JPH0788964B2 - スポットエアコン - Google Patents

スポットエアコン

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JPH0788964B2
JPH0788964B2 JP1108282A JP10828289A JPH0788964B2 JP H0788964 B2 JPH0788964 B2 JP H0788964B2 JP 1108282 A JP1108282 A JP 1108282A JP 10828289 A JP10828289 A JP 10828289A JP H0788964 B2 JPH0788964 B2 JP H0788964B2
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elbow
air conditioner
mounting
rotary cylinder
air
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憲 瀧川
直文 竹中
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、局所冷房等を行うスポットエアコンに関し、
特に空調空気を吹出す少なくとも2つの吹出ダクトを有
するスポットエアコンに係るものである。
(従来の技術) 一般に、各種工場などにおいては局所冷房を行うスポッ
トエアコンが設けられて作業環境の向上が図られつつあ
る。
このようなスポットエアコンとしては、複数の空調対象
者である作業者に空調空気を吹付けるために、複数の吹
出ダクトを有するものが知られている。
また、例えば実開昭61−101333号公報に記載されるよう
に、ワゴンに搭載されたハウジング内に圧縮機、凝縮
器、蒸発器及び膨張機構を備えた冷媒回路が収納される
と共に、凝縮用ファン及び蒸発用ファンが収納されてな
り、上記蒸発器で熱交換した冷風はハウジングの上部に
連結された吹出ダクトより作業者に向って吹出され、局
所冷房を行うようにしている。さらに、上記吹出ダクト
は揺動筒に連結され、該揺動筒は直径方向のピンによっ
てハウジングに枢支されると共に、モータがリンク機構
を介して連結され、該モータを駆動して吹出ダクトを揺
動させ、広範囲の冷房を確保することが提案されてい
る。
(発明が解決しようとする課題) そこで、複数の吹出ダクトを有するスポットエアコンに
おいて、上述した実開昭61−101333号公報に記載の技術
を適用して、各吹出ダクトを揺動させることが考えられ
る。
しかしながら、単に複数の吹出ダクトを設けるだけで
は、吹出ダクトの揺動により、隣り合う吹出ダクト同士
が衝突するおそれがある。そのため、吹出ダクト同士が
衝突しないように、吹出ダクトの取付方向を変えなけれ
ばならず、部品点数が多くなるし、構造が複雑となる。
また、吹出ダクトごとに吹出方向が異なるように、各吹
出ダクトに対して専用の構造とすると、部品の取付けを
誤った場合の変更が面倒である。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、簡単な構造
で、少なくとも2つの吹出ダクトを、干渉させることな
く、駆動することができるスポットエアコンを提供する
ことを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、請求項(1)の発明は、第
1図乃至第3図並びに第8図及び第9図に示すように、
室内空気を吸込み空調空気を生成する空調機本体(12)
と、該空調機本体(12)に回動可能に取付けられ上記空
調空気を吹出す少なくとも2つの吹出ダクト(16)と、
該吹出ダクト(16)の基端部に取付けられたエルボ(5
2)と、駆動モータ(41)にて回動され上記エルボ(5
2)に連結された回転筒(51)とを有するスポットエア
コン(1)を前提とし、上記エルボ(51)または回転筒
(51)の一方に複数組の取付部(57A1)〜(57A3),
(57B1)〜(57B3),(57C1)〜(57C3)が、上記エル
ボ(51)または回転筒(51)の他方に上記取付部(57
A1)〜(57A3),(57B1)〜(57B3),(57C1)〜(57
C3)に対応した固定柱(58),(58),(58)がそれぞ
れ形成されていることを特徴とするものである。
請求項(2)の発明は、第8図に示すように、エルボ
(51)または回転筒(51)の一方に形成された複数組の
取付部(57A1)〜(57A3),(57B1)〜(57B3),(57
C1)〜(57C3)は不等角度間隔に形成され、その不等角
度間隔に対応して固定柱(58),(58),(58)が不等
角度間隔に形成されている。しかして、請求項(3)の
発明は、エルボ(51)または回転筒(51)の一方に形成
された複数組の取付部(57A1)〜(57A3),(57B1)〜
(57B3),(57C1)〜(57C3)は3組で、各組は、吹出
ダクト(16)が正面となる位置と、その位置に対して左
右に等角度間隔ずれた位置に配置されている。
(作用) 請求項(1)の発明によれば、回転筒(51)またはエル
ボ(52)の一方に形成された複数組の取付部(57A1)〜
(57A3),(57B1)〜(57B3),(57C1)〜(57C3)の
うちの1組の取付部(57A1)〜(57A3),(57B1)〜
(57B3),(57C1)〜(57C3)に対して、回転筒(51)
またはエルボ(52)の他方に形成された固定柱(58),
(58),(58)が取付けられる。
請求項(2)の発明によれば、回転筒(51)またはエル
ボ(52)の一方に不等角度間隔で形成された各組の取付
部(57A1)〜(57A3),(57B1)〜(57B3),(57C1
〜(57C3)に、その不等角度間隔に対応して回転筒(5
1)またはエルボ(52)の他方に形成された固定柱(5
8),(58),(58)が、誤りなく取付けられる。
請求項(3)の発明によれば、回転筒(51)またはエル
ボ(52)の一方にに形成された取付部(57A1)〜(57
A3),(57B1)〜(57B3),(57C1)〜(57C3)は3組
で、吹出ダクト(16)が正面となる位置と、その位置に
対して左右に等角度間隔ずれに位置に配置され、左右に
等角度間隔ずれに位置に吹出ダクト(16)を取付けれ
ば、2つの吹出ダクト(16)は干渉しない位置に配置さ
れる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
スポットエアコンの全体構成を示す第1図及び第2図に
おいて、(1)はスポットエアコンであって、各種工場
などに設けられ、作業者等の空調対象者に冷風を吹き付
けて局所冷房を行うものである。
上記スポットエアコン(1)は、キャスタ(11a)を有
するワゴン(11)に空調機本体(12)が搭載されて移動
自在に構成されており、該ワゴン(11)は上段部(11
b)と下段部(11c)との2段に形成されている。そし
て、上記空調機本体(12)は圧縮機(12a)、凝縮器(1
2b)、膨張機構(図示省略)及び蒸発器(12c)が冷媒
配管で接続されて成る冷媒回路(図示省略)を備えてお
り、該圧縮機(12a)は上記ワゴン(11)の下段部(11
c)に設置され、該ワゴン(11)の下段部(11c)には圧
縮機(12a)の他にドレンタンク(13)及び電気ボック
ス(14)等が空調機本体(12)のハウジング(15)内に
収納されて設置されている。
上記ワゴン(11)の上段部(11b)にはハウジング(1
5)内の両側部に上記凝縮器(12b)と蒸発器(12c)と
が設けられると共に、中央部には1台のモータ(12d)
に凝縮用のファン(12e)と蒸発用のファン(12f)とが
連結されて収納されている。更に、上記ハウジング(1
5)の上面板(15a)には凝縮側排気口(15b)が開設さ
れると共に、1対の吹出ダクト(16),(16)がダクト
駆動手段(2),(2)を介して回動自在に取付けら
れ、該吹出ダクト(16),(16)は風向が変更自在なフ
レキシブルパイプで形成されていて上記蒸発用のファン
(12f)の吐出口(12g)に上記ハウジング(15)の上面
板(15a)を介して連通されている。そして、上記両フ
ァン(12e),(12f)の駆動によりハウジング(15)の
一側面より流入した室内空気は凝縮器(12b)で熱交換
して温風となり、排気口(15b)より上方に排出される
一方、ハウジング(15)の他側面より流入した室内空気
は蒸発器(12c)で熱交換して冷風となり、吹出ダクト
(16),(16)より空調対象者に向って吹出すように構
成されている。
なお、(17)は蒸発器(12c)の下部に設けられたドレ
ンパンであって、上記ドレンタンク(13)に連通されて
上記蒸発器(12c)のドレンをドレンタンク(13)に導
いている。
上記ダクト駆動手段(2)は、第3図及び第4図に示す
ように、上記ハウジング(15)の上面板(15a)に取付
けられたケーシング(3)内に収納された駆動機構
(4)と回動機構(5)とにより構成されている。
上記ケーシング(3)は、具体的には、第7図におい
て、右半部に側壁(31),(32),(33)にて囲まれた
駆動機構収納部(21)が配設され、左半部に略半円状の
側壁(34)で囲まれた回動機構収納部(22)とが形成さ
れ、該駆動機構収納部(21)と回動機構収納部(22)と
の間及び回動機構収納部(22)の冷風吹出側の4つの取
付ボス部(73a),(73b),(73c),(73d)におい
て、上記ケーシング(3)がハウジング(15)に取付固
定されている。
また、上記駆動機構収納部(21)は、ギャードモータ
(41)が取付けられるモータ取付部(21A)と、電子制
御ユニット(25)、設定スイッチ板(26)及び中継ぎハ
ーネス(27A)等が配設される制御部(21B)とから構成
され、中空状のカバー部材(61)にて上側が覆われてい
る。
上記カバー部材(61)の内部は、第5図及び第6図に示
すように、下方になるにしたがって薄くなった隔壁(61
a)にて、モータ取付部(21A)と制御部(21B)に対応
してモータ室としての第1室(62)と制御室としての第
2室(63)とに2分割され、1つの壁部(61b)の外側
下部には、ケーシング(3)への取付けのための取付部
(64),(64)が突設されている。
また、カバー部材(3)の上壁(65)の第1室(62)側
の部分は、隔壁(61a)に平行に延びる空気排出口とし
ての複数のスリット(66)が形成され、下部には、取付
部(64),(64)が突設されている壁部(61b)を除く
他の2つの壁部(61c),(61d)に空気取入口(67),
(68)が排出口(15b)に隣接するように開設されてい
る。一方、上壁(65)の第2室(63)側の部分には凹部
(69)が形成され、該凹部(69)内に内部の設定スイッ
チ板(26)のつまみ(26a)が突出する開孔(70),(7
0)が開設されている。
上記ケーシング(3)の上面壁(35)には回動機構
(5)が貫通する開口(35a)が前部に穿設されると共
に、上面壁(35)の内面(下面)には回動機構(5)の
案内壁(36)がやや下方に突出して形成されている。案
内壁(36)は開口(35a)に近接し、上記前方の側壁(3
4)と連続して案内壁(36)と前方の側壁(34)の上端
部とにより回動機構(5)の環状ガイド部(37)を構成
している。(38)はカバー部材(61)の取付部(64)が
取付けられるケーシング(3)の固定部である。
また、上記各側壁(31)〜(34)及び案内壁(36)には
駆動機構(4)及び回動機構(5)の下部受板(23)を
固定する複数個の固定柱(図示せず)が連続して形成さ
れており、該下部受板(23)には蒸発用のファン(12
f)の吐出口に連通する開口(23a)が穿設されている。
開口(23a)は上記上面壁(35)の開口(35a)と同心上
に形成されると共に、該下部受板(23)の開口(23a)
周縁には上方に屈曲されて環状の折返片(23b)がL字
状に形成されている。
上記駆動機構(4)は、第3図に示すように、ギャード
モータ(41)の出力軸(41b)に連結軸(42)及びベル
ト伝動機構(43)が連結されてなり、該ギャードモータ
(41)はギヤヘッド(41c)が上記上面壁(35)に固定
支持されると共に、出力軸(41b)が上面壁(35)に略
直交するように立設されている。
これによって、ギャードモータ(41)が収納される第1
室(62)は、隔壁(61a)によって第2室(63)と、モ
ータ取付面(41d)によって回動機構(5)のあるケー
シング(3)の内部空間と隔離されている。なお、第7
図において、(71)はモータ取付孔、(72)は電子制御
ユニット取付孔である。
上記連結軸(42)は、第10図に示すように、出力軸(41
b)に六角穴付止めネジ(44)にて取付固定されるモー
タ側上側軸(45)と、ベルト伝動機構(43)のタイミン
グプーリ(46)が摺動可能に挿嵌されるプーリ側下側軸
(47)とに2分割されている。
上記プーリ側下側軸(47)の下端突出軸部(47a)は下
部受板(23)に軸受(48)を介して上下方向に支持され
ている。したがって、連結軸(42)は1つの軸受(48)
のみで支承されていることになる。
また、上側軸(45)は、第11図に示すように、大径部
(45a)と小径部(45b)とからなり、大径部(45a)か
ら小径部(45b)の途中まで、出力軸(41b)が嵌挿され
る嵌挿孔(45c)が設けられ、小径部(45b)側端面(45
d)から上記嵌挿孔(45c)端部まで下側に開口する切欠
き(45e)が形成されている。しかして、上記嵌挿孔(4
5c)に嵌挿された出力軸(41b)は、ネジ孔(45f)に螺
合される止めネジ(44)にて固定され、切欠き(45e)
には下側軸(47)に嵌挿されたピン部材(49)が嵌合さ
れ、上側軸(45)と下側軸(47)との連結の際、切欠き
(45e)と後述の空転機構(7)のピン部材(49)との
関係で、両軸(45),(47)の軸心のずれを吸収する自
在継ぎ手機構(6)が構成されている。
さらに、上記プーリ側下側軸(47)には下端部のフラン
ジ(47b)に嵌合載置して上記ベルト伝動機構(43)の
タイミングプーリ(46)が嵌合されている。タイミング
プーリ(46)には外周面の歯部(46a)が形成されて歯
付ベルト(28)が掛入されると共に、下側軸(47)の外
周で、かつタイミングプーリ(46)の内側凹部(47c)
と下側軸(47)の上部に嵌挿されピン部材(49)にて規
制されたスプリング座(29)との間に圧縮スプリング
(30)が介設されており、該圧縮スプリング(30)のバ
ネ力によってタイミグプーリ(46)が下側軸(47)のフ
ランジ(47b)に圧接され、該タイミングプーリ(46)
が下側軸(47)に対してスリップ可能に嵌合され、ギャ
ードモータ(41)の空転機構(7)が構成されている。
なお、(27B)は中継ぎハーネスである。
一方、上記回動機構(5)は、回転筒(51)にエルボ
(52)を介して上記吹出ダクト(16)が連結されてな
り、該回転筒(51)は回転筒本体(51a)の上部が上記
環状ガイド部(37)に嵌合されると共に、下部が上記下
部受板(23)の折返片(23b)に外嵌されて上下方向に
支持されている。
そして、上記回転筒本体(51a)の上端面内周部には上
記開口(35a)に臨む環状延長片(51b)が上方に連続形
成される一方、上部外周面には帯状突起(51c)が、下
部外周面には歯部(51d)が夫々形成されており、該歯
部(51d)には上記ベルト伝動機構(43)の歯付ベルト
(28)が掛入されている。
更に、上記回転筒本体(51a)の上部とケーシング
(3)との間には上部スライディングシート(53)が、
回転筒本体(51a)の下部と下部受板(23)との間には
下部スライディングシート(54)が夫々介設され、回転
筒本体(51a)が上記下部受板(23)のバネ力で上方に
押圧されて上下両端面が密封されている。
更にまた、上記回転筒本体(51a)の上部内周面には、
第8図に示すように、エルボ(52)を固定する3組の取
付フランジ(57A1)〜(57A3),(57B1)〜(57B3),
(57C1)〜(57C3)が突設されており、該各組の取付フ
ランジ(57A1)〜(57A3),(57B1)〜(57B3),(57
C1)〜(57C3)は3つ1組で構成され、130゜、130゜及
び100゜の不等角度間隔に設けられている。
すなわち、左側を正面として、正面に吹出ダクト(16
A),(16B)を向けることができるように、正面位置に
1つの取付フランジ(57A1)を、該取付フランジ(57
A1)に対して左右にα=α=130゜ずれた位置に取
付フランジ(57A2),(57A3)を配設して第1の組が構
成され、該第1の組の取付フランジ(57A1)〜(57A3
に対して、それと同一の角度関係で左側に全体がβ
40゜ずれた位置関係で第2の組の取付フランジ(57B1
〜(57B3)が、同一の角度関係で右側に全体がβ=40
゜ずれた位置関係で第3の組の取付フランジ(57C1)〜
(57C3)がそれぞれ配置されている。
また、上記エルボ(52)は第3図及び第9図に示すよう
に、回転筒(51)より斜め前方上部に向って延び、下端
部が回転筒(51)の環状延長片(51b)に嵌合されると
ともに、上端部に吹出ダクト(16A)が嵌合されてい
る。そして、該エルボ(52)には、下部内周面に、上記
回転筒本体(51a)の第1乃至第3の組の組付フランジ
(57A1)〜(57A3)と同様の角度関係で固定柱(58),
(58),(58)が膨出形成され、該固定柱(58),(5
8),(58)と回転筒本体(51a)のいずれかの組の取付
フランジ(57A1)〜(57A3)、(57B1)〜(57B3),
(57C1)〜(57C3)とをビス等で連結することにより、
回転筒(51)に固定されている。なお、吹出ダクト(1
6)の内周面上側には中継ぎハーネス(27C)がプッシュ
リベット(59),(59)によって取付けられている。
一方、上記各吹出ダクト(16)の先端上部には前側部材
(81)と後側部材(82)とがビス(83)によって接合さ
れてなり前方の空調対象者を検知する人検知手段である
1つの人検知センサ(8)を収納するセンサ収納ケーシ
ング(84)が取付けられている。
上記人検知センサ(8)は、所定の開き角度θでもっ
てセンサホルダー(82)に固定された1対の発光素子
(H1),(H2)と、該1対の発光素子(H1),(H2)の
間の中央につまり両発光素子とそれぞれ一定の設定角度
θ1を有するように固定された発光素子とよりなり
(第18図参照)、上記発光素子(H1),(H2)から発光
された赤外線の反射が受光素子で検出されるようになさ
れている。なお、本実施例では、θ=θ=θ、した
がってθ=2θである。
上記発光素子及び受光素子は、第12図及び第17図に示す
ように、センサホルダー(85)を介してプリント基板
(86)に取付けられ、上記センサ収納ケーシング(83)
上側に位置し前側部材(81)及び後側部材(82)の空間
部(81a),(82a)からなる収納部(84a)内に収納さ
れ、上記前側部材(81)に取付けられセンサ保護板(8
7)が装着される検出窓部(81b)に臨んでいる。また、
プリント基板(86)の後部には可変抵抗器(89)の軸部
(89a)が後側部材(82)の空間部(82a)後壁部の開孔
(82b)より突出し、平座金(90)及びナット(91)を
介してつまみ(92)(第4図参照)が取付けられてい
る。
上記センサホルダー(85)は、第13図乃至第15図に示す
ように、前面(93a)が傾斜し該前面(93a)にセンサシ
ール材(93b)が装着されたホルダー本体(93)と、該
ホルダー本体(93)の後部より左右に延びる延長部(94
A),(94B)と、ホルダー本体(93)の中央部より後方
に突出する中央突出部(95)と、該中央突出部(95)の
左右においてホルダー本体(93)より後方に突出する左
右突出部(96A),(96B)とからなる。
左右突出部(96A),(96B)より前面(93a)に掛け
て、軸線が所定の開き角度をなすように貫通孔(97
a),(97b)が形成され、該貫通孔(97a),(97b)に
発光素子が取付けられ、中央突出部(95)より前面(93
a)にかけての貫通孔(98)には受光素子が取付けられ
るようになっている。
これによって、発光素子及び受光素子が所定の相対取付
角度でもってプリント基板(86)に取付けられ、該プリ
ント基板(86)は、センサホルダー(85)の中心が吹出
ダクト(16A),(16B)の軸心と一致するように取付け
られることになる。
左右突出部(96A),(96B)には、第15図に詳細を示す
ように、軸線方向にスリット(96A),(96b)が形成さ
れ、左右突出部(96A),(96B)の後部にそれぞれ冠状
のセンサカバー(99)(第16図参照)の凹部(99a)を
取付けることで発光素子を固定するようになっている。
なお、センサカバー(99)には、発光素子のリード線が
挿通される開孔(99b)が設けられている。
また、ホルダー本体(92)の上部には、人検知動作中で
あることを点灯により知らせるパイロットランプとして
の発光素子(100)が取付けられる取付部(101)が突設
され、該発光素子(100)は、保護カバー(88)を介し
て前側部材(81)の窓部(81c)に臨むようになってい
る。ホルダー本体(93)にはセンサホルダー(85)をプ
リント基板(86)の前部に取付けるための取付孔(102
A),(102B)が開設され、延長部(94A),(94B)に
はセンサホルダー(85)を前側部材(81)にビス(10
4)にて取付けるために切欠き(延長部(94A)について
切欠き(105A)のみ図示)が形成されている。また、プ
リント基板(86)には、発光手段及び受光手段を構成す
る制御回路(106)、アース端子(107)等が取付けられ
ている。
ここで、上記発光素子はいずれも所定の指向角度±θ
を有するようにつまり発光する赤外線の一定レベル以上
の強度を有する方向が一定角度±θ以内に限定される
ようになされた指向性を有している。また、上記受光素
子も同様に赤外線を検知し得る入光方向の範囲が所定の
指向角度±θに限定される指向性を有するものであ
る。そして、上記開き角度θと指向角度±θH,±θ
の関係は、 θ<θ<θ+θ となるように定められている。
つまり、第19図に示すように、両発光素子(H1),
(H2)と受光素子(J)との位置関係が、両者の指向角
度±θと±θの範囲が重なりあっていて発光素子
(H1)または(H2)から発光された赤外線が受光素子
(J)の指向角度±θの範囲に反射されるような少く
とも1つの平滑平面が存在するようになされるととも
に、両発光素子(H1),(H2)の指向角度±θの範囲
が互いに重なりあうことがなく、両発光素子(H1),
(H2)からの赤外線が同時に受光素子(J)に反射され
るような平滑平面が存在しないようになされている。
なお、詳細は省略しているが、図示しない制御手段によ
って、吹出ダクト(16A),(16B)が一定方向に向いた
まま固定されている固定モードと、吹出ダクト(16
A),(16B)が自動的に首振りする自動首振モードと、
吹出ダクト(16A),(16B)が空調対象者の移動に追従
して回動する人追尾モードとを取り得るようになってい
る。
上記のように構成すれば、ギャードモータ(41)を駆動
させると、該ギャードモータ(41)の回転は、複雑なリ
ンク機構を用いることなく、連結軸(42)及びベルト伝
動機構(43)を介して回転筒(51)に効率よく伝達さ
れ、該回転筒(51)が回動して、エルボ(52)したがっ
て吹出ダクト(16)を回動する。この回動は、従来のリ
ンク機構による揺動の場合と異なって、円滑に吹出ダク
ト(16)が回動するので、静粛性の点でも優れる。な
お、具体的には図示していないが、リミットスイッチ等
を用いて、吹出ダクト(16)の回動角度の規制がなされ
る。
また、ギャードモータ(41)にて回転される回転筒(5
1)の回転筒本体(51a)に複数組の取付部(57A1)〜
(57A3),(57B1)〜(57B3),(57C1)〜(57C3)が
形成され、上記吹出ダクト(16A),(16B)の基端部
に、上記取付部(57A1)〜(57A3),(57B1)〜(57
B3),(57C1)〜(57C3)に対応した固定柱(58),
(58),(58)が吹出ダク(16)の基端部のエルボ(5
2)に形成されているので、エルボ(52)を取付ける際
に、回転筒(51)の取付部(57A1)〜(57A3),(57
B1)〜(7B3),(57C1)〜(57C3)のうち、吹出ダク
ト(16)が干渉しない位置となるように取付部(57A1
〜(57A3),(57B1)〜(57B3),(57C1)〜(57C3
を選択することができ、簡単に吹出ダクト(16)の干渉
を回避できる。また,回転筒(51)の取付部(57A1)〜
(57A3),(57B1)〜(57B3),(57C1)〜(57C3)が
複数あるので、空調対象者の作業位置に応じてエルボ
(52)の取付位置の変更も容易に行うことができる。
特に、回転筒(51)の各組の取付部(57A1)〜(57
A3),(57B1)〜(57B3),(57C1)〜(57C3)は、不
等角度間隔で形成され、その不等角度間隔に対応してエ
ルボ(52)の固定柱(58),(58),(58)も形成して
いることから、特定組の取付部(57A1)〜(57A3),
(57B1)〜(57B3),(57C1)〜(57C3)を選択すれ
ば、それに対してエルボ(52)の固定柱(58),(5
8),(58)を、その取付方向を誤ることなく確実に取
付けることが可能となる。
また、回転筒(51)の取付部(57A1)〜(57A3),(57
B1)〜(57B3),(57C1)〜(57C3)を3組とし、それ
らを吹出ダクト(16)が正面となる位置と、その位置に
対して左右に等角度間隔ずれた位置に配置しているの
で、吹出ダクト(16)が正面となる位置の取付部(57
A1)〜(57A3)を選択し、エルボ(52)の固定柱(5
8),(58),(58)を取付ければ、吹出ダクト(16)
は正面を向くこととなる。また、左右に等角度間隔ずれ
た位置の取付部(57B1)〜(57B3),(57C1)〜(57
C3)を選択し、それぞれにエルボ(52)の固定柱(5
8),(58),(58)を取付ければ、吹出ダクト(16)
は回転時に互いに干渉しない位置に取付けられる。
よって、吹出ダクト(16)が2つの場合の左右の回転筒
(51)及びエルボ(52)の共通化が図られると共に、吹
出ダクト(16)が1つの場合と、2つの場合との回転筒
(51)及びエルボ(52)の共通化も図れる。
(発明の効果) 請求項(1)の発明は、回転筒またはエルボの一方に複
数組の取付部が形成され、上記回転筒またはエルボの他
方に、上記取付部に対応した固定柱が形成されているの
で、取付けの際に、回転筒またはエルボの一方に形成さ
れた取付部のうち、吹出ダクトが干渉しない位置となる
ように取付部を選択することができ、簡単に吹出ダクト
の干渉を回避でき、また、回転筒またはエルボの一方に
形成された取付部は複数組あるので、空調対象者の作業
位置に応じて吹出ダクトの取付位置の変更も容易に行う
ことができる。
請求項(2)の発明は、回転筒またはエルボの一方の取
付部は、各組とも不等角度間隔で形成され、その不等角
度間隔に対応して回転筒またはエルボの他方に固定柱を
形成していることから、特定組の取付部を選択すれば、
それに対して固定柱を、その取付方向を誤ることなく確
実に取付けることが可能となる。
請求項(3)の発明は、回転筒またはエルボの一方に形
成される取付部を3組とし、それらを吹出ダクトが正面
となる位置と、その位置に対して左右に等角度間隔ずれ
た位置に配置しているので、左右に等角度間隔ずれた位
置に2つの吹出ダクトをそれぞれ取付けることで,吹出
ダクトを干渉しない位置に取付けることができ、左右の
部品の共通化が図れる。また、吹出ダクトが1つの場合
との共通化も図れる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図はスポットエアコ
ンの横断面正面図、第2図は同縦断側面図、第3図はダ
クト駆動手段の拡大縦断面図、第4図は吹出ダクト及び
ダクト駆動手段の平面図、第5図及び第6図はカバー部
材の平面図及び縦断面図、第7図はケーシングの平面
図、第8図は回転筒の平面図、第9図はエルボの底面
図、第10図はモータとタイミングプーリとの間の連結構
造の断面図、第11図は上側軸の断面図、第12図は吹出ダ
クト先端部の分解図、第13図はセンサホルダーの側面
図、第14図は第13図のX−X線における断面図、第15図
は第14図のB方向矢視図、第16図はセンサカバーの断面
図、第17図はプリント基板の平面図、第18図は人検知セ
ンサの概略構成を示す図、第19図は発光素子と受光素子
との配置関係を示す図である。 1……スポットエアコン 12……空調機本体 16……吹出ダクト 41……ギャードモータ(駆動モータ) 51……回転筒 52……エルボ (57A)〜(57A)……取付フランジ (57B)〜(57B)……取付フランジ (57C)〜(57C)……取付フランジ 58……固定柱

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内空気を吸込み空調空気を生成する空調
    機本体(12)と、該空調機本体(12)に回動可能に取付
    けられ上記空調空気を吹出す少なくとも2つの吹出ダク
    ト(16)と、該吹出ダクト(16)の基端部に取付けられ
    たエルボ(52)と、駆動モータ(41)にて回動され上記
    エルボ(52)に連結された回転筒(51)とを有するスポ
    ットエアコン(1)において、上記エルボ(51)または
    回転筒(51)の一方に複数組の取付部(57A1)〜(57
    A3),(57B1)〜(57B3),(57C1)〜(57C3)が、上
    記エルボ(51)または回転筒(51)の他方に上記取付部
    (57A1)〜(57A3),(57B1)〜(57B3),(57C1)〜
    (57C3)に対応した固定柱(58),(58),(58)がそ
    れぞれ形成されていることを特徴とするスポットエアコ
    ン。
  2. 【請求項2】エルボ(51)または回転筒(51)の一方に
    形成された複数組の取付部(57A1)〜(57A3),(57
    B1)〜(57B3),(57C1)〜(57C3)は不等角度間隔に
    形成され、その不等角度間隔に対応して固定柱(58),
    (58),(58)が不等角度間隔に形成されているところ
    の請求項(1)記載のスポットエアコン。
  3. 【請求項3】エルボ(51)または回転筒(51)の一方に
    形成された複数組の取付部(57A1)〜(57A3),(57
    B1)〜(57B3),(57C1)〜(57C3)は3組で、各組
    は、吹出ダクト(16)の正面となる位置と、その位置に
    対して左右に等角度間隔ずれた位置に配置されていると
    ころの請求項(2)または請求項(3)記載のスポット
    エアコン。
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