JPH0788346A - 気液混合装置 - Google Patents

気液混合装置

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JPH0788346A
JPH0788346A JP25919293A JP25919293A JPH0788346A JP H0788346 A JPH0788346 A JP H0788346A JP 25919293 A JP25919293 A JP 25919293A JP 25919293 A JP25919293 A JP 25919293A JP H0788346 A JPH0788346 A JP H0788346A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 嵩が小さく、構造が簡単であり、費用の安価
な気液混合装置を提供すること。 【構成】 清水を吸い込む第1の吸込口35、及びこの
第1の吸込口35より吸い込んだ清水を吐出する第1の
吐出口37を有する第1のポンプ31と、第1の吐出口
37と連通する第2の吸込口38、及びこの第2の吸込
口38より吸い込んだ清水を吐出する第2の吐出口42
を有する第2のポンプ32と、第2の吐出口42に設け
られ第2の吐出口42より吐出された空気の溶解する清
水を減圧して送出する減圧装置33と、第2の吐出口4
2と第2の吸込口38とを連通する連通管43、47、
48と、連通管47と48との間に設けられ連通管43
に流入する清水等が内側を通過するときに空気を吸引し
て清水等に空気を巻き込ませるインジェクタ13と、を
具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高圧下で液体に気体
を溶解及び分散させて、低圧状態で多数の微細な気泡を
発生する液体を製造する気液混合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記従来の気液混合装置として図7に示
すものがある。図7に示す1は高揚程の渦巻きポンプ、
2はコンプレッサ、3は圧力タンク、4は減圧弁であ
る。渦巻きポンプ1は、モータ(図示せず)によって回
転駆動されており、大気圧下で水を吸込口5より吸込ん
で、吐出口6から高圧の水を吐出する。この高圧の水
は、連通管7を通って圧力タンク3内に流入する。一
方、コンプレッサ2は、空気を吸込口8より吸込んで、
この吸い込んだ空気を圧縮して連通管9を介して圧力タ
ンク3内に供給する。これによって、圧力タンク3内は
高圧となり、水10の中に空気11が溶解していく。ま
た、圧力タンク3内では、圧縮空気11を圧力水10の
中に吹き込んでいるので、圧縮空気11を圧力水10中
に分散させることができる。次に、このように高圧下で
多量の空気を溶解させた水を圧力タンク3から流出させ
て減圧弁4を通して大気圧(低圧)に戻すと、水中に溶
解している空気が多量の微細な気泡となって現れて、水
面に向かって浮上する。このようにして水中に多量の気
泡を発生する水を製造することができる。
【0003】この気液混合装置は、例えば排水処理工程
における浮上分離方式に使用されている。浮上分離方式
とは、沈降性の悪い浮遊物質を含む汚水中にこの多量の
気泡を含む水を混入させて、気泡が汚水中を浮上する際
にこの気泡を浮遊物質に付着させることにより浮遊物質
の比重を小さくし、この比重の小さくなった浮遊物質を
汚水面に浮上させてこれを分離する方式である。
【0004】しかし、上記図7に示す従来の気液混合装
置では、コンプレッサ2及び圧力タンク3を必要とする
為に、装置が大がかりとなり、装置全体の費用が高くつ
くという問題がある。
【0005】上記問題を解決する為に図8に示す気液混
合装置が考え出されている。図8に示す12は高揚程の
渦巻きポンプ、13はインジェクタである。このインジ
ェクタ13は、図6に示すように、ノズル14とこのノ
ズル14と螺合する吹き出し部15とからなっており、
吹き出し部15の周壁には空気取り入れ口16を穿設し
てある。このノズル14の入口17より水を供給する
と、水はノズル孔18及び吹き出し孔19を通って出口
20から噴出する。なお、水が吹き出し部15の入口に
形成されている部屋21を通過する際、空気取り入れ口
16より大気圧の空気を引き込んで巻き込むことがで
き、これによって、空気を巻き込んだ水を吹き出し部1
5の出口20から噴出することができる。
【0006】この気液混合装置によると、渦巻きポンプ
12を駆動すると、水が吸込み管22を通り、この吸込
み管22の出口で2方に分岐し、一方は、連通管23を
通って渦巻きポンプ12の吸込口24に流入し、他方
は、インジェクタ13が設けられている連通管25を通
って吸込口24に流入する。従って、ポンプ12には、
空気が混入した水が流入し、ポンプ12は、空気が混入
した水を、インペラ(羽根車)の回転によって攪拌して
空気を水に溶解及び分散させることができる。なお、ポ
ンプ12内の圧力は、インペラの回転によって高められ
ている。そして、この空気を溶解等した水を吐出口26
より吐出する。この吐出口26より吐出された水は、大
気圧下で多数の気泡を発生する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8に示す気
液混合装置では、ポンプ12内に水と共に空気を送り込
んでいるので、ポンプ12による水を押し出す能力が低
下し(インペラが空転するような状態となる。)、その
為に水圧を高圧にまで上昇させることができないという
問題がある。このように、ポンプ12内の圧力が高圧と
ならず、即ち、低圧の状態であると、水に溶解させるこ
とができる空気量が少なくなり、従って、このポンプ1
2の吐出口26より吐出された水は、大気圧下で少量の
気泡しか発生することができないという問題がある。そ
の結果、例えば排水処理工程において、気泡を浮遊物質
に付着させる機会が少なくなり、汚水面に浮上させるこ
とができる浮遊物質の量が少なくなるという問題があ
る。
【0008】本発明は、嵩が小さく、構造が簡単であ
り、費用の安価な気液混合装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明の気液混合装
置は、液体を吸い込む第1の吸込口、及びこの第1の吸
込口より吸い込んだ液体を吐出する第1の吐出口を有す
る第1のポンプと、第1の吐出口より吐出される液体を
吸い込む第2の吸込口、及びこの第2の吸込口より吸い
込んだ液体を吐出する第2の吐出口を有する第2のポン
プと、第2の吐出口に設けられ第2の吐出口より吐出さ
れた液体を減圧して送出する減圧装置と、第2の吸込口
に気体を流入させるための気体流入手段と、を具備する
ことを特徴とするものである。
【0010】第2の発明の気液混合装置は、液体を吸い
込む第1の吸込口、及びこの第1の吸込口より吸い込ん
だ液体を吐出する第1の吐出口を有する第1のポンプ
と、第1の吐出口と連通する第2の吸込口、及びこの第
2の吸込口より吸い込んだ液体を吐出する第2の吐出口
を有する第2のポンプと、第2の吐出口に設けられ第2
の吐出口より吐出された液体を減圧して送出する減圧装
置と、第2の吐出口と第2の吸込口とを連通する連通管
と、該連通管の途中に設けられ第2の吐出口から上記連
通管に流入する液体が内側を通過するときに上記連通管
の外側から気体を吸引して液体に巻き込ませることがで
きるインジェクタと、を具備することを特徴とするもの
である。
【0011】
【作用】第1の発明は、第1のポンプ及び第2のポンプ
を駆動すると、第1のポンプが、液体を第1の吸込口よ
り吸込んで第1の吐出口から吐出し、第2のポンプが、
第1の吐出口より吐出された液体を第2の吸込口より吸
込んで第2の吐出口から吐出する。第2の吐出口より吐
出された液体は、減圧装置により減圧されて送出され
る。これにより、第1の吐出口と第2の吐出口間の流路
内の液体の圧力を、主に第1のポンプ、それと第2のポ
ンプによって高くすることができる。そして、気体流入
手段は、第2の吸込口に気体を流入させることができ
る。これにより、第2のポンプ内に気体を流入させるこ
とができる。その結果、第2のポンプは、気体が混入す
る液体を所定の高圧力下でインペラにより攪拌すること
ができるので、気体を液体に溶解及び分散させることが
できる。
【0012】第2の発明は、第2のポンプの第2の吐出
口と第2の吸込口とを連通管によって連通しているの
で、第2の吐出口より吐出される液体の一部が連通管を
通って第2の吸込口に戻り、再び第2のポンプ内を通
る。そして、この連通管内を通る液体がインジェクタの
内側を通過する際に、連通管の外側から気体を吸引して
巻き込み、液体に気体が混入する。この気体が混入した
液体は、第1の吐出口より吐出される液体と合流して第
2のポンプ内に流入する。このようにして第2のポンプ
内に流入した気体の混入する液体は、第1の発明と同様
に、所定の高圧力下で第2のポンプのインペラによって
攪拌することができ、これによって気体を液体に溶解及
び分散させることができる。
【0013】
【実施例】本発明の第1実施例を図1を参照して説明す
る。この実施例の気液混合装置は、例えば排水処理工程
における浮上分離方式に使用するものである。つまり、
図1に示す気液混合装置は、タンク27等に貯留されて
いる浮遊物質を含まない水28(以下、清水28とい
う。)を吸込んで、高圧下でこの清水28に空気を溶解
及び分散させ、そして、この空気を溶解等させた清水を
減圧して浮遊物質を含む汚水29中に供給するものであ
る。そうすると、従来例で説明したように、気泡30が
汚水29中を浮上する際に浮遊物質に付着して、浮遊物
質の比重を小さくすることができ、この比重の小さくな
った浮遊物質を汚水面に浮上させてこれを分離すること
ができる。
【0014】図1に示す31は第1のポンプ、32は第
2のポンプ、33は減圧装置、34は気体流入手段であ
る。
【0015】第1のポンプ31は、渦巻きポンプであ
る。ただし、渦巻きポンプに限定するものではなく、こ
れ以外のポンプを使用することができる。要は、吸い込
んだ水にエネルギを与える機能を有し、第1のポンプ3
1と連通する第2のポンプ32内の圧力を所定の圧力に
上昇させることができるものであればよい。なお、図に
は示さないが、第1のポンプ31は、モータと連結して
おり、このモータによって回転駆動される。そして、図
1に示すように、第1のポンプ31の第1の吸込口35
には、吸込み管36の一端が接続しており、吸込み管3
6の他端が清水28中に漬かっている。第1のポンプ3
1の第1の吐出口37と第2のポンプ32の第2の吸込
口38とは、連通管39、40及びT字型接続管41を
介して連通している。
【0016】第2のポンプ32は、渦巻きポンプであ
る。ただし、渦巻きポンプに限定するものではなく、こ
れ以外のポンプを使用することができる。要は、吸い込
んだ水にエネルギを与える機能と、内側に流入する清水
と空気とを攪拌することができる機能とを備えるもので
あればよい。なお、図には示さないが、第2のポンプ3
2は、モータと連結しており、このモータによって回転
駆動される。そして、図1に示すように、第2のポンプ
32の第2の吐出口42は、連通管43、44及びT字
型接続管45を介して減圧装置33の入口と連通してい
る。
【0017】減圧装置33は、減圧弁であり、入口から
流入した空気が溶解等されている高圧の清水を大気圧程
度に減圧して出口及び吐出管46を通して排出する。
【0018】気体流入手段34は、図1に示すようにイ
ンジェクタ13を備えている。インジェクタ13は、図
6に示すものであり、詳細な説明を省略する。インジェ
クタ13は、ノズル14の入口17に連通管47の一端
が接続されており、この連通管47の他端がT字型接続
管45の1つの開口部と接続している。そして、インジ
ェクタ13の吹き出し部15の出口20には、連通管4
8の一端が接続しており、連通管48の他端がT字型接
続管41の1つの開口部と接続している。更に、インジ
ェクタ13の空気取り入れ口16には連通管49が接続
しており、この連通管49にはバルブ50を設けてあ
る。このバルブ50の他方の開口部は大気に開放してい
る。
【0019】図1に示す51、51は、圧力計であり、
各連通管40、44内の圧力を測定するためのものであ
る。
【0020】次に、上記構成の気液混合装置により、空
気を溶解及び分散させた清水を製造する手順を説明す
る。まず、第1のポンプ31及び第2のポンプ32を順
に回転駆動する。すると、第1のポンプ31が、清水2
8を第1の吸込口35より吸込んで第1の吐出口37か
ら吐出し、第2のポンプ32が、第1の吐出口37より
吐出された清水を第2の吸込口38より吸込んで第2の
吐出口42から吐出する。第2の吐出口42より吐出さ
れた清水の一部は、連通管44を通って減圧装置33に
流入し、減圧装置33により略大気圧に減圧されて吐出
管46から吐出する。一方、第2の吐出口42より吐出
された清水の一部は、T字型接続管45により分岐され
てインジェクタ13を通り、インジェクタ13を通過し
た清水は、T字型接続管41に流入して第1の吐出口3
7より吐出される清水と合流して再び第2の吸込口38
に流入する。このようにインジェクタ13に清水が流れ
た状態でインジェクタ13のバルブ50を開放する。す
ると、従来例で説明したように、インジェクタ13内を
流れる清水がインジェクタ13の空気取り入れ口16よ
り空気を引き込んで巻き込むことができ、空気を巻き込
んだ清水を吹き出し部15の出口20から噴出すること
ができる。
【0021】この状態で、第1の吐出口37と第2の吐
出口42間の流路内の清水の圧力を、主に第1のポンプ
31、それと第2のポンプ32によって所定の高圧力に
上昇させることができる。即ち、第2のポンプ32内に
は空気が混入しているので、第2のポンプ32によって
はこの第2のポンプ32内の圧力を上昇させる程度は低
いが、第1のポンプ31内には、空気が混入しておら
ず、従って、第1のポンプ31によって第2のポンプ3
2内の圧力を所定の高圧力に上昇させることができる。
そして、所定の高圧下において空気の混入した清水を、
第2のポンプ32内でそのインペラの回転により攪拌す
ることができるので、多量の空気を清水に溶解及び分散
させることができる。
【0022】そして、このように高圧下で空気を溶解等
させた清水を減圧装置33により減圧して、大気圧下の
状態にある浮遊物質を含む汚水29中に供給すると、汚
水29中に多数の超微細な気泡30が発生し、この多数
の気泡30が汚水29中を浮上する際に多くの浮遊物質
に付着して、夫々の浮遊物質の比重を小さくすることが
でき、この比重の小さくなった浮遊物質を汚水面に浮上
させることができる。このようにして浮上させた浮遊物
は、効率よく水と分離し、除去することができる。
【0023】第2実施例を図2(a)を参照して説明す
る。この実施例の気液混合装置は、図1に示す第1実施
例の気液混合装置のT字型接続管45と減圧装置33と
の間に設けた連通管44の途中に第2のポンプ32と同
等のポンプ(渦巻きポンプ)53を設けたものである。
これ以外は第1実施例と同等である。ポンプ53には、
第2のポンプ32の第2の吐出口42から吐出される空
気が溶解等された清水が供給される。このポンプ53
は、この空気が溶解等された清水をインペラの回転によ
り攪拌して、清水中に分散されている空気を更に細かく
分散させることができると共に、分散している空気を清
水中に更に溶解させることができる。そして、このポン
プ53によりポンプ53内の圧力を第2のポンプ32内
の圧力よりも高い圧力にすることができ、これによって
も、第1実施例よりも多くの空気を清水に溶解及び分散
させることができる。
【0024】第3実施例を図2(b)を参照して説明す
る。この実施例の気液混合装置は、図1に示す第1実施
例の気液混合装置の吸込み管36の途中に第1のポンプ
31と同等のポンプ(渦巻きポンプ)54を設けたもの
である。これ以外は第1実施例と同等である。ポンプ5
4は、清水28に漬かっている吸込み管36を通して吸
い込んだ清水28を所定の水圧に上昇させ、この加圧水
を第1の吸込口35に供給する。これによって、第2の
ポンプ32内の圧力を第1実施例よりも上昇させること
ができ、その結果、第2のポンプ32内において第1実
施例よりも多くの空気を清水に溶解及び分散させること
ができる。
【0025】第4実施例を図2(c)を参照して説明す
る。この実施例の気液混合装置は、図1に示す第1実施
例の気液混合装置のT字型接続管41と第2のポンプ3
2の第2の吸込口38とを連通する連通管40の途中に
第2のポンプ32と同等のポンプ(渦巻きポンプ)55
を設けたものである。これ以外は第1実施例と同等であ
る。この気液混合装置によると、第1のポンプ31が吐
出する空気の混合する清水を、ポンプ55と第2のポン
プ32とを通過する間に攪拌されるので、第1実施例よ
りも多くの空気を清水に溶解及び分散させることがで
き、しかも、ポンプ55を設けたことにより、第2のポ
ンプ32において第1実施例よりも高圧下で空気の溶解
及び分散を行うことができる。
【0026】第5実施例を図3(a)を参照して説明す
る。この実施例の気液混合装置は、バランスディスク形
の5段式渦巻きポンプ56を利用しており、同図に示す
吸込口57より清水28を吸込んで吐出口58から空気
が溶解及び分散している高圧の清水を吐出する。吐出口
58には、連通管59が接続しており、この連通管59
の途中には減圧装置33を設けてある。そして、3段目
のポンプ67の流路壁60と5段目のポンプ69の流路
壁61とには開口部62、63(図5参照)を設けてあ
り、この2つの開口部62、63を連通管64、64を
介して連通させている。この連通管64、64の途中に
は、第1実施例と同等のインジェクタ13を設けてあ
る。図5は、この5段式渦巻きポンプ56の拡大部分断
面図である。つまり、この実施例の1、2、3段目のポ
ンプ65、66、67が第1実施例の第1のポンプ31
に相当しており、4、5段目のポンプ68、69が第1
実施例の第2のポンプ32に相当している。そして、イ
ンジェクタ13及び連通管64、64が第1実施例の気
体流入手段34に相当する。従って、空気が混入しない
1、2、3段目のポンプ65、66、67によって4、
5段目の各ポンプ68、69内の圧力を所定の高圧力に
上昇させることができ、4、5段目のポンプ68、69
に各インペラの回転によって、高圧下で空気を清水に溶
解及び分散させることができる。この第5実施例の気液
混合装置によると第1実施例よりも多量の空気を清水に
溶解及び分散させることができる。そして、多段式ポン
プを使用しているので単段式のポンプを接続して使用す
る場合と比較して設置スペースを少なくすることができ
る。
【0027】第6実施例を図3(b)を参照して説明す
る。この実施例の気液混合装置と第5実施例の気液混合
装置とが相違するところは、第5実施例の気液混合装置
では、3段目のポンプ67の流路壁60と5段目のポン
プ69の流路壁61とに開口部62、63を設けて、こ
の2つの開口部62、63を連通管64、64を介して
連通させ、この連通管64、64の途中にインジェクタ
13を設けた構成であるのに対して、第6実施例の気液
混合装置では、2段目のポンプ66の流路壁70と4段
目のポンプ68の流路壁71とに開口部を設けてこの2
つの開口部を連通管72、72を介して連通させ、この
連通管72、72の途中にインジェクタ13を設けた構
成としたところである。これ以外は第5実施例と同等で
ある。
【0028】第7実施例を図4を参照して説明する。こ
の実施例の気液混合装置は、同図に示すように、4台の
渦巻きポンプを備えており、第1番目のポンプ73の吸
込口74には、吸込み管36を接続してある。そして、
第1番目のポンプ73の吐出口76と第2番目のポンプ
77の吸込口78とを連通管79、79を介して連通
し、第2番目のポンプ77の吐出口80と第3番目のポ
ンプ81の吸込口82とを連通管83を介して連通して
あり、そして、第3番目のポンプ81の吐出口84と第
4番目のポンプ85の吸込口86とを連通管87を介し
て連通してある。第4のポンプ85の吐出口88には、
連通管89を介して第1実施例と同等の減圧装置33を
接続してあり、この減圧装置33の出口には吐出管46
を接続してある。また、第1番目のポンプ73と第2番
目のポンプ77とを連通する連通管79、79の途中に
は第1実施例と同等のインジェクタ13を設けてある。
【0029】この気液混合装置によると、吸込み管36
を介して清水を吸引し、この吸引した清水を、第1、第
2、第3及び第4番目の各ポンプ73、77、81、8
5を順番に通過させて高圧とすることができる。そし
て、吐出口76から吐出されて、連通管79を通ってイ
ンジェクタ13を通過する清水に空気を混入させること
ができる。第2乃至第4番目のポンプ77、81、85
は、空気が混入した清水を高圧下で各インペラの回転に
より攪拌して、空気を清水に溶解及び分散させることが
できる。従って、空気を溶解等させた清水を減圧装置3
3によって略大気圧に減圧して吐出することによって、
多数の微小の気泡が発生する清水を製造することができ
る。
【0030】ただし、上記第1乃至第7実施例では、イ
ンジェクタ13を使用して清水28に空気を混入させる
構成としたが、インジェクタ13を設けずに、各インジ
ェクタ13と対応する位置を通過する清水に、所定量の
空気を強制的に混入させる構成とすることができる。空
気を強制的に供給する装置として、例えばコンプレッサ
を使用することができる。ただし、供給する空気量を調
整する為にコンプレッサの空気吐出口に流量調整弁を設
ける必要がある。
【0031】そして、上記第1乃至第7実施例では、清
水を吸込んで、この清水に空気を溶解及び分散させて、
この空気を溶解等させた清水を浮遊物質を含む汚水に供
給して、この浮遊物質を汚水面に浮上させたが、清水を
吸い込まずに、浄化しようとする汚水を吸い込ませて、
この汚水に空気を溶解及び分散させて、この空気を溶解
等させた汚水を元の汚水に戻して浮遊物質を浮上させる
ようにしてもよい。
【0032】また、上記第1乃至第7実施例では、この
発明の気液混合装置を排水処理工程における浮上分離方
式に使用したが、これ以外の目的にも利用することがで
きる。例えば、気泡が破裂するときに生じる超音波を利
用する洗浄装置に適応することができる。この場合、空
気を洗浄液に溶解及び分散させるとよい。そして、風呂
の湯の中に気泡を発生させることにより、身体の洗浄、
マッサージ用として使用することもできる。更に、湖沼
を浄化する装置としても利用することができる。更に、
気体、例えば炭酸ガスを、液体、例えば水に混合、溶解
させて、炭酸水を製造することができるし、気体を液体
に混合、溶解させて、気体と液体を化学反応させる処理
にも使用することもできる。
【0033】
【発明の効果】本発明の気液混合装置は、主に第1のポ
ンプ、それと第2のポンプにより第2のポンプ内の圧力
を所定の高圧力にすることができ、この所定の高圧力下
で気体の混入する液体を第2のポンプのインペラによっ
て攪拌する構成である。従って、図7に示す第1の従来
例と比較して、圧力タンク3を不要とすることができる
点で気液混合装置の嵩を小さくすることができると共
に、構造を簡単にすることができ、これによって、設置
スペースを狭くすることができ、しかも気液混合装置の
費用の低減を図ることができるという効果がある。そし
て、図8に示す第2の従来例と比較して、気体の混入す
る液体を攪拌する第2のポンプ内の圧力を、第2の従来
例のポンプ12内の圧力よりも高くすることができ、こ
れによって液体に溶解及び分散させる気体の量(重量)
を第2の従来例よりも増加させることができるという効
果がある。これにより、本発明により気体を溶解及び分
散させた液体を例えば大気圧に戻すと、第2の従来例の
装置によるものと比較して多量の気泡を発生させること
ができる。
【0034】第2の発明の気液混合装置は、インジェク
タを利用しており、インジェクタを通過する液体によっ
て気体を液体中に混入させる構成であるので、図7に示
す第1の従来例のようにコンプレッサ2を必要としな
い。従って、第1の従来例と比較して、コンプレッサ2
及び圧力タンク3を不要とすることができ、これによっ
て、装置の設置スペースを狭くすることができ、しかも
気液混合装置の費用の低減を図ることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係る気液混合装置を示
す正面図である。
【図2】同発明の第2、第3及び第4実施例に係る気液
混合装置を示す正面図である。
【図3】同発明の第5及び第6実施例に係る気液混合装
置を示す正面図である。
【図4】同発明の第7実施例に係る気液混合装置を示す
正面図である。
【図5】同第5実施例の5段式渦巻きポンプの拡大部分
断面図である。
【図6】同第1乃至第7実施例のインジェクタの拡大断
面図である。
【図7】従来の気液混合装置を示す正面図である。
【図8】従来の他の気液混合装置を示す正面図である。
【符号の説明】
28 清水 29 汚水 30 気泡 31 第1のポンプ 32 第2のポンプ 33 減圧装置 34 気体流入手段 35 第1の吸込口 37 第1の吐出口 38 第2の吸込口 42 第2の吐出口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を吸い込む第1の吸込口、及びこの
    第1の吸込口より吸い込んだ液体を吐出する第1の吐出
    口を有する第1のポンプと、第1の吐出口より吐出され
    る液体を吸い込む第2の吸込口、及びこの第2の吸込口
    より吸い込んだ液体を吐出する第2の吐出口を有する第
    2のポンプと、第2の吐出口に設けられ第2の吐出口よ
    り吐出された液体を減圧して送出する減圧装置と、第2
    の吸込口に気体を流入させるための気体流入手段と、を
    具備することを特徴とする気液混合装置。
  2. 【請求項2】 液体を吸い込む第1の吸込口、及びこの
    第1の吸込口より吸い込んだ液体を吐出する第1の吐出
    口を有する第1のポンプと、第1の吐出口と連通する第
    2の吸込口、及びこの第2の吸込口より吸い込んだ液体
    を吐出する第2の吐出口を有する第2のポンプと、第2
    の吐出口に設けられ第2の吐出口より吐出された液体を
    減圧して送出する減圧装置と、第2の吐出口と第2の吸
    込口とを連通する連通管と、該連通管の途中に設けられ
    第2の吐出口から上記連通管に流入する液体が内側を通
    過するときに上記連通管の外側から気体を吸引して液体
    に巻き込ませることができるインジェクタと、を具備す
    ることを特徴とする気液混合装置。
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