JPH0789436A - モノレール式搬送装置 - Google Patents
モノレール式搬送装置Info
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- JPH0789436A JPH0789436A JP23841893A JP23841893A JPH0789436A JP H0789436 A JPH0789436 A JP H0789436A JP 23841893 A JP23841893 A JP 23841893A JP 23841893 A JP23841893 A JP 23841893A JP H0789436 A JPH0789436 A JP H0789436A
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- monorail
- traveling
- rail
- traveling carriage
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 工場等の作業空間をより有効に利用する。
【構成】 中間壁1aに上側レール部1b及び下側レー
ル部1cを有した断面略コ字形状のモノレール1を一対
設け、その一方を反転させて互いに中間壁1aで当接し
た状態で天井2に取付けた。また、走行台車3に、駆動
モータ5と、この駆動モータ5により回転される駆動ロ
ーラ10と、モノレール1に対して走行台車3を支持す
る上側支持ローラ13及び下側支持ローラ14とを設け
た。そして、駆動ローラ10及び支持ローラ13,14
が各モノレール1の各レール部1b及び1cにそれぞれ
係合された状態で、走行台車3をモノレール1に吊り下
げ式に走行可能に支持するとともに、走行台車3自体が
モノレール1の各レール部1b,1cの外方に位置する
ようにし、中間壁1aを隔てて走行台車3が並走、ある
いはすれ違い走行するようにした。
ル部1cを有した断面略コ字形状のモノレール1を一対
設け、その一方を反転させて互いに中間壁1aで当接し
た状態で天井2に取付けた。また、走行台車3に、駆動
モータ5と、この駆動モータ5により回転される駆動ロ
ーラ10と、モノレール1に対して走行台車3を支持す
る上側支持ローラ13及び下側支持ローラ14とを設け
た。そして、駆動ローラ10及び支持ローラ13,14
が各モノレール1の各レール部1b及び1cにそれぞれ
係合された状態で、走行台車3をモノレール1に吊り下
げ式に走行可能に支持するとともに、走行台車3自体が
モノレール1の各レール部1b,1cの外方に位置する
ようにし、中間壁1aを隔てて走行台車3が並走、ある
いはすれ違い走行するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モノレールと、このモ
ノレールに沿って走行可能な走行台車とを備えたモノレ
ール式搬送装置に関するものである。
ノレールに沿って走行可能な走行台車とを備えたモノレ
ール式搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、高架のモノレールに沿って走
行台車を走行させ、この走行台車に取付けられたハンド
リング機構部に積荷を載置して搬送するようにされたモ
ノレール式搬送装置が知られている。
行台車を走行させ、この走行台車に取付けられたハンド
リング機構部に積荷を載置して搬送するようにされたモ
ノレール式搬送装置が知られている。
【0003】このようなモノレール式搬送装置において
は、走行台車を複数の支持ローラによってモノレールに
支持し、走行台車に備えられた駆動モータにより回転さ
れる駆動ローラの回転駆動力によりモノレールに沿って
走行するようにされている。
は、走行台車を複数の支持ローラによってモノレールに
支持し、走行台車に備えられた駆動モータにより回転さ
れる駆動ローラの回転駆動力によりモノレールに沿って
走行するようにされている。
【0004】より詳細に説明すれば、上記モノレールは
一般には、断面I字形状に形成されており、上記走行台
車の駆動ローラがモノレールの上面部に圧接されながら
回転する一方、上記支持ローラがモノレールの側面部及
び下面部に接触されつつ従動され、これによって駆動ロ
ーラ及び支持ローラで走行台車をモノレールに支持しつ
つ走行されるようになっている。
一般には、断面I字形状に形成されており、上記走行台
車の駆動ローラがモノレールの上面部に圧接されながら
回転する一方、上記支持ローラがモノレールの側面部及
び下面部に接触されつつ従動され、これによって駆動ロ
ーラ及び支持ローラで走行台車をモノレールに支持しつ
つ走行されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に断面I字状に形成されたモノレールの上面部に駆動ロ
ーラを、モノレールの側面部及び下面部に支持ローラを
接触させて走行台車をモノレールに支持するような上記
のモノレール式搬送装置では、走行台車がモノレールを
抱えこむような構成となっている。従って、複数の走行
台車を並列に走行させる際には、隣接される走行台車同
士の干渉、あるいは往動する走行台車と復動する走行台
車のすれ違い時の干渉を防止するべく、モノレールの設
置間隔を充分に設ける必要があった。
に断面I字状に形成されたモノレールの上面部に駆動ロ
ーラを、モノレールの側面部及び下面部に支持ローラを
接触させて走行台車をモノレールに支持するような上記
のモノレール式搬送装置では、走行台車がモノレールを
抱えこむような構成となっている。従って、複数の走行
台車を並列に走行させる際には、隣接される走行台車同
士の干渉、あるいは往動する走行台車と復動する走行台
車のすれ違い時の干渉を防止するべく、モノレールの設
置間隔を充分に設ける必要があった。
【0006】しかしながら、工場等の作業空間は有限で
あるから、できるだけ狭いスペースで、走行台車の並
走、周回、あるいはすれ違い走行を可能とし、これによ
って作業空間をより有効に利用できる方が好ましい。
あるから、できるだけ狭いスペースで、走行台車の並
走、周回、あるいはすれ違い走行を可能とし、これによ
って作業空間をより有効に利用できる方が好ましい。
【0007】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、工場等の作業空間をより有効に利用す
ることができるモノレール式搬送装置を提供することを
目的としている。
れたものであり、工場等の作業空間をより有効に利用す
ることができるモノレール式搬送装置を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、高架のモノレ
ールと、このモノレールに沿って走行可能な走行台車を
備えたモノレール式搬送装置において、上記モノレール
は、中間壁と、その両側にそれぞれ突設されるレール部
とを有し、上記走行台車は、走行台車本体と、駆動モー
タと、この駆動モータにより回転される駆動ローラと、
上記モノレールに対して走行台車本体を支持する複数の
支持ローラとを備え、上記駆動ローラ及び支持ローラが
上記モノレールの各レール部に係合された状態で上記モ
ノレールに吊り下げ式に走行可能に支持されるととも
に、各レール部に支持される走行台車本体がモノレール
の上記レール部側外方に位置するようにされたものであ
る(請求項1)。
ールと、このモノレールに沿って走行可能な走行台車を
備えたモノレール式搬送装置において、上記モノレール
は、中間壁と、その両側にそれぞれ突設されるレール部
とを有し、上記走行台車は、走行台車本体と、駆動モー
タと、この駆動モータにより回転される駆動ローラと、
上記モノレールに対して走行台車本体を支持する複数の
支持ローラとを備え、上記駆動ローラ及び支持ローラが
上記モノレールの各レール部に係合された状態で上記モ
ノレールに吊り下げ式に走行可能に支持されるととも
に、各レール部に支持される走行台車本体がモノレール
の上記レール部側外方に位置するようにされたものであ
る(請求項1)。
【0009】また、上記モノレールのレール部は、上記
走行台車の走行方向において、その各両端部同士が湾曲
状レール部によって連結され、全体が無端状軌道に形成
されているものである(請求項2)。
走行台車の走行方向において、その各両端部同士が湾曲
状レール部によって連結され、全体が無端状軌道に形成
されているものである(請求項2)。
【0010】
【作用】本発明によれば、駆動ローラ及び支持ローラ
が、モノレールの両側に突設されたレール部に係合され
ることで、走行台車本体がモノレールに吊り下げ式に支
持されるとともに、モノレールのレール部側外方に位置
するようにされ、走行台車の走行に際しては、モノレー
ルの中間壁を隔てて走行台車を並走、あるいはすれ違い
走行させることが可能なので、従来のモノレール式搬送
装置と比較すると、極めてコンパクトな軌道配置で走行
台車の並走やすれ違い走行を行うことができ、これによ
って工場等における作業空間をより有効に利用すること
ができる(請求項1)。
が、モノレールの両側に突設されたレール部に係合され
ることで、走行台車本体がモノレールに吊り下げ式に支
持されるとともに、モノレールのレール部側外方に位置
するようにされ、走行台車の走行に際しては、モノレー
ルの中間壁を隔てて走行台車を並走、あるいはすれ違い
走行させることが可能なので、従来のモノレール式搬送
装置と比較すると、極めてコンパクトな軌道配置で走行
台車の並走やすれ違い走行を行うことができ、これによ
って工場等における作業空間をより有効に利用すること
ができる(請求項1)。
【0011】この際、上記モノレールのレール部両端
部、すなわち上記走行台車の走行方向におけるレール部
の両端部同士を湾曲状レール部によって連結し、これに
よって全体が無端状軌道のレール部を構成するようにす
れば、コンパクトな軌道配置で走行台車の周回走行を可
能とすることができる(請求項2)。
部、すなわち上記走行台車の走行方向におけるレール部
の両端部同士を湾曲状レール部によって連結し、これに
よって全体が無端状軌道のレール部を構成するようにす
れば、コンパクトな軌道配置で走行台車の周回走行を可
能とすることができる(請求項2)。
【0012】
【実施例】本発明に係るモノレール式搬送装置について
図1〜図5を用いて説明する。なお、図1は本発明に係
るモノレール式搬送装置により構成された無端状のライ
ンを示す平面図で、図2は図1におけるA−A断面図
で、図3は、走行台車を示す平面図(一部断面図)で、
図4は走行台車を示す側面略図で、図5は図2における
要部拡大図である。
図1〜図5を用いて説明する。なお、図1は本発明に係
るモノレール式搬送装置により構成された無端状のライ
ンを示す平面図で、図2は図1におけるA−A断面図
で、図3は、走行台車を示す平面図(一部断面図)で、
図4は走行台車を示す側面略図で、図5は図2における
要部拡大図である。
【0013】図1に示すように、本発明のモノレール式
搬送装置(以下、搬送装置と略す)は、天井2に取付け
られるモノレール1(以下、レールと略す)と、これに
沿って走行する走行台車3とを備えた構成を有してい
る。そして、同図に示す実施例においては、レール1か
らなる一対の直線状ライン、すなわち往動ラインY1及
び復動ラインY2の各両端部同士がそれぞれレール1か
らなる湾曲状ラインXにより連結され、これによって全
体が無端状軌道のラインLが構成されている。
搬送装置(以下、搬送装置と略す)は、天井2に取付け
られるモノレール1(以下、レールと略す)と、これに
沿って走行する走行台車3とを備えた構成を有してい
る。そして、同図に示す実施例においては、レール1か
らなる一対の直線状ライン、すなわち往動ラインY1及
び復動ラインY2の各両端部同士がそれぞれレール1か
らなる湾曲状ラインXにより連結され、これによって全
体が無端状軌道のラインLが構成されている。
【0014】上記レール1は、図2に示すように、垂直
な中間壁1aの上下両端部から水平方向に延びる上側レ
ール部1b及び下側レール部1c(レール部)を備えた
断面視コ字形状を有している。そして、天井2等に直接
もしくはブラケット等を介して固定されるようになって
おり、図示の実施例では、図外のコンクリートボルト等
の固着手段によって上側レール部1bが天井2に固定さ
れることで取付けられている。特に、上記ラインLの上
記往動ラインY1及び復動ラインY2を構成する部分に
おいては、図2に示すように、これらのレール1同士が
左右反転され、しかも中間壁1a同士が互いに当接した
状態で天井2に固定されている。従って、一対のレール
1の結合体全体としては、一体化された一対の中間壁1
aの左右両側にそれぞれレール部を有する構造となって
いる。
な中間壁1aの上下両端部から水平方向に延びる上側レ
ール部1b及び下側レール部1c(レール部)を備えた
断面視コ字形状を有している。そして、天井2等に直接
もしくはブラケット等を介して固定されるようになって
おり、図示の実施例では、図外のコンクリートボルト等
の固着手段によって上側レール部1bが天井2に固定さ
れることで取付けられている。特に、上記ラインLの上
記往動ラインY1及び復動ラインY2を構成する部分に
おいては、図2に示すように、これらのレール1同士が
左右反転され、しかも中間壁1a同士が互いに当接した
状態で天井2に固定されている。従って、一対のレール
1の結合体全体としては、一体化された一対の中間壁1
aの左右両側にそれぞれレール部を有する構造となって
いる。
【0015】上記レール1の中間壁1aには、駆動電力
供給用のトロリー線4が取付けられており、走行台車3
に設けられた一対の集電子8がこのトロリー線4に摺接
されることで、集電子8を介して走行台車3に駆動電力
が供給されるようになっている。図3に示すように、集
電子8は、板バネ9を介して走行台車3のフレーム6に
取付けられており、走行時には板バネ9の付勢力により
集電子8が常にトロリー線4に摺接されるようになって
いる。
供給用のトロリー線4が取付けられており、走行台車3
に設けられた一対の集電子8がこのトロリー線4に摺接
されることで、集電子8を介して走行台車3に駆動電力
が供給されるようになっている。図3に示すように、集
電子8は、板バネ9を介して走行台車3のフレーム6に
取付けられており、走行時には板バネ9の付勢力により
集電子8が常にトロリー線4に摺接されるようになって
いる。
【0016】上記走行台車3のフレーム6には、走行台
車3の駆動源としての駆動モータ5、この駆動モータ5
を駆動制御するコントローラ7及び上記レール1に走行
台車3を支持する複数のローラ等が装着されている。
車3の駆動源としての駆動モータ5、この駆動モータ5
を駆動制御するコントローラ7及び上記レール1に走行
台車3を支持する複数のローラ等が装着されている。
【0017】より詳細に説明すると、駆動モータ5は、
上記走行台車3の上方に装着されており、この出力軸5
aが上記レール1の内部に突入するようになっている。
この出力軸5aには、図2に示すように、駆動ローラ1
0とスプロケット11が並設された状態で装着されてお
り、駆動ローラ10の表面が上記レール1の下側レール
部1cにおいて、その上面部に圧接されるようになって
いる。すなわち、上記駆動モータ5が駆動されて駆動ロ
ーラ10が回転されると、この駆動ローラ10と上側レ
ール部1cとの摩擦力で走行台車3がレール1に沿って
走行するようにされている。
上記走行台車3の上方に装着されており、この出力軸5
aが上記レール1の内部に突入するようになっている。
この出力軸5aには、図2に示すように、駆動ローラ1
0とスプロケット11が並設された状態で装着されてお
り、駆動ローラ10の表面が上記レール1の下側レール
部1cにおいて、その上面部に圧接されるようになって
いる。すなわち、上記駆動モータ5が駆動されて駆動ロ
ーラ10が回転されると、この駆動ローラ10と上側レ
ール部1cとの摩擦力で走行台車3がレール1に沿って
走行するようにされている。
【0018】一方、スプロケット11は、上記レール1
の下側レール部1cにおいて、その上面部に取付けられ
たチェーン12と噛合されるようになっている。このチ
ェーン12は、下側レール部1cの上面部で、走行台車
3の走行方向(以下、走行方向と略す)に亘って設けら
れるとともに、所定の固着手段により下側レール部1c
に固着されており、上記駆動モータ5が駆動された際に
は、上記スプロケット11が駆動ローラ10と一体に、
かつ上記チェーン12に噛合しながら回転されるように
なっている。つまり、上記走行台車3が、上側レール部
1cに対する上記駆動ローラ10の摩擦力と、チェーン
12に対するスプロケット11の噛合作用とによってレ
ール1に沿って自走するようにされている。このように
しているのは、ある角度以上の登坂、あるいは降坂で、
駆動ローラ10とレール1との摩擦力が低減し、駆動ロ
ーラ10による走行性能が低下しても、スプロケット1
1とチェーン12との噛合作用により走行台車3として
の走行能力を確保するためで、このような構造を有する
ことにより垂直走行も可能となっている。
の下側レール部1cにおいて、その上面部に取付けられ
たチェーン12と噛合されるようになっている。このチ
ェーン12は、下側レール部1cの上面部で、走行台車
3の走行方向(以下、走行方向と略す)に亘って設けら
れるとともに、所定の固着手段により下側レール部1c
に固着されており、上記駆動モータ5が駆動された際に
は、上記スプロケット11が駆動ローラ10と一体に、
かつ上記チェーン12に噛合しながら回転されるように
なっている。つまり、上記走行台車3が、上側レール部
1cに対する上記駆動ローラ10の摩擦力と、チェーン
12に対するスプロケット11の噛合作用とによってレ
ール1に沿って自走するようにされている。このように
しているのは、ある角度以上の登坂、あるいは降坂で、
駆動ローラ10とレール1との摩擦力が低減し、駆動ロ
ーラ10による走行性能が低下しても、スプロケット1
1とチェーン12との噛合作用により走行台車3として
の走行能力を確保するためで、このような構造を有する
ことにより垂直走行も可能となっている。
【0019】ところで、この駆動ローラ10の上下方の
位置には、それぞれ従動ローラである上側支持ローラ1
3と下側支持ローラ14とがブラケット等を介して上記
フレーム6に取付けられている。
位置には、それぞれ従動ローラである上側支持ローラ1
3と下側支持ローラ14とがブラケット等を介して上記
フレーム6に取付けられている。
【0020】上記上側支持ローラ13は、図2及び図4
に示すように、走行台車3の走行方向中央に左右(図2
で左右)一対設けられており、これらの上側支持ローラ
13が、上記レール1において、その走行方向に亘って
上側レール部1bの下面に突設された上側軌道レール1
5を左右両側から挾持しつつ回転されるようになってい
る。
に示すように、走行台車3の走行方向中央に左右(図2
で左右)一対設けられており、これらの上側支持ローラ
13が、上記レール1において、その走行方向に亘って
上側レール部1bの下面に突設された上側軌道レール1
5を左右両側から挾持しつつ回転されるようになってい
る。
【0021】上記下側支持ローラ14は、上記レール1
において、その走行方向に亘って下側レール部1cの下
面に突設された断面半円形状の下側軌道レール16に圧
接されるようになっている。この下側支持ローラ14
は、図4に示すように、走行台車3の前後2個所(図4
では左右)に設けられており、その構造は、図5に示す
ように、中央部分に向かって傾斜する傾斜面を備えた糸
巻き状ローラで、しかも、図4に示すように、プレッシ
ャ装置17によって上方に向かって付勢されるようにな
っている。すなわち、各下側支持ローラ14が上方に向
かって付勢されることで、下側支持ローラ14の傾斜面
が上記下側軌道レール16に圧接され、これによって下
側軌道レール16を、その左右両側から挾持するととも
に、下側支持ローラ14と駆動ローラ10とで下側軌道
レール16を介して下側レール部1cを上下から挾持す
るようになっており、このような構造の下側支持ローラ
14を採用することで半円形状の下側軌道レール16を
1個のローラで上下左右に拘束できるようになってい
る。
において、その走行方向に亘って下側レール部1cの下
面に突設された断面半円形状の下側軌道レール16に圧
接されるようになっている。この下側支持ローラ14
は、図4に示すように、走行台車3の前後2個所(図4
では左右)に設けられており、その構造は、図5に示す
ように、中央部分に向かって傾斜する傾斜面を備えた糸
巻き状ローラで、しかも、図4に示すように、プレッシ
ャ装置17によって上方に向かって付勢されるようにな
っている。すなわち、各下側支持ローラ14が上方に向
かって付勢されることで、下側支持ローラ14の傾斜面
が上記下側軌道レール16に圧接され、これによって下
側軌道レール16を、その左右両側から挾持するととも
に、下側支持ローラ14と駆動ローラ10とで下側軌道
レール16を介して下側レール部1cを上下から挾持す
るようになっており、このような構造の下側支持ローラ
14を採用することで半円形状の下側軌道レール16を
1個のローラで上下左右に拘束できるようになってい
る。
【0022】一方、上記走行台車3において、フレーム
6の下端部には、上記駆動モータ5を制御するための制
御ユニット7が取付けられており、走行台車3の走行速
度等は全てこの制御ユニット7により制御されるように
なっている。
6の下端部には、上記駆動モータ5を制御するための制
御ユニット7が取付けられており、走行台車3の走行速
度等は全てこの制御ユニット7により制御されるように
なっている。
【0023】また、この制御ユニット7の下方には、詳
しく図示していないがハンドリング機構部18が取付け
られており、積荷は全てこのハンドリング機構部18内
に載置されるようになっている。
しく図示していないがハンドリング機構部18が取付け
られており、積荷は全てこのハンドリング機構部18内
に載置されるようになっている。
【0024】そして、上記のように構成された搬送装置
においては、上記駆動モータ5が駆動されることによっ
て、駆動ローラ10及びスプロケット11の回転駆動力
により走行台車3がレール1に沿って走行され、図1の
実施例では、複数の走行台車3が同図の矢印方向にライ
ンLを周回走行するようにされている。
においては、上記駆動モータ5が駆動されることによっ
て、駆動ローラ10及びスプロケット11の回転駆動力
により走行台車3がレール1に沿って走行され、図1の
実施例では、複数の走行台車3が同図の矢印方向にライ
ンLを周回走行するようにされている。
【0025】ところで、上記構成のラインLにおいは、
上記ラインLの往動ラインY1及び復動ラインY2を構
成する部分において、これらのレール1同士が上述のよ
うに左右反転して中間壁1a同士を互いに当接した状態
で天井2に固定されているので、往動ラインY1を走行
する走行台車3と復動ラインY2を走行する走行台車3
とが互いに干渉することが懸念されるところである。
上記ラインLの往動ラインY1及び復動ラインY2を構
成する部分において、これらのレール1同士が上述のよ
うに左右反転して中間壁1a同士を互いに当接した状態
で天井2に固定されているので、往動ラインY1を走行
する走行台車3と復動ラインY2を走行する走行台車3
とが互いに干渉することが懸念されるところである。
【0026】しかしながら、上記搬送装置では、上述の
ように走行台車3が、駆動ローラ10及び各支持ローラ
13,14によって上側レール部1b及び下側レール部
1cに係合された状態でレール1に吊り下げ式に支持さ
れ、しかも走行台車3が、レール1の外方、すなわちレ
ール1の各レール部1b,1c側の外方(図2では左右
外方)に位置するようにされているので、往動ラインY
1及び復動ラインY2を走行する走行台車3同士が互い
に干渉することなくすれ違うことができる。
ように走行台車3が、駆動ローラ10及び各支持ローラ
13,14によって上側レール部1b及び下側レール部
1cに係合された状態でレール1に吊り下げ式に支持さ
れ、しかも走行台車3が、レール1の外方、すなわちレ
ール1の各レール部1b,1c側の外方(図2では左右
外方)に位置するようにされているので、往動ラインY
1及び復動ラインY2を走行する走行台車3同士が互い
に干渉することなくすれ違うことができる。
【0027】従って、往動する走行台車と復動する走行
台車との干渉を防止するべく、往動ラインと復動ライン
の設置間隔を充分に設けて無端状のラインを構成する必
要がある従来のモノレール式搬送装置と比較すると、極
めてコンパクトな軌道配置で走行台車を周回走行させる
ことができ、それ故に、工場内の限られたスペースに、
より数多くのラインを設置したり、あるいはコンパクト
なライン構成により得られたライン周辺のスペースを他
の作業空間として利用するができる等、工場内の作業空
間をより有効に利用することができる。
台車との干渉を防止するべく、往動ラインと復動ライン
の設置間隔を充分に設けて無端状のラインを構成する必
要がある従来のモノレール式搬送装置と比較すると、極
めてコンパクトな軌道配置で走行台車を周回走行させる
ことができ、それ故に、工場内の限られたスペースに、
より数多くのラインを設置したり、あるいはコンパクト
なライン構成により得られたライン周辺のスペースを他
の作業空間として利用するができる等、工場内の作業空
間をより有効に利用することができる。
【0028】このように、上記構成のモノレール走行装
置では、コンパクトな軌道配置で走行台車をすれ違い走
行、あるいは並走させることが可能なので、工場等の作
業空間をより有効に利用することができるとともに、レ
イアウトの制限を受ける建物等の場合でも、よりレイア
ウトに応じた走行台車の軌道配置の設定を行うことがで
きる。
置では、コンパクトな軌道配置で走行台車をすれ違い走
行、あるいは並走させることが可能なので、工場等の作
業空間をより有効に利用することができるとともに、レ
イアウトの制限を受ける建物等の場合でも、よりレイア
ウトに応じた走行台車の軌道配置の設定を行うことがで
きる。
【0029】なお、走行台車3の周回走行を行う上記実
施例のラインLでは、レール1を左右反転して、レール
1の中間壁1a同士を当接することによって往動ライン
Y1と復動ラインY2とを構成するようにしているが、
例えば、中間壁1aの両側にそれぞれ上側レール部1b
及び下側レール部1cが突設されるような断面H字状の
レールを構成してラインLの往動ラインY1及び復動ラ
インY2を設けるようにしても構わない。これによれ
ば、ラインLにおいて、往動ラインY1及び復動ライン
Y2を一体化でき、ラインLの設置作業の面でも有利で
ある。
施例のラインLでは、レール1を左右反転して、レール
1の中間壁1a同士を当接することによって往動ライン
Y1と復動ラインY2とを構成するようにしているが、
例えば、中間壁1aの両側にそれぞれ上側レール部1b
及び下側レール部1cが突設されるような断面H字状の
レールを構成してラインLの往動ラインY1及び復動ラ
インY2を設けるようにしても構わない。これによれ
ば、ラインLにおいて、往動ラインY1及び復動ライン
Y2を一体化でき、ラインLの設置作業の面でも有利で
ある。
【0030】また、図1に示すラインLのうちの湾曲状
ラインXを省略して2列の有端状ラインとしてもよく、
この場合、各ラインにそれぞれ配備した走行台車3を任
意に同方向、もしくは逆方向に走行させるようにすれば
よい。
ラインXを省略して2列の有端状ラインとしてもよく、
この場合、各ラインにそれぞれ配備した走行台車3を任
意に同方向、もしくは逆方向に走行させるようにすれば
よい。
【0031】また、上記実施例では、走行台車3のスプ
ロケット11がレール1に設けられたチェーン12に噛
合するように構成されているが、例えば、レール1上
に、チェーン12に代えて、走行方向に所定の間隔で立
設されるピン部材を設けるとともに、上記スプロケット
11に代えて、上記ピン部材が順次挿入されるような複
数の穿孔部が周面上に穿設されたドラム部材を設け、こ
のドラム部材と上記ピン部材とが噛合するように構成し
てもよい。さらに、上記チェーン12に代えて、レール
1自体に、上記スプロケット11の歯が噛合されるよう
な凹凸部分を連設し、この凹凸部分と上記スプロケット
11とが噛合するように構成してもく、噛合部材と被噛
合部材とは適宜選定するようにすればよい。
ロケット11がレール1に設けられたチェーン12に噛
合するように構成されているが、例えば、レール1上
に、チェーン12に代えて、走行方向に所定の間隔で立
設されるピン部材を設けるとともに、上記スプロケット
11に代えて、上記ピン部材が順次挿入されるような複
数の穿孔部が周面上に穿設されたドラム部材を設け、こ
のドラム部材と上記ピン部材とが噛合するように構成し
てもよい。さらに、上記チェーン12に代えて、レール
1自体に、上記スプロケット11の歯が噛合されるよう
な凹凸部分を連設し、この凹凸部分と上記スプロケット
11とが噛合するように構成してもく、噛合部材と被噛
合部材とは適宜選定するようにすればよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、駆動ロ
ーラ及び支持ローラが、モノレールの両側に突設された
レール部に係合されることで、走行台車本体がモノレー
ルに吊り下げ式に支持されるとともに、モノレールのレ
ール部側外方に位置するようにされ、走行台車の走行に
際しては、モノレールの中間壁を隔てて走行台車を並
走、あるいはすれ違い走行させることが可能なので、極
めてコンパクトな軌道配置で走行台車の並走やすれ違い
走行を行うことができ、これによって工場等における作
業空間をより有効に利用することができる。
ーラ及び支持ローラが、モノレールの両側に突設された
レール部に係合されることで、走行台車本体がモノレー
ルに吊り下げ式に支持されるとともに、モノレールのレ
ール部側外方に位置するようにされ、走行台車の走行に
際しては、モノレールの中間壁を隔てて走行台車を並
走、あるいはすれ違い走行させることが可能なので、極
めてコンパクトな軌道配置で走行台車の並走やすれ違い
走行を行うことができ、これによって工場等における作
業空間をより有効に利用することができる。
【0033】この際、上記モノレールのレール部両端部
同士を湾曲状レール部によって連結し、これによって全
体が無端状軌道のレール部を構成するようにすれば、コ
ンパクトな軌道配置で走行台車の周回走行を可能とする
ことができる。
同士を湾曲状レール部によって連結し、これによって全
体が無端状軌道のレール部を構成するようにすれば、コ
ンパクトな軌道配置で走行台車の周回走行を可能とする
ことができる。
【図1】本発明に係るモノレール式搬送装置により構成
された無端状のラインを示す平面略図である。
された無端状のラインを示す平面略図である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】本発明に係るモノレール式搬送装置の走行台車
を示す平面図(一部断面図)である。
を示す平面図(一部断面図)である。
【図4】本発明に係るモノレール式搬送装置の走行台車
を示す側面略図である。
を示す側面略図である。
【図5】図2における要部拡大図である。
1 レール 1a 中間壁 1b 上側レール部 1c 下側レール部 2 天井 3 走行台車 4 トロリー線 5 駆動モータ 5a 出力軸 6 フレーム 7 制御ユニット 8 集電子 9 板バネ 10 駆動ローラ 11 スプロケット 12 チェーン 13 上側支持ローラ 14 下側支持ローラ 15 上側軌道レール 16 下側軌道レール 17 プレッシャ装置 L ライン Y1 往動ライン Y2 復動ライン X 湾曲状ライン
Claims (2)
- 【請求項1】 高架のモノレールと、このモノレールに
沿って走行可能な走行台車を備えたモノレール式搬送装
置において、上記モノレールは、中間壁と、その両側に
それぞれ突設されるレール部とを有し、上記走行台車
は、走行台車本体と、駆動モータと、この駆動モータに
より回転される駆動ローラと、上記モノレールに対して
走行台車本体を支持する複数の支持ローラとを備え、上
記駆動ローラ及び支持ローラが上記モノレールの各レー
ル部に係合された状態で上記モノレールに吊り下げ式に
走行可能に支持されるとともに、各レール部に支持され
る走行台車本体がモノレールの上記レール部側外方に位
置するようにされたことを特徴とするモノレール式搬送
装置。 - 【請求項2】 上記モノレールのレール部は、上記走行
台車の走行方向において、その各両端部同士が湾曲状レ
ール部によって連結され、全体が無端状軌道に形成され
ていることを特徴とする上記請求項1記載のモノレール
式搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23841893A JPH0789436A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | モノレール式搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23841893A JPH0789436A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | モノレール式搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0789436A true JPH0789436A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=17029915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23841893A Pending JPH0789436A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | モノレール式搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0789436A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008520519A (ja) * | 2004-11-24 | 2008-06-19 | イパルコ ビー ヴィ | モータトロリー |
-
1993
- 1993-09-24 JP JP23841893A patent/JPH0789436A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008520519A (ja) * | 2004-11-24 | 2008-06-19 | イパルコ ビー ヴィ | モータトロリー |
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