樹脂の優れた特性
を損なわない範囲にあるのが望ましく、従ってポリフェ
ニレンエーテル系樹脂20〜100重量部とスチレン系樹脂
0〜80重量部の比であることが好ましい。
本発明において、(A)ポリフェニレンサルファイド樹
脂95〜10重量部、好ましくは80〜20重量部に対して
(B)ポリフェニレンエーテル樹脂またはこれとポリス
チレン系樹脂5〜90重量部、好ましくは20〜80重量部の
割合で(A)と(B)が配合される。PPSがこれより少
いとPPSの特性が発揮されないので成形性、耐薬品性な
どが劣る。一方、PPSがこれより多いと、PPEの特性が発
揮されないので脆さ、寸法精度などの点で好ましくな
い。
次に、本発明においては、成分(C)として分子内に、 A群;アミノ基、エポキシ基、メルカプト基、ハロゲン
基、イソシアナト基およびウレイド基より選ばれる基、 および B群;Y−O−C,Y−OH,Y−H,Y−O−P,Y−NH,Y−N−C,Y
−N=C,Y−Cl,Y−BrおよびY−I(ただし、Yは周期
律表の第3A族、第4A族第5A族、第3B族、第4B族および第
5B族から選ばれる元素である)より選ばれる化学構造 を有する化合物を含む。そのような化合物としては、一
般に各種のフィラーの表面処理剤、接着や塗装における
プライマーとして使用されるカップリング剤、例えば、
シラン系カップリング剤、チタネート系カップリング
剤、アルミニウム系カップリング剤、リン系カップリン
グ剤、ジルコアルミネート系カップリング剤等を使用す
ることができる。
上記カップリング剤のうち、成分(C)としての条件を
具備したものの具体的な例としては、次のようなものが
挙げられる。すなわち、シラン系カップリング剤とし
て、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルメチ
ルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)3−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピル
トリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメト
キシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エ
チルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルメチルジ
メトキシシラン、3−クロロプロピルトリメトキシシラ
ン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−
クロロプロピルメチルジクロロシラン、3−クロロプロ
ピルメチルジエトキシシラン、1,3−ビス(クロロメチ
ル)−1,1,3,3−テトラメチルジシラザン、3−ウレイ
ドプロピルトリエトキシシラン、3−イソシアナトプロ
ピルトリエトキシシラン等;イソプロピルトリ(N−ア
ミノエチルアミノエチル)チタネート;テトラ(トリエ
タノールアミン)ジルコネート;ジルコアルミネートカ
ップリング剤A(アミノ基含有;楠本化成(株)製)、
ジルコアルミネートカップリング剤S(メルカプト基含
有;楠本化成(株)製)である。さらに、これらのカッ
プリング剤の加水分解も成分(C)として使用すること
ができる。
上記の成分(C)は、前記した成分(A)と(B)の合
計100重量部に対して、0.01〜10重量部含有され、好ま
しくは0.05〜4重量部含有される。
次に、本発明の組成物における成分(D)は、次に詳述
する化合物(ア)、(イ)および/または(ウ)であ
る。
まず、(ア)は飽和脂肪族ポリカルボン酸およびその誘
導体である。本明細書において飽和脂肪族ポリカルボン
酸およびその誘導体とは、次式: (RIO)mR(COORII)n(CONRIIIRIV)S で示される化合物をいう。ここで、 R:炭素原子数2〜20、好ましくは2〜10の直鎖また
は分枝飽和脂肪族炭化水素基、 RI:水素原子またはアルキル基、アリール基、アシル基
もしくはカルボニルジオキシ基(ここで、炭素原子数は
1〜10、好ましくは1〜6、さらに好ましくは1〜4)
であり、特に好ましくは水素原子、 RII:水素原子またはアルキル基もしくはアリール基
(ここで、炭素原子数は1〜20、好ましくは1〜10)、 RIIIおよびRIV: 水素原子またはアルキル基、アリール基、アシル基もし
くはカルボニルジオキシ基(ここで、炭素原子数は1〜
10、好ましくは1〜6、さらに好ましくは1〜4)、 m=1、 n+s≧2、好ましくはn+s=2または3、 n≧0、 s≧0、 (RIO)はカルボニル基のα位またはβ位に位置し、 少なくとも2つのカルボニル基の間に2〜6個の炭素原
子が存在する。
本発明における飽和脂肪族ポリカルボン酸の誘導体と
は、具体的には飽和脂肪族ポリカルボン酸のエステル化
合物、アミド化合物、無水物、水和物および塩等を含
む。
飽和脂肪族ポリカルボン酸の例としては、クエン酸、リ
ンゴ酸、アガリシン酸等が挙げられる。酸エステル化合
物としては、クエン酸のアセチルエステル、モノまたは
ジステアリルエステル等が挙げられる。酸アミド化合物
としては、クエン酸のN,N′−ジエチルアミド、N,N′−
ジプロピルアミド、N−フェニルアミド、N−ドデシル
アミド、N,N′−ジドデシルアミド、リンゴ酸のN−ド
デシルアミド等が挙げられる。
次に、(イ)は分子内に炭素−炭素二重結合または三重
結合、および酸無水物基、カルボン酸基、酸アミド基、
イミド基、カルボン酸エステル基、アミノ基、水酸基ま
たはエポキシ基を含む化合物である。そのような化合物
としては、例えば無水マレイン酸、マレイン酸、フマル
酸、マレイミド、マレイン酸ヒドラジド、無水マレイン
酸とジアミンとの反応物、無水メチルナジック酸、無水
ジクロロマレイン酸、マレイン酸アミド、大豆油、キリ
油、ヒマシ油、イワシ油等の天然油脂類、エポキシ化大
豆油等のエポキシ化天然油脂類、アクリル酸、ブテン
酸、クロトン酸、ビニル酢酸、メタクリル酸、ペンテン
酸、2−ヘキセン酸、2−オクテン酸、2,4−ヘキサジ
エン酸、ヘキサデカトリエン酸、リノール酸、リノレン
酸、オレイン酸、オクタコセン酸等の不飽和脂肪族、ま
たはこれらの不飽和脂肪酸のエステル、酸アミドおよび
無水物、アリルアルコール、クロチルアルコール、4−
ペンテン−1−オール、プロパギルアルコール、1,5−
ヘキサジエン−3,4−ジオール、等の不飽和アルコー
ル、またはこのような不飽和アルコールのOH基がNH2
で置換された不飽和アミン、またはブタジエン、イソプ
レン等の低重合体または高分子量体に無水マレイン酸、
フェノール類を付加したものまたはアミノ基、カルボン
酸基、水酸基、エポキシ基等を導入したもの等が挙げら
れる。
次に、(ウ)は分子内に式 〔式中、XはF,Cl,Br,I,OH,OR(但し、RはH、アルキ
ル基またはアリール基を示す)〕で表される基、および
酸無水物基、カルボン酸基、酸アミド基、イミド基、カ
ルボン酸エステル基、アミノ基または水酸基を含有する
化合物である。そのような化合物としては、例えばトリ
メリット酸無水物クロライド、クロロエタノイルこはく
酸無水物、クロロホルミルこはく酸無水物、1−アセト
キシアセチル−3,4−ジ安息香酸無水物等の化合物が挙
げられる。
上記成分(D)の化合物は本発明の樹脂組成物中に、成
分(A)および(B)の合計量100重量部に対して0.01
〜10重量部添加され、特に0.05〜4重量部の割合で添加
されることが好ましい。
本発明の組成物において、特に好ましい成分(C)と
(D)の組合わせは、(C)が、アミノシラン系カップ
リング剤であり、(D)が、クエン酸、リンゴ酸、アガ
リシン酸、無水マレイン酸、マレイン酸、フマル酸、マ
レイミド、マレイン酸アミドおよびトリメリット酸クロ
ライドより選ばれる化合物である。
本発明の組成物は耐衝撃強度をさらに向上させるための
任意的成分としてゴム状物質を、PPSとPPEの合計100重
量部に対し、例えば80重量部以下の量で含むことができ
る。
ゴム状物質としては、室温で、弾性体である天然および
合成の重合体材料を含む。その具体例としては、天然ゴ
ム、ブタジエン重合体、スチレン−イソプレン共重合
体、ブタジエン−スチレン共重合体(ランダム共重合
体、ブロック共重合体、グラフト共重合体などすべて含
まれる)、イソプレン重合体、クロロブタジエン重合
体、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、イソブチ
レン重合体、イソブチレン−ブタジエン共重合体イソブ
チレン−イソプレン共重合体、アクリル酸エステル重合
体、エチレン−プロピレン共重合体エチレン−プロピレ
ン−ジエン共重合体、チオコールゴム、多硫化ゴム、ポ
リウレタンゴム、ポリエーテルゴム(たとえば、ポリプ
ロピレンオキシドなど)、エピクロロヒドリンゴムなど
が挙げられる。
これらのゴム状物質は、いかなる重合法(たとえば乳化
重合、溶液重合)、いかなる触媒(たとえば過酸化物、
トリアルキルアルミニウム、ハロゲン化リチウム、ニッ
ケル系触媒)で作られるものでもよい。さらに、各種の
架橋度を有するもの、各種の割合のミクロ構造を有する
もの(例えばシス構造、トランス構造、ビニル基など)
あるいは、各種の平均ゴム粒径を有するものも使用され
る。また、共重合体は、ランダム共重合体、ブロック共
重合体、グラフト共重合体など、各種の共重合体はいず
れも使用することができる。さらには、これらのゴム状
物質をつくるに際し、他のオレフィン類、ジエン類、芳
香族ビニル化合物アクリル酸、アルリル酸エステル、メ
タアクリル酸エステルなどの単量体との共重合も可能で
ある。それらの共重合の方法は、ランダム共重合、ブロ
ック共重合、グラフト共重合など、いずれの手段も可能
である。これらの単量体の具体例としては、例えば、エ
チレン、プロピレン、スチレン、クロロスチレン、α−
メチルスチレン、ブタジエン、イソブチレン、クロロブ
タジエン、ブテン、イソブチレン、アクリル酸メチル、
アクリル酸、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メ
タアクリル酸メチル、アクリロニトリルなどが挙げられ
る。さらに、部分変性したゴム状物質を用いることもで
き、たとえば、ヒドロキシまたはカルボキシ−末端変性
ポリブタジエン、部分水添スチレン−ブタジエンブロッ
ク共重合体、部分水添スチレン−イソプレンブロック共
重合体などが挙げられる。
また、本発明の樹脂組成物には、その好ましい性質を大
きく損わない限りにおいて樹脂の混合時成形時に他の樹
脂、及び添加剤、例えば顔料、染料、補強剤(ガラス繊
維、炭素繊維など)、充填剤(カーボンブラック、シリ
カ、酸化チタンなど)、耐熱剤、酸化劣化防止剤、耐候
剤、滑剤、離型剤、結晶核剤、可塑剤、難燃剤、流動性
改良剤、帯電防止剤等を添加することができる。
本発明の組成物を作る方法としては溶融混練法が好まし
い。少量の溶剤の使用も可能であるが、一般に必要な
い。装置としては特に押出機、バンバリーミキサー、ロ
ーラー、ニーダー等を例として挙げることができ、これ
らを回分的または連続的に運転する。成分の混合順は特
に限定されない。任意成分としてゴム状物質を添加する
場合には、ゴム状物質とPPEとを予め溶融混練して、ゴ
ム状物質をPPE中に分散させておくことが好ましい なお、本発明の組成物においては、成分(A)は、あら
かじめ成分(C)によって変性して用いることができ、
また、成分(B)のうちPPEはあらかじめ成分(D)に
よって変性して用いることができる。成分(B)のPPE
のうち少なくとも一部が、成分(D)によってあらかじ
め変性されたものであるのが好ましい。
成分(A)または成分(B)のPPEの、成分(C)また
は(D)による変性は、成分(A)と成分(C)とを、
または成分(B)のPPEと成分(D)とをそれぞれ溶融
混合することによって行うことができる。成分(B)の
PPEの成分(D)による変性では、溶融混合する際にパ
ーオキサイドをさらに添加することができる。特に成分
(D)が前記(ウ)の化合物である場合には適当な溶
媒、例えばトルエン中で両者を反応させた後、メタノー
ルまたはアセトン中で沈澱させることによって精製し、
場合によって濾過、乾燥して所望の変性PPEを得ること
もできる。
本発明においては、PPSとPPEの相溶性は良好であり、PP
S樹脂の機械的強度が著しく改善される。これは成分
(C)および(D)が、PPSとPPEの相溶化剤として働く
ためであると推測される。
〔実施例〕
以下の実施例により、本発明をさらに詳しく説明する。
なお、各成分として以下のものを使用した。
成分(A): PPS…ライトンM2888(商標、東レフィリップスペトロリ
アム(株)製) 成分(B): PPE…Noryl(商標、日本ジーイープラスチックス(株)
製)、 変性PPE…トリメリット酸無水物クロライドで変性したP
PE(トルエン中で上記のPPE100重量部とトリメリット酸
無水物クロライド2重量部とを反応させた後、メタノー
ルで沈殿させ、精製し、乾燥して得られたもの) PS…HT644(商標、ハイインパクトポリスチレン(HIP
S)、三菱モンサント(株)製) 成分(C): メチルトリメトキシシラン 3−アミノプロピルトリエトキシシラン 3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン イソプロピルトリN−アミノエチルアミノエチル)チタ
ネート ジルコアルミネートカップリング剤A(商標、楠本化成
(株)製) 成分(D): クエン酸 無水マレイン酸 任意成分(ゴム状物質): クレイトンG1651[商標、部分水添スチレン−ブタジエ
ンブロック共重合体(SEBS)、シェル化学(株)製] 実施例1〜6 まず、PPE、クレイトンG1651、HT644、クエン酸もしく
は無水マレイン酸を、表1に示した割合(重量部)で配
合し、2軸押出機にて、320℃、290rpmの条件で押出
し、ペレットを作成した。この予備押出しによって、PP
E中にクレイトンG1651が良好に分散できた。
次に、表1に示す他の成分を表1に示した割合(重量
部)で配合し、これと上記ペレットとを2軸押出機に
て、300℃、290rpmの条件で押出し、ペレットを作成し
た。このペレットからアイゾット衝撃強度測定用の試験
片を製造した。
ASTM D256に従ってアイゾット衝撃強度(1/8ノッチ付)
を測定し、結果を表1に示した。
また、実施例1の樹脂組成物の試験片について、PPS母
相中に分散するPPEの状態を知るために、走査型電子顕
微鏡(SEM)を用いて観察した。すなわち、上記のアイ
ゾット試験片より小片を切り出し、ミクロトームにより
面出し処理した後、超音波をかけながらメチレンクロラ
イドで2分間ソルベントエッチングし、金コーティング
した後、倍率1000倍のSEMにて観察した。電子顕微鏡写
真の図を第1図に示した。
比較例1〜10 表1に示した成分を、表1に示した配合比(重量部)で
用い、実施例1〜6と同様の方法で樹脂組成物を製造し
て試験片とし、実施例1〜6と同一の条件で、アイゾッ
ト衝撃強度(1/8ノッチ付)を測定した。結果を表1に
併記した。
また、比較例1、2および5の試験片について、実施例
1と同様にして、電子顕微鏡による観察を行なった。電
子顕微鏡写真の図を第2図〜第4図に示した。
第2図より、成分(C)および(D)を含まない比較例
1では、PPEの粒子サイズは大きく、不定形であり、ま
たPPEの良好な分散がみられないが、第4図に示したよ
うに、成分(C)の添加(比較例5)により、PPEの分
散がやや改善されたことがわかる。また、成分(D)の
みの添加(比較例2)では、第2図(比較例1)に比較
して、PPEの分散状態にあまり改善がみられない。
ところが、成分(C)および(D)を組み合わせて用い
た実施例1の組成物では、第1図から明らかなように、
PPE粒子は著しく微細(PPEの平均粒径は1〜2μmであ
る)で、均一な分散を示していることがわかる。
実施例7 PPE、変性PPEおよびクレイトンG1651を、表2に示す割
合(重量部)で配合し、2軸押出機の上流より投入し、
残りの成分、すなわちPPSおよび3−アミノプロピルト
リエトキシシランの混合物を押出機の中間供給口より投
入して、ペレットを作成した。このとき、押出機の設定
温度は、上流より中間供給口までは320℃、中間供給口
よりダイ部分までは300℃とした。また、回転数は290rp
mで行った。
得られたペレットからアイゾット衝撃強度測定用の試験
片を製造し、実施例1〜6と同一の条件で、アイゾット
衝撃強度(1/8ノッチ付)を測定した。結果を表2に示
した。
比較例11 成分(C)として3−アミノプロピルトリエトキシシラ
ンを使用しなかった以外は実施例7と同様にして樹脂組
成物のペレットを作成し、アイゾット衝撃強度(1/8ノ
ッチ付)を測定した。結果を表2に併記した。
(発明の効果) 本発明により、PPSとPPEの相溶性を極めて良好にするこ
とができたので、PPS系樹脂の衝撃に対する脆さを顕著
に改善せしめた。よって本発明のPPS系樹脂組成物は、P
PSおよびPPEの優れた性質を損なうこと無く、しかも優
れた機械的強度を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1の成形品の粒子構造の電子顕微鏡写
真の図であり、第2図、第3図および第4図はそれぞ
れ、比較例1、比較例2および比較例5の成形品の粒子
構造の電子顕微鏡写真の図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ポリフェニレンサルファイド系樹脂
    95〜10重量部; (B)ポリフェニレンエーテル系樹脂、またはこれとポ
    リスチレン系樹脂5〜90重量部; (C)分子内に、 A群;アミノ基、エポキシ基、メルカプト基、ハロゲン
    基、イソシアナト基およびウレイド基より選ばれる基、 および B群;Y−O−C,Y−OH,Y−H,Y−O−P,Y−NH,Y−N−C,Y
    −N=C,Y−Cl,Y−BrおよびY−I(ただし、Yは周期
    律表の第3A族、第4A族第5A族、第3B族、第4B族および第
    5B族から選ばれる元素である)より選ばれる化学構造 を有する化合物を成分(A)および(B)の合計量100
    重量部に対して0.01〜10重量部; ならびに (D)(ア)飽和脂肪族ポリカルボン酸およびその誘導
    体; (イ)分子内に炭素−炭素二重結合または三重結合、お
    よび、酸無水物基、カルボン酸基、酸アミド基、イミド
    基、カルボン酸エステル基、アミノ基、水酸基またはエ
    ポキシ基を含む化合物;および/または (ウ)分子内に式 〔式中、XはF,Cl,Br,I,OHもしくはOR(ただしRはH、
    アルキル基またはアリール基を表す)である〕で示され
    る基、および、酸無水物基、カルボン酸基、酸アミド
    基、イミド基、カルボン酸エステル基、アミノ基または
    水酸基を含有する化合物 を成分(A)および(B)の合計量100重量部に対して
    0.01〜10重量部、 を含むことを特徴とするポリフェニレンサルファイド系
    樹脂組成物。
  2. 【請求項2】(B)のポリフェニレンエーテル系樹脂の
    少なくとも一部が、(D)の少なくとも一部を用いてあ
    らかじめ変性されたポリフェニレンエーテル系樹脂であ
    ることを特徴とする請求項1記載のポリフェニレンサル
    ファイド系樹脂組成物。
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