JPH078670U - 圧力制御弁 - Google Patents
圧力制御弁Info
- Publication number
- JPH078670U JPH078670U JP4314893U JP4314893U JPH078670U JP H078670 U JPH078670 U JP H078670U JP 4314893 U JP4314893 U JP 4314893U JP 4314893 U JP4314893 U JP 4314893U JP H078670 U JPH078670 U JP H078670U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- mounting portion
- housing
- pipe
- valve body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハウジング内を負圧にせずにハウジングにケ
ースを固定する。 【構成】 ハウジング11に燃料導入路14および燃料
導出路15が開設され、両通路14と15との間に制御
弁室16が形成されている。燃料導出路15の出口側に
はパイプ圧入口15aが形成され、燃料導出路15の入
口側には球状弁体装着部15bが形成され、圧入口と球
状弁体装着部との間にスプリング装着部15cが形成さ
れている。スプリング装着部の内径はパイプ圧入口、球
状弁体装着部の内径よりも小径に形成されている。ハウ
ジング11にケース21が固定された後、パイプ圧入口
15aからスプリング装着部15cにスプリング18が
挿入され、続いて、圧入口15aにパイプ17が圧入さ
れ、スプリング18がパイプ17のシート部17aで支
持される。 【効果】 ハウジング内を負圧にしなくて済むため、組
付作業性を向上できる。
ースを固定する。 【構成】 ハウジング11に燃料導入路14および燃料
導出路15が開設され、両通路14と15との間に制御
弁室16が形成されている。燃料導出路15の出口側に
はパイプ圧入口15aが形成され、燃料導出路15の入
口側には球状弁体装着部15bが形成され、圧入口と球
状弁体装着部との間にスプリング装着部15cが形成さ
れている。スプリング装着部の内径はパイプ圧入口、球
状弁体装着部の内径よりも小径に形成されている。ハウ
ジング11にケース21が固定された後、パイプ圧入口
15aからスプリング装着部15cにスプリング18が
挿入され、続いて、圧入口15aにパイプ17が圧入さ
れ、スプリング18がパイプ17のシート部17aで支
持される。 【効果】 ハウジング内を負圧にしなくて済むため、組
付作業性を向上できる。
Description
【0001】
本考案は、圧力制御弁に関し、特に、バルブスプリングの組み付け構造の改良 に係り、例えば、燃料圧力に応じて燃料供給量を制御するものに利用して有効な ものに関する。
【0002】
一般に、自動車等の車両において、燃料タンク内の燃料をエンジンへ送給する ための燃料供給路には燃料圧力制御弁が介設されている。
【0003】 従来のこの種の圧力制御弁として、次のように構成されているものがある。す なわち、この燃料圧力制御弁はダイヤフラムと共に制御弁室を形成するハウジン グを備えており、このハウジングには制御弁室に連通する燃料導入路と燃料導出 路とが形成されている。また、ハウジングにはダイヤフラムと共に負圧室を形成 するケースが固定されている。燃料導出路の入口側にはダイヤフラムと連動する 球状弁体(ボール)が装着された球状弁体装着部が形成されており、流体導出路 の球状弁体装着部に隣接した位置にはスプリング装着部が形成され、スプリング 装着部には球状弁体をダイヤフラム側へ付勢するスプリングが装着されている。 流体導出路の出口側のスプリング装着部に隣接した位置にはパイプが圧入された パイプ装着部が形成されている。
【0004】 この燃料圧力制御弁においては、ハウジングにケースが固定されるに際して、 ハウジングのスプリング装着部内にバルブスプリングが挿入され、続いて、球状 弁体装着部にボールが挿入される。その後、スプリング装着部および球状弁体装 着部内が負圧にされて、ダイヤフラムユニットがハウジングに乗せられ、ボール が球状弁体装着部のシート面に押し付けられた状態で、ケース端部がかしめられ てハウジングに固定されている。
【0005】 ケースがハウジングに固定されるに際して、ハウジング内部が負圧にされる理 由は、負圧にしないと、バルブスプリングがボールを押し上げ、ダイヤフラムユ ニットがハウジングから離れ、ケースの組み付け作業が困難となるためである。
【0006】 また、ハウジング内部を負圧にしてダイヤフラムをハウジングに吸着させる際 、位置決めとしてダイヤフラムにハウジングの環状溝に嵌合する環状リブを設け る必要がある。
【0007】
しかし、ケースがハウジングに固定されるに際してハウジングの内部が負圧さ れる従来の圧力制御弁においては、ハウジング内部を負圧にするための設備が必 要になるとともに、負圧の工程が必要になり、ダイヤフラムに環状リブを形成す るので、歩留りが悪くなり、その結果、部品単価が高くなり、生産性が低下する 。
【0008】 本考案の目的は、ハウジング内を負圧にせずに、組立作業を実行することがで きる圧力制御弁を提供することにある。
【0009】
本考案に係る圧力制御弁は、ダイヤフラムと共に制御弁室を形成するハウジン グに制御弁室に連通する流体導入路と流体導出路とが形成され、ダイヤフラムと 共に流体圧室を形成するケースがハウジングに固定されており、流体導出路の入 口側にダイヤフラムと連動する球状弁体が装着された球状弁体装着部が形成され 、流体導出路の球状弁体装着部に隣接した位置に球状弁体をダイヤフラム側へ付 勢するスプリングが装着されたスプリング装着部が形成され、流体導出路のスプ リング装着部に隣接した位置にパイプが圧入されたパイプ装着部が形成されてい る圧力制御弁において、 前記パイプ装着部の内径が前記スプリングの外径よりも大径に形成されている とともに、前記パイプのスプリング装着部側端部にスプリングシートが形成され ており、前記スプリング装着部内のスプリングが前記パイプのスプリングシート 部に支持されていることを特徴とする。
【0010】
前記した手段によれば、スプリング装着部がパイプ装着部に隣接して形成され 、パイプ装着部の内径がスプリングの外径よりも大きく形成されているので、パ イプ装着部側からスプリングをスプリング装着部へ挿入することができる。つま り、スプリングをスプリング装着部内に装着しない状態で、ハウジングにケース を固定することができる。この場合、球状弁体はスプリングによって押し上げら れないため、ハウジング内を負圧にすることなく、ハウジングにケースを固定す ることができる。また、ダイヤフラムを単純な形状に形成することができる。
【0011】 そして、ハウジングにケースが固定された後に、ハウジングの流体導出路の出 口側であるパイプ装着部からスプリング装着部内にスプリングを挿入し、その後 、パイプ装着部内にパイプを圧入することにより、スプリング装着部内のスプリ ングをパイプのシート部に支持させることができる。
【0012】
図1は本考案の一実施例である燃料圧力制御弁を示す側面断面図である。図2 は組み付け作業を示す側面断面図である。
【0013】 本実施例において、本考案に係る燃料圧力制御弁10はダイカスト製のハウジ ング11、ダイヤフラム12、球状弁体13を備えている。ハウジング11には 燃料導入路14および燃料導出路15が開設されているとともに、両通路14と 15との間に制御弁室16が形成されている。燃料導出路15の出口側にはパイ プ装着部としてのパイプ圧入口15aが形成され、燃料導出路15の入口側には 球状弁体装着部15bが形成され、パイプ圧入口15aと球状弁体装着部15b との間にバルブスプリング装着部15cがそれぞれ隣接して形成されている。バ ルブスプリング装着部15cの内径はパイプ圧入口15aおよび球状弁体装着部 15bの内径よりも小さく形成されている。
【0014】 そして、パイプ圧入口15aには燃料タンクに連結されるリターンパイプ17 が圧入され、バルブスプリング装着部15cにはコイルスプリングからなるバル ブスプリング18が嵌挿され、球状弁体装着部15bにはダイヤフラム12と連 動する球状弁体13が挿入されている。バルブスプリング18の外径は装着部1 5cの内径よりも若干小さく、したがって、パイプ圧入口15aの内径よりも小 さくなっている。球状弁体13は剛球(ボールということがある。)を用いられ て構成されており、後述するように形成される凹状球面の弁座面26に離着座さ れるようになっている。
【0015】 パイプ圧入孔15aに圧入されたパイプ17の先端部にはスプリング18を支 持するためのスプリングシート部17aが、径方向内向きに突出するように円形 リング形状に屈曲成形されており、このシート部17aにはスプリング18の下 端が係合されている。
【0016】 ダイヤフラム12は制御弁室16の壁面の一部を構成し、ハウジング11のフ ランジ部19に負圧室20を構成するケース21と共にかしめ加工により締結さ れている。このダイヤフラム12の中央部には保持孔22が開設されており、こ の保持孔22内に受け具23が装着されている。受け具23の一端は球状弁体1 3に当接されており、受け具23の他端側はダイヤフラム12に当接された支持 板24に固着されている。支持板24とケース21の端面壁との間にコイルスプ リングからなるリターンスプリング25が蓄力状態で介設されており、ダイヤフ ラム12はリターンスプリング25の付勢力により球状弁体13側に常時付勢さ れ、リターンスプリング25の付勢力により球状弁体13を燃料導出路15の入 口側を閉塞する方向へ常時押すようになっている。
【0017】 そして、制御弁室16内に燃料が供給されて、制御弁室16内の圧力が高くな ると、受け具23がリターンスプリング25の付勢力に抗して負圧室20側へ移 動するようになっている。このとき、球状弁体13はバルブスプリング18の付 勢力によって受け具23側へ移動されて弁座面26から離れるため、燃料導出路 15の入口側が開かれる。すなわち、燃料導入路14と燃料導出路15とが制御 弁室16を介して連通された開弁状態になる。
【0018】 次に、ハウジング11の球状弁体装着部15bに凹状球面の弁座面を形成し、 その後、ハウジング11にケース21およびリターンパイプ17を組み付ける作 業および作用について説明する。
【0019】 球状弁体装着部15bには弁座面26が次のようにして形成される。ハウジン グ11のダイヤフラム装着用開口部側から球状弁体装着部15b内に、球状弁体 13としてのボール(剛球)が挿入され、このボールが治具を介して押し下げさ れることにより、球状弁体装着部15bにおけるボール13との押接面には、ボ ールの凸状球面に倣った凹状球面の弁座面26がポンチング加工される。この際 、弁座面26の内周にはバリ(図示せず)が発生することがある。
【0020】 その後、図2に示されているように、球状弁体装着部15b内に球状弁体13 が挿入された状態のままで、ハウジング11にダイヤフラムユニットが載置され る。次いで、ダイヤフラムユニットが装着されたハウジング11のフランジ部1 9上にケース21がダイヤフラムユニットを上から被覆するように被せられる。 続いて、ケース21の開口端側端部が径方向内向きにかしめ加工され、ケース2 1がハウジング11のフランジ19に固定される。
【0021】 次に、図2に想像線で示されているように、パイプ圧入孔15a側からバルブ スプリング装着部15c内にバルブスプリング18が挿入される。次いで、ハウ ジング11のパイプ圧入孔15a内にリターンパイプ17が圧入される。パイプ 圧入孔15a内にパイプ17が所定位置まで圧入されると、バルブスプリング1 8における球状弁体13と係合した一端と反対側の一端がパイプ17のシート部 17aに係合した状態になる。この結合状態により、バルブスプリング18はパ イプ17のシート部17aに反力をとって球状弁体13をダイヤフラム12に押 接させる方向に弾発力を付勢する状態になる。
【0022】 本実施例によれば、ダイヤフラム12およびケース21をハウジング11に固 定した後に、スプリング装着部15c内にバルブスプリング18を挿入すること ができるため、ダイヤフラム12およびケース21をハウジング11に固定する に際して、ハウジング11内を負圧にしなくても球状弁体13によってダイヤフ ラム12が押し上げられることがない。
【0023】 また、ハウジング11内を負圧にしてダイヤフラム12をハウジング11に吸 着する必要がないので、ダイヤフラム12に位置決め用の環状リブを設けなくて もよくなる。
【0024】
以上説明したように、本考案によれば、ハウジングに球状弁体のみを装着した 状態で、ハウジングにダイヤフラムユニットとケースを固定した後に、パイプ装 着部側からスプリングを挿入するとともに、パイプ装着部にパイプを圧入してス プリングをパイプによって支持し得るように構成したため、ダイヤフラムおよび ケースをハウジングに固定する際に、ハウジング内部を負圧にする必要がなくな り、組み付け作業の作業性の向上を図ることができる。また、ハウジング内部を 負圧にしてダイヤフラムをハウジングに吸着する際の位置決め用環状リブが不用 になるので、ダイヤフラムの形状を単純に形成することができ、歩留りを向上し てコストを低減することができる。
【図1】本考案の一実施例である燃料圧力制御弁を示す
側面断面図である。
側面断面図である。
【図2】組み付け作業を示す側面断面図である。
10…燃料圧力制御弁、11…ハウジング、12…ダイ
ヤフラム、13…球状弁体(剛球、ボール)、14…燃
料導入路、15…燃料導出路、15a…パイプ圧入孔、
15b…球状弁体装着部、15c…バルブスプリング装
着部、16…制御弁室、17…リターンパイプ、17a
…スプリングシート部、18…バルブスプリング、19
…フランジ部、20…負圧室、21…ケース、22…保
持孔、23…受け具、24…支持板、25…リターンス
プリング、26…弁座面。
ヤフラム、13…球状弁体(剛球、ボール)、14…燃
料導入路、15…燃料導出路、15a…パイプ圧入孔、
15b…球状弁体装着部、15c…バルブスプリング装
着部、16…制御弁室、17…リターンパイプ、17a
…スプリングシート部、18…バルブスプリング、19
…フランジ部、20…負圧室、21…ケース、22…保
持孔、23…受け具、24…支持板、25…リターンス
プリング、26…弁座面。
Claims (1)
- 【請求項1】 ダイヤフラムと共に制御弁室を形成する
ハウジングに制御弁室に連通する流体導入路と流体導出
路とが形成され、ダイヤフラムと共に流体圧室を形成す
るケースがハウジングに固定されており、流体導出路の
入口側にダイヤフラムと連動する球状弁体が装着された
球状弁体装着部が形成され、流体導出路の球状弁体装着
部に隣接した位置に球状弁体をダイヤフラム側へ付勢す
るスプリングが装着されたスプリング装着部が形成さ
れ、流体導出路のスプリング装着部に隣接した位置にパ
イプが圧入されたパイプ装着部が形成されている圧力制
御弁において、 前記パイプ装着部の内径が前記スプリングの外径よりも
大径に形成されているとともに、前記パイプのスプリン
グ装着部側端部にスプリングシート部が形成されてお
り、前記スプリング装着部内のスプリングが前記パイプ
のスプリングシート部に支持されていることを特徴とす
る圧力制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4314893U JPH078670U (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | 圧力制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4314893U JPH078670U (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | 圧力制御弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078670U true JPH078670U (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=12655763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4314893U Pending JPH078670U (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | 圧力制御弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078670U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52143347U (ja) * | 1976-04-26 | 1977-10-29 |
-
1993
- 1993-07-12 JP JP4314893U patent/JPH078670U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52143347U (ja) * | 1976-04-26 | 1977-10-29 |
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