JP3022090B2 - 蓋 - Google Patents

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JP3022090B2
JP3022090B2 JP5242024A JP24202493A JP3022090B2 JP 3022090 B2 JP3022090 B2 JP 3022090B2 JP 5242024 A JP5242024 A JP 5242024A JP 24202493 A JP24202493 A JP 24202493A JP 3022090 B2 JP3022090 B2 JP 3022090B2
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豊 金川
稔 奥田
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Nippon Foil Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器の蓋に係り、特
に、ガラス瓶、缶、プラスチック容器等の口端に密着す
るシール材が落下しないようにした蓋の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、容器の蓋として2つの方式があっ
た。一つは容器の口部に被せて水平方向に回転させるこ
とで着脱が行えるスクリュー式のもの、二つは容器の口
部に被せて直線的に押し込むと密嵌し、一定角度捻じる
と浮き上がるように開くツイスト式のものである。これ
ら何れの蓋も蓋本体の天井部内面にシール材が備えられ
ている。このシール材は蓋本体の周壁上部(天井部内面
寄り)の複数個所に突設したリブにて支えられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記シ
ール材を支えるリブは蓋本体の周壁内面からの立ち上が
りが短小過ぎるとシール材が脱落し易く、リブが長過
ると蓋本体をプラスチック成形するときの型枠作成が困
難であるという問題があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題とするものであり、前記リブを充分に短
くするか、全く無くしても当該シール材の落下を防止で
きる構造を備えた新規な蓋を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、蓋本体の天井部内面に、外面にシーラン
ト層を形成したアルミメンブレムとパッキングシートと
を仮着してなるシール材を、該パッキングシート側が対
面するように配設し、該シール材と天井部内面との間に
誘導加熱媒体を含有させたホットメルト接着剤を介在
せてなることを特徴とする蓋を提供するものである。
【0006】そして、前記シール材が、外面にシーラン
ト層を形成したアルミメンブレムをパッキングシートに
仮着してなり、かつ、前記接着剤が誘導加熱媒体を含有
させたホットメルト接着剤であることを特徴とする蓋を
提供するものである。前記シーラント層は容器の材質に
合わせて、例えば、ガラスシーラント層、HDPEシー
ラント層、PPシーラント層が用いられる。
【0007】
【作用】本発明に係る蓋は、蓋本体の天井部内面とシー
ル材との間に介在させた接着剤にてシール材を固定し
た。ここに使用するシール材が、外面にシーラント層を
形成したアルミメンブレムをパッキングシートに仮着し
てなるものであり、かつ、前記接着剤が誘導加熱媒体が
含有したホットメルト接着剤であるときは容器の口部に
被冠した蓋本体の外面から高周波シール装置により加熱
することにより、シーラント層が溶けて容器の口端に溶
着すると同時に、ホットメルト接着剤に混入した誘導加
熱媒体が発熱して当該接着剤を溶融させて蓋本体とシー
ル材とを確実に固定する。しかして、蓋を最初に開ける
ときは蓋本体側に固着したシール材の主材側(パッキン
グシート)と、容器口端にシーラント層を介して溶着し
たアルミメンブレムとの仮着面の剥離がスムーズに行わ
れることとなる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。図1は本願蓋を容器の口に密嵌した状
態を示す断面図、図2は本願蓋を容器からツイスト式に
取り外す一過程の断面図、図3は本願蓋の製造方法と、
該蓋を容器に被冠する工程を示す断面図である。
【0009】図1、図2において、1は蓋本体、2は収
容物3を入れた容器である。蓋本体1は容器2の口部に
被せ、下向きに直線的に押し込むと密嵌し、その密嵌状
態から水平方向に一定角度捻じると開くツイスト式のも
のである。即ち、蓋本体1はその周壁7の内面裾側の複
数個所に、容器2の口部外周に設けた環状突起12aを
乗り越えて係止できる突子9が設けられている。また、
容器2の肩部には蓋本体1を水平に捻じったときに突子
9を上方へ押上げる土手状突起12bが設けられてい
る。突子9が環状突起12aに係止するように乗り越え
るとき、逆に、環状突起12aから脱出するように乗り
越えるときは、蓋本体1の周壁7が素材の弾力性により
図2の如く瞬間的に拡大変形することとなる。
【0010】前記蓋本体1の周壁7の天井寄りには天井
部内面5にシール材6を支持するためのリブ8が設けら
れている。該リブ8はシール材6が後記する如く天井部
内面5に確実に固着された後は不要となるか、固着前の
シール材6を支持するために必要最低限の高さがあれば
よい。
【0011】前記シール材6は外面にシーラント層(図
示せず)を形成したアルミメンブレム6aと、パッキン
グシート6bとを仮着してなり、蓋本体1にセットする
ときは、パッキングシート6b側を天井部内面5に対面
させるようにする。従って、アルミメンブレム6aは蓋
本体1を容器2の口部に密嵌させたときには、シーラン
ト層を介して容器2の口端11に接することとなる。こ
こに言うシーラント層は後記する高周波シール装置(図
3参照)21にて加熱されると、溶融して容器2の口端
11に固着するから、シール材6の主材となるパッキン
グシート6bは、シーラント層より高い融点を持ってい
ることが必要である。なお、シーラント層は容器2の材
質がガラスであるときはガラスシーラント層が、HDP
EであるときはHDPEシーラント層が、PPであると
きはPPシーラント層が用いられることは勿論である。
【0012】前記蓋本体1の天井部内面5とシール材
(パッキングシート6b)6との間には接着剤10が介
在されている。この接着剤10としては誘導加熱媒体
(図3中点模様で示す)を含有させたホットメルト接着
剤を使用することが好ましい。ホットメルト接着剤とし
ては、『クランベター(商品名)倉敷紡績株式会社
製』、『デービーボンド(商品名)ダイアボンド工業株
式会社製』など市販のものを使用して満足できる。
【0013】前記誘導加熱媒体は前述の如く高周波シー
ル装置21の熱をホットメルト接着剤に誘導させるため
のものであって、アルミニュームその他の金属粉末や金
属毛からなり、ホットメルト接着剤中に混入される。ま
た、ホットメルト接着剤はその中間層に金網を装填して
板状にしたものであってもよい。
【0014】上記の場合、前記蓋本体1の天井部内面5
とシール材6とが接着剤10を介して全面的に固着せ
ず、中央部にて部分的に固着し、周囲に非固着部Kが作
られていることが肝要である。即ち、シール材6の周囲
に遊びがないと、後述するようにアルミメンブレム6a
とパッキングシート6bとの仮固着面を剥離させるとき
に剥がれ難くなるからである。言い換えると、シール材
6の周囲に非固着部Kが作られていれば、蓋本体1を捻
じったときに、固着した中央部は蓋本体1と一体に捻じ
られるが周囲はこれに追従せず皺ができるので、アルミ
メンブレム6aとパッキングシート6bとの間の仮固着
部が剥がれ易くなるものである。
【0015】次に、この蓋本体1の製造方法と、得られ
た蓋本体1を容器2の口部に嵌合する具体的動作を図3
に基づいて説明する。 (製造方法1)先ず、ステップ(a−1)に示す工程で
は、蓋本体1の天井部内面5を上向きにし、その中央部
にノズル20を用いて誘導加熱媒体を含有させたホット
メルト接着剤10を塗布する。この時、前記接着剤10
が蓋本体1の天井部内面5の全域に塗布されないように
塗布量を調整する。
【0016】次に、ステップ(b−1)に示す如くシー
ル材6をパッキングシート6b側が下になるように蓋本
体1内に装填し、ステップ(c)に示すようにシール材
6を蓋本体1の天井部内面5に押し付ける。これにより
シール材6は蓋本体1に仮止めされるので、反転し、ス
テップ(d)の如く容器2の口部に被せ、下向きに直線
的に押し込んで密嵌させる。これによりシール材6はア
ルミメンブレム6aの外面のシーラント層を介して容器
2の口端11に接する。しかる後、高周波シール装置2
1を用いて蓋本体1の天井部外面から加熱すると、その
熱によりシーラント層が溶けて容器2の口端11に接着
する。一方、高周波シール装置21は蓋本体1の天井部
内面5に塗布したホットメルト接着剤10が、これに含
有させた誘導加熱媒体を介して加熱され溶融し、蓋本体
1の天井部内面5にシール材6をパッキングシート6b
側を固着させる。
【0017】(製造方法2)ステップ(a−2)に示す
如くは、シール材6をパッキングシート6b側の中央部
に、ノズル20を用いて誘導加熱媒体を含有させたホッ
トメルト接着剤10を塗布する。この時、前記接着剤1
0がパッキングシート6bの全域に塗布されないように
塗布量を調整する。該シール材6は、ステップ(b−
2)に示す如く天井部内面5が上向きになるようにセッ
トした蓋本体1内にパッキングシート6b側を下にして
装填する。以後の工程、即ち、ステップ(c)、ステッ
プ(d)は製造方法1で説明したところと同じであり省
略する。
【0018】このように、高周波シール装置21による
ワンショットで、容器2/シール材6/蓋本体1の三者
が一体化する。換言すると、シール材6のアルミメンブ
レム6a側が容器2の口端11に固着し、シール材6の
パッキングシート6b側が蓋本体1の天井部内面5に固
着する。このアルミメンブレム6aとパッキングシート
6bとの間は仮固着状態にある。
【0019】しかして、容器2から収容物3を取り出す
際に、蓋本体1を水平に捻じると、蓋本体1の周壁裾部
に設けた突子9が容器2の肩部に設けた土手状突起12
bにて上方へ押上げられて開蓋する。この場合、仮固着
状態にあるアルミメンブレム6aとパッキングシート6
bとの間が剥離し、アルミメンブレム6aが容器2の口
端11を封緘したまま残り、パッキングシート6bが蓋
本体1内に残る。
【0020】次いで、前記アルミメンブレム6aを口端
11から剥離して取り除き、容器2に収容されている収
容物3の一部を取り出す。その後、前記容器2に再び蓋
本体1を密嵌すれば、パッキングシート6bの作用で収
容物3を密閉保存できる。しかして、その後、蓋本体1
の開閉を繰り返しても、蓋本体1の天井部内面に接着剤
を介して固着したパッキングシート6bは落下すること
がない。
【0021】なお、本実施例では、容器2の口端11の
形状は円形、楕円形、長楕円形の何れでも良い。また、
本実施例ではツイスト式の蓋について述べたが、スクリ
ュー式の蓋についても適用できることは勿論である。更
に、本実施例では蓋本体1の周壁7の天井寄りに、シー
ル材6を支持するためのリブ8を設けたが、リブ8はシ
ール材6が後記する如く天井部内面5に確実に固着され
た後は不要となるか、固着前のシール材6を支持するた
めに必要最低限の高さがあればよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る蓋
は、蓋本体の天井部内面に、外面にシーラント層を形成
したアルミメンブレムとパッキングシートとを仮着して
なるシール材を、該パッキングシート側が対面するよう
配設し、該シール材と天井部内面との間に誘導加熱媒
体を含有させたホットメルト接着剤を介在させてなるこ
とを特徴としているから、シール材と蓋本体とを一体化
でき、従って、蓋本体の周壁にシール材を支えるための
リブが不要となるか、充分に低くくでき、蓋本体の製造
コストの低減化が可能となる。
【0023】また、前記シール材が、外面にシーラント
層を形成したアルミメンブレムを仮着してなり、かつ、
前記接着剤が誘導加熱媒体を含有させたホットメルト接
着剤であるときは、蓋本体を瓶口に被冠した後、高周波
シール装置によるワンショットで、容器/シール材/蓋
本体の三者が一体化する。換言すると、シール材のアル
ミメンブレム側が容器の口端に固着し、シール材のパッ
キングシート側が蓋本体の天井部内面に同時に固着す
る。従って、接着工数が少なくなり、この面でも蓋本体
の生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願蓋を容器の口に密嵌した状態を示す断面図
である。
【図2】本願蓋を容器からツイスト式に取り外す一過程
の断面図である。
【図3】本願蓋の製造方法を示す断面図である。
【符号の説明】
1 蓋本体 2 容器 3 収容物 5 天井部内面 6 シール材 6a アルミメンブレム 6b パッキングシート 7 周壁 8 リブ 9 突子 10 接着剤(ホットメルト接着剤) 11 口端 12a 環状突起 12b 土手状突起 K 非固着部
フロントページの続き (72)発明者 奥田 稔 大阪府大阪市淀川区西中島五丁目13番9 号 日本製箔株式会社内 (56)参考文献 実開 昭51−138452(JP,U) 特公 昭49−25869(JP,B1) 実公 昭49−26614(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋本体の天井部内面に、外面にシーラン
    ト層を形成したアルミメンブレムとパッキングシートと
    を仮着してなるシール材を、該パッキングシート側が対
    面するように配設し、該シール材と天井部内面との間に
    誘導加熱媒体を含有させたホットメルト接着剤を介在
    せてなることを特徴とする蓋。
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JPS51138452U (ja) * 1975-04-25 1976-11-08

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