JPH078814U - ズームレンズの被写界深度表示装置 - Google Patents
ズームレンズの被写界深度表示装置Info
- Publication number
- JPH078814U JPH078814U JP3705893U JP3705893U JPH078814U JP H078814 U JPH078814 U JP H078814U JP 3705893 U JP3705893 U JP 3705893U JP 3705893 U JP3705893 U JP 3705893U JP H078814 U JPH078814 U JP H078814U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 2リング式のズームレンズの場合において、
被写体深度の表示がズーム領域の中間位置でも確認でき
る被写体深度表示装置を得る。 【構成】 フォーカスリング2が繰り出され、フォーカ
スリング2に設けられたセンターライン8と被写体深度
曲線9が表示され、センターライン8と被写体深度曲線
9はズームリング1と直交せず、傾斜して表示してい
る。これは、距離目盛り6がズームリング1に表示して
あり、ズーミング操作で距離目盛り6も回転してしま
い、センターライン8がズームリング1と直交している
と実際の距離と距離目盛り6の表示に誤差を生じるため
にズームリング1の回転とフォーカスリング2の繰り出
しに合わせて傾斜している。
被写体深度の表示がズーム領域の中間位置でも確認でき
る被写体深度表示装置を得る。 【構成】 フォーカスリング2が繰り出され、フォーカ
スリング2に設けられたセンターライン8と被写体深度
曲線9が表示され、センターライン8と被写体深度曲線
9はズームリング1と直交せず、傾斜して表示してい
る。これは、距離目盛り6がズームリング1に表示して
あり、ズーミング操作で距離目盛り6も回転してしま
い、センターライン8がズームリング1と直交している
と実際の距離と距離目盛り6の表示に誤差を生じるため
にズームリング1の回転とフォーカスリング2の繰り出
しに合わせて傾斜している。
Description
【0001】
本考案は、ズームレンズにおける被写界深度表示装置、特にズーム操作リング の回転操作に伴いフォーカスリングが光軸方向に繰り出される形式のズームレン ズにおける被写界深度表示装置に関する。
【0002】
ズームレンズには図5に示すようにズーム操作とフォーカス調節を回転及び光 軸方向移動により1つの操作リング51で行う直進式のズームレンズと、図6に 示すようにズーム操作とフォーカス調節を別々のズームリング61とフォーカス リング62をそれぞれ回転して行う2リング式のズームレンズがある。
【0003】 被写界深度の表示は、ズームレンズの場合、焦点距離と絞り値によって被写界 深度が変化するため、直進式のズームレンズの場合、図5に示すように被写界深 度環52に被写界深度曲線54が表示され、被写体距離目盛り53を表示した操 作リング51の移動によって被写界深度を表示している。操作リング51は回転 操作することによって焦点調節をおこない、光軸方向に移動することによって焦 点距離を可変させる。そして、操作リング51の光軸方向の移動によって示され る焦点距離目盛り55と絞り値56と被写体距離目盛り53によって被写界深度 を示している。
【0004】 一方、2リング式のズームレンズの場合、被写界深度の表示は図6に示すよう にフォーカスリング62に距離目盛り63、ズームリング61に焦点距離目盛り 64、被写界深度環65にワイド側、テレ側それぞれの被写界深度目盛り66を 表示している。
【0005】
2リング式のズームレンズの場合、被写界深度の表示はワイド側、テレ側それ ぞれの被写界深度を表示しているので中間位置の被写界深度を確認しにくいとい う問題が合った。
【0006】 また、近年、焦点距離の高倍率化、レンズ鏡筒のコンパクト化の要求が高く、 そして、高倍率・超コンパクトなサイズを実現するためには部品点数を減らすこ との要求によって、機構部品に複数の機能を持たせるために、フォーカスリング がズーミングに伴って移動する構造のズームレンズがある。このような方式のズ ームレンズにおいては駆動部品が多く、従来の様な被写界深度の表示装置では、 特別に固定した部品を設けなければらなず、本来のコンパクト化に反するため被 写界深度と焦点距離の表示を行なっていない。
【0007】
本考案は、ズームリングを回転することより変倍レンズ群を移動し、変倍レン ズ群の光軸方向への移動に伴ってフォーカスリングも光軸方向に移動する方式の ズームレンズにおいて、ズームリングに焦点距離を示す焦点距離表示と被写体距 離を示す距離目盛り表示を設けると共にフォーカスリングに被写体距離を指示す るセンターラインと絞り値に対する被写界深度を示す被写界深度目盛りをズーム リングの回転とフォーカスリングの移動に対応して傾斜して表示することで解決 した。
【0008】
以下、実施例により本考案を詳説する。
【0009】 図1及び図2は、本考案の表示装置を適用したズームレンズのワイド側、テレ 側のそれぞれの状態を示す平面図である。
【0010】 図1において、1がズームリング、2がフォーカスリング、3が絞りリング、 4がマウントである。ズームリング1には焦点距離を示す焦点距離目盛り5と被 写体距離を示す距離目盛り6が刻印されている。
【0011】 焦点距離を変化させるにはズームリング1を回転操作することにより、変倍レ ンズ系が移動し、ワイド側からテレ側へと焦点距離が変化する。この時、フォー カスリング2は軸方向に1群レンズ鏡枠7を伴って移動する。また、フォーカス 調節時にフォーカスリング2を回転させるとフォーカス群である1群レンズ鏡枠 7を繰り出す。
【0012】 図2は、テレ時の状態を示しているが、フォーカスリング2が繰り出され、フ ォーカスリング2に設けられたセンターライン8と被写界深度曲線9が表示され る。図において、センターライン8と被写界深度曲線9はズームリング1と直交 せず、傾斜して表示している。これは、距離目盛り6がズームリング1に表示し てあり、ズーミング操作で距離目盛り6も回転してしまい、センターライン8が ズームリング1と直交していると実際の距離と距離目盛り6の表示に誤差を生じ るためにズームリング1の回転とフォーカスリング2の繰り出しに合わせて傾斜 させている。
【0013】 図3は、本考案の表示装置の被写界深度曲線を示す展開図である。図面上方が ワイド側、下方がテレ側を示しており、9a〜9fがF22、F16、F11、 F8、F5.6、F4の各絞り値に対応する被写界深度曲線で、8がセンターラ インを示し、ズームリングに設けた距離目盛りに対応して、被写界深度を表示す る。したがって、ズームリングに設けた距離目盛りと被写界深度曲線の目盛りの 対応関係を読むことにより、各焦点距離における被写界深度及び被写体距離を知 ることができる。
【0014】 図4は、本考案の表示装置を適用するズームレンズの構造を示す断面図で、上 側がワイド時、下側がテレ時を示している。
【0015】 1が焦点距離を変化させるためにレンズ群を移動するズームリング、2がフォ ーカス調節を行うフォーカスリング、3が絞り調節を行う絞りリング、4がズー ムレンズを不図示のカメラ本体のマウントに装着するレンズ側のマウントである 。
【0016】 次に、ズーム操作に伴う各部品の動きを説明する。
【0017】 ズームリング1を回転させるとズームレバー11によって後部筒12に固定さ れた固定筒13の内側に設けた回転筒A14が回転する。回転筒A14には3群 移動枠15及び4群移動枠16用のカム溝(不図示)があり、回転筒A14の回 転によって回転筒A14のカム溝(不図示)と固定筒13のタテ溝(不図示)に よって3群移動枠15及び4群移動枠16と直進筒23はそれぞれ3群コロ17 、4群コロ18を介して移動する。また、回転筒A14の回転は2群コロ19に よって回転筒B20に伝達され回転筒B20が回転する。回転筒B20には2群 移動枠21用の縦溝(不図示)と1群筒22用のカム溝(不図示)が設けてあり 、回転筒B20を回転可能に保持する直進筒23は2群移動枠21用カム溝(不 図示)と1群筒22用の縦溝(不図示)が設けてある。2群コロ19は回転筒B 20の縦溝(不図示)に嵌合し、回転筒B20を回転させると同時に直進筒23 の2群カム(不図示)によって2群移動枠21を移動させる。同時に、直進筒2 3の1群筒用縦溝(不図示)と回転筒B20の1群筒用カム(不図示)と1群筒 22に固定された1群コロ24によってフォーカシング群である1群を有する1 群筒22が繰り出される。1群筒22にはヘリコイドねじ25を介してセンター ライン及び被写界深度目盛りを有するフォーカスリング2がズーミングに際し、 繰り出される。また、焦点調節に関してはフォーカスリング2を回転させること で1群レンズ鏡枠7を繰り出して行う。
【0018】
以上説明したように本考案においては、回転式ズームリングに距離目盛りとズ ーム目盛りを設けたが、センターラインと被写界深度曲線をズームリングの回転 とフォーカスリングの繰り出しに合わせて傾斜させることにより、被写界深度表 示を可能にした。これによって、別途に被写界深度用の外装部品を設ける必要が 無く、ズームレンズ本体を小型化出来る。
【図1】本考案の表示装置を適用したズームレンズのワ
イド側の状態を示す平面図である。
イド側の状態を示す平面図である。
【図2】本考案の表示装置を適用したズームレンズのテ
レ側の状態を示す平面図である。
レ側の状態を示す平面図である。
【図3】本考案の表示装置の被写界深度曲線を示す展開
図である。
図である。
【図4】本考案の表示装置を適用するズームレンズの構
造を示す断面図である。
造を示す断面図である。
【図5】直進式ズームレンズを示す平面図である。
【図6】2リング式ズームレンズを示す平面図である。
1 ズームリング 2 フォーカスリング 5 焦点距離目盛り 6 距離目盛り 7 1群レンズ鏡枠 8 センターライン 9 被写界深度曲線 11 ズームレバー 12 後部筒 13 固定筒 14 回転筒A 15 3群移動枠 16 4群移動枠 20 回転筒B 21 2群移動枠 22 1群筒 23 直進筒
Claims (1)
- 【請求項1】 ズームリングを回転することより変倍レ
ンズ群を移動し、変倍レンズ群の光軸方向への移動に伴
ってフォーカスリングも光軸方向に移動する方式のズー
ムレンズにおいて、ズームリングに焦点距離を示す焦点
距離表示と被写体距離を示す距離目盛り表示を設けると
共にフォーカスリングに被写体距離を指示するセンター
ラインと絞り値に対する被写界深度を示す被写界深度目
盛りをズームリングの回転とフォーカスリングの移動に
対応して傾斜して表示したことを特徴とするズームレン
ズの被写界深度表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3705893U JPH078814U (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | ズームレンズの被写界深度表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3705893U JPH078814U (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | ズームレンズの被写界深度表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078814U true JPH078814U (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=12486971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3705893U Pending JPH078814U (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | ズームレンズの被写界深度表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078814U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56116070U (ja) * | 1980-02-04 | 1981-09-05 | ||
JPS56168185U (ja) * | 1980-05-17 | 1981-12-12 |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP3705893U patent/JPH078814U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56116070U (ja) * | 1980-02-04 | 1981-09-05 | ||
JPS56168185U (ja) * | 1980-05-17 | 1981-12-12 | ||
JPS5738196Y2 (ja) * | 1980-05-17 | 1982-08-23 |
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