JPH0788064B2 - 注出口栓付き紙製容器とその製造方法 - Google Patents

注出口栓付き紙製容器とその製造方法

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JPH0788064B2
JPH0788064B2 JP1253465A JP25346589A JPH0788064B2 JP H0788064 B2 JPH0788064 B2 JP H0788064B2 JP 1253465 A JP1253465 A JP 1253465A JP 25346589 A JP25346589 A JP 25346589A JP H0788064 B2 JPH0788064 B2 JP H0788064B2
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hot melt
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國葆 小原
喜昭 武
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、酒やジュース等の液体用容器として使用され
る注出口栓付きの紙製容器に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の液体用紙製容器の内で、肩部の傾斜壁に
合成樹脂製の注出口栓が取り付けられたものがある。こ
の注出口栓としては、紙製容器に内容物を充填する前に
取り付ける内付けタイプのものと、内容物を充填し頂部
を密封シールした後に取り付ける外付けタイプのものと
がある。ガスバリヤー等の観点からは外付けタイプのも
のが好まれ、その注出口栓構造としては、例えば実公昭
58-37828号公報に開示され、取付方法に関しては特公昭
61-32981号公報等に開示されている。
[発明が解決しようとする課題] 上記した従来の注出口栓は、通常紙製容器の口部に接着
手段により取り付けられるが、この接着に際して熱硬化
性の接着剤が用いられる場合には口部の周囲と、注出口
栓の下部に形成されたフランジとの両方が加熱され、そ
の加熱状態下でフランジ部が押圧接着される。このた
め、容器口部の周囲と注出口栓のフランジとの両方をそ
れぞれ最適な温度に加熱出来る装置が必要であり、かつ
その装置の温度調整手段が必要である。
本発明は、加熱状態下で容器口部に注出口栓を接着する
に際して、注出口栓側の加熱は不要とした紙製容器を提
供することを技術的課題としたものである。
[課題を解決するための手段] この技術的課題を解決するための手段として、本発明
は、合成樹脂層で被覆された紙製容器の口部に、加熱状
態下で注出口栓本体のフランジを接着して成る注出口栓
付き紙製容器において、前記フランジの下面側の内側及
び外側縁部に環状突起がそれぞれ設けられる共に、その
中間部にも複数個の環状突起が同心円状に形成され、こ
のフランジの下面側に溶融したホットメルトを塗布して
前記紙製容器の口部に接着したことを要旨とする。
又、合成樹脂層で被覆された紙製容器の口部に、加熱状
態下で注出口栓本体のフランジを接着して注出口栓付き
紙製容器を製造する方法において、前記フランジの下面
側の内側及び外側縁部に環状突起をそれぞれ設ける共
に、その中間部にも複数個の環状突起を同心円状に形成
し、このフランジの下面が上向きとなるようにして前記
環状突起間に溶融したホットメルトを塗布し、前記紙製
容器の口部の周囲を適温に加熱すると共にその口部を水
平に保持し、前記注出口栓本体を反転させてフランジの
下面側を紙製容器の口部に接着することを要旨とするも
のである。
[作用] 注出口栓本体はフランジの下面側に溶融したホットメル
トを塗布して接着され、容器口部の周囲のみを適温に加
熱した状態で接着されるので、従来のように注出口栓の
方を加熱する必要が無くなり、またホットメルトを塗布
する際には注出口栓本体のフランジの下面が上向きとな
るようにし、そのフランジの下面には内側及び外側の縁
部に環状突起がそれぞれ設けられているので、その間に
ホットメルトを容易に塗布出来、かつこれを反転させて
紙製容器の口部に押圧接着した時には、ホットメルトの
はみ出しを未然に防止することが出来る。
[実施例] 以下、図示の実施例によって本発明を更に詳細に説明す
る。
第1図において、1は表裏面に合成樹脂層が設けられた
紙製容器であり、その一方の傾斜壁1aには口部1bが設け
られ、その内面側にはシール用の保護フィルム2が貼着
されている。3は合成樹脂で形成された注出口栓であ
り、前記紙製容器1の口部1bに取り付けられる注出口栓
本体31と、この注出口栓本体内に設けられる開封用の中
栓32と、注出口栓本体31に着脱自在に形成されたキャッ
プ33とから構成され、キャップ33を外して中栓32を押し
込むと、この中栓の下部に形成された刃部32aが前記シ
ール用の保護フィルム2を破断して開封出来るようにし
てある。前記注出口栓本体31の下部にはフランジ31aが
形成され、そのフランジの下面側の内側及び外側縁部に
は環状突起31b、31cがそれぞれ設けられ、かつその中間
部にも複数個の環状突起31dが同心円状に形成されてい
る。
このように形成された注出口栓3は、前記注出口栓本体
31のフランジ31aの下面に溶融したホットメルト4を塗
布して前記紙製容器1の口部1bの周囲に接着される。即
ち、第2図に示すように、先ず紙製容器1の底部形成工
程(a)がなされ、この後内容物の充填工程(b)が行
われ、次に紙製容器1の頂部の密封シール工程(c)が
なされた後に、注出口栓の外付け接着工程がなされる。
この接着工程の前段として、ヒータ5による前記口部の
周囲を適温に加熱する加熱工程(d)がなされ、この後
口部が水平に保持された状態で注出口栓本体31の接着工
程が行われる。この時、注出口栓本体31は前記フランジ
の下面側が上向きとなるようにして前記内外の環状突起
31b、31c間にホットメルト4が所定量塗布され、塗布後
これを反転させて前記紙製容器1の口部1bに押圧接着さ
れる。この接着後に、紙製容器1は排出(f)されると
共に、前記中栓32及びキャップ33が組み付けられて注出
口栓3が完成されるのである。前記フランジの下面に形
成された複数個の環状突起31dは、ホットメルト4の塗
布ムラを防止すると共に、紙製容器口部への接着ムラを
防止するためのものである。
尚、前記ヒータによる紙製容器の口部周囲の加熱工程は
省略されることがある。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、紙製容器の口部
に対して注出口栓本体を溶融したホットメルトで接着す
る方法であるから、従来のように注出口栓側を加熱する
必要が無くなり、またホットメルトを塗布する際には注
出口栓本体のフランジの下面が上向きとなるようにし、
そのフランジの下面には内側及び外側の縁部に環状突起
がそれぞれ設けられているので、その間にホットメルト
を容易に塗布出来、かつこれを反転させて紙製容器の口
部に押圧接着した時には、ホットメルトのはみ出しを未
然に防止出来る等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る紙製容器の要部の断面図、第2図
はその紙製容器の組み立てを工程順に示す説明図であ
る。 1…紙製容器、1a…傾斜壁 1b…口部、2…保護フィルム 3…注出口栓、31…注出口栓本体 31a…フランジ 31b、31c、31d…環状突起 32…中栓、32a…刃部 33…キャップ、4…ホットメルト 5…ヒータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂層で被覆された紙製容器の口部
    に、加熱状態下で注出口栓本体のフランジを接着して成
    る注出口栓付き紙製容器において、前記フランジの下面
    側の内側及び外側縁部に環状突起がそれぞれ設けられる
    共に、その中間部にも複数個の環状突起が同心円状に形
    成され、このフランジの下面側に溶融したホットメルト
    を塗布して前記紙製容器の口部に接着したことを特徴と
    する注出口栓付き紙製容器。
  2. 【請求項2】合成樹脂層で被覆された紙製容器の口部
    に、加熱状態下で注出口栓本体のフランジを接着して注
    出口栓付き紙製容器を製造する方法において、前記フラ
    ンジの下面側の内側及び外側縁部に環状突起をそれぞれ
    設ける共に、その中間部にも複数個の環状突起を同心円
    状に形成し、このフランジの下面が上向きとなるように
    して前記環状突起間に溶融したホットメルトを塗布し、
    前記紙製容器の口部の周囲を適温に加熱すると共にその
    口部を水平に保持し、前記注出口栓本体を反転させてフ
    ランジの下面側を紙製容器の口部に接着することを特徴
    とする注出口栓付き紙製容器の製造方法。
JP1253465A 1989-09-28 1989-09-28 注出口栓付き紙製容器とその製造方法 Expired - Fee Related JPH0788064B2 (ja)

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DE69830522T2 (de) 1997-02-20 2006-03-16 Elopak Systems Ag Vorrichtung und Verfahren zum Befestigen von Ausgiesselementen an Behälter
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JPWO2022004090A1 (ja) * 2020-07-02 2022-01-06

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