JPH078631U - 移動農機 - Google Patents

移動農機

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JPH078631U
JPH078631U JP4263793U JP4263793U JPH078631U JP H078631 U JPH078631 U JP H078631U JP 4263793 U JP4263793 U JP 4263793U JP 4263793 U JP4263793 U JP 4263793U JP H078631 U JPH078631 U JP H078631U
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shaft
spline
transmission
shafts
case
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岡 秀 樹 松
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 2つの伝達軸同志の良好なる突き合せ状の
連結接続を行う。 [構成] 2つの伝達軸(61)(63)のスプライ
ン軸(61a)(63a)を突き合せ状に連結接続する
スプライン形軸継手(62)を設けた構造において、前
記スプライン軸(61a)(63a)に嵌合させる内歯
(102)と軸継手(62)のシール挿入孔(101)
に挿入させる外周嵌合面(103a)とを有する弾性シ
ール部材(103)を、軸継手(62)両端と伝達軸
(61)(63)間に介設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は苗載台及び植付爪を備えて連続的に苗植作業を行う田植機などの移動 農機に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば田植機のミッションケースの入力軸にエンジンからの出力を伝達軸を介 し伝達する場合、ミッションケースの外側でこれら入力軸と伝達軸のスプライン 軸部を突き合せ状に軸継手で連結させて伝達するようにした手段がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし乍ら上記従来手段にあって、入力軸と伝達軸間に芯ズレなどがある場合 、入力軸或いは伝達軸の一方が傾いて、軸継手の内周面とこの軸端外周面との間 には相対的な摺動作用が発生して、これら軸継手と軸が摩耗するという不都合が ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
したがって本考案は、2つの伝達軸のスプライン軸を突き合せ状に連結接続す るスプライン形軸継手を設けた構造において、前記スプライン軸に嵌合させる内 歯と軸継手のシール挿入孔に挿入させる外周嵌合面とを有する弾性シール部材を 、軸継手両端と伝達軸間に介設したもので、弾性シール部材で密封される軸継手 両端部間のスプライン軸部間に潤滑油の封入を可能にして、例え軸間に芯ズレが 発生して軸が軸方向に摺動するような場合でも、摩耗を最小に抑制させての良好 な伝達を行わしめることができる。
【0005】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は軸継手の断面説明図 、図2は乗用田植機の側面図、図3は同平面図を示し、図中(1)は作業者が搭 乗する走行車であり、エンジン(2)を車体フレーム(3)に搭載させ、ミッシ ョンケース(4)前方にフロントアクスルケース(5)を介して水田走行用前輪 (6)を支持させると共に、前記ミッションケース(4)の後部にリヤアクスル ケース(7)を連設し、前記リヤアクスルケース(7)に水田走行用後輪(8) を支持させる。そして前記エンジン(2)等を覆うボンネット(9)両側に予備 苗載台(10)を取付けると共に、ステップ(11)を介して作業者が搭乗する 車体カバー(12)によって前記ミッションケース(4)等を覆い、前記車体カ バー(12)上部に運転席(13)を取付け、その運転席(13)の前方で前記 ボンネット(9)後部に操向ハンドル(14)を設ける。
【0006】 また、図中(15)は6条植え用の苗載台(16)並びに複数の植付爪(17 )などを具備する植付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(16) を下部レール(18)及びガイドレール(19)を介して植付ケース(20)に 左右往復摺動自在に支持させると共に、一方向に等速回転させるロータリケース (21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケース(21)の回転軸芯を 中心に対称位置に一対の爪ケース(22)(22)を配設し、その爪ケース(2 2)(22)先端に植付爪(17)(17)を取付ける。また前記植付ケース( 20)の前側にローリング支点軸(23)を介して支持フレーム(24)を設け 、トップリンク(25)及びロワーリンク(26)を含む昇降リンク機構(27 )を介して走行車(1)後側に支持フレーム(24)を連結させ、前記リンク機 構(27)を介して植付部(15)を昇降させる昇降シリンダ(28)をロワー リンク(26)に連結させ、前記前後輪(6)(8)を走行駆動して移動すると 同時に、左右に往復摺動させる苗載台(16)から一株分の苗を植付爪(17) によって取出し、連続的に苗植え作業を行うように構成する。
【0007】 また、図中(29)は主変速レバー、(30)は植付昇降兼作業走行変速用副 変速レバー、(31)は植付け感度調節レバー、(32)は主クラッチペダル、 (33)(33)は左右ブレーキペダル、(34)は2条分均平用センターフロ ート、(35)は2条分均平用サイドフロート、(36)は側条施肥機である。
【0008】 さらに、図4乃至図5にも示す如く、エンジン(2)を左右一対の車体フレー ム(3)(3)に載置させ、操向ハンドル(14)のステアリング軸(37)を 減速ケース(38)上面に立設させ、減速ケース(38)前側に前記車体フレー ム(3)後側を固定させると共に、減速ケース(38)下側のステアリングケー ス(39)下面に設ける平面視L形の操向アーム(40)の一端側を前輪(6) のナックルアーム(41)に操向ロッド(42)を介して連結させる一方、油圧 操向シリンダ(43)を操向アーム(40)のL形他端側に連結させて、機体の 操向制御を行うように構成している。
【0009】 また、前記各ケース(38)(39)後部両側に左右一対のメインフレーム( 44)(44)前端を固定させ、ステアリングケース(39)後部に側面視メイ ンフレーム(44)と略平行なサブフレーム(45)前端を固定させ、各フレー ム(44)(45)後端部をリアアクスルケース(7)のブラケット(46)に 固定させ、該ケース(7)前部のミッションケース(4)をメインフレーム(4 4)のブラケット(47)に固定させ、各リンク(25)(26)を設ける門形 支柱(48)をメインフレーム(44)後部に立設させ、該フレーム(44)前 部と支柱(48)間に左右一対の上部フレーム(49)(49)を斜設させ、上 部フレーム(49)中間部に昇降シリンダ(28)を取付けている。
【0010】 またさらに、出入力プーリ(50)(51)及びベルト(52)を有するベル ト無段変速機構(53)を備え、エンジン(2)の出力軸(54)に減速ケース (38)の入力軸(55)を前記無段変速機構(53)を介して連結させると共 に、前記減速ケース(38)に伝達軸(56)を介してミッションケース(4) を連結させ、前走行駆動軸(57)を介してミッションケース(4)にフロント アクスルケース(5)を連結させ、植付駆動軸(58)を介してミッションケー ス(4)に植付ケース(20)を連結させるもので、無段変速機構(53)及び 減速ケース(38)を介してエンジン(2)出力をミッションケース(4)に減 速伝達させると共に、ミッションケース(4)の主変速レバー(29)による多 段変速出力を前後輪(6)(8)に各アクスルケース(5)(7)を介して伝達 させるように構成している。
【0011】 なお(59)は前記無段変速機構(53)を変速リンク機構(60)を介し変 速操作する電動形変速シリンダである。
【0012】 図5乃至図8にも示す如く、前記ミッションケース(4)は、伝達軸(61) に軸継手(62)を介し突き合せ状に連結接続させるミッション入力軸(63) と、該入力軸(63)の第1速(F1)及び第2速(F2)固定ギヤ(64)( 65)に一対の第2速(F2)用切換ギヤ(66)及び第1速(F1)・後進( R)用切換ギヤ(67)を噛合せる走行変速軸(68)と、該変速軸(68)に 一対の減速ギヤ(69)(70)を介して連動連結してリアアクスルケース(7 )及び前走行駆動軸(57)に出力を伝達する走行出力軸(71)と、前記入力 軸(63)に固設する主株間変速用の高速・中速・低速ギヤ(72)(73)( 74)に高速・走行後進(R)用遊転ギヤ(75)及び中速・低速用切換ギヤ( 76)を噛合せる株間変速軸(77)と、前記切換ギヤ(76)に設けて遊転ギ ヤ(75)のピン孔(75a)に一体的に係合連結させる高速用クラッチピン( 78)と、前記変速軸(77)に固設する副株間変速用の高速・低速ギヤ(79 )(80)に一対の高速・低速用切換ギヤ(81)(82)を噛合せて植付駆動 軸(58)に出力を伝達する植付出力軸(83)と、該出力軸(83)に介設す る植付クラッチ(84)と、走行用シフター軸(85)に設けて前記切換ギヤ( 66)(67)を切換操作する走行用シフターフォーク(86)と、摺動自在な 主株間用シフター軸(87)に設けて前記切換ギヤ(76)を切換操作する主株 間用シフターフォーク(88)と、摺動自在な副株間用シフター軸(89)に設 けて前記切換ギヤ(81)(82)を切換操作する副株間用シフターフォーク( 90)と、前記植付クラッチ(84)を入切操作する植付クラッチピン(91) とを備え、前記主変速レバー(29)によってシフターフォーク(88)を操作 して後進(R)・第1速(F1)・第2速(F2)の変速を、また運転席(13 )下側の車体カバー(12)立上り面に備える主・副株間変速レバー(92)( 93)によって各シフターフォーク(88)(90)を操作して低・中・高速3 段の主株間変速と、低・高速2段の副株間変速を行うように構成している。
【0013】 また、主株間用シフター軸(87)は、非操作側の軸端を支持するミッション ケース(4)の軸孔(94)を外側に開設させて通し孔に形成して加工工数の低 減化を図ると共に、該軸孔(94)の外側開放端を盲蓋(95)で密封するよう に設けている。そしてシフター軸(87)のディテント用ノッチ(96)に係合 させるボール(97)を、軸孔(94)に直交状に連通させるボール挿入孔(9 8)に圧縮バネ(99)及びボルト(100)を介して圧封入させるように構成 している。
【0014】 さらに前記伝達軸(61)のスプライン軸(61a)と入力軸(63)のスプ ライン軸(63a)とを連結接続する軸継手(62)の両端内径側に円形状のシ ール挿入孔(101)を形成し、図9乃至図10に示す如き内径側に各スプライ ン軸(61a)(63a)に嵌合する内歯(102)を有するゴム製など弾性材 からなるシール部材(103)の外周嵌合面(103a)を挿入孔(101)に 挿入して、軸継手(62)内側の密封を図るもので、各スプライン軸(61a) (63a)には止め輪(104)を介入させる止め輪溝(105)を形成し、軸 継手(62)と止め輪(104)間に座金(106)を介設させて、前記伝達軸 (61)と入力軸(63)とを止め輪(104)・座金(106)・軸継手(6 2)を介し一体連結させるように構成している。
【0015】 本実施例は上記の如く構成するものにして、前記シール部材(103)によっ て両端部を密封される軸継手(62)内に潤滑油を封入することによって、伝達 軸(61)と入力軸(63)間に芯ズレが発生し、何れか一方の軸(61)或い は(63)に角度がついて軸(61)或いは(63)と軸継手(61)内面とが 相対的に摺動する場合でも摩耗を最小に抑制できて、良好な軸伝達を維持させる ことができる。
【0016】
【考案の効果】
以上実施例から明らかなように本考案は、2つの伝達軸(61)(63)のス プライン軸(61a)(63a)を突き合せ状に連結接続するスプライン形軸継 手(62)を設けた構造において、前記スプライン軸(61a)(63a)に嵌 合させる内歯(102)と軸継手(62)のシール挿入孔(101)に挿入させ る外周嵌合面(103a)とを有する弾性シール部材(103)を、軸継手(6 2)両端と伝達軸(61)(63)間に介設するものであるから、弾性シール部 材(103)で密封される軸継手(62)両端部とスプライン軸(61a)(6 3a)間に潤滑油の封入を可能にして、例え軸(61)(63)間に芯ズレが発 生して軸(61)(63)が軸方向に摺動するような場合でも、摩耗を最小に抑 制させての良好な伝達を行わしめることができるなど顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】軸継手の断面説明図である。
【図2】乗用田植機の全体側面図である。
【図3】乗用田植機の全体平面図である。
【図4】走行車体の側面図である。
【図5】走行車体の平面図である。
【図6】ミッションケースの断面説明図である。
【図7】ミッションケースの断面説明図である。
【図8】主株間用シフター軸の説明図である。
【図9】シール部材の説明図である。
【図10】シール部材の側面説明図である。
【符号の説明】
(61) 軸 (61a) スプライン軸 (62) 軸継手 (63) 軸 (63a) スプライン軸 (101) シール挿入孔 (102) 内歯 (103) シール部材 (103a)外周嵌合面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの伝達軸のスプライン軸を突き合せ
    状に連結接続するスプライン形軸継手を設けた構造にお
    いて、前記スプライン軸に嵌合させる内歯と軸継手のシ
    ール挿入孔に挿入させる外周嵌合面とを有する弾性シー
    ル部材を、軸継手両端と伝達軸間に介設するように構成
    したことを特徴とする移動農機。
JP1993042637U 1993-07-06 1993-07-06 移動農機 Expired - Fee Related JP2604930Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004347118A (ja) * 2003-05-21 2004-12-09 Scania Cv Ab スプライン接続

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