JPH07690U - スリッターナイフ - Google Patents

スリッターナイフ

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Publication number
JPH07690U
JPH07690U JP3453293U JP3453293U JPH07690U JP H07690 U JPH07690 U JP H07690U JP 3453293 U JP3453293 U JP 3453293U JP 3453293 U JP3453293 U JP 3453293U JP H07690 U JPH07690 U JP H07690U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slitter knife
tip
knife
recesses
coating
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3453293U
Other languages
English (en)
Inventor
昭夫 出羽
正寛 新田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP3453293U priority Critical patent/JPH07690U/ja
Publication of JPH07690U publication Critical patent/JPH07690U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再研磨後でも硬質のコーティング被膜が保持
され、切味の落ちないスリッターナイフを提供する。 【構成】 円板1の外周に複数の凹み2を形成し、この
部分に硬質被膜3をコーティングすると共に、凹みの巾
をa、凹みの深さをb、凹みの間の山の巾をc、円板の
外周先端のアールをRとした時、a≦0.5mm、b≦
0.4mm、c≦a、R≦10μmとすることにより、ナ
イフの側面を再研磨しても、切刃部分にコーティング層
が存在する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は段ボールシートを切断する紙工機械、抄紙機、印刷機用スリッターナ イフ等に適用できるスリッターナイフに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8、図9は走行する段ボールシートを一定巾に切断する従来のスリッターナ イフの概要を示し、その正面及び側面外観は図1及び図2と同様である。ここで 従来構造を図1及び図2に基づいて説明すると、1は鋼製或いは超硬鋼製などの 円板(ディスク)で、外径はDφ、中央にはdφの穴があり、回転する軸に取り 付けられるようになっている。また先端部4の断面形状は図2のB部に相当する 拡大図である図9に示すように、角度θで先端に向かって尖っており、更にその 先端のR寸法は、切断品質を保つために10μm以下程度にしておく必要がある 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このようなスリッターナイフで紙を切断した場合に、紙中に含まれるAl2 3 などによりスリッターナイフの先端部が摩耗してしまい、スリッターナイフ先 端のRが大きくなって切断品質が低下するため、この段階でスリッターナイフは 寿命となる。この場合のナイフの寿命を伸す方法としては、TiNやダイヤモン ドなどを先端部にコーティングして被膜5を形成する方法があるが、寿命を伸す ために厚くすると、今度は先端のRが大きくなって切味が悪くなる。 このためコーティング厚さとしては数μmになるが、この場合一回摩耗すると 、再研磨により先端部4のコーティング層がなくなり、先端部4の再研磨による ナイフの切味の再生は不可能であった。従ってスリッターナイフのコーティング による寿命の向上は余り期待出来なかった。 本考案は前記従来の課題を解決するために提案されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、円板の外周に複数の凹みをつけ、この部分に硬質被膜をコ ーティングしてなるもので、これを課題解決のための手段とするものである。
【0005】
【作用】
本考案は再研磨後も先端部の切刃部分に硬質被膜によるコーティング層を残し 、引続きコーティングによるスリッターナイフの寿命の向上を図るようにしたも ので、摩耗して先端のRが大きくなって切味が低下した時、ナイフの側面を研磨 しても、切刃部分にはコーティング層が存在していて、最初のような切味を有し 、スリッターナイフの寿命延長が可能となる。
【0006】
【実施例】
以下本考案を図面の実施例について説明すると、図1〜図6は本考案の実施例 を示し、再研磨後にも硬質被膜3を残すために、スリッターナイフの円板1の外 周先端部4に図3に示す如く複数の凹み2を設けてある。そしてこの凹み2の中 に硬質被膜3を形成するために、CVDプロセスなどによりTiNなどのコーテ ィングを行う。 なお、この場合硬質被膜3は再研磨後にも残り、摩耗寿命の向上は維持された が、凹み2の寸法によっては、紙粉の発生が多くなり、かつ凹み2内への紙繊維 の引っ掛かりによる切断品質の低下が発生することがある。 そこで凹み寸法を種々変更して、良好な切断品質の範囲を調査した結果、図5 のような結果を得た。即ち、a:凹み2の巾、b:凹み2の深さ、c:凹みの間 の山の巾とすると、a≦0.5mm、b≦0.4mmの範囲が良好であった。なお、 a≧0.5mm、の領域では紙粉の発生が顕著であり、b≧0.4mmの領域では凹 み2への紙繊維の引っ掛かりが起き、切断品質を低下させた。 この他cについては、c≧aとすると、紙粉の発生が多くなると共に、切断品 質が低下した。またコーティングのないcの増加は寿命低下につながる。このた めc≦aとすることが望ましい。なお、テストは材質超硬、コーティングTiN 5μm、D=300φmm、d=130φmm、h=1mm、θ=13°、500〜1 500r.p.m にて行った。
【0007】 次に本考案の第1の具体例について説明する。 D=300φmm、d=130φmm、h=1mm、θ=18°、円板1の材質:超 硬鋼、a=0.3mm、b=0.3mm、c=0.3mm、コーティングTiN5μm の場合、コーティングなしのもの(凹みなし、材質及びその他の寸法は同じ)に 比し、再研磨間隔が3〜5倍に、寿命は10倍程度向上した。また切断品質につ いては特に問題はなかった。
【0008】 次に第2の具体例について説明すると、図3の実施例では、凹み2は機械加工 によったが本具体例2では、ショットブラストで外周面にRmax=30〜50 μmの荒さを与え、この部分にTiNコーティング(5μm)を施工した。その 他の条件は前記と同じであった。この場合再研磨間隔、寿命共3〜5倍向上した 。勿論この場合も切断品質に問題はなかった。
【0009】 図6は図2のB部拡大図で、点線で示す初期状態から、摩耗後の実線の状態で 再研磨後も、コーティング層が残存していることが分かる。 図7は従来の場合のディスク外周先端部を示し、点線の初期の状態から、摩耗 後の実線の状態での再研磨後にはコーティング層が消失していることが分かる。
【0010】
【考案の効果】
以上詳細に説明した如く本考案によると、再研磨の間隔が長くなるため操業性 が向上すると共に、スリッターナイフの寿命を大巾に向上させることができる。 即ち、硬質コーティングの効果を、再研磨後においても保持できるため、これに よる長寿命化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すスリッターナイフの正面
図である。
【図2】図1の側側面図である。
【図3】図1のA部拡大図である。
【図4】図2のB部拡大図である。
【図5】切断品質とスリッターナイフの形状の関係を示
す説明図である。
【図6】本考案のスリッターナイフの先端の摩耗状態の
説明図である。
【図7】従来のスリッターナイフの先端の摩耗状態の説
明図である。
【図8】従来の場合の図1のA部に相当する部分の拡大
図である。
【図9】従来の場合の図2のB部に相当する部分の拡大
図である。
【符号の説明】
1 円板 2 凹み 3 硬質被膜 4 先端部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板の外周に複数の凹みを形成し、この
    部分に硬質被膜をコーティングしたことを特徴とするス
    リッターナイフ。
JP3453293U 1993-06-02 1993-06-02 スリッターナイフ Withdrawn JPH07690U (ja)

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JP3453293U JPH07690U (ja) 1993-06-02 1993-06-02 スリッターナイフ

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JP3453293U JPH07690U (ja) 1993-06-02 1993-06-02 スリッターナイフ

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JPH07690U true JPH07690U (ja) 1995-01-06

Family

ID=12416890

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JP3453293U Withdrawn JPH07690U (ja) 1993-06-02 1993-06-02 スリッターナイフ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013175968A1 (ja) * 2012-05-21 2013-11-28 ユニ・チャーム株式会社 トウを含む複数の繊維を有するウエブ部材の切断装置、及び切断方法
JP2018130792A (ja) * 2017-02-14 2018-08-23 株式会社東北田村工機 打抜き刃

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Effective date: 19971106