JPH0788597A - 連続鋳造方法 - Google Patents

連続鋳造方法

Info

Publication number
JPH0788597A
JPH0788597A JP23168093A JP23168093A JPH0788597A JP H0788597 A JPH0788597 A JP H0788597A JP 23168093 A JP23168093 A JP 23168093A JP 23168093 A JP23168093 A JP 23168093A JP H0788597 A JPH0788597 A JP H0788597A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
continuous casting
continuous
stainless steel
cast piece
bending
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23168093A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3280483B2 (ja
Inventor
Shigeru Ogura
倉 滋 小
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=16927310&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH0788597(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP23168093A priority Critical patent/JP3280483B2/ja
Publication of JPH0788597A publication Critical patent/JPH0788597A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3280483B2 publication Critical patent/JP3280483B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Continuous Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ステンレス鋼の製造において、良好なエネルギ
ー効率による製造コスト低減、割れや性状不良等の発生
が極めて少ない高い歩留まりで高品質の製品の安定製造
を可能とする連続鋳造方法を提供する。 【構成】連続鋳造したステンレス鋼の鋳片を、表面手入
れ後あるいは表面無手入れで150℃以上で加熱炉に装
入するステンレス鋼製造における連続鋳造方法であっ
て、垂直曲げ型の連続鋳造機を用いて、鋳造片が未凝固
の状態での曲げ、および未凝固あるいは完全凝固後矯正
を行い、あるいはさらに二次冷却帯の少なくとも1つの
ゾーンにおける鋳片端部の冷却水遮断、二次冷却帯の曲
げ部および/または矯正部における分割ローラの使用、
0.8m/min以上の鋳造速度を実施して行うことに
より、前記目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステンレス鋼の製造に
利用される、高効率および低コストで、しかも内部欠陥
や割れの等が発生しない高歩留まりのステンレス鋼製造
を実現できる連続鋳造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造を利用するステンレス鋼の製造
においては、連続鋳造後の連続鋳造片(以下、連鋳片と
する)の表面手入れの削減、さらには表面手入れを行う
ことなく連鋳片が冷える前に加熱炉に直接装入して圧延
を行う等、製造効率の向上を目的とした研究が盛んに行
われている。
【0003】このような状況化で、熱延加熱炉でのスケ
ールオフ量の少ないオーステナイト系のステンレス鋼に
おいては、連鋳片の表面手入れを行わず熱間圧延して製
品を得ることが、既に現実化している。一方、フェライ
ト系ステンレス鋼においては、元来、連鋳片の冷片化が
困難な鋼種が存在し、表面手入れの要・不要にかかわら
ず、連鋳片の加熱炉への熱片装入が実施されている。
【0004】例えば、特開昭55−92255号公報に
は、オーステナイト系ステンレス鋼の連鋳片を鋳造後、
熱間圧延するにあたり、連続鋳造機の鋳型内面をNiめ
っきし、かつ上向きの浸漬ノズルを利用することによ
り、連鋳片表面を無手入れのまま加熱炉に直送し、操業
性を向上する技術が開示されている。また、特公昭60
−26807号公報には、オーステナイト系ステンレス
鋼の連鋳片を鋳造後、熱間圧延するにあたり、連鋳片の
化学組成から決まるδフェライト量を計算し、この値に
応じて連鋳片の高温保持時間を変動することにより、熱
間圧延のための連鋳片の再加熱を大幅に低減すると共
に、熱延時に鋼片端部に発生する耳割れの防止する技術
が開示されている。
【0005】一方、特公昭61−51612号公報に
は、鋳造したフェライト系ステンレス鋼の連鋳片を、4
00℃以下に温度降下することなく熱間圧延するに際
し、連鋳片を熱間圧延前に(α+β)域温度に保定し、
またその時間上限を規定することにより、冷間圧延後の
プロセスを省略しつつ加工性の良好な製品を得る技術が
開示されている。
【0006】さらに、特公昭58−3441号公報に
は、ステンレス鋼の連続鋳造のモールドパウダーとし
て、従来添加されている炭素粒子に変えて窒化物粒子を
添加したモールドパウダーを利用することにより、炭素
系物質による連鋳片表面の浸炭による微小割れを回避
し、製品歩留まりを向上した技術が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ステンレス
鋼は一般的に表面および内部共に割れが発生し易い。そ
のため、ステンレス鋼を連続鋳造する際には、構造的に
曲げ歪、矯正歪等が発生することがない垂直型の連続鋳
造機(以下、連鋳機とする)を使用するのが一般的であ
る。
【0008】垂直型連鋳機(あるいは垂直凝固曲げ型連
鋳機)は、鉛直状態で連鋳片の凝固過程を終了させるた
め、溶鋼の凝固前にモールドパウダー等に起因する介在
物が浮上し、凝固した連鋳片に混入することが少ない。
そのため、介在物等に起因する欠陥や、溶鋼の初期凝固
の段階で発生する表面近傍の介在物混入による欠陥等の
ない、高品質な連鋳片を製造することができる。しかし
ながら、垂直型連鋳機は、その構成上、鋳造速度(鋳込
み速度)を高くすることができず、高温の連鋳片を製造
(高温での出片)することができない。そのため、やむ
なく熱間圧延のために再加熱を施す必要があり、エネル
ギーを大きく消費し、また補熱設備も必要となり、製造
コストが増大してしまう。
【0009】すなわち、垂直型連鋳機に限らず、連続鋳
造によって高温の無欠陥鋳片を製造するためには、鋳造
速度を高速にする必要があり、そのためには機長の長い
連鋳機が必要である。ところが、垂直型連鋳機の機長を
長くするためには、建屋を高くする、あるいは大規模な
地下構造物を建造する必要がある。そのため、高温の鋳
片を製造可能な垂直型連鋳機の建造は実質上不可能であ
り、垂直型連鋳機を利用する設備では、熱間圧延を行う
前に補熱設備等で連鋳片の再加熱を行う必要がある。
【0010】他方、いわゆる湾曲型連鋳機であれば機長
の増大は容易であり、高温の連鋳片を製造することはで
きる。ところが湾曲型連鋳機は、湾曲するモールドおよ
び二次冷却帯の形状のため、垂直型連鋳機の利点である
溶鋼未凝固状態での介在物の浮上分離が困難であり、モ
ールドパウダー等に起因する欠陥や連鋳片の表面近傍へ
の介在物の混入やAr気泡に起因する、連鋳片の内部や
表面の性状の問題が発生しやすい。結果的に鋳造速度の
上限を規制する必要があり、特に、高い清浄度を要求さ
れる鋼種においては、低速鋳造や注入速度(t/分)の
規制を行う場合が多い。
【0011】また、前述のように、ステンレス鋼は表面
および内部に割れを発生し易く、湾曲型の連鋳機では、
この点にも問題がある。すなわち、従来の連続鋳造設備
では、品質、歩留まり、エネルギー効率共に満足できる
ステンレス鋼の製造を行うことはできない。
【0012】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決することにあり、ステンレス鋼の製造において、良
好なエネルギー効率による製造コスト低減、割れや表面
あるいは内部欠陥等の発生が極めて少ない高い歩留まり
で高品質の製品の安定製造を可能とする連続鋳造方法を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様は、連続鋳造したステンレス鋼
の鋳造片を、表面手入れ後あるいは表面無手入れで15
0℃以上の温度で加熱炉に装入するステンレス鋼の製造
方法における連続鋳造方法であって、垂直曲げ型の連続
鋳造機を用いて、鋳造片の未凝固の状態での曲げ、およ
び鋳造片の未凝固の状態での矯正あるいは完全凝固後の
矯正を行うことを特徴とする連続鋳造方法を提供する。
【0014】また、本発明の第2の態様は、連続鋳造し
たステンレス鋼の鋳造片を、表面手入れ後あるいは表面
無手入れで150℃以上の温度で加熱炉に装入するステ
ンレス鋼の製造方法における連続鋳造方法であって、垂
直曲げ型の連続鋳造機を用いて、鋳造片の未凝固の状態
での曲げ、および鋳造片の未凝固の状態での矯正あるい
は完全凝固後の矯正を行い、かつ前記連続鋳造機の二次
冷却帯の少なくとも1つのゾーンにおいて鋳片端部の冷
却水を遮断し、さらに前記二次冷却帯の曲げ部および/
または矯正部において分割ロールを使用して、0.8m
/min以上の鋳造速度で連続鋳造を行うことを特徴と
する連続鋳造方法を提供する。
【0015】以下、本発明の連続鋳造方法について詳細
に説明する。図1に本発明の第1および第2の態様の連
続鋳造を実施する連続鋳造機(以下、連鋳機とする)の
概念図を示す。なお、図1は鋳造片の矯正を鋳造片が未
凝固の状態で行う例であり、図2は鋳造片の矯正を完全
凝固後に行う例である。なお、本発明の連続鋳造方法
(以下、連鋳方法とする)において、図1および図2に
示される例は、冷却速度(すなわち、特に後述する矯正
部における鋳片内部の状態)が異なる以外は、連鋳機は
基本的に同じ構成を有するので、同じ部材には同じ符号
を付して同一に説明する。
【0016】図1および図2に示されるように、本発明
に利用される連鋳機10は、連続鋳造片(以下、連鋳片
とする)12を垂直方向に引き抜いて、その後に曲げ、
さらにその後に連鋳片を直線状に伸ばして(すなわち矯
正して)連鋳片12を鋳造する、いわゆる垂直曲げ型の
連鋳機である。本発明の連鋳方法は、このような連鋳機
10によって製造した連鋳片12を、トーチ14等によ
って切断した後、表面手入れ後あるいは表面無手入れで
150℃以上の温度で加熱炉に装入するステンレス鋼の
製造に利用される。
【0017】図示例おいて、タンディッシュ16からの
溶鋼は、浸漬ノズル18等によってモールド20に注入
される。モールド20に注入された溶鋼は、冷却されて
凝固を開始して(いわゆるシェルを形成し)、二次冷却
帯22に引き抜かれる。ここで、モールド20において
は、モールド20を水冷すること等によって溶鋼(連鋳
片12)の冷却が行われる。
【0018】図示例の連鋳機10の二次冷却帯22は、
通常の連鋳機と同様、多数の鋳片サポートロール24,
24,24……や、鋳片サポートロール24の間隙に配
置されるスプレーノズル等より構成され、一例として第
1ゾーン22a、第2ゾーン22b、第3ゾーン22
c、第4ゾーン22dおよび第5ゾーン22eの合計5
つのゾーンより構成され、連鋳片12を垂直方向に引き
出し、この連鋳片12を曲げて、その後に直線状に矯正
しながら搬送しつつ、水スプレーやミストスプレー(気
水混合スプレー)によって冷却する。なお、本発明の連
鋳方法においては、二次冷却帯22は5つのゾーンより
構成されるのに限定はされず、さらに細かく細分あるい
は5以下のゾーンで構成されても良いのはもちろんであ
る。
【0019】図示例においては、第1ゾーン22aは垂
直部であって、連鋳片12はモールド20より垂直方向
に引き出される。第1ゾーン22aに次いで配置される
第2ゾーン22bは曲げ部で、連鋳片12はここで所定
の曲率に湾曲されつつ搬送・冷却され、第3ゾーン22
cでは所定の曲率のまま搬送されつつ冷却される。次い
で配置される第4ゾーン22dは矯正部で、湾曲した連
鋳片12はここで直線状に矯正されつつ冷却され、さら
に直線状のまま第5ゾーン22eにおいて搬送・冷却さ
れて、トーチ14によって所定の長さに切断され、表面
手入れや熱間圧延等の次工程に搬送される。
【0020】本発明の連鋳方法では、このような垂直曲
げ型の連鋳機10を用い、連鋳片12の内部が未凝固
(図中斜線部)の状態で連鋳片12を曲げ、矯正は図1
に示されるように連鋳片12の内部が未凝固(以下、単
に未凝固とする)の状態で行い、あるいは図2に示され
るように連鋳片12が完全に凝固(以下、単に凝固とす
る)した後に矯正を行う。連続鋳造をこのように行うこ
とにより、高温の連鋳片12を製造(高温出片)してエ
ネルギー効率を向上すると共に、介在物による欠陥等を
無くして、高品質のステンレス鋼を高い歩留まりで製造
可能にしたものである。
【0021】高温のステンレス鋼連鋳片を製造する場合
の問題点のうち、表面手入れ工程の省略のための連鋳片
表面の偏析対策等は、連鋳機の形状に関わらず、前述の
各種の発明等によってほぼ解決されている。ところが、
高温のステンレス鋼の連鋳片製造においては、モールド
パウダー等に起因する欠陥、鋳片の初期凝固の段階で発
生する表面近傍の介在物、さらには内部介在物やAr気
泡等に起因する内部欠陥等は、未だ解決されていないの
は前述のとおりである。
【0022】本発明は、上記構成、すなわち垂直曲げ型
の連鋳機12を用い、未凝固の状態で連鋳片12を曲げ
ることにより、上記問題点を解決したものである。すな
わち、垂直曲げ型の連鋳機を用い、未凝固の状態で連鋳
片を曲げるので、機長の増大が容易で、高速で連続鋳造
を行って高温の連鋳片を製造してステンレス鋼の製造コ
ストを低減でき、しかも、一次冷却(モールド20)お
よび二次冷却帯22の一部(第1ゾーン22a)が垂直
であるので、この部分で介在物等を浮上することがで
き、内部や表面性状に欠陥の無い、高品質な連鋳片12
を製造することができる。
【0023】本発明の連鋳方法に利用される連鋳機10
において、垂直部分の長さには特に限定はなく、ステン
レス鋼種に応じた介在物の除去し易さ等に応じて適宜決
定すればよいが、本発明者らの検討によれば、最も除去
が困難ものでも3m程度の垂直部分があれば、ほぼ介在
物を除去することができるので、連鋳機高さの低減のた
めにも、垂直部分の高さは3m以内とするのが好まし
い。また、湾曲時の連鋳片22の曲率は、連鋳機の機
長、ステンレス鋼の鋼種等に応じて、連鋳片22の表面
歪を考慮して適宜決定すればよい。
【0024】さらに、本発明の第2の態様においては、
連鋳片12の割れのより好適な防止や、より高品質の連
鋳片12の製造を実現して、より高品質のステンレス鋼
の製造を高い歩留まりで行うために、ステンレス鋼の連
続鋳造において、連鋳機12の二次冷却帯22の少なく
とも1つのゾーンにおける連鋳片12端部の冷却水遮
断、二次冷却帯22の曲げ部および/または矯正部、す
なわち図示例では第2ゾーン22bおよび/または第4
ゾーン22dにおける分割ロールの使用、および連続鋳
造速度0.8m/min以上の条件下で連続鋳造を行
う。
【0025】連鋳機10の二次冷却帯22においては、
連鋳片12の幅方向(搬送方向と略直交方向)に多数の
スプレーノズル(ミストノズル)配列したものが、鋳片
サポートロール24の間に配置され、スプレーノズルよ
り水スプレーやミストスプレーを噴射することにより、
連鋳片12の二次冷却を行う。
【0026】ここで、連鋳機10においては、製造する
連鋳片12の幅に応じて、幅方向に配列したスプレーノ
ズルの作動を制御し、無駄の無い冷却が可能なように構
成される。すなわち、図3に示されるように、幅方向W
にスプレーノズルa,b,c……が配置されていた場
合、連鋳片12の幅がw1 である場合にはa,b,c…
…全てのスプレーノズルよりスプレーを噴射し、連鋳片
12の幅がw2 である場合には、その幅に応じてスプレ
ーノズルaおよびbからのスプレーの射出を停止し、ス
プレーノズルcから内側のスプレーノズルによって(逆
側端部も同様)連鋳片12の冷却を行う。
【0027】ここで、本発明の第2の態様の連鋳方法に
おいては、二次冷却帯22の少なくとも1つのゾーンに
おいては、連鋳片12の端部に対応するスプレーは冷却
水も停止して連鋳片12の二次冷却を行う。
【0028】前述のように、本発明で利用する垂直曲げ
型の連鋳機10は、垂直部分を有する連鋳機の利点を持
ちつつ長い機長を実現することが可能である。ところ
が、垂直曲げ型の連鋳機10は上部の曲げ部および下部
の矯正部において、連鋳片12に2回の変形を与えるこ
とが避けられない。この変形部による連鋳片12の歪
は、連鋳片の温度がある特定の領域、特に過冷却状態と
なっている場合に連鋳片12のコーナー部の割れの原因
となる。
【0029】これに対し、本発明の第2の態様において
は、二次冷却帯22の少なくとも1つのゾーンにおいて
は、連鋳片12の端部に対応するスプレーによる冷却水
を停止(以下、幅切りとする)する。つまり、図3に示
される例であれば、連鋳片12の幅がw1 である場合に
は、連鋳片12のコーナー部に対応するスプレーノズル
aを停止して、スプレーノズルbから内側のスプレーノ
ズルによって(逆側端部も同様)連鋳片の冷却を行い、
連鋳片12の幅がw2 である場合には、その幅に応じて
スプレーノズルaおよびbに加え、連鋳片12のコーナ
ー部に対応するスプレーノズルcも停止して、これより
内側のスプレーノズルによって連鋳片の冷却を行う。
【0030】このような構成とすることにより、連鋳片
12の過冷却、特にコーナー部の過冷却を防止して、連
鋳機10の曲げ部および矯正部での歪による連鋳片12
のコーナー部の割れを好適に防止し、製品歩留まりをよ
り向上することができる。
【0031】特に、冷却をミストスプレーで行う場合に
は、コーナー部に対応する部分のスプレーは水のみを停
止してエアスプレーを噴射することにより、このエアス
プレーによって他のスプレーより噴射された水が連鋳片
12のコーナー部や端面に回ってこの部分を冷却するの
を防止することができ、より確実に連鋳片12のコーナ
ー部の割れを防止し、さらに高い製品歩留まりを実現す
ることができる。
【0032】本発明の第2の態様の連鋳方法において、
幅切りを行うゾーンには特に限定はなく、また、幅切り
を実施するゾーン内全てのスプレーノズルを幅切りする
のにも限定はされない。なお、確実に連鋳片12のコー
ナー部の割れを防止するためには、少なくとも曲げ部お
よび矯正部では幅切りを実施するのが好ましい。
【0033】また、本発明の第2の態様においては、連
鋳機10の二次冷却帯22の曲げ部および/または矯正
部、すなわち第2ゾーン22bおよび/または第4ゾー
ン22dにおいては、分割ロールを使用する。
【0034】連鋳機10の二次冷却帯22を構成する鋳
片サポートロール24は、連鋳片12のバルジング(未
凝固溶鋼の圧力に起因する膨らみ)防止等のために強い
力で連鋳片12を保持(挟持)している。特に、連鋳機
10の曲げ部および/または矯正部においては、ステン
レス鋼の連鋳片12を強制的に湾曲させ、さらに直線状
にする等の変形を行うので、この部分の鋳片サポートロ
ール24には非常に大きな力がかかる。そのため、特に
曲げ部や矯正部の鋳片サポートロール24は、長年の使
用の間に塑性変形を生じ、これが原因で連鋳片10のバ
ルジングや歪等の変形や、連鋳片10の割れを生じ、高
品質な製品を製造することができなくなってしまう。し
かも、本発明の連鋳方法は、連鋳片22が未凝固の状態
で曲げ、さらには未凝固あるいは完全凝固後に矯正を行
うため、連鋳片12のシェル(特に曲げ部および/また
は矯正部)には未凝固溶鋼の大きな圧力がかかり、バル
ジングを起こしやすい。
【0035】これに対し、本発明の第2の態様において
は、曲げ部および/または矯正部において、鋳片サポー
トロール24の歪を最小限にとどめることができる分割
ロールを使用する。分割ロールとは、図4に示されるよ
うに連鋳の幅方向Wに複数(図示例では2つ)に分割さ
れたロールである。
【0036】図4(a)に示される分割ロール24A
は、2本のロール24A−1およびロール24A−2を
有し、各ロールは、それぞれに独立した回転軸26−1
および26−2を有する。また、回転軸26−1はその
端部を軸受28および30に軸支され、他方、回転軸2
6−2はその端部を軸受32および34に軸支され、各
ロールが回転自在に軸支される。また、図4(b)に
は、別タイプの分割ロール24Bが示される。この例に
おいては、2本のロール24B−1およびロール24B
−2は、幅方向の中間に若干の間隙を有して、一本の回
転軸36に支持されている。この回転軸36は、両端が
軸受38および40に軸支され、さらに前記中間部が軸
受42によって軸支されている。
【0037】このような分割ロールは、回転軸の両端部
のみならず、各ロール間においても軸受によって回転軸
が軸支されるため、連鋳片12の曲げ部や矯正部等にお
いて大きな力がかかってもロールの歪は極めて少ない。
そのため、曲げ歪、矯正歪、バルジング歪等の連鋳片1
2に発生する歪や変形を最小限に抑制し、かつ割れの発
生を防止することができ、高品質な製品を高い歩留まり
で安定して製造することができる。
【0038】本発明の連鋳方法において、使用する分割
ロールは図示例の2分割に限定はされず、3分割あるい
はそれ以上の分割ロールを利用してもよい。なお、分割
されたロール間では連鋳片12は無支持状態となってお
り、バルジング等を発生する可能性が高いので、軸受を
小型化する等、各ロール間は可能な限り小さくするのが
好ましい。また、曲げ部および/または矯正部(第2ゾ
ーン22bおよび/または第4ゾーン22d)の鋳片サ
ポートロールを全て分割ロールにする必要はなく、特に
力のかかる要所のみに分割ロールを利用してもよい。さ
らに、必要に応じて、曲げ部および矯正部以外に分割ロ
ールを使用してもよい。
【0039】さらに、本発明の第2の態様においては、
0.8m/min以上の速度で連続鋳造行う。前述のよ
うに、高温の連鋳片12を製造する(高温出片)ために
は、鋳造速度の向上が必要不可欠である。ここで、本発
明者らの検討によれば、鋳造速度を0.8m/min以
上とすることにより、熱間圧延のための再加熱に要する
エネルギーを好適に節約することができ、高効率のステ
ンレス鋼の製造を実現することができる。また、後に実
施例において詳述するが、鋳造速度が0.8m/min
未満では連鋳片12の表面割れが発生し易く、製品歩留
まりが低下してしまう。
【0040】なお、好ましくは鋳造速度を1.6m/m
in程度とすることにより、エネルギー効率、連鋳片コ
ーナー部の割れ防止等の点でより好ましい結果を得る。
【0041】以上、本発明の連続鋳造方法について詳細
に説明したが、本発明はこれに限定はされず、本発明の
要旨を変更しない範囲において各種の変更および改良を
行ってもよいのはもちろんである。
【0042】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を挙げ、本発
明をより詳細に説明する。
【0043】転炉および二次精錬設備によってステンレ
ス鋼を溶製し、図1に示される垂直曲げ型連鋳機、およ
び垂直型連鋳機、湾曲型連鋳機によって、厚さ200m
m、幅1.2m、長さ9mの連鋳片を製造した。これら
の連続鋳造について、下記の各種の特性について調査し
た。
【0044】まず、各タイプの連鋳機によって製造した
連鋳片について、連鋳後に熱間圧延を行うまでに必要な
燃料原単位を図5に示す。なお、図5においては、最大
とは連鋳片を室温まで冷却した際に必要な燃料原単位、
最小とは連鋳後、ほぼ連続的に熱間圧延を行った際に必
要な燃料原単位を示す。また各連鋳機における連続鋳造
速度は、前記連鋳片を不都合無く製造できる最高速度と
した。
【0045】図5に示されるように、連鋳片を室温まで
冷却した際の燃料原単位は各タイプの連鋳機共に同様で
あるが、連鋳後にほぼ連続的に熱間圧延を行う場合に
は、垂直型および湾曲型の連鋳機では、連続鋳造速度に
限界があるため、あまり燃料原単位を低減することがで
きない。これに対し、垂直曲げ型連鋳機を用いる本発明
においては、連続鋳造速度を高速にできるので、高温の
連鋳片を製造(高温出片)することが可能であり、最小
原単位を大幅に低下することができる。
【0046】図6に、同様の連続鋳造において、連続鋳
造速度を変更した際の、各タイプの連鋳機毎の内部欠陥
発生指数を示す。なお、この指数は、連鋳片を冷延板と
した際に、コイル表面を検査した結果のうち、連続鋳造
に起因するものの発生率より算出した指数である。
【0047】図6に示されるように、垂直曲げ型連鋳機
を利用し、溶鋼未凝固状態で曲げを行う本発明において
は、垂直部分で介在物の除去を良好に行うことができる
ので、内部欠陥発生指数が鋳造速度増大の影響を受けな
い。そのため、機長を生かした高速鋳造が可能である。
これに対し、湾曲型の連続鋳造機では、連続鋳造速度の
増大に伴って内部欠陥が増加するため、1.0m/mi
n程度の鋳込み速度が一定の高品質を得るための限界で
ある。従って、機長を長くできるというメリットを連続
鋳造速度に生かすことができず、前述の図5に示される
ように、高エネルギー効率のステンレス鋼製造を実現す
ることができない。
【0048】図7に、垂直曲げ型連鋳機での同様の連続
鋳造において、メニスカスから3mの距離まで二次冷却
帯での連鋳片の端部に対応するスプレーによる冷却水を
停止(いわゆる幅切り)した場合と、幅切りを行わなか
った場合の連鋳片の割れ発生率を示す。なお、連続鋳造
速度は共に0.8m/minとした。
【0049】図7に示されるように、幅切りを実施する
ことにより、連鋳片の割れ発生を大幅に低減することが
でき、製品歩留まりを大幅に向上することができる。
【0050】図8に、垂直曲げ型連鋳機での同様の連続
鋳造において、連続鋳造速度を変更した際の表面割れ発
生率を示す。
【0051】図8に示されるように、垂直曲げ型連鋳機
を用いた未凝固曲げによるステンレス鋼の連続鋳造にお
いては、連続鋳造速度を0.8m/min以上にするこ
とにより、割れの発生を防止することができ、この点で
もある程度の連続鋳造速度の高速化は重要である。
【0052】図9に、垂直曲げ型連鋳機での同様の連続
鋳造において、連続鋳造速度を変更した際の燃料原単位
指数を示す。なお、図9に示される例は、連鋳片を製造
した後、ほぼ連続的に熱間圧延を行う場合の例である。
また、この指数は、図5に示される例と同様に燃料原単
位を算出し、これより算出した指数である。
【0053】図9に示されるように、鋳造後に連続的に
熱間圧延の燃料原単位指数で比較した場合、連続鋳造速
度が0.8m/min以上で燃料原単位の減少が見ら
れ、このような条件で連続鋳造を行うことにより、エネ
ルギー効率の良好な低コストのステンレス鋼製造が実現
できる。
【0054】なお、以上の本発明の例は、図1に示され
る鋳造片の一部が未凝固の状態での曲げおよび矯正を行
う態様に対応したものであるが、図2に示される、矯正
を完全凝固状態で行う場合においても、ほぼ同様の結果
が得られた。
【0055】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
連続鋳造方法を利用することにより、連続鋳造したステ
ンレス鋼の鋳造片を、表面手入れ後あるいは表面無手入
れで150℃以上の温度で加熱炉に装入するステンレス
鋼の製造において、良好なエネルギー効率による製造コ
ストの低減や、割れや介在物に起因する不良等の発生が
極めて少ない高い製品歩留まりでの高品質の製品の安定
製造を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の連続鋳造方法を実施する連続鋳造機
を概念的に示す図である。
【図2】 本発明の連続鋳造方法の別の例を実施する連
続鋳造機を概念的に示す図である。
【図3】 本発明の第2の態様の連続鋳造方法における
冷却水の幅切りを説明するための模式図である。
【図4】 (a)および(b)は、本発明の第2の態様
の連続鋳造方法に利用される分割ロールの一例を示す概
念図である。
【図5】 本発明のステンレス鋼の連続鋳造方法と従来
のステンレス鋼の連続鋳造における熱間圧延までの燃料
原単位をしめすグラフである。
【図6】 本発明のステンレス鋼の連続鋳造方法と従来
のステンレス鋼の連続鋳造における連続鋳造速度と内部
欠陥発生指数との関係を示すグラフである。
【図7】 本発明の連続鋳造方法において二次冷却帯に
おいて幅切りを実施した場合としない場合との連鋳片角
部割れ発生率を示すグラフである。
【図8】 本発明の連続鋳造方法における連続鋳造速度
と連鋳片表面割れ発生率との関係を示すグラフである。
【図9】 本発明の連続鋳造方法における連続鋳造速度
と燃料原単位指数との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 連続鋳造機(連鋳機) 12 連続鋳造片(連鋳片) 14 トーチ 16 タンディッシュ 18 浸漬ノズル 20 モールド 22 二次冷却帯 24 鋳片サポートロール 26,36 支軸 28,30,32,34,38,40,42 軸受

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続鋳造したステンレス鋼の鋳造片を、表
    面手入れ後あるいは表面無手入れで150℃以上の温度
    で加熱炉に装入するステンレス鋼の製造方法における連
    続鋳造方法であって、 垂直曲げ型の連続鋳造機を用いて、鋳造片の未凝固の状
    態での曲げ、および鋳造片の未凝固の状態での矯正ある
    いは完全凝固後の矯正を行うことを特徴とする連続鋳造
    方法。
  2. 【請求項2】連続鋳造したステンレス鋼の鋳造片を、表
    面手入れ後あるいは表面無手入れで150℃以上の温度
    で加熱炉に装入するステンレス鋼の製造方法における連
    続鋳造方法であって、 垂直曲げ型の連続鋳造機を用いて、鋳造片の未凝固の状
    態での曲げ、および鋳造片の未凝固の状態での矯正ある
    いは完全凝固後の矯正を行い、かつ前記連続鋳造機の二
    次冷却帯の少なくとも1つのゾーンにおいて鋳片端部の
    冷却水を遮断し、さらに前記二次冷却帯の曲げ部および
    /または矯正部において分割ロールを使用して、0.8
    m/min以上の鋳造速度で連続鋳造を行うことを特徴
    とする連続鋳造方法。
JP23168093A 1993-09-17 1993-09-17 連続鋳造方法 Expired - Fee Related JP3280483B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23168093A JP3280483B2 (ja) 1993-09-17 1993-09-17 連続鋳造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23168093A JP3280483B2 (ja) 1993-09-17 1993-09-17 連続鋳造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0788597A true JPH0788597A (ja) 1995-04-04
JP3280483B2 JP3280483B2 (ja) 2002-05-13

Family

ID=16927310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23168093A Expired - Fee Related JP3280483B2 (ja) 1993-09-17 1993-09-17 連続鋳造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3280483B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010053734A (ko) * 1999-12-01 2001-07-02 이구택 스테인레스스틸 합금의 결함 제거 방법
JP2006239767A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Jtekt Corp スラブ連続鋳造機用ロール装置
CN101869969A (zh) * 2010-06-03 2010-10-27 上海宝冶集团有限公司 板坯连铸机结晶器的铜板装配方法
CN102451896A (zh) * 2010-10-18 2012-05-16 五冶集团上海有限公司 板坯连铸机扇形段安装方法
CN104043801A (zh) * 2014-06-16 2014-09-17 北京首钢股份有限公司 控制微合金钢板坯角部横裂纹的二次冷却方法
CN110315047A (zh) * 2019-07-01 2019-10-11 中国重型机械研究院股份公司 一种400系铁素体不锈钢板坯连铸方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010053734A (ko) * 1999-12-01 2001-07-02 이구택 스테인레스스틸 합금의 결함 제거 방법
JP2006239767A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Jtekt Corp スラブ連続鋳造機用ロール装置
JP4548593B2 (ja) * 2005-03-07 2010-09-22 株式会社ジェイテクト スラブ連続鋳造機用ロール装置
CN101869969A (zh) * 2010-06-03 2010-10-27 上海宝冶集团有限公司 板坯连铸机结晶器的铜板装配方法
CN101869969B (zh) * 2010-06-03 2015-07-29 上海宝冶集团有限公司 板坯连铸机结晶器的铜板装配方法
CN102451896A (zh) * 2010-10-18 2012-05-16 五冶集团上海有限公司 板坯连铸机扇形段安装方法
CN104043801A (zh) * 2014-06-16 2014-09-17 北京首钢股份有限公司 控制微合金钢板坯角部横裂纹的二次冷却方法
CN104043801B (zh) * 2014-06-16 2016-07-06 北京首钢股份有限公司 控制微合金钢板坯角部横裂纹的二次冷却方法
CN110315047A (zh) * 2019-07-01 2019-10-11 中国重型机械研究院股份公司 一种400系铁素体不锈钢板坯连铸方法
CN110315047B (zh) * 2019-07-01 2020-11-27 中国重型机械研究院股份公司 一种400系铁素体不锈钢板坯连铸方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3280483B2 (ja) 2002-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2208485C2 (ru) Способ получения стальной полосы или листа
JP3063518B2 (ja) 連続鋳造装置及び連続鋳造システム
CN102380596B (zh) 一种双流板坯连铸机调整二冷水量和辊缝值方法
JP5119505B2 (ja) 電子ビーム溶解炉で溶製された熱間圧延用チタンスラブとその溶製方法
KR20120016369A (ko) 연속박판 주조기를 이용한 듀플렉스 스테인레스 강의 제조방법
JPH07144262A (ja) 鋼材の連続鋳造法および連続鋳造・圧延法
WO2020030040A1 (en) Production of twin-roll cast and hot rolled steel strip
JP4055440B2 (ja) 連続鋳造鋳片の直送圧延方法
JPH0788597A (ja) 連続鋳造方法
KR100868143B1 (ko) 주문에 의한 강 스트립 공급 방법
JP5790470B2 (ja) 鋼の連続鋳造方法
JPH07204811A (ja) 連続鋳造方法
JP5742550B2 (ja) 連続鋳造による鋳片の製造方法および製造装置
AU2001291504A1 (en) Method of providing steel strip to order
JP5157664B2 (ja) 継目無鋼管用丸鋳片の連続鋳造方法
JP4407481B2 (ja) 中炭素鋼の連続鋳造方法
JP2011005525A (ja) 鋼鋳片の連続鋳造方法
US4582114A (en) Continuous casting apparatus for the production of cast sheets
JP2013107130A (ja) 熱間圧延用チタンスラブの溶製方法
JP3687547B2 (ja) 連続鋳造における2次冷却方法
JP2001137901A (ja) 連続鋳造鋳片のホットチャージ圧延方法
JPH10109150A (ja) 鋳片2次冷却装置
JP2604315B2 (ja) ホットコイルの製造方法
JPH07303951A (ja) 連続鋳造の二次冷却方法および設備
JP2006181583A (ja) 連続鋳造鋳片の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010807

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020129

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080222

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090222

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100222

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100222

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120222

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120222

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130222

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees