JPH0788629A - 溶湯計量 - Google Patents
溶湯計量Info
- Publication number
- JPH0788629A JPH0788629A JP11791092A JP11791092A JPH0788629A JP H0788629 A JPH0788629 A JP H0788629A JP 11791092 A JP11791092 A JP 11791092A JP 11791092 A JP11791092 A JP 11791092A JP H0788629 A JPH0788629 A JP H0788629A
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- JP
- Japan
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- molten metal
- ladle
- door
- buoyancy
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- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 保温炉より成形機に、浮遊する酸化物を含ま
ない溶湯を計量し供給する。 【構成】 給湯機のラドルの周壁上縁にくみ取り口を、
そのくみ取り口に浮力により浮上する扉を画成し、開閉
する口を形成し、給湯機のアーム先端の回動軸が湯面よ
り所定の高さで下降停止したのちラドルがその回動軸に
て回動、反転回動し、くみ取り口が湯面下にて溶湯をく
み取り排出するようにし、汲み上げ量を回動軸の高さと
扉の浮力で設定する。 【効果】 酸化物を汲み上げないのはもとより、アーム
の停止高さで供給量が簡単に設定できる。
ない溶湯を計量し供給する。 【構成】 給湯機のラドルの周壁上縁にくみ取り口を、
そのくみ取り口に浮力により浮上する扉を画成し、開閉
する口を形成し、給湯機のアーム先端の回動軸が湯面よ
り所定の高さで下降停止したのちラドルがその回動軸に
て回動、反転回動し、くみ取り口が湯面下にて溶湯をく
み取り排出するようにし、汲み上げ量を回動軸の高さと
扉の浮力で設定する。 【効果】 酸化物を汲み上げないのはもとより、アーム
の停止高さで供給量が簡単に設定できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳造工程において成形
機に所定の量の溶湯を供給する技術に関する。
機に所定の量の溶湯を供給する技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般には、成形機の側に保温炉が設置さ
れていて、その成形機には溶解炉で溶融された溶湯が保
持されて、給湯機のラドルを介して上記溶湯を成形機に
供給するようなされている。その場合保温炉の湯面には
酸化膜が浮遊しており、上記溶解炉ではＡｌ2 Ｏ3 とう
のスピネルがまた保温炉においてはＳｉ2 Ｏ3 とうのコ
ランダムが発生し上記酸化浮遊物に混入している。
れていて、その成形機には溶解炉で溶融された溶湯が保
持されて、給湯機のラドルを介して上記溶湯を成形機に
供給するようなされている。その場合保温炉の湯面には
酸化膜が浮遊しており、上記溶解炉ではＡｌ2 Ｏ3 とう
のスピネルがまた保温炉においてはＳｉ2 Ｏ3 とうのコ
ランダムが発生し上記酸化浮遊物に混入している。
【０００３】このような酸化浮遊物が成形品に混入する
と内部にあっては鋳造組織の結合力を悪化させ表面にあ
っては成形品の外観を阻害し加工する工程にあってはハ
ードスポットとなり刃具を破損する。これらの不具合は
生産性を非常に低下させるので酸化浮遊物の混入を防止
する方法がいろいろと考えられて来た。
と内部にあっては鋳造組織の結合力を悪化させ表面にあ
っては成形品の外観を阻害し加工する工程にあってはハ
ードスポットとなり刃具を破損する。これらの不具合は
生産性を非常に低下させるので酸化浮遊物の混入を防止
する方法がいろいろと考えられて来た。
【０００４】それには、公開実用新案公報 昭６３ー１
７００６３号、平３ー１１１４４７号に開示されている
ようなものがあるが、これらはラドルが湯面を通過する
ときも汲み取るので一緒に酸化浮遊物を汲み取り、完全
に解決したとは云えなっかた。また計量方法も公開実用
新案公報 平２ー４８２５９号に開示されているように
部品点数が多く大変複雑であった。
７００６３号、平３ー１１１４４７号に開示されている
ようなものがあるが、これらはラドルが湯面を通過する
ときも汲み取るので一緒に酸化浮遊物を汲み取り、完全
に解決したとは云えなっかた。また計量方法も公開実用
新案公報 平２ー４８２５９号に開示されているように
部品点数が多く大変複雑であった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、保温
炉においてラドルの溶湯の汲み取りと排出を完全に湯面
下にて行い、酸化浮遊物が混入することを完全に防止せ
んとするラドルにあり、またそのラドルにて溶湯の計量
を簡素化することにある。
炉においてラドルの溶湯の汲み取りと排出を完全に湯面
下にて行い、酸化浮遊物が混入することを完全に防止せ
んとするラドルにあり、またそのラドルにて溶湯の計量
を簡素化することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】その課題を解決する手段
とは、ラドルの側壁上縁に汲み取り口と、該汲み取り口
に溶湯の浮力で湯面に浮滞し相対開閉する扉より構成さ
れたラドルを給湯機のアーム先端に画成された回動軸に
取り付け、該回動軸を給湯量より設定された所定の高さ
に下降停止したのち、該ラドルを初期の角度より回動し
汲み取り、反転回動で排出するようにする。また上記の
給湯量が異なる場合には設定された停止高さをその都度
変えるようにする。
とは、ラドルの側壁上縁に汲み取り口と、該汲み取り口
に溶湯の浮力で湯面に浮滞し相対開閉する扉より構成さ
れたラドルを給湯機のアーム先端に画成された回動軸に
取り付け、該回動軸を給湯量より設定された所定の高さ
に下降停止したのち、該ラドルを初期の角度より回動し
汲み取り、反転回動で排出するようにする。また上記の
給湯量が異なる場合には設定された停止高さをその都度
変えるようにする。
【０００７】
【作用】そうすると上記開閉扉は湯面をほぼ半ば通過し
て該扉の重量と溶湯排除した重量で平衡した高さで浮滞
停止するが上記の汲み取り口は回動通過するので汲み取
り口は開口し溶湯を汲み取る。しかしこの時湯面下で汲
み取るので酸化浮遊物を汲み取ることはない。その後ラ
ドルが回動を所定の角度まで続けると、供給量より多い
目の溶湯をラドル内に満たし、その後ラドルは反転回動
し余分の溶湯を排出し続ける。さらに浮滞している扉に
接するまで反転回動し湯面下で排出完了する。そして反
転回動し続け初期の角度にて停止待機する。なお該扉が
一定高さにて浮遊するので回動軸の湯面よりの高さによ
ってくみ取り口の閉じるラドルの角度が異なり、それに
より溶湯量を変えることが出来る。さすれば上記の回動
軸の高さを選定すれば重量の異なった溶湯にも瞬時に対
応できる。
て該扉の重量と溶湯排除した重量で平衡した高さで浮滞
停止するが上記の汲み取り口は回動通過するので汲み取
り口は開口し溶湯を汲み取る。しかしこの時湯面下で汲
み取るので酸化浮遊物を汲み取ることはない。その後ラ
ドルが回動を所定の角度まで続けると、供給量より多い
目の溶湯をラドル内に満たし、その後ラドルは反転回動
し余分の溶湯を排出し続ける。さらに浮滞している扉に
接するまで反転回動し湯面下で排出完了する。そして反
転回動し続け初期の角度にて停止待機する。なお該扉が
一定高さにて浮遊するので回動軸の湯面よりの高さによ
ってくみ取り口の閉じるラドルの角度が異なり、それに
より溶湯量を変えることが出来る。さすれば上記の回動
軸の高さを選定すれば重量の異なった溶湯にも瞬時に対
応できる。
【０００８】
【実施例】本発明の実施例を図面に基ずいて説明する。
図１は本発明にて使用したラドル１の平面図を示し、２
はラドル１の周壁上縁で、３は浮力で回転軸４を中心に
回転開閉する扉を示す。図２は本発明にて使用したラド
ル１の側面図を示し、アーム５の回動軸６にラドル１が
取り付け具７を介して取り付けられている初期の状態図
でもある。図３はアーム５の回動軸６が所定の高さに下
降停止したのちラドル１が回動軸６を中心に回動傾斜
し、くみ取り口８が湯面に浮遊する酸化物９を通過し開
閉扉３が溶湯の浮力により停止浮滞し、くみ取り口８が
開口せんとする瞬間を示している。
図１は本発明にて使用したラドル１の平面図を示し、２
はラドル１の周壁上縁で、３は浮力で回転軸４を中心に
回転開閉する扉を示す。図２は本発明にて使用したラド
ル１の側面図を示し、アーム５の回動軸６にラドル１が
取り付け具７を介して取り付けられている初期の状態図
でもある。図３はアーム５の回動軸６が所定の高さに下
降停止したのちラドル１が回動軸６を中心に回動傾斜
し、くみ取り口８が湯面に浮遊する酸化物９を通過し開
閉扉３が溶湯の浮力により停止浮滞し、くみ取り口８が
開口せんとする瞬間を示している。
【０００９】図４はラドル１が充分回動し溶湯１０を開
口したくみ取り口８よりくみ取り、充分満たした状態を
示し、またラドル１が反転回動する瞬間を示している。
図５はラドル１が反転回動し、浮滞中の開閉扉３にくみ
取り口８が接し溶湯を排出計量完了した瞬間を示してい
る。図６はさらにラドル１が反転回動しくみ取り口８と
開閉扉３が接したまま溶湯１０を汲み上げしている状態
を示している。
口したくみ取り口８よりくみ取り、充分満たした状態を
示し、またラドル１が反転回動する瞬間を示している。
図５はラドル１が反転回動し、浮滞中の開閉扉３にくみ
取り口８が接し溶湯を排出計量完了した瞬間を示してい
る。図６はさらにラドル１が反転回動しくみ取り口８と
開閉扉３が接したまま溶湯１０を汲み上げしている状態
を示している。
【００１０】図７はラドル１が計量汲み上げを完了し、
アーム５が初期状態より待機位置に作動せんとする瞬間
を示している。このように図３および図７の動作を経れ
ば溶湯のくみ取り排出は確実に湯面下で行われるので酸
化浮遊物を完全に阻止でき、計量重量は段階的にアーム
３の高さを選定する手段（例えば電極式）によって瞬時
に変えることが出来る。また勿論、開閉扉３の浮力を変
え、回動軸高さを一定にすれば計量重量を変えることも
でること、さらにラドル１の周壁上縁２はいかな る時
にも湯面より高くなければならないのは言うまでもな
い。また材質については制限するものではない。
アーム５が初期状態より待機位置に作動せんとする瞬間
を示している。このように図３および図７の動作を経れ
ば溶湯のくみ取り排出は確実に湯面下で行われるので酸
化浮遊物を完全に阻止でき、計量重量は段階的にアーム
３の高さを選定する手段（例えば電極式）によって瞬時
に変えることが出来る。また勿論、開閉扉３の浮力を変
え、回動軸高さを一定にすれば計量重量を変えることも
でること、さらにラドル１の周壁上縁２はいかな る時
にも湯面より高くなければならないのは言うまでもな
い。また材質については制限するものではない。
【００１１】
【発明の効果】このように溶湯の浮力でくみ取り口を開
閉するようにしたので如何なるときにも湯面下で溶湯を
くみ取り又は排出するので湯面に浮遊する酸化物をくみ
取ることはなく、ハードスポットを完全に阻止すること
が出来る。またくみ取り重量を変えるときもアームの下
降停止する高さを段階的に変更し瞬時に実行することが
出来る。
閉するようにしたので如何なるときにも湯面下で溶湯を
くみ取り又は排出するので湯面に浮遊する酸化物をくみ
取ることはなく、ハードスポットを完全に阻止すること
が出来る。またくみ取り重量を変えるときもアームの下
降停止する高さを段階的に変更し瞬時に実行することが
出来る。
【図１】 本発明のラドルの平面図。
【図２】 本発明のラドルの側面図。
【図３】 本発明のラドルが溶湯をくみ取る直前の断面
図。
図。
【図４】 本発明のラドルが溶湯を充分くみ取り、反転
回動する瞬間の断面図。
回動する瞬間の断面図。
【図５】 本発明のラドルが溶湯の排出を完了し、くみ
取り口が閉口した瞬間の断面図。
取り口が閉口した瞬間の断面図。
【図６】 本発明のラドルがくみ取り口を閉じたまま反
転回動を続け、初期の角度に戻る時の断面図。
転回動を続け、初期の角度に戻る時の断面図。
【図７】 本発明のラドルが初期の位置より供給待機の
位置に動かんとする瞬間の断面図。
位置に動かんとする瞬間の断面図。
１ ラドル ２ 周壁上縁 ３ 開閉扉 ４ 回転軸 ５ アーム ６ 回動軸 ７ 取り付け具 ８ くみ取り口 ９ 酸化物 １０ 溶湯
Claims (2)
- 【請求項１】 成形機に溶湯を供給する給湯機のラドル
であって、該ラドルの周壁上縁に設けた溶湯汲み取り口
と、該汲み取り口に溶湯の浮力により浮上しラドルの回
動で相対開閉する扉とより構成されことを特徴とするラ
ドル。 - 【請求項２】 請求項１のラドルにて所定の溶湯を汲み
取る方法であって、給湯機のアームの先端に画成された
該ラドルが回動する軸が湯面より溶湯量より設定された
所定の高さにて停止した後該ラドルが回動し、該ラドル
の湯面をほぼ半ば通過した扉が湯面で浮滞し汲み取り口
を開口して過分の溶湯を汲み取り、上記のラドルが反転
回動し所定の溶湯より余分の溶湯を排出する行程におい
て扉の浮力とラドルの回動角度との関係において上記扉
を閉口し、溶湯を計量したのち上記ラドルが初期の位置
に戻ることを特徴とする溶湯計量。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04117910A JP3110150B2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | ラドル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04117910A JP3110150B2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | ラドル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0788629A true JPH0788629A (ja) | 1995-04-04 |
| JP3110150B2 JP3110150B2 (ja) | 2000-11-20 |
Family
ID=14723213
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04117910A Expired - Fee Related JP3110150B2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | ラドル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3110150B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030088693A (ko) * | 2002-05-14 | 2003-11-20 | 현대자동차주식회사 | 산화물 혼입 방지용 용탕 주입장치 |
| KR100705117B1 (ko) * | 2005-10-10 | 2007-04-06 | 현대자동차주식회사 | 다이캐스팅용 용탕컵의 산화물 차단 장치 |
| JP2011194460A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Tokyo Yogyo Co Ltd | ラドル |
| JP2013128970A (ja) * | 2011-12-22 | 2013-07-04 | Nichias Corp | ラドル |
| JP2013146788A (ja) * | 2011-12-22 | 2013-08-01 | Nichias Corp | ラドル |
| CN110788311A (zh) * | 2019-11-27 | 2020-02-14 | 湖南江滨机器（集团）有限责任公司 | 一种浇勺定量舀取金属溶液的方法及确保浇勺处在金属溶液安全工作高度的方法 |
| CN110834084A (zh) * | 2019-11-27 | 2020-02-25 | 湖南江滨机器（集团）有限责任公司 | 一种金属溶液浇勺、舀取洁净金属溶液的方法和浇铸洁净金属溶液的方法 |
-
1992
- 1992-04-10 JP JP04117910A patent/JP3110150B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030088693A (ko) * | 2002-05-14 | 2003-11-20 | 현대자동차주식회사 | 산화물 혼입 방지용 용탕 주입장치 |
| KR100705117B1 (ko) * | 2005-10-10 | 2007-04-06 | 현대자동차주식회사 | 다이캐스팅용 용탕컵의 산화물 차단 장치 |
| JP2011194460A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Tokyo Yogyo Co Ltd | ラドル |
| JP2013128970A (ja) * | 2011-12-22 | 2013-07-04 | Nichias Corp | ラドル |
| JP2013146788A (ja) * | 2011-12-22 | 2013-08-01 | Nichias Corp | ラドル |
| CN110788311A (zh) * | 2019-11-27 | 2020-02-14 | 湖南江滨机器（集团）有限责任公司 | 一种浇勺定量舀取金属溶液的方法及确保浇勺处在金属溶液安全工作高度的方法 |
| CN110834084A (zh) * | 2019-11-27 | 2020-02-25 | 湖南江滨机器（集团）有限责任公司 | 一种金属溶液浇勺、舀取洁净金属溶液的方法和浇铸洁净金属溶液的方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3110150B2 (ja) | 2000-11-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000829 |
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