JPH0788312A - 濾材およびその製造方法 - Google Patents

濾材およびその製造方法

Info

Publication number
JPH0788312A
JPH0788312A JP6681194A JP6681194A JPH0788312A JP H0788312 A JPH0788312 A JP H0788312A JP 6681194 A JP6681194 A JP 6681194A JP 6681194 A JP6681194 A JP 6681194A JP H0788312 A JPH0788312 A JP H0788312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
melting point
heat
fiber
fibers
filter medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6681194A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3567480B2 (ja
Inventor
Satoshi Ogata
智 緒方
Kazue Nishio
和枝 西尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chisso Corp filed Critical Chisso Corp
Priority to JP06681194A priority Critical patent/JP3567480B2/ja
Publication of JPH0788312A publication Critical patent/JPH0788312A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3567480B2 publication Critical patent/JP3567480B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Separation (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱滅菌や高温濾過等を行っても細孔の最大
孔径が変化せず、しかも引っ張り強力が大で、且つひだ
折り等の加工が出来る高精密濾過用の濾材を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 低融点極細繊維20〜80重量%と低融点極
細繊維より融点が10℃以上高い高融点極細繊維80〜
20重量%とからなり且つ低融点極細繊維によつて繊維
同士が熱融着された不織布と、熱融着性ネツトとが熱融
着された最大孔径が120μm以下の濾材およびその製
造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クリ−ンル−ム用エア
フイルタ−、電子機器の洗浄に用いられる液体のフイル
タ−、あるいは医薬の製造に用いられる液体や気体のプ
レフイルタ−等として使用される精密濾過用の濾材に関
する。更に詳しくは、極細繊維の交点が熱融着した不織
布と、熱融着性繊維製ネツトとが熱融着し、加熱による
孔径変化がなく、ひだ折り等のぶ形性の良い精密濾過用
濾材およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エレクトロニクスやバイオケミカ
ル等に関する産業が発達し、気体や液体を清浄化して用
いられる機会が多くなつている。従来このような精密濾
過用の濾材として、極細のガラス繊維不織布や合成繊維
不織布等が使用されていた。しかし前記ガラス繊維不織
布は耐アルカリに弱いとか、濾過表面積を多く取る目的
で加工されるひだ折りや、種々な立体形状等に加工する
際、いわゆるぶ形性が悪い等の課題がある。一方前記合
成繊維不織布は、ガラス繊維不織布に較べ比重が小で軽
量である、ぶ形性がガラス繊維不織布に較べて良い、安
価である、濾材加工時にガラスの微粉が飛散せず取り扱
い易い、等の利点があり、該合成繊維不織布濾材が急速
に使用されるようになつてきた。該合成繊維不織布濾材
は、ポリエステルスパンボンド不織布やポリプロピレン
メルトブロ−不織布等が使用されているが、加熱、振
動、摩擦等により目開きし細孔径が大きくなる現象、即
ち孔径安定性が劣るという課題がある。
【0003】不織布濾材のぶ形性を改良した物として、
不織布とネツト状シ−トを融着した濾材が知られてい
る。特開平1−194912号公報に、エレクトレツト
化された極細繊維不織布と網状物が熱融着したフイルタ
−が、特開平4−346805号公報に、極細繊維不織
布に熱融着性モノフイラメントと金属細線を併用したネ
ツトを融着した濾材が開示されている。前記不織布にネ
ツト状シ−トを融着した物は、何れも不織布を構成する
極細繊維として、メルトブロ−法ポリプロピレンやメル
トブロ−法ポリエステル等のレギュラ−繊維が使用され
ている。該極細繊維ウェブをその繊維の交点が熱融着の
無い状態で、又は該ウェブをエンボスロ−ルやカレンダ
−ロ−ル等を使用し、繊維の交点を部分的に熱融着させ
たもの、あるいはネツトを該ウェブ又は熱圧着不織布に
積層し、カレンダ−ロ−ルやドライヤ−等の加熱手段を
用い、前記不織布とネツトとを融着させた物である。
【0004】ところで、不織布の熱融着状態をミクロ的
に観た場合、前記のような不織布濾材は、濾材の通気抵
抗を損なわずに繊維の交点を十分に熱融着させる事が困
難である。例えばエンボスロ−ル法による物は、熱圧着
部以外の部分は融着していず、カレンダ−ロ−ル法によ
る物は、不織布の表面及び裏面は多く融着しているが、
厚みの中央部分が融着部分が少ないか、多くあつても弱
い融着状態である物となつている。このように繊維の融
着状態が、その表面、中央、裏面で異なる不織布は、該
不織布をひだ折りや、筒状に加工したり、筒状の両端面
を合成樹脂端面部材でヒ−トシ−ルしたり、該端面部材
をバインダ−等で接着したりする際の加熱や、濾材を加
熱滅菌する際の加熱や、振動、衝撃、濾過時におけるハ
ウジングの振動等で不織布に目開きが起き、最大孔径が
著しく大きくなるという欠点、即ち孔径安定性が劣ると
いう欠点がある。特に目付けが約25g/m2 以上の高
目付けの物は、不織布厚みの中間部近傍の繊維の熱融着
が不十分となり易く、孔径安定性が劣り、時には加熱後
の最大孔径が25%以上も大になる物であつた。又、カ
レンダ−ロ−ル法等で高温かつ高圧で熱圧着した濾材
は、孔径安定性が幾分改良されるが、繊維全体が溶融し
膜状に変化するので通気抵抗が著しく高くなるという欠
点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の課題である加熱や振動等により最大孔径が変化せ
ず、しかも高強力でかつ山谷状に、或は他の複雑な形状
等に容易に加工出来る精密濾過用の濾材を提供すること
を目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、以下の構成を
とることにより初期の目的が達成される事を知り、本発
明を完成するに至った。 即ち本発明の構成は以下の通
りである。 (1) 低融点極細繊維20〜80重量%と低融点極細
繊維より融点が10℃以上高い高融点極細繊維80〜2
0重量%とからなり且つ低融点極細繊維によつて繊維同
士が熱融着された不織布と、熱融着性ネツトとが熱融着
された最大孔径が120μm以下の濾材であり、(2)
低融点極細繊維の繊維径が10μm以下であり、低融
点極細繊維が単成分繊維または複合繊維であり、高融点
極細繊維の繊維径が10μm以下であり、高融点極細繊
維が単成分繊維または複合繊維であり、熱融着性ネツト
の繊度が30〜4000デニ−ルであり、熱融着性ネツ
トが低融点成分と高融点成分の複合繊維を編織したもの
であり、且つ熱融着性ネツトの低融点成分と低融点極細
繊維の成分とが同種系であり、加熱後の最大孔径変化率
が20%以下である請求項1の濾材であり、(3) ひ
だ折り加工された請求項1〜2いずれかの濾材であり、
(4) エレクトレツト化され、通気度が0.1〜10
0cc/cm2.秒、引張強力が2〜100kg/5cm
である請求項1〜3いずれかの濾材であり、(5) 複
数樹脂を口金から紡糸し、低融点極細繊維20〜80重
量%と該繊維より融点が10℃以上高い高融点極細繊維
80〜20重量%とからなるウエブとし、該ウエブを熱
処理し低融点極細繊維によつて繊維同士が熱融着された
不織布を得、樹脂を口金から紡糸し繊維を得、該繊維を
編織して得た熱融着性ネツトを得、上記の不織布と熱融
着性ネツトとを積層し、熱処理する熱融着された最大孔
径が120μm以下の濾材の製造方法であり、(6)
メルトブロ−法により紡糸した極細繊維ウエブを熱処理
した不織布を用いた請求項5の濾材の製造方法である。
【0007】本発明の濾材は、熱融着された極細繊維に
よる不織布と、ネツトとが熱融着されたものであり、熱
融着された濾材の最大孔径が120μm以下であり、該
不織布は、低融点極細繊維と高融点極細繊維が使用さ
れ、該低融点極細繊維によつて極細繊維同士が融着さ
れ、低融点極細繊維20〜80重量%と高融点極細繊維
80〜20重量%の比率からなり、低融点極細繊維と高
融点極細繊維との融点差が10℃以上ある。融点差が1
0℃以上ある2種以上の熱可塑性樹脂を種々の方法によ
り口金から紡糸し、混合し、得られたウェブを低融点極
細繊維の熱融着温度以上に加熱し、極細繊維の交点を熱
融着し不織布とし、樹脂を口金から紡糸し繊維を得、該
繊維を編織して得たネツトとし、該不織布とネツトとを
積層し、熱処理し熱融着し、熱融着し最大孔径120μ
m以下の濾材の製造方法とする。
【0008】極細繊維の紡糸法は、低融点成分と高融点
成分とを吐出する。成分の異なる2以上の口金を組み合
わせたものでもよく、1個の口金に2以上の複成分を導
入して1孔ごとに異なる成分を紡糸する、いわゆる単成
分混繊紡糸法であってもよい。また第1の口金が複合紡
糸で、第2の口金が単成分紡糸の2種の口金を用いる紡
糸法でもよく、第1の口金、第2の口金ともに複合紡糸
の2種の口金を用いる紡糸法でもよく、或は1個の口金
に複合紡糸部分と、単成分紡糸部分を含むような、いわ
ゆる単成分/複合混繊紡糸法等いずれも使用できる。 極細繊維の紡糸法として、メルトブロ−法、スパンボン
ド法 フラッシュ紡糸法、延伸紡糸法等があり、これらの複合
紡糸法、混繊紡糸法がある。とりわけメルトブロ−法に
よる混繊紡糸法は繊維がよく混合でき好ましい。さらに
口金の導入溝を各成分ごとに変更できる口金であると、
各成分(低融点成分、高融点成分)の比率を変更でき好
ましい。複合紡糸口金として、並列型、鞘芯型、多分割
型、海島型等種々の口金を用いることができる。又、2
種の極細繊維を別々の口金から一旦紡糸し、その後ウェ
ブを積層し、ニードルパンチ、ウオーターニードル等で
混合してもよい。
【0009】本発明ではその用途が精密濾過用の濾材で
あるので極細繊維の径は、20μm以下の繊維を使用す
るのが好ましく、更に好ましくは、0.1〜10μm、
特に0.2〜8μmである。また本発明の濾材に使用さ
れる不織布には、上記極細繊維を主に用いるが、本発明
の目的を損なわない範囲で繊維径20μm以上の繊維が
混合されてもよい。
【0010】本発明の極細繊維は、低融点極細繊維と高
融点極細繊維との混合繊維であり、低融点極細繊維(単
成分)と高融点極細繊維(単成分)との混合繊維とする
ことができ、低融点極細繊維(単成分)と高融点極細繊
維(複合成分)との混合繊維とすることができ、低融点
極細繊維(複合成分)と高融点極細繊維(単成分)との
混合繊維とすることができ、低融点極細繊維(複合成
分)と高融点極細繊維(複合成分)との混合繊維とする
ことができる。ただし複合成分繊維の融点は、低融点成
分を熱融着するので、この低融点成分の融点とする。ま
たこの複合繊維として融点差のない分子量、結晶化度の
異なる同成分の組み合わせた複合繊維であってもよい。
極細繊維に使用できる熱可塑性樹脂には、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリ−4−メチルペンテン、プロピ
レンと他のαオレフィンとの2元又は3元共重合体、ポ
リエチレンテレフテレ−ト、ポリアミド、ポリカ−ボネ
−ト等の樹脂がある。低融点極細繊維と高融点極細繊維
との融点差は10℃以上であり、15℃以上150℃以
下が好ましく、、さらに好ましくは20〜100℃であ
るような種々の組合せで混繊紡糸等をする。低融点極細
繊維(単成分)と高融点極細繊維(単成分)との混合繊
維の組合せとしては、ポリエチレン:ポリプロピレン、
プロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体:ポリプロ
ピレン、ポリプロピレン:ポリエチレンテレフタレ−
ト、低融点ポリエステル:ポリエチレンテレフタレ−
ト、ポリアミド:ポリエチレンテレフタレ−ト等を例示
できる。低融点極細繊維(単成分)と高融点極細繊維
(複合成分)との混合繊維の場合、低融点極細繊維(単
成分)として線状低密度ポリエチレン:高融点極細繊維
(複合成分)としてポリプロピレン(鞘)/ポリアミド
(芯)を例示でき、低融点極細繊維(複合成分)と高融
点極細繊維(単成分)との混合繊維の場合、低融点極細
繊維(複合成分)として線状低密度ポリエチレン(並
列)/ポリプロピレン(並列):高融点極細繊維(単成
分)としてポリエチレンテレフタレ−トを例示できる。
低融点極細繊維(複合成分)と高融点極細繊維(複合成
分)との混合繊維の場合、低融点極細繊維(複合成分)
として線状低密度ポリエチレン(並列)/ポリプロピレ
ン(並列):高融点極細繊維(複合成分)としてポリプ
ロピレン(並列)/ポリエチレンテレフタレ−ト(並
列)を例示でき、低融点極細繊維(複合成分)として高
密度ポリエチレン(鞘)/ポリエチレンテレフタレ−ト
(芯):高融点極細繊維(複合成分)としてポリプロピ
レン(鞘)/ポリエチレンテレフタレ−ト(芯)を例示
できる。
【0011】メルトブロ−法等で融点に差がある2種の
極細繊維を紡糸し、得られた2種のウェブを低融点極細
繊維が溶融する温度以上に加熱し、繊維の交点が熱融着
した不織布とする。本発明において、不織布の低融点極
細繊維の含有量が20重量%未満の場合、ウェブを後記
の熱処理をしても、繊維の融着点が少なく加熱後の孔径
安定性がよい物が得られず、しかも毛羽立、強力不足等
の課題がある。又低融点極細繊維の含有量が80重量%
を超えると後記の熱処理により、低融点極細繊維が完全
に溶融し繊維の形態を失い、膜状化、繊維の収縮玉状化
等が起き、通気抵抗が大になったり、濾過精度の悪い物
になる等の課題がある。
【0012】熱処理は、乾熱循環型ドライヤ−、スル−
エア−型ドライヤ−、カレンダ−ロ−ル、エンボスロ−
ル等の加熱装置を用いて行う。前記加熱装置のうち、ス
ル−エア−型ドライヤ−等のような、不織布にあまり圧
力が掛からない状態で熱融着できる装置を用いて熱処理
した物は、通気度が大きい不織布が得られる。又、カレ
ンダ−ロ−ル等のような、熱圧着型の加熱装置を用いて
熱圧着した物は、最大孔径の小さい不織布が得られる。
この熱処理は、不織布の熱融着、ネツトの熱融着、不織
布とネツトとの熱融着に使用できる。
【0013】本発明の濾材に使用する不織布は、極細で
且つ熱融着性のある低融点繊維が使用され、しかも熱処
理により低融点繊維が溶融し繊維の交点が熱融着された
物である。従って、熱処理温度を低融点繊維の軟化点以
上、高融点繊維の融点以下の温度で行う事により、該高
融点繊維が溶融せずに繊維の形状を保持し、繊維の交点
が該低融点繊維の熱融着により不織布化されている。従
って後工程での滅菌処理や高温濾過、振動等で目開せ
ず、孔径が安定した物となる。又、繊維の完全溶融によ
る一種の膜状化が起きず、起きたとしてもきわめて少な
い。従って通気度が大でしかも孔径の小さい物が得られ
る。
【0014】一方、従来のメルトブロ−法等により得ら
れた単成分極細繊維100%の不織布は、不織布厚みの
中央部付近に未融着繊維が多量に発生していたり、該中
央部付近の融着部の結合がきわめて弱い不織布であるた
め、後記のネツトを不織布に融着後の物を、加熱滅菌処
理、高温濾過等をしたり、或は振動等により目開きす
る。又、カレンダ−ロ−ル等で高温加熱した物は、繊維
が完全溶融し、繊維の形状が消失し膜状化が起きる。ス
ル−エア−型加熱機で高温で加熱した物は、繊維が溶融
収縮したり、玉状に凝集したりする。このような物は、
通気度が小でであつたり、最大孔径が大きい物となる。
【0015】本発明の濾材に使用される不織布は、目付
け約3〜1000g/m2 、好ましくは4〜700g/
2 の物が使用出来る。又、該不織布は、目付け、加熱
温度、カレンダ−ロ−ルの線圧、処理時間、等の加工条
件等を変える事により、不織布の孔径を変化させる事が
できる。繊維の繊度が小、目付けが大、カレンダ−ロ−
ルの線圧が大の条件で製造された物程、孔径小の不織布
が得られる。
【0016】本発明の濾材は、上記不織布とネツトが熱
融着された物であり、該ネツトは、熱可塑性樹脂を含有
する繊維を編織り等した物である。ネツト用繊維は、熱
可塑性繊維を少なくとも30重量%含む繊維を使用して
いればよく、熱処理により熱融着可能な繊維である。こ
のような繊維としてマルチフイラメント、モノフイラメ
ント、紡績糸等が例示でき、単成分繊維、複合繊維、混
合繊維でもよく、熱可塑性繊維と綿などとの混合でもよ
い。とりわけ融点差が10℃以上ある少なくとも2種以
上の熱可塑性樹脂を、複合紡糸法により得た複合繊維が
よい。熱融着性複合モノフイラメントを編織等をしネツ
ト状とした物、或はこのネツトを熱融着温度以上で加熱
し、繊維の交点を融着した物等が使用される。熱融着性
ネツトに用いる複合成分の融点差は10℃以上であり、
好ましくは15℃以上150℃以下、さらに好ましくは
20〜100℃である。又、該ネツトは、ト−タル繊度
が約30〜4000デニ−ルのネット用繊維を、織り密
度約0.5〜25本/25mmで織製した物が好まし
い。
【0017】該ネツト用繊維の複合形態や、該ネツト用
繊維に使用出来る樹脂や、樹脂の組合せ等は、前記不織
布と熱融着するような樹脂の組合せ等であればよい。と
りわけ極細繊維の低融点樹脂と、ネツトに含有する低融
点樹脂との融点差が15℃以下の場合、後記の加熱処理
により、繊維の交点部でお互いの低融点樹脂が相互侵入
構造をとるので、不織布とネツトが強く熱融着し、その
境界面で剥離しにくいので好ましい。とりわけ低融点極
細繊維の融点とネツトの低融点樹脂が、同種系の物、例
えばポリオレフイン/ポリオレフイン、ポリエステル/
ポリエステル等の物が好ましい。
【0018】上記不織布とネツトを、不織布/ネツト、
ネツト/不織布/ネツト等のように積層し、或は前記積
層物を更に二段に積層した物等を、加熱圧着する。前記
のような公知の加熱方法で加熱し、不織布とネツトが熱
融着した濾材とする。加熱後ロール処理する方法、加熱
ロールで熱圧着する方法であってもよい。ちろん該積層
物に比較的太い繊度のスパンボンド不織布やステ−プル
の熱融着不織布等を積層してもよい。
【0019】本発明の濾材は、ひだ折り等をせずに、ハ
ウジング等に取り付けて使用できる。又、該濾材をひだ
折り機や成型機等を使用し、鋭角な山谷状に、U状に、
凹凸状等、任意の形状にぶ形し、ハウジングに取り付け
て使用できる。又、前記種々の形状にぶ形後の濾材を、
更に円筒状、渦巻状等に二次加工することもできる。円
筒状にした場合、左右の端部は融着或はバインダ−等で
接着する。該ハウジングは濾過すべき用途に応じ、種々
の形状の物が使用出来る。例えば、その側面に多数の開
孔を有する円筒状の芯材、多孔性円筒状の外枠材、及び
端面シ−ル部材を主構成部材とする円筒状のハウジング
や、四角形の枠状のハウジング、及び金属ネツト等を主
構成部材とする四角形のハウジング、或は、箱型で濾材
を多層状に装着する箱型多層状のハウジング、その他濾
過すべき場所に装着できる任意の形状のハウジングが使
用できる。
【0020】又本発明の濾材は、エレクトレツト化した
物であつてもよい。エレクトレツト化の方法としては、
紡糸時繊維を捕集しながら、口金と捕集面間でエレクト
レツト化する方法、紡糸した後ウェブ等を巻取るまでの
間にエレクトレツト化する方法等がある。又、不織布
や、不織布と熱融着性ネツトが熱融着された不織布、ひ
だ折りされた濾材、ハウジングに装着された濾材等をエ
レクトレツト化する方法等がある。該エレクトレツト化
は、電圧約1〜30キロボルトの直流コロナ放電等で処
理する。又、該不織布は約10〜45ク−ロン/cm2
の表面電化密度を有するものが好ましい。
【0021】本発明の濾材は、繊維径10μm以下の極
細繊維が密度勾配型になつていてもよい。又、本発明の
濾材は、繊維の素材、繊維径等の違う他の不織布やシ−
ト等が積層された物であつてもよい。他の不織布等とし
て、繊維径約50μm以下の複合メルトブロ−法不織
布、繊維径100μm以下の熱融着性複合繊維不織布、
或は該不織布と熱融着性ネツトとの積層シ−ト等が例示
できる。
【0022】
【実施例】以下実施例、比較例により本発明を更に詳細
に説明する。なお、各例において、濾材の物性や濾過性
能等の評価は、以下に記載する方法で行った。
【0023】不織布の繊維径:ウェブ、不織布、或は濾
材から小片を10個切取り、走査型電子顕微鏡により倍
率100〜5000倍の写真をとり、計100本の繊維
直径を測定し、その平均値(μm)を不織布の繊維径と
した。
【0024】引張強力:引張強力試験機を用い、5cm
幅の破断強力(kg/5cm)を求めた。
【0025】通気度:フラジ−ル型通気度試験機を用
い、JIS−L1006Aに定める方法で通気度を求め
た。単位、cc/cm2 .秒。
【0026】最大孔径:バブルポイントテスタ−を使用
し、ASTM−F−316−86に定める方法で最大孔
径(μm)を求めた。
【0027】加熱後の最大孔径変化率:前記バブルポイ
ントテスタ−を用い、前記同様の方法で、加熱前の最大
孔径(A)、及び80℃10分加熱後の最大孔径(F)
を求め以下の式で算出した。 加熱後の最大孔径変化率(%)=100(F−A)/A
【0028】濾過精度:50リツトルの水を入れた水
槽、ポンプ、及びハウジング、濾過機からなる循環式濾
過試験機を用いた。該濾過機のハウジングに濾材1本を
取付、水を毎分30リツトルの流量で循環させながら、
水槽にケ−キ(カ−ボランダム#4000)を5g添加
する。ケ−キ添加より1分後に採取した濾過水100c
cをメンブレンフイルタ−で濾過する。メンブレンフイ
ルタ−上に捕集された粒子のサイズを粒度分布測定機で
測定し、最も大きな粒子のサイズ(最大流出径、単位μ
m)を濾材の濾過精度とした。
【0029】圧力損失:前記、循環式濾過精度試験にお
いて、ケ−キを添加せず、水のみ毎分30リツトルの流
量で循環させる。循環開始1分後、圧力損失(kg/c
2)を求める。
【0030】実施例1〜3、比較例1〜3 2台の押出機及び、孔径0.3mm、孔数501のメル
トブロ−紡糸口金を主構成要素とする混繊型メルトブロ
−装置を用い、混繊紡糸をした。該口金は、2台の押出
機から押し出された2種の溶融樹脂が各孔で混合せず、
各孔毎に吐出し、しかも各孔から吐出する2種の溶融樹
脂が種々の孔数比で変えられるような構造の口金になっ
ている。
【0031】第1成分としてメルトフロレ−ト120
(MFR、g/10分、190℃)、融点121℃の線
状低密度ポリエチレンを、第2成分としてメルトフロレ
−ト120(MFR、g/10分、230℃)、融点1
64℃のポリプロピレンを、溶融押出し、メルトブロ−
紡糸した。紡糸条件は、紡糸温度が第1成分260℃、
第2成分280℃一定とし、2種の成分が吐出する孔数
比を種々変えて押出し、紡糸孔から吐出された繊維を、
温度360℃の空気を圧力1.2kg/cm2 Gで導入
し、噴出気体吸引装置付きのコンベア−ネツト上に吹き
付けた。該極細繊維の繊維径は約3μmであつた。この
ウェブをスル−エア−型加熱機を用い、温度135℃で
15秒間加熱し、繊維の交点が熱融着した目付け約10
0g/m2の不織布を得た。
【0032】鞘成分が、MFR18(g/10分、19
0℃)、融点124℃の線状低密度ポリエチレンで、芯
成分がMFR8(g/10分、230℃)、融点164
℃のポリプロピレンからなる複合比50/50(重量
比)、繊度250d/fの熱融着性複合モノフイラメン
トを使用し、経緯共17×17本/25mmの織り密度
で平織布を織製し、その後ネツトをテンタ−型加熱機を
用い温度135℃で加熱し、繊維の交点が熱融着したネ
ツトを得た。
【0033】前記で得た物を、ネツト/不織布/ネツト
の順に三層に積層し、スル−エア−型加熱機を用い、温
度140℃で15秒間加熱後、直ちに温度30℃のカレ
ンダ−ロ−ルで処理し、不織布とネツトが熱融着した濾
材を得た。
【0034】前記濾材をひだ折り加工機を用い、ひだの
高さ20mm、ひだの形状がW状の濾材を得た。該ひだ
折りされた濾材を、その側面に多数の孔がある外形30
mm、高さ250mmの中空状金属中芯に巻き付け、内
径約30mm、外形70mmの濾材を得た。該濾材の左
右の合わせ目は熱融着した。更に上下両端部をバインダ
−を用い、直径30mmの開口部がある金属製端面シ−
ル部材を接着し、円筒状の濾材を得た。この濾材は、外
形70mmのひだ折りなしの物に較べ、表面積が約9.
1倍増加した。
【0035】表1に加熱前、加熱後の濾材の物性や、ひ
だ折りし且つ中空円筒状に加工された濾材の濾過性能等
の試験結果を示す。表1より、本発明の濾材(実施例1
〜3)は、加熱後の最大孔径変化率が10%以下であ
り、加熱に対する孔径安定性がよく、しかもひだ折り加
工後の物は濾過精度が約4〜5μmでありよい事が判
る。一方低融点極細繊維の含有量が20%未満の場合
(比較例1,2)には、加熱により目開きし、最大孔径
が大になり、かつ濾過精度も悪い事が判る。又、低融点
極細繊維100%の物(比較例3)は、濾過精度がよい
が通気度及び圧力損失が劣る事が判る。
【0036】実施例4 前記実施例2で得た混繊型メルトブロ−法極細繊維ウェ
ブを、スル−エア−型加熱機を用い、温度140℃で処
理し繊維の交点が熱融着した目付け98g/m2 の不織
布を得た。
【0037】鞘成分が融点133℃の高密度ポリエチレ
ンで、芯成分がポリプロピレンからなる鞘芯型フイラメ
ントであつて、単糸繊度が6d/f、フィラメント数6
0のマルチフィラメントを用い、経緯共3本/25mm
の構成で平織布を織製した。その後テンタ−型加熱機を
用い、温度135℃で加熱し、繊維の交点が熱融着した
ネツトを得た。
【0038】前記不織布と前記ネツトとを、ネツト/不
織布/ネツトの三層状に積層した。該積層物を、カレン
ダ−ロ−ルを用い、温度120℃で処理し、不織布とネ
ツトが熱融着した濾材を得た。この濾材を前記実施例
(1)同様に、ひだ折り加工後、更に円筒状の濾材に加
工した。この濾材は外形70mmのひだ折りなしの物に
較べ、表面積が約9.1倍増加した。表1より、実施例
(4)の濾材は、加熱後の最大孔径変化率が0%であ
り、孔径安定性がよく、ひだ折り加工後の物は濾過精度
が1.1μmとよい物であつた。
【0039】実施例5 前記実施例2で得た、不織布とネツトが熱融着した濾材
を、ア−ス電極上に直接載せ、その上部の放電電極から
14kv/cmの直流電圧を印加した高電界中で20秒
間処理し、エレクトレツト化した濾材を得た。該濾材を
30cm×30cmの大きさに切り取り、人の出入りの
多い事務所のテ−ブル上に置き、浮遊塵を該濾材に自然
吸着させた。60日後、濾材表面の汚れ具合いを、JI
S−L0805規定の汚染用グレ−スケ−ル(1級:汚
染が大、5級:汚染が小)で判定したところ2.5級で
あつた。一方エレクトレツト化しない前記実施例(2)
で得た濾材も同時に汚れ具合いを観察したところ、4.
5級であつた。
【0040】実施例6 MFR43(g/10分、190℃)、融点133℃の
高密度ポリエチレンを第1成分とし、固有粘度0.6
0、融点253℃のポリエチレンテレフタレ−トを第2
成分とし、孔径0.3mm、孔数501の並列型メルト
ブロ−口金より、複合メルトブロ−紡糸し複合低融点極
細繊維を得た。紡糸条件は、複合比が40(第1成分)
/60(第2成分)(重量比)、紡糸温度が高密度ポリ
エチレンを260℃、ポリエチレンテレフタレ−トを2
80℃の条件で押出し、紡糸孔から吐出された繊維を、
温度390℃の空気を圧力1.5kg/cm2 .Gで導
入し、噴出気体吸引装置付きのコンベア−ネツト上に吹
き付けた。該複合低融点極細繊維ウェブは、目付けが4
0g/m2、繊維径が4.0μmであつた。
【0041】該ウェブと、前記比較例(1)で得たポリ
プロピレン100%の高融点極細繊維からなる目付け1
01g/m2 、繊維径3.3μmのウェブとを積層し、
圧力70kg/cm2 の条件で、ウオタ−ニ−ドル処理
をした。この不織布を、80℃で乾燥後、スル−エア−
型加熱機で、温度145℃で20秒間熱処理し、その後
直ちに温度30℃のカレンダ−ロ−ルで処理し、繊維の
交点が融着した不織布を得た。
【0042】前記不織布と実施例(1)で使用したネツ
トとを用い、ネツト/不織布/ネツトの順に積層した。
該積層物を、カレンダ−ロ−ルを用い、温度120℃で
処理し、不織布とネツトが熱融着した濾材を得た。この
濾材を前記実施例(1)同様に、ひだ折り加工後、更に
円筒状の濾材に加工した。この濾材は外形70mmのひ
だ折りなしの物に較べ、表面積が約9.1倍増加した。
この濾材は、加熱前で、引張強力が46.3kg/5c
m、最大孔径が26μmであつた。80℃10分加熱後
で、最大孔径が27μmであり最大孔径変化率が3.9
%、通気度が18.8cc/cm2 .秒であつた。又ひ
だ折り後の物は、濾過精度が3μmで圧力損失が0.0
4kg/cm2 であつた。
【0043】実施例7 2台の押出機及び、1個の口金に単成分孔と複合成分孔
を含む孔径0.3mm、低融点単成分孔167個、低融
点成分と高融点成分との複合成分孔(並列型)167
個、高融点単成分孔167個のメルトブロ−紡糸口金を
用い混繊紡糸をした。低融点成分として実施例1と同じ
線状低密度ポリエチレン、高融点成分として実施例1と
同じポリプロピレンを使用しメルトブロー紡糸した。紡
糸条件は、紡糸温度が低融点成分245℃、高融点成分
260℃とし、低融点成分と高融点成分との複合比を
1:1(重量%)で押出した。低融点(単成分)極細繊
維:低融点(複合成分)極細繊維:高融点(単成分)極
細繊維を1:1:1(重量%)に設定し押出し、紡糸孔
から吐出された繊維を、温度330℃の空気を圧力1.
2kg/cm2 Gで導入し、実施例1と同じコンベア−
ネツト上に吹き付けた。該極細繊維の繊維径は約4μm
であつた。低融点(単成分)極細繊維が3.6μm、低
融点(複合成分)極細繊維4.5μm、高融点(単成
分)極細繊維 3.7μmであった。このウェブを実施
例1と同じ加熱機を用い、温度145℃で30秒間加熱
し、繊維の交点が熱融着した目付け約100g/m2
不織布を得た。前記不織布と実施例1と同じネットを、
ネツト/不織布/ネツトの順に三層に積層し、スル−エ
ア−型加熱機を用い、温度135℃で15秒間加熱後、
直ちに温度30℃のカレンダ−ロ−ルで処理し、不織布
とネツトが熱融着した濾材を得た。前記濾材を実施例1
と同様にひだ折り加工し、金属製端面シ−ル部材を接着
をし円筒状の濾材を得た。この濾材は、外形70mmの
ひだ折りなしの物に較べ、表面積が約9.1倍増加し
た。この濾材は加熱前で、引張り強力が31.8Kg/5c
m、最大孔径が40μmであった。また80℃10分加
熱後で最大孔径が41μm、加熱後の最大孔径変化率が
2.5%、通気度が30cc/cm2秒であった。またひだ折
り加工後の物は濾過精度が5.2μm、圧力損失が0.
04Kg/cm2であった。本発明の濾材は、比較例1または
2のものより繊維径が太いが濾過精度がよく、加熱後の
最大孔径変化率が10%以下であり良いものであった。
【0044】
【発明の効果】本発明の濾材は極細繊維の交点が熱融着
された不織布と、繊度の大きい熱融着性繊維製ネツトが
熱融着された物である。従って該濾材は、引張強力に優
れ、圧力損失が小さく、5μm以下の微粒子をも捕捉で
き、濾過精度に優れ、通気度も多く、加熱に対し孔径安
定性が良く、加熱等により目開きしない。該濾材は加熱
に対し孔径安定性が良いので、加熱滅菌や、高温濾過等
を行っても、安定した高精度の濾過を行うことが出来
る。又、この濾材は、ひだ折りや凹凸状の加工が出来
る。又、該ひだ折り加工された濾材は、前記効果に加
え、濾過面積が多いので濾過ライフが長いという効果が
ある。又、不織布のウェブとして、メルトブロ−法ウェ
ブを用いた物は、繊維に帯電防止剤等の仕上げ剤が付着
していないので、食品分野の精密濾過用の濾材としても
使用出来る。
【0045】
【表1】
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 46/52 Z 7446−4D B03C 3/28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低融点極細繊維20〜80重量%と低融
    点極細繊維より融点が10℃以上高い高融点極細繊維8
    0〜20重量%とからなり且つ低融点極細繊維によつて
    繊維同士が熱融着された不織布と、熱融着性ネツトとが
    熱融着された最大孔径が120μm以下の濾材。
  2. 【請求項2】 低融点極細繊維の繊維径が10μm以下
    であり、低融点極細繊維が単成分繊維または複合繊維で
    あり、高融点極細繊維の繊維径が10μm以下であり、
    高融点極細繊維が単成分繊維または複合繊維であり、熱
    融着性ネツトの繊度が30〜4000デニ−ルであり、
    熱融着性ネツトが低融点成分と高融点成分の複合繊維を
    編織したものであり、且つ熱融着性ネツトの低融点成分
    と低融点極細繊維の成分とが同種系であり、加熱後の最
    大孔径変化率が20%以下である請求項1の濾材。
  3. 【請求項3】 ひだ折り加工された請求項1〜2いずれ
    かの濾材。
  4. 【請求項4】 エレクトレツト化され、通気度が0.1
    〜100cc/cm2.秒、引張強力が2〜100kg/
    5cmである請求項1〜3いずれかの濾材。
  5. 【請求項5】 複数樹脂を口金から紡糸し、低融点極細
    繊維20〜80重量%と該繊維より融点が10℃以上高
    い高融点極細繊維80〜20重量%とからなるウエブと
    し、該ウエブを熱処理し低融点極細繊維によつて繊維同
    士が熱融着された不織布を得、樹脂を口金から紡糸し繊
    維を得、該繊維を編織して得た熱融着性ネツトを得、上
    記の不織布と熱融着性ネツトとを積層し、熱処理する熱
    融着された最大孔径が120μm以下の濾材の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 メルトブロ−法により紡糸した極細繊維
    ウエブを熱処理した不織布を用いた請求項5の濾材の製
    造方法。
JP06681194A 1993-05-26 1994-03-09 濾材およびその製造方法 Expired - Lifetime JP3567480B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06681194A JP3567480B2 (ja) 1993-05-26 1994-03-09 濾材およびその製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-146957 1993-05-26
JP14695793 1993-05-26
JP06681194A JP3567480B2 (ja) 1993-05-26 1994-03-09 濾材およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0788312A true JPH0788312A (ja) 1995-04-04
JP3567480B2 JP3567480B2 (ja) 2004-09-22

Family

ID=26408006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06681194A Expired - Lifetime JP3567480B2 (ja) 1993-05-26 1994-03-09 濾材およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3567480B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001138423A (ja) * 1999-11-11 2001-05-22 Chisso Corp プリーツ加工ネット積層体
WO2011019022A1 (ja) * 2009-08-10 2011-02-17 旭化成せんい株式会社 集じん機用ろ過布
JP2019198247A (ja) * 2018-05-14 2019-11-21 積水樹脂株式会社 幼齢木保護具
JP2021524786A (ja) * 2018-06-19 2021-09-16 コーロン インダストリーズ インク カーペット基布地用不織布およびその製造方法
CN113750648A (zh) * 2020-06-01 2021-12-07 辽宁博联过滤有限公司 一种用于立式压滤机的滤布及其制备方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101354301B1 (ko) * 2012-04-06 2014-01-24 웅진케미칼 주식회사 팬형식 냉각장치용 필터조립체
TWI821374B (zh) * 2018-08-24 2023-11-11 日商積水化學工業股份有限公司 駐極體片、壓電感測器及駐極體片之製造方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001138423A (ja) * 1999-11-11 2001-05-22 Chisso Corp プリーツ加工ネット積層体
JP4556263B2 (ja) * 1999-11-11 2010-10-06 チッソ株式会社 プリーツ加工ネット積層体
WO2011019022A1 (ja) * 2009-08-10 2011-02-17 旭化成せんい株式会社 集じん機用ろ過布
CN102481502A (zh) * 2009-08-10 2012-05-30 旭化成纤维株式会社 集尘机用过滤布
AU2010283240B2 (en) * 2009-08-10 2014-01-16 Asahi Kasei Fibers Corporation Filtration cloth for dust collection machine
US8795403B2 (en) 2009-08-10 2014-08-05 Asahi Kasei Fibers Corporation Filter cloth for dust collector
KR101431346B1 (ko) * 2009-08-10 2014-08-19 아사히 가세이 셍이 가부시키가이샤 집진기용 여과포
JP5600106B2 (ja) * 2009-08-10 2014-10-01 旭化成せんい株式会社 集じん機用ろ過布
JP2019198247A (ja) * 2018-05-14 2019-11-21 積水樹脂株式会社 幼齢木保護具
JP2021524786A (ja) * 2018-06-19 2021-09-16 コーロン インダストリーズ インク カーペット基布地用不織布およびその製造方法
CN113750648A (zh) * 2020-06-01 2021-12-07 辽宁博联过滤有限公司 一种用于立式压滤机的滤布及其制备方法
CN113750648B (zh) * 2020-06-01 2022-09-06 辽宁博联过滤有限公司 一种用于立式压滤机的滤布及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3567480B2 (ja) 2004-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100323320B1 (ko) 여과재및이의제조방법
JP5362560B2 (ja) 単層単成分メルトスパン媒体を有するひだ付け加工フィルタ
JP5221676B2 (ja) 流体濾過物品とその作製方法及び使用方法
US6183536B1 (en) Enhanced performance vacuum cleaner bag and method of operation
JP5021740B2 (ja) 単一成分の濾過/補強単一層を有する折り畳み式マスク
JP2581994B2 (ja) 高精密カートリッジフィルターおよびその製造方法
KR100452179B1 (ko) 정밀도가높은실린더형필터
US8308833B2 (en) Nonwoven fabric for filters
EP2151270A1 (en) Nonwoven fabric for cylindrical bag filter, process for producing the same, and cylindrical bag filter therefrom
JPH1190135A (ja) プリーツフィルター
JP4905661B2 (ja) フィルター用繊維積層体
JP5080041B2 (ja) エアフィルタ用濾材、それを用いた吹流し形フィルタ、並びにエアフィルタ用濾材の製造方法
JP2022530806A (ja) ポリアミドナノファイバー層を含むろ過媒体
JPH0788312A (ja) 濾材およびその製造方法
JP3326808B2 (ja) フィルター
KR100367542B1 (ko) 원통형성형품및이의제조방법
JP2001149720A (ja) フィルター
JP2001252510A (ja) 筒状フィルタ
JP3677385B2 (ja) 濾過材及びこれを用いたフィルタ
JP3404796B2 (ja) 濾 材
JP2020049413A (ja) デプスフィルター
JP2000271417A (ja) 濾材シ−トおよびこれを用いたプリ−ツフィルタ−
JPH10251958A (ja) 嵩高不織布
JP2001248056A (ja) 複合長繊維不織布およびそれからなるフィルター
WO2024111577A1 (ja) 繊維構造体および立体フィルターならびにろ過フィルター

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040525

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040607

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080625

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090625

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100625

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100625

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110625

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110625

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110625

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110625

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120625

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120625

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term