JPH0787383A - 複眼カメラシステム - Google Patents
複眼カメラシステムInfo
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- JPH0787383A JPH0787383A JP5228480A JP22848093A JPH0787383A JP H0787383 A JPH0787383 A JP H0787383A JP 5228480 A JP5228480 A JP 5228480A JP 22848093 A JP22848093 A JP 22848093A JP H0787383 A JPH0787383 A JP H0787383A
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- Japan
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- image pickup
- pickup system
- finder
- eye
- systems
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- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 輻輳角の変更をしてもフォーカスエリアが移
動しない複眼カメラシステムを提供する。 【構成】 撮像系選択手段8が第1,第2の撮像系1,
2を、例えば固定撮像系1および回動撮像系2として設
定すると、固定撮像系からの撮像が電子ビューファイン
ダ12に表示されるとともに、制御部11により固定撮
像系のピントが被写体に合わされる。また、回動撮像系
のピントも制御部11により固定撮像系のものと同様に
される。そこでアクチュエータ6,7は、固定撮像系の
ピントが合わされた被写体に、既にピント調整された回
動撮像系のピントを合致させるように、回動撮像系を回
動して第1,第2の撮像系の撮影光軸1c,2cの交差
角を変更する。この場合、電子ビューファインダには固
定撮像系からの撮像が表示されているので、交差角(輻
輳角)の制御中にファインダの視野は移動しない。
動しない複眼カメラシステムを提供する。 【構成】 撮像系選択手段8が第1,第2の撮像系1,
2を、例えば固定撮像系1および回動撮像系2として設
定すると、固定撮像系からの撮像が電子ビューファイン
ダ12に表示されるとともに、制御部11により固定撮
像系のピントが被写体に合わされる。また、回動撮像系
のピントも制御部11により固定撮像系のものと同様に
される。そこでアクチュエータ6,7は、固定撮像系の
ピントが合わされた被写体に、既にピント調整された回
動撮像系のピントを合致させるように、回動撮像系を回
動して第1,第2の撮像系の撮影光軸1c,2cの交差
角を変更する。この場合、電子ビューファインダには固
定撮像系からの撮像が表示されているので、交差角(輻
輳角)の制御中にファインダの視野は移動しない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は立体画像やワイド画像が
撮影可能な複眼カメラシステムに関する。
撮影可能な複眼カメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、立体画像や水平方向にワイドな画
像が撮影可能ないわゆる複眼カメラなるものが提案され
ている。例えば特願昭63−75350などがある。図
6は従来の複眼カメラを示す図で400は複眼カメラの
土台である。401、402は水平方向に並列に配置さ
れた撮像系で、それぞれの撮像系には、光学部401
a、402a、撮像素子401b、402bを有してい
る。また撮像系401、402はそれぞれ前記土台40
0に設けられた軸400a、400bを中心に回動可能
に固定されている。403は撮像部402に搭載された
電子ビューファインダである。404は左右でねじれ方
向が異なるリードスクリューで撮像系401、402の
雌ねじ部401c、402cと噛合し、リードスクリュ
ー404を回転させることにより撮像系401、402
で得られた撮像信号を再生した時に適度な立体効果が得
られるように撮像系401、402の撮影光軸の交差角
(以下輻輳角と記す)を調整可能となっている。405
は前記リードスクリュー404を回転させるためのアク
チュエータで土台400に固定されている。なお図6に
おいては遠方の被写体に合焦しており輻輳角は0°とな
っている。
像が撮影可能ないわゆる複眼カメラなるものが提案され
ている。例えば特願昭63−75350などがある。図
6は従来の複眼カメラを示す図で400は複眼カメラの
土台である。401、402は水平方向に並列に配置さ
れた撮像系で、それぞれの撮像系には、光学部401
a、402a、撮像素子401b、402bを有してい
る。また撮像系401、402はそれぞれ前記土台40
0に設けられた軸400a、400bを中心に回動可能
に固定されている。403は撮像部402に搭載された
電子ビューファインダである。404は左右でねじれ方
向が異なるリードスクリューで撮像系401、402の
雌ねじ部401c、402cと噛合し、リードスクリュ
ー404を回転させることにより撮像系401、402
で得られた撮像信号を再生した時に適度な立体効果が得
られるように撮像系401、402の撮影光軸の交差角
(以下輻輳角と記す)を調整可能となっている。405
は前記リードスクリュー404を回転させるためのアク
チュエータで土台400に固定されている。なお図6に
おいては遠方の被写体に合焦しており輻輳角は0°とな
っている。
【0003】次に動作を説明する。図示しない電源スイ
ッチが投入されると、撮像系401、402の撮像素子
が駆動され、撮像系402の撮像素子で光電変換された
撮像信号は電子ビューファインダ403に表示される。
また同時に撮像系402で被写体に応じて絞り、フォー
カスが設定され、撮像系402でも撮像系401と同じ
絞り、フォーカスが設定される。また撮影者によってズ
ーム比の変更が行なわれた場合も同様に撮像系401、
402で同じズーム比が設定される。次にフォーカスが
定められると、合焦している被写体距離に対して最適な
撮像系401、402の輻輳角が演算され、その結果に
基づいてアクチュエータ405を回転させ撮像系40
1、402の輻輳角の設定が行なわれる。図7はそのと
きの様子を示した図で撮像系401、402がそれぞれ
内側にθ°回動している。そして図示しない撮影開始ス
イッチが操作されると撮像系401、402から出力さ
れた撮像信号は記録部へ送られ記録される。
ッチが投入されると、撮像系401、402の撮像素子
が駆動され、撮像系402の撮像素子で光電変換された
撮像信号は電子ビューファインダ403に表示される。
また同時に撮像系402で被写体に応じて絞り、フォー
カスが設定され、撮像系402でも撮像系401と同じ
絞り、フォーカスが設定される。また撮影者によってズ
ーム比の変更が行なわれた場合も同様に撮像系401、
402で同じズーム比が設定される。次にフォーカスが
定められると、合焦している被写体距離に対して最適な
撮像系401、402の輻輳角が演算され、その結果に
基づいてアクチュエータ405を回転させ撮像系40
1、402の輻輳角の設定が行なわれる。図7はそのと
きの様子を示した図で撮像系401、402がそれぞれ
内側にθ°回動している。そして図示しない撮影開始ス
イッチが操作されると撮像系401、402から出力さ
れた撮像信号は記録部へ送られ記録される。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかし、上述した
従来例においては、前述の動作により次に述べるような
不具合が生じる。図8はある被写体を示したものであっ
て、Aは比較的近距離にいる人物で、Bは遠距離にある
樹木である。また601、602は複眼カメラのファイ
ンダの視野を示し、それぞれの視野中央にはフォーカス
エリア601a、602aを有している。初期状態では
無限遠にフォーカスされている、即ち図6の状態の前記
複眼カメラで図8の人物Aを撮影するとき、まず撮影者
は電子ビューファインダ403の中央に人物Aが来るよ
うに複眼カメラを向ける。この時は撮像系402の撮影
光軸だけが被写体を中央に捕らえていることになるの
で、ファインダの視野は601(実線)のようになる。
従来例においては、前述の動作により次に述べるような
不具合が生じる。図8はある被写体を示したものであっ
て、Aは比較的近距離にいる人物で、Bは遠距離にある
樹木である。また601、602は複眼カメラのファイ
ンダの視野を示し、それぞれの視野中央にはフォーカス
エリア601a、602aを有している。初期状態では
無限遠にフォーカスされている、即ち図6の状態の前記
複眼カメラで図8の人物Aを撮影するとき、まず撮影者
は電子ビューファインダ403の中央に人物Aが来るよ
うに複眼カメラを向ける。この時は撮像系402の撮影
光軸だけが被写体を中央に捕らえていることになるの
で、ファインダの視野は601(実線)のようになる。
【0005】次に複眼カメラでは人物Aにフォーカスを
合わせ輻輳角を変更する。このとき左右の撮像系は互い
に内側に向くように回転する、即ち図7の状態になるの
でファインダの視野は602のように人物Aは左端に移
動してしまい、遠距離にある樹木Bが視野中央のフォー
カスエリア602aに入ってしまう。すると今度は複眼
カメラは樹木Bにフォーカスしてしまうので左右の撮像
系は互いに外側を向くように回転して、再び人物Aがフ
ァインダ視野の中央に来てしまい上記動作をいつまでも
繰り返してしまう。
合わせ輻輳角を変更する。このとき左右の撮像系は互い
に内側に向くように回転する、即ち図7の状態になるの
でファインダの視野は602のように人物Aは左端に移
動してしまい、遠距離にある樹木Bが視野中央のフォー
カスエリア602aに入ってしまう。すると今度は複眼
カメラは樹木Bにフォーカスしてしまうので左右の撮像
系は互いに外側を向くように回転して、再び人物Aがフ
ァインダ視野の中央に来てしまい上記動作をいつまでも
繰り返してしまう。
【0006】本発明は上記問題に鑑み、輻輳角変更の際
にフォーカスエリアが移動しない複眼カメラシステムを
提供することを目的とする。
にフォーカスエリアが移動しない複眼カメラシステムを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の複眼カメラシス
テムは、並列に配置された第1,第2の撮像系を有する
複眼カメラシステムであって、第1,第2の撮像系を搭
載するカメラ本体と、被写体の構図設定を行うためのフ
ァインダ装置と、第1,第2の撮像系のうち一方を固定
撮像系としてカメラ本体に固定し、他方を回動撮像系と
して設定する撮像系選択手段と、固定撮像系からの撮像
をファインダ像としてファインダ装置に表示させるファ
インダ像供給手段と、固定撮像系のピントを被写体に合
わせるとともに、回動撮像系のピントも固定撮像系のも
のと同様に調節する合焦手段と、固定撮像系のピント情
報に応じて、回動撮像系を回動して第1,第2の撮像系
の撮影光軸の交差角を変更する交差角変更手段とを有す
る。
テムは、並列に配置された第1,第2の撮像系を有する
複眼カメラシステムであって、第1,第2の撮像系を搭
載するカメラ本体と、被写体の構図設定を行うためのフ
ァインダ装置と、第1,第2の撮像系のうち一方を固定
撮像系としてカメラ本体に固定し、他方を回動撮像系と
して設定する撮像系選択手段と、固定撮像系からの撮像
をファインダ像としてファインダ装置に表示させるファ
インダ像供給手段と、固定撮像系のピントを被写体に合
わせるとともに、回動撮像系のピントも固定撮像系のも
のと同様に調節する合焦手段と、固定撮像系のピント情
報に応じて、回動撮像系を回動して第1,第2の撮像系
の撮影光軸の交差角を変更する交差角変更手段とを有す
る。
【0008】また、前記撮像系選択手段は切替スイッチ
からの指示により前記設定を行なうのが好ましい。ま
た、前記ファインダ装置は、撮影者が左右どちらの目で
ファインダ装置を覗いているかを判別する判別手段を有
し、前記撮像系選択手段は判別手段によって検知された
目に対応する第1または第2の撮像系を固定撮像系に設
定し、前記判別手段は、前記ファインダ装置の覗き口の
一方の側方に配置された測距センサであって、測距セン
サの前に所定範囲内に測定対象があるか否かによって、
撮影者が左右どちらの目でファインダ装置を覗いている
かを判別するのが好ましい。あるいは、前記ファインダ
装置は、左目で観察できる第1の位置と右目で観察でき
る第2の位置とに自在に回転設定可能にされたアイキャ
ップを具備し、前記判別手段はアイキャップが設定され
た第1の位置または第2の位置を検出する設定位置検出
手段であるのも好ましい。
からの指示により前記設定を行なうのが好ましい。ま
た、前記ファインダ装置は、撮影者が左右どちらの目で
ファインダ装置を覗いているかを判別する判別手段を有
し、前記撮像系選択手段は判別手段によって検知された
目に対応する第1または第2の撮像系を固定撮像系に設
定し、前記判別手段は、前記ファインダ装置の覗き口の
一方の側方に配置された測距センサであって、測距セン
サの前に所定範囲内に測定対象があるか否かによって、
撮影者が左右どちらの目でファインダ装置を覗いている
かを判別するのが好ましい。あるいは、前記ファインダ
装置は、左目で観察できる第1の位置と右目で観察でき
る第2の位置とに自在に回転設定可能にされたアイキャ
ップを具備し、前記判別手段はアイキャップが設定され
た第1の位置または第2の位置を検出する設定位置検出
手段であるのも好ましい。
【0009】さらには、第1,第2の撮像系は、第1,
第2の撮像系の中間にあり、第1,第2の撮像系の撮影
光軸の交差角の二等分線上に存在する回動中心周りに交
差角変更手段により回動させられるようになっているの
が好ましい。
第2の撮像系の中間にあり、第1,第2の撮像系の撮影
光軸の交差角の二等分線上に存在する回動中心周りに交
差角変更手段により回動させられるようになっているの
が好ましい。
【0010】
【作用】撮像系選択手段が固定撮像系および回動撮像系
を設定すると、固定撮像系からの撮像がファインダ装置
に表示されるとともに、合焦手段により固定撮像系のピ
ントが被写体に合わされる。また、回動撮像系のピント
も合焦手段により固定撮像系のものと同様にされる。そ
こで交差角変更手段は、固定撮像系のピント情報に応じ
て、回動撮像系を回動して第1,第2の撮像系の撮影光
軸の交差角を変更する。
を設定すると、固定撮像系からの撮像がファインダ装置
に表示されるとともに、合焦手段により固定撮像系のピ
ントが被写体に合わされる。また、回動撮像系のピント
も合焦手段により固定撮像系のものと同様にされる。そ
こで交差角変更手段は、固定撮像系のピント情報に応じ
て、回動撮像系を回動して第1,第2の撮像系の撮影光
軸の交差角を変更する。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の複眼カメラシステムの第1
の実施例の構成を示すブロック図、図2は図1の実施例
の構造を示す外観図、図3は図1の実施例の動作を示す
フローチャートである。
て説明する。図1は本発明の複眼カメラシステムの第1
の実施例の構成を示すブロック図、図2は図1の実施例
の構造を示す外観図、図3は図1の実施例の動作を示す
フローチャートである。
【0012】図1および図2において、1、2は複眼カ
メラシステムの撮像系でそれぞれ光学系1a、2a、撮
像素子1b、2bを有している。また1c、2cはそれ
ぞれ撮像系1、2の撮影光軸である。3、4はそれぞれ
撮像系1、2を支持するアームで、複眼カメラ本体(不
図示)に固定されている軸5を中心に回動可能となって
いる。また軸5は前記撮影光軸1c、2cの交差角(以
下単に輻輳角と記す。)の二等分線上に存在している
(図2参照)。6、7はそれぞれ前記アーム3、4を軸
5を中心に回動させるためのアクチュエータである。な
お図1においては、撮像系1、2は無限遠にフォーカシ
ングされているので撮像系1、2の輻輳角2θは0°即
ち撮像系1、2は互いに平行となっている。8は撮像系
1、2のどちらで撮影条件の設定や電子ビューファイン
ダへの撮像信号の出力を行うかの選択を撮影者が行うた
めの切替スイッチで図1においては撮像系1が選択され
ているところを示している。
メラシステムの撮像系でそれぞれ光学系1a、2a、撮
像素子1b、2bを有している。また1c、2cはそれ
ぞれ撮像系1、2の撮影光軸である。3、4はそれぞれ
撮像系1、2を支持するアームで、複眼カメラ本体(不
図示)に固定されている軸5を中心に回動可能となって
いる。また軸5は前記撮影光軸1c、2cの交差角(以
下単に輻輳角と記す。)の二等分線上に存在している
(図2参照)。6、7はそれぞれ前記アーム3、4を軸
5を中心に回動させるためのアクチュエータである。な
お図1においては、撮像系1、2は無限遠にフォーカシ
ングされているので撮像系1、2の輻輳角2θは0°即
ち撮像系1、2は互いに平行となっている。8は撮像系
1、2のどちらで撮影条件の設定や電子ビューファイン
ダへの撮像信号の出力を行うかの選択を撮影者が行うた
めの切替スイッチで図1においては撮像系1が選択され
ているところを示している。
【0013】また、9、10はそれぞれ撮像系1、2の
撮像信号を適当な映像信号に変換するための信号処理部
である。11は撮像系1または2の撮像信号から撮像系
1、2の絞り、フォーカス、輻輳角を制御する制御部で
ある。12は撮像系1または2の撮像信号を再生する電
子ビューファインダである。13は信号処理部9、10
から出力された映像信号を記録する記録部である。14
は複眼カメラシステム全体を制御するシステムコントロ
ーラである。
撮像信号を適当な映像信号に変換するための信号処理部
である。11は撮像系1または2の撮像信号から撮像系
1、2の絞り、フォーカス、輻輳角を制御する制御部で
ある。12は撮像系1または2の撮像信号を再生する電
子ビューファインダである。13は信号処理部9、10
から出力された映像信号を記録する記録部である。14
は複眼カメラシステム全体を制御するシステムコントロ
ーラである。
【0014】次に図3を参照して図1の実施例の動作に
ついて説明する。特に断らない限り動作は図1のシステ
ムコントローラ14が行うものとし、また撮像系1、2
の撮像信号は完全に同期しているものとする。まず、電
源スイッチ(不図示)が投入されると(S101)、撮
像系1、2より撮像信号が出力される(S102)。図
1の場合、切替スイッチ8により撮像系1のものが選択
されているので、撮像系1の撮像信号が前記制御部11
に入力され、入力された撮像信号に基づいて撮像系1、
2の両方の絞りやフォーカスの制御が行なわれる(S1
03)。
ついて説明する。特に断らない限り動作は図1のシステ
ムコントローラ14が行うものとし、また撮像系1、2
の撮像信号は完全に同期しているものとする。まず、電
源スイッチ(不図示)が投入されると(S101)、撮
像系1、2より撮像信号が出力される(S102)。図
1の場合、切替スイッチ8により撮像系1のものが選択
されているので、撮像系1の撮像信号が前記制御部11
に入力され、入力された撮像信号に基づいて撮像系1、
2の両方の絞りやフォーカスの制御が行なわれる(S1
03)。
【0015】また、制御部11に入力された撮像信号
は、電子ビューファインダ12にも入力され、撮像系1
からの撮像信号によるファインダ像の表示が行われる
(S104)。さらに制御部11ではフォーカスの情報
から輻輳角の制御量の演算も行なわれ、その結果に基づ
いて撮像系2を支持しているアーム4を軸5を中心に回
動させるためにアクチュエータ7を所定量回動させる
(S105)。図2は輻輳角を制御した後の撮像系1、
2の状態を示した図で、撮像系2だけをアーム4が軸5
を中心に2θ°回動させている。図2から明らかなよう
に、撮像系2は輻輳角の二等分線上にある軸5を中心に
回動するので撮像系1、2は前記輻輳角の二等分線に対
して常に線対称の位置関係が保つこととなる。
は、電子ビューファインダ12にも入力され、撮像系1
からの撮像信号によるファインダ像の表示が行われる
(S104)。さらに制御部11ではフォーカスの情報
から輻輳角の制御量の演算も行なわれ、その結果に基づ
いて撮像系2を支持しているアーム4を軸5を中心に回
動させるためにアクチュエータ7を所定量回動させる
(S105)。図2は輻輳角を制御した後の撮像系1、
2の状態を示した図で、撮像系2だけをアーム4が軸5
を中心に2θ°回動させている。図2から明らかなよう
に、撮像系2は輻輳角の二等分線上にある軸5を中心に
回動するので撮像系1、2は前記輻輳角の二等分線に対
して常に線対称の位置関係が保つこととなる。
【0016】次に、撮影開始スイッチ(不図示)が操作
されているか否かの判定を行い(S106)、撮影開始
スイッチが操作されていると、記録部13に映像信号の
記録を開始する(S107)。なお切替スイッチ8によ
って撮像系2が選択された場合はアーム3が軸5を中心
に回動することによって撮像系1だけが駆動されて輻輳
角が変更され、撮像系2の撮像信号が制御部11に入力
されることになる。
されているか否かの判定を行い(S106)、撮影開始
スイッチが操作されていると、記録部13に映像信号の
記録を開始する(S107)。なお切替スイッチ8によ
って撮像系2が選択された場合はアーム3が軸5を中心
に回動することによって撮像系1だけが駆動されて輻輳
角が変更され、撮像系2の撮像信号が制御部11に入力
されることになる。
【0017】本実施例は上述のような構成を採っている
ので以下に述べるような利点を有する。 (1)撮像系1、2のどちらで撮影条件の設定や電子ビ
ューファインダへの撮像信号の出力を行うかの選択を撮
影者が行うための切替スイッチを設けているので、撮影
者がファインダを覗く目に合わせて撮影条件の設定やフ
ァインダ像を供給するメインの撮像系を選択することが
できる。 (2)駆動する撮像系の回動中心を左右の撮像系の輻輳
角の二等分線上に設定しているので被写体から各撮像系
までの距離を常に等しく保つことができる。
ので以下に述べるような利点を有する。 (1)撮像系1、2のどちらで撮影条件の設定や電子ビ
ューファインダへの撮像信号の出力を行うかの選択を撮
影者が行うための切替スイッチを設けているので、撮影
者がファインダを覗く目に合わせて撮影条件の設定やフ
ァインダ像を供給するメインの撮像系を選択することが
できる。 (2)駆動する撮像系の回動中心を左右の撮像系の輻輳
角の二等分線上に設定しているので被写体から各撮像系
までの距離を常に等しく保つことができる。
【0018】第2の実施例としては、前記の電子ビュー
ファインダに代えて、両目で覗く複眼ファインダを採用
してもよい。この場合にも、使用者は自分の利き目に合
わせてカメラ本体において固定する側の撮像系を選択で
きるので、輻輳角の制御中でも利き目側のファインダ像
は移動しないようにできることとなり、複眼ファインダ
の違和感を軽減できるという利点がある。
ファインダに代えて、両目で覗く複眼ファインダを採用
してもよい。この場合にも、使用者は自分の利き目に合
わせてカメラ本体において固定する側の撮像系を選択で
きるので、輻輳角の制御中でも利き目側のファインダ像
は移動しないようにできることとなり、複眼ファインダ
の違和感を軽減できるという利点がある。
【0019】また、図4(a),(b)は本発明の第3
の実施例を示す図であって、第3の実施例の複眼カメラ
システムにおける電子ビューファインダの覗き口付近を
示した図である。図4(a)はファインダの覗き口方向
から見た図、図4(b)は上から見た図である。701
はファインダの覗き口で、702はアイキャップであ
る。アイキャップ702はファインダの光軸中心に18
0度回動可能となっており、図1の切替スイッチ8の作
用を有する撮像系切替スイッチ(不図示)を有してい
る。
の実施例を示す図であって、第3の実施例の複眼カメラ
システムにおける電子ビューファインダの覗き口付近を
示した図である。図4(a)はファインダの覗き口方向
から見た図、図4(b)は上から見た図である。701
はファインダの覗き口で、702はアイキャップであ
る。アイキャップ702はファインダの光軸中心に18
0度回動可能となっており、図1の切替スイッチ8の作
用を有する撮像系切替スイッチ(不図示)を有してい
る。
【0020】アイキャップ702は図4に示されるよう
な形状をしているので、図4の状態では撮影者は左目で
ファインダを覗くことになり、この状態で右目でファイ
ンダを覗こうとした場合、端部702bが撮影者の左目
付近と干渉して覗くことができないようになっている。
このときアイキャップ702の撮像系切替スイッチは左
側の撮像系を選択しており、左側の撮像系によってフォ
ーカシングやファインダへのファインダ像の供給が行わ
れる。そして撮影者が右目でファインダを覗きたい場合
はアイキャップ702を矢印Aの方向に回転させて70
2aの状態にする。すると、アイキャップ702の撮像
系切替スイッチも右側の撮像系を選択し、右側の撮像系
によってフォーカシングやファインダへのファインダ像
の供給が行われる。本実施例では撮影者の覗く目を規制
するアイキャップとフォーカシングやファインダへのフ
ァインダ像の供給を行う撮像系を選択する撮像系切替ス
イッチを兼ねているので、撮影者のファインダを覗く左
右の目とフォーカシングやファインダへのファインダ像
の供給を行う撮像系の左右が常に一致するという利点が
ある。
な形状をしているので、図4の状態では撮影者は左目で
ファインダを覗くことになり、この状態で右目でファイ
ンダを覗こうとした場合、端部702bが撮影者の左目
付近と干渉して覗くことができないようになっている。
このときアイキャップ702の撮像系切替スイッチは左
側の撮像系を選択しており、左側の撮像系によってフォ
ーカシングやファインダへのファインダ像の供給が行わ
れる。そして撮影者が右目でファインダを覗きたい場合
はアイキャップ702を矢印Aの方向に回転させて70
2aの状態にする。すると、アイキャップ702の撮像
系切替スイッチも右側の撮像系を選択し、右側の撮像系
によってフォーカシングやファインダへのファインダ像
の供給が行われる。本実施例では撮影者の覗く目を規制
するアイキャップとフォーカシングやファインダへのフ
ァインダ像の供給を行う撮像系を選択する撮像系切替ス
イッチを兼ねているので、撮影者のファインダを覗く左
右の目とフォーカシングやファインダへのファインダ像
の供給を行う撮像系の左右が常に一致するという利点が
ある。
【0021】図5は本発明の第4の実施例を示す図であ
り、第4の実施例の複眼カメラシステムに用いる電子ビ
ューファインダの構成を示している。図5において80
1は複眼カメラ本体、802は電子ビューファインダ
で、803は測距センサ、804は撮影者で右目で前記
電子ビューファインダを覗いている。このとき測距セン
サ803の測距範囲は撮影者の左半分と干渉している。
なお図示していないが撮影者804が左目で電子ビュー
ファインダを覗いている場合は、測距センサの測距範囲
と撮影者804は干渉しないようになっている。
り、第4の実施例の複眼カメラシステムに用いる電子ビ
ューファインダの構成を示している。図5において80
1は複眼カメラ本体、802は電子ビューファインダ
で、803は測距センサ、804は撮影者で右目で前記
電子ビューファインダを覗いている。このとき測距セン
サ803の測距範囲は撮影者の左半分と干渉している。
なお図示していないが撮影者804が左目で電子ビュー
ファインダを覗いている場合は、測距センサの測距範囲
と撮影者804は干渉しないようになっている。
【0022】そこで測距センサ803で測定された距離
が測距センサ803から電子ビューファインダ802の
覗き口までの距離に対して一定の範囲以内であれば撮影
者804は右目で電子ビューファインダ802を覗いて
いると判定し、一定の範囲以外であれば撮影者804は
右目で電子ビューファインダ802を覗いていないと判
定するようになっている。本実施例では撮影者のファイ
ンダを覗く目が左右どちらであるかを自動的に判定して
くれるので煩わしい操作の必要なしに撮影者のファイン
ダを覗く目とフォーカシングや電子ビューファインダ8
02へのファインダ像の供給を行う撮像系の左右が常に
一致するという利点が生じる。
が測距センサ803から電子ビューファインダ802の
覗き口までの距離に対して一定の範囲以内であれば撮影
者804は右目で電子ビューファインダ802を覗いて
いると判定し、一定の範囲以外であれば撮影者804は
右目で電子ビューファインダ802を覗いていないと判
定するようになっている。本実施例では撮影者のファイ
ンダを覗く目が左右どちらであるかを自動的に判定して
くれるので煩わしい操作の必要なしに撮影者のファイン
ダを覗く目とフォーカシングや電子ビューファインダ8
02へのファインダ像の供給を行う撮像系の左右が常に
一致するという利点が生じる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
眼カメラシステムの左右の撮像系のうち、その撮像がフ
ァインダで観察される側の撮像系を複眼カメラ本体に固
定し、他方の撮像系を回転駆動することにより輻輳角の
変更を行い、複眼カメラ本体に固定した方の撮像系で撮
影条件の設定や電子ビューファインダへのファインダ像
の供給を行うようにしたので、輻輳角の制御中にファイ
ンダの視野が移動するという問題を防止できるという効
果がある。
眼カメラシステムの左右の撮像系のうち、その撮像がフ
ァインダで観察される側の撮像系を複眼カメラ本体に固
定し、他方の撮像系を回転駆動することにより輻輳角の
変更を行い、複眼カメラ本体に固定した方の撮像系で撮
影条件の設定や電子ビューファインダへのファインダ像
の供給を行うようにしたので、輻輳角の制御中にファイ
ンダの視野が移動するという問題を防止できるという効
果がある。
【図1】本発明の複眼カメラシステムの第1の実施例の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例の構造を示す外観図である。
【図3】図1の実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図4】(a)は、本発明の第3の実施例を示す図であ
って、第3の実施例の複眼カメラシステムにおける電子
ビューファインダの覗き口付近を覗き口方向から見た図
である。(b)は、(a)を上から見た図である。
って、第3の実施例の複眼カメラシステムにおける電子
ビューファインダの覗き口付近を覗き口方向から見た図
である。(b)は、(a)を上から見た図である。
【図5】本発明の第4の実施例の複眼カメラシステムに
用いる電子ビューファインダの構成を示す図である。
用いる電子ビューファインダの構成を示す図である。
【図6】従来の複眼カメラを示す構成図である。
【図7】図6の従来の複眼カメラによる撮像状態を示す
図である。
図である。
【図8】従来の複眼カメラの被写体像とファインダ像の
関係を説明する図である。
関係を説明する図である。
1,2 撮像系 3,4 アーム 5 回転軸 6,7 アクチュエータ 8 切替スイッチ 9,10 信号処理部 11 制御部 12,802 電子ビューファインダ 13 記録部 14 システムコントローラ 702 アイキャップ 803 測距センサ
Claims (6)
- 【請求項1】 並列に配置された第1,第2の撮像系を
有する複眼カメラシステムにおいて、 第1,第2の撮像系を搭載するカメラ本体と、 被写体の構図設定を行うためのファインダ装置と、 第1,第2の撮像系のうち一方を固定撮像系としてカメ
ラ本体に固定し、他方を回動撮像系として設定する撮像
系選択手段と、 固定撮像系からの撮像をファインダ像としてファインダ
装置に表示させるファインダ像供給手段と、 固定撮像系のピントを被写体に合わせるとともに、回動
撮像系のピントも固定撮像系のものと同様に調節する合
焦手段と、 固定撮像系のピント情報に応じて、回動撮像系を回動し
て第1,第2の撮像系の撮影光軸の交差角を変更する交
差角変更手段とを有することを特徴とする複眼カメラシ
ステム。 - 【請求項2】 前記撮像系選択手段は切替スイッチから
の指示により前記設定を行なう請求項1記載の複眼カメ
ラシステム。 - 【請求項3】 前記ファインダ装置は、撮影者が左右ど
ちらの目でファインダ装置を覗いているかを判別する判
別手段を有し、前記撮像系選択手段は判別手段によって
検知された目に対応する第1または第2の撮像系を固定
撮像系に設定する請求項1記載の複眼カメラシステム。 - 【請求項4】 前記判別手段は、前記ファインダ装置の
覗き口の一方の側方に配置された測距センサであって、
測距センサの前に所定範囲内に測定対象があるか否かに
よって、撮影者が左右どちらの目でファインダ装置を覗
いているかを判別する請求項3記載の複眼カメラシステ
ム。 - 【請求項5】 前記ファインダ装置は、左目で観察でき
る第1の位置と右目で観察できる第2の位置とに自在に
回転設定可能にされたアイキャップを具備し、前記判別
手段はアイキャップが設定された第1の位置または第2
の位置を検出する設定位置検出手段である請求項3記載
の複眼カメラシステム。 - 【請求項6】 前記第1,第2の撮像系は、前記第1,
第2の撮像系の中間にあり、前記第1,第2の撮像系の
撮影光軸の交差角の二等分線上に存在する回動中心周り
に前記交差角変更手段により回動させられるようになっ
ている請求項1ないし5記載の複眼カメラシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5228480A JPH0787383A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 複眼カメラシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5228480A JPH0787383A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 複眼カメラシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0787383A true JPH0787383A (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=16877135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5228480A Pending JPH0787383A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 複眼カメラシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0787383A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002082369A (ja) * | 2000-09-07 | 2002-03-22 | Akira Nakano | 二元操作型視認支援装置 |
JP2009047912A (ja) * | 2007-08-20 | 2009-03-05 | Fujifilm Corp | 立体画像撮影装置 |
-
1993
- 1993-09-14 JP JP5228480A patent/JPH0787383A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002082369A (ja) * | 2000-09-07 | 2002-03-22 | Akira Nakano | 二元操作型視認支援装置 |
JP2009047912A (ja) * | 2007-08-20 | 2009-03-05 | Fujifilm Corp | 立体画像撮影装置 |
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