JP4556263B2 - プリーツ加工ネット積層体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリーツ加工を施したネットと不織布とからなる、濾過材用途、クッション用途等に有用な形状保持性に優れた、空隙を有するプリーツ加工ネット積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、プリーツ加工されたネットやそれを用いた成形体としては、ポリエステル単一成分の繊維からなるマルチフィラメントをラッセル織りし、マルチフィラメントに接着剤を付着させた後にプリーツ加工を施し、形状を保持させたものや、モノフィラメントを編織したネットを接着剤でプリーツ状に固定させたものが知られている。
これらは主に網戸やエアコンのフィルター等に利用されているが、時間の経過と共に接着剤が脆化し、剥離が生じ、遂には脱落を起こす等の不具合があった。接着剤が脱落した上記ネット等は、形状保持性が低くなり、弱い風圧で容易に形状が変形したり、網目が外れたり、破損が生じる等の問題があった。
このように、繊維同士を接着剤によって接着させたネット及びその構造体は、長期間の使用が困難である。
また、特開平10−88470号公報には、安定したプリーツ形状を保持させるために、熱可塑性繊維糸からなるプリーツ布地体が開示されているが、この種のプリーツ布地体は、単層構造で網戸用途等に用いられるものであり、不織布等が組み合わされたものではない。
【0003】
特開平11−179121号公報、特開平11−192406号公報等には、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、あるいはそれらの積層シートをプリーツ加工して成形したフィルター材が開示され、バッグフィルターや自動車用エアフィルター等として広く利用されるとしている。
この種のプリーツ構造体は、不織布をプリーツ加工することが特徴となっており、一定形状の保持が求められる用途には不向きであった。
【0004】
不織布とネットを組み合わせた形態でプリーツ加工したものとしては、例えば特開平04−346805号公報、特開平04−354505号公報等に、熱融着性モノフィラメントと金属細線からなるネットと、不織布を熱融着させて一体化させた濾材が開示されている。
しかし、これらの技術においては、ネットと不織布が積層密着されてプリーツ加工されるので、ネットと不織布間の空隙が少なく、不織布とネットの間を利用して他の機能材料等を担持させることは困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、プリーツ加工されたネットと不織布とからなる、濾過材用途、クッション用途等に有用な形状保持性に優れた、他の機能材料等を担持させることが可能な空隙を有するプリーツ加工ネット積層体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、鋭意研究の結果、熱接着性繊維からなるネットをプリーツ加工し、この山部に不織布を貼り合わせることにより、良好な形状保持性とフレキシビリティーを有する積層体が得られるという知見を得、本発明を完成した。
本発明は、以下の構成を有する。
(1)繊度100〜2500dtexの熱接着性繊維が編織され、更に前記繊維の交点が熱接着されて形成される、目合い0.4〜3.0mmのネットにプリーツ加工を施して得られるプリーツ加工ネットの少なくとも片面に、繊度0.1〜100dtexの熱接着性繊維からなる不織布が熱接着によって積層されたプリーツ加工ネット積層体。
(2)プリーツ加工ネット及び不織布を構成する熱接着性繊維が、融点差10℃以上を有する低融点樹脂と高融点樹脂からなる熱接着性複合繊維である前記(1)項記載のプリーツ加工ネット積層体。
(3)不織布を構成する熱接着性繊維が、長繊維である前記(1)項または(2)項記載のプリーツ加工ネット積層体。
(4)不織布を構成する熱接着性繊維が、短繊維である前記(1)項または(2)項記載のプリーツ加工ネット積層体。
(5)不織布が、多層構造であることを特徴とする前記(1)〜(4)項の何れか1項記載のプリーツ加工ネット積層体。
(6)空隙率が60%〜99.9%であることを特徴とする前記(1)〜(5)項の何れか1項記載のプリーツ加工ネット積層体。
(7)プリーツ加工ネットの長手方向の空隙率が、60%〜99.9%の範囲内で変化し、密度勾配を有することを特徴とする前記(1)〜(5)項の何れか1項記載のプリーツ加工ネット積層体。
(8)プリーツ加工ネットの長手方向の側面が、シール材でシールされていることを特徴とする前記(1)〜(7)項の何れか1項記載のプリーツ加工ネット積層体。
(9)プリーツ加工ネットが、前記プリーツ加工ネット両端部同士の接合により、円の形状を有することを特徴とする前記(1)〜(8)項の何れか1項記載のプリーツ加工ネット積層体。
(10)前記(1)〜(9)項の何れか1項記載のプリーツ加工ネット積層体に、更に二次プリーツ加工が施されたプリーツ加工ネット積層体。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明において、熱接着性繊維とは熱可塑性樹脂から作られた繊維をいう。
【0008】
本発明のプリーツ加工ネット積層体において、プリーツ加工ネットを構成しているネットは、熱接着性繊維が編織され、更に前記繊維の交点が熱接着されて形成される。前記繊維としては、繊度が100〜2500dtex、好ましくは300〜700dtexである熱接着性繊維が用いられる。
熱接着性繊維の繊度が100dtex未満であると、ネットとしての強度が低くなり、目合いが圧力などにより広がる場合がある。また、繊維自身の強力を充分保持できないので、プリーツ加工時に繊維が切断するおそれがある。
また、前記繊度が2500dtexを超えると、ネットの剛性が高くなり、プリーツ加工がしにくくなる。更に、ネットの重量が大きくなるため取り扱い難くなる。
【0009】
本発明で用いられる熱接着性繊維を構成する熱可塑性樹脂としては、結晶性の熱可塑性樹脂が用いられる。具体的には、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン及び、直鎖状低密度ポリエチレン等のポリエチレン、エチレン−プロピレン二元共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン−1三元共重合体等のプロピレン−α−オレフィン共重合体、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、更に上記熱可塑性樹脂の混合物などを使用することができる。
【0010】
前記熱接着性繊維としては、レギュラー繊維や熱接着性複合繊維等が使用可能であるが、ネットを構成する繊維交点の接着固定効果が優れるという点で、低融点樹脂と高融点樹脂からなる熱接着性複合繊維が特に好ましく用いられる。
前記熱接着性複合繊維を構成する低融点樹脂と高融点樹脂の融点差は、熱接着加工の点から少なくとも10℃以上あることが好ましく、より好ましくは15℃以上である。また、熱接着性複合繊維を構成する低融点樹脂が繊維表面に露出し、更に長手方向へ連続していることが、熱接着性の面から見て好ましい。
【0011】
前記熱接着性複合繊維の複合構造は、たとえば鞘芯型、並列型、海島型などのいずれも使用できる。中でも鞘芯型構造の熱接着性複合繊維は熱接着性が良好で、かつ一定しており好ましい。この時、鞘芯を構成する樹脂の成分重量比は任意に設定が可能であるが、鞘/芯で表す場合、30/70〜70/30の範囲が好ましい。このほか、異形断面構造や、分割型構造を有するものも使用できる。
【0012】
前記熱接着性複合繊維に用いられる、低融点樹脂および高融点樹脂の組合せの例としては、低融点樹脂/高融点樹脂で表わすと、高密度ポリエチレン/ポリプロピレン、直鎖状低密度ポリエチレン/ポリプロピレン、低密度ポリエチレン/ポリプロピレン、プロピレンと他のαオレフィンとの二元共重合体または三元共重合体/ポリプロピレン、直鎖状低密度ポリエチレン/高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン/高密度ポリエチレン、各種のポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン/ポリエチレンテレフタレート、プロピレンと他のα−オレフィンとの二元共重合体または三元共重合体/ポリエチレンテレフタレート、低融点熱可塑性ポリエステル/ポリエチレンテレフタレート、各種のポリエチレン/ナイロン6、ポリプロピレン/ナイロン6、プロピレンと他のα−オレフィンとの二元共重合体または三元共重合体/ナイロン6、ナイロン6/ナイロン66、ナイロン6/熱可塑性ポリエステルなどを挙げることができる。
【0013】
これらの中では、ポリオレフィン同士もしくはポリオレフィンとポリエステルからなる組合せが好ましく、その具体例としては高密度ポリエチレン/ポリプロピレン、エチレン−プロピレン−ブテン−1三元共重合体/ポリプロピレン、エチレン−プロピレン二元共重合体/ポリプロピレン、エチレン−プロピレン−ブテン−1三元共重合体/ポリエチレンテレフタレート、あるいは高密度ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレートなどを挙げることができる。
更に、これらの中ではポリオレフィン同士、例えば高密度ポリエチレン/ポリプロピレン、エチレン−プロピレン−ブテン−1三元共重合体/ポリプロピレン、エチレン−プロピレン二元共重合体/ポリプロピレンなどが耐薬品性の面から特に好ましい。
【0014】
本発明で用いられる熱接着性繊維を構成する樹脂には、用途により、発明の効果を妨げない範囲において、安定剤、難燃剤、抗菌剤などが添加されていてもよい。また、着色剤が添加されていても良い。
【0015】
本発明のプリーツ加工ネット積層体を構成するプリーツ加工ネットに用いるネットは、上記樹脂を用いた熱接着性繊維を経糸や緯糸等として用い編織し、編織と同時に、もしくは編織後に熱処理して作ることができる。熱接着性繊維が熱接着性複合繊維の場合に、熱圧着法を用いて熱処理する時は、低融点樹脂の軟化点以上の温度で行ない、実質的に非押圧下の熱接着法を用いて熱処理する時は、低融点樹脂の融点以上の温度で行い、熱接着性複合繊維の交点を熱接着させてネットとする。なお、編織法については、各種の方法を利用できるが、好ましくは平織りである。
【0016】
前記の熱処理に用いられる装置として、例えば熱圧着法の場合、熱ロール型加熱機、熱圧着ロール型加熱機などを挙げることができる。また、実質的に非押圧下の熱接着法の場合、熱風型加熱機、赤外線加熱機、遠赤外線加熱機、高圧蒸気加熱機、超音波型加熱機などを挙げることができる。
これらの装置は、単独もしくは複数を組合わせて使用してもよい。特に、熱風型加熱機と熱ロール型加熱機、または熱風型加熱機と熱圧着ロール型加熱機を組合わせて使用することで、ネットを構成する熱接着性繊維の糸条交点の接着強度を高くすることができる。
【0017】
前記ネットにおいて、ネットの目合いは0.4〜3mm、好ましくは0.6〜2mmである。目合いが0.4mmを大きく下回ると、ネットの剛性が高くなり過ぎ、プリーツ加工がし難くなることがある。また、濾過材用途として用いる場合、透水性や通気性が悪くなり目詰まりしやすくなる。また、目合いが3mmを大きく上回ると、ネットが柔らかくなり過ぎ耐圧性に劣る場合がある。
ネットの目合いは、濾過用途に適用する場合に、濾過精度に関わる要素の一つである。従って、濾過するものの種類や使用用途により、0.4〜3mmの範囲で適宜選択される。
【0018】
本発明のプリーツ加工ネット積層体を構成するプリーツ加工ネットは、前記ネットをプリーツ加工して作られる。
前記ネットのプリーツ加工は、公知の方法を用いて行うことができ、特に限定しないが、折り目方向に加熱してプリーツ部を扁平延伸してプリーツ加工する方法や、加熱延伸型刃の圧接によってプリーツ部を加熱延伸してプリーツ加工する方法等が好ましい。
【0019】
前記プリーツ加工ネットの襞の内角は、用途により適宜選定されるが、90゜以内が好ましい。ここで言う襞の内角とは、図1の左側及び図1の右側に示される角度(α)で定義される。なお、図1の左側の図は、略V形にプリーツ成形したもので、図1の右側の図は、略U形に湾曲プリーツ成形したものである。なお、隣接するプリーツが互いに密着する場合は、内角0゜となる。また、図1の右側に示したように、プリーツの山谷部が略U形に湾曲したものは、略U形の接線のうち頂点を通過する左右二つの接線により形成する内角をいう。
襞の内角が90゜を大きく超えると、プリーツの形状保持が悪くなるほか、ネットの山部と谷部に不織布を貼る際の作業性が悪くなる。
本発明のプリーツ加工ネット積層体を濾過用途に適用する場合においては、襞の内角によって濾過の精度が変化する。本発明のプリーツ加工ネット積層体においては、襞の内角が0゜に近付くにつれて濾過精度が向上し、細かい物まで濾過できるようになる。また、上面からの耐圧性も向上する。逆に、襞の内角が90゜に近付くにつれて濾過精度が低下し、耐圧性も低下する。
【0020】
前記プリーツ加工ネットの長手方向の圧縮率は0.1〜70%が好ましい。なお、長手方向の圧縮率とは、図2に示す地点a(山部)〜b(谷部)の、プリーツ加工後の長さ(D)を、プリーツ加工以前の長さ(C)、即ち、地点aからbまでの全長で除し、百分率で表した下記(1)式より求められる値である。
圧縮率(%)=(D÷C)×100…(1)
長手方向の圧縮率が70%を大きく超えると、プリーツ加工の作業性が悪くなる他、プリーツ加工ネットの山部と谷部に不織布を貼る際の作業性も悪くなる。
【0021】
前記プリーツ加工ネットのプリーツ幅は、これを用いて得られるプリーツ加工ネット積層体の用途等により適宜選択されるが、5〜100mmであることが好ましい。なお、プリーツ幅とは、隣接するプリーツ部分間の距離を意味する。すなわち、襞の内角が0゜の場合、プリーツ加工ネット積層体の高さがプリーツ幅と等しくなる。
プリーツ幅が5mm未満であると、プリーツ加工時のネットの反発力が大きくなり、加工がし難くなって生産性が低下するおそれがある。
プリーツ幅が100mmを大きく超えると、プリーツ加工ネットの山部に不織布を貼る際の作業性が悪くなる他、取り扱い性が悪くなる。また、外圧で不織布が変形しやすくなる。更に、不織布が細繊度の繊維で構成した場合は、形状保持性や耐圧性が悪くなることがある。
【0022】
本発明のプリーツ加工ネット積層体において使用され、プリーツ加工ネットの少なくとも片面に積層される不織布は熱接着性繊維からなる不織布である。この不織布は、プリーツ加工ネット積層体の形状を固定させる為に用いる他、本発明のプリーツ加工ネット積層体を濾過資材として利用する場合に於いては、濾材としての役割も担っている。
前記不織布はプリーツ加工ネットと十分熱接着可能であることが必須である。
【0023】
前記不織布に用いられる熱接着性繊維の繊度は、0.1〜100dtexである。繊度が100dtexを大きく超えるものも使用可能ではあるが、不織布の製造し易さ等の点からあまり実用的とはいえない。
前記熱接着性繊維を構成する熱可塑性樹脂としては、前記ネットの場合に例示した各種熱可塑性樹脂が使用でき、具体的には、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン及び、直鎖状低密度ポリエチレン等のポリエチレン、エチレン−プロピレン二元共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン−1三元共重合体等のプロピレン−α−オレフィン共重合体、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、更には上記樹脂の混合物などを使用することができる。
【0024】
前記熱接着性繊維としては、レギュラー繊維や熱接着性複合繊維等が使用可能であるが、繊維交点の接着固定効果が優れるという点で、低融点樹脂と高融点樹脂からなる熱接着性複合繊維が特に好ましく用いられる。
前記熱接着性複合繊維を構成する低融点樹脂と高融点樹脂の融点差は、熱接着加工の点から少なくとも10℃以上が好ましく、より好ましくは15℃以上である。また、熱接着性複合繊維を構成する低融点樹脂が繊維表面に露出し、更に長手方向へ連続していることが、熱接着性の面から見て好ましい。
【0025】
前記熱接着性複合繊維に用いられる、低融点樹脂および高融点樹脂の組合せの例としては、低融点樹脂/高融点樹脂で表わすと、高密度ポリエチレン/ポリプロピレン、直鎖状低密度ポリエチレン/ポリプロピレン、低密度ポリエチレン/ポリプロピレン、プロピレンと他のα−オレフィンとの二元共重合体または三元共重合体/ポリプロピレン、直鎖状低密度ポリエチレン/高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン/高密度ポリエチレン、各種のポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン/ポリエチレンテレフタレート、プロピレンと他のα−オレフィンとの二元共重合体または三元共重合体/ポリエチレンテレフタレート、低融点熱可塑性ポリエステル/ポリエチレンテレフタレート、各種のポリエチレン/ナイロン6、ポリプロピレン/ナイロン6、プロピレンと他のα−オレフィンとの二元共重合体または三元共重合体/ナイロン6、ナイロン6/ナイロン66、ナイロン6/熱可塑性ポリエステルなどを挙げることができる。
【0026】
これらの中では、ポリオレフィン同士もしくはポリオレフィンとポリエステルからなる組合せが好ましく、その具体例としては高密度ポリエチレン/ポリプロピレン、エチレン−プロピレン−ブテン−1三元共重合体/ポリプロピレン、エチレン−プロピレン二元共重合体/ポリプロピレン、エチレン−プロピレン−ブテン−1三元共重合体/ポリエチレンテレフタレート、あるいは高密度ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレートなどを挙げることができる。
更に、これらの中ではポリオレフィン同士、例えば高密度ポリエチレン/ポリプロピレン、エチレン−プロピレン−ブテン−1三元共重合体/ポリプロピレン、エチレン−プロピレン二元共重合体/ポリプロピレンなどが耐薬品性の面から特に好ましい。
【0027】
前記不織布に用いられる熱接着性繊維を構成する樹脂には、用途により、発明の効果を妨げない範囲において、安定剤、難燃剤、抗菌剤などが添加されていてもよい。また、着色剤が添加されていても良い。
【0028】
前記不織布は、カード法やスパンボンド法、メルトブロー法、エアレイド法等、各種のものが使用可能である。また、これらの組み合わせによる不織布の製造法も利用可能である。更に、湿式法で得られた不織布も使用可能である。
この中でもカード法やスパンボンド法等の不織布が好ましい。特にスパンボンド法により得られた不織布は、高耐水圧で通気性に富み、不織布とプリーツ加工ネットとの張り合わせ工程を連続的に行うことが出来るため、好ましい。
前記不織布の繊維交点を熱接着する場合は、熱エンボスロール、熱フラットカレンダーロール、超音波エンボスのような装置を使用し熱圧着する方法や、熱風貫流型、上下方向熱風噴流型、赤外線ヒーター型等の熱処理機を使用し熱接着する方法が例示できる。
【0029】
前記不織布の構造は、単層でも多層でもかまわない。
多層構造の場合、スパンボンド不織布/メルトブロー不織布、スパンボンド不織布/メルトブロー不織布/スパンボンド不織布、スパンボンド不織布/エアレイド不織布/スパンボンド不織布、スパンボンド不織布/オレフィン系フィルム/スパンボンド不織布等、様々な形態が例示でき、組み合わされる素材に於いては、不織布に限定されずに、メッシュ、グリッド、シート、フィルム等、種種のものが使用できる。
なお、使用される不織布の目付は、用途によって適宜選択される。この目付は、通常約10〜1000g/m2で使用される。
【0030】
本発明のプリーツ加工ネット積層体は、ネットをプリーツ加工して作られたプリーツ加工ネットの片面又は両面に、前記不織布を熱接着により積層して作られる。繊維の糸条交点の熱接着による不織布の形成、または不織布とプリーツ加工ネットとの熱接着による積層には、前記ネットの熱接着処理に使用の熱接着装置等が利用できる。更に、不織布に於いては、ニードルパンチ・水流交絡・気体交絡等により固定されたウェブも使用することができる。
【0031】
次に、上記の如く得られたプリーツ加工ネット積層体について説明する。
本発明のプリーツ加工ネット積層体の空隙率は、60〜99.9%が好ましい。なお空隙率とは、ある物体の体積中に占める空隙部分の体積割合であり、ここでは、プリーツ加工ネット積層体の重量W(g)と体積V(cm3)およびプリーツ加工ネット積層体を構成している繊維の密度d(g/cm3)から、下記の(2)式より求められる値である。
空隙率(%)=(1−W/(V×d))×100 …(2)
空隙率が60%を大きく下回ると、プリーツ加工ネット積層体中で目詰まりが起こりやすくなり、好ましくない。また、重量も大きくなるため、取り扱いにやや不便を感じるようになる。
【0032】
本発明のプリーツ加工ネット積層体においては、プリーツ加工ネットの長手方向に、空隙率の変化が60〜99.9%の範囲で、プリーツ加工ネットの襞の内角を連続的に、或いはランダムに変えることにより、プリーツ加工ネット積層体に密度勾配を持たせることが出来る。この密度勾配により、特に本発明のプリーツ加工ネット積層体を濾過材として用いる場合に、長期間の使用が可能となる。なお、この密度勾配によりプリーツ加工ネットの襞の内角が90゜を越える場合があるが、低空隙率部分においては、襞の内角が非常に鋭角となるため、全体としては本来の性能を喪失することはなく、したがって、特に襞の内角に制限を受けることはない。
【0033】
本発明のプリーツ加工ネット積層体は、プリーツ加工ネットの側面を不織布やマット材、布帛、パテ材等で閉塞して使用することが出来る。なお、プリーツ加工ネットの側面とは、プリーツ加工によって形成される垂直面のうち、V形をもつ面のことである。図3で説明すると、手前側及びその奥側がプリーツ加工ネットの側面になる。プリーツ加工ネットの側面を閉塞しての使用は、濾過する液体や気体の流れ方向を定めたいとき等には有効である。
【0034】
本発明のプリーツ加工ネット積層体は、形状の自由度が高いことから、更に種々の形状に加工が可能である。例えば、扇子を円形に開くがごとく、プリーツ加工ネットを円状に開き、両端部同士を接合させて円形状のプリーツ加工ネット積層体とすることができる。また、同種・異種のプリーツ加工ネット積層体を積層させたり、厚みの薄いプリーツ加工ネット積層体を更にプリーツ加工し、二次プリーツ構造体とすることが可能である。
【0035】
次に、本発明のプリーツ加工ネット積層体の利用方法について説明する。
本発明のプリーツ加工ネット積層体は、簡易濾過材として好適に利用することができる。
濾過は、ネット成形体の長手方向、即ち図3や図4でいう矢印のe方向に液体や気体を通すことによって行うことができるが、不織布面から濾過を行うことも可能である。
この他、プリーツ加工ネット積層体を2つ以上積層させることにより、クッション性が発現・強化できる。この性質を利用して、クッション材として利用することも可能である。更に、濾過材に使用することも可能である。
【0036】
また、プリーツ加工ネットの襞の内角を広くし、生じたV字の内角間隙部に芳香剤や消臭剤を含有させることで、芳香性を有するプリーツ加工ネット積層体、もしくは消臭性を有するプリーツ加工ネット積層体とすることが可能である。この場合も、プリーツ加工ネット積層体を積層させることが可能である。
なお、使用される消臭剤や芳香剤の種類に限定はなく、様々なものが利用できる。
【0037】
【実施例】
以下、実施例で本発明を更に説明する。
【0038】
実施例1
鞘成分用低融点樹脂として融点が134℃のエチレン・プロピレン・ブテン−1三元共重合体、芯成分用高融点樹脂として融点が164℃のポリプロピレンを用いた、鞘芯比が50:50重量%、繊度320dtexの熱接着性複合繊維を1mm目合いの平織りネットに編織し、更に一対のフラットロールからなる熱圧着装置を用い、ロール温度135℃で熱圧着処理し、熱接着性複合繊維の交点が熱接着されたネットを得た。この平織りネットをプリーツ加工機を用いてプリーツ加工し、プリーツ幅が10mmのプリーツ加工ネットを作製した。
【0039】
次に、鞘成分用低融点樹脂として融点が132℃ の高密度ポリエチレン、芯成分用高融点樹脂として融点が164℃のポリプロピレンを用いた、鞘芯比が50:50重量%、繊度2.1dtexの熱接着性複合繊維からなる、複合スパンボンド不織布を作製した。なお、この不織布の作製には、エンボス接着法(面積率14%)が用いられた。
この不織布を上記のプリーツ加工ネットの上面・下面・長手方向の側面が覆われるように取り巻き、熱風型加熱機を用い温度138℃で熱処理し、プリーツ加工ネットと不織布とを熱接着させ、プリーツ加工ネット積層体を得た。
このプリーツ加工ネット積層体は、プリーツ加工ネットの襞の内角が30゜、密度勾配を有せず、長手方向の圧縮率は26%、空隙率は96.6%であった。
【0040】
実施例1で得られたプリーツ加工ネット積層体の両端が露出するように、長方形の植木鉢に設置し、ついで市販の園芸用土をこの上に盛り、チューリップの球根を3株植え付けた。また、比較としてプリーツ加工ネット積層体を設置していない鉢植えも用意し、同様にチューリップの球根を植え付けた。
この2つの鉢植えを観察したところ、発芽時期は殆ど同時期であったが、その後の成長速度や草丈は、明らかにプリーツ加工ネット積層体を使用した鉢の方が優れていた。また、花弁の大きさもプリーツ加工ネット積層体を用いた方が大きく、根もプリーツ加工ネット積層体を使用したもの方が繁殖していた。
この効果は、プリーツ加工ネット積層体によって土中の換気が十分に行われ、散水時の過剰水がプリーツ加工ネット積層体中に排水されたためと考えられ、このことから、本発明のプリーツ加工ネット積層体が、優れたフィルター効果及び通気性を有していることがわかった。
【0041】
実施例1で得られたプリーツ加工ネット積層体中に、平均粒径3mmの活性炭を充填した。次に、前記活性炭を充填したプリーツ加工ネット積層体を2枚重ねて積層させて熱接着させ、消臭性を有するプリーツ加工ネット積層体を作製した。
なお活性炭は、襞の内角によって生じたV字の内角間隙部に充填し、側面をパテ材で塞いだ。このとき、活性炭の脱落は見られなかった。
この消臭性プリーツ加工ネット積層体は、形状の自由度が高いため、冷蔵庫のわずかな隙間や押入の間隙にその形を変形させて設置することができた。また、この消臭性プリーツ加工ネット積層体は、スパンボンド不織布の高通気性による高消臭性も期待できるものであった。
よって、本発明のプリーツ加工ネット積層体は、消臭性プリーツ加工ネット積層体としても容易に利用できる事がわかった。
【0042】
実施例1で得られたプリーツ加工ネット積層体中に、平均粒径2mmの芳香性ビーズを充填した。次に、前記芳香性ビーズを充填したプリーツ加工ネット積層体を2枚重ねて積層させて熱接着させ、芳香性プリーツ加工ネット積層体を作製した。
なお芳香性ビーズは、襞の内角によって生じたV字の内角間隙部に充填し、側面をパテ材で塞いだ。このとき、ビーズの脱落は見られなかった。
この芳香性プリーツ加工ネット積層体は、形状の自由度が高いため、家具同士の隙間やラックの隙間にその形を変形させて設置することができた。
よって、本発明のプリーツ加工ネット積層体は、芳香性プリーツ加工ネット積層体としても容易に利用できる事がわかった。
【0043】
実施例2
鞘成分用低融点樹脂として融点が132℃の高密度ポリエチレン、芯成分用高融点樹脂として融点が162℃のポリプロピレンを用いた、鞘芯比が50:50重量%、繊度500dtexの熱接着性複合繊維を1.4mm目合いの平織りネットに織製した。この平織りネットをプリーツ加工し、プリーツ幅が10mmのプリーツ加工ネットを作製した。
【0044】
次に、実施例1に記載の方法で作製したスパンボンド不織布ウェブと、鞘成分用低融点樹脂として融点が122℃ の低密度ポリエチレン、芯成分用高融点樹脂として融点が162℃のポリプロピレンを用いた、鞘芯比が50:50重量%、繊度0.2dtexの熱接着性複合繊維からなる、複合メルトブロー不織布ウェブを積層させて不織布を作製した。なお、この積層された不織布の作製には、エンボス接着法(面積率14%)が用いられた。
この積層された不織布によって、メルトブロー不織布面を内側にして、前記プリーツ加工ネットの上面・下面・長手方向の側面を取り巻くように覆い、熱風型加熱機を用いて温度132℃で熱処理し、プリーツ加工ネットと不織布とを熱接着させ、プリーツ加工ネット積層体を得た。
このプリーツ加工ネット積層体は、長手方向の全長が50cmで、20cmの地点から襞の内角を0゜から30゜まで、空隙率を83.8%から95.4%まで連続して変化させた、密度勾配をもつものであった。
【0045】
得られた密度勾配を有するプリーツ加工ネット積層体(幅15cm)を用いて、簡易濾過テストを行った。
赤土100gを1リットルの水に懸濁させた濁水を、密度勾配を有するプリーツ加工ネット積層体に流しこみ、前記プリーツ加工ネット積層体から排出された排水中の残留赤土量を測定した。
その結果、残留赤土量は1.2gであった。
よって、本発明のプリーツ加工ネット積層体は、簡易な濾過材としても有用であることがわかった。
【0046】
比較例1
実施例2と同様の熱可塑性樹脂構成で、目合いを5mmとしたプリーツ加工ネット及び積層不織布を作製し、それらを用いて実施例2と同様の密度勾配をもつプリーツ加工ネット積層体を作製した。
これを用い、実施例2と同様の濾過テストを行ったところ、残留赤土量は14.8gとなった。このプリーツ加工ネット積層体は、簡易な濾過材として不適であり、原因はネットの目合いが濾過材に不適な大きさであるためと考えられる。
【0047】
比較例2
ポリエステル紡績糸(500dtex/250f )を1.4mm目合いの平織りネットに織製し、この平織りネットを得た。次に、この平織りネットにポリビニルアルコール系バインダー剤を用いて接着固定した後、プリーツ加工し、プリーツ幅が10mmのプリーツ加工ネットを作製した。
このプリーツ加工ネットに実施例2と同様に作製した積層された不織布を前記バインダー剤を用いて接着し、プリーツ加工ネット積層体を作製した。
このプリーツ加工ネット積層体は、襞の内角が30゜、密度勾配を有せず、長手方向の圧縮率は26%、空隙率は95.9%であった。
このプリーツ加工ネット積層体は、作製当初は自由に動かず、また加重がかかる毎にネットの剛性が低下し、プリーツ形状の維持ができなくなってしまった。
このプリーツ加工ネット積層体は長期間の使用に耐えうるものではなかった。
【0048】
本発明のプリーツ加工ネット積層体は、上述した特性を有するため、濾過材や家庭用製品などとして広く応用のできる成形体である。
また、本発明のプリーツ加工ネット積層体は、他の資材例えば布帛、フィルム、金属ネット、建設資材、土木資材、農業資材など、多くの資材と組み合わせて使用することも可能である。
【0049】
【発明の効果】
本発明のプリーツ加工ネット積層体は、プリーツ加工されたネットに不織布を貼付することにより、濾過性能、クッション性、芳香剤等の副資材保持性等の性能を有した構造となっている。この構造により、本発明のプリーツ加工ネット積層体は、例えば非常に狭い隙間にも設置可能な芳香・消臭材、精密濾過前の簡易濾過材、エアコンのフィルター等のほか、広範な産業分野で容易に応用が可能な資材である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプリーツ加工ネット積層体を構成するプリーツ加工ネットの襞の内角を説明する図。
【図2】 本発明のプリーツ加工ネット積層体を構成するプリーツ加工ネットの繊維の圧縮率を説明する図。
【図3】 本発明のプリーツ加工ネット積層体のうち、密度勾配の無いタイプを表す例。
【図4】 本発明のプリーツ加工ネット積層体のうち、密度勾配のあるタイプを表す例。
【図5】 本発明のプリーツ加工ネット積層体を積層させた例。
【図6】 本発明のプリーツ加工ネット積層体中に、芳香剤や活性炭等の副資材を含有させた例。
【符号の説明】
1:プリーツ加工ネット
2:不織布
3:副資材(活性炭・芳香剤等)
α:襞の内角
a:圧縮率を説明するために用いられる繊維の任意の始点
b:圧縮率を説明するために用いられる繊維の任意の終点
C:始点aから終点bまでの距離
D:始点aから終点bまでの距離
e:透水・通気方向
f:被圧方向

Claims (7)

  1. 繊度100〜2500dtexの熱接着性繊維が編織され、更に前記繊維の交点が熱接着されて形成される、目合い0.4〜3.0mmのネットにプリーツ加工を施して得られるプリーツ加工ネットの山部の少なくとも片面に、繊度0.1〜100dtexの熱接着性繊維からなる不織布が熱接着によって積層されたプリーツ加工ネット積層体。
  2. プリーツ加工ネット及び不織布を構成する熱接着性繊維が、融点差10℃以上を有する低融点樹脂と高融点樹脂からなる熱接着性複合繊維である請求項1記載のプリーツ加工ネット積層体。
  3. 不織布を構成する熱接着性繊維が、長繊維である請求項1または2記載のプリーツ加工ネット積層体。
  4. 不織布を構成する熱接着性繊維が、短繊維である請求項1または2記載のプリーツ加工ネット積層体。
  5. 不織布が、多層構造であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載のプリーツ加工ネット積層体。
  6. 空隙率が60%〜99.9%であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載のプリーツ加工ネット積層体。
  7. プリーツ加工ネットの長手方向の空隙率が60%〜99.9%の範囲内で変化し、密度勾配を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のプリーツ加工ネット積層体。
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