JPH0789164B2 - 光ファイバ・モード整合器 - Google Patents
光ファイバ・モード整合器Info
- Publication number
- JPH0789164B2 JPH0789164B2 JP63124850A JP12485088A JPH0789164B2 JP H0789164 B2 JPH0789164 B2 JP H0789164B2 JP 63124850 A JP63124850 A JP 63124850A JP 12485088 A JP12485088 A JP 12485088A JP H0789164 B2 JPH0789164 B2 JP H0789164B2
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- JP
- Japan
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- optical fiber
- wavelength
- mode
- fiber
- fiber mode
- Prior art date
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- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光通信用光ファイバ接続装置に関し，特にスポ
ットサイズが異なる２本のシングルモード光ファイバを
低損失で接続するための光ファイバ・モード整合器に関
する。
ットサイズが異なる２本のシングルモード光ファイバを
低損失で接続するための光ファイバ・モード整合器に関
する。
シングルモード光ファイバは幹線系から始まって支線
系，加入者系へとしだいにその適応領域が拡大されてい
る。これらシングルモード光ファイバのうち，分散シフ
ト（DS）ファイバは波長1.55μｍで分散が最小となる光
ファイバで，伝送速度がギガビットパーセカンド（Gbp
s）の幹線系に適用されている。また,DSファイバは従来
の波長1.3μｍ用光ファイバに比べて曲率1.55μｍでの
曲げ損失が小さいことから，波長1.3μm/1.55μｍの波
長多重方式においては，光ファイバ−ケーブルとして波
長1.3μｍ用光ファイバを用い，中継装置等の装置内だ
けDSファイバが用いられる場合がある。
系，加入者系へとしだいにその適応領域が拡大されてい
る。これらシングルモード光ファイバのうち，分散シフ
ト（DS）ファイバは波長1.55μｍで分散が最小となる光
ファイバで，伝送速度がギガビットパーセカンド（Gbp
s）の幹線系に適用されている。また,DSファイバは従来
の波長1.3μｍ用光ファイバに比べて曲率1.55μｍでの
曲げ損失が小さいことから，波長1.3μm/1.55μｍの波
長多重方式においては，光ファイバ−ケーブルとして波
長1.3μｍ用光ファイバを用い，中継装置等の装置内だ
けDSファイバが用いられる場合がある。
このような理由から，波長1.3μｍ用光ファイバとDSフ
ァイバとを低損失で接続する必要がある。
ァイバとを低損失で接続する必要がある。
従来，波長1.3μｍ用光ファイバとDS光ファイバとを接
続する際には，第４図（ｂ）に示すように，光ファイバ
11と12とを各々フェルール７で端末処理し，精密スリー
ブ８でガイドしつつ，端面間を突合わせという原理を用
いて，第４図（ａ）に示すように光コネクタ・プラグ６
をアダプタ５を介して接続している。
続する際には，第４図（ｂ）に示すように，光ファイバ
11と12とを各々フェルール７で端末処理し，精密スリー
ブ８でガイドしつつ，端面間を突合わせという原理を用
いて，第４図（ａ）に示すように光コネクタ・プラグ６
をアダプタ５を介して接続している。
このように従来の接続装置の場合，スポットサイズが異
なるシングルモード光ファイバを単に突合わせるだけな
ので，モードの不整合が生じ，その結果，スポットサイ
ズが同一の場合に比べて損失が著しく増大するという問
題点がある。
なるシングルモード光ファイバを単に突合わせるだけな
ので，モードの不整合が生じ，その結果，スポットサイ
ズが同一の場合に比べて損失が著しく増大するという問
題点がある。
本発明の光ファイバ・モード整合器は，互いにスポット
サイズの異なる一対のシングルモード光ファイバを融着
スプライスした後，このスプライス近傍を加熱し，延伸
によってスプライス箇所を中心としてテーパ部を形成す
ることを特徴としている。
サイズの異なる一対のシングルモード光ファイバを融着
スプライスした後，このスプライス近傍を加熱し，延伸
によってスプライス箇所を中心としてテーパ部を形成す
ることを特徴としている。
以下本発明について実施例によって説明する。
第１図及び第２図を参照して，スポットサイズが各々2a
1,2a2のシングルモード光ファイバ11,12を電極２からの
放電により，融着スプライスする。その後，バーナ４等
でスプライス近傍を加熱しつつ，光ファイバ11,12を延
伸して光ファイバ11及び12の一部にスプライス箇所を中
心としてテーパ部３を形成する。
1,2a2のシングルモード光ファイバ11,12を電極２からの
放電により，融着スプライスする。その後，バーナ４等
でスプライス近傍を加熱しつつ，光ファイバ11,12を延
伸して光ファイバ11及び12の一部にスプライス箇所を中
心としてテーパ部３を形成する。
このテーパ部３では細くなるにしたがって，電磁界の閉
じ込め効果が弱まり，その結果，電磁界がクラッド層へ
のしみ出し，実質的にスポットサイズが増大する。この
増大したスポットサイズは元のスポットサイズ値2a1,2a
2に比例せず，テーパ中心部におけるスポットサイズの
不連続変化点でのスポットサイズ比は，第２図のように
延伸量が大きくなるに従い，“1"に近付く。その結果，
テーパ部全体でスポットサイズが徐々に変わるため，モ
ード不整合による損失がほぼ零になる。
じ込め効果が弱まり，その結果，電磁界がクラッド層へ
のしみ出し，実質的にスポットサイズが増大する。この
増大したスポットサイズは元のスポットサイズ値2a1,2a
2に比例せず，テーパ中心部におけるスポットサイズの
不連続変化点でのスポットサイズ比は，第２図のように
延伸量が大きくなるに従い，“1"に近付く。その結果，
テーパ部全体でスポットサイズが徐々に変わるため，モ
ード不整合による損失がほぼ零になる。
次に，第３図を参照して，光ファイバ芯線91と92とは互
いにスポットサイズの異なるシングルモード光ファイバ
にナイロン等の被覆を施したものである。２本の光ファ
イバの素線の端面を突合わせて光軸を一致させた後，前
述のように放電による融着スプライスを行なう。それか
らガスバーナでスプライス箇所の付近を加熱しながら延
伸してスプライス箇所を中心としてテーパ部を形成し，
挿入損失が充分低くなったところで加熱延伸を止める。
そして，光ファイバ素線部と芯線の一部をガラス管10の
中に挿入して接着剤11を充填し，この接着剤11でテーパ
部を保護する。さらに，ガラス管10の周囲に熱収縮チュ
ーブ12をかぶせ，光ファイバ芯線91,92の引出し部を補
強して，実使用に耐える光ファイバモード整合器の組立
が完了する。
いにスポットサイズの異なるシングルモード光ファイバ
にナイロン等の被覆を施したものである。２本の光ファ
イバの素線の端面を突合わせて光軸を一致させた後，前
述のように放電による融着スプライスを行なう。それか
らガスバーナでスプライス箇所の付近を加熱しながら延
伸してスプライス箇所を中心としてテーパ部を形成し，
挿入損失が充分低くなったところで加熱延伸を止める。
そして，光ファイバ素線部と芯線の一部をガラス管10の
中に挿入して接着剤11を充填し，この接着剤11でテーパ
部を保護する。さらに，ガラス管10の周囲に熱収縮チュ
ーブ12をかぶせ，光ファイバ芯線91,92の引出し部を補
強して，実使用に耐える光ファイバモード整合器の組立
が完了する。
実際に，波長1.3μｍ用のシングルモード光ファイバと
波長1.55μｍ用のDSファイバとで試作したところ，延伸
量が30mmでモード不整合による損失増が0.05dBと，従来
のコネクタ方式による接続装置における損失増1dBに対
して著しい低損失化の効果が確認された。
波長1.55μｍ用のDSファイバとで試作したところ，延伸
量が30mmでモード不整合による損失増が0.05dBと，従来
のコネクタ方式による接続装置における損失増1dBに対
して著しい低損失化の効果が確認された。
以上説明したように，本発明では，互いにスポット・サ
イズの異なるシングル・モード光ファイバを融着スプラ
イスした後に，スプライス箇所の付近を加熱しながら延
伸してスプライス箇所を中心としてテーパ部を形成する
ことにより，低損失で簡易な光ファイバモード整合器を
提供することができる。
イズの異なるシングル・モード光ファイバを融着スプラ
イスした後に，スプライス箇所の付近を加熱しながら延
伸してスプライス箇所を中心としてテーパ部を形成する
ことにより，低損失で簡易な光ファイバモード整合器を
提供することができる。
例えば波長1.3μｍ用のシングルモード光ファイバと波
長1.55μｍ用の分散シフト光ファイバ等の互いにスポッ
トサイズの異なる光ファイバ同士を接続する場合，本発
明による光ファイバ・モード整合器によれば，低損失か
つ低価格な接続が可能となる。
長1.55μｍ用の分散シフト光ファイバ等の互いにスポッ
トサイズの異なる光ファイバ同士を接続する場合，本発
明による光ファイバ・モード整合器によれば，低損失か
つ低価格な接続が可能となる。
従って，光ファイバ通信システムの高性能化，低価格化
が推進され，増々その適用領域が拡大される可能性があ
る。
が推進され，増々その適用領域が拡大される可能性があ
る。
第１図（ａ）及び（ｂ）は本発明によるモード整合器の
製法を説明するための図，第２図はファイバの延伸量に
対する挿入損失及びファイバの延伸量に対するファイバ
のスポットサイズの入射側と出射側との比を示す図，第
３図は本発明によるモード整合器の一実施例を示す図，
第４図（ａ）及び（ｂ）は，従来のスポットサイズの異
なるファイバ同士を接続するための接続装置を示す図で
ある。 11,12……シングルモード光ファイバ,2……電極,3……
テーパ部,4……バーナ,5……アダプタ,6……光コネクタ
・プラグ,7……フェルール,8……精密スリーブ,91,92…
…光ファイバ芯線,10……ガラス管,11……接着剤,12…
…熱収縮チューブ。
製法を説明するための図，第２図はファイバの延伸量に
対する挿入損失及びファイバの延伸量に対するファイバ
のスポットサイズの入射側と出射側との比を示す図，第
３図は本発明によるモード整合器の一実施例を示す図，
第４図（ａ）及び（ｂ）は，従来のスポットサイズの異
なるファイバ同士を接続するための接続装置を示す図で
ある。 11,12……シングルモード光ファイバ,2……電極,3……
テーパ部,4……バーナ,5……アダプタ,6……光コネクタ
・プラグ,7……フェルール,8……精密スリーブ,91,92…
…光ファイバ芯線,10……ガラス管,11……接着剤,12…
…熱収縮チューブ。
Claims (1)
- 【請求項１】互いにスポットサイズの異なる一対のシン
グルモード光ファイバを融着によりスプライスした後，
該スプライス箇所の近傍を加熱しながら前記光ファイバ
を延伸して前記スプライス箇所を中心にテーパ部を形成
したことを特徴とする光ファイバ・モード整合器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63124850A JPH0789164B2 (ja) | 1988-05-24 | 1988-05-24 | 光ファイバ・モード整合器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63124850A JPH0789164B2 (ja) | 1988-05-24 | 1988-05-24 | 光ファイバ・モード整合器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01295208A JPH01295208A (ja) | 1989-11-28 |
| JPH0789164B2 true JPH0789164B2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=14895640
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63124850A Expired - Fee Related JPH0789164B2 (ja) | 1988-05-24 | 1988-05-24 | 光ファイバ・モード整合器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0789164B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6170527B2 (ja) * | 2014-12-26 | 2017-07-26 | Toto株式会社 | 光レセプタクル及び光トランシーバ |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61120106A (ja) * | 1984-11-16 | 1986-06-07 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 単一モ−ド光フアイバの接続方法 |
| JPH0664215B2 (ja) * | 1986-02-18 | 1994-08-22 | 日本電信電話株式会社 | 単一モ−ド光フアイバの接続方法 |
-
1988
- 1988-05-24 JP JP63124850A patent/JPH0789164B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01295208A (ja) | 1989-11-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |