JP6600065B1 - スタティックミキサー - Google Patents

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Abstract

【課題】 液体中に混入した長尺状の物質による目詰まり問題を解決し、流体の撹拌混合と流体の流れを促進させるものである。【解決手段】 蓋板5及び底板2を有した本体パイプ1の下方内部に第1リング7を設けて該本体パイプの上部に出口パイプ6を連結し、蓋板5の中央部に挿通して固定した入口パイプアセンブリ3の下流側に環状凸部14を有した連結筒4を連結し、該連結筒の下部と第1リング7との間に第1通路11を設け、第1リング7の内径と略同径に形成した環状凸部14と本体パイプ1との間に第2通路12を設け、本体パイプ1と底板2と第1リング7とで形成した第1混合作用室8と本体パイプ1と前記環状凸部14とで形成した第2作用室9との間に第1通路11を設け、前記第2混合作用室9と入口パイプアセンブリ3と連結筒4の環状凸部14と蓋板5とで形成した第3混合作用室10との間に第2通路12を設けてある。【選択図】 図1

Description

本発明は、流体中に混入した長尺物質により流路が詰まるという問題を解消させると共に圧力損失の低いスタティックミキサーに関する。
気体・液体、粉体などの流体を効率よく攪拌・混合させるため、流路中に混合手段を介装させることにより、流路中に乱れ(渦流などの乱流)を発生させて流体を効果的に撹拌・混合させる装置としてスタティックミキサーが広く知られ、その構造も多種多様である。特に、流体を効率よく攪拌するスタティックミキサーとして流路の流入管の内面に、撹拌用の複数の突起片を有したリング部を設けてあるもの(特許文献1)。さらには、流路中の配管内に回転軸用オリフィス板に前部プロペラ及び後部プロペラを回転可能に取付けて流体を効率的に攪拌するものが知られている(特許文献2)。
特開平4―44814号義公報 特開昭52―130058号公報
しかし、前者のスタテックミキサーは、流路の求心方向に向かって羽部を設けてあるため、流体に含まれる長尺状の塵は突起片に引っ掛かりやすく、経時的に流路が徐々につまることにより内部圧力が高まって流れにくくなる可能性がある。また、後者のスタティックミキサーは、流路中の配管内に介装された回転軸用オリフィス板に回転可能に設けた前部プロペラ及び後部プロペラに、長尺状の塵が引っ掛かりやすく、長尺物が引っ掛かるとると内部圧力が高まって流動する流量が減少して流れにくくなるという問題点を有している。
さらには、公共の水道設備あるいは下水道のような大量の水或いは下水を処理する設備において、標準活性汚泥設備の一部である曝気槽は、微細気泡を生成するための散気管送風機によって大量の空気を使うため、その動力費が膨大となることから公共施設である下水処理場において、空気生成に伴う動力費が全体設備の動力費の40%に相当する大変な電気料金費を必要としている。
一方、汚水処理を行うための汚水には多くのゴミ(髪の毛や紐状の長尺物)が含まれており、曝気を行うための微細気泡を生成するために従来型のスタティックミキサーを使用すると、前記したごとく、スタティックミキサーは流体を攪拌するため流路内に多くの撹拌羽が求心方向に突出している。そのため、流動中の汚水に含まれるゴミ(髪の毛や紐状の長尺物)がこの撹拌羽やプロペラに引っ掛かり流体の流れが悪くなる「詰まり」の問題が常にある。そのため、取引市場においていまだ効率的なスタティックミキサーが流通されていないのが実情である。
そこで、本発明は、このような問題点を解決するために、流路中に配したスタティックミキサー(以下、ミキサーという。)は、内部に髪の毛や糸状の長尺状の物質が混入した場合でも内部構造物に引っ掛からなくすることにより、流体の混合効率を高めて圧力損失を低くし、消費電力を少なくすることにより動力費を軽減して流体を効率的に攪拌・混合することを課題とするものである。
第1の発明は、蓋板5及び底板2を有した本体パイプ1の下方内部に第1リング7を設け、該本体パイプの上方に出口パイプ6を連結し、前記蓋板5の中央部に挿通して固定した入口パイプアセンブリ3の下流側に環状凸部14を有した連結筒4を取付け、該連結筒の下部と前記第1リング7との間に第1通路11を設け、前記第1リング7の内径と略同径に形成した環状凸部14と本体パイプ1との間に第2通路12を設けてなり、本体パイプ1と底板2と第1リング7との間に形成した第1混合作用室8と、本体パイプ1と前記環状凸部14との間に形成した第2混合作用室9とを第1通路11で連通し、前記第2混合作用室9と、本体パイプ1と入口パイプアセンブリ3と連結筒4の環状凸部14と蓋板5とで形成した第3混合作用室10との間に第2通路12を設けてなることを特徴とする。また、前記本体パイプ1の下方に取付けた底板2の内底面に、凹凸面を有した複数の凹部60を同心円状に設け、前記入口パイプアセンブリの下部から流出する流体が該凹部上を通過するようにしたことを特徴とする。さらには、前記本体パイプ1の下方に取付けた底板2の内底面に、各一端を底板の表面と同一面にして一端から他端まで傾斜した複数の螺旋状傾斜板62を、底板の中心部に夫々放射状に取付けたことを特徴とする。
したがって、ミキサー内に流入した長尺状の物質が器機内において引っ掛かからないような構成にしたことにより、流体がスムースに流れ圧力損失が少なく撹拌混合効率の高いスタティックミキサーを得ることができる。
第2の発明は、蓋板5及び底板2を有した本体パイプ1の下方内面に第1リング7と第2リング7aを間隔を有して取付けると共に本体パイプ1の上部に出口パイプ6を連結し、蓋板5の中央部に挿通して固定した入口パイプアセンブリ3の下流側に第1連結筒16と第2連結筒17を連結し、第1連結筒16の環状凸部16aと、第1リング7及び第2リング7aの内径とを略同径に形成してなり、本体パイプ1と底板2と第1リング7とで形成した第1混合作用室20と、本体パイプ1に取付けた第1リング7と第2連結筒17の環状凸部18とで形成した第2混合作用室21との間に第1通路22を設け、第2連結筒17の環状凸部18と本体パイプ1に取付けた第2リング7aとで形成した第3混合作用室25と、第2リング7aと第1連結筒16の環状凸部16aとで形成した第4混合作用室27との間に第3通路26を設け、本体パイプ1と第2連結筒17の環状凸部18との間に第2通路23を設け、本体パイプに設けた第2リング7aと第1連結筒16との間に第3通路26を設け、第1連結筒16の環状凸部16aと本体パイプ1との間に第4通路28を設けてなることを特徴とする。また、前記本体パイプ1の下方に取付けた底板2内底面に、凹凸面を有した複数の凹部60を同心円状に設け、前記入口パイプアセンブリの下部から流出する流体が該凹部上を通過するようにしたことを特徴とする。さらには、前記本体パイプ1の下方に取付けた底板2の内底面に、各一端を底板の表面と同一面にして一端から他端まで傾斜した複数の螺旋状傾斜板62を、底板の中心部に夫々放射状に取付けたことを特徴とする
したがって、流体は、複数の狭い通路と複数の広い混合作用室を交互に通過する際に受ける圧力変化によってオリフィス効果が得られるため流体を効率よく撹拌・混合させて混合効果を高めることができるとともに、流体の圧力損失を大幅に減少させることを可能としている。そのため、大量の水或いは下水を浄化処理する設備に使用すると、空気生成に必要とする動力費を大幅に減少させることができるので大変経済的である。
第3の発明は、本体パイプ1の外周に環状通路36を介して設けた長尺な外筒30の底部に取付けた第2底板2bに出口パイプ6連結し、第2底板2bと底板2との間に下部通路37を設け、外筒30と本体パイプ1の上部に取付けた蓋板5の中央部に挿通して固定した入口パイプアセンブリ3の下流側に、環状凸部33aを有した連結筒33を連結し、該連結筒の下部と、本体パイプ1に設けた第1リング7との間に第1通路34を設け、本体パイプ1と、連結筒33の環状凸部33aとの間に第2通路35を設け、本体パイプ1の上方周面に設けた複数の小孔からなる第3通路38を設けてなることを特徴とする。また、前記本体パイプ1の下方に取付けた底板2内底面に、凹凸面を有した複数の凹部60を同心円状に設け、前記入口パイプアセンブリの下部から流出する流体が該凹部上を通過するようにしたことを特徴とする。さらには、前記本体パイプ1の下方に取付けた底板2の内底面に、各一端を底板の表面と同一面にして一端から他端まで傾斜した複数の螺旋状傾斜板62を、底板2の中心部に夫々放射状に取付けたことを特徴とする。
したがって、本体パイプ1の外周に環状通路36を介して長尺な外筒30を取付けたことにより、流体は、複数の狭い通路と複数の広い混合作用室を交互に通過する際の圧力変化によってオリフィス効果が得られるため流体が効率よく撹拌・混合させて混合効果を高めることができる。
第4の発明は、蓋板5と底板2を有した本体パイプ1の上方に出口パイプ6を連結すると共に、前記蓋板5の中心部に挿通して本体パイプ1内に固定した入口パイプアセンブリ3の下流側に環状凸部45aを有した連結筒45を連結し、該連結筒の環状凸部45aの下部周縁に設けた環状突出部48と、本体パイプ1の下方内部に設けた第1リング7の上面との間に狭い第1通路49および環状凸部45aの外周と本体パイプ1との間に狭い第2通路52を設けてなることを特徴とする。また、前記本体パイプ1の下方に取付けた底板2内底面に、凹凸面を有した複数の凹部60を同心円状に設け、前記入口パイプアセンブリの下部から流出する流体が該凹部上を通過するようにしたことを特徴とする。さらには、前記本体パイプ1の下方に取付けた底板2の内底面に、各一端を底板の表面と同一面にして一端から他端まで傾斜した複数の螺旋状傾斜板62を、底板の中心部に夫々放射状に取付けたことを特徴とする。
したがって、流体は、複数の狭い通路と複数の広い混合作用室を交互に通過する際に、ミキサーから受ける圧力変化によってオリフィス効果が得られるため流体が効率よく撹拌・混合することにより、撹拌・混合効果が高めることができると共に、流体の圧力損失を大幅に減少させることを可能としている。
第1スタティックミキサーの断面図である。 第1スタティックミキサーに取付けた連結筒の第1変形例を示した断面図である。 第1スタティックミキサーに取付けた連結筒の第2変形例を示した断面図である。 入口パイプアセンブリの変形例を示した断面図である。 第2スタティックミキサーの断面図である。 第2スタティックミキサーに取付けた第2連結筒の第1変形例を示した断面図である。 第2スタティックミキサーに取付けた第2連結筒の第2変形例を示した断面図である。 第3スタティックミキサーの断面図である。 第4スタティックミキサーの断面図である。 第4スタティクミキサーを構成する入口パイプアセンブリと連結筒の断面図である。 図10に示す連結筒の底面図である。 第1〜4スタティックミキサーの底板の第1変形例を示した断面図である。 図12のA−A線断面図である。 第1〜4スタティックミキサーの底板の第2変形例を示した断面図である。 図14のB−B線断面図である。 底板の第2変形例に示す螺旋状傾斜板に対して入口パイプアセンブリからの流体の流れ方向を示した説明図である。 螺旋状傾斜板の拡大平面図である。 図17に示した螺旋状傾斜板の拡大正面図である。
第1スタティックミキサーAの発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明すると、図1は第1スタティックミキサーの断面図、図2は第1スタティックミキサーに取付けた連結筒の第1変形例を示した断面図、図3は第1スタティックミキサーに取付けた連結筒の第2変形例を示した断面図、図4は入口パイプアセンブリの変形例を示した断面図である。第1スタティックミキサーAは、全体を筒状に形成したパイプ本体1の下端底部に底板2を設け、上端に蓋板5を取付け、該蓋板の中央に設けた取付孔5aに流体を本体パイプ1に流入させる入口パイプアセンブリ3を挿通して固定してある。
本体パイプ1の上方側面に設けた連結孔1aに本体パイプ1内の流体を外部に流出させる出口パイプ6を連結し、入口パイプアセンブリ3の下流側には、入口パイプアセンブリ3の筒部3aとほぼ同径な連結筒4を連結し、該連結筒の上端外周に鍔状の環状凸部14を設けてある。この入口パイプアセンブリ3は、筒部3aの下端に環状凸部14を有した連結筒4を別体に形成したが、一体に形成してもよい。
本体パイプ1内に挿通して固定した入口パイプアセンブリ3の下方に位置する第1リング7を本体パイプ1に固定し、さらに、底板2及び蓋板5を有した本体パイプ1の下方内部に第1混合作用室8を形成し、第1リング7と入口パイプアセンブリ3をなす筒部3aの下部に設けた連結筒4の上部で周方向に設けた鍔状の環状凸部14とで、第2混合作用室9を形成してある。さらに、入口パイプアセンブリ3の下部に設けた連結筒4の環状凸部14と、本体パイプ1に設けた蓋板5とで第3混合作用室10を形成し、この第3混合作用室10は出口パイプ6に連通してある。
第1混合作用室8と第2混合作用室9は、第1リング7と、本体パイプ1に取付けた蓋板5に固定した入口パイプアセンブリ3に連結した連結筒4の下部との間に設けた狭い第1通路11で連通し、第2混合作用室9とその上方に位置した第3混合作用室10は、本体パイプ1と環状凸部14との間に設けた狭い第2通路12で連通してある。
入口パイプアセンブリ3に連結した連結筒4の下部から流出する流体は、連結筒4の下部から第1リング7内を通って第1混合作用室8に流入し底板2に衝突して上方に反転し、該連結筒の下部から流下する流体の外側部分を通って上昇し、連結筒4の下部と第1リング7との間に設けた狭い第1通路11を通って第2混合作用室9に流入する。この第2混合作用室9内に流入した流体は、連結筒4の外周に沿って上昇して環状凸部14の下面に衝突して反転することにより渦巻流、衝突流などの乱流となって第1リング7の上面に衝突して効率的に攪拌混合する。
第2混合作用室9内で撹拌混合した流体は、本体パイプ1と入口パイプアセンブリ3の連結筒4の外周に沿って上昇し、環状凸部14と本体パイプ1との間に設けた狭い第2通路12を通って第3混合作用室10に流入して蓋板5に衝突反転し、第3混合作用室10内で撹乱混合された後、本体パイプ1に連結した出口パイプ6から流出する。このようにそれぞれ狭い第1、第2通路11、12とやや広い混合作用室8、9、10を交互に通過する際に流体が受ける圧力変化によってオリフィス効果が得られ、流体は減圧と加圧を繰り返して撹拌混合を高めることができるものである。
図2において、第1実施例の入口パイプアセンブリ3の下部に連結した連結筒4aは、筒部の下端を本体パイプ1の下方に設けた第1リング7より下方、即ち、本体パイプ1に設けた第1リング7と底板2とで形成した第1作用室8内に位置することにより、流体は第1リング7と連結筒4aとの間の狭い第1通路11で圧縮され圧力を高めて通過し、第1混合作用室8の上方に設けた第2混合作用室9に流入して圧力が減圧される。この第2混合作用室9からの流体は環状凸部14と本体パイプ1との間に設けた第2通路12を通って、上方に位置する第3混合作用室10に進入して蓋板に衝突して反転した後、出口パイプ6から流出する。このように流路と混合作用室を交互に通過する際に流体が受ける圧力変化により、流体の攪拌混合の効率が高めることができる。
図3において、入口パイプアセンブリ3の下部に設けた連結筒4bの下部は図1に示すものより長尺に形成し、本体パイプ1の下方内部に設けた第1リング7の内径の中間位置に位置している。そのため、第1通路11を通過する流体の絞り効果を高くすることができる。即ち、それぞれ狭い第1、2通路11、12を通過する際にそれぞれ圧力を受けた流体はより攪拌混合する。また、第1リング7と連結筒4bの上部に設けた環状凸部14との間に設けた狭い第2通路12を通過する際の液体は加圧されて圧力が高まり、ついで、やや広い第1、2混合作用室内に流入した際に流体の圧力は減圧し、環状凸部14と蓋板5と本体パイプ1と入口パイプアセンブリ3の外周に形成した第3混合作用室10に流入して撹拌混合した流体は、本体パイプ1に連結した出口パイプ6から流出する。
入口パイプアセンブリ3は、下部に設けた連結筒4(図1)や、連結筒4より長く形成した連結筒4a(図2)、また、連結筒4より長く、且つ、連結筒4aより短く形成した連結筒4b(図3)の下部を、第1リング7の中間部に位置させて、第1通路11を通過する流体を圧力変化させることにより攪拌混合の効果を高めることができる。図4は、入口パイプアセンブリ3dの他の実施例を示したもので、筒部の中間位置に前記環状凸部14の外径と同径に形成した環状リング7cを固定して入口パイプアセンブリ3dを簡便に構成してもよい。
第2スタティックミキサーBの発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明すると、図5は第2スタティックミキサーの断面図、図6は第2スタティックミキサーに取付けた第2連結筒の変形例を示した断面図、図7は第2スタティックミキサーに取付けた第2連結筒の第2の変形例を示した断面図である。第2スタティックミキサーBは、筒状に形成した本体パイプ1の底部に底板2を設けると共に上部に取付けた蓋板5の中央に設けた取付孔5aに挿通して入口パイプアセンブリ3を固定し、本体パイプ1の下部、即ち、本体パイプ1の下方内面に設けた第1リング7と底板2とで形成した第1混合作用室20の上方に、第1リング7と入口パイプアセンブリ3の第2連結筒17の環状凸部18とで本体パイプ1内に第2混合作用室21を形成し、第1リング7と第2連結筒17の下部との間に狭い第1通路22を設け、本体パイプ1と第2連結筒17の上部に設けた環状凸部18とで狭い第2通路23を形成してある。
本体パイプ1内の上方内面に設けた第2リング7aと、第2連結筒17の上部に設けた環状凸部18とで本体パイプ内に第3混合作用室25を形成し、第2リング7aと第1連結筒16の外周との間に狭い第3通路26を形成してある。さらに、本体パイプ1内に設けた第2リング7aと第1連結筒16の上部に設けた環状凸部16aとで、第3混合作用室25に連通する第4混合作用室27を形成し、第1連結筒16の環状凸部16aに連結した入口パイプアセンブリ3と本体パイプ1の内面との間に第4通路28を形成してある。
入口パイプアセンブリ3の下部から流出する流体は、第2連結筒17の下端から第1リング7を通って第1混合作用室20に流入し、底板2に衝突して反転しながら狭い第1通路22を通って第2混合作用室21に流入し、さらに上昇して第2連結筒17の環状凸部18に衝突し反転して撹拌する
次いで、第2混合作用室21から狭い第2通路23を通って第2連結筒17の環状凸部18と第2リング7aとで本体パイプ1内に形成した第3混合作用室25に流入し、第2リング7aの下面に衝突して反転した後に、第3通路26を通って第1連結筒16に設けた環状凸部16aと第2リング7aとで本体パイプ1内に形成した第4混合作用室27内に流入し、さらに本体パイプ1の上部に設けた第4通路28を通って、該本体パイプに連通した出口パイプ6から流出する。このようにそれぞれ広い第1、第2、第3、第4混合作用室20、21、25、27を通過する際に圧力は減圧され、また、第1、第2、第3、第4通路22、23、26、28を通過する際に圧力は高まり、このように圧力変化を繰り返し受けることによりオリフィス効果が得られるため流体の撹拌混合率を高めることができる。
図6は、前記第2連結筒の第1変形例を示したもので、入口パイプアセンブリ3の下部に第1連結筒16を介して連結した第2連結筒17aは、筒部を長尺に形成してあり、その下端位置は第1リング7の位置より下方の第1混合作用室20内に突出させてある。即ち、第2連結筒17aの下部から流出する流体は、第1混合作用室20に流入し底板2に衝突して反転し、第1リング7と第2連結筒17aの外周との間に設けた狭い第1通路22を通る際に流体が加圧されて圧力を高めながら第2混合作用室21に流入して減圧される。次いで、流体は第2連結筒17aの上部に設けた環状凸部18の下面に衝突して反転した後、第2連結筒17aの環状凸部18と本体パイプ1内の間に設けた狭い第2通路23を通って第3混合作用室25内に流入する。第3混合作用室25内に流入した流体は、第2リング7aの下面に衝突して反転して上昇し、第2リング7aと第1連結筒16の外周との間に設けた狭い第3通路26を通って、第4混合作用室27に流入し、その後、第4通路28を通って出口パイプ6から流出する。このように流体は、反転、衝突、加圧、減圧を繰り返しながら効率的な撹拌混合をさせることができる。
図7は、第2連結筒の第2変形例を示したもので、入口パイプアセンブリ3の下部に第1連結筒16を介して連結した第2連結筒17bの下端位置は図6に示したものに比べて短かく形成し、第1リング7の中間部に位置している。即ち、第2連結筒17bの出口を第1リング7の中間に位置することにより、流体は第1リング7を通って第1作用室20に流入し、底板2に衝突して反転して第1リング7と第2連結筒17bの下端との間に設けた狭い第1通路22を通る際に流体の圧力が高められ、次いで、第2作用室21に流入すると圧力が減圧され、第2連結筒17bの環状凸部18と本体パイプ1内の間に設けた狭い第2通路23を通って再度圧力を高めた流体は第3作用室25内に流入して圧力が減退しながら上昇する。
さらに流体は、第2リング7aの下面に衝突して反転しながら狭い第3通路26で加圧されながら通って第4混合作用室27に流入して減圧する。この第4混合作用室27に流入した流体は、第1連結筒16の環状凸部16aの下面に衝突して反転しながら上昇して第4通路28を通って出口パイプ6から外部に流出する。このように流体は、狭い通路と広い作用室内を繰り返し通過する際の圧力変化を受けることにより攪拌効果が高めることができる。
第3スタティクミキサーCの発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明すると、図8は第3スタティクミキサーの断面図である。第3スタティックミキサーCは、筒状に形成した本体パイプ1内に設けた第1リング7と底面に設けた底板2とで本体パイプ内の下方に第1混合作用室40を設け、本体パイプ1の上部と本体パイプ1の外周に設置した外筒30の上部に蓋板5を取付けると共に、外筒30の下部に取付けた第2底板2bの中心に設けた取付口31に出口パイプ6を取付けてある。
蓋板5の中央部に設けた取付口5aに入口パイプアセンブリ3を挿通し固定し、本体パイプ1の下方内面に固定した第1リング7の上方に、入口パイプアセンブリ3の下端を位置させ、第1リング7と、入口パイプアセンブリ3の下流側に連結した連結筒33の下部との間に狭い第1通路34を設けてある。第1リング7と底板2を有した本体パイプ1内の下部に第1混合作用室40を設け、該第1リングと連結筒33の環状凸部33aとで本体パイプ内に第2混合作用室41を形成し、前記環状凸部33aと蓋板5とで本体パイプ1内に第3混合作用室42を設けてある。
入口パイプアセンブリ3の下部に連結した連結筒33の環状凸部33aと、本体パイプ1との間に狭い第2通路35を形成し、本体パイプ1と外筒30との間に環状の連通路36を設け、前記本体パイプ1の上方周面に、前記外筒30の連通路36に連通する複数の小孔からなる第3通路38を設け、第2底板2bと本体パイプ1の下部に取付けた底板2との間には前記連通路36に連通する下部通路37を設けてある。
本体パイプ1に挿通して固定した入口パイプアセンブリ3の下部から流入した流体は、第1リング7を通って本体パイプ1の下部に設けた第1混合作用室40に流入し、底板2に衝突して反転しながら上昇し、第1リング7と入口パイプアセンブリ3の下部に設けた連結筒33の下部との間に設けた第1通路34を通って第2混合作用室41に流入する。本体パイプ1と連結筒33に沿って上昇した流体は、環状凸部33aに衝突して反転して攪拌混合し、さらに、環状凸部33aと本体パイプ1との間に設けた狭い第2通路35を通って、本体パイプ1内に環状凸部33aと蓋板5とで形成した第3混合作用室42に流入する。さらに流体は、第3混合作用室42の上方に設けた複数の第3通路38を通って本体パイプ1の外部の外筒30内の連通路36を通り、さらに、下部通路37を通って底板2bに連結した出口パイプ6から外方に流出する。このように流体が狭い通路と広い混合作用室を交互に通過する際に受ける圧力変化と流体の衝突により攪拌混合を一段と高めることができる。
第4スタティクミキサーDの発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明すると、図9は第4スタティクミキサーの断面図、図10は第4スタティクミキサーを構成する入口パイプアセンブリと連結筒の断面図、図11は図10に示す連結筒の底面図である。第4スタティックミキサーDは、筒状のパイプ本体1の下端に底板2を取付け、上端に蓋板5を取付け、該蓋板5の中央部に設けた取付孔5aに入口パイプアセンブリ3を挿通して固定し、該入口パイプアセンブリの下部で該入口パイプアセンブリと同径に形成した連結筒45を連結し、該連結筒の上部外周に鍔状の環状凸部45aを設け、この環状凸部45aの下面で外周縁部に突出部48を形成してある。この突出部48は、第1リング7のやや上方に位置し、第1リング7と突出部48の下端との間に狭い第1通路49を設け、さらに、連結筒45に設けた環状凸部45aの外周と本体パイプ1との間に狭い第2通路52を続けて設け、第1通路49は第2通路52より狭く形成してある。
したがって、入口パイプアセンブリ3から流入した流体は、本体パイプ1に取付けた第1リング7の下方に設けた第1混合作用室50に流入して底板2に衝突して反転する。ついで、流体は環状凸部45aの下面に設けた環状凹溝47に衝突して反転し、第1リング7と環状凸部45aの外周下面に設けた突出部48との間の極く狭い第1通路49を通り、さらに、本体パイプ1と環状凸部45aとの間に狭い第2通路52を連続して通って本体パイプ1内の第2混合作用室50に流入して撹拌混合して出口パイプ6から流出する。このように、極く狭い通路49と狭い第2通路52を隣接して設け、さらに、その上下に位置する第1作用室50および第2混合作用室51を設けたことより、流動する流体に大きな圧力変化が生じ、小型でコンパクトな構成でも流体の撹拌効果が高めることができる。
図12は、本発明の第1、2、3、4スタテックミキサーA、B、C、Dを構成する本体パイプ1に取付けた底板2の第2実施例を示すもので、本体パイプ1を水平に切った状態を示した平面図であり、底板2の表面の任意箇所に本体パイプ1の中心から周方向に少なくとも1以上任意形状をした複数の段差からなる凹部60を設けてある。したがって、本体パイプ1から第1混合作用室20に流入する流体は、図13に示すように、表面に凹部60を設けた部分と、底板2の平坦な部分との段差を利用し、底板2に衝突する流体の流れを乱して撹拌混合させることができる。図中、tは凹部60の深さを表したものである。
図14は、本発明の第1、2、3、4スタテックミキサーA、B、C、Dを構成する本体パイプ1に取付けた底板2の第3実施例を示すもので、本体パイプ1を水平に切った状態を示した平面図で、本体パイプ1の中心部から放射方向に複数の螺旋状傾斜板62を配置し、この螺旋状傾斜板62は図17に示すように、平面から見ると弧状に形成してある。即ち、図15に示すように、内底面に衝突した流体は、螺旋状傾斜板62に当たって矢印で示した流路で流動可能に底板上に突出して設置してある。図中、tは螺旋状傾斜板の高さを示している。
この螺旋状傾斜板62は、図16に示す如く、底板2の中心部から放射状に位置させた螺旋状傾斜板62の一端は、図18に示すように底板2の表面と同一に形成し、入口パイプアセンブリ3から流入する流体が、内底面に当たると旋回しながら上昇するように傾斜して弧状に形成してある。即ち、第1混合作用室20において、底板2に沿って流体が旋回する場合、たとえ細長い糸状物質が流体に混入していても、螺旋状傾斜板62の一端部は底板の表面と平坦に形成してあるため引っ掛かることなく流体とともに流動させることができるため、糸状の長尺物が引っ掛かって詰まることはない。即ち、長尺物質が螺旋状傾斜板62の間に進入した場合でも、放射状に複数の螺旋状傾斜板62を設けてあるので、その上面に設けた傾斜面に沿って上方に案内されて流動するため、糸状の長尺物は詰まることがない。
前記第1、2、3、4スタティックミキサーA、B、C、Dは、それぞれ内部にやや広い混合作用室と幅の狭い流路を交互に配して設けたことにより、液体と気体、液体と液体とが混合する際に、流体同士の衝突や圧縮と拡張(気体の場合)を交互に繰り返すため、圧力損失が小さくて撹拌混合効率を向上させると共に、流体中に混入した長尺糸状混合物の詰まりを防止することができるのでスタティックミキサーとしての信頼性を高めることができる。
通常、スタティックミキサーは流体の混合により圧損が伴うため、ミキサー上流側において混合の為の添加物(例えば空気)をコンプレッサー等で圧入する必要があるが、該ミキサーは圧損が大幅に少ないため、エジェクターと組み合わせて使用することができ、しかもエジェクターの空気は自給式となるので空気圧入のためコンプレサーは不要となり、持ち運びする場合に便利な装置となる。
本発明の第1、2、3、4スタティックミキサーA、B、C、Dにより攪拌混合された流体は、いわゆるナノバブルといわれるもので、非常に微細な泡が混在した流体である。ナノバブルとは、液体と気体とを撹拌、混合、分離させて生成した超微細気泡で、例えば、マイクロバブルの一般的サイズの泡を10μmとした場合、前記ナノバブルの泡のサイズは200〜700nmの大きさに形成したものをいう。
本発明の第1、2、3、4スタティックミキサーA、B、C、D(以下、ミキサーという)の性能を確認するため、常温水に炭酸ガスを飽和濃度に対応した量を添加して炭酸水製造試験を行ったところ、本ミキサー(2連式)ワンパス(ミキサー通過時間0.1秒以内)運転で980ppmが測定された。この温度領域においてはヘンリーの法則から飽和濃度は約1500ppmであるが、溶解のための加圧などを施さずにこのような優れた数値を得られたことは良好な混合性能が得られた証明となった。例えば、化学工場に適用した場合、排水処理、化学反応など様々な用途があり、多大な省エネ効果が期待できる。
自社従来式ミキサーでは、化学反応でいえば、従来の反応下において、化学反応タワーの滞留時間を30分~120分程度を要していたものが、ほぼ瞬間で反応終結できるため余計な薬品を使用しなくて済み、省エネの絶大な効果を多数の実例でなしている。その効果は、ほぼ全ての実績において薬品原単位の約30~40%カットを実現してきているが、本発明のミキサーは従来式と性能上は遜色ないものとなっており、しかも圧力損失がより少ないため動力費の削減効果を合わせると、今後の経済効果を飛躍的に期待できる。
長尺物フリーで使用できるミキサーとはいっても、混合性能に問題があってはその価値がないため、本発明のミキサー(仮称:HFM)との圧損測定データと、すでに市販されて十分な実績(1000台以上)のある自社製ミキサーとの圧損比較データと性能比較テストを実施した。性能テストにおいては,炭酸ガスの水に対する溶存度において比較テストを実施したので、以下にテスト結果を示す。
1)HEMの圧損測定データ
Figure 0006600065

HFM1;1段式であって圧損データを示したものである。
HFM2:2段式であって圧損データを示したものである。
2)HFM1と自社従来式ミキサー(略称SS.M1)によるCO2溶存比較テスト
尚、テスト判定に採用した炭酸水濃度測定器は、炭酸泉温浴施設向けに市販されている簡易型炭酸水濃度測定器(商品名:フリフリ)を採用した。
Figure 0006600065


このテストの結果から、自社従来品のミキサー(SS.M1)とその混合性能において
ほぼ同等の結果が出たことが確認できた。
また、自社従来式と構造上の比較では多少複雑になるが、圧力損失(△P)は自社従来式より低く抑えられているので、大流量処理を行っているユーザーにとってはミキサーに送液するためポンプの動力費を大幅に抑えられるため最適な装置を提供することが可能となった。
前記した表から理解されるように、自社の従来品ミキサーとの圧損比較において、本発明に係るミキサーは平均で約20%ほど少なくなっている。市販品の従来型のミキサーは出願人が知る限り本発明のミキサーとの圧損を比較した場合、出願人の本発明のミキサーが5〜20kPaに対して、他社のミキサーは少なくとも200kPa前後が一般的である。このように、「圧損が低くてよく混ざる」のであれば、大流量処理用に限らず、今まで対象にならなかった多くの分野で採用される可能性が高まるものである。

1 本体パイプ
2 底板
3 入口パイプアセンブリ
4 連結筒
5 蓋板
6 出口パイプ
7 第1リング
8 第1混合作用室
9 第2混合作用室
10 第3混合作用室
11 第1通路
12 第2通路
14 環状凸部
16 第1連結筒
16a 環状凸部
17 第2連結筒
18 環状凸部
20 第1混合作用室
21 第2混合作用室
22 第1通路
23 第2通路
25 第3混合作用室
26 第3通路
27 第4混合作用室
28 第4通路
30 外筒
31 取付口
33 連結筒
33a 環状凸部
34 第1通路
35 第2通路
36 連通路
37 下部連通路
38 第3通路
40 第1混合作用室
41 第2混合作用室
45 連結筒
45a 環状凸部
47 環状凹部
48 突出部
49 第1通路
50 第1混合作用室
51 第2混合作用室
52 第2通路
55 長尺パイプ
60 凹部
62 螺旋状傾斜板
A 第1スタティクミキサー
B 第2スタティクミキサー
C 第3スタティクミキサー
D 第4スタティクミキサー

Claims (2)

  1. 上部に蓋板5および下部に底板2を有した本体パイプ1の下方内部に第1リング7を設け、該本体パイプの上方に出口パイプ6を連結し、前記蓋板5の中央部において、上部か ら下部に向かって挿通して固定した入口パイプアセンブリ3と、その下流側に鍔状の環状凸部14を有した連結筒4を取付け、前記鍔状の環状凸部14は、連結筒4の上部に設け られ、かつ、前記第1リング7の上部に位置するように構成され、該連結筒の下 前記第1リング7の上端部よりも上部に構成され、該連結筒4の下端部と前記第1リング7との間に第1通路11を設け、前記第1リング7の内径と同径に形成した前記鍔状の環状凸部14と本体パイプ1との間に第2通路12を設け、本体パイプ1と底板2と第1リング7との間に形成した第1混合作用室8と、本体パイプ1と前記連結筒4の外周に設けた第2混合作用室9とを前記第1通路11で連通させ前記第2通路12の上部であって 本体パイプ1と入口アセンブリ3と蓋板5囲まれた第3混合作用室10と、第2混合 作用室9とを前記第2通路12で連通させ、前記第1通路11、および前記第2通路12 よりも前記第1混合作用室8、第2混合作用室9、及び第3混合作用室10が広くなるよ うに構成したスタティックミキサーであって、入口パイプアセンブリ3の上部から導入さ れた流体が連結筒4の下端部から流出し、第1リング7内を通って第1混合作用室8に流 入して底板2に衝突して上方に反転し、該連結筒4の下端部から流下する流体の外側部分 を通って上昇し、前記第1通路11を通って第2混合作用室9に流入し、さらに連結筒4 の外周に沿って上昇して前記鍔状の環状凸部14の下面に衝突して攪拌混合し、さらに前 記第2通路12を通って第3混合作用室10に流入して蓋板5に衝突反転して第3混合作 用室10内で撹拌混合した後、出口パイプ6から流出することで、流体が前記第1通路1 1、及び前記第2通路12と、第1通路11、及び前記第2通路12よりも広くなるよう に構成した第1混合作用室8、第2混合作用室9、第3混合作用室10を交互に通過する ようにし、流体が受ける圧力変化によって減圧と加圧を繰り返して攪拌混合を高めることを特徴とするスタティックミキサー。
  2. 上部に蓋板5および下部に底板2を有した本体パイプ1の下方内部に第1リング7と第2リング7aとを間隔を有して設け、該本体パイプの上方に出口パイプ6を連結し、前記蓋板5の中央部において、上部から下部に向かって挿通して固定した入口パイプアセンブリ3と、その下流側に環状凸部16aを有した第1連結筒16、同じく環状凸部18を有した第2連結筒17を連結し、前記環状凸部16aは、第1連結筒16の上部に設けられ 、かつ、前記第1リング7の上部よりも上方に位置し、第1連結筒16の下部は、前記 1リング7と第2リング7aとの中間に位置し、前記環状凸部18は、第2連結筒17の 上部に設けられ、かつ、前記第2リング7aの下部よりも下方で第1リング7の上部より も上方に位置するように構成され、該第2連結筒17の下部は前記第1リング7の上端 部よりも上部に構成され、前記第1、2リング7、7aの内径と、第1、2連結筒16、17に設けた環状凸部16a、18の外径を同径に形成して前記第2連結筒17の下端部と前記第1リング7の上端部との間に第1通路22を設け、前記第2連結筒17の環状凸部18と本体パイプ1との間に第2通路23を形成し、前記第1連結筒16と第2リング 7aとの間に第3通路26を設け、第1連結筒16の環状凸部16a及び入口パイプアセンブリ3と本体パイプ1との間に第4通路28をそれぞれ設け、本体パイプ1と底板2と第1リング7との間に形成した第1混合作用室20と、本体パイプ1と前記第2連結筒1 の外周に設けた第2混合作用室21とを前記第1通路22で連通させ、前記本体パイプ1と第2連結筒17の環状凸部18と第1連結筒16と第2リング7aで囲まれた第3混合作用室25と、前記第2混合作用室21とを前記第2通路23で連通させ、前記本体パイプ1と第1連結筒16の環状凸部16aと第2リング7aとの間に形成した第4混合作用室27と第3混合作用室25とを前記第3通路26で連通させ、かつ、該第4混合作用室27と前記第4通路28とをそれぞれ連通し、前記第1通路22、前記第2通路23、 前記第3通路26及び第4通路28よりも前記第1混合作用室20、第2混合作用室21 、第3混合作用室25及び第4混合作用室27が広くなるように構成したスタティックミ キサーであって、入口パイプアセンブリ3の上部から導入された流体が第1、2連結筒1 6、17を流下し、第2連結筒17の下端部から流出し、第1リング7内を通って第1混 合作用室20に流入して底板2に衝突して上方に反転し、該第2連結筒17の下端部から 流下する流体の外側部分を通って上昇し、前記第1通路22を通って第2混合作用室21 に流入し、さらに第1連結筒17の外周に沿って上昇して前記環状凸部18の下面に衝突 して攪拌混合し、さらに流体は、前記第2通路23を通って第3混合作用室25に流入し て上昇し、第2リング7aの下面に衝突反転して攪拌混合され第3通路26から第4混合 作用室27に流入して上昇し、第1連結筒16の環状凸部16aの下面に衝突反転して撹 拌混合した後、第4通路28を通って出口パイプ6から流出することで、流体が前記第1 通路22、第2通路23、第3通路26及び第4通路28と、第1通路22、第2通路2 3、第3通路26及び第4通路28よりも広くなるように構成した第1混合作用室20、 第2混合作用室21、第3混合作用室25、第4混合作用室27を交互に通過することに よって流体が受ける圧力変化で減圧と加圧を繰り返して攪拌混合を高めることを特徴とするスタティックミキサー。
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