JPH0789072A - インクジェットヘッド用基体、インクジェットヘッド、該インクジェットヘッド用基体の製造方法、および該インクジェットヘッドの製造方法 - Google Patents

インクジェットヘッド用基体、インクジェットヘッド、該インクジェットヘッド用基体の製造方法、および該インクジェットヘッドの製造方法

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JPH0789072A
JPH0789072A JP8962394A JP8962394A JPH0789072A JP H0789072 A JPH0789072 A JP H0789072A JP 8962394 A JP8962394 A JP 8962394A JP 8962394 A JP8962394 A JP 8962394A JP H0789072 A JPH0789072 A JP H0789072A
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字品位の高いインクジェットヘッドを歩留
り良く、安価に提供する。 【構成】 インクジェットヘッドを構成するヘッド用基
体を得るための角形基板には、発熱抵抗体と該発熱抵抗
体に電気的に接続された電極とからなる電気熱変換体が
複数個、基板の長手方向に配置され、さらに、これらの
電気熱変換体群が複数列、所定の間隔で配置されている
(不図示)。また、各電器熱変換体群の間には、切断ラ
イン1bが設けられ、切断ライン1b上には、比抵抗測
定用モニタ部1c1 、膜厚測定用モニタ部1c2 、密着
強度測定用モニタ部1c3 の3種類のモニタ部が各々複
数配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の電気熱変換体群
を基板上に配列してなるインクジェットヘッド用基体、
インクジェットヘッド、該インクジェットヘッド用基体
の製造方法、および該インクジェットヘッドの製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のインクジェットヘッドを
示し、図(A)はそのヘッド主要部の流路に沿った断面
図、図(B)はその展開斜視図である。図6は、従来の
インクジェットヘッドを構成するヘッド用基体を示し、
図(A)は平面部分図、図(B)は図(A)のA−A線
断面図である。図7は、従来のインクジェットヘッドを
構成するヘッド用基体を得るための基板を説明するため
の図である。
【0003】一般にインクジェットヘッドの中でも多数
の電気熱変換体を基板上に有するタイプのインクジェッ
トヘッドは、図5(A)および図5(B)に示すように
構成される。
【0004】すなわち、基板1上には、液体に作用させ
る熱エネルギーを発生させるための熱エネルギー発生体
としての発熱抵抗体2aを含む発熱抵抗層2と、発熱抵
抗体2aに電圧を印加するための電極層3とからなる電
気熱変換体が複数設けられ、これら電気熱変換体上には
必要に応じて保護層4が設けられる。そして、このよう
な構成のヘッド用基体8上に、液体が吐出されるオリフ
ィス(吐出口)7とオリフィス7に連通し発熱抵抗体2
aに対応する位置で流路6となる溝を有した天板5が接
合されることにより、インクジェットヘッドが完成す
る。
【0005】従来、このようなインクジェットヘッド
は、基板1となるSiウエハー上にインクジェットヘッ
ド複数個分に相当する数の電気熱変換体を予め設けてお
き、このSiウエハーに天板5を接合した後、切断分離
することにより得られる。
【0006】ここで、ヘッド用基体8は、図6(A)お
よび図6(B)に示すように、基板1上に少なくとも発
熱抵抗層2および電極層3を積層し、これらを所定の形
状にパターニングすることにより、所定間隔をおいた一
対の電極3a,3bに電気的に接続された発熱抵抗体2
aを備えたものとなる。これら発熱抵抗層2および電極
層3は、半導体分野で用いられるスパッタリング等の薄
膜形成技術により形成される。
【0007】一方、このようなヘッド用基体8は、スル
ープット向上によるコストダウンを狙い、近年、大型化
される傾向にある。このヘッド用基体8の大型化に伴っ
て、Siウエハーの基板も丸いものから角形のものにか
わってきている。つまり、丸いSi基板は現状では8イ
ンチ径が入手限界であり、それ以上の長さの印字幅を持
った一体型(ラインタイプ)のインクジェットヘッドを
作ろうとすると、Siインゴットを正目に(長手方向に
沿って)切断して作成された角形基板になるからであ
る。
【0008】また、このように基板が大型化されると、
上述の薄膜形成技術においては、膜厚のばらつき等の品
質のばらつきが見受けられることがある。
【0009】そこで、ヘッド用基体8の製造工程中の各
種品質を確認管理するため、製造者は、図7に示すよう
に、角形基板を切断ライン1bにて複数個に等分されて
なるインクジェットヘッド1ヘッド分に相当する基体部
1aの一部に、比抵抗測定用モニタ部1d1 、膜厚測定
用モニタ部1d2 、密着強度測定用モニタ部1d3 等の
モニタ部を設け、各層の膜厚や発熱抵抗層の抵抗値、膜
密着強度などのヘッド用基体としての性能を測定してい
る。なお、切断ライン1bは、角形基板を刃によって切
断するための切断代である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように基板が角形の場合は、角形のヘッド用基体を切り
とっても無駄な部分は発生しないため、ヘッドにするこ
とのできる有効部分(基体内)にモニタ部を配置するこ
とになり、みすみす取り個数を滅じてしまう。
【0011】また、印字品位を高めるには基板が大きく
なるほど前記品質管理用のモニタ部を多く配置する必要
があり、モニタ部の数が多くなればなるほど一基板当た
りのインクジェットヘッドの取り個数がさらに減少し、
コストアップになる。また、モニタ部を小さくしようと
しても測定上不可能だったり測定精度が著しく低下した
りしてかえって歩留りが低下することになる。
【0012】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決するものであって、印字品位の高いインクジェットヘ
ッドを歩留り良く、安価に提供することにある。
【0013】本発明の別の目的は、基体内に特別なモニ
タ用のスペースを生じさせず、低コストで信頼性の高
い、インクジェットヘッド用基体、インクジェットヘッ
ド、該インクジェットヘッド用基体の製造方法、および
該インクジェットヘッドの製造方法を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の、インクジェットヘッド用基体は、発熱抵抗
体と該発熱抵抗体に電気的に接続された電極とからなる
電気熱変換体群が複数列配設され、該電気熱変換体群ど
うしの間に切断ラインが設けられ、かつ、該切断ライン
上に品質確認用のモニタ部が配置された基板を前記切断
ラインにて切断分離することにより得られるものであ
る。
【0015】また、上記インクジェットヘッド用基体の
発熱抵抗体に対応する位置に、インクが吐出される吐出
口と、該吐出口に連通した流路とが形成されていること
を特徴とするインクジェットヘッドも本発明に属し、こ
のインクジェットヘッドは、前記吐出口が記録媒体の記
録領域の全幅にわたって複数設けられているフルライン
タイプであることを特徴とする。
【0016】さらに、発熱抵抗体と該発熱抵抗体に電気
的に接続された電極とからなる電気熱変換体群が複数列
配設され、該電気熱変換体群どうしの間に切断ラインが
設けられた基板を切断分離することにより個々のインク
ジェットヘッド用基体が得られるインクジェットヘッド
用基体の製造方法において、前記切断ライン上に品質確
認用のモニタ部を設け、該モニタ部でそれぞれの品質を
確認した後、切断分離することを特徴とする。
【0017】このインクジェットヘッド用基体の製造方
法において、前記モニタ部が前記電気熱変換体と同時に
形成されることが好ましく、また、前記インクジェット
ヘッド用基体の発熱抵抗体に対応する位置に、インクが
吐出される吐出口と、該吐出口に連通した流路とが形成
されていることを特徴とするインクジェットヘッドの製
造方法も本発明に属する。
【0018】さらに、インクジェットヘッド用基体およ
びインクジェットヘッドの製造方法にて、前記基板が角
型基板であることを特徴とする。
【0019】
【作用】上記のとおりに構成された本発明では、発熱抵
抗体と該発熱抵抗体に電気的に接続された電極とからな
る電気熱変換体群が複数列配設され、電気熱変換体群ど
うしの間に切断ラインが設けられた基板において、この
基板の切断ライン上に各種品質確認用のモニタ部を配置
したことにより、インクジェットヘッドにする事ができ
る有効部分が損なわれずに済むので、従来技術よりも一
基板内でのへッドの取り個数が増え、低コスト化に繋が
る。
【0020】また、従来技術では、基板が大きくなる場
合、印字品位を高めようとしてモニタ部を多く配置する
と、一基板当たりのヘッドの取り個数がさらに減少する
ため、コストアップに繋がっていたが、本発明では切断
ライン上に各種品質確認用のモニタ部を配置したことに
より、比較的多くのモニタ部が広範囲に配置できるの
で、測定精度が向上し、印字品位の高く、歩留り及びコ
ストに優れたインクジェットヘッドを提供することが可
能となる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0022】図1は、本発明に好適なインクジェットヘ
ッドの一実施例を示す斜視図である。
【0023】図1に示すインクジェットヘッドは、いわ
ゆるフルラインタイプのものであり、例えば、A4サイ
ズの記録紙の一辺に対応した長さにわたって吐出口が配
列されたものである。
【0024】この図に示すようにインクジェットヘッド
は、Si基板等からなるヒーターボード101を備え、
このヒーターボード101上面には、吐出エネルギー発
生素子としての複数の電気熱変換体およびこれに電力を
供給するための電極配線(共に不図示)が設けられてい
る。
【0025】ヒーターボード101上にはガラスまたは
金属等からなる天板102が接合され、この天板102
には、切削またはエッチング等により、インク等の記録
液(以下、「インク」という)を導入するためのインク
導入口、および導入されたインクを貯留するとともに各
インク流路に連通する共通液室用の凹部が形成されてい
る。なお、インク導入口にはインク供給チューブ109
が接続されている。
【0026】ここで、各インク流路は、ヒーターボード
101の各吐出エネルギー発生素子にそれぞれ対応する
ように固体層(不図示)を形成してなるものである。天
板102は固体層上に接着され、ヒーターボード101
はベースプレート105に接着固定されている。ヒータ
ーボード101の電気的接続パッドとフレキシブル基板
103とはベースプレート105に押さえ部材104に
よりねじ止めされている。これにより、ヒーターボード
101とフレキシブル基板103とは機械的に接続され
る。押さえ部材104の上部には、ねじによって押さえ
板ばね106の一端部が固定され、その他端部が天板1
02の上面に当接して天板102を弾性的に押圧する。
これにより、押さえ板ばね106の他端部は、天板10
2をヒーターボード101へと機械的に付勢している。
【0027】次に、上記インクジェットヘッドを構成す
るヘッド用基体を得るための基板の一例を図2に示す。
【0028】図2は、本発明のインクジェットヘッドの
一実施例を構成するヘッド用基体を得るための基板を説
明するための図である。この図において、図7中と同符
号は同一要素を示す。
【0029】本実施例のヘッド用基体を得るための角形
基板には、発熱抵抗体と該発熱抵抗体に電気的に接続さ
れた電極とからなる電気熱変換体が複数個、基板の長手
方向に配置され、さらに、これらの電気熱変換体群が複
数列、所定の間隔で配置されている(不図示)。そし
て、各電器熱変換体群の間には、図2に示すように切断
ライン1bが設けられ、切断ライン1b上に比抵抗測定
用モニタ部1c1 、膜厚測定用モニタ部1c2 、密着強
度測定用モニタ部1c3 の3種のモニタが各々複数配置
されている。なお、切断ライン1bは、角形基板を刃に
よって切断するための切断代である。
【0030】このように各モニタ部を切断ライン上に設
けることにより、比較的多くのモニタ部を配置できると
ともに基体内に特別にモニタ部のためのスペースを必要
としないため、印字品位が高く、歩留りおよびコストに
優れたインクジェットヘッド用基体が提供されることに
なる。
【0031】また、切断は、ダイヤモンドブレード、レ
ジンブレード等の丸形刃を高速回転させて行なわれ、基
板厚さが厚くなるほど、刃の機械的強度が必要になるた
め、刃厚が厚くなる。
【0032】インクジェットヘッドにおいては、大型基
板の場合、基板の強度を考慮して基板厚さは2mm程度
となっている。
【0033】一般的には基板厚2mmのとき、刃厚は2
mm程度必要となる。一方、モニタ部の大きさとして
は、その機能により多少の違いはあるが、おおよそ2×
10(mm)程度の大きさが必要となる。よって、切断
代内にモニタ部を配置することが十分可能であるのがわ
かる。
【0034】このモニタ部に関して更に説明する。
【0035】モニタ部としてはその機能により主に上述
の3つを挙げることができる。すなわち、比抵抗測定用
モニタ部、膜厚測定用モニタ部および密着強度測定用モ
ニタ部である。
【0036】比抵抗測定用モニタ部は、基体の発熱抵抗
層のシート抵抗を測定する部分であり、この比抵抗測定
用モニタ部では発熱抵抗層が必要形状にパターニングさ
れ露出されている。また、発熱抵抗体と同一形状にパタ
ーニングすることによって発熱抵抗体の抵抗値をおおよ
そ測定することも可能となる。
【0037】次に、膜厚測定用モニタ部は、発熱抵抗
層、電極層、保護層などの各薄膜の膜厚を測定する部分
である。この膜厚測定用モニタ部の一構成例を図3に示
す。
【0038】膜厚測定用モニタ部では、図3に示すよう
に、下層から順番に積層して〜の様なモニタ部が作
成される。各モニタ部の膜層より下層の膜厚をそれぞれ
差し引くことにより、それぞれ膜厚を計測することがで
きる。
【0039】そして、密着強度測定用モニタ部は、主に
保護層の密着強度を測定する部分であり、この密着強度
測定用モニタ部では、Taが例えば2mm角の碁盤の目
となるようにドライエッチングでパターニングされる。
【0040】これら各モニタ部の構成は、上述したもの
に限られるものではなく、それぞれの目的が達成される
ならば種々の構成を採り得るものである。
【0041】これらモニタ部の配置としては、基体の大
きさによるが、基体長手方向において3〜10個も配置
されれば良い。
【0042】次に、本実施例の作成方法について説明す
る。
【0043】図6に示したような、多数の電気熱変換体
を有するインクジェットヘッド用基体を300mm×1
30mm×2mmの角形のSi基板を用いて作成した。
1個のインクジェットヘッドを構成する基体寸法は20
mm×300mmであり、切断代は幅2mm必要であ
る。発熱抵抗体の比抵抗測定用モニタ部(必要スペース
2mm×10mm)、HfB2 、Al、第1の保護膜S
i02 、Ta、感光性ポリイミドの各膜厚測定用モニタ
部(合計必要スペース2mm×10mm)、およびTa
の密着強度測定用モニタ部(必要スペース2mm×10
mm)を、基板を長手方向に6等分する5本の切断ライ
ン上に複数個配置した。モニタ部を切断代内に納めるこ
とにより、一枚の基板から6ヘッド分を取ることができ
た。
【0044】より詳細には、まず、Si基板の裏面に熱
酸化により、3μmのSiO2膜を形成した。次に、ス
パッタ法を用いて発熱抵抗体HfB2を1500Å厚に
スパッタし、さらに配線層のAlを5000Å厚にスパ
ッタした。次にフォトリソグラフィ手法を用いて図6に
示したような発熱抵抗体形状と電極形状、およびモニタ
部が得られるようにパターン形成した。このパターン形
成では先の各ヘッド用基体の配置とモニタ部の配置に従
った。
【0045】次に、保護層SiO2をバイアススパッタ
法で2μm堆積し、さらに第2の保護膜Taをスパッタ
後、フォトリソグラフィ手法とドライエッチを用いて同
様なルールでパターン形成し、最後に感光性ポリイミド
を同様にパターニングしてインクジェットヘッド用基体
を製作した。
【0046】次に、モニタ部で発熱抵抗体の比抵抗、各
層の膜厚、Ta膜の密着強度を測定した。なお、これら
の測定は、比抵抗測定においては4探針抵抗測定器、膜
厚測定においては触針式膜厚測定器、密着強度測定にお
いては粘着テープによるピールテストによりそれぞれ行
なった。そして各測定値が規格内に入っていることを確
認した後、フォトリソグラフィ手法により、エポキシ系
樹脂の硬化層からなる流路および液室の壁を形成し、さ
らに天板をこれに接合した。
【0047】次に、切断ラインに沿ってダイヤモンドブ
レードで各ヘッド単位ごとに分割切断してインクジェッ
トヘッドを得た。
【0048】これに対して、図7に示した従来のモニタ
配置方法では、同サイズの基板で5ヘッド分しか取るこ
とができず、かつ、モニタ位置も基板長手方向3箇所の
みで基板短手方向の各層の品質分布情報は本実施例の方
法に比べて1/2以下である。
【0049】以上のように本発明によれば、一基板内で
のヘッド取り個数アップが可能となり、低コスト化が行
なえ、また、モニタ部を広範囲に配置可能となり、各層
の品質分布情報がアップすることで、より信頼性の高い
インクジェットを実現できる。
【0050】次に、本実施例のインクジェットヘッドが
適用可能なインクジェット装置について説明する。
【0051】図4は、本発明のインクジェットヘッドの
一実施例を搭載したインクジェット装置の一構成例を示
す図である。
【0052】インクジェット装置は、図4に示すよう
に、ライン型ヘッド201a〜201dを備え、これら
ライン型ヘッド201a〜201dは、ホルダー202
によりX方向に所定の間隔を持って互いに平行に固定支
持されている。各ヘッド201a〜201dの下面には
Y方向に沿って、1列に16吐出口/mmの間隔で34
56個の吐出口が下向きに設けられており、これにより
216mm幅の記録が可能となっている。
【0053】これらのヘッド201a〜201dは熱エ
ネルギーを用いて記録液を吐出する方式のものであり、
ヘッドドライバー220によって吐出制御されている。
【0054】なお、前記ヘッド201a〜201d及び
ホルダー202を含めてヘッドユニットが構成され、こ
のヘッドユニットはヘッド移動手段224により、上下
方向に移動可能になっている。
【0055】また、ヘッド201a〜201dの下部に
は、ヘッドキャップ203a〜203dが各ヘッド20
1a〜201dにそれぞれ対応するとともに隣接して配
置されている。各キャップ203a〜203dは内部に
スポンジ等のインク吸収部材を有する。
【0056】なお、キャップ203a〜203dは不図
示のホルダーにより固定支持されており、そのホルダー
およびキャップ203a〜203dを含んでキャップユ
ニットが構成され、このキャップユニットはキャップ移
動手段225によりX方向に移動可能になっている。
【0057】前記ヘッド201a〜201dにはそれぞ
れ、インクタンク204a〜204dからインク供給チ
ューブ205a〜205dを通じてシアン、マゼンダ、
イエロー、ブラックの各色のインクが供給され、カラー
記録を可能としている。
【0058】また、このインク供給はヘッド吐出口の毛
細管現象を利用しており、各インクタンク204a〜2
04dの液面は吐出口位置より一定距離だけ低く設定さ
れている。
【0059】また、この装置は、被記録材である記録紙
227を搬送するための帯電可能なシームレスベルト2
06を有する。
【0060】該ベルト206は、駆動ローラ207、ア
イドルローラ209、209aおよびテンションローラ
210により所定の経路に引き回されており、前記駆動
ローラ207に接続され、かつ、モータドライバー22
1により駆動されるベルト駆動モーター208により、
走行させることが可能となっている。
【0061】また、該ベルト206はヘッド201a〜
201dの吐出口の直下においてX方向に走行し、ここ
では固定支持部材226により、下側へのブレを抑制さ
れている。
【0062】符号217はベルト206の表面に付着し
ている紙粉などを除去するクリーニングユニットを指し
示している。
【0063】符号212は前記ベルト206を帯電させ
る帯電器を指し示しており、この帯電器212は帯電器
ドライバー222によりON、OFFされ、この帯電に
よる静電的吸着力により、記録紙をベルト206に吸着
する。
【0064】帯電器212の前後には前記アイドルロー
ラ209、209aと協働して搬送記録紙227をベル
ト206に押し付けるためのピンチローラ211、21
1aが配置されている。
【0065】符号232は給紙カセットを指し示してお
り、このカセット232内の記録紙227はモータード
ライバー223により、駆動される給紙ローラ216の
回転により1枚ずつ送り出され、同ドライバー223に
より駆動される搬送ローラ214およびピンチローラ2
15によりX方向に山形ガイド213へと搬送される。
また、このガイド213は記録紙のたわみを許容する山
形のスペースを有する。
【0066】符号218は記録の終了した記録紙が排出
される排紙トレイを指し示している。
【0067】前記ヘッドドライバー220、ヘッド移動
手段224、キャップ移動手段225、モータドライバ
ー221、223、および帯電器ドライバー222は全
て制御回路219により制御される。
【0068】本発明は、特にインクジェット方式の中で
も熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、画像の
出力を行うインクジェットヘッド、インクジェット装置
において優れた効果をもたらすものである。
【0069】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、画像情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、インクジェットヘッドの熱作用面に膜沸
騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応
した液体(インク)内の気泡を形成できるので有効であ
る。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液
体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成
する。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に
気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液
体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0070】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0071】インクジェットヘッドの構成としては、上
述の各明細書に開示されているような吐出口、液路、電
気熱変換体の組み合わせ構成(直線状液流路または直角
液流路)の他に、熱作用部が屈曲する領域に配置されて
いる構成を開示する米国特許第4558333号明細
書、米国特許第4459600号明細書を用いた構成も
本発明に含まれるものである。
【0072】加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成
としても本発明は有効である。
【0073】さらに、インクジェット装置が記録できる
最大記録媒体の幅に対応した長さを有するフルラインタ
イプのインクジェットヘッドとしては、上述した明細書
に開示されているような複数記録ヘッドの組み合わせに
よってその長さを満たす構成や、一体的に形成された1
個のインクジェットヘッドとしての構成のいずれでもよ
いが、本発明は、上述した効果を一層有効に発揮するこ
とができる。
【0074】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプのインクジェット
ヘッド、あるいはインクジェットヘッド自体に一体的に
インクタンクが設けられたカートリッジタイプのインク
ジェットヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0075】また、本発明のインクジェット装置の構成
として設けられる、インクジェットヘッドに対しての回
復手段、予備的な補助手段等を付加することは本発明の
効果を一層安定できるので好ましいものである。これら
を具体的に挙げれば、インクジェットヘッドに対しての
キャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは吸
引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子あ
るいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録と
は別の吐出を行う予備吐出モードを行うことも安定した
記録を行うために有効である。
【0076】さらに、インクジェット装置の記録モード
としては黒色等の主流色のみを記録モードだけではな
く、インクジェットヘッドを一体的に構成するか複数個
を組み合わせによってでもよいが、異なる色の複色カラ
ー、または混色によるフルカラーの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0077】以上説明した本発明の実施例においては、
インクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で
固化するインクであって、室温で軟化するもの、もしく
は液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式
ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0078】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【0079】さらに加えて、本発明に係るインクジェッ
ト装置の形態としては、ワードプロセッサやコンピュー
タ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または別
体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複写
装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の
形態を採るものであっても良い。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、切断ライ
ン上に各種品質確認用のモニタ部を配置したことによ
り、一基板内でのへッド取り個数を増やすことが可能と
なり、その結果、低コスト化に繋がる。また、モニタ部
を広範囲に配置可能となり、各層の品質分布情報がアッ
プするので、印字品位が高く、歩留りおよびコストに優
れたインクジェットヘッド用基体およびインクジェット
ヘッドを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に好適なインクジェットヘッドの一実施
例を示す斜視図である。
【図2】本発明のインクジェットヘッドの一実施例を構
成するヘッド用基体を得るための基板を説明するための
図である。
【図3】膜厚測定用モニタ部の一構成例を示す図であ
る。
【図4】本発明のインクジェットヘッドの一実施例を搭
載したインクジェット装置の一構成例を示す図である。
【図5】従来のインクジェットヘッドを示し、図(A)
はそのヘッド主要部の流路に沿った断面図、図(B)は
その展開斜視図である。
【図6】従来のインクジェットヘッドを構成するヘッド
用基体を示し、図(A)は平面部分図、図(B)は図
(A)のA−A線断面図である。
【図7】従来のインクジェットヘッドを構成するヘッド
用基体を得るための基板を説明するための図である。
【符号の説明】
1a 基体部 1b 切断ライン 1c1 比抵抗測定用モニタ部 1c2 膜厚測定用モニタ部 1c3 密着強度測定用モニタ部 1 基板 2 発熱抵抗層 2a 発熱抵抗体 3 電極層 3a,3b 電極 4 保護層 5 天板 6 液路 7 オリフィス 8 ヘッド用基体 101 ヒーターボード 102 天板 103 フレキシブル基板 106 押さえ板ばね 109 インク供給チューブ 201a,201b,201c,201d ライン型
ヘッド 202 ホルダー 203a,203b,203c,203d ヘッドキ
ャップ 204a,204b,204c,204d インクタ
ンク 205a,205b,205c,205d インク供
給チューブ 206 シームレスベルト 207 駆動ローラ 208 ベルト駆動モータ 209,209a アイドルモータ 210 テンションローラ 211,211a ピンチロ−ラ 212 帯電器 213 山形ガイド 214 搬送ローラ 215 ピンチローラ 216 給紙ローラ 217 クリーニングユニット 218 トレイ 219 制御回路 220 ヘッドドライバー 221,223 モータドライバー 222 帯電器モータ 224 ヘッド移動手段 225 キャップ移動手段 226 固定支持部材 227 記録紙 232 給紙カセット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱抵抗体と該発熱抵抗体に電気的に接
    続された電極とからなる電気熱変換体群が複数列配設さ
    れ、前記電気熱変換体群どうしの間に切断ラインが設け
    られ、かつ、該切断ライン上に品質確認用のモニタ部が
    配置された基板を前記切断ラインにて切断分離すること
    により得られるインクジェットヘッド用基体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインクジェットヘッド用
    基体の発熱抵抗体に対応する位置に、インクが吐出され
    る吐出口と、該吐出口に連通した流路とが形成されてい
    ることを特徴とするインクジェットヘッド。
  3. 【請求項3】 前記吐出口が記録媒体の記録領域の全幅
    にわたって複数設けられているフルラインタイプである
    ことを特徴とする、請求項2記載のインクジェットヘッ
    ド。
  4. 【請求項4】 発熱抵抗体と該発熱抵抗体に電気的に接
    続された電極とからなる電気熱変換体群が複数列配設さ
    れ、該電気熱変換体群どうしの間に切断ラインが設けら
    れた基板を切断分離することにより個々のインクジェッ
    トヘッド用基体が得られるインクジェットヘッド用基体
    の製造方法において、 前記切断ライン上に品質確認用のモニタ部を設け、該モ
    ニタ部でそれぞれの品質を確認した後、切断分離するこ
    とを特徴とするインクジェットヘッド用基体の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記モニタ部が前記電気熱変換体と同時
    に形成されることを特徴とする、請求項4に記載のイン
    クジェットヘッド用基体の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のインクジェットヘッド
    用基体の発熱抵抗体に対応する位置に、インクが吐出さ
    れる吐出口と、該吐出口に連通した流路とが形成されて
    いることを特徴とするインクジェットヘッドの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記基板が角型基板である請求項4に記
    載のインクジェットヘッド用基体の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記基板が角型基板である請求項6に記
    載のインクジェットヘッドの製造方法。
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