JPH078806B2 - カルシトニン類含有経鼻投与用乳剤 - Google Patents

カルシトニン類含有経鼻投与用乳剤

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JPH078806B2
JPH078806B2 JP2215044A JP21504490A JPH078806B2 JP H078806 B2 JPH078806 B2 JP H078806B2 JP 2215044 A JP2215044 A JP 2215044A JP 21504490 A JP21504490 A JP 21504490A JP H078806 B2 JPH078806 B2 JP H078806B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカルシトニン類を有効成分とする経鼻投与用乳
剤に係わり、特に乳剤の安定性に優れかつ鼻腔内に噴霧
投与することにより安全でしかも効率よくカルシトニン
が吸収されるように改良した上記経鼻投与用乳剤に関す
る。
〔従来の技術〕
生理活性ペプチド類は将来の薬物治療薬として、最も急
速な進歩を遂げる分野の1つになりつつある。しかしな
がら、ペプチド薬物の現行の投与経路は殆ど注射剤に限
られており、特に慢性疾患治療において病院への通院の
煩わしさと注射部位での疼痛および苦痛を軽減させるた
めにも、より簡便であり自己投与可能な投与製剤が所望
されている。
最近注射に代わる投与経路として、直腸、鼻腔、口腔な
どの粘膜吸収が研究されてきた。薬物単独ではほとんど
吸収されないペプチド類も界面活性作用を有する物質の
添加により、吸収促進されることが分かり、多くの吸収
促進剤が見いだされてきた。また現在治療薬として用い
られている生理活性ペプチド類の中でカルシトニンは、
血清カルシウム・リン酸低下作用および骨吸収抑制作
用、抗潰瘍作用を有するペプチドホルモンとして一般に
知られており、臨床的には各種高カルシウム血症および
骨ページェット病、骨粗鬆症に対する治療薬として使用
されている。しかしながらカルシトニンは親水性が高く
また分子量が大きな(約3,400程度)ペプチドであり、
消化管からの吸収は極めて困難であることが知られてい
る。そこで経鼻投与剤として鼻粘膜から吸収促進剤を用
いて吸収させることが試みられ、吸収促進剤として界面
活性剤または胆汁酸塩類等を用いた経鼻投与剤が報告さ
れている。例えば界面活性剤の使用例として特開昭59-8
9619号公報、特開昭59-130820号公報が開示されてい
る。更にDelivery System for Peptide Drugs,Plenum P
ress,(1986),p233〜242において、H.Hansonらはサケ
カルシトニンを用いて、カルシトン単独では吸収されに
くいため、界面活性剤、胆汁酸を添加することにより吸
収促進されることを報告している。
しかし、これらを応用した製剤は吸収性あるいは局所刺
激性の点で十分とは言えず、いまだに実用化されるに至
っていない。そこで安全性の高い吸収促進効果を持つ吸
収促進剤が所望されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、特開昭62-238261号公報にはアザシクロアル
カン誘導体が優れた吸収促進作用をもつことが記載され
ている。該誘導体は、上記した従来の経鼻投与剤に用い
た吸収促進剤とは物性を異にし、非常に強力な吸収促進
作用を有することが明らかになった。したがってこれを
吸収促進剤として用いてカルシトニン経鼻投与剤を製剤
化したが、そのエマルション化に必要な乳化剤が従来の
ものでは不充分で満足できるものが得られなかった。ま
た近年少なくとも水と油とを均一にした液剤である乳化
に関する数多くの研究がなされ、多数の乳化剤が開発さ
れ、また乳化技術の進歩もめざましく、非常に安定なエ
マルションが広く利用されてきているが、その多くは、
ポリオキシエチレン鎖を含有する非イオン性界面活性
剤、あるいはイオン性界面活性剤が乳化剤として利用さ
れ、人体に対する安全性に懸念がもたれているものが多
い。更に、静脈注射用脂肪乳剤等に汎用されている乳化
剤として卵黄レシチン、大豆レシチンがあるが、これら
は室温における安定性が悪く、均一性にも多くの問題点
がある。
本発明は上記問題点に対処してなされたもので、カルシ
トニン類の経鼻投与剤において吸収促進剤としてアザシ
クロアルカン誘導体を使用した場合の安定性のよいエマ
ルション製剤を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段および作用〕
本発明者らは上記エマルション製剤に適した乳化剤を研
究した結果、可溶化力の弱いと思われていたグリチルリ
チン酸またはその無毒性塩が意外にもHCO-60,ツィーン8
0のような非イオン性界面活性剤よりも強力で、吸収促
進剤としてアザシクロアルカン誘導体を使用したカルシ
トニン経鼻投与剤のエマルション化に極めてよく適し、
安定で均一微細な粒子のエマルションが得られることを
見出した。
すなわち本発明は、カルシトニン類を有効成分とし、少
なくとも吸収促進剤として下記一般式〔1〕 (式中、Rはアルキル基、mは2〜4の整数、nは1〜
15の整数を示す。但しnが1〜3の場合にはRは炭素数
が5〜11のアルキル基を示す。) で表されるアザシクロアルカン誘導体、グリチルリチン
酸またはその無毒性塩および適宜な水を含有することを
特徴とするカルシトニン類含有経鼻投与用乳剤に関す
る。
本発明の有効成分であるカルシトニンは、血清カルシウ
ム・リン酸低下作用および骨吸収抑制作用、抗潰瘍作用
を有するペプチドホルモンとして一般に知られている。
臨床的には各種高カルシウム血症および骨ページェット
病、骨粗鬆症に対する治療薬として使用されている。カ
ルシトニン類には天然型または合成による誘導体が知ら
れており、天然型カルシトニンの例としてはウナギカル
シトニン、サケカルシトニン、ブタカルシトニン、ヒト
カルシトニン、ニワトリカルシトニン等が挙げられ、ま
た合成カルシトニンとしては[ASU1-7]ウナギカルシト
ニン(WHO一般名:エルカトニン)、[ASU1-7]ニワト
リカルシトニン、[ASU1-7]サケカルシトニンまたは
[ASU1-7]ヒトカルシトニン等が挙げられる。特にエル
カトニンは本発明で用いる最も好適なカルシトニンであ
る。さらに、上記以外のカルシトニン様ペプチドで血清
カルシウム低下作用を有するペプチドであれば本発明に
使用できる。
カルシトニン含有経鼻投与用乳剤中のカルシトニン濃度
は通常製剤1ml当たり10〜10,000国際単位であり、より
好ましくは100〜1,000国際単位である。
本発明において吸収促進剤として使用されるアザシクロ
アルカン誘導体は油状物質であって、上記一般式〔1〕
に該当するものであり、特開昭62-238261号公報に記載
されている。一般式〔1〕のRについて更に具体的に説
明すると、アルキル基とはメチル、エチル、プロピル、
ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノ
ニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テ
トラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシ
ル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシル等の直鎖状
および分枝状アルキル基である。そのうち最も好適な吸
収促進剤は一般式〔1〕におけるRが炭素数10のアルキ
ル基、mが3、nが2で表わされる1−[2−(デシル
チオ)エチル]アザシクロペンタン−2−オン(油状
物)である。
本発明における上記アザシクロアルカン誘導体の添加量
は、製剤中0.01%〜10%(W/V)濃度であり、さらに好
ましくは0.1%〜5%(W/V)濃度である。
更に本発明で用いられるグリチルリチン酸またはその無
毒性塩は天然の甘草から抽出される成分として知られ、
化粧品また甘味剤として食品添加物に幅広く用いられて
いる。
グリチルリチン酸またはその無毒性塩としては、例えば
グリチルリチン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、グリ
チルリチン酸モノアンモニウム、グリチルリチン酸二ナ
トリウム、グリチルリチン酸三ナトリウムなどがそれぞ
れ挙げられる。上記グリチルリチン酸またはその無毒性
塩の添加量は、製剤中0.1%以上であればよく、通常製
剤中0.1%〜5%(W/V)濃度であり、さらに好ましくは
0.5%〜2%(W/V)濃度である。
経鼻投与製剤は一般に噴霧あるいは点鼻に適するように
水性液であることが便利である。本発明の乳剤は、少な
くとも上記の油状物質であるアザシクロアルカン誘導体
とグリチルリチン酸またはその無毒性塩とが前記した製
剤濃度となるように適宜な量の水を用いて調製すればよ
く、またそのpHが5から7であり、また生理食塩水に対
する浸透圧比が1付近に調整されるのが好ましい。pH5
〜7に調整あるいは維持するためにpH調整剤として水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
水素ナトリウム、塩酸、硫酸あるいは適当な緩衝剤、例
えば酢酸、乳酸、クエン酸、リン酸緩衝液等を加えるこ
とができる。また乳剤の浸透圧比を1付近に調整するた
めに等張化剤としてグリセリンが好ましく、その他塩化
ナトリウム、塩化カルシウム、マンニトール、ブドウ糖
等必要に応じて添加することができる。
経鼻投与乳剤には防腐剤を添加してもよく、治療学上許
容され得る防腐剤が一般に用いられる。例えばパラオキ
シ安息香酸エステル類、クロロブタノール、フェニルエ
チルアルコール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼト
ニウム、塩化セチルピリジニウム、フェノール、メチロ
サール、デヒドロ酢酸、ソルビン酸等が挙げられる。防
腐剤の適切な濃度は、選択された防腐剤によって多少の
差があるが、一般に0.02%〜2%(W/V)である。
経鼻投与乳剤の製造法としては自体公知の手段に従って
任意の順序で各成分を混合して乳化することにより製造
することができる。本発明乳剤を製造するためには、例
えばグリチルリチン酸ジカリウム、カルシトニンおよび
本発明に係る上記添加物に適宜な量の注射用蒸留水を加
え加温、攪拌しながら溶解した後、水酸化ナトリウムま
たは塩酸等のpH調整剤を加えて所定のpHに調整する。そ
して吸収促進剤であるアザシクロアルカン誘導体を加え
た後、乳化機を用いて通常の方法により乳化することが
できる。例えばバイオミキサー(日本精機製作所)を用
いて10,000rpm、10分間攪拌することにより均一分散し
た0.1〜0.3μmの微細な粒径を持つエマルションを得る
ことができる。さらに超音波乳化機、コロイドミル等を
用いて製造することができる。またカルシトニンは乳剤
を調製した後、加え溶解して得てもよい。そこで乳化し
て得られた均一なカルシトニン含有エマルション製剤は
例えば0.22μmのメンブランフィルターにより無菌濾過
され、例えばバイアル瓶に充填して適宜必要に応じて凍
結乾燥して製品にすることができる。
本発明の乳剤の投与量は、投与目的により種々異なる
が、例えば人において定量噴霧器(0.05〜0.1ml/ストロ
ーク)を用いて片方ないし両鼻孔に各1回づつ1日1〜
3回噴霧することにより確実に投与することができる。
本発明のカルシトニン含有経鼻投与用乳剤は通常スプレ
ー噴霧装置によって霧状となして鼻腔内に投与し、全身
作用を目的とする。また本発明の製剤は鼻粘膜の広範囲
に付着させることにより確実に粘膜を透過して全身にカ
ルシトニンを分布させることができる。したがって本発
明のカルシトニン含有経鼻投与用乳剤はカルシトニンの
投与対象疾患のある患者に対して注射投与による疼痛と
苦痛等の問題点がなく且つ自己投与が可能である。
〔実施例〕
以下に実験例、実施例を示して、本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
実験例1 乳剤の安定性 《実験方法》 アザシクロアルカン誘導体中の1−[2−(デシルチ
オ)エチル]アザシクロペンタン−2−オンを選んで以
下の3種類の乳化剤を用いて乳化力および乳剤の安定性
を調べた。
グリチルリチン酸ジカリウム(丸善化成) HCO-60(日光ケミカルズ) ツィーン80(日光ケミカルズ) 各試験管(10ml)に1−[2−(デシルチオ)エチル]
アザシクロペンタン−2−オンを0.1g採り、予め0.1〜
5.0%(W/V)を溶解した上記〜の3種の水溶液また
は無添加溶液を各々5.0ml入れ、バイオミキサー(日本
精機製作所)により15,000rpmで1分間攪拌して乳剤溶
液を調製した。調製直後および室温3日間静置後の分散
等の状況を観察した。また調製直後の濁度を650nmにお
ける吸光度により測定して乳化力の指標にした。
《実験結果》 結果を第1〜3表に示した。表から明らかなように本発
明のグリチルリチン酸ジカリウムを用いた場合は0.1〜
5%において少なくとも良好な乳化を示し、4〜5%に
おいては完全溶解している状態である。またコントロー
ルとしてグリチルリチン酸ジカリウム無添加の場合調製
後ただちに二相に分離した。更に室温3日後の乳剤の安
定性を観察した結果、低濃度のHCO-60、ツィーン80で調
製した乳剤において二相分離が観察された。一方乳化力
の指標である濁度はHCO-60、ツィーン80に比較して同一
濃度ではいずれもグリチルリチン酸ジカリウムの方が低
く乳化力が強いことを示している。それらの結果よりグ
リチルリチン酸ジカリウムは医薬品の添加物として多く
汎用されている乳化剤であるHCO-60およびツィーン80に
比較して乳化力および乳剤の安定性に著しく優れている
ことが分かった。
実験例2. アザシクロアルカン誘導体添加濃度に及ぼす乳剤の安定
性 《実験方法》 あらかじめ蒸留水に溶解した1%(W/V)グリチルリチ
ン酸ジカリウム溶液5mlを8本の10ml試験管に各々分注
し、アザシクロアルカン誘導体中の1−[2−(デシル
チオ)エチル]アザシクロペンタン−2−オンを選んで
0〜10%濃度になるように加えた後、バイオミキサー
(日本精機製作所)により(15,000rpm)1分間攪拌し
て乳剤を調製して直後および室温3日及び7日静置後の
分散等の状況を観察した。
《実験結果》 結果を第4表に示した。表から明らかなように本発明の
1%グリチルリチン酸ジカリウムに対して、アザシクロ
アルカン誘導体中の1−[2−(デシルチオ)エチル]
アザシクロペンタン−2−オンを0.01〜10%濃度範囲に
おいて少なくとも良好な乳化を示しまた安定な乳剤を得
ることができた。
さらにカルシトニン含有経鼻投与乳剤を調製して、その
安定性を比較検討した。
実験例3 カルシトニン含有経鼻投与乳剤の熱安定性 本発明の組成物 乳剤1ml当たりの成分 エルカトニン 400単位 1−[2−(デシルチオ)エチル]アザシクロペンタン
−2−オン 20mg グリチルリチン酸ジカリウム 10mg グリセリン 22mg パラオキシ安息香酸メチル 1.0mg 水酸化ナトリウム 適量 pH6 注射用蒸留水 全量 1mlとする 対照a) 乳剤1ml当たりの成分 エルカトニン 400単位 1−[2−(デシルチオ)エチル]アザシクロペンタン
−2−オン 20mg HCO-60 10mg グリセリン 22mg パラオキシ安息香酸メチル 1.0mg 水酸化ナトリウム 適量 pH6 注射用蒸留水 全量 1mlとする 対照b) 乳剤1ml当たりの成分 エルカトニン 400単位 1−[2−(デシルチオ)エチル]アザシクロペンタン
−2−オン 20mg ツィーン80 10mg グリセリン 22mg パラオキシ安息香酸メチル 1.0mg 水酸化ナトリウム 適量 pH6 注射用蒸留水 全量 1mlとする 上記組成の乳剤の組成物を調製して50℃の苛酷試験を行
って乳剤の外観を調べ、またエルカトニン含量をHPLC法
により定量した。結果を第5表に示す。表から明らかな
ように、対照a,bは50℃の苛酷試験において経時的に二
相に分離したのに対して、本発明乳剤は3ヵ月まで安定
に乳化状態を維持した、更に本発明品はエルカトニンが
対照a,bに比較して極めて良好に保持されていることが
明らかである。
実験例4 ビーグル犬における吸収実験 (1)経鼻投与用エルカトニン含有組成物の調製 対照製剤A パラベン溶液:あらかじめ注射用蒸留水2000ml中にパラ
オキシ安息香酸メチル2.4gとパラオキシ安息香酸プロピ
ル600mgを加え80℃に加温して攪拌溶解させたパラベン
溶液を調製した。
500mlビーカーにパラベン溶液100mlを入れ、40℃に温度
調整してグリセリン4.4gとグリチルリチン酸ジカリウム
(丸善化成)2gを加え均一に溶解したのを確認し、1N水
酸化ナトリウムにてpH6.0に調整した後、全量をパラベ
ン溶液にて200mlにしてからエルカトニン16mg(比活性
5,446単位/mg)を加えて低速攪拌溶解した後、得られた
溶液を無菌濾過(0.22μmのメンブランフィルター)
し、鼻内投薬用メカニカルスプレー適用3mlバイアルに
無菌的に充填して最終製剤を得た。この組成物は、エル
カトニン400単位/mlを含有し、アダプターを一押しする
ことにより40単位を正確に投与することが出来る。
製剤B 500mlビーカーに上記で得られたパラベン溶液100mlを入
れ、40℃に温度調整してグリセリン4.4gとグリチルリチ
ン酸ジカリウム(丸善化成)2.0gを加え均一に溶解した
のを確認し、1−[2−(デシルチオ)エチル]アザシ
クロペンタン−2−オンを2.0g添加し1N水酸化ナトリウ
ムにてpH6.0に調整した後、全量を上記で得られたパラ
ベン溶液にて200mlにしてから、バイオミキサー(日本
精機製作所:ABM型)ジェネレーターシャフト(BM-4)を
用いて10,000rpm,5分間攪拌乳化して乳剤を得た。更に
エルカトニン16mg(比活性5,446単位/mg)を加えて低速
攪拌溶解した後、得られた乳剤溶液を無菌濾過(0.22μ
mのメンブランフィルター)し、鼻内投薬用メカニカル
スプレー適用3mlバイアルに無菌的に充填して最終製剤
を得た。この組成物は、エルカトニン400単位/mlを含有
し、アダプターを一押しすることにより40単位を正確に
投与することが出来る。
製剤C 1−[2−(デシルチオ)エチル]アザシクロペンタン
−2−オンを4.0g添加して以下製剤Bと同様な方法によ
り製造してエルカトニン400単位/mlを含有する経鼻投与
製剤を調製した。
製剤D 1−[2−(デシルチオ)エチル]アザシクロペンタン
−2−オンを6.0g添加して以下製剤Bと同様な方法によ
り製造してエルカトニン400単位/mlを含有する経鼻投与
製剤を調製した。
製剤E 1−[2−(デシルチオ)エチル]アザシクロペンタン
−2−オンを10.0g添加して以下製剤Bと同様な方法に
より製造してエルカトニン400単位/mlを含有する経鼻投
与製剤を調製した。
(2)本発明乳剤の平均粒子径と粒度分布 レーザー粒径解析システム:LPA-3000/3100大塚電子
(株)を用いて製剤Cの平均粒子径と粒度分布を調べた
(第1図に示す)。
(3)ビーグル犬の経鼻投与実験 体重10kg前後の雄性ビーグル犬を一群4匹一晩絶食させ
た後、無麻酔条件下実験に供した。経鼻投与の方法は経
鼻投与用定量スプレーの噴霧ノズル(自作)を犬の鼻腔
内に挿入して両鼻にそれぞれ0.1ml噴霧投与した。また
対照としてエルカトニン注射剤である市販のエルシトニ
ン注(40単位)を筋注(大腿部)した。採血は投与前及
び投与後5,10,20,30,45,60,120分の間隔に前腕伏在静脈
よりヘパリン加シリンジを用いて各2.5mlづつ採血し
た。採血後、10分間、遠心分離(3,000rpm)し、上澄の
血漿を取り測定を行うまで−30℃に凍結保存した。エル
カトニンの血中濃度はラジオイムノアッセイにより測定
した。検出限界は25pg/mlである。
(4)実験結果 本発明乳剤の平均粒子径と粒度分布 第1図には本発明の代表例として製剤Cの粒度分布チャ
ートを示したもので、その平均粒子径は192.3nmであっ
た。したがって、当該乳剤は、安定性および経鼻吸収性
から考察して、経鼻投与用乳剤として理想的な粒子径及
び粒度分布であることが分かった。さらに本発明の製剤
B、D、Eも同様に理想的な粒子径および粒度分布を示
すものであった。なお、対照製剤Aは溶液状であった。
ビーグル犬の経鼻投与実験 第2図は、カルシトニン類としてエルカトニンを用いた
本発明の乳剤を経鼻投与したときの、エルカトニンの吸
収を血漿中のエルカトニン濃度で示したもので、筋肉注
投与と比較して示してある。図中破線が筋肉内投与を示
す。アザシクロアルカン誘導体である1−[2−(デシ
ルチオ)エチル]アザシクロペンタン−2−オンを添加
していない対照製剤Aを経鼻投与した結果、血中エルカ
トニン濃度はすべて検出限界以下であった。一方1−
[2−(デシルチオ)エチル]アザシクロペンタン−2
−オンを1〜5%含有する製剤B,C,D,Eは極めて良好な
吸収を示した。このように、本発明の乳剤におけるエル
カトニン径鼻吸収性は、対照製剤Aに比較して著しく改
善されたものであることが明らかであり、さらにその生
物学的利用率が優れていることから筋肉投与に代る有用
な製剤である。
なお、 …○…は対照としてエルカトニン(40U/頭)を筋肉内投
与したときの結果を示したものであり、 −□−は実験例4ので得られた対照製剤A(0%)を
経鼻投与した結果を示したものであり、 −△−は実験例4ので得られた製剤B(1%)を経鼻
投与した結果を示したものであり、 −◇−は実験例4ので得られた製剤C(2%)を経鼻
投与した結果を示したものであり、 −+−は実験例4ので得られた製剤E(5%)を経鼻
投与した結果を示したものである。
本発明の経鼻投与用カルシトニン乳剤の好ましい実施例
を示すと以下の通りである。
実施例1 経鼻投与用乳剤1ml当たり、 エルカトニン 各100,200,400単位 1−[2−(デシルチオ)エチル] 10mg アザシクロペンタン−2−オン グリチルリチン酸ジカリウム 10mg グリセリン 22mg 塩化ベンザルコニウム 0.1mg 水酸化ナトリウム 適量pH6に調整 注射用蒸留水 全量1mlとした。
上記の組成を有する濃度に調製して得た。
また得られた乳剤溶液を無菌濾過(0.22μmのメンブラ
ンフィルター)し、鼻内投薬用メカニカルスプレー適用
3mlバイアルに無菌的に充填して最終製剤を得た。この
組成物は、エルカトニン100〜400単位/mlを含有し、ア
ダプターを一押しすることにより10〜40単位を正確に投
与することができる。
実施例2 経鼻投与用乳剤1ml当たり、 エルカトニン 各200,400,800単位 1−[2−(デシルチオ)エチル] 10mg アザシクロペンタン−2−オン グリチルリチン酸ジカリウム 10mg 塩化ナトリウム 8.0mg パラオキシ安息香酸メチル 1.0mg 水酸化ナトリウム 適量pH6に調整 注射用蒸留水 全量1mlとした。
上記の組成を有する濃度に調製して得た。
また得られた乳剤溶液を無菌濾過(0.22μmのメンブラ
ンフィルター)し、鼻内投薬用メカニカルスプレー適用
3mlバイアルに無菌的に充填して最終製剤を得た。この
組成物は、エルカトニン200〜800単位/mlを含有し、ア
ダプターを一押しすることにより20〜80単位を正確に投
与することができる。
実施例3 経鼻投与用乳剤1ml当たり、 エルカトニン 各100,200,400単位 1−[2−(デシルチオ)エチル] 20mg アザシクロペンタン−2−オン グリチルリチン酸モノアンモニウム 10mg 塩化ナトリウム 8.0mg パラオキシ安息香酸メチル 1.0mg 水酸化ナトリウム 適量pH6に調整 注射用蒸留水 全量1mlとした。
上記の組成を有する濃度に調製して得た。
また得られた乳剤溶液を無菌濾過(0.22μmのメンブラ
ンフィルター)し、鼻内投薬用メカニカルスプレー適用
3mlバイアルに無菌的に充填して最終製剤を得た。この
組成物は、エルカトニン100〜400単位/mlを含有し、ア
ダプターを一押しすることにより10〜40単位を正確に投
与することができる。
実施例4 経鼻投与用乳剤1ml当たり、 サケカルシトニン 各100,200,400単位 1−[2−(デシルチオ)エチル] 5mg アザシクロペンタン−2−オン グリチルリチン酸ジカリウム 10mg グリセリン 22mg パラオキシ安息香酸メチル 1.0mg 水酸化ナトリウム 適量pH5に調整 注射用蒸留水 全量1mlとした。
上記の組成を有する濃度に調製して得た。
また得られた乳剤溶液を無菌濾過(0.22μmのメンブラ
ンフィルター)し、鼻内投薬用メカニカルスプレー適用
3mlバイアルに無菌的に充填して最終製剤を得た。この
組成物は、サケカルシトニン100〜400単位/mlを含有
し、アダプターを一押しすることにより10〜40単位を正
確に投与することができる。
実施例5 経鼻投与製剤1ml当たり、 エルカトニン 1,000単位 1−[2−(デシルチオ)エチル] 5mg アザシクロペンタン−2−オン グリチルリチン酸ジカリウム 10mg グリセリン 22.0mg パラオキシ安息香酸メチル 1.0mg 水酸化ナトリウム 適量pH6に調整 注射用蒸留水 全量1mlとした。
上記の組成を有する濃度に調製して得た。
また得られたエマルション溶液を無菌濾過(0.22μmの
メンブランフィルター)し、鼻内投薬用メカニカルスプ
レー適用3mlバイアルに無菌的に充填して最終製剤を得
た。この組成物は、エルカトニン1,000単位/mlを含有
し、アダプターを一押しすることにより100単位を正確
に投与することができる。
実施例6 経鼻投与製剤1ml当たり、 エルカトニン 500単位 1−[2−(デシルチオ)エチル] 5mg アザシクロペンタン−2−オン グリチルリチン酸ジカリウム 10mg グリセリン 22.0mg パラオキシ安息香酸メチル 1.0mg 水酸化ナトリウム 適量pH6に調整 注射用蒸留水 全量1mlとした。
上記の組成を有する濃度に調製して得た。
また得られたエマルション溶液を無菌濾過(0.22μmの
メンブランフィルター)し、鼻内投薬用メカニカルスプ
レー適用3mlバイアルに無菌的に充填して最終製剤を得
た。この組成物は、エルカトニン500単位/mlを含有し、
アダプターを一押しすることにより50単位を正確に投与
することができる。
実施例7 経鼻投与製剤1ml当たり、 エルカトニン 2,000単位 1−[2−(デシルチオ)エチル] 5mg アザシクロペンタン−2−オン グリチルリチン酸ジカリウム 10mg グリシン 21.0mg パラオキシ安息香酸メチル 1.0mg 水酸化ナトリウム 適量pH6に調整 注射用蒸留水 全量1mlとした。
上記の組成を有する濃度に調製して得た。
また得られたエマルション溶液を無菌濾過(0.22μmの
メンブランフィルター)し、鼻内投薬用メカニカルスプ
レー適用3mlバイアルに無菌的に充填して凍結乾燥する
ことにより最終製剤を得た。本製剤は、用時、蒸留水を
加えることにより均一なエマルションに戻り、この組成
物はエルカトニン2,000単位/mlを含有し、アダプターを
一押しすることにより200単位を正確に投与することが
できる。
実施例8 経鼻投与製剤1ml当たり、 エルカトニン 1,000単位 1−[2−(デシルチオ)エチル] 5mg アザシクロペンタン−2−オン グリチルリチン酸ジカリウム 10mg グリセリン 22.0mg 水酸化ナトリウム 適量pH6に調整 注射用蒸留水 全量1mlとした。
上記の組成を有する濃度に調製して得た。
また得られたエマルション溶液を無菌濾過(0.22μmの
メンブランフィルター)し、鼻内投薬用エアーレススプ
レーに無菌的に充填して最終製剤を得た。この組成物
は、エルカトニン1,000単位/mlを含有し、アダプターを
一押しすることにより100単位を正確に投与することが
できる。
実施例9 経鼻投与製剤1ml当たり、 エルカトニン 1,000単位 1−[2−(デシルチオ)エチル] 5mg アザシクロペンタン−2−オン グリチルリチン酸ジカリウム 10mg グリセリン 22.0mg 塩化ベンザルコニウム 0.1mg 水酸化ナトリウム 適量pH6に調整 注射用蒸留水 全量1mlとした。
上記の組成を有する濃度に調製して得た。
また得られたエマルション溶液を無菌濾過(0.22μmの
メンブランフィルター)し、鼻内投薬用メカニカルスプ
レー適用3mlバイアルに無菌的に充填して最終製剤を得
た。この組成物は、エルカトニン1,000単位/mlを含有
し、アダプターを一押しすることにより100単位を正確
に投与することができる。
実施例10 経鼻投与製剤1ml当たり、 エルカトニン 2,000単位 1−[2−(デシルチオ)エチル] 5mg アザシクロペンタン−2−オン グリチルリチン酸ジカリウム 10mg グリセリン 22.0mg パラオキシ安息香酸メチル 1.0mg 水酸化ナトリウム 適量pH6に調整 注射用蒸留水 全量1mlとした。
上記の組成を有する濃度に調製して得た。
また得られたエマルション溶液を無菌濾過(0.22μmの
メンブランフィルター)し、鼻内投薬用メカニカルスプ
レー適用3mlバイアルに無菌的に充填して最終製剤を得
た。この組成物は、エルカトニン2,000単位/mlを含有
し、アダプターを一押しすることにより200単位を正確
に投与することができる。
〔発明の効果〕
本発明のカルシトニン類含有経鼻投与用乳剤は吸収促進
剤としてアザシクロアルカン誘導体をグリチルリチン酸
またはその無毒性塩を添加することにより均一かつ安定
な乳剤を得ることができる。また得られた乳剤は従来の
経鼻投与剤に比べて鼻粘膜に対して障害性が少なく、か
つ鼻粘膜からの吸収性に優れ、良好な生体内利用性を示
した。したがって本発明により、カルシトニン類の経鼻
投与用乳剤の実用化が可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により調製された製剤Cの平均粒子径お
よび粒度分布を示したものである。 第2図は一群4匹のビーグル犬における経鼻投与後の血
漿中の平均エルカトニン濃度の経時変化を示したもので
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下園 雄治 佐賀県鳥栖市田代大官町786―1 (72)発明者 真子 孝文 佐賀県三養基郡中原町大字原古賀592―7 (56)参考文献 特開 平2−96533(JP,A) 特開 昭62−238261(JP,A)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カルシトニン類を有効成分とし、少なくと
    も吸収促進剤として下記一般式〔1〕 (式中、Rはアルキル基、mは2〜4の整数、nは1〜
    15の整数を示す。但しnが1〜3の場合にはRは炭素数
    が5〜11のアルキル基を示す。) で表されるアザシクロアルカン誘導体、グリチルリチン
    酸またはその無毒性塩および適宜な水を含有することを
    特徴とするカルシトニン類含有経鼻投与用乳剤。
  2. 【請求項2】一般式〔1〕におけるRが炭素数10のアル
    キル基であり、mが3、nが2である1−[2−(デシ
    ルチオ)エチル]アザシクロペタン−2−オンである請
    求項(1)記載の乳剤。
  3. 【請求項3】カルシトニン類の含有量が、乳剤1ml当り1
    0〜10000国際単位である請求項(1)記載の乳剤。
  4. 【請求項4】グリチルリチン酸またはその無毒性塩が乳
    剤に対して0.1〜5%(W/V)である請求項(1)記載の
    乳剤。
  5. 【請求項5】アザシクロアルカン誘導体が乳剤に対して
    0.01〜10%(W/V)である請求項(1)記載の乳剤。
  6. 【請求項6】エルカトニン、グリチルリチン酸またはそ
    の無毒性塩および1−[2−(デシルチオ)エチル]ア
    ザシクロペンタン−2−オンを含有してなる請求項
    (1)記載の乳剤。
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