JPH0788743A - Nc旋盤におけるネジ切り加工方法 - Google Patents

Nc旋盤におけるネジ切り加工方法

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JPH0788743A
JPH0788743A JP16385192A JP16385192A JPH0788743A JP H0788743 A JPH0788743 A JP H0788743A JP 16385192 A JP16385192 A JP 16385192A JP 16385192 A JP16385192 A JP 16385192A JP H0788743 A JPH0788743 A JP H0788743A
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JP
Japan
Prior art keywords
thread cutting
tool
tail spindle
shape
tail
Prior art date
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Pending
Application number
JP16385192A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Morinaga
征二 森長
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamazaki Mazak Corp
Original Assignee
Yamazaki Mazak Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 NC旋盤で細長いワークのネジ切り加工を行
う場合に、テールスピンドルとネジ切り工具とを干渉さ
せずに加速距離を設け、正常なネジ切り加工を可能にす
るネジ切り加工方法を提供する。 【構成】 細長いワークの端部をテールスピンドルで保
持してネジ切り加工を行う際に、テールスピンドルと干
渉が起こりうると判断した場合には、前記テールスピン
ドル形状に基づき干渉を避けうるように、再度前記工具
の工具交換位置から切削開始点までの経路、この切削開
始点からの加速領域における経路、および送り速度を算
出するステップとが含まれ、この解析の後、ネジ切り加
工サイクルを開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NC旋盤において細長
いワークの端部をテールストックで保持してネジ切りを
行う場合のネジ切り加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】NC旋盤において、図5に示すように、
ヘッドストック1のチャック2で保持された細長いワー
ク11の端部にネジ12の切削加工を行う場合は、ワー
ク11の回転による振れをなくすためテールストックを
使用し、テールスピンドル3のセンタ4でワーク11の
先端を押圧する。
【0003】一方、ネジ切り加工を行うときには、工具
送り軸(図示しない)を動かすサーボモータ(図示しな
い)の加速時の追従遅れによって発生する不良ピッチを
避けるため、工具5の刃先6の切削開始点からワーク1
1の端面まで加速距離Lを設ける必要がある。
【0004】しかし加速距離Lを設けると、図5のよう
な細長いワーク11の端部にネジ切り加工を行う場合
に、ワーク11の直径Dの大きさによってはテールスピ
ンドル3とネジ切り工具5とが点5aで干渉し、または
テールストック・バリア(図示しない)に引っ掛かって
しまう。このため次のような対策が講じられているが、
いずれも問題がある。例えば、ワーク11にかなりの剛
性がある場合はテールスピンドル3を使用しないでネジ
切り加工を行っているが、やはりワーク11が振れる恐
れがある。またテールスピンドルとの干渉を避けるため
加速距離Lを短くすると、ネジ12の前方部分12aが
不良になる恐れがある。あるいは干渉しない形状のネジ
切り工具5を用意したり、鋭角のテールスピンドル3を
用意するのも限度があり、またそれだけ特別のコストが
かかる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明は、
NC旋盤で細長いワークのネジ切り加工を行う場合に、
テールスピンドルとネジ切り工具とを干渉させずに加速
距離を設け、正常なネジ切り加工を可能にするネジ切り
加工方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、細長いワーク
の端部をテールスピンドルで保持してネジ切り加工を行
うNC旋盤におけるネジ切り加工方法であって、NC装
置によるネジ切り加工プログラムの解析において、最初
にテールスピンドルなしの条件のもとにネジ切り工具の
工具交換位置から切削開始点までの経路、この切削開始
点から前記ワークのネジ始点までの加速距離、および送
り速度を算出するステップと、次に、テールスピンドル
形状定義パラメータからテールスピンドル形状の解析を
行うステップと、この定義されたテールスピンドル形状
と工具データ情報で与えられているネジ切り工具形状か
ら、テールスピンドルありの条件のもとに前記工具との
干渉チェックを行うステップと、もし、干渉が起こりう
ると判断した場合には、前記テールスピンドル形状に基
づき干渉を避けうるように、再度前記工具の工具交換位
置から切削開始点までの経路、この切削開始点からの加
速領域における経路、および送り速度を算出するステッ
プとが含まれ、この解析の後、ネジ切り加工サイクルを
開始するNC旋盤におけるネジ切り加工方法によって目
的を達成する。
【0007】
【実施例】以下実施例を示す図面を参照して、本発明を
詳細に説明する。図1は、本発明によるネジ切り加工方
法を示す説明図である。図5と同一符号は、図5の構成
要素と同一の構成要素を示す。まずNC装置(下記図2
の説明参照)の自動プログラムが、加工プログラムの解
析時に、テールスピンドル形状定義データ(下記図3の
説明参照)から、テールスピンドル3のテーパ形状に合
わせて加速領域の工具経路Pを設定する。この場合、加
速領域のz軸方向距離は従来の加速距離Lに等しくと
る。ネジ切り加工開始とともに、ネジ切り工具5が工具
交換位置(図示しない)から移動し、工具5の刃先6が
上記で設定された工具経路Pの切削開始点に位置する。
次に刃先6は、テールスピンドル3の先端のテーパ角θ
と等しい傾斜角を有する工具経路上を移動し、経路下端
で所定のクリアランスCだけ水平移動し、ワーク11の
ネジ切り加工に入る。
【0008】以下、図2に示す構成のNC装置における
加速領域の工具経路Pの設定方法を説明する。図2のN
C装置は、CPUからなる主制御部21、軸制御部2
2、加工プログラムメモリ23、テールスピンドル・バ
リア解析部24、加工プログラム解析部25、加速領域
干渉チェック部26、機械パラメータメモリ27、加速
経路決定部28、システムプログラムメモリ29から構
成されている。
【0009】このNC装置において、最初に従来技術と
同様、ネジ切り加工プログラムの解析時、テールスピン
ドルなしの条件のもとに、ネジ切り工具の工具交換位置
から切削開始点までの経路、加速距離、送り速度を算出
する。この加速距離は、切削するネジ形状に応じて3ピ
ッチ、5ピッチ等とする。
【0010】次に、図3のようなテールスピンドル形状
定義パラメータよりテールスピンドル形状の解析を行
う。テールスピンドル3の各寸法B37〜B42,B4
4および角度B43は、NC装置の機械パラメータで定
義される。工具5の幅wは工具データで、またワーク1
1の直径Dおよびネジ谷径dは加工プログラムで、それ
ぞれ定義される。各寸法およびx,z座標の単位は、そ
れぞれ10−3mm、角度の単位は10−3度である。
なおテールスピンドル角度B43は基本的に60度であ
る。
【0011】このように与えられたテールスピンドル形
状とネジ切り工具形状から、テールスピンドルありの条
件のもとに干渉チェックを行う。もし、干渉が起こり得
ると判断した場合には、テールスピンドル形状に合わせ
て再度、ネジ切り工具の工具交換位置から切削開始点ま
での経路、加速領域の経路P、および送り速度を算出す
る。加速領域の工具送り速度は、上記テールスピンドル
なしの条件で求めたz軸方向速度と、今度のx軸方向速
度との合成速度として計算する。
【0012】以上のようにして決定された工具経路に沿
ってネジ切り工具を移動させ、ネジ切り加工サイクルを
開始する。
【0013】上記のようなネジ切り加工経路の解析フロ
ーを図4に示す。自動プログラムのスタート後、まずス
テップS1で、ネジ切り加工プログラムの解析を行う。
次にステップS2で、テールスピンドルなしの条件のも
とにネジ切り工具に関する工具交換位置から切削開始点
までの経路、加速距離、ネジ切削送り速度の算出を行
う。次にステップS3で、テールスピンドル形状の解析
を行う。テールスピンドル形状は、図3のようなテール
スピンドル形状定義パラメータで定義する。次の判断ス
テップS4において、上記ステップS3で定義されたテ
ールスピンドル形状に対応するテールストック・バリア
とネジ切り工具が干渉するかどうかチェックする。も
し、Yesの場合には、ステップS5で、テールスピン
ドル形状に合わせて再度、工具の切削開始点までの経
路、加速領域の経路、および送り速度を算出する。そし
て次のステップS6においてネジ切り加工サイクルを開
始する。
【0014】上記ステップS4での判断結果、Noの場
合はステップS6に飛び、ネジ切り加工サイクルを開始
する。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のネジ切り
加工方法では、NC装置の自動プログラムが、加工プロ
グラムの解析時に、テールスピンドルの形状に合わせて
加速領域の工具経路を設定するので、細長いワークの端
部のネジ切り加工において、ネジ切り工具とテールスピ
ンドルが干渉することなく正常なネジを切ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるネジ切り加工方法を示す説明図で
ある。
【図2】本発明を適用するNC装置の構成図である。
【図3】テールスピンドルの形状定義図である。
【図4】本発明によるネジ切り加工経路の解析フローチ
ャートである。
【図5】従来技術のネジ切り加工方法を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
3 テールスピンドル 5 ネジ切り工具 6 刃先 B37〜B44 テールスピンドル形状定義パラメータ P 加速領域の工具経路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長いワークの端部をテールスピンドル
    で保持してネジ切り加工を行うNC旋盤におけるネジ切
    り加工方法であって、 NC装置によるネジ切り加工プログラムの解析におい
    て、 最初にテールスピンドルなしの条件のもとにネジ切り工
    具の工具交換位置から切削開始点までの経路、この切削
    開始点から前記ワークのネジ始点までの加速距離、およ
    び送り速度を算出するステップと、 次に、テールスピンドル形状定義パラメータからテール
    スピンドル形状の解析を行うステップと、 この定義されたテールスピンドル形状と工具データ情報
    で与えられているネジ切り工具形状から、テールスピン
    ドルありの条件のもとに前記工具との干渉チェックを行
    うステップと、 もし、干渉が起こりうると判断した場合には、前記テー
    ルスピンドル形状に基づき干渉を避けうるように、再度
    前記工具の工具交換位置から切削間始点までの経路、こ
    の切削開始点からの加速領域における経路、および送り
    速度を算出するステップとが含まれ、 この解析の後、ネジ切り加工サイクルを開始するNC旋
    盤におけるネジ切り加工方法。
JP16385192A 1992-05-28 1992-05-28 Nc旋盤におけるネジ切り加工方法 Pending JPH0788743A (ja)

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