JPH0787524B2 - デ−タ通信制御装置 - Google Patents

デ−タ通信制御装置

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JPH0787524B2
JPH0787524B2 JP60248794A JP24879485A JPH0787524B2 JP H0787524 B2 JPH0787524 B2 JP H0787524B2 JP 60248794 A JP60248794 A JP 60248794A JP 24879485 A JP24879485 A JP 24879485A JP H0787524 B2 JPH0787524 B2 JP H0787524B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はデータ通信制御装置、とくに所定の時間長の通
信可能時間を超えて通信のできない通信方式に適用可能
なデータ通信制御装置に関する。
従来技術 通常の有線または無線通信方式で通信時間に制約のある
ものは、たとえば有料公衆電話機を除いて一般にはな
い。
無線方式では、通信時間に制約を設けることによって電
波の有効利用を図るシステム、たとえばMCA(マルチチ
ャネルアクセス)方式がある。この方式では、所定の長
さの通信時間が経過すると、通信接続が強制的に切断さ
れる。
しかしMCA方式でファクシミリ通信を行なうと、通信の
途中、たとえば原稿のあるページを送信中に回線接続が
切断されてしまうことがある。このような呼の復旧は、
如何なる理由によるものか受信側ばかりでなく送信側に
おいても判断がつきにくい。したがって、情報の送信が
適切に行なわれないことがある。
そこで、このような通信時間に制約がある通信システム
においても情報が確実に、しかも効率的に送信され、シ
ステム全体が効率的に使用される方式が要求される。
目的 本発明はこのような要求に鑑み、情報を確実かつ効率的
に送信できるデータ通信制御装置を提供することを目的
とする。
構成 本発明は上記の目的を達成させるため、通信可能時間に
制約のある通信系に適用可能なデータ通信制御装置にお
いて、通信開始からの時間を計時するタイマ手段と、前
記通信可能時間内に通信中断手順を実行するための所要
時間を確保した時限が前記タイマ手段により計時される
ことを監視する監視手段と、送信すべきデータの残存量
が前記通信可能時間から前記時限を差し引いた時間内に
通信できる量であるか否かを検出する検出手段と、画像
データの通信中に前記タイマ手段が前記時限を計時した
場合に、前記検出手段の検出結果に基づき、通信を続行
するか否かを判定する判定手段とを有し、前記判定手段
は、前記検出手段により送信すべきデータの残存量が前
記通信可能時間から前記時限を差し引いた時間内に通信
できる量であると検出された際には該通信を続行させる
一方、前記検出手段により送信すべきデータの残存量が
前記通信可能時間から前記時限を差し引いた時間内に通
信できない量であると検出された際には前記通信中断手
順を実行し該通信を中断させることを特徴としたもので
ある。
なお本明細書において用語「データ」は、狭義のディジ
タルデータのみならず、たとえばファクシミリ情報など
のアナログ形式の画情報や、音声情報などをも含む広義
に解釈するものとする。以下、本発明の一実施例に基づ
いて具体的に説明する。
第1図を参照すると、本発明によるデータ通信制御装置
の実施例では、ファクシミリ装置100が送受信器200に接
続されている。送受信器200は本実施例では、電波の使
用に時間的制約があるMCA通信方式による無線の送受信
装置であり、所定の帯域の電波を他局へ送信し、また他
局からこれを受信するように構成されている。本発明は
しかし、このMCA通信方式に限らず、通信時間に制約の
ある無線、有線のあらゆる通信システムに効果的に適用
される。
送受信器200からの信号線102は、変復調器(MODEM)104
およびバッファ106を介して符号化復号器(CODEC)108
に接続されている。バッファ106は、送信すべきファク
シミリデータや受信したファクシミリデータを一時蓄積
するメモリである。変復調器104は、送信すべきファク
シミリ信号を所定の変調方式で変調し、また受信したフ
ァクシミリ信号を復調する変復調装置である。符号化復
号器108は、送信するファクシミリ信号をフレーム化し
て所定の符号化方式に従って圧縮符号化し、また受信し
たファクシミリ信号をデフレームしてその符号化方式で
復号再生する符号化復号回路である。
送信するファクシミリデータは、読取部116の光電変換
素子324で原稿300(第3図および第4図)からラスタ走
査にて順次読み取られ、ラインバッファ118に1副走査
ライン単位で格納される。これは、ラインバッファ118
から符号化復号器108に順次読み出され、符号化復号器1
08の切換えスイッチSW1を通してバッファ106に転送され
る。
読取部116は、その機構部分を第3図に示すように、原
稿トレイ302の上に載置された原稿300が分離ローラ322
により1枚ごとに分離され、搬送ローラ306により順次
読取り位置P2の方へ搬送される。読取り位置P2には、タ
ーゲットガラス312の下方に蛍光管308が配設され、その
発光光326が原稿300の画情報担持面で反射され、ミラー
310を介して光電変換素子324に入射するように構成され
ている。ターゲットガラス312の上には、これを覆うよ
うに原稿押え板318が配設され、その間の間隙を原稿300
が通過して排紙ローラ316によって原稿排紙トレイ314に
排出される。
原稿300は矢印Aの方向に搬送されるが、その搬送方向
における分離ローラ322の直前に原稿センサ304が配設さ
れている。原稿センサ304は、フォトインタラプタ型ま
たは限界スイッチ型の検出器であり、原稿300のスタッ
ク、すなわち次に送信すべき原稿の有無を検出する。ま
た搬送ローラ306の後方には、やはりフォトインタラプ
タ型の原稿センサ320が配設されている。
原稿センサ320は、第4図に拡大して示すように、原稿
読取り位置P2から所定の距離Lだけ搬送方向Aの前方に
配設され、読取り位置P2から所定の距離Lを超える長さ
の原稿300が存在するか否かを検出する機能を有する。
この検出は、通信の開始から所定の時間が経過したとき
に、センサ320の出力によって原稿300の後端330がセン
サ320の位置に存在するか否かを識別することによって
行なわれる。原稿300の後端330の通過が検出されると、
その時点から高々、所定の距離Lに相当する副走査ライ
ン数だけ原稿300を搬送すれば送信すべきメッセージが
終了することを後述のシステム制御部136が判定するこ
とができる。
たとえば原稿300の後端330が読取り位置P2から距離L1
(第4図)の位置にあれば、センサ320の出力から原稿3
00の後端330が距離Lの位置にないことがわかり、距離
Lの長さに相当する走査線数のメッセージを送信する時
間が経過しないうちに送信メッセージが終了すると判別
される。
一方、受信したファクシミリデータは、バッファ106か
ら符号化復号器108に読み出され、符号化復号器108の切
換えスイッチSW2を通してラインバッファ120に1副走査
ライン単位で格納される。これは、ラインバッファ120
から記録部122に順次読み出され、記録部122で記録媒体
にハードコピーとして記録される。
切換えスイッチSW1は、送信側端子Sおよび文字出力端
子Cを有し、文字出力端子CはスイッチSW2の同端子C
とともに最終的には画信号変換部124に接続されてい
る。切換えスイッチSW2の受信側端子Rは、スイッチSW1
とともに最終的にはバッファ106に接続されている。切
換えスイッチSW1およびSW2は、システム制御部136によ
ってその切換えが制御される。
画信号変換部124は文字発生回路(CG)126に接続され、
文字発生回路126の発生する文字パターンデータを画信
号に変換する回路である。本装置内で生成する文字デー
タを受信器200から送信する場合、画信号変換部の出力
はスイッチSW1を通してバッファ106に転送され、本装置
内で生成する文字データを記録部122に出力する場合
は、画信号変換部124の出力がスイッチSW2を通してライ
ンバッファ120に転送される。文字発生回路126は、シス
テム制御部136やタイマ回路130からの文字データに応じ
た文字パターンデータを発生する通常の文字発生器でよ
い。
信号線102はまた、手順信号検出部110,手順信号送出部1
12および呼出し検出部114に接続されている。手順信号
検出部110は、たとえばCCITT勧告によるG3ファクシミリ
伝送制御手順などのファクシミリ伝送制御手順で相手局
から送受信器200に受信された手順信号を検出する機能
を有する。手順信号送出部112は、手順信号制御部128の
制御の下に、ファクシミリ伝送制御手順で相手局に送受
信器200から送信する手順信号を送受信器200に送出する
機能部である。
呼出し検出部114は、本装置が自動着信モードの場合、
相手局から送受信器200に受信された呼出信号を検出し
てシステム制御部136に通報する機能を有する。呼出し
検出部114は、システム制御部136によって制御される切
換えスイッチSW3を介してタイマ回路130に接続されてい
る。
タイマ回路130は、後述のように、発信の場合、相手局
を呼び出して通信開始状態になるとシステム制御部136
にて起動され、送受信器200で電波を送出するのに割り
当てられた所定の通信可能時間T(第2図)内における
通信時間の経過を計数する計数回路である。その出力13
2は、手順制御部128および送信判定部150に接続されて
いる。
送信判定部150は、通信可能時間Tのうち、すでに原稿3
00のファクシミリデータすなわちメッセージを送出した
のに要した時間が所定の基準値t(第2図)を超えたか
否かを検出し、基準値tを超えているときは、センサ32
0からの出力信号を読み込んで、さらにメッセージ送信
を続けるか否かを判別する回路である。
より詳細には、通信時間長が制限されている通信システ
ムでは、1単位のメッセージの送信中に接続が強制切断
される事態を防止するため、有限の通信可能時間Tから
時限時間tを引いた残りの時間ta内でその1単位のメッ
セージの送信が終了でできるか否かを判定しなければな
らない。本実施例では、この所定の基準値tは次のよう
な値に設定されている。すなわち、基準値tに相当する
時間が経過した時に、長さLに相当する原稿300の画情
報を送信する時間と、通常のファクシミリ送信終了手順
x(第2図)の実行に要する時間との和が高々、通信可
能時間Tにおける残りの時間taに実質的に等しくなるよ
うに、送信判定部150に設定される。
原稿300の後端330までに長さLに相当する原稿300の画
情報がまだ送信されずに残留しているか否かは、センサ
320によって検出される。これは、読取部116から送信判
定部150に入力される。送信判定部150では、センサ320
からのこの情報と、タイマ回路130からの経時情報とか
ら、さらに送信を継続するか否かを判定する。
本実施例では、原稿300の未送信情報量の判定に原稿読
取り位置P2を規定するセンサ320を利用しているが、こ
のようにしないで、別な検出手段を配設するなど、原稿
300における未送信情報の量を判別する他の手段を利用
してもよい。
これらの本装置内各部の機能や動作は、システム制御部
136によって総括、制御される。システム制御部136は、
本実施例ではたとえばマイクロプロセッサなどの処理シ
ステムによって有利に構成される。
システム制御部136には表示器138が接続されている。こ
れは、送信すべき原稿300が残存しているときに残存通
信時間の不足により接続が切断された場合、その旨を使
用者に表示するものである。この表示は、可視表示で
も、また音声による可聴表示でもよい。
ところで通信時間長が制限されている通信システムで
は、1単位のメッセージの送信中に接続が強制切断され
ることがある。本実施例では、上述の所定の時限tに達
した時に、送信中のメッセージの最終まで送信を続行し
て通常の終了手順を実行することができるか否かを判定
する。送信できると判定するとそのまま送信を続け、残
存原稿の長さが長く、またはその送信すべき情報量が多
いため、送信できないと判定すると送信を中止して所定
の終了手順を実行する。
後者による送信中止の場合、その理由を相手局に補助的
なメッセージとして通報して終了手順を実行するように
構成されている。この補助的なメッセージの送信と終了
手順は、時間ta内で実行される。
第2図に示すように、たとえば通信可能時間Tを超えて
長いメッセージを送信する場合、同図の(a)に示すよ
うに、通信可能な残り時間が少なくなると、仮りにその
まま送信を続けていれば突然呼接続が復旧してしまい、
受信局RXは勿論、送信局TXでもその状況を正確に把握す
ることができなくなってしまう。このような事態を避け
るため、本実施例では、所定の時間tの経過で送信局TX
はそのメッセージの最終まで送信が可能か否かを判断す
る。可能であれば、その送信を続けて終了手順を実行す
る。これは残り時間ta内で完了する。可能でなければ送
信を中止し、残りの時間taでその送信中止の理由を補助
的なメッセージとして受信局RXに送出し、受信局RXでは
これを記録紙に文字または記号などの可視情報として記
録する。
まず、メッセージを送信中に時限tにかかった場合、た
とえば第2図(a)に例示するように、時間tの経過時
点で、そのメッセージの最終まで送信が可能か否かを判
断する。可能でなればそのメッセージの送信を中止し、
所定の残り時間taで補助的なメッセージを送信する。こ
の補助的なメッセージはたとえば、「規定の時間とな
り、メッセージはまだ残っているが全部を送信すること
はできない」旨のものが有利に使用される。
この補助的なメッセージの送信終了後、通常の終了手
順、すなわちEOP(手順終了)信号の送出、MCF信号の返
送、DCN(切断命令)信号の送出なるシーケンス、すな
わち第2図のxに移行する。したがって、通信可能時間
T内の残り時間ta内に、これらの補助メッセージの送信
と、終了手順が実行されるように、前述の所定の時限時
間tの長さが設定される。
ところで送受信器200がMCA方式の無線通信方式を使用す
るものである場合には、電波を使用する時間的制約があ
り、したがってシステム全体からみれば、電波が効率的
に利用される。
第2図を参照して、本装置がCCITT勧告のG3ファクシミ
リ伝送制御手順に従って典型的な複数ページの原稿のフ
ァクシミリ送信を行なう呼接続フローを説明する。この
例の場合、本装置は送信局TXとして機能する。受信局RX
は本装置であっても、他の装置であってもよい。
送信局TXのシステム制御部136はまず、操作者の指示に
応動して手順信号制御部128を起動し、手順信号送出部1
12から送受信器200を通して受信局RXを呼び出す。この
呼出しは、自動モードであれば呼出信号の送出によって
行なわれる。呼出信号に応答して受信局RXは、CED(被
呼局識別)信号を送信局TXに返送し、これに続けてDIS
(ディジタル識別)信号を返送する。手動モードであれ
ば送信局TXから音声信号による呼出しが行なわれ、受信
局RXでは操作ボタンの操作によりこれに応答する。
送信局TXのシステム制御部136は、相手局の呼出しとと
もに、スイッチSW3を端子TX側に接続してタイマ回路130
を起動する。これによって既通信時間の計数が開始され
る。送信局TXの手順信号検出部110はCEDおよびDIS信号
を検出し、システム制御部136はこれに応答して前述と
同様にしてDCS(ディジタル命令)信号を送出する。そ
の後、通常のファクシミリ伝送制御手順に従って所定の
モデムトレーニング用パターン信号を受信局RXに送信し
て、受信局RXの変復調装置のトレーニングを行なう。受
信局RXがトレーニングを終了すると、CFR(受信準備確
認)信号を送信局TXに返送する。
送信局TXは手順信号検出部110にてCFR信号を検出する
と、システム制御部136は、符号化復号器108のスイッチ
SW1をS端子側に接続させ、読取部116を制御して原稿30
0の画情報の読取りを開始する。原稿300から光電変換素
子324にて読み取られた画情報すなわちメッセージは、
ラインバッファ118,符号化復号器108,バッファ106およ
び変復調器104を介して圧縮符号化され、伝送フレーム
に組み立てられ、変調されて送受信器200から電波とし
て送出される。
受信局RXでは、このメッセージを受信して復調し、デフ
レームして符号再生し、最終的には記録紙500にハード
コピー504としてその記録部からこれを出力する。
一般に受信の最初には、発信元情報や日時情報506が記
録される。これは、たとえば特開昭54-106110に記載の
送信元表示機能が有利に適用される。その際システム制
御部136は、符号化復号器108のスイッチSW1を端子C側
に接続する。送信元のデータは、送信局TXのシステム制
御部136やタイマ回路130から必要なメッセージが組み立
てられ、文字発生回路126でドットパターンデータとし
て展開され、送信される。受信局RXではこれを通常のメ
ッセージと同様にして記録部122で記録紙500に記録す
る。
本実施例では、こうして1単位分、すなわち本実施例で
は1ページ分の画情報メッセージが送信局から伝送され
る。次の送信原稿が存在しないときは、送信局TXのシス
テム制御部136は、終了処理でEOP(手順終了)信号を送
出し、受信局RXはこれに応答してMCF信号を返送する。
送信局のTXは、MCF信号を検出するとDCN(切断命令)信
号を受信局RXへ返送し、この接続を復旧させる。
ところでその間、送信局TXのシステム制御部136はタイ
マ回路130の計数値を監視している。この計数値、すな
わち既通信時間が前述した所定の基準値tに達すると、
送信判別部150は、そのメッセージの最終まで送信が可
能か否かを判断する。これは、その時点で読取部116の
センサ320からの出力を送信判定部150で取り込み、それ
が位置P1での原稿300の存在を示しているか否かを判断
することによって行なわれる。
残存メッセージ、すなわち長さL以下の原稿300の部分
を送信可能であれば、すなわち、センサ320が原稿300の
存在を検出していないと判定すると、送信判定部150は
システム制御部136に指示し、システム制御部136はその
とき送信中のメッセージの最終まで送信を続ける。すな
わち、原稿300の最終端部330まで画情報が読取部116に
て読み取られ、送信される。これを終了すると、送信局
TXのシステム制御部136は、通常の終了処理x(第2
図)を行なう。すなわち、EOP信号を送出し、受信局RX
はこれに応答してMCF信号を返送する。送信局のTXは、M
CF信号を検出するとDCN信号を受信局RXへ返送し、この
接続を復旧させる。これらは、残存時間ta内で行なわれ
る。
残存メッセージを送信しきれないときは、すなわち長さ
L以上の原稿300の部分が存在し、センサ320が原稿300
の存在を検出していると判定すると、送信判定部150は
システム制御部136にその旨を通報し、符号化復号器108
のスイッチSW1およびSW2を端子Cの側にそれぞれ切り換
える。システム制御部136は、そのメッセージの送信を
中止し、文字発生回路126および画信号変換部124により
前述の補助的なメッセージを送出し、その後、手順信号
制御部128および手順信号送出部112により終了手順等の
必要な終了処理を行なって、最終的には呼接続を復旧す
る。
より詳細には、システム制御部136はそのメッセージの
送信を中止させ、前述の補助的なメッセージがシステム
制御部136やタイマ回路130から組み立てられ、文字発生
回路126でドットパターンデータとして展開され、符号
化復号器108のスイッチSW1の端子C側からバッファ106,
変復調器104および送受信器200を通して送信される。受
信局RXではこれを通常のメッセージと同様にして記録部
122で記録紙に記録する。その後、送信局TXのシステム
制御部136は、通常の終了処理xを行なう。
本実施例では、このように残存原稿がありながら通信を
復旧させたときは、送信局TXのシステム制御部136は表
示器138を付勢してその旨を表示する。
以上のようにして送信局TXで時限機能を有し、これによ
って通信時間を監視して通信可能時間内における残存メ
ッセージの送信が可能か否かを判定している。可能なと
きはそれを送信してしまい、可能でないときは、その時
限経過を受信局RXに通報することによって、突然の回線
断の印象を着信者に与えないようにサービスの向上を図
っている。したがって、情報伝達の信頼性が向上する。
図示の実施例では、CCITT勧告G3ファクシミリの標準的
な伝送手順について本発明を説明したが、同G2ファクシ
ミリなど他の伝送手順に従うファクシミリや、他のデー
タ伝送にも本発明は効果的に適用される。
また上述の実施例は、読取部116から直接原稿300の画情
報を読み取って送信するものであったが、メモリに保持
された情報から所定の単位のメッセージを送信するよう
なシステムにも本発明は効果的に適用される。その場
合、メモリから情報を読み出すアドレスを管理すること
で情報の残存量を判定することができる。つまり、送信
すべき情報が記憶されている最終アドレスと現在送信中
の情報のアドレスとを比較することで残存情報量が判別
される。この残存情報量の送信時間と通常の終了手順の
所要時間とを考慮して時限tにおける送信継続の可否を
判定するように構成してもよい。
効果 本発明によれば、通信時間長が制約されているデータ通
信方式において、送信局で時限機能を備えて通信時間を
監視し、通信可能時間が経過する前に、通信可能時間内
における残存情報の送信完了が可能か否かを判定してい
る。可能なときはそれを送信してしまい、可能でないと
きは必要に応じてその旨受信局に通報する。これによっ
て、突然の回線断の印象を受信者に与えないようにサー
ビスの向上を図っている。
したがって、装置の操作性と情報伝達の信頼性が向上す
る。したがって、従来方式における情報伝送の不確実性
や、利用者の不便が解消され、たとえばファクシミリ情
報を確実かつ効率的に送信することができる。とくに無
線通信方式では、電波の有効利用を図るためにも効果的
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるデータ通信制御装置の実施例を示
す機能ブロック図、 第2図は、第1図に示す実施例において、CCITT勧告のG
3ファクシミリ伝送制御手順に従って典型的な複数ペー
ジの原稿のファクシミリ送信を行なう呼接続フローの例
を示すフロー図、 第3図は、第1図に示す実施例における読取部の機構部
分の構成例を示す説明図、 第4図は、第3図の一部を拡大して示す説明図である。 主要部分の符号の説明 112……手順信号送出部 116……読取部 126……文字発生回路 128……手順信号制御部 130……タイマ回路 136……システム制御部 138……表示器 150……送信判定部 304,320……原稿センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信可能時間に制約のある通信系に適用可
    能なデータ通信制御装置において、 通信開始からの時間を計時するタイマ手段と、 前記通信可能時間内に通信中断手順を実行するための所
    要時間を確保した時限が前記タイマ手段により計時され
    ることを監視する監視手段と、 送信すべきデータの残存量が前記通信可能時間から前記
    時限を差し引いた時間内に通信できる量であるか否か検
    出する検出手段と、 画像データの通信中に前記タイマ手段が前記時限を計時
    した場合に、前記検出手段の検出結果に基づき、通信を
    続行するか否かを判定する判定手段とを有し、 前記判定手段は、 前記検出手段により送信すべきデータの残存量が前記通
    信可能時間から前記時限を差し引いた時間内に通信でき
    る量であると検出された際には該通信を続行させる一
    方、 前記検出手段により送信すべきデータの残存量が前記通
    信可能時間から前記時限を差し引いた時間内に通信でき
    ない量であると検出された際には前記通信中断手順を実
    行し該通信を中断させることを特徴とするデータ通信制
    御装置。
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JPS62109456A (ja) 1987-05-20

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