JPH0788983A - 片面段ボール製造装置 - Google Patents

片面段ボール製造装置

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JPH0788983A
JPH0788983A JP5259384A JP25938493A JPH0788983A JP H0788983 A JPH0788983 A JP H0788983A JP 5259384 A JP5259384 A JP 5259384A JP 25938493 A JP25938493 A JP 25938493A JP H0788983 A JPH0788983 A JP H0788983A
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JP
Japan
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roll
core paper
endless belt
corrugated board
liner
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JP5259384A
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Toshihiko Yasui
年彦 安井
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Isowa Corp
Original Assignee
Isowa Industry Co Ltd
Isowa Corp
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Publication date
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Priority to DE4433515A priority patent/DE4433515A1/de
Priority to ITMI941909A priority patent/IT1269985B/it
Priority to ES09401991A priority patent/ES2110889B1/es
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 片面段ボール製造時に生ずる振動や騒音を低
減させると共に、熱損失の少なくする。 【構成】 上段ロール16の直下で、かつ下段ロール1
8の斜め下方に、加圧室30が画成される。加圧室30
は、上段ロール16と下段ロール18側に開放する。加
圧室30に圧縮空気が供給され、上下の段ロール16,
18間を通過して段成形された中芯紙20は、加圧室3
0と下段ロール18の外表面との圧力差によりロール表
面に押付けられた状態で安定的に送給される。ライナ6
6の送給経路を挟んで下段ロール18と対向する位置
に、駆動ロール68、予熱ロール70およびテンション
ロール72が配設され、3つのロールに無端ベルト74
が走行自在に巻装される。無端ベルト74により、下段
ロール18の外周面に沿って送給される中芯紙20の糊
付けされた段頂部の部分にライナ66が圧接される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、中芯紙とライナとを
貼合わせた片面段ボールを製造する片面段ボール製造装
置に関するものである。
【0002】
【従来技術】片面段ボール製造装置(所謂シングルフェ
ーサ)は、円周面に夫々波形の段部を形成した上段ロー
ルおよび下段ロールが、前記段部において相互に噛合す
るようフレームに上下の関係で回転自在に配設され、前
記下段ロールにプレスロールが、片面段ボールの原料紙
となる中芯紙およびライナを介して圧接されるようにな
っている。すなわち中芯紙は上段ロールおよび下段ロー
ルの間に供給され、両ロール間を通過する際に所要の段
部(フルート)が形成される。得られた波形の段頂部に
は、糊付機構に設けた糊付ロールにより澱粉系の糊料が
塗布される。また中芯紙の反対側からプレスロールを経
て供給されるライナは、当該プレスロールと下段ロール
との間で前記中芯紙の段頂部に挟圧され、これら中芯紙
とライナとの貼合わせによって片面段ボールが製造され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の片面段ボール製
造装置に使用されるプレスロールは、大径の金属ロール
体からなり、該ロールは下段ロールに向けて常に付勢さ
れて、両ロールの間を通過する中芯紙とライナに所要の
ニップ圧を付与するようになっている。この場合に、下
段ロールの外周面には山部と谷部との連続からなる段部
が所要ピッチで形成されているため、両ロールの圧接位
置が山部から谷部または谷部から山部へ移動した際には
その回転中心が僅かではあるが変化する。このように両
ロールの回転に伴い、両ロールの回転中心が周期的に近
接離間する結果として、片面段ボール製造時に大きな振
動と高い騒音とを発生し、従って工場環境を大きく損な
う原因となっている。また、プレスロールも下段ロール
も硬質の金属を材質としているから、下段ロールの山部
がプレスロールの表面に当接して衝撃(所謂ハンマー現
象)を周期的に与えている。従って製造された片面段ボ
ールのライナ面には、下段ロールの山部のピッチで横方
向にライン状の押圧条(所謂プレスマーク)が付いてしま
うという問題があった。
【0004】前記上下の段ロール間を通過して所要の段
部が形成された中芯紙は、下段ロールの外周面に周設し
た周溝内に負圧を形成することにより吸引されて安定的
に送給されるようになっているが、この吸引方式におい
ては、ロール外周面が吸引する空気により冷却されるこ
ととなっていた。この場合において、中芯紙とライナと
の貼着を短時間で確実に行なうために、該ライナを予め
所要温度まで加熱して、中芯紙の段頂部に塗布された糊
料の固化を促進することが行なわれている。しかるに、
前述した吸引方式を採用している場合は、下段ロールの
外周面に接している中芯紙を介してライナの熱が奪わ
れ、熱損失が大きくなる難点が指摘される。
【0005】
【発明の目的】この発明は、前述した従来技術に係る片
面段ボール製造装置に内在している欠点に鑑み、これを
好適に解決するべく提案されたものであって、片面段ボ
ール製造時に生ずる振動や騒音を低減させると共に、熱
損失の少ない片面段ボール製造装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した問題点を解決
し、所期の目的を好適に達成するため本発明は、外周面
に波形段部を形成した上段ロールと、この波形段部に噛
合する波形段部が外周面に形成され、前記上段ロールと
の間に通紙される中芯紙に所要の段形成を行なう下段ロ
ールと、段形成をされた前記中芯紙の段頂部に糊付けを
行なう糊付機構とからなり、この糊付けした段頂部の部
分で前記中芯紙とライナとを貼合わせて片面段ボールを
製造する片面段ボール製造装置において、前記下段ロー
ルを部分的に被覆し、内部に供給される加圧媒体により
下段ロールの外周面に沿って送給される前記中芯紙を該
ロールの外周面に押付ける加圧室と、前記ライナの送給
経路を挟んで下段ロールと対向するよう近接配置された
複数のロールに走行自在に巻装され、前記下段ロールの
外周面に沿って送給される前記中芯紙の糊付けされた段
頂部の部分にライナを圧接する無端ベルトとから構成し
たことを特徴とする。
【0007】
【実施例】次に、本発明に係る片面段ボール製造装置に
つき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら
以下説明する。図1は、実施例に係る片面段ボール製造
装置の構成を概略的に示すもので、工場床面に設置した
ベース10の上に、中芯紙20の供給方向と交差する駆
動側および操作側に離間して対向配置した一対の固定フ
レーム12,12からなる装置本体14が配設され、両
フレーム12,12間に、外周面に波形段部を形成した
上段ロール16と、同じく外周面に波形段部を形成した
下段ロール18とが回転自在に枢支されている。上段ロ
ール16の回転軸は、下段ロール18の回転軸に対し斜
め上方に位置し、夫々の波形段部は中芯紙20を介して
噛合可能になっている。また前記上段ロール16の直下
で、かつ下段ロール18の斜め下方には、糊付ロール2
2およびドクターロール24からなる糊付機構26が配
設されている。中芯紙20は、図1で左側の原紙供給源
(図示せず)から複数の案内ロール28を経て上段ロール
16と下段ロール18との噛合領域へ供給され、該領域
を通過することにより所要の段形成がなされる。段形成
がなされた中芯紙20は、その段頂部に前記糊付機構2
6により糊付けがなされた後、下段ロール18の外周面
に沿って送給方向を反転されて上方へ向かう。
【0008】ここで、前記上段ロール16の直下で、か
つ下段ロール18の斜め下方に、前記糊付機構26が収
納される加圧室30が画成され、この加圧室30は、上
段ロール16と下段ロール18側に開放している。図3
に示す如く、加圧室30の上部開口部と上段ロール16
との間に、軸方向に亘ってシール部材34が配設される
と共に、加圧室30の下部開口部と前記下段ロール18
の直下に配置されて後述する予熱ロール70に当接され
るシールロール32との間に、軸方向に亘ってシール部
材34が配設されている。また、上段ロール16、下段
ロール18、予熱ロール70およびシールロール32の
軸方向両端近傍には、加圧室30の側部遮蔽部材31,
31(一方のみ図示)が周接しており、これにより加圧室
30を略密閉状態に保持するよう構成される。そして加
圧室30には、図示しない供給源から圧縮空気が供給さ
れ、室内を大気圧より僅か(例えば0.15気圧)だけ高
い気圧となるよう設定してある。この場合において、加
圧室30に臨む下段ロール18の外表面側は、軸方向に
所定間隔で形成した周溝(図示せず)により大気圧となっ
ている。従って、上下の段ロール16,18間を通過し
て段成形された中芯紙20は、加圧室30と下段ロール
18の外表面との圧力差によってロール表面に押付けら
れた状態で、安定した移送が達成される。
【0009】なお、前記加圧室30に、高温の圧縮空気
を供給すれば、中芯紙20を予熱することができる。ま
た、前記糊付機構26は加圧室30の底面(べース10)
に敷設したレール36に摺動自在に配設されており、加
圧室30の図1で左側に設けた扉体38を開放すること
により、該糊付機構26をレール36に沿って加圧室3
0から搬出し得るようになっている。
【0010】前記本体14の配設位置から図1で右側
(下段ロール18の配設側)に延出するベース10に、駆
動側と操作側とに離間して一対のガイドレール40,4
0が敷設され、このガイドレール40,40にスライダ
42,42を介して移動体44が摺動自在に配設されて
いる。移動体44は、駆動側と操作側とに離間して対向
する一対の移動フレーム46,46と、各移動フレーム
46に複数のボルト48を介して分割可能に配設固定さ
れる分割フレーム50および補助フレーム52とから構
成され、対向する分割フレーム50,50間に後述する
圧着機構54が配設される(図4参照)。
【0011】前記ベース10における移動フレーム4
6,46を挟む外側に、図2に示す如く、油圧シリンダ
56,56(一方のみ図示)が配置され、各ピストンロッ
ド56aを対応の移動フレーム46に配設したブラケッ
ト58に接続している。従って、両油圧シリンダ56,
56を同期的に正逆方向に付勢すれば、移動体44はガ
イドレール40,40に沿って移動して本体14に対し
て近接および離間する。各移動フレーム46の固定フレ
ーム12を指向する前面端にストッパ60が夫々突設さ
れており、移動体44を本体14に近接して該ストッパ
60を固定フレーム12に対応的に配設した位置決め部
材62に当接することにより、移動体44を稼動位置
(圧着機構54の無端ベルト74が下段ロール18に圧
接される位置)に位置決めし得るようになっている。な
お、位置決め部材62は位置調節可能に構成され、移動
体44の稼動位置を適宜調節し得るようにしてある。
【0012】前記油圧シリンダ56,56は、移動体4
4を3個所の位置に位置決めするよう設定されている。
すなわち、前記ストッパ60を位置決め部材62に当接
する前記稼動位置(図2の実線位置)と、移動体44を本
体14から離間して下段ロール18の交換およびメンテ
ナンスを可能とする第1退避位置(図2の二点鎖線位
置)、および圧着機構54の無端ベルト74を交換する
ために必要な量だけ移動体44を本体14から離間させ
た第2退避位置(図6参照)とに位置決めされる。なお、
移動体44を稼動位置に位置決めしているときには、該
移動体44は、ストッパ60が位置決め部材62に所要
圧力で当接するよう油圧シリンダ56,56により付勢
されて、移動体44が稼動位置から離間する方向に移動
するのを防止するよう設定してある。
【0013】前記移動フレーム46,46の間には、図
3に示す如く、ロール状のプレヒータ64が2台配設さ
れ、図の右側の原紙供給源(図示せず)から供給されたラ
イナ66は、プレヒータ64,64を経て下段ロール1
8に供給され、中芯紙20の糊付けがなされた段頂部に
接合された状態で上方へ送給される。
【0014】前記分割フレーム50,50間には、図3
に示す如く、前記下段ロール18を指向する側に駆動ロ
ール68と予熱ロール70とが、下段ロール18の接線
方向に離間して回転自在に配設されている。また、下段
ロール18から離間する側の分割フレーム50,50間
にテンションロール72が回転自在に配設され、該分割
フレーム50,50に配設した3本のロール68,70,
72に、無端ベルト74が巻装されている。そして、前
記移動体44を本体14に近接して稼動位置に位置決め
した際に、駆動ロール68と予熱ロール70との間に臨
む無端ベルト74が下段ロール18の外周面に近接し、
この下段ロール18の外周面に沿って送給される前記中
芯紙20およびこれに貼合わされるライナ66を、当該
下段ロール18との間で挟圧するようになっている。ま
た下方に位置する予熱ロール70は、前記シールロール
32と下段ロール18との間に臨んで無端ベルト74を
介して両者32,18に当接される。これにより、前記
加圧室30の開口部は上下の段ロール16,18、予熱
ロール70およびシールロール32により閉塞される。
なお、無端ベルト74は、継目の無い樹脂ベルトが好適
に使用される。
【0015】ここで、前記シールロール32と予熱ロー
ル70とは無端ベルト74を介して当接するので、該ベ
ルト74の介在していない軸端部においてはベルト74
の厚み分だけ両ロール32,70の間に隙間を生ずる。
前記加圧室30には、該室からの圧縮空気の漏出を考慮
して常に一定の気圧となるよう圧縮空気が常に補給され
るようになっているため、両ロール32,70の隙間か
らの圧縮空気の漏出量が多くなると、圧縮空気の供給量
が多くなってランニングコストが嵩んだり、室内の気圧
が低下して中芯紙20を下段ロール18に確実に圧接さ
せ得なくなるおそれがある。そこで、前記シールロール
32の両軸端部に無端ベルト74の厚みと略等しい厚み
のスリーブを外嵌し、予熱ロール70との間に隙間が生
ずるのを防止することが推奨される。なお、シールロー
ル32の周面に無端ベルト74の幅寸法と等しい長さの
凹溝を形成してもよい。またスリーブや凹溝は、無端ベ
ルト74の蛇行(軸方向移動)を規制する機能も奏する。
【0016】前記無端ベルト74は、下段ロール18の
外周面に沿って送給される前記中芯紙20およびこれに
貼合わされるライナ18に対し、適切な接触圧で押圧し
得るようその張力が調節可能になっている。すなわち、
前記テンションロール72の両軸端に配設した各支持部
材73が、各分割フレーム50に形成した長溝50aに
摺動自在に嵌挿されて、当該テンションロール72は分
割フレーム50,50に対して下段ロール18の半径方
向に移動可能に配設されている。また、各分割フレーム
50の外側に油圧シリンダ76が配設され、そのピスト
ンロッドを支持部材73に接続してある。従って、一対
の油圧シリンダ76,76を同期的に正逆方向に付勢す
れば、テンションロール72が無端ベルト74に対して
近接離間移動し、該ベルト74に付与される張力が調整
される。なお実施例の油圧シリンダ76においては、無
端ベルト74に対するテンションロール72の相対位置
を3個所で位置決めするよう設定されている。すなわ
ち、無端ベルト74に所要の張力を付与して中芯紙20
とライナ66とを確実に貼合わせるよう設定した第1位
置と、3本のロール68,70,72に巻装された無端ベ
ルト74に僅かな張力が付与されて緩みのない状態とな
る第2位置、および無端ベルト74を3本のロール6
8,70,72から軸方向に抜き外し得る緩んだ状態とす
る第3位置に位置決めされる。
【0017】なお、前記分割フレーム50,50の外形
寸法は、無端ベルト74の内径寸法よりも小さく設定さ
れており、分割フレーム50を取外すことなく、3本の
ロール68,70,72に巻装されている無端ベルト74
を軸方向に抜き外し得るよう構成されている。
【0018】前記補助フレーム52,52間には、前記
駆動ロール68とテンションロール72との間に臨む無
端ベルト74に当接する案内ロール78が回転自在に配
設されている。この案内ロール78の外周には、図5に
示す如く、無端ベルト74の幅寸法より若干離間して一
対の規制部材80,80が外嵌されており、該規制部材
80,80は、無端ベルト74の軸方向への移動(蛇行)
を防止するべく機能する。なお実施例では、テンション
ロール72にも規制部材80,80を配設して無端ベル
ト74の蛇行防止を図っている(図4参照)。
【0019】前記駆動ロール68は、図4に示す如く、
片面段ボール製造装置の駆動源(図示せず)にユニバーサ
ルジョイント82を介して接続されて回転駆動されるよ
う構成されており、上段ロール16および下段ロール1
8と同期した所要の速度で無端ベルト74を走行させる
ようになっている。なお、駆動ロール68と駆動源とを
ユニバーサルジョイント82で接続しているので、前記
移動体44の本体14に対する近接離間移動は許容され
る。また、前記予熱ロール70は図示しない高温蒸気の
供給源に接続され、該ロール内に高温蒸気を流通させて
ロール表面を所要温度にまで昇温させるようになってい
る。そして該予熱ロール70に巻装される無端ベルト7
4を介してライナ66を加熱し、中芯紙20との接着を
確実に行なわせるようになっている。
【0020】前記シールロール32は、図7および図8
に示す如く、軸方向両端に配設した調整機構により前記
予熱ロール70に対して近接離間調節可能に構成されて
いる。なお、両調整機構の構成は同一であるので、一方
の機構についてのみ説明する。すなわち、図7はシール
ロール32の駆動側の調整機構を示すものであって、前
記ベース10に支持部材84が立設され、この支持部材
84に穿設した上下方向に延在する長孔84aに、シー
ルロール32の軸32aに外嵌した保持体86が昇降移
動自在に内挿されている。なお保持体86の下面には、
図7に示す如く、所要角度で傾斜する傾斜部86aが形
成されている。また本体側のベース10に油圧シリンダ
88がブラケット90を介して配設され、該シリンダ8
8のピストンロッド88aには、前記保持体86の傾斜
部86aと対応する傾斜部92aを上面に形成した楔体
92が配設される。そしてこの楔体92は、図8に示す
如く、前記支持部材84の長孔84aに摺動自在に挿入
されて、該楔体92の上面傾斜部92aに、保持体86
の下面傾斜部86aが当接するようになっている。従っ
て、両調整機構の油圧シリンダ88を正逆付勢して楔体
92を進退移動させることにより、傾斜部86a,92
aの係合作用下に、シールロール32は昇降移動し、予
熱ロール70との間隔が調節される。
【0021】
【実施例の作用】次に、前述した実施例に係る片面段ボ
ール製造装置の作用につき説明する。実施例に係る製造
装置の稼動状態では、前記加圧室30に圧縮空気が供給
されて内部が所要圧力に保持されており、上下の段ロー
ル16,18間を通過して段成形された中芯紙20は、
加圧室30の内部圧力によりロール表面に押付けられた
状態で、安定して送給される。従って、加圧室30に収
納した糊付機構26による中芯紙20における段頂部へ
の糊付けは良好に行なわれる。なお、加圧室30に、高
温の圧縮空気を供給すれば、中芯紙20を予熱すること
ができる。また、下段ロール18には中芯紙20の吸引
機構を配設する必要はないので、該ロール18内に高温
蒸気を流通させてロール表面を所要温度にまで昇温させ
ることにより、該下段ロール18に巻装される中芯紙2
0を加熱することも可能である。
【0022】図1に示すように、前記移動体44は、ス
トッパ60が本体14の位置決め部材62に当接された
稼動位置に位置決めされた状態で、油圧シリンダ56,
56により所要圧力で付勢されている。また前記テンシ
ョンロール72は、油圧シリンダ76,76により第1
位置に位置決めされて、無端ベルト74には所要の張力
が付与されている。従って、前記駆動ロール68と予熱
ロール70との間に臨む無端ベルト74は、前記下段ロ
ール18に近接して、下段ロール18の外周面に沿いつ
つ送給される中芯紙20およびライナ66をロール表面
に圧接している。これにより中芯紙20とライナ66と
は、所要長さに亘って下段ロール18と無端ベルト74
との間で挟圧され、その糊付け部の確実な接合がなされ
る。
【0023】このようにプレスロールに代えて無端ベル
ト74により中芯紙20とライナ66とを圧接するの
で、従来大きな問題となっていた片面段ボール製造時に
生ずる振動や騒音を著しく低減させると共に、片面段ボ
ールのライナ側に生ずるプレスマークを併せて低減させ
ることができる。また、下段ロール18による熱損失も
生じないので、中芯紙20とライナ66との効率的な貼
合わせを達成し得る。
【0024】前記下段ロール18の交換やメンテナンス
等に際しては、前記油圧シリンダ56,56を逆付勢す
ることにより前記移動体44を本体14から離間移動さ
せて、図2において二点鎖線で示す第1退避位置に臨ま
せる。これにより、下段ロール18と圧着機構54との
間には所要の間隙を生ずるので、作業者は該ロール18
の交換やメンテナンスを広い空間内で短時間で容易に行
なうことができる。また、圧着機構54のテンションロ
ール72は、油圧シリンダ76,76の付勢により中間
の第2位置に移動され、3本のロール68,70,72に
巻装される無端ベルト74に付与される張力を解除す
る。これにより、無端ベルト74は不使用時に大きな張
力が加えられない状態で保持されるので、該ベルト74
の使用寿命を長くすることが可能となる。
【0025】次に、前記圧着機構54の無端ベルト74
を交換する場合につき説明する。実施例に使用される無
端ベルト74は継目のないシームレスであるので、該ベ
ルト74は3本のロール68,70,72の軸方向から抜
き外す必要がある。従って、先ず前記移動体44を本体
14から最も離間した第2退避位置に移動させた後、図
6に示す如く、前記補助フレーム52,52および分割
フレーム50,50を移動フレーム46,46から夫々取
外す。また、前記油圧シリンダ76,76を付勢してテ
ンションロール72を後退させて第3位置に位置決めす
ることにより、無端ベルト74を抜き外し可能な状態ま
で緩ませる。前記分割フレーム50の外形寸法は、無端
ベルト74の内径寸法より小さく設定してあるので、分
割フレーム50を3本のロール68,70,72から取外
すことなく無端ベルト74を軸方向に抜き外して交換す
ることができる。
【0026】すなわち、上下段ロール16,18を備え
た装置本体14に対し、中芯紙20およびライナ66を
下段ロール18に押付けて貼合わせる圧着機構54を備
えた移動体44を近接離間移動自在に構成したので、下
段ロール18や圧着機構54の無端ベルト74の交換お
よびメンテナンス等を短時間で容易に行なうことができ
る。従って、交換およびメンテナンス等に要するサイク
ルタイムを短縮して、製造能率を向上させ得る。
【0027】なお、図1に示す実施例では、圧着機構5
4の無端ベルト74を3本のロール68,70,72に巻
装し、テンションロール72を無端ベルト74の内側か
ら近接離間移動させる構成を採用しているが、本願はこ
れに限定されるものではない。例えば図9の変形例に示
すように、無端ベルト74を駆動ロール68と予熱ロー
ル70とに巻装した状態で、下段ロール18と反対側に
位置するテンションロール72を無端ベルト74に外側
から近接離間移動することにより、該無端ベルト74の
張力を調節するようにしてもよい。また、駆動ロール6
8や予熱ロール70に、案内ロール78やテンションロ
ール72に設けた規制部材80を配設してもよい。
【0028】更に、移動体の移動手段としては、油圧シ
リンダに代えてモータとボールねじ等からなる機構やそ
の他の手段を、適宜選択して使用することができる。ま
た、加圧室に供給する圧力媒体は、常温または高温の圧
縮空気を例示したが、それ以外に常温または高温の乾燥
蒸気を使用してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る片面
段ボール製造装置によれば、従来より採用されていたプ
レスロールの使用を廃し、無端ベルトを配設する構成と
したので、片面段ボール製造時に生ずる振動や騒音を著
しく低減させ得ると共に、片面段ボールのライナ側に生
ずるプレスマークを併せて低減させ得る優れた効果を奏
する。また、段形成された中芯紙を外側からの加圧力に
より下段ロールに押付けて確実な送給を行なうよう構成
したので、下段ロールの外表面が冷却されることに起因
する熱損失を有効に防止することができる。従って、中
芯紙とライナとの貼合わせを効率よく確実に行なうこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る片面段ボール製造装置の実施例を
示す概略断面図である。
【図2】実施例に係る片面段ボール製造装置の概略正面
図である。
【図3】実施例に係る片面段ボール製造装置の要部を示
す概略断面図である。
【図4】実施例に係る片面段ボール製造装置の分割フレ
ームに配設した3本のロールを展開した状態で示す側面
図である。
【図5】実施例に係る片面段ボール製造装置の案内ロー
ルを示す断面図である。
【図6】実施例に係る片面段ボール製造装置の移動体を
第2退避位置に移動して、移動フレームから分割フレー
ムと補助フレームとを分離した状態を示す説明図であ
る。
【図7】実施例に係る片面段ボール製造装置におけるシ
ールロールの調整機構を示す概略断面図である。
【図8】実施例に係る片面段ボール製造装置におけるシ
ールロールの調整機構を示す概略断面図である。
【図9】実施例に係る片面段ボール製造装置における圧
着機構の変形例を示す説明図である。
【符号の説明】
16 上段ロール 18 下段ロール 20 中芯紙 26 糊付機構 66 ライナ 68 駆動ロール 70 予熱ロール 72 テンションロール 74 無端ベルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に波形段部を形成した上段ロール
    (16)と、この波形段部に噛合する波形段部が外周面に形
    成され、前記上段ロール(16)との間に通紙される中芯紙
    (20)に所要の段形成を行なう下段ロール(18)と、段形成
    をされた前記中芯紙(20)の段頂部に糊付けを行なう糊付
    機構(26)とからなり、この糊付けした段頂部の部分で前
    記中芯紙(20)とライナ(66)とを貼合わせて片面段ボール
    を製造する片面段ボール製造装置において、 前記下段ロール(18)を部分的に被覆し、内部に供給され
    る加圧媒体により下段ロール(18)の外周面に沿って送給
    される前記中芯紙(20)を該ロール(18)の外周面に押付け
    る加圧室(30)と、 前記ライナ(66)の送給経路を挟んで下段ロール(18)と対
    向するよう近接配置された複数のロール(68,70)に走行
    自在に巻装され、前記下段ロール(18)の外周面に沿って
    送給される前記中芯紙(20)の糊付けされた段頂部の部分
    にライナ(66)を圧接する無端ベルト(74)とから構成した
    ことを特徴とする片面段ボール製造装置。
  2. 【請求項2】 前記加圧室(30)に、前記糊付機構(26)が
    搬出入自在に収納される請求項1記載の片面段ボール製
    造装置。
  3. 【請求項3】 前記無端ベルト(74)には、テンションロ
    ール(72)により所要の張力が付与される請求項1または
    2記載の片面段ボール製造装置。
JP5259384A 1993-08-31 1993-09-22 片面段ボール製造装置 Pending JPH0788983A (ja)

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JP5259384A JPH0788983A (ja) 1993-09-22 1993-09-22 片面段ボール製造装置
GB9416669A GB2281921A (en) 1993-08-31 1994-08-17 Apparatus for producing single-faced corrugated board sheets
GB9416670A GB2281922A (en) 1993-08-31 1994-08-17 Apparatus for producing single-faced corrugated board sheets
DE4433515A DE4433515A1 (de) 1993-09-22 1994-09-20 Vorrichtung zum Herstellen einseitiger Wellpappebahnen
ITMI941909A IT1269985B (it) 1993-09-22 1994-09-20 Apparecchiatura per produrre fogli di cartone ondulato rivestiti su faccia singola
ES09401991A ES2110889B1 (es) 1993-09-22 1994-09-21 Aparato para producir hojas de carton ondulado en una cara.

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ES2110889B1 (es) 1998-12-01
ITMI941909A0 (it) 1994-09-20
ITMI941909A1 (it) 1996-03-20
ES2110889R (ja) 1998-04-16
IT1269985B (it) 1997-04-16
ES2110889A2 (es) 1998-02-16

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