JPH0627372A - レンズ保持装置及び調整機構を有した撮像装置 - Google Patents

レンズ保持装置及び調整機構を有した撮像装置

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JPH0627372A
JPH0627372A JP4139962A JP13996292A JPH0627372A JP H0627372 A JPH0627372 A JP H0627372A JP 4139962 A JP4139962 A JP 4139962A JP 13996292 A JP13996292 A JP 13996292A JP H0627372 A JPH0627372 A JP H0627372A
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一司 北島
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幸男 竹村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スリット露光した原稿面上の画像情報を感光
ドラム面上に装置全体の簡素化を図りつつ高精度に形成
することができるレンズ保持装置及び調整機構を有した
撮像装置を得ること。 【構成】 物体側より順に負の屈折力の第1群、正の屈
折力の第2群、絞り、正の屈折力の第3群、そして負の
屈折力の第4群を該絞りを挟んで略対称に配置し、物像
間距離を一定に維持しつつ結像倍率の変化を全系を移動
させると共に該第2群と第3群とを光軸上移動させるこ
とにより行い全系の結像特性の調整を調整機構により該
第1群又は/及び第4群を光軸上移動又は/及び偏心さ
せることにより行っていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレンズ保持装置及び調整
機構を有した撮像装置に関し、例えば変倍機構により結
像レンズ(ズームレンズ)を光軸上移動させてスリット
照明された原稿を感光体等の像担持体面上に種々の倍率
で結像し、画像形成をするようにした複写機等の撮像装
置に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より変倍機構を有した複写機等の撮
像装置には結像レンズとしてズームレンズが用いられて
いる。この種のズームレンズが例えば特開昭57−67
909号公報で提案されている。
【0003】同公報では物体側(原稿面側)から順に1
つの負レンズより成る負の屈折力の第1群、正レンズ、
負レンズ、正レンズの3つのレンズより成る正の屈折力
の第2群、絞り、正レンズ、負レンズ、正レンズの3つ
のレンズより成る正の屈折力の第3群、そして1つの負
レンズより成る負の屈折力の第4群を絞りを挟んで略対
称に配置し、全系を移動させつつ該第2群と第3群を光
軸上移動させることにより連続的に変倍を行なった所謂
4群ズームレンズを提案している。
【0004】この4群ズームレンズでは、例えばレンズ
面精度、レンズ肉厚、レンズの材質の屈折率の設定値か
らのズレや各要素の組立誤差等による結像特性の補正を
第2群と第3群を光軸方向に移動させて焦点距離の微調
整を行なっている。
【0005】図34はスリット露光方式の電子写真とし
ての複写機の要部断面図である。同図において光源5か
らの光束によりスリット状に照明した原稿1からの反射
光2はミラーM1,M2,M3を介してズームレンズ3
によりミラーM4,M5,M6を介して感光ドラム4に
結像する。原稿1は端部aから端部bまで順次等速度で
移動走査され、又同時に感光ドムラ4も回転し公知の電
子写真プロセスで現像転写され転写紙上に具現化してい
る。
【0006】一般に変倍機構を有した撮像装置では結像
レンズとしてズームレンズを用いて原稿面1から感光ド
ラム4の表面までの距離、即ち物像間距離を結像倍率に
よらず一定にしている。
【0007】原稿1の等倍画像を得るときには図35に
示すようにズームレンズ3を光学的に原稿1から感光ド
ラム4の表面までの間の略中央に位置している。又、拡
大画像を得るときには図36に示すようにズームレンズ
3を原稿1側に移動すると共にズームレンズの焦点距離
をその結像倍率に応じた値に変倍している。
【0008】逆に縮小画像を得るときには図37に示す
ようにズームレンズ3を感光ドラム4側に移動すると共
にズームレンズの焦点距離を、その結像倍率に応じた値
に変倍している。
【0009】図38、図39はズームレンズを構成する
各レンズを保持するレンズ保持装置の要部断面図と要部
正面図である。
【0010】複写機のレンズ台7上にはレンズユニット
全体8をガイドする案内レール9とカム板11を連絡案
内させるためのカム溝板10を配置している。拡大画像
又は縮小画像を得るときにはレンズユニット8は、この
案内レール9にガイドされながら例えばモータ(不図
示)などの駆動源により指定された結像倍率に対応した
寸法だけ移動する。
【0011】カム板11の中央部にはカム溝12,13
を配置し、そのカム溝12,13には2つのレンズ鏡筒
Bの下部より突出した突出ピン14がそれぞれ連結さ
れ、かつレンズ鏡筒Bはレンズ鏡筒Aの光軸方向に設け
られた長穴15に案内されており、カム板11の移動に
よりレンズ鏡筒Bはカム溝12,13の形状に従い、光
軸方向に移動する。
【0012】ここでカム溝12,13の形状はズームレ
ンズ3の結像倍率などに対応して決定される。レンズ鏡
筒Bの内部にはレンズG2,G3,G4とレンズG5,
G6,G7がレンズ鏡筒AにはレンズG1,G8が保持
固定されている。又レンズ鏡筒Bの間には光束を規制す
る絞り板16を配置している。
【0013】駆動源によりレンズユニット8が案内レー
ル9にガイドされ指定倍率位置に移動すると、カム板1
1とカム溝板10に案内されて移動し、カム板11のカ
ム溝12,13に案内されてレンズ鏡筒Bはレンズ鏡筒
A内を光軸方向に動くレンズユニット8の焦点距離が変
更される。
【0014】これにより各結像倍率に対して原稿面1と
感光ドラム4の表面を共役関係にし、拡大画像又は縮小
画像を得ている。レンズG1とレンズG8、更にレンズ
G2〜G4とレンズG5〜G7のレンズ形状は絞り板1
6を挟んで対称となっており、その為レンズ鏡筒Bは同
じレンズ鏡筒を左右逆転してレンズ鏡筒Aに組込んで使
用している。
【0015】又、ズームレンズによってはレンズ鏡筒の
加工誤差によって生じる結像性能の劣化を修正するた
め、種々の調整を行なう場合もあり、例えば図40のよ
うに固定鏡筒部の偏心ピン201にてレンズG1を押え
リング202にてレンズG8の各レンズ位置を調整し、
レンズ加工の誤差によって生じる像面湾曲の補正レンズ
取付け時の軸ずれ、軸傾きによって生じる片ボケ等の補
正を行なっている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】最近のズームレンズに
は複写機の省スペース化に伴なってレンズ系全体の小型
化及び広画角化が要望されている。又複写機の高機能化
に伴なってレンズ系の高倍率化及び及び高性能化が要望
されている。
【0017】一般にこのような要件を満足したズームレ
ンズを達成しようとすると例えばレンズ系の小型化を図
るには各レンズ群の屈折力を強めて構成し、又光学性能
を良好に補償する為にはレンズの加工精度やレンズ鏡筒
の加工精度等を高める必要がある。例えばレンズの加工
精度が不十分であるとレンズ面精度、肉厚、材質の屈折
率のバラツキによりレンズ系全体の焦点距離が変動し、
又像面湾曲収差等の諸収差が増大してくる。この結果、
全変倍範囲と画面全体にわたり結像性能を良好に維持す
ることができなくなってくる。
【0018】一方、複写機で使用しているズームレンズ
のレンズ鏡筒構造はレンズ系が絞りに対して左右対称で
あり、図38に示すようにレンズ鏡筒構造も一部は左右
対称となるように構成している。
【0019】この為、レンズ鏡筒のレンズ保持部分の軸
位置が移動するレンズ鏡筒の案内部分の中心軸に対して
図41に示すようにΔxだけずれているときには前群で
発生した収差が後群で更に倍増してしまい結像性能を著
しく劣化させてしまうという欠点があった。
【0020】又、複写機の省スペース化に伴なってレン
ズ系全体の小型化を図る為にレンズ鏡筒部分の肉厚を薄
くしてレンズユニットの高さを低くしようとするとレン
ズ鏡筒がレンズの押え環取付けによる加圧力や組立時に
生じる衝撃により変形し、レンズ群が傾斜し、非対称性
像面湾曲が発生し、結像性能を劣化させてしまうという
欠点があった。
【0021】特にレンズを直接押し付けてレンズ鏡筒内
でレンズ位置を調整する構成はレンズ鏡筒及びレンズに
歪を生じさせる。この結果、レンズの保持位置やレンズ
光軸がずれて偏心が生じ光学性能が大きく低下してく
る。
【0022】本発明の第1の目的はレンズ構成及び製造
誤差や組立誤差等により変動する光学特性を調整する調
整機構等を適切に設定することにより、画面全体にわた
り良好なる光学特性を維持しつつレンズ系全体の小型化
及び高倍率化を図った複写機等のズームレンズ装置に好
適な調整機構を有した撮像装置の提供にある。
【0023】又、本発明の第2の目的はレンズ群を光軸
方向に沿って移動させる為のレンズ鏡筒構造及び所定の
レンズ群の光学的位置を調整する調整機構等を適切に設
定することにより、像面湾曲や片ボケ等の光学特性を良
好に調整することができ、高性能化を図る際のレンズ鏡
筒及びレンズ加工精度の許容範囲を拡大することができ
るレンズ保持装置の提供にある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の調整機構を有し
た撮像装置は、 (1−イ)物体側より順に負の屈折力の第1群、正の屈
折力の第2群、絞り、正の屈折力の第3群、そして負の
屈折力の第4群を該絞りを挟んで略対称に配置し、物像
間距離を一定に維持しつつ結像倍率の変化を全系を移動
させると共に該第2群と第3群とを光軸上移動させるこ
とにより行い、全系の結像特性の調整を調整機構により
該第1群又は/及び第4群を光軸上移動又は/及び偏心
させることにより行っていることを特徴としている。
【0025】特に前記調整機構は前記第1群又は/及び
第4群を該レンズ群の主点を回転軸として回動させてい
ることを特徴としている。
【0026】(1−ロ)結像レンズを構成する複数のレ
ンズ群を各々保持するレンズ鏡筒を絞りに対して略対称
に構成し、該結像レンズを光軸上移動させることによ
り、物像間距離を一定に維持しつつ結像倍率を変化させ
る際、該レンズ鏡筒は該結像レンズの光軸以外の点を軸
中心とする複数のガイド部材に案内又は位置決めされて
おり、該ガイド部材の近傍に該レンズ鏡筒のうち一部の
レンズ鏡筒を光軸方向に位置調整する調整機構と光軸に
対して角度調整する調整機構とを設けたことを特徴とし
ている。
【0027】特に前記複数のガイド部材のうち少なくと
も1対のガイド部材は光軸を挟んで配置していることを
特徴としている。
【0028】(1−ハ)結像レンズを構成する複数のレ
ンズ群を各々保持する複数のレンズ鏡筒を絞りに対して
略対称に構成し、該結像レンズを光軸上移動させること
により物像間距離を一定に維持しつつ結像倍率を変化さ
せる際、該結像レンズの光軸に平行で、かつ光軸を挟む
両側に複数のガイド部材を設け、該複数のレンズ鏡筒を
該複数のガイド部材に案内して移動させたことを特徴と
している。
【0029】特に前記結像レンズはスリット開口を介し
て照明された物体を所定面上に結像しており、前記複数
のガイド部材は該結像レンズの光軸と平行で、かつ該ス
リット開口の長手方向で光軸を挟むようにして設けてい
ることを特徴としている。
【0030】
【実施例】図1は本発明の調整機構を有した撮像装置に
係る結像レンズLNSの要部断面図である。同図におい
てOは原稿面等の物体、Fは感光ドラム等の像面(結像
面)である。L1は負の屈折力の第1群であり、1つの
負レンズG1より成っている。L2は正の屈折力の第2
群であり、正レンズG2、負レンズG3、そして正レン
ズG4の3つのレンズより成っている。SPは絞りであ
る。L3は正の屈折力の第3群であり、正レンズG5、
負レンズG6、そして正レンズG7の3つのレンズより
成っている。L4は負の屈折力の第4群であり、1つの
負レンズG8より成っている。
【0031】本実施例の結像レンズLNSは絞りSPを
挟んで左右対称のレンズ構成より成っている。全系の焦
点距離を連続的に変えて結像倍率を変化させる際にはレ
ンズ系全体を光軸上移動させると共に第2群L2と第3
群L3を光軸上移動させることにより、即ち空気間隔d
1,d2,d3,d4を変化させることにより行なって
いる。
【0032】次に図1の結像レンズの数値実施例を示
す。次に本発明に係る結像レンズLNSの数値実施例を
示す。数値実施例においてRiは物体側より順に第i番
目のレンズ面の曲率半径、Diは物体側より第i番目の
レンズ厚及び空気間隔、Niとνiは各々物体側より順
に第i番目のレンズのガラスの屈折率とアッベ数であ
る。 (数値実施例1) R 1= -63.49 D 1= 1.36 N 1=1.60729 ν 1= 49.2 R 2= 207.09 D 2= 0.59 R 3= 37.03 D 3= 3.93 N 2=1.80610 ν 2= 41.0 R 4= 280.15 D 4= 0.36 R 5=-753.65 D 5= 2.29 N 3=1.83400 ν 3= 37.2 R 6= 39.45 D 6= 1.43 R 7= 281.36 D 7= 2.49 N 4=1.77250 ν 4= 49.6 R 8= -52.92 D 8= 2.77 R 9= 0 D 9= 2.77 R10= 52.92 D10= 2.49 N 5=1.77250 ν 5= 49.6 R11=-281.36 D11= 1.43 R12= -39.45 D 2= 2.29 N 6=1.83400 ν 6= 37.2 R13= 753.65 D 3= 0.36 R14=-280.15 D 4= 3.93 N 7=1.80610 ν 7= 41.0 R15= -37.03 D 5= 0.59 R16=-207.09 D 6= 1.36 N 8=1.60729 ν 8= 49.2 R17= 63.49 全系の焦点距離 195.4mm 全 長 30.4mm 本実施例において結像レンズLNSの小型化を図りつつ
高倍率化を図る為には変倍用の第2群L2と第3群L3
の移動量を少なくする必要がある。この為に本実施例で
は各レンズ群L1〜L4の屈折力を強くしている。
【0033】それ故にレンズやレンズ鏡筒の加工精度が
非常に厳しいものとなっている。例えばレンズの面精
度、肉厚の加工誤差、そしてレンズの材質の屈折率に製
造誤差があると、結像面上で光軸に対して対称性の収差
が発生し、結像性能を著しく劣化させる等の問題が生じ
てくる。特に像面湾曲収差が大きくなり、画面周辺部で
解像力が大きく低下してくる。
【0034】次にこの現象を図2、図3を用いて説明す
る。
【0035】図2は本発明に係るズームレンズの基準倍
率である等倍での像面湾曲収差図である。図中、縦軸は
画角ω、横軸は像面湾曲収差量であり、実線がサジタル
断面、点線がメリジオナル断面での像面湾曲収差であ
る。前述の加工精度に製造誤差がなければ、図2に示す
ように全画面にわたり良好な光学性能を示す。
【0036】しかしながら加工誤差があると図3に示す
如く画角が大きくなる画面周辺部で、特にメリジオナル
断面での像面湾曲収差が大きくなり、結像性能を大きく
劣化させてしまう。この場合、加工誤差を厳しく抑えれ
ば解決する問題ではあるが、製造工程能力、コスト等を
考えると大変難しい。
【0037】そこで本実施例では第1群L1と第4群L
4の少なくとも一方のレンズ群に像面湾曲を調整する調
整機構を設けることにより、結像性能の劣化を防止して
いる。
【0038】次に図4〜図6を用いて調整機構について
具体的に説明する。
【0039】図4は図1のズームレンズLNSを模式的
に示した説明図である。同図では像面側の第4群L4に
像面湾曲補正用の調整機構を設けて調整した場合を示し
ている。即ち、隣接する第3群L3との光軸方向の距離
を調整している。
【0040】図4において第4群L4を距離Δdだけ調
整したときの像面湾曲補正量を図5に示す。図5におい
て横軸は第4群の移動量Δd、縦軸は基準倍率である等
倍の最大画角での像面湾曲補正量を示し、図中、実線は
サジタル断面、点線がメリジオナル断面の補正量であ
る。
【0041】図より明らかなように第4群L4と隣接す
る第3群L3との光軸方向の距離を調整する(変化させ
る)ことにより、像面湾曲、特にメリジオナル断面の像
面湾曲を補正している。
【0042】図6に図3の像面湾曲収差を第4群L4の
移動により調整した後の像面湾曲収差図を示す。図2と
の比較において十分に補正され、良好な結像性能が得ら
れている。
【0043】本実施例においては像面側の第4群L4に
その調整機構を設けたが、物体側の第1群L1に隣接す
る第2群L2との光軸方向の距離を調整する調整機構を
設けても同等の効果を得ることができる。
【0044】図7は本発明の調整機構を有した撮像装置
に係る結像レンズLNSを模式的に示した実施例2の説
明図である。
【0045】一般にレンズ単体の芯取誤差、或はレンズ
とレンズ鏡筒のガタ等により、レンズが光軸に対して偏
心した場合には光軸に対して非対称性の収差が発生して
きて結像性能を著しく劣化させる。例えば画面の手前と
奥でピント位置がずれる。所謂片ボケが生じてくる場合
がある。
【0046】図8、図9は像面湾曲収差の説明図であ
る。同図において縦軸は画角ωで、+符号が画面奥側、
−符号が画面手前側を表わし、横軸は像面湾曲収差量で
あり、実線がサジタル断面、点線がメリジオナル断面で
の像面湾曲収差である。図8の場合、メリジオナル断面
の片ボケが大きく、画面手前側ではピント位置がマイナ
ス側の画面奥側ではピント位置がプラス側へずれてい
る。
【0047】このように片ボケがある場合、画面全体の
渡って結像性能を良好に補償することができない。
【0048】そこで本実施例では図7に示すように第4
群L4に片ボケ調整機構を設け、ズームレンズの理想光
軸xに対する第4群L4の角度を調整している。
【0049】図7では理想光軸xに対し、メリジオナル
断面と直交し、かつ第4群L4の光軸を通過する回転軸
z(言い換えるとサジタル断面内で第4群L4の主点を
通る回転軸)を角度Δθ回転させることにより、片ボケ
を調整している。
【0050】図10に第4群L4をΔθ傾けた時の片ボ
ケ補正量(ΔM,ΔS)を示す。図10において横軸は
回転角度Δθ、縦軸は片ボケ補正量(ΔM,ΔS)し、
実線がサジタル断面、点線がメリジオナル断面の最大画
角での補正量である。
【0051】第4群L4は、その光軸を通過する軸で回
転させているため奥手前で補正量の符号が逆で絶対値が
等しい。つまり像面湾曲への影響なしに、片ボケのみを
補正している。
【0052】図9に図8の片ボケを第4群L4の回転に
より補正した場合の像面湾曲収差を示す。画面全体に渡
り、良好な結像性能を示している。
【0053】本実施例においては像面側の第4群L4に
その調整機構を設けたが、物体面側の第1群L1にズー
ムレンズの理想光軸xに対する角度を調整する調整機構
を設けても同等の効果を得ることができる。
【0054】又、本実施例ではメリジオナル断面の片ボ
ケに関して説明したが、図7のy軸を回転軸にすること
によりサジタル断面の調整も同様に可能である。
【0055】本実施例においては像面湾曲調整と片ボケ
調整を別々に説明したが、2つの調整機構を第1群L1
又は第4群L4のいずれか一方に設けても良い。この場
合、片ボケ調整用の回転軸は、レンズ群の光軸を通過す
る必要がない。つまり回転軸がレンズ群の光軸外にあっ
た場合、レンズ群を回転させることにより片ボケ調整は
可能となるが、像面湾曲も同時に変化してくる。しかし
ながら該レンズ群には像面湾曲調整機構も有している
為、両者を補正することが可能となる。
【0056】図11は本発明の調整機構を有した撮像装
置に係る結像レンズLNSを模式的に示した実施例3の
説明図である。
【0057】本実施例では一方のレンズ群(第1群L
1)に片ボケ調整機構を設け、他方のレンズ群(第2群
L4)に像面湾曲調整機構を設けている。これにより前
述の実施例1、2と同様の効果を得ている。この場合、
片ボケ調整と像面湾曲が各々独立に調整可能なため、調
整機構や調整方法を簡略化することができる。
【0058】以上、説明したように実施例1〜3におい
て第1群と第4群の2つのレンズ群のうち少なくとも一
方のレンズ群に像面湾曲や片ボケ等の結像性能を調整す
る調整機構を設けることにより、レンズやレンズ鏡筒の
加工精度の許容範囲を広くすることができ、ズームレン
ズの小型化や高倍率化等を容易に達成することが可能と
なる。
【0059】図12は本発明のレンズ保持装置をスリッ
ト露光方式の電子写真複写機に適用したときの実施例1
の要部断面図である。
【0060】同図において原稿1面を光源5からの光束
でスリット状に照明している。原稿1からの光束2はミ
ラーM1,M2,M3を介して結像レンズとしてのズー
ムレンズ21により、ミラーM4,M5,M6を介して
感光ドラム4に入射し、その面上に種々の結像倍率の原
稿像を形成している。
【0061】本実施例のズームレンズ21のレンズ構成
は図1で示すのと同様のレンズ構成より成っている。そ
して第4群に調整機構を設け、第4群を光軸方向に移動
させると共に必要に応じて光軸に対して偏心させること
により各種の光学特性の調整を行っている。原稿1の端
部1aから端部1bまでは順次等速度で走査され、その
後は公知の電子写真プロセスにより感光ドラム4上に形
成した原稿像を現像処理し、転写紙に転写し、具現化し
ている。
【0062】図13は図12のズームレンズ21の側面
図、図14は図12のズームレンズ21の断面図と一部
に前方から見たときの形状を付加した説明図、図15は
図12のズームレンズ21の平面図、図16は図15の
Z−Z断面図、図17は図15のY−Y断面図、図18
は図15のS視図である。
【0063】次に図13〜図18を用いて本実施例の構
成について説明する。
【0064】22,23は固定鏡筒(レンズ鏡筒)であ
る。固定鏡筒22にはレンズG1が、固定鏡筒23には
レンズG8がそれぞれ組み込まれ、鏡筒支持台24に両
端支持された光軸に平行なガイド部材としての案内軸3
5,36にて支えられている。固定鏡筒22は一端に案
内軸36と嵌合している丸穴36a、他端に案内軸35
と長辺が接している長穴35aが設けられ、鏡筒支持台
24に対して前記案内軸35,36の軸方向に移動自在
に支えられている。前記丸穴36aには、偏心ピン41
が配設され、固定鏡筒22との嵌合部に対して偏心して
いる偏心ピン41の先端部は案内軸36に設けられた溝
部40に係合している。
【0065】偏心ピン41を回転させることによって、
固定鏡筒22は鏡筒支持台24に対してその位置を光軸
方向に移動している。固定鏡筒23は一端に軸受42が
他端に案内軸35と係合している係合部47が配設され
ている。軸受42は内径部は案内軸36に係止され、外
径部は球形状になっていて固定鏡筒23を回動自在に保
持している。
【0066】係合部47は、係合中は係合径に対して十
分小さく案内軸35に対して移動と共に傾き可能になっ
ている。固定鏡筒23の係合部47側の端部には弾性部
材48,49が配設され、固定鏡筒23を鏡筒支持台2
4側へ押し付けている。鏡筒支持台24の固定鏡筒23
側の案内軸35近傍には調整ネジ43,44が設けら
れ、前記弾性部材48,49によって付勢された固定鏡
筒23を押し、位置を決めている。偏心ピン41と調整
ネジ43,44は調整機構の一要素を構成している。そ
して鏡筒支持台24の調整ネジ43,44の出入りを調
整することにより、固定鏡筒23を軸受42を中心に傾
きあるいは回動させることにより調整している。
【0067】これにより各レンズG2〜G7の加工製造
誤差によって生じる像面湾曲等の諸収差を固定鏡筒23
の位置を偏心ピン41を回転して調整して補正してい
る。又レンズ径と鏡筒のレンズ嵌合径のガタ、位置ズレ
により生ずるガタボケは固定鏡筒23を調整ネジ43,
44により傾けることで補正している。
【0068】次に30,31は移動鏡筒(レンズ鏡筒)
で変倍の際に光軸上移動している。鏡筒30にはレンズ
G2,G3,G4が、鏡筒31にはレンズG5,G6,
G7が各々組み込まれ、該鏡筒30,31は鏡筒支持台
24に支持された案内軸35,36上を光軸方向に移動
している。
【0069】26はカム板で鏡筒支持台24に移動自在
に案内されると共に一端に設けられた突出部にてカム溝
板10に連結されている。カム板26上にはカム溝2
7,28とカム面29が配設され、カム溝27,28に
は前述の移動鏡筒30,31より突出した突出ピン3
2,33がそれぞれ連結され、カム面29上には絞り板
34の下部が当接している。
【0070】ここで絞り板34は光束を規制する部材で
移動鏡筒30,31の間に案内軸35,36をガイドと
して光軸方向に移動自在に配設されている。鏡筒支持台
24はレンズ台7の上に配設された案内レール9にガイ
ドされ、不図の駆動源により動かされたワイヤー25に
より所定位置へ移動する。
【0071】つまり本実施例においては画像倍率が設定
され、スタートキーが押され、駆動源が作動すると駆動
源の動きはワイヤー25に伝達され、鏡筒支持台24は
案内レール9にガイドされ指定位置へと移動する。この
ときカム板26も共に移動するが一端をカム溝板10に
案内されており、鏡筒支持台24内を移動する。移動鏡
筒30,31はカム板26のカム溝27,28に案内さ
れ、カム形状に従い鏡筒支持台24内を光軸方向に動
く。
【0072】同様に絞り板34もカム板26のカム面2
9の形状に従い移動する。これによって種々な結像倍率
に対してレンズユニットの焦点距離が変更され、原稿面
1と感光ドラム表面4との距離を共役関係に保ち、拡大
画像や縮小画像を得ている。このようにレンズの位置や
姿勢を調整することによってレンズ加工製造誤差によっ
て生じる像面湾曲の補正や、レンズの軸心のズレや、傾
きによって生じるガタボケの補正を行っている。
【0073】本実施例ではレンズ位置調整部分をレンズ
群の左右に配置されるレンズ鏡筒案内部に設けたことに
より、鏡筒・レンズ部に歪を生じさせやすく、安定した
光学性能を得ることができ、又、レンズの左右に調整機
構を設けることにより高さを押え、余裕のある左右の空
間スペースを有効に用いて装置全体の小型化を図ってい
る。
【0074】図19、図20は本発明のレンズ保持装置
の実施例2のズームレンズ部分の平面図と側面図であ
る。
【0075】本実施例では物体側の固定鏡筒を鏡筒支持
台と一体化した鏡筒50として構成している。そしてレ
ンズの位置調整は他方の像面側の固定鏡筒52のみを偏
心ピン41と調整ネジ43,44で行うようにしてい
る。尚、本実施例において物体側の固定鏡筒50を可動
式として調整を行っても良い。
【0076】図21、図22は本発明のレンズ保持装置
の実施例3のズームレンズ部分の平面図と側面図であ
る。
【0077】図中53は固定鏡筒部の一方を備えた鏡筒
支持台であり、移動鏡筒30,31と他方の固定鏡筒の
横方向案内部55,61、高さ方向案内部57,63を
持っている。他方の固定鏡筒54には鏡筒支持台の案内
部55,57,61,63に対応して摺動面56,5
8,62,64が設けられ、又これら摺動面は例えば曲
面形状をしており、固定鏡筒54を支えると共に傾き調
整可能に保持している。レンズの位置調整は固定鏡筒5
4に回軸自在に支持された調整ネジ59,65にて行っ
ている。
【0078】図23、図24は本発明のレンズ保持装置
の実施例4のズームレンズ部分の平面図と側面図であ
る。
【0079】図中、67は固定鏡筒部の一方を備え、案
内軸72,73を保持した鏡筒支持台であり、他方の固
定鏡筒68は軸受部70,71にて案内軸72,73に
傾き、摺動自在にガイドされ、固定ピン69にて案内軸
73に傾き自在に保持されている。レンズ位置の調整は
案内軸73の回転と調整ネジ43,44にて行ってい
る。
【0080】図25、図24は本発明のレンズ保持装置
の実施例5のズームレンズ部分の平面図とその断面図で
ある。
【0081】図中、84は固定鏡筒部の一方の枠体を備
え、案内軸72,73を保持した鏡筒支持台で、他方の
固定鏡筒68は案内軸72,73上に支持されている。
又移動鏡筒30,31も案内軸72,73に支持され、
そのカム板73のカム27とカム28の形状にそって移
動する。
【0082】ここで移動鏡筒30,31と案内軸73の
嵌合部はA部拡大図のような形状となっている。つまり
移動鏡筒30は案内軸73に対して突出部85と86及
び調整ネジ87の先端部とで嵌合している。又、もう一
方の移動鏡筒31についても同様である。
【0083】更にカム板79は鏡筒支持台84に対して
調整ネジ76,78に取り付けられたガイド部材75,
77とその対方向に配置された弾性部材81,83に支
持されたガイド部材80,82とで案内されている。レ
ンズの調整は移動鏡筒30,31の位置を調整ネジ7
6,78で光軸方向に、調整ネジ87で光軸に対する傾
きをそれぞれ動かすことによって行っている。
【0084】以上のレンズ保持装置に関する各実施例に
おいては、いずれもレンズ位置調整は手動方式の例を示
したが、本発明は各調整ネジ部に駆動源、例えばステッ
ピングモータ等を接続し、レンズ後方のピント面に画像
センサーを配置し、像のズレを検知し、前記各調整ネジ
部を動かすような自動調整方式を用いることも可能であ
る。
【0085】このようにレンズ保持装置の実施例1〜5
ではズームレンズの鏡筒を案内するガイド部材近傍に鏡
筒のレンズ位置を光軸方向に位置調整する調整機構と他
の鏡筒のレンズ光軸に対して該鏡筒のレンズ光軸を角度
調整する調整機構を設けることにより、レンズ位置調整
の際、鏡筒やレンズに歪を生じさせないので安定したレ
ンズ保持及び安定した光学性能を得ている。又レンズ位
置の調整機構を空間的に余裕のある鏡筒のレンズ保持部
の左右に配置して、これによりズームレンズの高さを押
えて装置全体の小型化を図っている。
【0086】図27は本発明のレンズ保持装置の実施例
6の一部分の要部断面図、図28は本発明のレンズ保持
装置の実施例6の要部平面図、図29は図28のZ−Z
断面図である。
【0087】本実施例はレンズの光軸に平行で、かつス
リット長手方向で光軸を挟む両側に複数のガイド部材を
設け、該複数の鏡筒を同一のガイド部材で案内して移動
させている。そしてこのとき鏡筒を案内しているガイド
部材のうち少なくとも一対のガイド部材をレンズの光軸
を挟んで配置して、移動鏡筒とそれを駆動する移動部材
との連結部材を鏡筒のガイド部材近傍に配置したことを
特徴としている。
【0088】次に本実施例の構成の特徴を説明する。図
27〜図29において22,23は固定鏡筒(レンズ鏡
筒)である。固定鏡筒22にはレンズG1が、固定鏡筒
23にはレンズG8が各々組み込まれて鏡筒支持台24
に両端支持された光軸に平行なガイド部材としての案内
軸35,36に支えられている。
【0089】30,31は移動鏡筒(レンズ鏡筒)で変
倍の際に光軸上移動している。鏡筒30にはレンズG
2,G3,G4が、鏡筒31にはレンズG5,G6,G
7が各々組み込まれ、該鏡筒30,31は鏡筒支持台2
4に支持された案内軸35,36上を光軸方向に移動し
ている。
【0090】26はカム板で鏡筒支持台24に移動自在
に案内されると共に一端に設けられた突出部にてカム溝
板10に連結されている。カム板26上にはカム溝2
7,28とカム面29が配設され、カム溝27,28に
は前述の移動鏡筒30,31より突出した突出ピン3
2,33がそれぞれ連結され、カム面29上には絞り板
34の下部が当接している。
【0091】ここで絞り板34は光束を規制する部材で
移動鏡筒30,31の間に案内軸35,36をガイドと
して光軸方向に移動自在に配設されている。鏡筒支持台
24はレンズ台7の上に配設された案内レール9にガイ
ドされ、不図の駆動源により動かされたワイヤー25に
より所定位置へ移動する。
【0092】本実施例においては画像倍率が設定され、
スタートキーが押され、移動源が作動すると駆動源の動
きはワイヤー25に伝達され、鏡筒支持台24は案内レ
ール9にガイドされ、指定位置へと移動する。このとき
カム板26も共に同じ位置に移動するが一端をカム溝板
10に案内されており、鏡筒支持台24内を移動する。
移動鏡筒30,31はカム板26のカム溝27,28に
案内され、カム形状に従い鏡筒支持台24内を光軸方向
に動く。
【0093】同様に絞り板34もカム板26のカム面2
9の形状に従い移動する。これによって種々な結像倍率
に対してレンズユニットの焦点距離が変更され、原稿面
1と感光ドラム表面4との距離を共役関係に保ち、拡大
画像や縮小画像を得ている。
【0094】移動鏡筒30には突出ピン32の取付部3
7とこの取付部37と同じ形状で突出ピン33が取付く
取付部38とが案内軸36の近傍に、かつ図29のC軸
に対して略対称位置に配置されている。固定鏡筒22,
23の間に配置された案内軸35,36が当接する部分
の移動鏡筒30側の形状も図29のC軸に対して対称関
係に設けられている。
【0095】更にレンズG2,G3,G4とレンズG
5,G6,G7の形状は絞り板34を挟んで対称である
ことにより、移動鏡筒30は図29のC軸に対して反転
して移動鏡筒31として使用している。つまり同じ移動
鏡筒で取付部37に突出ピン32を付けたものを移動鏡
筒30とし取付部38に突出ピン33を付けたものを移
動鏡筒31としている。又、突出ピン32と突出ピン3
3も同じものを使用している。
【0096】このように移動鏡筒30,31は同じもの
を絞りを挟んで上下逆転して(光軸方向で逆転して)使
用しているため鏡筒支持台24に取付けられた状態で移
動鏡筒30,31の案内軸36とレンズの中心軸の間隔
は同じとなり、前群で発生した収差と後群の収差は同じ
となり、収差を倍増させることはなく、結像性能を良好
に維持している。
【0097】又、本実施例では移動鏡筒30,31を案
内しているガイド部材としての案内軸35,36はレン
ズ光軸を挟んで配置され移動鏡筒の位置は案内軸35で
左右位置、案内軸36で上下位置を決める構成をとって
いる。この為、案内軸35と36の位置がズレた場合に
レンズ光軸に与える影響は
【0098】
【数1】 となり案内軸部分の誤差を低減できる効果を得ている。
【0099】更に移動鏡筒30,31を動かす為配置さ
れた突出ピン32,33は案内軸35の近傍に配置さ
れ、レンズ外形を支えている鏡筒の下にない為、鏡筒部
の肉厚を薄くして高さを低くすることなしにズームレン
ズユニットの高さを低くすることができる。
【0100】つまり鏡筒肉厚を薄くしてレンズの押え環
取付による加圧力や組立時に生じる衝撃により変形し、
レンズ群が傾斜し非対称性像面湾曲が発生し結像性能を
劣化させることなくズームレンズユニットの高さを低く
できるという効果がある。
【0101】図30は本発明のレンズ保持装置の実施例
7に係るズームレンズの移動鏡筒部分の要部断面図であ
る。
【0102】移動鏡筒90には駆動を受ける突出部9
1,92と案内部である溝部93,94と案内面である
摺動面95,96がそれぞれD面を対称に設けられてい
る。移動鏡筒90は鏡筒支持台100に設けられた突出
部97に案内され、突出部98に支持されて移動する。
ズームレンズユニットには移動鏡筒90とこの移動鏡筒
90をD軸を対称軸として反転したものとを対で使用し
ている。移動鏡筒90の案内を特別の軸を用いないで移
動鏡筒の枠体の一部で形成した各案内部と鏡筒支持台1
00の一部で行ない構成を簡略化し、組立性の向上を生
産性のアップを図っている。
【0103】図31は本発明のレンズ保持装置の実施例
8に係るズームレンズの移動鏡筒部分の要部断面図であ
る。
【0104】本実施例は実施例7における移動鏡筒の位
置精度を更に向上させている。移動鏡筒101は一面を
鏡筒支持台102に設けられた案内面103に他の一面
を鏡筒支持台102に弾性部材104を介して取付けら
れたコロ部材105にて押し付けて案内され、嵌合ガタ
を無くして案内される構成としている。
【0105】図32、図33は本発明のレンズ保持装置
の実施例9に係るズームレンズの要部平面図と要部側面
図である。
【0106】本実施例は移動鏡筒30,31と同様に固
定鏡筒106もF軸を対称軸として反転して固定鏡筒1
07として使用している。固定鏡筒106,107は鏡
筒支持台108に設けられた案内軸109,110にて
移動鏡筒30,31と共に支えられている。固定鏡筒も
同じ部品を上下逆転(光軸方向に逆転)して使用し、鏡
筒のような高精度部品を減らし、又精度面でも誤差を小
さくすることを可能としている。
【0107】以上の各実施例6〜9は鏡筒の移動はカム
を用いている場合について説明したが例えばステッピン
グモーター等の他の駆動源を用いても良く、更にレンズ
についても横に広い、例えば大口径の丸レンズの上下を
削ったレンズを用いても良い。
【0108】以上のように実施例6〜9ではズームレン
ズの各レンズを保持している鏡筒をレンズの光軸以外を
軸を中心とする複数のガイド部材で案内し、更にこれら
鏡筒を上下逆転して(光軸方向に逆転)して1対の部材
として使用することで高精度なレンズ保持が可能にな
り、安定した光学性能を容易に得られる。
【0109】又、鏡筒を案内しているガイド部材をレン
ズ光軸を挟んで設け、更に鏡筒と鏡筒を移動させる駆動
源との連結を前記ガイド部材近傍に設けることによりレ
ンズ保持性能を劣化させることなく、ズームレンズユニ
ットの高さを低くすることができ、装置全体の小型化を
図ることができる等の特長を有している。
【0110】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く、レンズ構成
及び製造誤差や組立誤差等により変動する光学特性を調
整する調整機構等を適切に設定することにより、画面全
体にわたり良好なる光学特性を維持しつつレンズ系全体
の小型化及び高倍率化を図った複写機等のズームレンズ
装置に好適な調整機構を有した撮像装置を達成してい
る。
【0111】又、レンズ群を光軸方向に沿って移動させ
る為のレンズ鏡筒構造及び所定のレンズ群の光学的位置
を調整する調整機構等を適切に設定することにより、像
面湾曲や片ボケ等の光学特性を良好に調整することがで
き、高性能化を図る際のレンズ鏡筒及びレンズ加工精度
の許容範囲を拡大することができるレンズ保持装置を達
成している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の調整機構を有した撮像装置の実施
例1の結像レンズの要部断面図
【図2】 本発明に係る結像レンズの像面湾曲収差図
【図3】 本発明に係る結像レンズの像面湾曲収差図
【図4】 本発明に係る結像レンズの要部模式図
【図5】 結像レンズの像面湾曲補正量の説明図
【図6】 結像レンズの像面湾曲収差図
【図7】 本発明の調整機構を有した撮像装置の実施
例2の結像レンズの要部模式図
【図8】 本発明に係る結像レンズの像面湾曲収差図
【図9】 本発明に係る結像レンズの像面湾曲収差図
【図10】 本発明に係る結像レンズの像面湾曲補正量
の説明図
【図11】 本発明の調整機構を有した撮像装置の実施
例2の結像レンズの要部模式図
【図12】 本発明のレンズ保持装置の実施例1の要部
断面図
【図13】 図12の要部側面図
【図14】 図12の要部断面図
【図15】 図12の要部平面図
【図16】 図15のZ−Z断面図
【図17】 図15のY−Y断面図
【図18】 図15のS視図
【図19】 本発明のレンズ保持装置の実施例2の結像
レンズ部分の要部平面図
【図20】 本発明のレンズ保持装置の実施例2の結像
レンズ部分の要部側面図
【図21】 本発明のレンズ保持装置の実施例3の結像
レンズ部分の要部平面図
【図22】 本発明のレンズ保持装置の実施例3の結像
レンズ部分の要部側面図
【図23】 本発明のレンズ保持装置の実施例4の結像
レンズ部分の要部平面図
【図24】 本発明のレンズ保持装置の実施例4の結像
レンズ部分の要部側面図
【図25】 本発明のレンズ保持装置の実施例5の結像
レンズ部分の要部平面図
【図26】 本発明のレンズ保持装置の実施例5の結像
レンズ部分の要部側面図
【図27】 本発明のレンズ保持装置の実施例6の結像
レンズ部分の要部断面図
【図28】 本発明のレンズ保持装置の実施例6の結像
レンズ部分の要部平面図
【図29】 図28のZ−Z断面図
【図30】 本発明のレンズ保持装置の実施例7の結像
レンズ部分の要部断面図
【図31】 本発明のレンズ保持装置の実施例8の結像
レンズ部分の要部断面図
【図32】 本発明のレンズ保持装置の実施例9の結像
レンズ部分の要部平面図
【図33】 本発明のレンズ保持装置の実施例6の結像
レンズ部分の要部側面図
【図34】 従来のスリット露光方式の電子写真複写機
の要部断面図
【図35】 図34の一部分の説明図
【図36】 図34の一部分の説明図
【図37】 図34の一部分の説明図
【図38】 図34の一部分の説明図
【図39】 図34の一部分の説明図
【図40】 図34の一部分の説明図
【図41】 図34の一部分の説明図
【符号の説明】
LNS 結像レンズ L1 第1群 L2 第2群 L3 第3群 L4 第4群 SP 絞り 1 原稿面 4 像面(感光ドラム) 5 物体面(原稿) 7 レンズ台 9 案内レール 21 結像レンズ(ズームレンズ) 22,23 固定鏡筒 24 鏡筒支持台 30,31 移動鏡筒 35,36 ガイド部材 34 絞り板 41 偏心ピン 43,44 調整ネジ 42 軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 秀俊 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に負の屈折力の第1群、正
    の屈折力の第2群、絞り、正の屈折力の第3群、そして
    負の屈折力の第4群を該絞りを挟んで略対称に配置し、
    物像間距離を一定に維持しつつ結像倍率の変化を全系を
    移動させると共に該第2群と第3群とを光軸上移動させ
    ることにより行い、全系の結像特性の調整を調整機構に
    より該第1群又は/及び第4群を光軸上移動又は/及び
    偏心させることにより行っていることを特徴とする調整
    機構を有した撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記調整機構は前記第1群又は/及び第
    4群を該レンズ群の主点を回転軸として回動させている
    ことを特徴とする請求項1の調整機構を有した撮像装
    置。
  3. 【請求項3】 結像レンズを構成する複数のレンズ群を
    各々保持するレンズ鏡筒を絞りに対して略対称に構成
    し、該結像レンズを光軸上移動させることにより、物像
    間距離を一定に維持しつつ結像倍率を変化させる際、該
    レンズ鏡筒は該結像レンズの光軸以外の点を軸中心とす
    る複数のガイド部材に案内又は位置決めされており、該
    ガイド部材の近傍に該レンズ鏡筒のうち一部のレンズ鏡
    筒を光軸方向に位置調整する調整機構と光軸に対して角
    度調整する調整機構とを設けたことを特徴とする調整機
    構を有した撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のガイド部材のうち少なくとも
    1対のガイド部材は光軸を挟んで配置していることを特
    徴とする請求項3の調整機構を有した撮像装置。
  5. 【請求項5】 結像レンズを構成する複数のレンズ群を
    各々保持する複数のレンズ鏡筒を絞りに対して略対称に
    構成し、該結像レンズを光軸上移動させることにより物
    像間距離を一定に維持しつつ結像倍率を変化させる際、
    該結像レンズの光軸に平行で、かつ光軸を挟む両側に複
    数のガイド部材を設け、該複数のレンズ鏡筒を該複数の
    ガイド部材に案内して移動させたことを特徴とするレン
    ズ保持装置。
  6. 【請求項6】 前記結像レンズはスリット開口を介して
    照明された物体を所定面上に結像しており、前記複数の
    ガイド部材は該結像レンズの光軸と平行で、かつ該スリ
    ット開口の長手方向で光軸を挟むようにして設けている
    ことを特徴とする請求項5のレンズ保持装置。
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