JP2003140280A - ステレオアダプタ及びステレオ画像撮像装置 - Google Patents

ステレオアダプタ及びステレオ画像撮像装置

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JP2003140280A JP2001341789A JP2001341789A JP2003140280A JP 2003140280 A JP2003140280 A JP 2003140280A JP 2001341789 A JP2001341789 A JP 2001341789A JP 2001341789 A JP2001341789 A JP 2001341789A JP 2003140280 A JP2003140280 A JP 2003140280A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右の視差画像を水平方向に圧縮又は伸張し
て撮像可能なステレオアダプタ又はステレオ画像撮像装
置を簡単な構成により提供する。 【解決手段】 デジタルカメラ10の鏡筒11に、ステ
レオアダプタ50を装着する。左側開口51Lから入射
する光を、回動ミラー57L及び湾曲ミラー58Lで反
射しカメラ10の撮像光学系11Aへ導き、CCD28
の右半面28Bで結像する。右側開口51Rから入射す
る光を回動ミラー57R及び湾曲ミラー58Rで反射し
CCD28の左半面28Aで結像する。湾曲ミラー57
L、57Rを円柱側面の一部からなる凸面鏡とし、左画
像及び右画像を水平方向に1/2倍に圧縮して撮像す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体視のためのス
テレオ画像を撮像するステレオ画像撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】左右一対の視差画像を撮像する方法とし
て、例えばステレオアダプタを用いたものが従来知られ
ている。ステレオアダプタは、カメラの鏡筒に取り付け
られカメラの撮像光学系(レンズ系)の光路をミラーを
用いて2分する。これによりカメラの撮像部に水平方向
(横方向)の大きさが通常の画像の半分の大きさの視差
画像が左右同時に撮像される。また、左右の視差画像を
それぞれ撮像部の受光部全体で撮像するものとしては、
特開2000−152282号公報などが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、左右の視差
画像を水平方向に圧縮又は伸張して撮像可能なステレオ
アダプタ又はステレオ画像撮像装置を簡単な構成により
提供することを目的としている。また、より具体的に
は、左右の視差画像を撮像部の左右半分の領域でそれぞ
れ同時に撮像可能なステレオアダプタ又はステレオ画像
撮像装置において、左右の視差画像をそれぞれ撮像部の
受光領域に対応する視野で撮像可能とすることを目的と
している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のステレオアダプ
タは、カメラに装着され、左画像を撮像するための左側
開口と右画像を撮像するための右側開口とを備え、カメ
ラの撮像部の水平方向に2分された各領域において左画
像及び右画像とを同時に結像するステレオアダプタであ
って、左画像と右画像とを水平方向に圧縮又は伸張して
撮像部の各領域に結像させる拡縮手段を備えたことを特
徴としている。
【0005】簡略な構成とするには拡縮手段は、湾曲面
をもつ一対のミラー部材からなることが好ましく、湾曲
面は母線が水平方向及びカメラの光軸方向に垂直である
柱面の一部であることが好ましい。
【0006】また左画像及び右画像を水平方向に圧縮す
る場合には、柱面からなるミラー部材が凸面鏡であるこ
とが好ましく、更に凸面鏡が円柱の外側面であることが
好ましい。これにより柱面の成形がより簡略になるとと
もに、圧縮された画像を復元するための画像変換がより
容易になる。
【0007】例えばカメラで通常の画像を撮像したとき
と同じ視野で左画像及び右画像を撮像する場合には、拡
縮手段は左画像及び右画像を1/2の倍率で水平方向に
圧縮することが好ましい。
【0008】ステレオアダプタの光学系をより簡略に構
成するには、左側開口及び右側開口から入射した光が、
それぞれ第1の光学素子で反射された後、第2の光学素
子で反射されて撮像部の各領域に導かれ、第1又は第2
の光学素子の少なくとも一方が前記拡縮手段であること
が好ましい。
【0009】より自然なステレオ画像を得るには、第1
の光学素子は水平方向及びカメラの光軸方向に垂直な軸
回りに回動可能な平面鏡であるとともに第2の光学素子
が拡縮手段であり、第1の光学素子の回動角を調整する
ことにより左画像及び右画像の輻輳を調整する輻輳調整
手段をステレオアダプタが備えることが好ましい。
【0010】本発明の請求項9に係るステレオ画像撮像
装置は、上記ステレオアダプタが装着されるカメラから
なるステレオ画像撮像装置であって、拡縮手段により圧
縮又は伸張された左画像及び右画像とを圧縮又は伸張さ
れていない通常の画像に変換する画像変換手段を備えた
ことを特徴としている。
【0011】このときステレオ画像撮像装置は、輻輳を
検出する輻輳検出手段と、輻輳に係る情報を画像データ
と共に記録媒体に記録する記録手段とを備えることが好
ましい。これにより、撮像された視差画像からより容易
かつ正確に被写体の3次元データを求めることができ
る。
【0012】また、本発明の請求項11に係るステレオ
画像撮像装置は、左画像を撮像するための左側開口と右
画像を撮像するための右側開口と、左画像と右画像とを
撮像する撮像部と、左画像と右画像とを水平方向に圧縮
又は伸張して撮像部の水平方向に2分された各領域に同
時に結像可能な拡縮手段を備えたことを特徴としてい
る。
【0013】このときステレオ画像撮像装置は、拡縮手
段により圧縮又は伸張された左画像及び右画像とを圧縮
又は伸張されていない通常の画像に変換する画像変換手
段を備えることが好ましい。これにより、後に行われる
3次元データ化等の処理をより容易に行うことが可能と
なる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形
態であるカメラ型のステレオ画像撮像装置の斜視図であ
る。図1を参照して本実施形態について説明する。
【0015】カメラ本体10の前面において、レンズ鏡
筒11の左上にはファインダ窓(対物部)12が設けら
れ、右上にはストロボ13が設けられている。カメラ本
体10の上面左側にはレリーズスイッチ15及び液晶表
示パネル16が、右側にはモード切替ダイヤル17が設
けられている。カメラ本体10の側面には、インターフ
ェースコネクタ18、ICメモリカード等の記録媒体を
挿入するためのカード挿入口19が形成されている。
【0016】鏡筒11の前面には、ステレオアダプタ5
0が図示しないマウント機構により着脱自在に装着され
る。ステレオアダプタ50には、左右に2つの左側開口
51Lと右側開口51Rが設けられており、後述するよ
うに鏡筒11の光路は、ステレオアダプタ50内に設け
られたミラー(図2参照)により二分され、これらの開
口に導かれる。また、ステレオアダプタ50の上面略中
央には、後述する回動ミラー(図2参照)の回動角を調
整するためのミラー調整摘60が設けられており、その
側面にはインターフェース用のコネクタ62が設けられ
る。コネクタ62には、インターフェースケーブル20
の一方のコネクタ21Aが着脱自在に装着される。イン
ターフェースケーブル20のもう一方のコネクタ21B
は、カメラ本体10のインターフェースコネクタ18に
着脱自在に接続される。
【0017】図2は、図1のステレオ画像撮像装置の光
学的な構成を模式的に示す。カメラ10のレンズ鏡筒1
1内には、絞り(例えばアイリス絞り)25を備える撮
像光学系11Aが配設されており、撮像光学系11Aの
光軸L上には撮像素子(例えばCCD)28が光軸Lに
垂直に配設される。ステレオアダプタ50では、光軸L
に対し対称な位置には、回動ミラー57L、57Rが配
置される。回動ミラー57L、57Rは、それぞれ光軸
Lに垂直な軸59L、59Rを中心に回動可能であり、
回動ミラー57L、57R各々の回動角度は、光軸Lに
対し対称に維持される。回動ミラー57Lと対面する位
置には、湾曲ミラー(拡縮手段)58Lが配置され、回
動ミラー57Rと対面する位置には、湾曲ミラー(拡縮
手段)58Rが配置される。湾曲ミラー58L、58R
は、母線が軸59L、59Rに平行な柱面の一部であ
り、本実施形態では例えば湾曲ミラー58L、58Rは
円柱側面の一部から構成される。湾曲ミラー58L、5
8Rは、光軸Lに対しそれぞれ対称に、かつ反射面を回
動ミラー57L、57Rにそれぞれ向けて配置され、光
軸L上において母線を共有する。すなわち本実施形態に
おいて湾曲ミラー58L、58Rの湾曲面は、その母線
がカメラの横方向(CCDの水平方向)及びカメラの光
軸方向に垂直である柱面の一部である。また本実施形態
では凸面側を反射面としている。すなわち、撮像光学系
11Aの光路は湾曲ミラー58L、58Rにより左側光
路と右側光路に二分され、それぞれ回動ミラー57L、
57Rを介して左側開口51L及び右側開口51Rに導
かれる。
【0018】ステレオアダプタ50の左側開口51Lか
ら入射した光は、回動ミラー57L及び湾曲ミラー58
Lで反射され、撮像光学係11Aを介してカメラ本体1
0内に設けられたCCD28の受光面の右半面28B
(図2において)に導かれる。ステレオアダプタ50の
右側開口51Rから入射した光は、回動ミラー57R及
び湾曲ミラー58Rで反射され、撮像光学係11Aを介
してCCD28の左半面28A(図2において)に導か
れる。したがって、左画像は、CCD28の右半面28
Bで撮像され、右画像はCCD28の左半面28Aで撮
像される。
【0019】図2には、CCD28の右半面28Aの中
心PLに対する主光線LLと左半面28Bの中心PRに対
する主光線LRとが示されている。右半面28Bからの
主光線LLは、湾曲ミラー58Lで回動ミラー57L方
向へ屈曲され、回動ミラー57Lにおいてその回動角度
に対応して被写体方向へと屈曲される。同様に、CCD
28の左半面28Aからの主光線LRは、湾曲ミラー5
8Rで回動ミラー57R方向へ屈曲され、回動ミラー5
7Rにおいてその回動角度に対応して被写体方向へと屈
曲される。なお回動ミラー57L、57Rの回動角度は
被写体に対する輻輳、すなわち被写体までの距離に対応
して調整される。したがって、左右の主光線LL、LR
光軸Lに対して対称であり、被写体距離においてそれぞ
れ光軸Lと交わる。なお、輻輳調整はミラー調整摘60
により行われる。
【0020】図3は、図1、2に示されるステレオ画像
撮像装置の回路構成を示すブロック図である。
【0021】ステレオアダプタ50から入射された光
は、カメラ本体10の撮像光学系11Aを介してCCD
28に結像される。撮像光学系11A内には絞り(例え
ばアイリス絞り)25が設けられており、絞り25の開
度はアイリス駆動回路26により調整される。撮像光学
系11Aの焦点調整動作及びズーミング動作はレンズ駆
動回路27によって制御される。
【0022】CCD28の撮像面には撮像光学系11A
により被写体像が形成され、被写体像に対応した電荷が
発生する。CCD28の駆動は、CCD駆動回路30に
より制御される。CCD28からの画像信号はアンプ3
1において増幅され、A/D変換器32においてアナロ
グ信号からデジタル信号に変換される。デジタルの画像
信号は撮像信号処理回路33においてガンマ補正等の処
理を施され、画像メモリ34に一時的に格納される。ア
イリス駆動回路26、レンズ駆動回路27、CCD駆動
回路30、撮像信号処理回路33はシステムコントロー
ル回路35によって制御される。
【0023】画像信号は画像メモリ34から読み出さ
れ、LCD駆動回路36に供給される。LCD駆動回路
36は画像信号に応じて動作し、これにより画像表示L
CDパネル37には、画像信号に対応した画像が表示さ
れる。
【0024】システムコントロール回路35は、記録媒
体制御回路42を介して画像記録装置43に接続されて
おり、画像メモリ34から読み出された画像信号は、画
像記録装置43に装着されたICメモリカード等の記録
媒体Mに記録可能である。また、システムコントロール
回路35は、レリーズスイッチ15、モード切替ダイヤ
ル17等からなるスイッチ群45と、液晶表示パネル1
6、及びインターフェース回路40に接続されており、
インターフェース回路40にはコネクタ18(図1参
照)が接続されている。
【0025】ステレオアダプタ50の装着時には、コネ
クタ18とステレオアダプタのコネクタ62(図1参
照)とがインターフェースケーブル20を介して接続さ
れる。ステレオアダプタ50のコネクタ62にはインタ
ーフェース回路55が接続されており、インターフェー
ス回路55にはミラー回動角検出部61が接続されてい
る。ミラー回動角検出部61は回動ミラー57L、57
Rの回動角度を検出する。ミラー回転角検出部61によ
り検出された回動ミラー57L、57Rの回転角度は、
インターフェースケーブル20を介してカメラ本体10
へ送られ、回動角データとして左右画像の画像データと
ともに例えば記録媒体Mに記録される。
【0026】なお、コネクタ18はインターフェースケ
ーブルを介して図示しないコンピュータとも接続可能で
あり、例えば画像メモリ34や記録媒体Mに記録された
画像信号や画像データは、回動角データとともに接続さ
れたコンピュータに伝送可能である。
【0027】図4(a)〜図4(c)を参照して、従来
のステレオアダプタにより撮像される視差画像と、本実
施形態のステレオアダプタ50により撮像される視差画
像との違いについて説明する。
【0028】図4(a)は、ステレオアダプタを装着し
ないで被写体を撮像した場合に得られる画像S0を示し
ており、図4(b)は、従来のステレオアダプタをカメ
ラに装着して図4(a)の被写体を撮像したときに得ら
れる左画像S1Lと右画像S1Rとを表している。図4
(b)に示されるように従来のステレオアダプタを用い
た場合には、CCD28を左半面28Aと右半面28B
とに分けてそれぞれ右画像S1R、左画像S1Lを撮像し
ているので、水平(横)方向に撮像可能な領域はステレ
オアダプタを用いない場合の略半分となる。すなわち、
焦点距離をf、CCD28の受光部の横幅をwとすると
き、画像S0の水平画角θ0は2tan- 1(w/(2
f))と表せますが、図4(b)の左画像SLと右画像
Rの水平画角θ1は略2tan-1(w/(4f))に対
応し水平方向の視野は著しく狭くなる。
【0029】図4(c)は、本実施形態のステレオアダ
プタ50をカメラに装着して図4(a)の被写体を撮像
したときに得られる左画像S2Lと右画像S2Rとを表し
ている。本実施形態のステレオアダプタ50では、円筒
側面に対応する凸面鏡である湾曲ミラー58L、58R
を介して左右の視差画像をCCD28に結像しているた
め左画像S2L及び右画像S2Rは、それぞれ水平方向に
のみ圧縮(例えば1/2倍)される。すなわち、本実施
形態のステレオアダプタ50を用いた場合、左画像S2
Lと右画像S2Rの水平画角θ2を画像S0の水平画角θ0
に対応させることができる。
【0030】水平方向に圧縮された左画像S2L及び右
画像S2Rは、一旦画像メモリ34(図3参照)に一枚
の画像データとして記憶される。その後、例えば画像記
録媒体Mへ記録される際や、インターフェースケーブル
を介してコンピュータに転送される際に、システムコン
トロール回路35により2枚の視差画像(左画像及び右
画像)に分離されるとともに、補間処理を行って水平方
向に伸張(例えば2倍)され、圧縮による水平方向の歪
みが取り除かれる。これにより2枚の視差画像は、図4
(a)に示される画像と同じアスペクト比の画像として
画像記録媒体Mやコンピュータの記録装置に記録され
る。これらの視差画像及び前記回動ミラー57L、57
Rの回動角から、システムコントロール回路35やコン
ピュータにおいて従来周知の方法で被写体の立体画像や
3次元データが算出される。
【0031】次に、図5を参照して回動ミラー57L、
57Rの駆動機構について説明する。図5は、本実施形
態で用いられる回動ミラー駆動機構70の構成を模式的
に示している。
【0032】図5において歯車72の駆動軸は図1に示
したミラー調整摘60に連結されており、操作者がミラ
ー調整摘60を操作することにより回転される。歯車7
2は駆動軸を中心に相対する位置においてそれぞれラッ
ク73L、73Rと噛合っている。すなわちラック73
Lの右端よりの歯、及びラック73Rの左端よりの歯は
歯車72とそれぞれ噛合い、ラック73Lと73Rとは
歯車72を挟んで略平行に配置される。ラック73Lの
左端よりの歯は歯車74と噛合い、ラック73Rの右端
よりの歯は歯車75Rと噛合っている。歯車74は更に
歯車75Lと噛合っている。歯車75L、75Rの軸
は、歯車72の軸に対し対称な位置に配置されており、
それぞれ回動ミラー57L、57Rの回転軸と連結され
ている。また歯車74、歯車75L、75Rの径及びピ
ッチは等しい。これにより回動ミラー57L、57R
は、光軸Lに対し相互に対称な回動角を維持しながらミ
ラー調整摘60の回転操作によりその回動角が調整され
る。例えば歯車72が図5に示されるように反時計回り
に回転するときラック73Lは右水平方向に移動し、ラ
ック73Rは左水平方向へ移動する。このとき歯車74
及び歯車75Rは反時計回りに回転され、歯車75Lは
歯車75Rと同じ分だけ時計回りに回転される。
【0033】以上により本実施形態によれば、ステレオ
アダプタが装着されていないときに撮像される画像と同
じ画角あるいは撮像領域を有する視差画像をステレオア
ダプタを用いて同時に撮像することができる。
【0034】本実施形態では、カメラの撮像光学系の光
路を2分するミラーに湾曲ミラーを用いたがこれを平面
鏡に置き換え、本実施形態の回動ミラーを例えば固定式
とし、これに湾曲ミラーを用いてもよいし、両ミラーと
もに湾曲ミラーとしてもよい。また、本実施形態では、
光路の分割や方向変換に湾曲ミラーや固定ミラーなどの
光学素子を用いたが、これらをプリズム等の光学素子に
置き換えてもよい。
【0035】本実施形態において、湾曲ミラーは円筒側
面(一定の曲率をもつ)の一部からなる凸面鏡であった
が、湾曲ミラーは柱面の導線の曲率を連続的に変化させ
た凸面鏡や凹面鏡あるいはこれらを組合わせたものでも
よい。例えば画像の中心部は高解像度となるように、こ
の位置に対応する曲率を小さくし、画像の端部に対応す
る部分の曲率を大きくすることにより、目的としている
被写体の解像度を落とすことなく水平画角を広く取るこ
とが可能である。また、より高い解像度を部分的に得る
目的で凹面鏡を用いることもできる。
【0036】本実施形態ではステレオアダプタは電子ス
チルカメラに装着されたが、通常の銀塩カメラに装着
し、銀塩フィルム(撮像部)を用いて撮像された写真を
スキャナなどを用いてコンピュータに取り込み伸張処理
することも可能である。
【0037】本実施形態において回動ミラーは、手動で
調整されたが測距装置との組み合わせにより自動で行っ
てもよい。
【0038】本実施形態においてステレオ画像撮像装置
は、アダプタ式であったがこれらを一体的に構成しても
よい。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、左右の
視差画像を水平方向に圧縮又は伸張して撮像可能なステ
レオアダプタ又はステレオ画像撮像装置を簡単な構成に
より提供することができる。また、左右の視差画像を撮
像部の左右半分の領域でそれぞれ同時に撮像可能なステ
レオアダプタ又はステレオ画像撮像装置において、左右
の視差画像をそれぞれ撮像部の受光領域に対応する視野
で撮像することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるステレオ画像撮像装
置の斜視図である。
【図2】図1に示したステレオ画像撮像装置の光学的な
構成を概略的に示す図である。
【図3】ステレオ画像撮像装置の電気的な構成を概略的
に示すブロック図である。
【図4】従来のステレオアダプタにより撮像される視差
画像と、本実施形態のステレオアダプタにより撮像され
る視差画像との違いを示す図である。
【図5】本実施形態に適用される、回動ミラー駆動機構
の構成を模式的に示す図である。
【符号の説明】
10 カメラ本体 28 撮像素子(CCD) 28A 左半面 28B 右半面 50 ステレオアダプタ 58L、58R 湾曲ミラー 59L、59R 回動ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/225 Z 13/02 13/02 Fターム(参考) 2H059 AA09 2H087 KA01 LA30 SA87 TA01 TA03 TA04 TA06 TA08 2H105 EE00 EE32 5C022 AB12 AB66 AC02 AC03 AC32 AC42 AC51 AC74 5C061 AA01 AB03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラに装着され、左画像を撮像するた
    めの左側開口と右画像を撮像するための右側開口とを備
    え、前記カメラの撮像部の水平方向に2分された各領域
    において前記左画像及び前記右画像とを同時に結像する
    ステレオアダプタであって、前記左画像と前記右画像と
    を水平方向に圧縮又は伸張して前記撮像部の前記各領域
    に結像させる拡縮手段を備えたことを特徴とするステレ
    オアダプタ。
  2. 【請求項2】 前記拡縮手段が湾曲面をもつ一対のミラ
    ー部材からなることを特徴とする請求項1に記載のステ
    レオアダプタ。
  3. 【請求項3】 前記湾曲面が、母線が前記水平方向及び
    前記カメラの光軸方向に垂直である柱面の一部であるこ
    とを特徴とする請求項2に記載のステレオアダプタ。
  4. 【請求項4】 前記柱面からなる前記ミラー部材が凸面
    鏡であることを特徴とする請求項3に記載のステレオア
    ダプタ。
  5. 【請求項5】 前記凸面鏡が円柱の外側面であることを
    特徴とする請求項4に記載のステレオアダプタ。
  6. 【請求項6】 前記拡縮手段が、前記左画像及び前記右
    画像を1/2の倍率で前記水平方向に圧縮することを特
    徴とする請求項5に記載のステレオアダプタ。
  7. 【請求項7】 前記左側開口及び前記右側開口から入射
    した光が、それぞれ第1の光学素子で反射された後、第
    2の光学素子で反射されて前記各領域に導かれ、前記第
    1又は第2の光学素子の少なくとも一方が前記拡縮手段
    であることを特徴とする請求項1に記載のステレオアダ
    プタ。
  8. 【請求項8】 前記第1の光学素子が前記水平方向及び
    前記カメラの光軸方向に垂直な軸回りに回動可能な平面
    鏡であるとともに前記第2の光学素子が前記拡縮手段で
    あり、前記第1の光学素子の回動角を調整することによ
    り前記左画像及び右画像の輻輳を調整する輻輳調整手段
    を備えることを特徴とする請求項7に記載のステレオア
    ダプタ。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のステレオアダプタが装
    着されるカメラからなるステレオ画像撮像装置であっ
    て、前記拡縮手段により圧縮又は伸張された前記左画像
    及び前記右画像とを圧縮又は伸張されていない通常の画
    像に変換する画像変換手段を備えることを特徴とするス
    テレオ画像撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記輻輳を検出する輻輳検出手段と、
    前記輻輳に係る情報を画像データと共に記録媒体に記録
    する記録手段とを備えることを特徴とする請求項9に記
    載のステレオ画像撮像装置。
  11. 【請求項11】 左画像を撮像するための左側開口と右
    画像を撮像するための右側開口と、前記左画像と前記右
    画像とを撮像する撮像部と、前記左画像と前記右画像と
    を水平方向に圧縮又は伸張して前記撮像部の水平方向に
    2分された各領域に同時に結像可能な拡縮手段を備える
    ことを特徴とするステレオ画像撮像装置。
  12. 【請求項12】 前記拡縮手段により圧縮又は伸張され
    た前記左画像及び前記右画像とを圧縮又は伸張されてい
    ない通常の画像に変換する画像変換手段を備えることを
    特徴とする請求項11に記載のステレオ画像撮像装置。
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