JPH0789282B2 - ポンプ台数制御方法 - Google Patents

ポンプ台数制御方法

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JPH0789282B2
JPH0789282B2 JP63231904A JP23190488A JPH0789282B2 JP H0789282 B2 JPH0789282 B2 JP H0789282B2 JP 63231904 A JP63231904 A JP 63231904A JP 23190488 A JP23190488 A JP 23190488A JP H0789282 B2 JPH0789282 B2 JP H0789282B2
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drainage
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  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えば都市部に流入した雨水等を河川に流す
排水設備の排水ポンプ制御に適用されるポンプ台数制御
方法に関する。
(従来の技術) 第4図は排水設備の構成図であって、この排水設備には
複数の排水ポンプ設備1−1,1−2〜1−nが備えられ
ている。そして、これら排水ポンプ設備1−1〜1−n
は制御装置2によりポンプ井3の水位に応じて運転台数
が制御されている。ところで、各排水ポンプ設備1−1
〜1−nはそれぞれ同一構成となっており、排水ポンプ
設備1−1により構成を説明すると、機関4が備えら
れ、この機関4の回転シャフトに開閉自在の継手5を介
して減速機6が連結されている。そして、この減速機6
にポンプ7が接続されている。又、排水管8には吐出し
弁9が設けられている。
かかる構成の排水設備では水位が上昇した場合、又水位
が減少した場合、次のような運転台数制御が実行され
る。先ず、水位が上昇した場合を第5図に示す運転制御
の流れ図を参照して説明する。制御装置2はステップs1
においてポンプ井3の水位が1台目の排水ポンプ7つま
り排水ポンプ設備1−1の排水ポンプ7を起動させる値
に達したかを判断し、起動させる水位に達したと判断す
ると次のステップs2において同排水ポンプ設備1−1の
機関4を始動させる。そして、機関4の回転速度が規定
速度に到達すると、ステップs4において継手5を閉じて
機関4と減速機6とを連結する。これにより、排水ポン
プ7が回転してその回転速度が規定速度に達すると、ス
テップs5からs6に移って吐出し弁9が開かれる。この結
果、ポンプ井の雨水は河川等を流される。
そうして、このように雨水を河川に流しても水位が上昇
して2台目の排水ポンプつまり排水ポンプ設備1−2の
排水ポンプ7を起動させる値に達すると、ステップs8に
おいて制御装置2は排水ポンプ設備1−1の排水ポンプ
7を起動させたときと同様にして2台目の排水ポンプ設
備1−2の排水ポンプ7を起動させる。つまり、排水ポ
ンプ設備1−2の機関4を始動させ、次にこの機関4と
減速機6とを連結し、次に吐出し弁9を開く。これによ
り、各排水ポンプ設備1−1,1−2の各排水ポンプ7,7が
動作する。さらに水位が上昇すれば、上記同様の動作に
より排水ポンプ設備1−3,1−4,…1−nの各排水ポン
プ7が次々と運転される。
次に水位が減少した場合を第6図に示す運転制御の流れ
図を参照して説明する。制御装置2はステップs11にお
いてポンプ井3の水位がn台目の排水ポンプ7つまり排
水ポンプ設備1−nの排水ポンプ7を停止させる値に減
少したかを判断し、停止させる水位に減少すると次のス
テップs12において機関4の回転速度を規定速度以下に
下げる。そして、規定速度以下に下がると、ステップs1
3において排水ポンプ設備1−nの吐出し弁9を閉じ、
続いてステップs14において同設備1−nの継手5を開
く。そうして、制御装置2はステップs15において排水
ポンプ設備1−nの機関4を停止させる。さらに水位が
減少すれば、以上の停止動作と同様に排水ポンプ設備1
−n−1の機関4の回転速度が規定速度以下に下げら
れ、次に吐出し弁9が閉じられ、次に継手が閉じられ、
そうして機関4が停止される。以下、水位が減少するに
従って排水ポンプ設備1−n−2,1−n−3,…1−1の
排水ポンプ7が順次停止される。
ところが、以上のような各運転制御方法では、機関4の
始動から吐出し弁9を開くまで、及び吐出し弁9を閉じ
てから機関4を停止させるまでの時間が長くかかってし
まう。このため、例えばポンプ井3への雨水の流入量が
急激に変化して水位変動が大きくなった場合、この急激
な水位の変化に対して追従して運転できない問題があ
る。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように上記運転制御方法では急激な水位変動に対
して追従できない問題がある。
そこで本発明は、急激な水位変動が生じてもこの水位変
動に応じて確実に各排水ポンプを運転制御できるポンプ
台数制御方法を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段と作用) 本発明は、水位等に応じてポンプの運転台数を制御する
ポンプ台数制御方法において、水位がポンプの起動水位
まで上昇すると、当該ポンプを起動すると共に次に起動
すべきポンプの機関をアイドリング状態にし、さらに、
水位が上昇し続ける場合には機関の回転数を上げて次の
ポンプ動作が可能な状態に待機させることにより、必要
に応じて、ポンプ,機関間の継手を閉じて次に起動すべ
きポンプを直ぐに排水の用に供し得るようにする一方、
水位がポンプの停止水位まで下降すると、ポンプ,機関
間の継手を開いてポンプを停止し、このとき、停止した
ポンプの機関の回転数はそのままであるので、必要に応
じて、停止したポンプを直ぐに排水のために再投入する
ようにし、水位が降下方向にあれば、機関の回転数をア
イドリングまで下げ、さらに、水位が次に停止すべきポ
ンプの停止水位まで降下したとき、当該機関を停止して
上記目的を達成しようとするポンプ台数制御方法であ
る。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。なお、第4図と同一部分には同一符号を付してその
詳しい説明は省略する。
第1図は本発明のポンプ台数制御方法を適用した排水設
備の全体構成図である。制御装置10は各排水ポンプ設備
1−1〜1−nをポンプ井3の水位に応じてその運転台
数を制御する機能を有するもので、特にこの制御装置10
には、水位の変動方向に応じて次に起動する排水ポンプ
7、又は次に停止する排水ポンプ7に回転動力を与える
機関4をアイドリング状態にするアイドリング状態作成
部11の機能が備えられている。
次に作用について説明する。
先ず、水位が上昇した場合を第2図に示す運転制御の流
れ図を参照して説明する。制御装置10はステップe1にお
いてポンプ井3の水位が1台目の排水ポンプ7つまり排
水ポンプ設備1−1の排水ポンプ7を起動させる値に達
したかを判断し、起動させる水位に達したと判断すると
次のステップe2において同排水ポンプ設備1−1の機関
4を始動させる。そして、機関4の回転速度が規定速度
に到達すると、ステップe4において継手5を閉じて機関
4と減速機6とを連結する。これにより、排水ポンプ7
が回転してその回転速度が規定速度に達すると、ステッ
プe5からe6に移って吐出し弁9を開く。この結果、ポン
プ井の雨水は河川等に流される。
ところで、以上のステップe2〜e6の実行と同時に制御装
置10のアイドリング状態作成部11はステップe7〜e10を
実行する。すなわち、アイドリング状態作成部11はステ
ップe7において2台目の機関4つまり排水ポンプ設備1
−2の機関4を始動する。そして、この状態つまり機関
4を無負荷状態で運転するアイドリング状態とする。こ
の状態に制御装置10はステップe9において水位変化が上
昇か減少かを判断して上昇であればステップe10に移っ
て同設備1−2の機関4を規定速度で回転させる。
この状態に水位が上昇して排水ポンプ設備1−2の排水
ポンプ7を起動させる水位に達すると、制御装置10はス
テップe11からe12に移って排水ポンプ設備1−2の継手
5を閉じて機関4と減速機6とを連結する。なお、この
とき機関4は既に規定速度で回転している。これによ
り、排水ポンプ7が回転してその回転速度が規定速度に
達すると、制御装置10はステップe14において吐出し弁
9を開く。
さて、このように排水ポンプ設備1−1とともに排水ポ
ンプ設備1−2を運転状態とすると、これと同時に制御
装置10はステップe15において3台目つまり排水ポンプ
設備1−3の機関4をアイドリング状態とする。つま
り、制御装置10のアイドリング状態作成部11は上記ステ
ップe7〜e10と同様にして3台目の機関4つまり排水ポ
ンプ設備1−3の機関4を始動して無負荷状態で運転さ
せる。そして、この状態に制御装置10は水位変化が上昇
か減少かを判断して上昇であれば同設備1−3の機関4
を規定速度で回転させる。
以下、同様に次に起動する排水ポンプ7の機関4をアイ
ドリング状態として水位の上昇に応じて継手5を閉じて
いく。
次に水位が減少した場合を第3図に示す運転制御の流れ
図を参照して説明する。制御装置10はステップf1におい
てポンプ井3の水位がn台目の排水ポンプ7つまり排水
ポンプ設備1−nの排水ポンプ7を停止させる値に減少
したかを判断し、停止させる水位に減少すると次のステ
ップf2において機関4の回転速度を規定速度以下に下げ
る。そして、規定速度以下に下がると、ステップf3にお
いて排水ポンプ設備1−nの吐出し弁9を閉じ、続いて
ステップf4において同設備1−nの継手5を開く。この
ようにして継手5を開くと、次のステップf5において水
位が減少方向であるかを判断する。この判断により水位
が減少方向であれば、ステップf6において水位ポンプ設
備1−nの機関4はアイドリング速度で回転される。
又、ステップf5の処理と同時に制御装置10はステップf7
においてn−1台目つまり水位ポンプ設備1−n−2の
排水ポンプ7を停止させる水位かを判断する。この判断
によりn−1台目の排水ポンプ7の停止水位に減少して
いると、制御装置10はステップf8においてn−1台目の
排水ポンプ7を停止アイドリング状態にする。つまり、
このステップf8においては、上記ステップf2〜f6の処理
と同様の処理を実行する。つまり、ポンプ井3の水位が
n−1台目の排水ポンプ7を停止させる値に減少したと
判断すると、排水ポンプ設備1−n−1の機関4の回転
速度を規定速度以下に下げて、その速度を規定速度以下
に下げ、さらに排水ポンプ設備1−nの吐出し弁9を閉
じ、続いて継手5を開く。そして、排水ポンプ設備1−
n−1の機関4をアイドリング状態とする。又、以上の
ステップf8の処理と同時に制御装置10はステップf9にお
いてn台目の機関4が停止される。
以下、水位が減少するに従って次に停止する機関4を停
止アイドリング状態とする。そうして、制御装置10はス
テップf10において水位が1台目の排水ポンプ7を停止
させる値に減少したと判断すると、ステップf11におい
て排水ポンプ設備1−1の機関4の回転速度を規定速度
以下に下げて、その速度を規定速度以下に下げ、次にス
テップf12において同設備1−nの吐出し弁9を閉じ、
続いて継手5を開く。そして、ステップf14において排
水ポンプ設備1−1の機関4を停止する。
このように上記一実施例においては、水位の変動方向に
応じて次に起動する排水ポンプ7又は次に停止する排水
ポンプ7に回転動力を与える機関4をアイドリング状態
とするようにしたので、次に起動する排水ポンプ7を速
やかに起動することができるとともに次に停止する排水
ポンプ7を速やかに停止できる。従って、水位が急激に
変動してもこの変動に追従して短時間に排水ポンプ7の
台数を制御できる。又、このとき機関4は、水位が上昇
方向の場合に規定速度で運転し、又水位が減少方法の場
合にアイドリング速度で運転するので、使用するエネル
ギを少なくできて経済的である。さらに、水位を各サン
プリング周期毎に取り込むことにより水位変動を予測す
ることができ、これにより水位変動に対する運転台数の
追従性をより向上できる。本実施例で用いる機関4すな
わちエンジンは、ディーゼルエンジンやガソリンエンジ
ン等であるので、台風等の災害時で電力の供給が止まる
ような場合であっても、制御系に必要な小容量の非常電
源だけでその動作を継続させることができる。また、こ
のような機関4を用いていることから継手5すなわちク
ラッチによる機関4と排水ポンプ7との間の接続,切り
離しは容易かつ自在に実現できる。
なお、本発明は上記一実施例に限定されるものでなくそ
の主旨を逸脱しない範囲で変形してもよい。例えば、上
記実施例では水位制御に適用した場合について説明した
が、流入流出する流体の制御に対しても適用できる。
又、2台以上同時に起動する設備であれば、2台以上の
排水ポンプを同時にアイドリング状態とすればよく、こ
の場合水位の急激な変動に対してより追従性が向上す
る。
[発明の効果] 以上詳記したように本発明によれば、急激な水位変動が
生じてもこの水位変動に応じて確実に各排水ポンプを運
転制御できるポンプ台数制御方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】 第1図乃至第3図は本発明に係わるポンプ台数制御方法
を説明するための図であって、第1図は同方法を適用し
た排水設備の構成図、第2図は水位上昇時の台数制御流
れ図、第3図は水位減少時の台数制御流れ図、第4図乃
至第6図は従来技術を説明するための図である。 1−1〜1−n……排水ポンプ設備、3……ポンプ井、
4……機関、5……継手、6……減速機、7……排水ポ
ンプ、9……吐出し弁、10……制御装置、11……アイド
リング状態作成部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水位に応じて複数のポンプの運転台数を制
    御するポンプ台数制御方法において、 前記水位がポンプの起動水位まで上昇すると、前記ポン
    プとこのポンプに回転動力を与える機関との間の継手を
    閉じて前記ポンプを起動すると共に、前記ポンプの次に
    起動すべきポンプに対応する機関をアイドリング状態に
    移行させ、前記機関がアイドリング状態に達した時点で
    前記水位が上昇方向にあるとき、アイドリング状態にあ
    る前記機関の回転速度を前記次に起動すべきポンプの動
    作可能速度に制御し、 前記水位がポンプの停止水位まで下降すると、停止すべ
    きポンプとこのポンプに回転動力を与える機関との間の
    継手を開いて前記ポンプを停止し、停止した時点で前記
    水位が下降方向にあるとき、前記停止したポンプに対応
    する機関をアイドリング状態に制御し、前記水位が次に
    停止すべきポンプの停止水位まで下降したとき、前記停
    止したポンプに対応する機関を停止することを特徴とす
    るポンプ台数制御方法。
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