JPH11205818A - 立体ビデオシステムおよび立体ビデオ撮影アダプタ - Google Patents
立体ビデオシステムおよび立体ビデオ撮影アダプタInfo
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- JPH11205818A JPH11205818A JP10001511A JP151198A JPH11205818A JP H11205818 A JPH11205818 A JP H11205818A JP 10001511 A JP10001511 A JP 10001511A JP 151198 A JP151198 A JP 151198A JP H11205818 A JPH11205818 A JP H11205818A
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- Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、軽量小型で携行できるうえに、取
り扱いが簡単で安価な立体ビデオシステムおよび立体ビ
デオ撮影アダプタを目的とするものである。 【解決手段】 入射光路に光路長補正レンズ8 と液晶シ
ャッター9とハーフミラー10とを設け、他の入射光路に
可動ミラー12と液晶シャッター9とを設けるとともに映
像信号に左右入射光識別信号を記録するテレビカメラ1
と左右の液晶シャッター17、18よりなる立体視めがね2
とからなる発明と、ケース本体4の前面開口5から入射
される入射光路の一方に光路長補正レンズ8と液晶シャ
ッター9とハーフミラー10と、入射光路の他方に可動ミ
ラー12と液晶シャッター11と、焦点距離補正レンズ6を
設けたテレビカメラ装着部7と、液晶シャッター9、11
の駆動回路13と左右入射光識別信号を記録するマーカー
とよりなる発明である。
り扱いが簡単で安価な立体ビデオシステムおよび立体ビ
デオ撮影アダプタを目的とするものである。 【解決手段】 入射光路に光路長補正レンズ8 と液晶シ
ャッター9とハーフミラー10とを設け、他の入射光路に
可動ミラー12と液晶シャッター9とを設けるとともに映
像信号に左右入射光識別信号を記録するテレビカメラ1
と左右の液晶シャッター17、18よりなる立体視めがね2
とからなる発明と、ケース本体4の前面開口5から入射
される入射光路の一方に光路長補正レンズ8と液晶シャ
ッター9とハーフミラー10と、入射光路の他方に可動ミ
ラー12と液晶シャッター11と、焦点距離補正レンズ6を
設けたテレビカメラ装着部7と、液晶シャッター9、11
の駆動回路13と左右入射光識別信号を記録するマーカー
とよりなる発明である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は立体ビデオ撮影と立
体ビデオ表示を行う立体ビデオシステムおよび市販のテ
レビカメラに取り付けて使用する立体ビデオ撮影アダプ
タに関するものである。
体ビデオ表示を行う立体ビデオシステムおよび市販のテ
レビカメラに取り付けて使用する立体ビデオ撮影アダプ
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、立体ビデオシステムとしての立体
ビデオ撮影用のテレビカメラや立体ビデオを撮影するた
めの立体ビデオアダプタは数多く提案されているが、視
差を与えるためにテレビカメラを2台必要としたり、視
差を与える装置を1台のテレビカメラに取り付ける必要
があった。しかし、テレビカメラを2台用いる場合は、
左右のテレビカメラのピントやズームを同期させるのが
難しいうえに、装置が複雑化して大型で重いものとな
り、取り扱いが難しく一般的に普及しない原因となって
いた。また、1台のテレビカメラに左右の視差を与える
装置を取り付けた場合、テレビカメラが1台で済み小型
化を図ることができるが、写像にケラレが生じ易く、ケ
ラレがないようにするには、大きくて重いプリズムを用
いたり、大きなミラーを装置に組み込む必要があり、携
行できるような軽量小型なものとすることは難し、特に
装置を取り付けたレンズ部の重量が大となり、手持ち撮
影など簡易に撮影を行うことが困難であった。これらの
理由から、立体ビデオの撮影装置は特殊なものとなり、
量産化されないことと相俟って装置が高価なものとなる
問題もあった。
ビデオ撮影用のテレビカメラや立体ビデオを撮影するた
めの立体ビデオアダプタは数多く提案されているが、視
差を与えるためにテレビカメラを2台必要としたり、視
差を与える装置を1台のテレビカメラに取り付ける必要
があった。しかし、テレビカメラを2台用いる場合は、
左右のテレビカメラのピントやズームを同期させるのが
難しいうえに、装置が複雑化して大型で重いものとな
り、取り扱いが難しく一般的に普及しない原因となって
いた。また、1台のテレビカメラに左右の視差を与える
装置を取り付けた場合、テレビカメラが1台で済み小型
化を図ることができるが、写像にケラレが生じ易く、ケ
ラレがないようにするには、大きくて重いプリズムを用
いたり、大きなミラーを装置に組み込む必要があり、携
行できるような軽量小型なものとすることは難し、特に
装置を取り付けたレンズ部の重量が大となり、手持ち撮
影など簡易に撮影を行うことが困難であった。これらの
理由から、立体ビデオの撮影装置は特殊なものとなり、
量産化されないことと相俟って装置が高価なものとなる
問題もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、軽量小型で
携行できるうえに、取り扱いが簡単で安価な立体ビデオ
システムおよび立体ビデオ撮影アダプタを提供すること
を目的とするものである。
携行できるうえに、取り扱いが簡単で安価な立体ビデオ
システムおよび立体ビデオ撮影アダプタを提供すること
を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め本発明は、両眼視差より小さい視差を有する左右の入
射光路の一方に光路長補正レンズと入射光を映像信号に
基づいてオンオフする液晶シャッターとハーフミラーと
を配置させ、他方の入射光路に前記ハーフミラーに向け
て入射光を屈折させるとともに焦点距離に応じて入射光
角を変更する可動ミラーと入射光を映像信号に基づいて
オンオフする液晶シャッターとを配置させ、ハーフミラ
ーの写像をオンオフされる前記液晶シャッターを介して
撮像素子に交互に入力するとともに映像信号に左右入射
光識別信号を記録するテレビカメラと、映像信号の左右
入射光識別信号と同期して左右の液晶シャッターをオン
オフする立体視めがねとよりなる立体ビデオシステムを
請求項1の発明とし、請求項1の発明において、左右入
射光識別信号がテレビカメラの左右いずれかの液晶シャ
ッターの動作に応じて映像信号に記録される立体ビデオ
システムを請求項2の発明とし、請求項1または2の発
明において、映像信号に記録される左右入射光識別信号
が左右いずれかの入射光路中に設けられて写し込まれる
ドットマークである立体ビデオシステムを請求項3の発
明とし、ケース本体に両眼視差より小さい左右の視差を
有する前面開口を形成するとともに、前記ケース本体内
に、前記前面開口を通じて入射される左右の入射光路の
一方に光路長補正レンズと入射光をオンオフする液晶シ
ャッターとハーフミラーとを配置させ、入射光路の他方
に前記ハーフミラーに向けて入射光を屈折させるととも
に焦点距離に応じて入射光角を変更する可動ミラーと入
射光をオンオフする液晶シャッターとを配置させ、ま
た、ケース本体の背面に前記ハーフミラーの写像をケラ
レなく写す画角をもつ焦点距離補正レンズを設けたテレ
ビカメラ装着部を形成し、テレビカメラからの映像信号
により前記左右の液晶シャッターをオンオフする駆動回
路とテレビカメラの映像信号に左右入射光識別信号を記
録するマーカーを設けた立体ビデオ撮影アダプタを請求
項4の発明とし、請求項4の発明において、液晶シャッ
ターをオンオフするテレビカメラからの映像信号が高抵
抗を介して液晶シャッターの駆動回路に入力される立体
ビデオ撮影アダプタを請求項5の発明とし、請求項4ま
たは5の発明において、可動ミラーがテレビカメラのオ
ートフォーカス機構の信号に基づいて可動される立体ビ
デオ撮影アダプタを請求項6の発明とし、マーカーがテ
レビカメラの左右いずれかの液晶シャッターの動作に応
じて左右入射光識別信号を映像信号に記録する立体ビデ
オ撮影アダプタを請求項7の発明とし、請求項4または
5または6または7の発明において、マーカーが左右い
ずれかの入射光路中に設けられて写し込まれるドットマ
ークである立体ビデオ撮影アダプタを請求項8の発明と
し、請求項4または5または6または7または8の発明
において、可動ミラーの可動角度が45度と39.5度
の2点である立体ビデオ撮影アダプタを請求項9の発明
とするものである。
め本発明は、両眼視差より小さい視差を有する左右の入
射光路の一方に光路長補正レンズと入射光を映像信号に
基づいてオンオフする液晶シャッターとハーフミラーと
を配置させ、他方の入射光路に前記ハーフミラーに向け
て入射光を屈折させるとともに焦点距離に応じて入射光
角を変更する可動ミラーと入射光を映像信号に基づいて
オンオフする液晶シャッターとを配置させ、ハーフミラ
ーの写像をオンオフされる前記液晶シャッターを介して
撮像素子に交互に入力するとともに映像信号に左右入射
光識別信号を記録するテレビカメラと、映像信号の左右
入射光識別信号と同期して左右の液晶シャッターをオン
オフする立体視めがねとよりなる立体ビデオシステムを
請求項1の発明とし、請求項1の発明において、左右入
射光識別信号がテレビカメラの左右いずれかの液晶シャ
ッターの動作に応じて映像信号に記録される立体ビデオ
システムを請求項2の発明とし、請求項1または2の発
明において、映像信号に記録される左右入射光識別信号
が左右いずれかの入射光路中に設けられて写し込まれる
ドットマークである立体ビデオシステムを請求項3の発
明とし、ケース本体に両眼視差より小さい左右の視差を
有する前面開口を形成するとともに、前記ケース本体内
に、前記前面開口を通じて入射される左右の入射光路の
一方に光路長補正レンズと入射光をオンオフする液晶シ
ャッターとハーフミラーとを配置させ、入射光路の他方
に前記ハーフミラーに向けて入射光を屈折させるととも
に焦点距離に応じて入射光角を変更する可動ミラーと入
射光をオンオフする液晶シャッターとを配置させ、ま
た、ケース本体の背面に前記ハーフミラーの写像をケラ
レなく写す画角をもつ焦点距離補正レンズを設けたテレ
ビカメラ装着部を形成し、テレビカメラからの映像信号
により前記左右の液晶シャッターをオンオフする駆動回
路とテレビカメラの映像信号に左右入射光識別信号を記
録するマーカーを設けた立体ビデオ撮影アダプタを請求
項4の発明とし、請求項4の発明において、液晶シャッ
ターをオンオフするテレビカメラからの映像信号が高抵
抗を介して液晶シャッターの駆動回路に入力される立体
ビデオ撮影アダプタを請求項5の発明とし、請求項4ま
たは5の発明において、可動ミラーがテレビカメラのオ
ートフォーカス機構の信号に基づいて可動される立体ビ
デオ撮影アダプタを請求項6の発明とし、マーカーがテ
レビカメラの左右いずれかの液晶シャッターの動作に応
じて左右入射光識別信号を映像信号に記録する立体ビデ
オ撮影アダプタを請求項7の発明とし、請求項4または
5または6または7の発明において、マーカーが左右い
ずれかの入射光路中に設けられて写し込まれるドットマ
ークである立体ビデオ撮影アダプタを請求項8の発明と
し、請求項4または5または6または7または8の発明
において、可動ミラーの可動角度が45度と39.5度
の2点である立体ビデオ撮影アダプタを請求項9の発明
とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の立体ビデオシステ
ムの好ましい実施の形態を図に基づいて詳細に説明す
る。この立体ビデオシステムはテレビカメラ1と左右の
映像を交互に映し出すテレビ映像を立体視させる立体視
めがね2とからなり、テレビカメラ1はレンズ部に立体
ビデオ撮影アダプタ3を装着したものとしている。該立
体ビデオ撮影アダプタ3はプラスチック製のケース本体
4に左右視差分の前面開口5を形成するとともに、焦点
距離補正レンズ6を設けたテレビカメラ装着部7を背面
に形成したものであり、該ケース本体4の前面開口5に
おける左右の視差は両眼視差の約70mmより小さい5
0mm程としてケース本体4を小型化しており、ケース
本体4はサイズは幅112mm、奥行63mm、高さ6
3mmとしている。また、テレビカメラ装着部7として
の焦点距離補正レンズ6はテレビカメラ1のレンズ部に
形成されているフィルター取付用ねじと同径のねじを設
けてテレビカメラ1とねじ脱着自在としたもので、具体
的には1.2倍のテレコンバージョンレンズを用いてい
る。このテレコンバージョンレンズとしての焦点距離補
正レンズ6により画角を狭くし、視差を狭くしたことに
よる写像のケラレを防いでいる。
ムの好ましい実施の形態を図に基づいて詳細に説明す
る。この立体ビデオシステムはテレビカメラ1と左右の
映像を交互に映し出すテレビ映像を立体視させる立体視
めがね2とからなり、テレビカメラ1はレンズ部に立体
ビデオ撮影アダプタ3を装着したものとしている。該立
体ビデオ撮影アダプタ3はプラスチック製のケース本体
4に左右視差分の前面開口5を形成するとともに、焦点
距離補正レンズ6を設けたテレビカメラ装着部7を背面
に形成したものであり、該ケース本体4の前面開口5に
おける左右の視差は両眼視差の約70mmより小さい5
0mm程としてケース本体4を小型化しており、ケース
本体4はサイズは幅112mm、奥行63mm、高さ6
3mmとしている。また、テレビカメラ装着部7として
の焦点距離補正レンズ6はテレビカメラ1のレンズ部に
形成されているフィルター取付用ねじと同径のねじを設
けてテレビカメラ1とねじ脱着自在としたもので、具体
的には1.2倍のテレコンバージョンレンズを用いてい
る。このテレコンバージョンレンズとしての焦点距離補
正レンズ6により画角を狭くし、視差を狭くしたことに
よる写像のケラレを防いでいる。
【0006】また、ケース本体4内には、前記前面開口
5を通じて入射される左右の入射光路の一方に前記焦点
距離補正レンズ6と光軸が一致する光路長補正レンズ8
と入射光をオンオフする液晶シャッター9とハーフミラ
ー10を配置するとともに、入射光路の他方に前記ハー
フミラー10に向けて入射光を屈折させるとともに焦点
距離に応じて入射光角を変更する可動ミラー12と入射
光をオンオフさせる液晶シャッター11とを配置させて
いる。前記光路長補正レンズ8は可動ミラー12を介し
て入射光を屈折させることにより右側の光路長が左側の
光路長より長くなるため、この光路長の差を補正して撮
像素子への左右映像がぼけないようにするとともに、撮
像素子への左右映像サイズが変動することを防止してい
る。また、可動ミラー12の周縁部には入射光路中の写
像に写し込まれる左右入射光識別信号としてのマーカー
としての物理的なドットマークがプリントされており、
このドットマークは左右いずれかの映像に写し込まれ
る。
5を通じて入射される左右の入射光路の一方に前記焦点
距離補正レンズ6と光軸が一致する光路長補正レンズ8
と入射光をオンオフする液晶シャッター9とハーフミラ
ー10を配置するとともに、入射光路の他方に前記ハー
フミラー10に向けて入射光を屈折させるとともに焦点
距離に応じて入射光角を変更する可動ミラー12と入射
光をオンオフさせる液晶シャッター11とを配置させて
いる。前記光路長補正レンズ8は可動ミラー12を介し
て入射光を屈折させることにより右側の光路長が左側の
光路長より長くなるため、この光路長の差を補正して撮
像素子への左右映像がぼけないようにするとともに、撮
像素子への左右映像サイズが変動することを防止してい
る。また、可動ミラー12の周縁部には入射光路中の写
像に写し込まれる左右入射光識別信号としてのマーカー
としての物理的なドットマークがプリントされており、
このドットマークは左右いずれかの映像に写し込まれ
る。
【0007】さらに、左右の入射光路中に配置された液
晶シャッター9、11は駆動回路13に高抵抗を介して
分岐入力される映像信号のフィールド信号に基づいて1
/30秒毎交互にオンオフされる。そして、駆動回路1
3に高抵抗を介してテレビカメラ1の映像信号を入力す
ることによりテレビカメラ1より分岐出力される映像信
号の劣化を普通に分岐させた場合の1/6程としてい
る。また、液晶シャッター9、11はハーフミラー10
の近傍に配置させることにより小型のものを適用して装
置の小型化を図っている。さらに、焦点距離に応じて入
射光角を変更する可動ミラー12はテレビカメラ1のオ
ートフォーカス機構と連動して近距離点と中距離点の2
点で45度と39.5度の角度になるよう設定し、可動
ミラー12を駆動するステッピングモータの制御回路を
簡易化して装置の軽量小型化を図っている。14はケー
ス本体4の前面開口5に設けられるプラスチックあるい
はガラスよりなる透光性の保護プレートである。
晶シャッター9、11は駆動回路13に高抵抗を介して
分岐入力される映像信号のフィールド信号に基づいて1
/30秒毎交互にオンオフされる。そして、駆動回路1
3に高抵抗を介してテレビカメラ1の映像信号を入力す
ることによりテレビカメラ1より分岐出力される映像信
号の劣化を普通に分岐させた場合の1/6程としてい
る。また、液晶シャッター9、11はハーフミラー10
の近傍に配置させることにより小型のものを適用して装
置の小型化を図っている。さらに、焦点距離に応じて入
射光角を変更する可動ミラー12はテレビカメラ1のオ
ートフォーカス機構と連動して近距離点と中距離点の2
点で45度と39.5度の角度になるよう設定し、可動
ミラー12を駆動するステッピングモータの制御回路を
簡易化して装置の軽量小型化を図っている。14はケー
ス本体4の前面開口5に設けられるプラスチックあるい
はガラスよりなる透光性の保護プレートである。
【0008】また、15はテレビカメラ1と立体視めが
ね2とテレビ16とが接続される接続器であり、該接続
器15には立体視めがね2の液晶シャッター17、18
の駆動回路が設けられており、該駆動回路はテレビカメ
ラ1から出力された映像信号に記録された左右入射光識
別信号に基づいて立体視めがね2の左右の液晶シャッタ
ー17、18を同期させてオンオフする信号を出力する
もので、接続器15を介してテレビ16に出力される映
像信号のフィールド信号に基づいて左眼用映像と右眼用
映像とを交互に映し出すテレビ16と同期して液晶シャ
ッター17、18はオンオフされる。この時、テレビ1
6の水平同期信号が120khzであれば、液晶シャッ
ター17、18は60khzの周期でオンオフされる
が、一般的なテレビ16を用いている場合には液晶シャ
ッター17、18は7.5khzの周期でオンオフされ
る。
ね2とテレビ16とが接続される接続器であり、該接続
器15には立体視めがね2の液晶シャッター17、18
の駆動回路が設けられており、該駆動回路はテレビカメ
ラ1から出力された映像信号に記録された左右入射光識
別信号に基づいて立体視めがね2の左右の液晶シャッタ
ー17、18を同期させてオンオフする信号を出力する
もので、接続器15を介してテレビ16に出力される映
像信号のフィールド信号に基づいて左眼用映像と右眼用
映像とを交互に映し出すテレビ16と同期して液晶シャ
ッター17、18はオンオフされる。この時、テレビ1
6の水平同期信号が120khzであれば、液晶シャッ
ター17、18は60khzの周期でオンオフされる
が、一般的なテレビ16を用いている場合には液晶シャ
ッター17、18は7.5khzの周期でオンオフされ
る。
【0009】なお、好ましい実施の形態では立体ビデオ
撮影アダプタ3をテレビカメラ1に装着したものとして
いるが、テレビカメラ1に一体的に組み込んだものとし
てもよく、また、可動ミラー12を近距離点と中距離点
の焦点距離に応じて45度と39.5度の切り替え行っ
て可動ミラー12の制御機構を簡略化して立体ビデオ撮
影アダプタ3の軽量化を図っているが、テレビカメラ1
に立体ビデオ撮影機構を組み込んだものにおいては、焦
点距離と光軸の交点とが常に一致するように可動ミラー
12を制御してもよい。さらに、接続器15は別設した
ものとしているが、テレビ16等に組み込んでもよいこ
とは勿論である。また、マーカーを物理的なドットマー
クとしているが、左右いずれかの液晶シャッターの作動
タイミングに応じて電気的な信号を出力して映像信号に
記録するものとしてもよいことは勿論である。さらに、
好ましい実施の形態ではテレビカメラ1からの映像信号
を接続器15を介してテレビ16に出力しているが、テ
レビカメラ1で撮影したビデオテープをビデオレコーダ
で再生し、接続器15を介してテレビ16に出力しても
よい。
撮影アダプタ3をテレビカメラ1に装着したものとして
いるが、テレビカメラ1に一体的に組み込んだものとし
てもよく、また、可動ミラー12を近距離点と中距離点
の焦点距離に応じて45度と39.5度の切り替え行っ
て可動ミラー12の制御機構を簡略化して立体ビデオ撮
影アダプタ3の軽量化を図っているが、テレビカメラ1
に立体ビデオ撮影機構を組み込んだものにおいては、焦
点距離と光軸の交点とが常に一致するように可動ミラー
12を制御してもよい。さらに、接続器15は別設した
ものとしているが、テレビ16等に組み込んでもよいこ
とは勿論である。また、マーカーを物理的なドットマー
クとしているが、左右いずれかの液晶シャッターの作動
タイミングに応じて電気的な信号を出力して映像信号に
記録するものとしてもよいことは勿論である。さらに、
好ましい実施の形態ではテレビカメラ1からの映像信号
を接続器15を介してテレビ16に出力しているが、テ
レビカメラ1で撮影したビデオテープをビデオレコーダ
で再生し、接続器15を介してテレビ16に出力しても
よい。
【0010】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、両眼視差より左右の視差を小さくしたから、テレビ
カメラを極めて小型にでき、プロ、アマチュアを問わず
誰でもが簡単に立体ビデオ撮影を行うことができる。し
かも、テレビカメラの映像信号に左右入射光識別信号を
記録することにより、左右入射光を簡単に識別できるの
で、立体視めがねの液晶シャッターのオンオフタイミン
グを極めて簡単な回路で交互に映し出される左右のテレ
ビ映像と簡単に同期させることができる。そして請求項
2のように、左右いずれかの液晶シャッターの作動タイ
ミングに応じて左右入射光識別信号を出力することによ
り、映像信号に左右入射光識別信号を簡単に記録するこ
とができる。また請求項3のように、入射光路中にドッ
トマークを設けることにより電気回路を必要とすること
なく安価に左右入射光識別信号を映像信号に記録するこ
とができる。請求項4は、両眼視差より左右の視差を小
さくするとともに、写像がケラレないように画角を狭く
した焦点距離補正レンズを設けたテレビカメラ装着部を
ケース本体に形成することにより、軽量小型の着脱自在
なアダプタとして立体ビデオの撮影機能のない市販のホ
ームテレビカメラに簡単に取り付けることができ、誰で
もが簡単に立体ビデオを楽しむことができる。そして請
求項5のように、液晶シャッターの駆動回路に高抵抗を
介して映像信号が入力することにより、テレビカメラの
映像信号の劣化を抑え、美しい映像を出力することがで
きる。また請求項6のように、テレビカメラのオートフ
ォーカス機構の信号を用いることにより、オートフォー
カス機構をケース本体に組み込む必要がなく、アダプタ
を軽量小型なものとすることができる。さらに請求項7
のように、液晶シャッターの駆動回路の信号をスイッチ
として利用すれば、左右いずれかの映像信号に簡単に左
右入射光識別信号を記録できる。また請求項8のよう
に、入射光路中にドットマークを設けることにより電気
回路を用いることなく左右入射光識別信号を映像信号に
簡単且つ、安価に記録できる。さらに請求項9のよう
に、可動ミラーの角度を2点にすることにより可動ミラ
ーの制御回路を簡単で安価なものとすることができる。
従って、本発明は従来の問題点を解決した立体ビデオシ
ステムおよび立体ビデオ撮影アダプタとしてこの種業界
の発展に寄与するところ大なものである。
に、両眼視差より左右の視差を小さくしたから、テレビ
カメラを極めて小型にでき、プロ、アマチュアを問わず
誰でもが簡単に立体ビデオ撮影を行うことができる。し
かも、テレビカメラの映像信号に左右入射光識別信号を
記録することにより、左右入射光を簡単に識別できるの
で、立体視めがねの液晶シャッターのオンオフタイミン
グを極めて簡単な回路で交互に映し出される左右のテレ
ビ映像と簡単に同期させることができる。そして請求項
2のように、左右いずれかの液晶シャッターの作動タイ
ミングに応じて左右入射光識別信号を出力することによ
り、映像信号に左右入射光識別信号を簡単に記録するこ
とができる。また請求項3のように、入射光路中にドッ
トマークを設けることにより電気回路を必要とすること
なく安価に左右入射光識別信号を映像信号に記録するこ
とができる。請求項4は、両眼視差より左右の視差を小
さくするとともに、写像がケラレないように画角を狭く
した焦点距離補正レンズを設けたテレビカメラ装着部を
ケース本体に形成することにより、軽量小型の着脱自在
なアダプタとして立体ビデオの撮影機能のない市販のホ
ームテレビカメラに簡単に取り付けることができ、誰で
もが簡単に立体ビデオを楽しむことができる。そして請
求項5のように、液晶シャッターの駆動回路に高抵抗を
介して映像信号が入力することにより、テレビカメラの
映像信号の劣化を抑え、美しい映像を出力することがで
きる。また請求項6のように、テレビカメラのオートフ
ォーカス機構の信号を用いることにより、オートフォー
カス機構をケース本体に組み込む必要がなく、アダプタ
を軽量小型なものとすることができる。さらに請求項7
のように、液晶シャッターの駆動回路の信号をスイッチ
として利用すれば、左右いずれかの映像信号に簡単に左
右入射光識別信号を記録できる。また請求項8のよう
に、入射光路中にドットマークを設けることにより電気
回路を用いることなく左右入射光識別信号を映像信号に
簡単且つ、安価に記録できる。さらに請求項9のよう
に、可動ミラーの角度を2点にすることにより可動ミラ
ーの制御回路を簡単で安価なものとすることができる。
従って、本発明は従来の問題点を解決した立体ビデオシ
ステムおよび立体ビデオ撮影アダプタとしてこの種業界
の発展に寄与するところ大なものである。
【図1】本発明の立体ビデオシステムの好ましい実施の
形態を示す概略図である。
形態を示す概略図である。
【図2】本発明の立体ビデオ撮影アダプタの好ましい実
施の形態を示す断面図である。
施の形態を示す断面図である。
1 テレビカメラ 2 立体視めがね 4 ケース本体 5 前面開口 6 焦点距離補正レンズ 7 テレビカメラ装着部 8 光路長補正レンズ 9 液晶シャッター 10 ハーフミラー 11 液晶シャッター 12 可動ミラー 13 駆動回路 17 液晶シャッター 18 液晶シャッター
Claims (9)
- 【請求項1】 両眼視差より小さい視差を有する左右の
入射光路の一方に光路長補正レンズと入射光を映像信号
に基づいてオンオフする液晶シャッターとハーフミラー
とを配置させ、他方の入射光路に前記ハーフミラーに向
けて入射光を屈折させるとともに焦点距離に応じて入射
光角を変更する可動ミラーと入射光を映像信号に基づい
てオンオフする液晶シャッターとを配置させ、ハーフミ
ラーの写像をオンオフされる前記液晶シャッターを介し
て撮像素子に交互に入力するとともに映像信号に左右入
射光識別信号を記録するテレビカメラと、映像信号の左
右入射光識別信号と同期して左右の液晶シャッターをオ
ンオフする立体視めがねとよりなる立体ビデオシステ
ム。 - 【請求項2】 左右入射光識別信号がテレビカメラの左
右いずれかの液晶シャッターの動作に応じて映像信号に
記録される請求項1に記載の立体ビデオシステム。 - 【請求項3】 映像信号に記録される左右入射光識別信
号が左右いずれかの入射光路中に設けられて写し込まれ
るドットマークである請求項1または2に記載の立体ビ
デオシステム。 - 【請求項4】 ケース本体に両眼視差より小さい左右の
視差を有する前面開口を形成するとともに、前記ケース
本体内に、前記前面開口を通じて入射される左右の入射
光路の一方に光路長補正レンズと入射光をオンオフする
液晶シャッターとハーフミラーとを配置させ、入射光路
の他方に前記ハーフミラーに向けて入射光を屈折させる
とともに焦点距離に応じて入射光角を変更する可動ミラ
ーと入射光をオンオフする液晶シャッターとを配置さ
せ、また、ケース本体の背面に前記ハーフミラーの写像
をケラレなく写す画角をもつ焦点距離補正レンズを設け
たテレビカメラ装着部を形成し、テレビカメラからの映
像信号により前記左右の液晶シャッターをオンオフする
駆動回路とテレビカメラの映像信号に左右入射光識別信
号を記録するマーカーを設けたことを特徴とする立体ビ
デオ撮影アダプタ。 - 【請求項5】 液晶シャッターをオンオフするテレビカ
メラからの映像信号が高抵抗を介して液晶シャッターの
駆動回路に入力される請求項4に記載の立体ビデオ撮影
アダプタ。 - 【請求項6】 可動ミラーがテレビカメラのオートフォ
ーカス機構の信号に基づいて可動される請求項4または
5に記載の立体ビデオ撮影アダプタ。 - 【請求項7】 マーカーがテレビカメラの左右いずれか
の液晶シャッターの動作に応じて左右入射光識別信号を
映像信号に記録する請求項4または5または6に記載の
立体ビデオ撮影アダプタ。 - 【請求項8】 マーカーが左右いずれかの入射光路中に
設けられて写し込まれるドットマークである請求項4ま
たは5または6または7に記載の立体ビデオ撮影アダプ
タ。 - 【請求項9】 可動ミラーの可動角度が45度と39.
5度の2点である請求項4または5または6または7ま
たは8に記載の立体ビデオ撮影アダプタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10001511A JPH11205818A (ja) | 1998-01-07 | 1998-01-07 | 立体ビデオシステムおよび立体ビデオ撮影アダプタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10001511A JPH11205818A (ja) | 1998-01-07 | 1998-01-07 | 立体ビデオシステムおよび立体ビデオ撮影アダプタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11205818A true JPH11205818A (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=11503518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10001511A Pending JPH11205818A (ja) | 1998-01-07 | 1998-01-07 | 立体ビデオシステムおよび立体ビデオ撮影アダプタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11205818A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002034054A (ja) * | 2000-07-14 | 2002-01-31 | Sony Corp | 画像処理システムおよび記録媒体 |
JP2003050438A (ja) * | 2001-08-06 | 2003-02-21 | Sony Corp | 立体画像撮像用カメラレンズアダプタ、および撮影装置 |
JP2007527159A (ja) * | 2004-02-09 | 2007-09-20 | ノースロップ グラマン コーポレーション | 3−d画像化を可能にする手段を含む軸上ccd画像取り込みシステムを有する,ポケットペン超高解像度mems投影ディスプレイ |
-
1998
- 1998-01-07 JP JP10001511A patent/JPH11205818A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002034054A (ja) * | 2000-07-14 | 2002-01-31 | Sony Corp | 画像処理システムおよび記録媒体 |
JP2003050438A (ja) * | 2001-08-06 | 2003-02-21 | Sony Corp | 立体画像撮像用カメラレンズアダプタ、および撮影装置 |
JP2007527159A (ja) * | 2004-02-09 | 2007-09-20 | ノースロップ グラマン コーポレーション | 3−d画像化を可能にする手段を含む軸上ccd画像取り込みシステムを有する,ポケットペン超高解像度mems投影ディスプレイ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050107 |
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A977 | Report on retrieval |
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|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070109 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070508 |