JPH0788335B2 - 新規な2−〔(2,6−ジクロロフエニル)アミノ〕フエニルアセトキシ酢酸誘導体 - Google Patents
新規な2−〔(2,6−ジクロロフエニル)アミノ〕フエニルアセトキシ酢酸誘導体Info
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- JPH0788335B2 JPH0788335B2 JP61207406A JP20740686A JPH0788335B2 JP H0788335 B2 JPH0788335 B2 JP H0788335B2 JP 61207406 A JP61207406 A JP 61207406A JP 20740686 A JP20740686 A JP 20740686A JP H0788335 B2 JPH0788335 B2 JP H0788335B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、医療効果に優れた新規化合物に関するもので
ある。
ある。
従来技術 下記の一般式(Ia)で表される2−〔(2,6−ジクロロ
フェニル)アミノ〕フェニル酢酸ナトリウム は顕著な鎮痛作用及び抗炎症作用を有する化合物として
公知であり、鎮痛剤及び抗炎症剤として汎用されてい
る。
フェニル)アミノ〕フェニル酢酸ナトリウム は顕著な鎮痛作用及び抗炎症作用を有する化合物として
公知であり、鎮痛剤及び抗炎症剤として汎用されてい
る。
しかし、この化合物は、鎮痛及び消炎効果に優れる反
面、強い胃腸粘膜刺激作用を有するため、臨床応用に際
しては、潰瘍形成等の胃腸障害に注意しながら投与しな
ければならないという欠点を有するものである。
面、強い胃腸粘膜刺激作用を有するため、臨床応用に際
しては、潰瘍形成等の胃腸障害に注意しながら投与しな
ければならないという欠点を有するものである。
発明の目的 本発明は、上記一般式(Ia)の化合物と同様に強力な鎮
痛及び抗炎症作用を有しながら、胃腸障害の非常に少な
い新規化合物を提供することを目的とする。
痛及び抗炎症作用を有しながら、胃腸障害の非常に少な
い新規化合物を提供することを目的とする。
発明の構成 本発明の化合物は、下記の一般式 で表される2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕
フェニルアセトキシ酢酸誘導体である。ただし、上式中
のR1は水素又はメトキシ基を表し、R2は水素、ハロゲン
原子又はメトキシ基を表し、R3はハロゲン原子、メチル
基、メトキシ基、トリフルオロメチル基又はニトロ基を
表す。
フェニルアセトキシ酢酸誘導体である。ただし、上式中
のR1は水素又はメトキシ基を表し、R2は水素、ハロゲン
原子又はメトキシ基を表し、R3はハロゲン原子、メチル
基、メトキシ基、トリフルオロメチル基又はニトロ基を
表す。
代表的なものは、R1及びR2が水素であり、R3がフルオロ
基、クロル基、ブロム基、メチル基、メトキシ基、トリ
フルオロメチル基又はニトロ基であり、R3の置換位置が
2位、3位又は4位であるか、又は、R1が水素で、R2及
びR3が共にフルオロ基、クロル基又はメトキシ基であ
り、R2及びR3の置換位置が2,4位、2,5位、2,6位、3,4位
又は3,5位であるか、又は、R1、R2及びR3がすべてメト
キシ基であり、その置換位置が3,4,5位であるものであ
る 本発明の化合物は、どのような方法で製造されてもよい
が、下記の通り、一般式(Ia)で表される化合物をジメ
チルホルムアミド、メチルスルホキシド、ヘキサメチル
ホスホルアミド等の有機溶媒中で、等モル又は過剰モル
(1〜1.2モル)の一般式(II)で表される化合物と反
応させることによって、収率よく製造できる。
基、クロル基、ブロム基、メチル基、メトキシ基、トリ
フルオロメチル基又はニトロ基であり、R3の置換位置が
2位、3位又は4位であるか、又は、R1が水素で、R2及
びR3が共にフルオロ基、クロル基又はメトキシ基であ
り、R2及びR3の置換位置が2,4位、2,5位、2,6位、3,4位
又は3,5位であるか、又は、R1、R2及びR3がすべてメト
キシ基であり、その置換位置が3,4,5位であるものであ
る 本発明の化合物は、どのような方法で製造されてもよい
が、下記の通り、一般式(Ia)で表される化合物をジメ
チルホルムアミド、メチルスルホキシド、ヘキサメチル
ホスホルアミド等の有機溶媒中で、等モル又は過剰モル
(1〜1.2モル)の一般式(II)で表される化合物と反
応させることによって、収率よく製造できる。
(ただし、Xはハロゲン原子を、R1、R2及びR3は前記同
様の意味を有する。) 本発明の化合物は、後述の実施例に示す如く、鎮痛剤及
び抗炎症剤として有用な化合物であることが確認されて
いる。
様の意味を有する。) 本発明の化合物は、後述の実施例に示す如く、鎮痛剤及
び抗炎症剤として有用な化合物であることが確認されて
いる。
実施例1 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸2−フルオロベンジルエステル 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸ナトリウム(1.3g,4ミリモル)をN,N′−
ジメチルホルムアミド(50ml)中に溶解させ、撹拌しな
がらブロモ酢酸2−フルオロベンジルエステル(1.0g,4
ミリモル)を0℃で滴下する。更に室温で2時間撹拌
し、その後反応液を水(50ml)中に加え、生じる油状物
質を酢酸エチル(30ml×3)で抽出し、抽出液を合わ
せ、酢酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧濃縮
し、油状物質を得た。この油状物質をエーテル・ヘキサ
ン混合溶媒で結晶化し、クロロホルムとヘキサンで再結
晶して、2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フ
ェニルアセトキシ酢酸2−フルオロベンジルエステル1.
8g(収率96%)を得た。この化合物の融点は86〜88℃で
あり、元素分析の結果は次の通りであった。
セトキシ酢酸2−フルオロベンジルエステル 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸ナトリウム(1.3g,4ミリモル)をN,N′−
ジメチルホルムアミド(50ml)中に溶解させ、撹拌しな
がらブロモ酢酸2−フルオロベンジルエステル(1.0g,4
ミリモル)を0℃で滴下する。更に室温で2時間撹拌
し、その後反応液を水(50ml)中に加え、生じる油状物
質を酢酸エチル(30ml×3)で抽出し、抽出液を合わ
せ、酢酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧濃縮
し、油状物質を得た。この油状物質をエーテル・ヘキサ
ン混合溶媒で結晶化し、クロロホルムとヘキサンで再結
晶して、2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フ
ェニルアセトキシ酢酸2−フルオロベンジルエステル1.
8g(収率96%)を得た。この化合物の融点は86〜88℃で
あり、元素分析の結果は次の通りであった。
元素分析C23H18Cl2FNO4として 計算値: C 59.76: H 3.92: N 3.03 実測値: C 59.56: H 3.92: N 2.93 実施例2 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸3−フルオロベンジルエステル 実施例1に準じて、油状化合物として81%の収率で合成
した。製品の元素分析の結果は次の通りであった。
セトキシ酢酸3−フルオロベンジルエステル 実施例1に準じて、油状化合物として81%の収率で合成
した。製品の元素分析の結果は次の通りであった。
元素分析C23H18Cl2FNO4として 計算値: C 59.76: H 3.92: N 3.03 実測値: C 59.40: H 3.89 N 2.69 実施例3 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸4−フルオロベンジルエステル 実施例1に準じて、融点60〜62℃の化合物を62%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
セトキシ酢酸4−フルオロベンジルエステル 実施例1に準じて、融点60〜62℃の化合物を62%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
元素分析C23H18Cl2FNO4として 計算値: C 59.76: H 3.92: N 3.03 実測値: C 59.47: H 3.90: N 2.79 実施例4 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸2−クロルベンジルエステル 実施例1に準じて、融点87〜88℃の化合物を73%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
セトキシ酢酸2−クロルベンジルエステル 実施例1に準じて、融点87〜88℃の化合物を73%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
元素分析C23H18Cl3NO4として 計算値: C 57.70: H 3.80: N 2.93 実測値: C 57.59: H 3.92: N 2.87 実施例5 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸3−クロルベンジルエステル 実施例1に準じて、油状物質として81%の収率で合成し
た。製品の元素分析の結果は次の通りであった。
セトキシ酢酸3−クロルベンジルエステル 実施例1に準じて、油状物質として81%の収率で合成し
た。製品の元素分析の結果は次の通りであった。
元素分析C23H18Cl3NO4として 計算値: C 57.70: H 3.80: N 2.93 実測値: C 57.40: H 3.55: N 2.64 実施例6 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸4−クロルベンジルエステル 実施例1に準じて、融点58〜60℃の化合物を41%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
セトキシ酢酸4−クロルベンジルエステル 実施例1に準じて、融点58〜60℃の化合物を41%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
元素分析C23H18Cl3NO4として 計算値: C 57.70: H 3.80: N 2.93 実測値: C 57.91: H 3.93: N 2.95 実施例7 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸2−ブロムベンジルエステル 実施例1に準じて、融点79〜82℃の化合物を70%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
セトキシ酢酸2−ブロムベンジルエステル 実施例1に準じて、融点79〜82℃の化合物を70%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
元素分析C23H18BrCl2NO4として 計算値: C 52.80: H 3.47: N 2.68 実測値: C 52.92: H 3.40: N 2.69 実施例8 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸3−ブロムベンジルエステル 実施例1に準じて、油状物質として98%の収率で合成し
た。製品の元素分析の結果は次の通りであった。
セトキシ酢酸3−ブロムベンジルエステル 実施例1に準じて、油状物質として98%の収率で合成し
た。製品の元素分析の結果は次の通りであった。
元素分析C23H18BrCl2NO4として 計算値: C 52.80: H 3.47: N 2.68 実測値: C 52.90: H 3.39: N 2.72 実施例9 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸4−ブロムベンジルエステル 実施例1に準じて、油状物質として90%の収率で合成し
た。製品の元素分析の結果は次の通りであった。
セトキシ酢酸4−ブロムベンジルエステル 実施例1に準じて、油状物質として90%の収率で合成し
た。製品の元素分析の結果は次の通りであった。
元素分析C23H18BrCl2NO4として 計算値: C 52.80: H 3.47: N 2.68 実測値: C 52.95: H 3.35: N 2.70 実施例10 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸2−メチルベンジルエステル 実施例1に準じて、融点82〜84℃の化合物を67%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
セトキシ酢酸2−メチルベンジルエステル 実施例1に準じて、融点82〜84℃の化合物を67%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
元素分析C24H21Cl2NO4として 計算値: C 62.89: H 4.62: N 3.06 実測値: C 62.14: H 4.53: N 3.10 実施例11 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸3−メチルベンジルエステル 実施例1に準じて、融点62〜64℃の化合物を77%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
セトキシ酢酸3−メチルベンジルエステル 実施例1に準じて、融点62〜64℃の化合物を77%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
元素分析C24H21Cl2NO4として 計算値: C 62.89: H 4.62: N 3.06 実測値: C 63.00: H 4.66: N 3.03 実施例12 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸4−メチルベンジルエステル 実施例1に準じて、融点78〜80℃の化合物を61%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
セトキシ酢酸4−メチルベンジルエステル 実施例1に準じて、融点78〜80℃の化合物を61%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
元素分析C24H21Cl2NO4として 計算値: C 62.89: H 4.62: N 3.06 実測値: C 63.00: H 4.62: N 3.13 実施例13 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸2−メトキシベンジルエステル 実施例1に準じて、融点74〜76℃の化合物を61%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
セトキシ酢酸2−メトキシベンジルエステル 実施例1に準じて、融点74〜76℃の化合物を61%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
元素分析C24H21Cl2NO5として 計算値: C 60.77: H 4.46: N 2.95 実測値: C 60.65: H 4.39: N 2.97 実施例14 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸3−メトキシベンジルエステル 実施例1に準じて、融点92〜94℃の化合物を96%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
セトキシ酢酸3−メトキシベンジルエステル 実施例1に準じて、融点92〜94℃の化合物を96%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
元素分析C24H21Cl2NO5として 計算値: C 60.77: H 4.46: N 2.95 実測値: C 60.94: H 4.59: N 3.01 実施例15 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸4−メトキシベンジルエステル 実施例1に準じて、融点82〜83℃の化合物を84%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
セトキシ酢酸4−メトキシベンジルエステル 実施例1に準じて、融点82〜83℃の化合物を84%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
元素分析C24H21Cl2NO5として 計算値: C 60.77: H 4.46: N 2.95 実測値: C 60.70: H 4.38: N 2.93 実施例16 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸2−トリフルオロメチルベンジルエステル 実施例1に準じて、融点59〜60℃の化合物を58%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
セトキシ酢酸2−トリフルオロメチルベンジルエステル 実施例1に準じて、融点59〜60℃の化合物を58%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
元素分析C24H18Cl2F3NO4として 計算値: C 56.27: H 3.54: N 2.73 実測値: C 56.40: H 3.61: N 2.70 実施例17 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸3−トリフルオロメチルベンジルエステル 実施例1に準じて、油状物質として40%の収率で合成し
た。製品の元素分析の結果は次の通りであった。
セトキシ酢酸3−トリフルオロメチルベンジルエステル 実施例1に準じて、油状物質として40%の収率で合成し
た。製品の元素分析の結果は次の通りであった。
元素分析C24H18Cl2F3NO4として 計算値: C 56.27: H 3.54: N 2.73 実測値: C 56.00: H 3.48: N 2.49 実施例18 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸4−トリフルオロメチルベンジルエステル 実施例1に準じて、融点66〜67℃の化合物を40%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
セトキシ酢酸4−トリフルオロメチルベンジルエステル 実施例1に準じて、融点66〜67℃の化合物を40%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
元素分析C24H18Cl2F3NO4として 計算値: C 56.27: H 3.54: N 2.73 実測値: C 56.25: H 3.47: N 2.60 実施例19 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸2−ニトロベンジルエステル 実施例1に準じて、融点90〜92℃の化合物を83%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
セトキシ酢酸2−ニトロベンジルエステル 実施例1に準じて、融点90〜92℃の化合物を83%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
元素分析C23H18Cl2N2O6として 計算値: C 56.46: H 3.71: N 5.73 実測値: C 56.30: H 3.81: N 5.68 実施例20 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸3−ニトロベンジルエステル 実施例1に準じて、融点78〜80℃の化合物を48%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
セトキシ酢酸3−ニトロベンジルエステル 実施例1に準じて、融点78〜80℃の化合物を48%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
元素分析C23H18Cl2N2O6として 計算値: C 56.46: H 3.71: N 5.73 実測値: C 56.23: H 3.79: N 5.73 実施例21 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸4−ニトロベンジルエステル 実施例1に準じて、油状物質として32%の収率で合成し
た。製品の元素分析の結果は次の通りであった。
セトキシ酢酸4−ニトロベンジルエステル 実施例1に準じて、油状物質として32%の収率で合成し
た。製品の元素分析の結果は次の通りであった。
元素分析C23H18Cl2N2O6として 計算値: C 56.46: H 3.71: N 5.73 実測値: C 56.17: H 3.68: N 5.70 実施例22 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸2,4−ジフルオロベンジルエステル 実施例1に準じて、融点89〜91℃の化合物を70%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
セトキシ酢酸2,4−ジフルオロベンジルエステル 実施例1に準じて、融点89〜91℃の化合物を70%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
元素分析C23H17Cl2F2NO4として 計算値: C 57.52: H 3.57: N 2.92 実測値: C 57.23: H 3.53: N 2.77 実施例23 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸2,6−ジフルオロベンジルエステル 実施例1に準じて、融点104〜105℃の化合物を70%の収
率で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
セトキシ酢酸2,6−ジフルオロベンジルエステル 実施例1に準じて、融点104〜105℃の化合物を70%の収
率で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
元素分析C23H17Cl2F2NO4として 計算値: C 57.52: H 3.57: N 2.92 実測値: C 57.66: H 3.44: N 2.75 実施例24 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸2,4−ジクロルベンジルエステル 実施例1に準じて、融点74〜75℃の化合物を76%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
セトキシ酢酸2,4−ジクロルベンジルエステル 実施例1に準じて、融点74〜75℃の化合物を76%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
元素分析C23H17Cl4NO4として 計算値: C 53.83: H 3.34: N 2.73 実測値: C 53.32: H 3.36: N 2.60 実施例25 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸2,5−ジクロルベンジルエステル 実施例1に準じて、融点84〜85℃の化合物を71%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
セトキシ酢酸2,5−ジクロルベンジルエステル 実施例1に準じて、融点84〜85℃の化合物を71%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
元素分析C23H17Cl4NO4として 計算値: C 53.83: H 3.34: N 2.73 実測値: C 53.90: H 3.30: N 2.68 実施例26 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸2,6−ジクロルベンジルエステル 実施例1に準じて、融点104〜105℃の化合物を79%の収
率で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
セトキシ酢酸2,6−ジクロルベンジルエステル 実施例1に準じて、融点104〜105℃の化合物を79%の収
率で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
元素分析C23H17Cl4NO4として 計算値: C 53.83: H 3.34: N 2.73 実測値: C 53.25: H 3.29: N 2.65 実施例27 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸3,5−ジクロルベンジルエステル 実施例1に準じて、融点67〜69℃の化合物を70%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
セトキシ酢酸3,5−ジクロルベンジルエステル 実施例1に準じて、融点67〜69℃の化合物を70%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
元素分析C23H17Cl4NO4として 計算値: C 53.83: H 3.34: N 2.73 実測値: C 53.70: H 3.25: N 2.51 実施例28 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸2,4−ジメトキシベンジルエステル 実施例1に準じて、融点96〜98℃の化合物を49%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
セトキシ酢酸2,4−ジメトキシベンジルエステル 実施例1に準じて、融点96〜98℃の化合物を49%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
元素分析C25H23Cl2NO6として 計算値: C 59.53: H 4.60: N 2.78 実測値: C 59.82: H 4.66: N 2.66 実施例29 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸2,5−ジメトキシベンジルエステル 実施例1に準じて、融点90〜91℃の化合物を72%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
セトキシ酢酸2,5−ジメトキシベンジルエステル 実施例1に準じて、融点90〜91℃の化合物を72%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
元素分析C25H23Cl2NO6として 計算値: C 59.53: H 4.60: N 2.78 実測値: C 59.82: H 4.51: N 2.73 実施例30 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸3,4−ジメトキシベンジルエステル 実施例1に準じて、融点94〜95℃の化合物を17%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
セトキシ酢酸3,4−ジメトキシベンジルエステル 実施例1に準じて、融点94〜95℃の化合物を17%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
元素分析C25H23Cl2NO6として 計算値: C 59.53: H 4.60: N 2.78 実測値: C 59.80: H 4.54: N 2.83 実施例31 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸3,5−ジメトキシベンジルエステル 実施例1に準じて、融点94〜96℃の化合物を59%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
セトキシ酢酸3,5−ジメトキシベンジルエステル 実施例1に準じて、融点94〜96℃の化合物を59%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
元素分析C25H23Cl2NO6として 計算値: C 59.53: H 4.60: N 2.78 実測値: C 59.66: H 4.53: N 2.74 実施例32 2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニルア
セトキシ酢酸3,4,5−トリメトキシベンジルエステル 実施例1に準じて、融点72〜74℃の化合物を65%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
セトキシ酢酸3,4,5−トリメトキシベンジルエステル 実施例1に準じて、融点72〜74℃の化合物を65%の収率
で合成した。製品の元素分析の結果は次の通りであっ
た。
元素分析C26H25Cl2NO7として 計算値: C 58.44: H 4.72: N 2.62 実測値: C 58.42: H 4.52: N 2.56 実施例33 実施例で得た化合物の代表的なものについて、鎮痛作用
と抗炎症作用を、下記の酢酸Writhing法及びWhittle法
で測定した。その結果を第1表に示す。
と抗炎症作用を、下記の酢酸Writhing法及びWhittle法
で測定した。その結果を第1表に示す。
鎮痛作用の測定−酢酸Writhing法− 被試験薬(0.1ml/10g体重)をSTD-dd/Y系の雄性マウス
に経口投与し、一定時間後に0.7%酢酸(0.1ml/10g体
重)を腹腔内に投与し、その5分後から10分間のWrithi
ng syndrome(stretching)〔R.Koster et al;Fed.Pro
c.18,412(1959)〕の方法で発現回数を計測した。
に経口投与し、一定時間後に0.7%酢酸(0.1ml/10g体
重)を腹腔内に投与し、その5分後から10分間のWrithi
ng syndrome(stretching)〔R.Koster et al;Fed.Pro
c.18,412(1959)〕の方法で発現回数を計測した。
鎮痛効果は対象群(薬物溶解用溶剤投与群)の平均Writ
hing回数の半分以下の回数を示したマウスを鎮痛効果陽
性とし、有効率を算出した。
hing回数の半分以下の回数を示したマウスを鎮痛効果陽
性とし、有効率を算出した。
また、ED50はリッチフィールド・ウイルコクソン法によ
り算出した。
り算出した。
抗炎症作用の測定−Whittle法− 被試験薬(0.1ml/10g体重)をSTD-dd/Y系の雄性マウス
に経口投与し、一定時間後に4%ポンタミンスカイブル
ー溶液(0.1ml)を静注し、さらに10分後に0.7%酢酸
(0.1ml/10g体重)を腹腔内に投与し、酢酸投与後1時
間後に頚骨脱臼にて致死せしめ、生理食塩水5mlを腹腔
内に注入し、マッサージ後、開腹し、液の吸光度を620n
mにて測定し、対照群と比較して抑制率を算出した。ま
た、ED50はリッチフィールド・ウイルコクソン法により
算出した。
に経口投与し、一定時間後に4%ポンタミンスカイブル
ー溶液(0.1ml)を静注し、さらに10分後に0.7%酢酸
(0.1ml/10g体重)を腹腔内に投与し、酢酸投与後1時
間後に頚骨脱臼にて致死せしめ、生理食塩水5mlを腹腔
内に注入し、マッサージ後、開腹し、液の吸光度を620n
mにて測定し、対照群と比較して抑制率を算出した。ま
た、ED50はリッチフィールド・ウイルコクソン法により
算出した。
本発明の化合物の薬理作用の強さを、標準品として用い
た前記一般式(Ia)で表される化合物のED50値と比較
し、判定した。すなわち、 の値が1より大となれば、本発明の化合物の薬理効果が
公知の化合物(Ia)のものより強いと判定した。
た前記一般式(Ia)で表される化合物のED50値と比較
し、判定した。すなわち、 の値が1より大となれば、本発明の化合物の薬理効果が
公知の化合物(Ia)のものより強いと判定した。
発明の効果 本発明の化合物は、胃腸障害をあまり生ずることなく、
鎮痛及び抗炎症作用に優れた薬理効果を示す新規な化合
物である。
鎮痛及び抗炎症作用に優れた薬理効果を示す新規な化合
物である。
フロントページの続き (72)発明者 久野 鈴光 京都府宇治市宇治東内41番地 宇治製薬株 式会社内 (72)発明者 川上 幸夫 京都府宇治市宇治東内41番地 宇治製薬株 式会社内 (56)参考文献 Chemical Abstract Vol.104,88301(1986)
Claims (4)
- 【請求項1】一般式 (ただし、R1が水素又はメトキシ基で、R2が水素、ハロ
ゲン原子又はメトキシ基で、R3がハロゲン原子、メチル
基、メトキシ基、トリフルオロメチル基又はニトロ基で
ある)新規な2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミ
ノ〕フェニルアセトキシ酢酸誘導体。 - 【請求項2】前記一般式のR1及びR2が水素であり、R3が
フルオロ基、クロル基、ブロム基、メチル基、メトキシ
基、トリフルオロメチル基又はニトロ基であり、R3の置
換位置が2位、3位又は4位である特許請求の範囲第1
項記載の2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フ
ェニルアセトキシ酢酸誘導体。 - 【請求項3】前記一般式のR1が水素であり、R2及びR3が
共にフルオロ基、クロル基又はメトキシ基であり、R2及
びR3の置換位置が2,4位、2,5位、2,6位、3,4位又は3,5
位である特許請求の範囲第1項記載の2−〔(2,6−ジ
クロロフェニル)アミノ〕フェニルアセトキシ酢酸誘導
体。 - 【請求項4】前記一般式のR1、R2及びR3がすべてメトキ
シ基であり、その置換位置が3,4,5位である特許請求の
範囲第1項記載の2−〔(2,6−ジクロロフェニル)ア
ミノ〕フェニルアセトキシ酢酸誘導体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61207406A JPH0788335B2 (ja) | 1986-09-02 | 1986-09-02 | 新規な2−〔(2,6−ジクロロフエニル)アミノ〕フエニルアセトキシ酢酸誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61207406A JPH0788335B2 (ja) | 1986-09-02 | 1986-09-02 | 新規な2−〔(2,6−ジクロロフエニル)アミノ〕フエニルアセトキシ酢酸誘導体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6363647A JPS6363647A (ja) | 1988-03-22 |
JPH0788335B2 true JPH0788335B2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=16539210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61207406A Expired - Fee Related JPH0788335B2 (ja) | 1986-09-02 | 1986-09-02 | 新規な2−〔(2,6−ジクロロフエニル)アミノ〕フエニルアセトキシ酢酸誘導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0788335B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU4170099A (en) * | 1998-06-03 | 1999-12-20 | Jae Chul Kim | Haloethyl-2-[ (2,6-dichlorophenyl) amino] phenylacetoxyacetate derivatives and their use as an intermediate to synthesize aceclofenac |
-
1986
- 1986-09-02 JP JP61207406A patent/JPH0788335B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
ChemicalAbstractVol.104,88301(1986) |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6363647A (ja) | 1988-03-22 |
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