JPH0787697A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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Publication number
JPH0787697A
JPH0787697A JP25221593A JP25221593A JPH0787697A JP H0787697 A JPH0787697 A JP H0787697A JP 25221593 A JP25221593 A JP 25221593A JP 25221593 A JP25221593 A JP 25221593A JP H0787697 A JPH0787697 A JP H0787697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft body
fixed shaft
rotor hub
spindle motor
fixed
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP25221593A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokukazu Oguchi
徳和 大口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP25221593A priority Critical patent/JPH0787697A/ja
Publication of JPH0787697A publication Critical patent/JPH0787697A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラビリンスシール性能の高いスピンドルモー
タを提供すること。 【構成】 固定軸体10に内輪が外嵌固定された玉軸受
13,14を介してロータハブ12が固定軸体10に対
し回転自在に支持されてなるスピンドルモータであっ
て、固定軸体10の上部先端に面取り部10bが形成さ
れ、玉軸受13,14のうち上玉軸受13の軸方向外側
におけるロータハブ12の内周面又は上玉軸受13の外
輪13aの外周面に、固定軸体10の外周面に対し僅か
な径方向間隙を介して相対する環状のラビリンスキャッ
プ19が固定され、ラビリンスキャップ19の固定軸体
10の面取り部10bに対応する位置に面取り部10b
に対し僅かな径方向間隙を介して相対するテーパ内面1
9a3を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、玉軸受を介してロータ
ハブが固定軸体に対し回転自在に支持され、固定軸体と
ロータハブ等の回転部との間が環状のシール部材によっ
てシールされてなるスピンドルモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のスピンドルモータとして
は、例えば図3に示されるようなものが用いられてい
た。すなわち、玉軸受aを介してロータハブbを固定軸
体cに対し回転自在に支持させ、固定軸体cとロータハ
ブb等の回転部との間を環状のシール部材によってシー
ルしている。このシール部材としては、複雑な形状の回
転シール部材dと固定シール部材eを組み合わせたいわ
ゆるラビリンスシール構造が採用されている。
【0003】また、図4に示されるような環状のラビリ
ンスキャップfをロータハブbの内周面b1に内嵌固定
して用い、ラビリンスキャップfと固定軸体cとの間に
僅かな径方向間隙、いわゆるラビリンスギャップを形成
したものもよく用いられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3の
ような複雑な形状の回転シール部材と固定シール部材を
組み合わせて使用する場合、シール部材の形成及び組み
込みに煩雑な点が多くなる。また、図4のものにおいて
も、ラビリンスキャップと固定軸体との間隙を小さくす
るにも限界があり、ラビリンスギャップの長さも図3の
ものに比べるとかなり短くなるため、十分なラビリンス
シール効果を望むことができなかった。
【0005】本発明は、従来技術に存した上記のような
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、ラビリンスシール性能の高いスピンドルモータ
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明のスピンドルモータは、固定軸体に内輪が外
嵌固定された玉軸受を介してロータハブが前記固定軸体
に対し回転自在に支持されてなるスピンドルモータであ
って、前記固定軸体の上部先端に面取り部が形成され、
前記玉軸受のうち上玉軸受の軸方向外側における前記ロ
ータハブの内周面又は前記上玉軸受の外輪の外周面に、
前記固定軸体の外周面に対し僅かな径方向間隙を介して
相対する環状のラビリンスキャップが固定され、前記ラ
ビリンスキャップの前記固定軸体の面取り部に対応する
位置に前記面取り部に対し僅かな径方向間隙を介して相
対するテーパ内面を形成する。
【0007】
【作用】固定軸体の外周面とラビリンスキャップの内周
面との間にラビリンス作用をなすラビリンスギャップが
形成され、さらに、固定軸体の上部先端の面取り部とラ
ビリンスキャップのテーパ内面との間に、前記ラビリン
スギャップに連通する新たなラビリンスギャップが形成
され、モータの外形寸法を大きくすることなくラビリン
スギャップの全長が長くなり、しかも、このラビリンス
ギャップはテーパにより途中が折れ曲がり、多少複雑化
させることができ、ラビリンスシール効果を高めること
ができる。
【0008】本発明の実施例を、図1及び図2を参照し
つつ説明する。図1は、本発明の実施例としてのハード
ディスク駆動用スピンドルモータの断面図であり、図2
は、図1のスピンドルモータの要部を示す拡大断面図で
ある。なお、本発明のスピンドルモータをハードディス
ク以外の各種記録媒体の駆動等にも使用し得ることはい
うまでもない。
【0009】固定軸体10は、下方端部に偏平円柱状の
小径突部10aを有しており、この小径突部10aはハ
ードディスクのベース(図示なし)の側に設けられた溝
孔に嵌入し、固定される。また、固定軸体10の上方端
部はC面加工による面取り部10bを成している。固定
軸体10の外周面には、上部寄り、下部寄りの2個所に
玉軸受固定用の接着剤保持溝11が全周にわたって設け
られている。
【0010】環状のブラケット15の内周壁15aは、
固定軸体10の下部に外嵌固定されており、ブラケット
15の外周壁15bには、ステータコア16の内周下部
が外嵌固定されている。ステータコア16には、ステー
タコイル17が捲回されている。
【0011】鉄系材料製のロータハブ12は、有蓋二重
円筒状を成し、その内周壁12aの内周部において、ロ
ータハブ12が固定軸体10に上下玉軸受13,14を
介して回転自在に支持されている。内周壁12aの内周
側に突設された段部12bは、上下玉軸受13,14の
外輪13a,14aを位置決めしている。
【0012】ロータハブ12の上部に位置する蓋部12
cの内周面12c1は、内周壁12aよりもやや拡径さ
れている。また蓋部12cの内周上角部は、面取り状の
傾斜面12c2が形成されている。ロータハブ12の下
部に設けられた鍔状部12eは、ロータハブ12の外周
壁12dの下端部外方に突設されている。
【0013】ロータマグネット18は円筒状を成し、ロ
ータハブ12の外周壁12dの内周面に固定保持され、
ステータコア16とロータマグネット18とは、径方向
ギャップを隔てて内外に相対している。
【0014】環状のラビリンスキャップ19は、水平部
19aと、その外周部下方に位置する垂下部19bから
成り、水平部19aの外周上角部は、面取り状の傾斜面
19a1が形成されている。
【0015】ラビリンスキャップ19の水平部19aの
傾斜面19a1と、ロータハブ12の蓋部12cの傾斜
面12c2とにわたって接着剤20が配装され、もっ
て、ラビリンスキャップ19とロータハブ12との間の
密封及び両者の固定が行なわれている。両傾斜面19a
1,12c2のなす角度が鈍角に設定されているのは、
ラビリンスキャップ19とロータハブ12の熱膨張率の
差により両者にずれが生じた際に、接着剤20が剥離す
ることを可及的に防ぐことができるからである。
【0016】上玉軸受13の外輪13aの外周面にはラ
ビリンスキャップ19の垂下部19bの内周面が外嵌固
定されている。ラビリンスキャップ19の水平部19a
の内周面は、固定軸体10の上端部外周に対向し、固定
軸体10の上部外周面に対し僅かな径方向間隙を介して
対向する円筒内面19a2と、固定軸体10の上端の面
取り部10bに対し僅かな径方向間隙を介して対向する
テーパ内面19a3とからなる。このテーパ内面19a
3については、固定軸体10の面取り部10bの傾斜角
度は約15゜であり、ラビリンスキャップ19のテーパ
内面19a3も同じ角度だけ内周側へ傾いている。従っ
て、ラビリンスキャップ19の内周面は全て固定軸体1
0の外周面に対し僅かな径方向間隙を介して相対するこ
とで、ラビンリスギャップの全長が伸びることになる。
加えて、このラビリンスギャップは単なる円筒状でな
く、途中で内方へ折れ曲がった複雑な構造とすることが
できる。これにより、上玉軸受13の潤滑剤がスピンド
ルモータの外部へ飛散するのを防ぐラビリンスシール効
果が大となる。また、垂下部19bの外径は、ロータハ
ブ12の蓋部12cにおける内周面12c1の内径より
もやや小さい。
【0017】一方、下玉軸受14の場合は、ロータハブ
12の内周壁12aの下端部とブラケット15の外周上
端部、内周壁12aの外周面とステータコア16の内周
面等のラビリンスシール効果により、潤滑剤がモータ外
部へ飛散することを防いでいる。
【0018】以上の実施例についての記述における上下
位置関係は、単に図に基づいた説明の便宜のためのもの
であって、実際の使用状態等を限定するものではない。
【0019】
【発明の効果】本発明のスピンドルモータは、ラビリン
スキャップが固定軸体の上部先端の面取り部まで達し、
このラビリンスキャップの小内径部が、固定軸体の外周
面に対し僅かな径方向間隙を介して相対させることで、
モータ自体の高さ寸法を増加させることなくラビリンス
ギャップの全長が伸び、しかも、ラビリンスギャップが
単純なストレート形状でなく、多少複雑化でき、ラビリ
ンスシール効果を高めることができる。その上、従来の
ものに比べ、製造工程も簡略化して製造効率を上げるこ
とができる。つまり、容易にラビリンスシール効果を高
めて上玉軸受の潤滑剤等がスピンドルモータ外方へ漏出
することを効果的に防ぎ、ハードディスク等の汚損を回
避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるスピンドルモータの実施例を示
す断面図である。
【図2】図1のスピンドルモータの要部を示す拡大断面
図である。
【図3】従来のスピンドルモータの一部断面図である。
【図4】従来の他のスピンドルモータの一部断面図であ
る。
【符号の説明】
10 固定軸体 10b 面取り部 12 ロータハブ 13 上玉軸受 14 下玉軸受 19 ラビリンスキャップ 19a3 テーパ内面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定軸体に内輪が外嵌固定された玉軸受
    を介してロータハブが前記固定軸体に対し回転自在に支
    持されてなるスピンドルモータであって、 前記固定軸体の上部先端に面取り部が形成され、 前記玉軸受のうち上玉軸受の軸方向外側における前記ロ
    ータハブの内周面又は前記上玉軸受の外輪の外周面に、
    前記固定軸体の外周面に対し僅かな径方向間隙を介して
    相対する環状のラビリンスキャップが固定され、 前記ラビリンスキャップの前記固定軸体の面取り部に対
    応する位置に前記面取り部に対し僅かな径方向間隙を介
    して相対するテーパ内面が形成されている、ことを特徴
    とするスピンドルモータ。
JP25221593A 1993-09-14 1993-09-14 スピンドルモータ Withdrawn JPH0787697A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25221593A JPH0787697A (ja) 1993-09-14 1993-09-14 スピンドルモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25221593A JPH0787697A (ja) 1993-09-14 1993-09-14 スピンドルモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0787697A true JPH0787697A (ja) 1995-03-31

Family

ID=17234115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25221593A Withdrawn JPH0787697A (ja) 1993-09-14 1993-09-14 スピンドルモータ

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JP (1) JPH0787697A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6574076B1 (en) * 1999-09-14 2003-06-03 Minebea Co., Ltd. Pivot assembly for driving a magnetic head

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001128