JPH0788963B2 - スポットエアコンの排気装置 - Google Patents

スポットエアコンの排気装置

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JPH0788963B2
JPH0788963B2 JP1082915A JP8291589A JPH0788963B2 JP H0788963 B2 JPH0788963 B2 JP H0788963B2 JP 1082915 A JP1082915 A JP 1082915A JP 8291589 A JP8291589 A JP 8291589A JP H0788963 B2 JPH0788963 B2 JP H0788963B2
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duct
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、局所冷房等を行うスポットエアコンの排気装
置に関するものである。
(従来の技術) 一般に、各種工場などにおいては局所冷房を行うスポッ
トエアコンが設けられて作業環境の向上が図られつつあ
る。このようなスポットエアコンは、例えば実開昭61−
101333号公報に記載されるように、ワゴンに搭載された
ハウジング内に圧縮機、凝縮器、蒸発器及び膨張機構を
備えた冷媒回路が収納されると共に、凝縮用ファン及び
蒸発用ファンが収納されて成り、上記蒸発器で熱交換し
た冷風はハウジングの上部に連結された吹出ダクトより
作業者に向って吹出され、局所冷房を行うようにしてい
る。さらに、上記吹出ダクトは揺動筒に連結され、該揺
動筒は直径方向のピンによってハウジングに枢支される
と共に、モータがリンク機構を介して連結されている。
そして、該モータを駆動して吹出ダクトを揺動させ、広
範囲の冷房を確保するようにしている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、そのようなスポットエアコンでは、凝縮器と
蒸発器とが同一ユニットに存在するため、吹出ダクトか
ら冷却風が得られるが、背面からは排熱を有する排気が
吹出しており、背面に作業者などが存在する場合に問題
となり、そのような場所に設置できない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、作業者など
の排気回避対象者に排気が当たらないようにし、快適性
を向上させたスポットエアコンの排気装置を提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 請求項(1)の発明によれば、第1図及び第2図に示さ
れるように、室内空気を吸込み空調空気を生成し排気を
排出する空調機本体(12)を有するスポットエアコンを
前提とし、上記空調機本体(12)に取付けられた排気を
吹出す排気ダクト(16)と、該排気ダクト(16)側に配
設され前方の排気回避対象者を検知する人検知手段(8
A)と、排気ダクト(16)を回動させる排気ダクト駆動
手段(2A)と、上記人検知手段(8A)よりの人検知信号
に基づき排気ダクト駆動手段(2A)を駆動して排気回避
対象者とは異なる方向に排気を吹出すように制御する制
御手段(75)とを有することを特徴とするものである。
請求項(2)の発明によれば、制御手段(75)は、人検
知手段(8A)よりの人検知信号があるときに排気ダクト
駆動手段(2A)を駆動し、人検知信号のないときには排
気ダクト駆動手段(2A)を駆動を停止させる。
請求項(3)の発明によれば、人検知手段(8A)が、排
気ダクト(16)の先端部に配設されている。
(作用) 請求項(1)の発明によれば、排気ダクト(16)が、人
検知手段(8A)の信号に基づいて制御され、排気対象者
とは異なる方向すなわち排気対象者のいない方向に排気
が吹出される。
請求項(2)の発明によれば、人検知信号があるときに
排気ダクト駆動手段(2A)を駆動し、信号のないときに
は排気ダクト駆動手段(2A)の駆動を停止させる。
請求項(3)の発明によれば、排気ダクト(16)に対応
した人検知信号が出力される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図及び第2図に示すように、(1)はスポットエア
コンであって、各種工場などに設けられ、作業者等の空
調対象者に冷風を吹き付けて局所冷房を行うものであ
る。
上記スポットエアコン(1)は、キャスタ(11a)を有
するワゴン(11)に空調機本体(12)が搭載されて移動
自在に構成されており、該ワゴン(11)は上段部(11
b)と下段部(11c)との2段に形成されている。そし
て、上記空調機本体(12)は圧縮機(12a)、凝縮器(1
2b)、膨張機構(図示省略)及び蒸発器(12c)が冷媒
配管で接続されてなる冷媒回路(図示省略)を備えてお
り、該圧縮機(12a)は上記ワゴン(11)の下段部(11
c)に設置され、該ワゴン(11)の下段部(11c)には圧
縮機(12a)の他にドレンタンク(13)及び電気ボック
ス(14)等が空調機本体(12)のハウジング(15)内に
収納されて設置されている。
上記ワゴン(11)の上段部(11b)にはハウジング(1
5)内の両側部に上記凝縮器(12b)と蒸発器(12c)と
が設けられると共に、中央部にはファン駆動手段である
1台のモータ(12d)に凝縮用のファン(12e)と蒸発用
のファン(12f)とが連結されて収納されている。
更に、上記ハウジング(15)の上面板(15a)には凝縮
側排気口(15b)が開設され、該排気口(15b)に排気ダ
クト(16)がダクト駆動手段(2A)を介して回動可能に
取付けられている。また、(17)は吹出ダクトで、上記
蒸発用のファン(12f)の吐出口(12g)に上記ハウジン
グ(15)の上面板(15a)を介して連通され、ダクト駆
動手段(2B)を介して回動自在に取付けられている。上
記排気ダクト(16)及び吹出ダクト(17)は風向が変更
自在なフレキシブルパイプで形成されている。
そして、上記両ファン(12e),(12f)の駆動によりハ
ウジング(15)の一側面より流入した室内空気は凝縮器
(12b)で熱交換して温風(排気)となり、排気口(15
b)より排気ダクト(16)を通じて、人体を回避して排
出される一方、ハウジング(15)の他側面より流入した
室内空気は蒸発器(12c)で熱交換して冷風となり、吹
出ダクト(17)より空調対象者に向って吹出すように構
成されている。
なお、(18)は蒸発器(12c)の下部に設けられたドレ
ンパンであって、上記ドレンタンク(13)に連通されて
上記蒸発器(12c)のドレンをドレンタンク(13)に導
いている。
上記排気ダクト(16)のダクト駆動手段(2A)は、第3
図及び第4図に示すように、上記ハウジング(15)の上
面板(15a)に取付けられたケーシング(3)内に駆動
機構(4)と回動機構(5)とが収納されて構成されて
いる。
上記ケーシング(3)は下面が開放された偏平なボック
ス体に形成され、排気吐出側(第4図A側)を正面とし
て第4図平面視右半部に平坦な側壁(31),(32),
(33)で囲まれた駆動機構収納部(21)と、第4図左半
部に略半円状の側壁(34)で囲まれた回動機構収納部
(22)とが形成され、該側壁(32),(33),(34)下
端のフランジ(3a)にて上記ケーシング(3)がハウジ
ング(15)に固定されるようになっている。
上記ケーシング(3)の上面壁(35)には回動機構
(5)が貫通する開口(35a)が前部に穿設されると共
に、上面壁(35)の内面(下面)には回動機構(5)の
案内壁(36)がやや下方に突出して形成されている。該
案内壁(36)は開口(35a)に近接し、上記前方の側壁
(34)と連続して案内壁(36)と前方の側壁(34)の上
端部とにより回動機構(5)の環状ガイド部(37)を構
成している。
また、上記各側壁(31)〜(34)及び案内壁(36)には
駆動機構(4)及び回動機構(5)の下部受板(23)及
びモータ取付板(24)を固定する複数個の固定柱(3
8),(38),…が連続して形成されており、該下部受
板(23)には排気口(15b)に連通する開口(23a)が穿
設されている。該開口(23a)は上記上面壁(35)の開
口(35a)と同心上に形成されると共に、該下部受板(2
3)の開口(23a)周縁には上方に屈折されて環状の折返
片(23b)がL字状に形成されている。
上記駆動機構(4)は、第5図に示すように、ギャード
モータ(41)にウォームギヤ(42)及びベルト伝動機構
(43)が連結されて成り、該ギャードモータ(41)はモ
ータ本体(41a)が上記モータ取付板(24)に固定支持
されると共に、駆動軸(41b)が上面壁(35)と平行に
なるように横設され、該モータ本体(41a)の厚さ(第
3図上下方向高さ)に対応してケーシング(3)の高さ
が形成されている。
上記ウォームギヤ(42)は、ウォーム(42a)が上記駆
動軸(41b)に嵌合固定されると共に、該ウォーム(42
a)に嵌合するウォームホイール(42b)が半円状の上記
案内壁(36)と平坦な右方の側壁(33)とにより生ずる
間隙を利用してシャフト(44)に嵌合されて設けられて
いる。該シャフト(44)は上記左方の側壁(33)に固定
された上部受板(45)と下部受板(23)とに軸受(44
a),(44a)を介して上下方向に支持されており、上部
に上記ウォームホイール(42b)が固定されている。更
に、上記シャフト(44)には下端部のフランジ(44b)
に嵌合載置して上記ベルト伝動機構(43)のタイミング
プーリ(46)が嵌合されている。該タイミングプーリ
(46)には外周面に歯部が形成されて歯付ベルト(47)
が掛入されると共に、内周部の凹部(46a)と上記ウォ
ームホイール(42b)との間には圧縮スプリング(48)
が介設されており、該圧縮スプリング(48)のバネ力に
よってタイミングプーリ(46)がシャフト(44)のフラ
ンジ(44b)に圧接され、該タイミングプーリ(46)が
シャフト(44)に対してスリップ可能に嵌合されてい
る。
一方、上記回動機構(5)は、回転筒(51)にエルボ
(52)を介して上記排気ダクト(16)が連結されてな
り、該回転筒(51)は回転筒本体(51a)の上部が上記
環状ガイド部(37)に嵌合されると共に、下部が上記下
部受板(23)の折返片(23b)に外嵌されて上下方向に
支持されている。そして、上記回転筒本体(51a)の上
端面内周部には上記開口(35a)に臨む環状延長片(51
b)が上方に連続形成される一方、上部外周面には帯状
突起(51c)が、下部外周面には歯部(51d)が夫々形成
されており、該歯部(51d)には上記ベルト伝動機構(4
3)のベルト(47)が掛入されている。
更に、上記回転筒本体(51a)の上端面と上面壁(35)
との間には上部スラストシート(53)が、下端面と下部
受板(23)との間には下部スラストシート(54)が夫々
介設され、回転筒本体(51a)が上記下部受板(23)の
バネ力で上方に押圧されて上下両端面が密封されてい
る。また、上記回転筒本体(51a)の上部外周面と環状
ガイド部(37)との間には上部ラジアルシート(55)
が、下部内周面と折返片(23b)との間には下部ラジア
ルシート(56)が夫々介設されている。
更にまた、上記回転筒本体(51a)の上部内周面にはエ
ルボ(52)を固定する3つの取付フランジ(57),(5
7),(57)が突設されており、該取付フランジ(5
7),(57),(57)は130゜及び100゜等の不等間隔に
設けられている。また、上記エルボ(52)は、回転筒
(51)より斜め前方上部に向って延び、下端部が回転筒
(51)の環状延長片(51b)に嵌合されるとともに、上
端部に排気ダクト(16)が嵌合されている。そして、該
エルボ(52)は下部内周面に膨出形成された固定柱(5
8),(58),(58)と上記取付フランジ(57),(5
7),(57)とをビス等で固定して回転筒(51)に連結
されている。
一方、上記案内壁(36)には、第6図に示すように、切
欠き(6)が下部に形成され、該切欠き(6)に臨むス
トッパ(61)が上記回転筒本体(51a)の上部外周面に
突起されている。そして、上記切欠き(6)の両側端面
はストッパ(61)が当接する停止面(61a),(61a)に
構成され、該切欠き(6)とストッパ(61)とによって
回転筒(51)、つまり、排気ダクト(16)の回動を強制
的に制限するようにしており、その回動範囲は例えば11
0度に設定されている。
また、上記モータ本体(41a)の前方には排気ダクト(1
6)の回動範囲(排気領域)を規制する第1及び第2リ
ミットスイッチ(7a),(7b)が設けられている。該両
リミットスイッチ(7a),(7b)は周知のマイクロスイ
ッチ等で構成され、半円状の上記案内壁(36)と平坦な
右方の側壁(32)とにより生じる間隙を利用して設けら
れており、該右方の側壁(32)に連設された支持片(3
9)に取付けられている。しかして、上記各リミットス
イッチ(7a),(7b)のプローブ(71a),(71b)は上
記回転筒本体(51a)におけるストッパ(61)下方の外
周面に上下2箇所で接触するように設けられている。
一方、また、上記回転筒本体(51a)の外周面には、第
7図及び第8図に示すように、上記プロープ(71a),
(71b)が当接する第1突起(62)と第2突起(63)と
が設けられている。該両突起(62),(63)は回転筒本
体(51a)の軸方向(上下方向)に形成されており、第
1突起(62)が排気ダクト(16)の回動範囲の右端制限
位置に、第2突起(63)が左端制限位置に夫々設けられ
ている。さらに、上記第1突起(62)は第2突起(63)
より下方に長く形成され、該第1突起(61)は両リミッ
トスイッチ(7a),(7b)のプローブ(71a),(71b)
が当接するように、第2突起(63)は第2リミットスイ
ッチ(7b)のプローブ(71b)のみが当接するようにそ
れぞれ形成されていて、該両リミットスイッチ(7a),
(7b)の位置信号によりギャードモータ(41)が正逆転
制御され、排気ダクト(16)が回動動作するように構成
され、該回動範囲が上記切欠き(6)による回動範囲よ
りやや小さく、例えば100度に設定されている。
一方、上記排気ダクト(16)の先端上部には前方の作業
者等の人体を検知する人検知手段である1つの人検知セ
ンサ(8A)が取付けられており、該人検知センサ(8A)
は、第9図及び第10図に示すように、互いに所定角度θ
の開き角度でフレーム(65)に固定された発光手段で
ある1対の発光素子(H1),(H2)と、該1対の発光素
子(H1),(H2)の中央に、つまり両素子(H1),
(H2)とそれぞれ一定の設定角θ1を有するように
フレーム(65)に固定された受光手段である受光素子
(J)とよりなり、上記発光素子(H1),(H2)から発
光された赤外線の反射が受光素子(J)で検出されるよ
うになされている。ただし、本実施例では、θ=θ
=θ、したがって、θ=2θに設定されている。
ここで、上記発光素子(H1),(H2)はいずれも所定の
指向角度±θを有するようにつまり発光する赤外線の
一定レベル以上の強度を有する方向が一定角度±θ
内に限定されるようになされた指向性を有している。ま
た、上記受光素子(J)も同様に赤外線を検知し得る入
光方向の範囲が所定の指向角度±θに限定される指向
性を有するものである。そして、上記設定角度θと指向
角度±θH,±θとの関係は、 θ<θ<θ+θ となるように定められている。
また、吹出ダクト(17)の先端上部にも、上記人検知セ
ンサ(8A)と同様な構成の人検知センサ(8B)が配設さ
れており、該人検知センサ(8B)からの人検知信号基づ
き制御ユニット(73)が吹出ダクト(17)のダクト駆動
手段(2B)を駆動制御して、空調風を特定方向に向けて
吹出す固定モード及び吹出ダクト(17)を所定角度範囲
で回動させる自動首振りモードのほか、空調対象者に対
して常時空調風を吹付ける人追尾モードも取り得るよう
になっている。
第11図は上記スポットエアコン(1)の制御ブロック図
を示しており、上記人検知センサ(8A)が出力する人検
知信号は制御ユニット(73)に含まれるA/D変換器(7
4)でデジタル信号に変換されてCPU(75)に入力され、
第1及び第2リミットスイッチ(7a),(7b)が出力す
る位置信号も入力されるように構成されている。
また、上記制御ユニット(73)には、後述する制御フロ
ーを実現するためのプログラムデータを予め記憶したRO
M及び処理データを記憶するRAMより成るメモリ(77)が
CPU(75)に接続されて設けられている。また、上記ダ
クト駆動手段(2A)ギャードモータ(41)の右回転用駆
動回路(78)及び左回転用駆動回路(79)がCPU(75)
に接続されて設けられ、上記キャードモータ(41)は、
後述する制御フローに示すように、人検知センサ(8A)
の人検知信号及び移動に応答して排気ダクト(16)が回
避するように、CPU(75)の出力信号に基づいて右回転
用及び左回転用駆動回路(78),(79)により正逆転制
御されるように構成されている。
続いて、上記スポットエアコン(1)の人体回避動作を
第12図に沿って説明する。
まず、スタートすると、人検知センサ(8A)の出力すな
わち人検知信号、移動信号があるか否かを判定し(ステ
ップST1)、出力がなければ、排気ダクト(16)は排気
回避対象者には向けられていないので、MDすなわちダク
ト駆動手段(2A)のギャードモータ(41)を停止して、
排気ダクト(16)は停止状態に保たれる(ステップST
2)。
一方、出力がある場合には、ステップST3に移り、第1
タイマ(TM1)を歩進させた後、ステップST4に移り、該
第1タイマ(TM1)が予め設定された遅延時間(t1)を
経過したか否かが判定され、該遅延時間(t1)が経過す
るまでリターンする。この遅延時間(t1)は例えば1秒
に設定されており、例えば排気回避対象者が人検知セン
サ(8A)の監視領域に侵入し、即座に離れる場合、排気
ダクト(16)が移動しないようにし、例えば1秒間は現
状を維持するようにするものである。
その後、上記遅延時間(t1)が経過すると、ステップST
4よりステップST5に移り、空調対象者が停止している
か、右方向に移動したか、左方向に移動したかが判定さ
れ、上記人検知センサ(8A)の出力信号に基づき、上述
したステップST105及びST110で人検知信号又は右移動信
号が出力されるとステップST6に、また、ステップST115
で左移動信号が出力されるとステップST7にそれぞれ移
ることになる。
そこで、先ず、この左移動の場合について、説明する
と、上記ステップST7において、排気ダクト(16)が右
端制限位置まで回動したか否かが判定され、該右端制限
位置まで回動していない場合、つまり、第1特記(62)
により両リミットスイッチ(7a),(7b)が出力してい
ない場合、右方向に回動可能であるので、ステップST7
よりステップST8に移り、ギャードモータ(41)を回転
させて排気ダクト(16)を右方向に回動させる。続い
て、ステップST9に移り、第1タイマ(TM1)及び第2タ
イマ(TM2)をリセットした後、リターンする。
一方、排気回避対象者が停止又は右方向に移動している
場合も同様であり、ステップST5よりステップST6に移
り、排気ダクト(16)が左端制御位置まで回動している
か否かが判定され、第2突起(63)による第1リミット
スイッチ(7a)の出力信号がない場合、ステップST6よ
りステップST10に移り、ギャードモータ(41)を逆方向
に回転駆動して排気ダクト(16)を左方向に回動させた
後、ステップST9に移り、上述した右回転時の場合と同
じ動作が行われる。
つまり、上記排気ダクト(16)による排気領域内に、排
気回避対象者が侵入すると、人検知センサ(8A)がそれ
を検出して、ステップST8及びST10でギャードモータ(4
1)を正逆転して排気ダクト(16)を排気回避対象者の
移動とは異なる方向に回動させて人体回避を行い、排気
回避対象者に排気が当たらないようになる。
一方、上記ステップST7及びステップST6において、排気
ダクト(16)が右端制限位置又は左端制限位置まで回動
している場合、排気回避対象者の移動方向と反対方向に
吹出ダクト(16)を回動できないので、ステップST6よ
りステップST10に、また、ステップST7よりステップST1
1に移り、第2タイマ(TM2)を歩進させる。その後、ス
テップST10からステップST12に、また、ステップST11か
らステップST13に移り、該第2タイマ(TM2)が予め設
定された停止時間(t2)を経過するまでステップST12又
はステップST13よりリターンし、この停止時間(t2)が
経過すると、ステップST12よりステップST8に、また、
ステップS13よりステップST10に移り、排気ダクト(1
6)を逆方向に回動してステップST9に移り、リターンす
る。
つまり、排気回避対象者が排気領域の端部に入ると、該
端部より離れる可能性が高いので、排気ダクト(16)を
端部制限位置で停止しておき、この停止時間(t2)の経
過後においても排気回避対象者が存在する場合のみ排気
ダクト(16)を回動させるようにしている。
次に、排気ダクト(16)の方向制御等の基本となる人検
知センサ(8A)の信号処理動作について、第13図の制御
フロー及び第14図の制御タイミングに基づき説明する。
第13図は、上記CPU(1)の制御内容を示し、ステップS
T101で右側の発光素子(H2)をオン状態(第14図(ii)
参照)にして赤外線を発光させ、ステップST102で受光
素子(J)の出力信号V2が設定値Vs以上か否かを判別す
る。そして、設定値VS以上であればステップST103で左
側の発光素子(H1)をオン状態(第14図(i)参照)に
して赤外線を発光させ、ステップST104で受光素子
(J)の出力V1が設定値Vs以上か否かをさらに判別す
る。その判別がYESの場合には、受光素子(J)の前方
に空調対象者が存在していると判断して、ステップST10
5で人検知動作を開始し、ステップ106で人検知信号を出
力した後、ステップST107で両受光素子(H1),(H2
からの信号が同時に受光素子(J)に入力状態になって
いることを示すセンサフラグ(STF)を「1」にセット
した後、ステップST101に戻る。
その後、上記フローを繰り返し、上記ステップST104に
おける判別が変化して受光素子(J)の出力V1が設定値
Vsよりも低いNOになった場合には、空調対象者が左側の
発光素子(H1)の指向角度範囲±θ外にあると判断し
て、さらに、ステップST108でセンサフラグ(STF)が
「1」か否かを判別し、YESであれば空調対象者が受光
素子(J)の前方に存在していた状態からの変化で前方
から右方への人移動であると判断して、ステップST109
で空調対象者が右に移動した右移動動作を開始し、ステ
ップST110で右移動信号を出力する。
一方、上記ステップST102における判別が受光素子
(J)の出力V2が設定値Vsよりも低いNOの場合には、ス
テップST110で左側の発光素子(H1)をオン状態にし
て、ステップST112で受光素子(J)の出力V1が設定値V
s以上か否かを判別する。そして、判別結果がYESの場合
には、さらにステップST113でセンサフラグ(STF)が
「1」か否かを判別し、「1」であれば、空調対象者が
受光素子(J)の前方に存在していた状態からの変化で
あると判断して、ステップST114で空調対象者が左方に
移動した左移動動作を開始し、ステップST115で左移動
信号を出力する。
以上の他の場合、つまり、ステップST102およびST112に
おける判別がいずれもNOで両発光素子(H1),(H2)の
オン状態時にも受光素子(J)の出力V1,V2が設定値Vs
以上でない場合、あるいは、上記ステップST108,ST113
における判別がそれぞれNOで人検知状態でない時におけ
る一方の受光素子(H1又はH2)からの赤外線が入光した
場合には、ステップST116で「人検知なし」の動作を開
始し、ステップST117で人未検知信号を出力する。
そして、上記フローを終えると、ステップST118でセン
サフラグ(STF)を「0」にして、ステップST101に戻っ
て上記フローを繰り返す。
尚、本実施例は移動自在なスポットエアコン(1)につ
いて説明したが、本発明はダクト式スポットエアコンに
適用してもよい。
また、人検知センサ(8A),(8B)としては、赤外反射
式センサのほか、超音波式センサや焦電式センサなどを
用いることもできる。
(発明の効果) 請求項(1)の発明によれば、排気が常に作業者などの
排気回避対象者を回避することとなり、快適性が向上
し、あらゆる場所に設置することが可能となる。
請求項(2)の発明によれば、排気が作業者等を回避し
ているときには,ダクト駆動手段は停止しているので、
焦エネの点で特に有利である。
請求項(3)の発明によれば、排気ダクト前方の作業者
等の排気回避対象者を検知するので、人検知手段の出力
によって排気を正確に作業者などから回避することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は及び第2図はそれぞれスポットエアコンの断面
側面図及び断面背面図。第3図はダクト駆動手段の拡大
縦断面図、第4図は第3図IV−IV線における断面図、第
5図は第4図V−V線における断面図、第6図は第3図
VI−VI線における断面図、第7図は第3図VII−VII線に
おける断面図、第8図は第3図VIII−VIII線における断
面図、第9図は人検知センサの断面図、第10図は発光素
子と受光素子との配置関係を示す説明図、第11図はスポ
ットエアコンの制御ブロック図、第12図は排気ダクトの
制御の流れを示す流れ図、第13図は人検知センサの信号
処理を示す制御フロー図、第14図は同信号の出力タイミ
ング図である。 1……スポットエアコン 2A……ダクト駆動手段 8A……人検知センサ(人検知手段) 12……空調機本体 16……排気ダクト 41……ギャードモータ 75……CPU(制御手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内空気を吹込み空調空気を生成し排気を
    排出する空調機本体(12)を有するスポットエアコンに
    おいて、上記空調機本体(12)に取付けられ排気を吹出
    す排気ダクト(16)と、該排気ダクト(16)側に配設さ
    れ前方の排気回避対象者を検知する人検知手段(8A)
    と、排気ダクト(16)を回動させる排気ダクト駆動手段
    (2A)と、上記人検知手段(8)よりの人検知信号に基
    づき排気ダクト駆動手段(2A)を駆動して排気回避対象
    者とは異なる方向に排気を吐出すように制御する制御手
    段(75)とを有することを特徴とするスポットエアコン
    の排気装置。
  2. 【請求項2】制御手段(75)は、人検知手段(8A)より
    の人検知信号があるときに排気ダクト駆動手段(2A)を
    駆動し、人検知信号のないときには排気ダクト駆動手段
    (2A)の駆動を停止させるところの請求項(1)記載の
    スポットエアコンの排気装置。
  3. 【請求項3】人検知手段(8A)が、排気ダクト(16)の
    先端部に配設されているところの請求項(1)記載のス
    ポットエアコンの排気装置。
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