JP3478686B2 - 複眼撮像装置 - Google Patents

複眼撮像装置

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JP3478686B2 JP30466596A JP30466596A JP3478686B2 JP 3478686 B2 JP3478686 B2 JP 3478686B2 JP 30466596 A JP30466596 A JP 30466596A JP 30466596 A JP30466596 A JP 30466596A JP 3478686 B2 JP3478686 B2 JP 3478686B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2つ以上の撮像光学
系を有する複眼カメラ等の複眼撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば特開平7−67020号公
報に開示されているようなワイドパノラマ画像生成ある
いは高精細画像の生成を目的として、結像光学系と撮像
素子とから成る撮像系を複数有し、それぞれの撮像素子
で得られた画像信号を用いて1つの合成画像を生成する
複眼撮像装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の複眼
撮像装置はそれぞれの撮像系の位置の違いにより、それ
ぞれの撮像素子で得られた画像において前面の被写体に
よってその後方の被写体が撮影されない領域が異なると
いう問題が生じてしまう。図21、図22はこの問題を
説明するための図であり、図21において、131〜1
33はそれぞれ球状の被写体である。また134、13
5はそれぞれ被写体を見る視点位置を示している。図2
2(a)、(b)はそれぞれ視点位置134、135か
ら見た被写体131〜133の様子を示した図である。
まず視点位置134から被写体を見ると、図22(a)
で示すように被写体132は被写体131によって一部
見えなくなっている。一方、視点位置135から被写体
131〜133を見た場合、図22(b)に示すように
被写体132は被写体131に隠されることはないが、
被写体133が被写体131の影に入ってしまい見えな
くなっていることがわかる。このことから異なる視点位
置から撮影領域の一部を重複させて撮影された2つの画
像を、その重複領域を重ねあわせてパノラマ画像を合成
しようとしても、2つの画像の重複領域が一致しないの
で2つの画像の重複領域の繁ぎ目を目立たないように画
像合成することが困難なことがわかる。
【0004】また立体的な被写体を撮影する場合、視点
位置によって被写体自身の形状が異なって見えてしまう
という問題も生じる。図23、図24はこの問題を説明
するための図で、図23において156は被写体で、立
方体形状を有している。また157、158は視点位置
を示している。図24(a)、(b)はそれぞれ視点位
置157、158から見た被写体156の様子を示した
図である。まず視点位置157から被写体156を見る
と、図24(a)のように被写体はほぼ正方形に見え
る。一方、被写体156を視点位置158から見ると、
図24(b)のように一辺を共有する2つの台形のよう
に見える。このことから異なる視点位置から撮影領域の
一部を重複させて撮影された2つの画像を、その重複領
域を重ねあわせてパノラマ画像を合成しようとしても、
2つの画像の重複領域にある被写体自身の形状が異なっ
て見えるので、2つの画像を重ね合わせられないことが
わかる。
【0005】このように従来の複眼撮像装置でパノラマ
撮影を行っても、左右の撮像系の撮影位置の違いから上
記問題が生じてパノラマ画像合成がうまくいかないこと
が多かった。尚、このような左右の撮像系の撮影位置の
違いを以後視差と呼ぶことにする。
【0006】そこで本発明の目的は、視差がほとんど生
じない撮像系を有する複眼撮像装置を簡単な構成で提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明において
は、それぞれ被写体光をレンズを介して集光し、撮像素
子の結像面に光学像を形成するように成された複数の撮
像光学手段を有する複眼撮像装置において、上記複数の
撮像光学手段の入射瞳はそれぞれの撮像光学手段の最も
物体側のレンズよりも更に物体側に設けられると共に、
上記複数の撮像光学手段はそれぞれの上記入射瞳の重心
または上記入射瞳と光軸との交点が略一致するように配
置されている。
【0008】また、請求項2の発明のように、上記複数
の撮像光学手段を、それぞれの上記入射瞳の重心または
上記入射瞳と光軸との交点が略一致する第1の位置と、
上記それぞれの入射瞳の重心または上記入射瞳と光軸と
の交点が一致しない第2の位置とに移動させる移動手段
を設けてもよい。
【0009】また、請求項3の発明のように、上記複数
の撮像光学手段が上記第1の位置にあるとき各撮像光学
手段に入射する光量を制御する第1の絞り手段と、上記
複数の撮像光学手段が上記第2の位置にあるとき各撮像
光学手段に入射する光量を制御する第2の絞り手段とを
設けてもよい。
【0010】また、請求項4の発明のように、上記第1
の絞り手段と上記第2の絞り手段は、電気的な制御を行
うことにより光の透過を選択的に制御可能な1枚の電子
−光学素子で構成してもよい。
【0011】請求項5の発明においては、それぞれ被写
体光をレンズを介して集光し、撮像素子の結像面に光学
像を形成すると共に、複数の焦点距離に設定可能な複数
の撮像光学手段を有する複眼撮像装置において、上記複
数の撮像光学手段を、それぞれの入射瞳と光軸との交点
が略一致する第1の位置と、上記それぞれの入射瞳と光
軸との交点が一致しない第2の位置に移動させる移動手
段と、上記複数の撮像光学手段が上記第1の位置にある
とき各撮像光学手段の焦点距離を所定の範囲内に制限す
る制限手段とを設けている。
【0012】また、請求項6の発明のように、上記制限
手段は、上記複数の撮像光学手段が上記第1の位置にあ
るとき各撮像光学手段の焦点距離が最も短い状態に固定
するようにしてもよい。
【0013】また、請求項7の発明のように、上記複数
の撮像光学手段が上記第1の位置にあるときに撮影され
た複数の映像を合成するパノラマ撮影モードと上記複数
の撮像光学手段が上記第2の位置にあるときに撮影され
た複数の映像からステレオ立体映像を生成する立体撮影
モードとを選択的に設定するモード設定手段と、上記複
数の撮像光学手段の撮影方向を上記撮影モードに応じて
変更する撮影方向変更手段とを設け、上記パノラマ撮影
モードのときは上記撮影方向変更手段は上記焦点距離に
応じて撮影方向を変更するようにしてもよい。
【0014】また、請求項8の発明のように、上記パノ
ラマ撮影モードにおいて、上記撮影方向変更手段は上記
複数の撮像光学手段のそれぞれの撮影光軸の成す角度と
それぞれの撮影画角との比が常に一定になるように上記
撮影方向を変更するようにしてもよい。
【0015】また、請求項9の発明のように、現在設定
されている上記焦点距離に応じた上記複数の撮像光学手
段の入射瞳と光軸との交点の位置を記憶する記憶手段
と、上記パノラマ撮影モードのときに上記記憶手段に記
憶された上記位置から撮影が適正に行われるかどうかを
判定する判定手段と、上記判定手段により撮影が適正に
行われないと判定されたときに警告を発する警告手段と
を設けてもよい。
【0016】また、請求項10の発明のように、上記パ
ノラマ撮影モードのとき上記複数の撮像光学手段の撮影
領域の重複領域またはその近傍付近の被写体距離分布を
検知する検知手段を設け、上記判定手段は、上記検知さ
れた被写体距離分布と上記記憶手段に記憶された上記位
置とによって撮影が適正に行われるかどうかの判定を行
うようにしてもよい。
【0017】
【作用】請求項1の発明において、上記視差の問題を解
消するには二つの光学系の共通の視野内で所定の撮影距
離範囲で、距離による物点のそれぞれの結像位置、(詳
しくは物点から光学系が捕捉した光束の撮像面での強度
重心の位置)の相対的な位置関係が一致するように二つ
の光学系を配置すれば良い。その場合、二つの光学系の
収差が撮影画像の相違に影響する程大きいと画質上に問
題があるが、現実的な光学系では収差は視差に影響しな
いとみなせるので、光学系に入射する光束の広がりを制
限する絞りの像である入射瞳の中心を二つの光学系にお
いて略一致するよう配置することによって、共通の視野
内での距離による物点のそれぞれの結像位置を不変であ
るように二つの光学系を配置することができる。
【0018】また光学系の入射瞳と物体側主点の位置が
互いに近傍に存在している場合には、一つの光学系のそ
れぞれの物体側主点が略一致するように配置することに
より、共通の視野内での距離による物点のそれぞれの結
像位置を不変であるように二つの光学系を配置すること
ができる。
【0019】以上のことから、二つの撮像光学手段のそ
れぞれの入射瞳の中心、即ち入射瞳の重心または入射瞳
と光軸の交点を略一致させることにより、上記視差の問
題を解決することができる。しかし一般に入射瞳は撮像
光学手段の最も物体側のレンズより結像面側に存在する
場合が多いので、左右の撮像系の視点を略一致させるこ
とは困難である。そこで、本発明では、複数の撮像光学
手段には、それぞれの入射瞳がそれぞれの撮像光学手段
の最も物体側のレンズよりも更に物体側に存在するもの
を用いることによって複数の撮像光学手段は容易にそれ
ぞれの入射瞳と光軸との交点が略一致するように配置す
ることができる。
【0020】また、請求項5の発明においては、上述し
たようにして複数の撮像光学手段のそれぞれの入射瞳の
中心、即ち入射瞳と光軸の交点を略一致させることで上
記視差の問題を解決することができる。一方、近年では
ビデオカメラ等の撮影光学系には焦点距離が変更できる
ズームレンズが用いられるのが一般的である。このズー
ムレンズでは焦点距離を変更すると、入射瞳の位置が変
わってしまう。そのためズームレンズを複眼撮像装置に
用いると、それぞれの撮影レンズの入射瞳と光軸の交点
を略一致させることが困難になるが、本発明では複数の
撮像光学手段が上記第1の位置にあるときに焦点距離を
制限することによりズームレンズを用いた複眼撮像装置
においても視差がほとんど生じないようにすることがで
きる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1〜6の実施の
形態について説明する。 (第1の実施の形態)図1は本発明を実施した複眼カメ
ラの構成を示すブロック図である。図1において、1お
よび2はそれぞれ撮影光学系、1a、2aはそれぞれ撮
影光学系1、2の入射瞳であり、各光軸との交点の位置
を示している。この入射瞳1a、2aは図に示すように
撮影光学系1、2の最も物体側のレンズ1b、2bより
もさらに物体側に存在している。そして図1の状態では
撮影光学系1、2の光軸は略平行となっており、入射瞳
1a、2aは互いに所定距離離れた状態になっている。
この状態で撮影されたそれぞれの映像には所定の視差が
生じているので、撮影光学系1で撮影された映像は鑑賞
者の左目だけに、また撮影光学系2で撮影された映像は
鑑賞者の右目だけに見えるように再生すると立体映像の
再生が可能となる。3および4はそれぞれ撮影光学系
1、2で結像された光学像を電気的な映像信号に変換す
る撮像素子である。
【0022】Lは撮影光学系1と撮像素子3とから成る
撮像光学系、Rは撮影光学系2と撮像素子4とから成る
撮像光学系Rである。この撮像光学系L、Rは鏡筒内に
収納され、複眼カメラ本体に対してそれぞれ軸A、Bを
中心に回動可能に支持されており、鏡筒駆動部14、1
5により図1の撮像光学系L、Rの光軸がほぼ平行な状
態から図2に示すように入射瞳1a、2aが略一致した
状態にすることができる。図2のC、Dはそれぞれ撮像
光学系L、Rの撮影範囲を示している。またE、F、
G、Hは球状の被写体である。
【0023】先に述べたように撮像光学系L、Rによっ
て撮影されたそれぞれの画像にはほとんど視差が生じな
いので、撮像光学系L、Rで被写体E、F、G、Hを撮
影すると、それぞれ図3(a)、(b)のようになる。
図3からわかるように撮像光学系L、Rで重複して撮影
される領域はほとんど同じ被写体像になるので、図3
(c)のように図3(a)、(b)の重複領域を重あわ
せるように合成して一つのパノラマ画像を容易に得るこ
とが可能である。
【0024】図1に戻って、5は撮像光学系L、Rに入
射する光量を制御する絞り部である。図4(a)、
(b)は絞り部5を撮像光学系L、Rから見た図で、図
4(a)は絞りを開放した状態を示している。図4にお
いて5aは撮像光学系L、Rが図2の状態のときに撮像
光学系L、Rの共通の絞りとして作用する共通絞りで、
5b(l)、(r)はそれぞれ撮像光学系L、Rが図1
の状態のときに撮像光学系L、Rそれぞれの独立の絞り
として作用する独立絞りである。それぞれの絞りの開口
部は通電することによって光を透過させたり、遮断する
ことが可能な液晶から成り、同心円状領域aからjに分
割されている。また5cは光を全く通さない遮光部であ
る。そして上記同心円領域a、e、hを光が通過しない
ように制御することにより図4(b)の状態となり、各
絞りに入射する光量を、制御することができる。なお本
実施の形態では、共通絞り5aは撮像光学系L、Rの光
軸を絞りの位置で交差させることが困難なので、図に示
すようにそれぞれの光軸を中心に同心円状の開口部を設
けている。
【0025】図1に戻って、6は被写体の明るさを測定
する測光部である。7は撮像光学系L、Rの合焦状態を
検知するピント検知部である。8は撮像素子3、4で得
られた2つの映像データを1つの連続した映像データに
合成した後、所定の映像信号に変換する信号処理部であ
る。9は信号処理部8で得られた画像データとその画像
データ等を記憶するメモリである。10は複眼カメラ全
体を制御するシステムコントローラである。11は信号
処理部8によって得られた映像信号を表示するモニタで
ある。12はレリーズボタンで、操作されることにより
レリーズ信号を発する。13はパノラマ映像を撮影する
パノラマモードと立体映像を撮影する立体モードといっ
た撮影モードの切り替えを行うモード切替部である。
【0026】次に動作を説明する。図5は図1の複眼カ
メラの動作を示すフローチャートである。なお特に断ら
ない限り動作は全てシステムコントローラ10が行うも
のとする。図1、5において、図示しない複眼カメラの
電源スイッチが投入されると、まず撮影モード切替部1
3の検知を行う(S101)。ここで撮影モード切替部
13が操作され、パノラマ撮影モードが選択されると、
撮像光学系L、Rを図2の状態にし、立体撮影モードが
選択されると、撮像光学系L、Rを図1の状態に駆動す
ることによって、立体撮影モードとパノラマ撮影モード
との切り替えができる(S102)。次にレリーズボタ
ン12が操作されてレリーズ信号が発せられると(S1
03)、測光部6によって被写体の明るさが測定され、
測光値に応じて絞りおよびシャッタ速度が決定される
(S104)。
【0027】次にピント検知部7によって撮像光学系
L、撮像光学系Rは被写体に対してピント調節が行われ
る(S105)。次に(S104)で決定された絞り値
に応じて、撮像光学系L、Rが図2の状態のとき、即ち
パノラマ撮影モードのときは、前記共通絞り5aの制御
が行われ、撮像光学系L、Rが図1の状態のとき、即ち
立体撮影モードのときは、前記独立絞り5b(L)、5
b(R)の制御が行われる(S106)。そして(S1
04)で決定されたシャッタ速度で撮像素子3、撮像素
子4へ露光が行われ(S107)、撮像素子3、4で得
られた信号は信号処理部8で撮影モードに応じた処理が
なされる(S108)。この信号処理部8ではパノラマ
撮影モードのときは、撮像光学系L、撮像光学系Rで得
られた2つの映像信号を1つの連続した映像信号に合成
する前に台形歪みの補正を行う。
【0028】ここで台形歪みについて説明する。図6は
図2の撮像光学系L、Rと撮影範囲が等価な撮像光学系
を示したもので、20は撮影レンズ、21、22は撮像
素子である。同図からわかるように撮像光学系L、Rと
撮影範囲が等価な画角を有する撮影レンズ20の光軸に
対して撮像素子21、22は図2の撮像光学系L、Rの
光軸の交差角に応じてお互いに傾いていることがわか
る。これは撮像光学系L、Rが図2の状態のときはそれ
ぞれの光軸が所定の交差角で交差しており、中心被写体
に対して傾いて配置されているからである。従って、撮
影レンズ20によって結像された像は点線Sで示した1
つの平面に結像された像とは一致せず歪んだ像となり、
これを台形歪みという。そこでこの台形歪みを補正し、
撮像光学系L、Rで撮影された画像が、図6で示した撮
像光学系L、Rの撮影範囲が等しい1つの撮影レンズ2
0によって1つの平面Sに結像された像と等価となるよ
うにしている。
【0029】図5に戻って、信号処理部8ではさらに、
台形歪みを補正されたそれぞれの映像信号のオーバーラ
ップ部から両画像の対応点を抽出し、得られた対応点か
ら2つの映像のオーバーラップ量を求め、それに応じて
2つの映像の繋ぎ合わせを行うことにより、図3(c)
のような1つの横長の映像を生成する。また立体撮影モ
ードのときは、信号処理部8は撮影された2つの映像に
は互いにペアとなっていることを示す識別信号および撮
影条件等の撮影情報付加するようにしている。このよう
にして信号処理部8で生成された映像信号はメモリ9に
記録される(S109)。
【0030】以上で1回の撮影動作を終了するが、メモ
リ9に記録された映像信号は図示しない再生ボタンを操
作して複眼カメラを再生可能状態にすることにより、モ
ニタ11で再生することができる。モニタ11で立体映
像を表示する場合は、撮像光学系L、Rで撮影されたそ
れぞれの映像を時系列的に交互に表示し、映像の鑑賞者
は左目用の映像が表示されているときは右目が遮光さ
れ、右目用の映像が表示されているときは左目が遮光さ
れるようにした、いわゆる液晶シャッタ眼鏡を掛けるこ
とにより立体映像を見ることができる。またパノラマ映
像を表示する場合は、信号処理部8において台形歪みを
補正しているので、より自然なパノラマ映像を得ること
ができる。
【0031】なお、本実施の形態では、撮像光学系L、
Rの光量を制御する絞りに液晶を用いているが、これに
限定されるものではなく、例えばエレクトロクロミーを
用いたり、複数の絞り羽根をメカニカルに駆動して開光
量を制御しても良い。
【0032】(第2の実施の形態)また、前記共通絞り
5aは図7に示すように、常に開口部が1つになるよう
に制御しても良い。即ち、共通絞り5aは図7に示すよ
うに撮像光学系L、Rの光軸の中間点を中心として同心
円状に絞りがa′、b′、c′に分割されている。この
場合、絞りを絞るほど撮像光学系L、Rの入射瞳の中心
間の距離が小さくなるので、更に視差の生じない複眼カ
メラを提供することができるという効果がある。
【0033】(第3の実施の形態)また絞り5は図8の
ようにしても良い。図8(a)において80は液晶で、
図中の小さな正方形1つ1つが光の透過、不透過を制御
できるようになっている。そして81、82で示した領
域が現在光が透過可能な領域、即ち絞り開口部である。
本実施の形態では上記のように絞りが構成されているの
で、図中の小さな正方形1つ1つが光の透過、不透過を
変化させることにより、絞りの開口領域81、82の位
置を、例えば図8(a)位置から図8(b)の81′、
82′で示す位置に移動することができる。従って、撮
像光学系L、Rの回動に応じて絞りの開口領域の位置を
変更することによって、撮像光学系L、Rは図1および
図2の状態に限らず、所定の範囲内で任意の位置に回動
した状態での撮影が可能になるという効果がある。
【0034】(第4の実施の形態)第1の実施の形態の
撮像光学系L、Rでは、入射瞳1a、2aと絞り5の位
置が一致していたが、図9(a)、(b)のような撮像
光学系を用いても良い。図9(a)において、91およ
び92はそれぞれ撮影光学系、91a、92aはそれぞ
れ撮影光学系91、92の入射瞳で、光軸との交点の位
置を示している。この入射瞳91a、92aは図示のよ
うに撮影光学系91、92の最も物体側のレンズ91
b、92bよりもさらに物体側に存在している。93お
よび94はそれぞれ撮影光学系91、92で結像された
光学像を電気的な映像信号に変換する撮像素子である。
また95、96は撮影光学系91、92の絞りで、図示
のように撮影光学系91、92の最も物体側のレンズ9
1b、92bよりも撮像素子93、94の結像面側に存
在している。このように本実施の形態では、撮影光学系
91、92に入射する光量を制御する絞り95、96が
入射瞳91a、92aの位置、即ち撮影光学系91、9
2の最も物体側のレンズ91b、92bよりも更に物体
側に存在しないので、撮影光学系91、92を小さくで
きるという効果がある。
【0035】(第5の実施の形態)図10は本実施の形
態による複眼カメラの構成を示すブロック図である。図
10において、50Lおよび50Rはそれぞれ後述する
焦点距離を変更可能な撮影光学系や撮像素子等を保持す
る鏡筒で、複眼カメラ本体に軸Aを中心に回動可能に固
定されている。図11は上記鏡筒50L、50Rの内部
構成を示す図で、51、52はそれぞれ焦点距離を変更
可能な撮影光学系である。また51w、52wはそれぞ
れ撮影光学系51、52が最も焦点距離が小さい時の撮
影光学系51、52の入射瞳と光軸との交点位置を示
し、51t、52tはそれぞれ撮影光学系51、52が
最も焦点距離が大きい時の撮影光学系51、52の入射
瞳と光軸との交点位置を示している。また51b、52
bはそれぞれ撮影光学系51、52の光軸上を移動する
ことによって焦点距離を変更する変倍レンズである。5
3および54はそれぞれ撮影光学系51、52で結像さ
れた光学像を電気的な映像信号に変換する撮像素子であ
る。55、56はそれぞれ撮影光学系51、52の前面
に配置され、被写体光束を撮影光学系51、52に導く
反射ミラーである。
【0036】そして51′、52′および53′、5
4′は反射ミラー55、56による撮影光学系51、5
2と撮像素子53、54の虚像を示し、51w′、52
w′および51t′、52t′は上記撮影光学系51、
52の入射瞳と光軸の交点位置51w、52w、51
t、52tの反射ミラー55、56の虚像を示してい
る。従って、撮影光学系51、52は反射ミラー55、
56による虚像位置51′、52′に配置した場合と等
価となる。つまり図10、図11の鏡筒50L、50R
の状態では撮影光学系51、52の光軸は所定距離離れ
た状態でかつ平行になっている。
【0037】図10に戻って57は操作されることによ
りレリーズ信号を発するレリーズボタンである。58は
被写体の明るさを測定する測光部である。59は撮影光
学系51、52の合焦状態を検知するピント検知部であ
る。60は撮像素子53、54で得られた2つの映像信
号を1つの連続した映像信号に合成した後、所定の映像
信号に変換する信号処理部である。61は信号処理部6
0で得られた映像信号と撮影条件等を記憶するメモリで
ある。62は複眼カメラ全体を制御するシステムコント
ローラである。63は信号処理部60によって得られた
映像信号を表示するモニタである。64は鏡筒50L、
50Rを前記軸Aを中心に回動させるための鏡筒駆動部
で、これを操作することにより鏡筒50L、50Rを図
10の状態から図12に示す状態にすることができ、ま
たその逆の操作も可能である。65は鏡筒50L、50
Rが図10か図12の状態のうちいずれの状態であるか
を検知する鏡筒検知部である。66は操作することによ
り前記変倍レンズ51b、52bを移動させることがで
きるズーム変更部、67は撮影モード変更部である。
【0038】次に動作を説明する。図13は図10の複
眼カメラの動作を示すフローチャートである。なお、特
に断らない限り動作は全てシステムコントローラ62が
行うものとする。図10、図13において、まず図示し
ない複眼カメラの電源スイッチが投入されると、鏡筒検
知部65により鏡筒50L、50Rが現在、図10と図
12のどちらの状態になっているかを検知し、図10の
状態であれば立体撮影モードに移行し、図12の状態で
あればパノラマ撮影モードに移行する(S201)。
【0039】まずパノラマ撮影モードの場合を説明す
る。パノラマ撮影モードではまず撮影光学系51、52
の焦点距離を最も短い状態にする(S202)。図12
はこのときの鏡筒50L、50Rの状態を示す図で、図
中C、Dはそれぞれの撮影光学系51、52の撮影画角
を示している。またe、f、g、hは球状の被写体であ
る。図12の状態では撮影光学系51、52は反射ミラ
ー55、56により51′、52′の位置に配置した場
合と等価である。従って、撮影光学系51、52の視点
であるそれぞれの入射瞳と光軸の交差点51w、52w
は51w′、52w′の位置にあることになり、撮影光
学系51、52の各視点が非常に近接した状態にあるこ
とがわかる。
【0040】図13に戻って、レリーズボタン57が操
作されてレリーズ信号が発せられると(S203)、測
光部58によって被写体の明るさが測定され、その測光
値に応じて絞りおよびシャッタ速度が決定される(S2
04)。次にピント検知部59によって撮像光学系5
1、52の被写体に対するピント状態が検出され、ピン
トが合っていない場合は図示しないピント調節レンズを
駆動して被写体に対するピント調節が行われる(S20
5)。次に(S204)で決定された絞り値およびシャ
ッタ速度で撮像素子53、54へ露光が行われる(S2
06)。撮像素子53、54で得られた映像信号は信号
処理部60でまず左右反転を行い、反射ミラー55、5
6による鏡像を補正する(S207)。次に信号部60
は左右反転した映像信号に対して台形歪みの補正を行う
(S208)。
【0041】ここで台形歪みについて説明する。図14
は図10の撮像光学系50L、50Rと撮影範囲が等価
な撮像光学系を示したもので、20は撮影レンズ、2
1、22は撮像素子である。同図からわかるように撮影
光学系51、52と撮影範囲が等価な画角を有する撮影
レンズ20の光軸に対して撮像素子21、22は図10
の撮像光学系50L、50Rの光軸の交差角に応じて互
いに傾いていることがわかる。これは撮影光学系51、
52の光軸が所定の交差角で交差しており、中心被写体
に対して傾いて配置されているからである。従って、撮
影レンズ20によって結像された像は点線Sで示した1
つの平面に結像された像とは一致せず歪んだ像となり、
これを台形歪みという。そこでこの台形歪みを補正し、
撮影光学系51、52で撮影された画像が、図14で示
した撮影光学系51、52の撮影範囲が等しい1つの撮
影レンズ20によって1つの平面Sに結像された像と等
価となるようにしている。
【0042】図15(a)、(b)は図12の状態で被
写体cからhを撮影し信号処理部60で左右反転および
台形歪み補正を行った後の映像を示している。前述した
ように前記撮影光学系51、52の入射瞳と光軸との交
点、即ち視点はほぼ一致しているので、図15(a)、
(b)の映像には視差がほとんど生じていない。信号処
理部60ではさらに図15(a)、(b)の映像信号の
重複領域を検出し、一方の映像信号から重複領域を削除
した後、他方の映像信号を削除した映像信号を補うよう
に合成して図15(c)に示すような1つ横長の映像、
即ちパノラマ映像を生成する(S209)。
【0043】図13に戻って、信号処理部60で生成さ
れたパノラマ映像信号はメモリ61に記録される(S2
10)。以上でパノラマ撮影モードの撮影動作を終了す
るが、メモリ61に記録された映像信号は図示しない再
生ボタンを操作して複眼カメラを再生可能状態にするこ
とにより、モニタ63で再生することができる。なお、
本実施の形態ではパノラマ撮影モードはズーム変更部6
6を操作しても前記変倍レンズ51b、52bは移動し
ないようになっている。
【0044】次に立体撮影モードの場合を説明する。
(S201)で鏡筒50L、50Rが図10の状態であ
った場合は立体撮影モードに移行する。立体撮影モード
ではまずズーム変更部66が操作されているかを検知し
(S221)、操作されていた場合は変倍レンズ51
b、52bを移動させて撮影光学系51、52の焦点距
離を変更する(S229)。次にレリーズボタン57が
操作されてレリーズ信号が発せられると(S222)、
測光部58によって被写体の明るさが測定され、その測
光値に応じて絞りおよびシャッタ速度が決定される(S
223)。次にピント検知部59によって撮像光学系5
1、52の被写体に対するピント状態が検出され、ピン
トが合っていない場合は図示しないピント調節レンズを
駆動して被写体に対するピント調節が行われる(S22
4)。次に(S223)で決定された絞り値およびシャ
ッタ速度で撮像素子53、54へ露光が行われる(S2
25)。撮像素子53、54で得られた映像信号は信号
処理部60により左右反転を行い、反射ミラー55、5
6による鏡像状態を補正し(S226)、それぞれの映
像には互いにペアとなっていることを示す識別信号およ
び撮影条件等の撮影情報付加する(S227)。信号処
理部60で生成された映像信号はメモリ61に記録され
る(S228)。以上で1回の撮影動作を終了する。
【0045】このように立体撮影モードでは、撮影光学
系51、52は図10の状態であるから、メモリ61に
記憶された1組の映像には前記視差が生じているので、
被写体に向かって左側、本実施の形態では撮影光学系5
1で撮影された映像を観察者の左目だけに見えるように
表示し、また被写体に向かって右側、本実施の形態では
撮影光学系52で撮影された映像を観察者の右目だけに
見えるように表示することにより、ステレオ立体映像の
再生が可能である。本実施の形態では、メモリ61に記
録された映像信号は図示しない再生ボタンを操作して複
眼カメラを再生可能状態にすることにより、モニタ63
で撮影光学系51、52で撮影されたそれぞれの映像を
時系列的に交互に表示し、映像の鑑賞者は左目用の映像
が表示されているときは右目が遮光され、右目用の映像
が表示されているときは左目が遮光されるようにした、
いわゆる液晶シャッタ眼鏡を掛けることにより立体映像
を見ることができる。
【0046】このように本実施の形態によれば、撮影モ
ードの切り替えを鏡筒50L、50Rの位置を検知する
ことにより行っているので、撮影者がいちいち撮影モー
ドの確認をする必要がなく、操作が簡単であるという効
果がある。
【0047】なお、本実施の形態ではパノラマ撮影時の
焦点距離を最短の位置に固定しているが、これに限定さ
れるものでなく、パノラマ撮影時においてもパノラマ合
成に不都合が生じない範囲で焦点距離を変更可能にして
も良い。その場合はパノラマ撮影時の撮影の自由度が大
きくなるという効果がある。また本実施の形態ではパノ
ラマ撮影時にそれぞれの撮影光学系の撮影領域が重複す
るように設定されているが、撮影領域がちょうど重複し
ないようにしても良い。その場合はそれぞれの撮影光学
系で得られる映像を全て活用してパノラマ映像を生成で
きるという効果がある。
【0048】(第6の実施の形態)図16は本実施の形
態による複眼カメラの構成を示すブロック図であり、図
10と対応する部分には同一符号を付して重複する説明
を省略する。図10において、鏡筒50L、50Rは第
5の実施の形態で示した鏡筒50L、50Rと全く同一
な構成である。また鏡筒50L、50Rの動作説明は第
5の実施の形態と同様に図12を用いることにする。ま
た、鏡筒L、Rを前記軸Aを中心に回動させるための鏡
筒駆動部64は、本実施の形態では第5の実施の形態と
は異なり、鏡筒50L、50Rを図16と図12の状態
の間の任意の位置に移動および停止させることができる
ものとする。
【0049】図16において、68、69はそれぞれ撮
影光学系51、52の各撮影エリアの被写体距離を検知
するL距離分布検知部、R距離分布検知部である。図1
7は上記L距離分布検知部68、R距離分布検知部69
の測距領域を示す図である。同図において、81、82
はそれぞれ撮影光学系51、52の撮影エリアを示し、
81a〜81gはL距離分布検知部68の、また82a
〜82gはR距離分布検知部69の測距領域を示してい
る。そして撮影者は図示しない被写体選択手段により、
どの領域の被写体に対してピント合わせを行うか選択す
ることができるようになっている。
【0050】図16に戻って、70は撮影光学系51、
52の各焦点距離に対応した入射瞳と光軸との交点位置
を記憶している入射瞳位置記憶部である。71は撮影光
学系51、52の焦点距離と鏡筒50L、50Rの回動
位置と上記入射瞳位置記憶部70の情報から撮影光学系
51、52の入射瞳と光軸との交点の間隔を求め、それ
を後述する被写体距離分布と比較してパノラマ撮影が適
正に行われるかどうかを判定する判定部である。72は
判定部71によりパノラマ撮影が適正に行われないと判
定された場合に使用者にその旨を告知する警告部であ
る。
【0051】次に動作を説明する。図18、図19は図
16の複眼カメラの動作を示すフローチャートである。
なお特に断らない限り動作は全てシステムコントローラ
62が行うものとする。図16、図18、図19におい
て、まず図示しない複眼カメラの電源スイッチが投入さ
れると、撮影モードの検知を行う(S301)。まず撮
影モードがパノラマ撮影モードであった場合を図19と
共に説明する。パノラマ撮影モードではまず前記変倍レ
ンズ51b、52bの位置を検知して撮影光学系51、
52の現在の焦点距離を調べ、設定されるべき撮影光学
系51、52の撮影光軸の角度を演算する(S30
2)。次に鏡筒50L、50Rの現在の位置が演算され
た撮影光軸の角度に対応した位置と同じあるかどうかを
検知し(S303)、異なる場合は鏡筒50L、50R
を演算された撮影光軸の角度に対応した位置まで鏡筒駆
動部64によって駆動する(S318)。
【0052】図12はこのとき鏡筒50L、50Rの状
態の一例を示した図である。本実施の形態では、図12
の撮影光学系51、52のそれぞれの撮影光軸の成す角
度Eは撮影光学系51、52の各焦点距離における水平
方向の撮影画角C、Dの5分の4に設定されるものとす
る。つまりパノラマ撮影モードにおいては撮影光学系5
1、52の撮影領域の重複量は無限遠の被写体の場合、
それぞれの撮影領域の5分の1となる。
【0053】次に使用者はズーム変更部66を操作する
ことによって撮影光学系51、52の焦点距離を変更す
ることができる。(S304)。そしてズーム変更部6
6が操作された場合は、その操作に応じてズームレンズ
51b、52bを駆動し(S319)、(S302)へ
戻る。(S304)でズーム変更部66が操作されなか
った場合は、次のステップに移行する。(S305)で
は撮影モード変更部67の検知を行い、撮影モード変更
部67が操作されると図18の(S331)に移行し
て、撮影モードを変更することができる。(S305)
で撮影モード変更部67が操作されなかった場合は次の
ステップに移行する。(S306)ではレリーズボタン
57の検知を行い、レリーズボタン57が操作されてレ
リーズ信号が発せられると、測光部58によって被写体
の明るさが測定され、その測光値に応じて絞りおよびシ
ャッタ速度が決定される(S307)。次にL距離分布
検知部68、R距離分布検知部69によって撮影光学系
51、52の撮影範囲の被写体距離分布を検知する(S
308)。L距離分布検知部68、R距離分布検知部6
9の測距情報に基づいて前述した図示しない被写体選択
手段により指定された被写体に対してピント調節が行わ
れる(S309)。
【0054】そして判定手段71ではまず入射瞳位置記
憶手段70から読みだした現在の焦点距離における入射
瞳と光軸との交点の位置情報と前記撮影光軸の角度とか
ら撮影光学系51、52のそれぞれの入射瞳と光軸との
交点の間隔を演算する(S310)。次に判定部71は
L、R距離分布検知部68、69によって得られた上記
被写体距離分布と、撮影光学系51、52のそれぞれの
入射瞳と光軸との交点の間隔とから以下の演算を行う。
【0055】図20は上記被写体距離分布と、撮影光学
系51、52のそれぞれの入射瞳と光軸との交点の間隔
との関係を示す図である。同図において、101は被写
体距離分布中の最も近い被写体を示し、102は最も遠
い被写体を示している。また103、104は撮像光学
系51、52の入射瞳と光軸との交点の位置即ち視点を
示している。この図からわかるように、視点103に対
して一直線に並んでいる被写体101、102は視点1
04に対しては角度0ほど水平方向に離れて見えること
になる。そして入射瞳と光軸との交点の間隔をB、最も
近い被写体までの距離をZ、最も近い被写体までの距離
から最も遠い被写体までの距離をZ1とすると、θは θ=arctan(B/Z)−arctan{B/(Z+Z1)} ………(1) で示される。
【0056】判定部71は上記θを演算し(S31
1)、これを所定値と比較して(S312)、所定値よ
りも小さい場合は次のステップに移行し、所定値よりも
大きい場合はパノラマ合成が視差により適正に行われな
いと判定して警告部72により警告を行う(S31
9)。なお本実施の形態では、上記所定値は得られる画
像の1画素分に相当する角度であるものとする。次に
(S313)では(S309)で決定された絞り値およ
びシャッタ速度で撮像素子53、54へ露光が行われ
る。そして撮像素子53、54で得られた映像信号は信
号処理部60において第5の実施の形態と同様に左右反
転を行い(S314)、台形歪みの補正を行い(S31
5)、パノラマ映像を生成する(S316)。次に信号
処理部60で生成された映像信号はメモリ63に記録さ
れる(S317)。以上で一回の撮影動作を終了する。
なお本実施の形態では(S320)において警告がなさ
れても、(S321)において撮影者は所定時間レリー
ズボタン57を押し続けることにより、使用者はこの警
告を無視して撮影を行うことができるものとする。以上
でパノラマ撮影モードの説明を終了する。
【0057】次に立体撮影モードの場合を図18と共に
説明する。(S301)において撮影モードが立体撮影
モードであった場合は立体撮影モードに移行する。立体
撮影モードではまず鏡筒50L、50Rを図16の状
態、即ち撮影光学系51、52の光軸が平行の状態にす
る(S330)。次にズーム変更部66が操作されてい
るかを検知し(S331)、操作されていた場合は変倍
レンズ51b、52bを移動させて撮影光学系51、5
2の焦点距離を変更する(S340)。(S331)で
ズーム変更部66が操作されなかった場合は次のステッ
プに移行する。(S332)では撮影モード変更部67
の検知を行い、撮影モード変更部67が操作されると図
19の(S302)に移行して撮影モードを変更するこ
とができる。
【0058】(S332)で撮影モード変更部67が操
作されなかった場合は次のステップに移行する。(S3
33)ではレリーズボタン57の検知を行い、レリーズ
ボタン57が操作されてレリーズ信号が発せられると、
測光部58によって被写体の明るさが測定され、その測
光量に応じて絞りおよびシャッタ速度が決定される(S
334)。次にL、R距離分布検知部68、69によっ
てパノラマ撮影モードと同様に被写体距離分布の検知が
行われ、その測距情報に基づいて前述した図示しない被
写体選択手段により指定された被写体に対してピント調
節が行われる(S335)。次に(S334)で決定さ
れた絞り値およびシャッタ速度で撮像素子53、54へ
露光が行われる(S336)。撮像素子53、54で得
られた映像信号は信号処理部60により左右反転を行
い、反射ミラー55、56による鏡像状態を補正し(S
337)、それぞれの映像には互いにペアとなっている
ことを示す識別信号および撮影条件等の撮影情報付加す
る(S338)。そして信号処理部60で生成された映
像信号はメモリ63に記録される(S339)。以上で
立体撮影モードの動作を終了する。なお、再生動作につ
いては第5の実施の形態と同様なので説明を省略する。
【0059】このように本実施の形態によれば次の効果
がある。 (1)L、R距離分布検知部68、69は図17のよう
にそれぞれの撮影光学系の一部の領域しか測距していな
いが、両方合わせることにより撮影領域のほとんどを測
距できるので効率が良い。 (2)警告部72によって警告された場合でもレリーズ
ボタン57を押し続けることにより撮影できるようにな
っているので、撮影者の意志に反して撮影ができないと
いった不都合を未然に防止できる。
【0060】なお本実施の形態では、前記所定値は固定
値としているが、例えば被写体の空間周波数を検知し
て、空間周波数が低い被写体の場合は上記所定値を大き
くするといったように、被写体に応じて変更しても良
い。この場合、パノラマ撮影可能な条件を多くすること
ができるという効果がある。また本実施の形態では、鏡
筒駆動部64は撮影光学系51、52のそれぞれの撮影
光軸の成す角度と撮影画角の比とが常に一定になるよう
に鏡筒50L、50Rを駆動していたが、この比を使用
者の操作によって変更できるようにしても良い。その場
合は使用者の好みに応じてアスペクト比が自由に設定で
きるという効果がある。
【0061】また第5、6の実施の形態では、パノラマ
合成を複眼カメラ内で行っているが、パノラマ合成は別
体の再生手段にて行っても良い。その場合は複雑な信号
処理回路等が必要ないので、複眼カメラを小型にできる
という効果がある。また第5、6の実施の形態では、反
射ミラー55、56による鏡像の補正を信号処理部60
で行っているが、撮像素子53、54の映像の読みだし
方向を左右逆にしても良い。その場合は信号処理部60
による左右反転処理が必要ないので一回の撮影にかかる
時間を短縮できるという効果がある。また第5、6の実
施の形態では、撮影モードとしてパノラマ撮影モードと
立体撮影モードとについてしか説明しなかったが、複数
ある撮影光学系の内1つだけを撮影に用いる単眼撮影モ
ードを設けても良い。その場合は複眼カメラを単眼のビ
デオカメラとして用いることもできるという効果があ
る。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
ように構成することにより、視差のほとんど生じない複
眼撮像装置を簡単な構成で実現することができる。
【0063】また請求項2の発明のように構成すること
により、撮像光学手段が前記第1の位置にあるときはパ
ノラマ画像を、また前記第2の位置にあるときは各撮像
光学手段で撮影された画像の撮影位置の違いによる被写
体変化、いわゆる視差を利用した立体画像を撮影すると
いったように、異なる画像の撮影ができるという効果が
ある。
【0064】また請求項3の発明のように構成すること
により、撮像光学手段の移動に応じて絞り手段を移動さ
せる必要がなく、撮像光学手段の機構を簡単にできると
いう効果がある。
【0065】さらに請求項4の発明のように構成するこ
とにより、次の効果がある。 (1)絞り自体の構成が簡単で、コストも安い。 (2)鏡筒の移動に応じて絞りを移動させる必要がな
い。 (3)消費電力が小さい。 (4)撮影レンズを保護するカバーと兼用できる。
【0066】請求項5の発明のように構成することによ
り、以下の効果がある。 (1)ズームレンズを用いた複眼撮像装置において、視
差による被写体変化のほとんどないパノラマ合成を行う
ことができる。 (2)パノラマ撮影時に焦点距離変更に伴う鏡筒移動を
行う必要がないので機構が簡単になる。
【0067】請求項6の発明のように構成することによ
り、以下の効果がある。 (1)パノラマ撮影時には使用者が煩わしい操作をする
ことなく常に最もワイドな映像が得られる。 (2)パノラマ撮影時にそれぞれの撮影光学系の撮影方
向を変更する必要がないので機構が簡単になる。
【0068】請求項7の発明のように構成することによ
り、パノラマ撮影時においても焦点距離変更が可能であ
るという効果がある。
【0069】請求項8の発明のように構成することによ
り、焦点距離変更を行っても合成後のパノラマ映像のア
スペトク比をほぼ一定にできるという効果がある。
【0070】請求項9の発明のように構成することによ
り、焦点距離の変更によってパノラマ撮影が失敗するこ
とを未然に防止することが可能であるという効果があ
る。
【0071】請求項10の発明のように構成することに
より、被写体に応じてより精密にパノラマ撮影の可否を
判定できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による複眼撮像装置
を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態の撮像光学系L、Rの動作例
を示す構成図である。
【図3】それぞれの撮像光学系で撮影された被写体像と
合成後の状態を示す構成図である。
【図4】絞りを光軸方向から見た構成図である。
【図5】第1の実施の形態による複眼撮像装置の動作を
示すフローチャートである。
【図6】台形歪みが生じる原理を示す構成図である。
【図7】第2の実施の形態による絞りを示した構成図で
ある。
【図8】第3の実施の形態による絞りを示した構成図で
ある。
【図9】第4の実施の形態による撮像光学系を示す構成
図である。
【図10】第5の実施の形態による複眼撮像装置を示す
ブロック図である。
【図11】鏡筒L、Rの内部構成を示す斜視図である。
【図12】鏡筒L、Rのパノラマ撮影時の状態を示す構
成図である。
【図13】第5の実施の形態による複眼撮像装置の動作
を示すフローチャートである。
【図14】台形歪みが生じる原理を示す構成図である。
【図15】パノラマ合成の様子を示す構成図である。
【図16】第6の実施の形態による複眼撮像装置を示す
ブロック図である。
【図17】第6の実施の形態による複眼撮像装置の測距
領域を示す構成図である。
【図18】第6の実施の形態による複眼撮像装置の動作
を示すフローチャートである。
【図19】第6の実施の形態による複眼撮像装置の動作
を示すフローチャートである。
【図20】被写体距離分布と入射瞳と光軸の交点の間隔
との関係を示す構成図である。
【図21】被写体と視点との位置関係を示した構成図で
ある。
【図22】図21の各視点位置での被写体の見え方を示
した構成図である。
【図23】被写体と視点との他の位置関係を示した構成
図である。
【図24】図23の各視点位置での被写体の見え方を示
した構成図である。
【符号の説明】
1、2 撮影光学系 1a、2a 入射瞳 1b、2b レンズ 3、4 撮像素子 5 絞り 7 システムコントローラ 8 信号処理部 13 モード切替部 14、15 鏡筒駆動部 91、92 撮影光学系 91a、92a 入射瞳 91b、92b レンズ 93、94 撮像素子 95、96 絞り 50L、50R 鏡筒、撮像光学系 51、52 撮影光学系 51b、52b レンズ 51w、52w 焦点距離最小時の入射瞳と光軸との交
点 51t、52t 焦点距離最大時の入射瞳と光軸との交
点 53、54 撮像素子 60 信号処理部 62 システムコントローラ 64 鏡筒駆動部 65 鏡筒検知部 66 ズーム変更部 67 撮影モード変更部 68 L距離分布検知部 69 R距離分布検知部 70 入射瞳位置記憶部 71 判定部 72 警告部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 克彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 崎村 岳生 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−72600(JP,A) 特開 平7−67024(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/225

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ被写体光をレンズを介して集光
    し、撮像素子の結像面に光学像を形成するように成され
    た複数の撮像光学手段を有する複眼撮像装置において、 上記複数の撮像光学手段の入射瞳はそれぞれの撮像光学
    手段の最も物体側のレンズよりも更に物体側に設けられ
    ると共に、上記複数の撮像光学手段はそれぞれの上記入
    射瞳の重心または上記入射瞳と光軸との交点が略一致す
    るように配置されていることを特徴とする複眼撮像装
    置。
  2. 【請求項2】 上記複数の撮像光学手段を、それぞれの
    上記入射瞳の重心または上記入射瞳と光軸との交点が略
    一致する第1の位置と、上記それぞれの入射瞳の重心ま
    たは上記入射瞳と光軸との交点が一致しない第2の位置
    とに移動させる移動手段を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の複眼撮像装置。
  3. 【請求項3】 上記複数の撮像光学手段が上記第1の位
    置にあるとき各撮像光学手段に入射する光量を制御する
    第1の絞り手段と、上記複数の撮像光学手段が上記第2
    の位置にあるとき各撮像光学手段に入射する光量を制御
    する第2の絞り手段とを設けたことを特徴とする請求項
    2記載の複眼撮像装置。
  4. 【請求項4】 上記第1の絞り手段と上記第2の絞り手
    段は、電気的な制御を行うことにより光の透過を選択的
    に制御可能な1枚の電子−光学素子で構成されているこ
    とを特徴とする請求項3記載の複眼撮像装置。
  5. 【請求項5】 それぞれ被写体光をレンズを介して集光
    し、撮像素子の結像面に光学像を形成すると共に、複数
    の焦点距離に設定可能な複数の撮像光学手段を有する複
    眼撮像装置において、 上記複数の撮像光学手段を、それぞれの入射瞳と光軸と
    の交点が略一致する第1の位置と、上記それぞれの入射
    瞳と光軸との交点が一致しない第2の位置に移動させる
    移動手段と、 上記複数の撮像光学手段が上記第1の位置にあるとき各
    撮像光学手段の焦点距離を所定の範囲内に制限する制限
    手段とを設けたことを特徴とする複眼撮像装置。
  6. 【請求項6】 上記制限手段は、上記複数の撮像光学手
    段が上記第1の位置にあるとき各撮像光学手段の焦点距
    離が最も短い状態に固定することを特徴とする請求項5
    記載の複眼撮像装置。
  7. 【請求項7】 上記複数の撮像光学手段が上記第1の位
    置にあるときに撮影された複数の映像を合成するパノラ
    マ撮影モードと上記複数の撮像光学手段が上記第2の位
    置にあるときに撮影された複数の映像からステレオ立体
    映像を生成する立体撮影モードとを選択的に設定するモ
    ード設定手段と、上記複数の撮像光学手段の撮影方向を
    上記撮影モードに応じて変更する撮影方向変更手段とを
    設け、上記パノラマ撮影モードのときは上記撮影方向変
    更手段は上記焦点距離に応じて撮影方向を変更すること
    を特徴とする請求項5記載の複眼撮像装置。
  8. 【請求項8】 上記パノラマ撮影モードにおいて、上記
    撮影方向変更手段は上記複数の撮像光学手段のそれぞれ
    の撮影光軸の成す角度とそれぞれの撮影画角との比が常
    に一定になるように上記撮影方向を変更することを特徴
    とする請求項7記載の複眼撮像装置。
  9. 【請求項9】 現在設定されている上記焦点距離に応じ
    た上記複数の撮像光学手段の入射瞳と光軸との交点の位
    置を記憶する記憶手段と、上記パノラマ撮影モードのと
    きに上記記憶手段に記憶された上記位置から撮影が適正
    に行われるかどうかを判定する判定手段と、上記判定手
    段により撮影が適正に行われないと判定されたときに警
    告を発する警告手段とを設けたことを特徴とする請求項
    7記載の複眼撮像装置。
  10. 【請求項10】 上記パノラマ撮影モードのとき上記複
    数の撮像光学手段の撮影領域の重複領域またはその近傍
    付近の被写体距離分布を検知する検知手段を設け、上記
    判定手段は、上記検知された被写体距離分布と上記記憶
    手段に記憶された上記位置とによって撮影が適正に行わ
    れるかどうかの判定を行うことを特徴とする請求項9記
    載の複眼撮像装置。
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