JPH0788795A - スリッタナイフ - Google Patents

スリッタナイフ

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Publication number
JPH0788795A
JPH0788795A JP23608193A JP23608193A JPH0788795A JP H0788795 A JPH0788795 A JP H0788795A JP 23608193 A JP23608193 A JP 23608193A JP 23608193 A JP23608193 A JP 23608193A JP H0788795 A JPH0788795 A JP H0788795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slitter knife
cutting
glue
coating
knife
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP23608193A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Dewa
昭夫 出羽
Masahiro Nitta
正寛 新田
Masakazu Aoki
将一 青木
Yoshiaki Maruyama
善昭 丸山
Toshihide Kato
利英 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH0788795A publication Critical patent/JPH0788795A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 段ボールシートの切断において、長期間シー
トの切断品質を維持することができるスリッタナイフを
提供する。 【構成】 表面に非酸化物系皮膜3をコーティングした
スリッタナイフ1であって、切断中にこすられてクリー
ニング作用を受ける先端部の切刃4は、糊の付着がない
ためコーティングは研磨により除かれているが、皮膜3
がコーティングされているため上方部にも段ボールシー
ト切断の際での糊の付着は防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は段ボールシートを切断す
る円板状のスリッタナイフに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は段ボールシート5を高速回転する
円板状の従来のスリッタナイフ1’で所定の巾に切断し
ている状態を示したものである。スリッタナイフ1’は
長寿命が要求されるため、超硬材料(WC−Co)やジル
コニアなどの焼結セラミックスで作られている。この結
果寿命については、高速度鋼製などに比し大巾に改善さ
れている。また先端部4’は、切味を維持するために度
々研磨する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図5においてスリッタ
ナイフ1’の先端部4'(外周部)には糊の付着はない
が、少し離れた部分に糊Aの付着が生じ、これが段ボー
ルシート5のライナ5aにかえり7を生じさせ、段ボー
ルシートの切断品質を低下させていた。この糊Aは段ボ
ールシート5を構成するライナ5a,5cと、中芯5b
を接合するために用いられた糊6が、切断時に付着した
ものと思われる。なお、段ボールシート5の成形には澱
粉糊などの水溶性の糊が用いられている。以上のように
従来のスリッタナイフ1’では、常に切断する段ボール
シート5でこすられて付着する糊のクリーニング作用を
受ける先端部では糊の付着がなく、従ってナイフ1’の
切味については問題はなかった。しかしクリーニング作
用が弱い(既に切断された段ボールシートとの接触のた
めナイフへの押し付け力が低い)部分への糊Aの付着に
よる段ボールシートの切断品質の低下を如何に防ぐかが
問題であった。またナイフ1' に付着した糊Aは定期的
に装置を止めて除去していたため、装置の稼動効率等生
産性への影響も無視できなかった。本発明は前記従来の
問題を解決するために提案されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、表面
に非酸化物系皮膜をコーティングしてなるもので、これ
を課題解決のための手段とするものである。
【0005】
【作用】スリッタナイフの表面に非酸化物系皮膜をコー
ティングしたことにより、糊の付着を防止することがで
き、段ボールシートの切断品質を長期間維持することが
できる。またスリッタナイフに糊が付着しないので、付
着した糊の除去作業が省略でき、生産性の向上を図るこ
とができる。
【0006】
【実施例】以下本発明を図面の実施例により説明する
と、図1〜図3は本発明の1実施例のスリッタナイフ1
を示し、同スリッタナイフ1は外径D、内径d、厚さt
のリング状のもので、ボルト孔2を利用して図示しない
回転ホルダに取付け利用される。スリッタナイフ1は所
定の外径D、内径d、厚さtに仕上げ加工後、θ1 の角
度で先端部を尖らし、その後表面に非酸化物系の硬質皮
膜3をコーティングする。次に最先端部4を角度θ2
研磨加工し、切刃4を形成する。先端のRは切味を確保
するためには10μm以下が必要である。また使用によ
り先端が摩耗して切味が低下した場合は、θ2 の角度で
再研磨して切味を回復し、引続き使用する。以上のよう
にして切刃4の部分を除く段ボールシートとの接触部の
スリッタナイフ1の表面を、常に非酸化物系硬質皮膜で
被覆することにより糊の付着を防止し、段ボールシート
の切断品質を維持する。なお、コーティングの範囲は切
刃を除く全面をコーティングしているが、必要な範囲は
段ボールシートと接触する部分である。
【0007】本発明の特長とする点は、スリッタナイフ
1’の切刃4を除く表面を、非酸化物系硬質皮膜3でコ
ーティングし、糊の付着の起点を完全になくして付着の
防止を図るようにした点である。ところでジルコニアセ
ラミックスは勿論、超硬材料(WC−Co)のように90
%以上が非酸化物系セラミックスであるのに、10%程
度添加したバインダとしてのCo が酸化して酸化物とな
り、これが水溶性の糊の付着の起点となって切断品質を
低下させている。従って酸化物の占める面積を規制して
糊の付着防止を図ることは実質的に不可能であり、この
ため硬質皮膜で全面を被覆することが有効である。
【0008】以下本発明を下記具体例により詳述する。
図2及び図3に示す寸法を、D=320mmφ、d=28
0mmφ、t=1mm、θ1 =22°、θ2 =33°とした
スリッタナイフを、3種類の材質〔超硬(WC−12C
o)、Zr O2 、Zr O2 +Al23 〕で製作した後、表
面に非酸化物系硬質皮膜としてTiN、TiC、TiC
N、アモルファスカーボン、ダイヤモンド等を用いて夫
々コーティングし、糊付着防止効果を実験した。その結
果は表1の通りであり、何れの場合もコーティングなし
では、糊の付着が生じて切断品質が不良であったのに対
し、コーティングしたものでは糊の付着は軽微で、切断
品質が不良になることはなかった。なお、コーティング
プロセスとして、WC−12Co ‥‥PVDプロセス、
Zr O2 ,Zr O2 +Al23 ‥‥CVDプロセス、膜
厚3μm。
【表1】 以上の実施例においては、Ti系非酸化物、アモルファ
スカーボン、ダイヤモンドをコーティングしたが、その
他の非酸化物として用いたSi34 、SiC、WC、T
aC等も同様の効果が得られた。
【0009】本発明の実施例と比較するために示した図
4は、別形式のスリッタナイフについて、図1のA部拡
大図の図3に相当する断面を示したものである。図4は
切刃を形成するスリッタナイフ1’に、硬質芯材8を中
心に持つ軟質基材を用いたものである。3は軟質基材で
構成されているスリッタナイフ1’の外面に施工された
非酸化物系の硬質皮膜である。4の部分はθ2 の角度で
研磨したため、硬質皮膜3が除去された切刃である。さ
て図4のスリッタナイフ1’において、形状寸法は前記
本発明と同じ実験例と同じとし、鋼SCM440、硬質
芯材8をダイヤモンド膜でδ=5μmとしたスリッタナ
イフ1’において、表1と同様にコーティングの効果を
調べたところ、表1と同様に非酸化物系硬質コーティン
グにより糊の付着が防止され、切断品質が確保された。
【0010】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明は、スリ
ッタナイフの表面に非酸化物系皮膜をコーティングした
ことにより、糊の付着を防止することができ、段ボール
シートの切断品質を維持することができる。またスリッ
タナイフに糊が付着しないので、付着した糊の除去作業
を省略でき、生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るスリッタナイフの正面図
である。
【図2】図1の側断面図である。
【図3】図2のA部拡大図である。
【図4】図3と比較するために作られたスリッタナイフ
の先端部の拡大断面図である。
【図5】従来のスリッタナイフで段ボールシートを切断
する状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 スリッタナイフ 2 ボルト孔 3 非酸化物系硬質皮膜 4 切刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 善昭 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 加藤 利英 広島県三原市糸崎町5007番地 三菱重工業 株式会社三原製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に非酸化物系皮膜をコーティングし
    たことを特徴とするスリッタナイフ。
JP23608193A 1993-09-22 1993-09-22 スリッタナイフ Withdrawn JPH0788795A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23608193A JPH0788795A (ja) 1993-09-22 1993-09-22 スリッタナイフ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23608193A JPH0788795A (ja) 1993-09-22 1993-09-22 スリッタナイフ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0788795A true JPH0788795A (ja) 1995-04-04

Family

ID=16995445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23608193A Withdrawn JPH0788795A (ja) 1993-09-22 1993-09-22 スリッタナイフ

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JP (1) JPH0788795A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008238386A (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Seiko Epson Corp カッター刃、カッターユニット及び記録装置
JP2009023033A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Kayaba Ind Co Ltd スリッターナイフ
CN102922038A (zh) * 2012-11-23 2013-02-13 昆山兼房高科技刀具有限公司 纵切割刀
JP2017030087A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 昭和電工パッケージング株式会社 ノッチ形成刃

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Legal Events

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20001128