JPH0786187B2 - 接着法 - Google Patents

接着法

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JPH0786187B2
JPH0786187B2 JP61084495A JP8449586A JPH0786187B2 JP H0786187 B2 JPH0786187 B2 JP H0786187B2 JP 61084495 A JP61084495 A JP 61084495A JP 8449586 A JP8449586 A JP 8449586A JP H0786187 B2 JPH0786187 B2 JP H0786187B2
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JP
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meth
acrylate
acid
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glycol
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JP61084495A
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銃吾 後藤
勉 久保田
尚武 玉木
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は光硬化性を有する二段反応型接着剤を用いてフ
イルムもしくはシートなどのように厚みが薄いものを接
着する方法に関する。
従来の技術 厚みが薄い基材同志を接着する方法としては有機溶剤液
型接着剤を基材に塗布し、これを乾燥して溶剤を除去し
た後、加熱したロール間を通し圧着するドライラミネー
ト法が一般的である。しかしドライラミネート法では多
量の溶剤を揮散させる必要があり、揮散した溶剤対策、
環境汚染等の問題があり、その解決が急がれている。
その解決策として水性樹脂あるいは硬化性樹脂の溶液を
基材に塗布した後、ロール間を通過させて圧着し、その
後で該樹脂をセットさせるためのセット装置を通過させ
るウエツトラミネート加工法,無溶剤型の樹脂を用いる
方法や紫外線もしくは放射線硬化性樹脂液を基材に塗布
し、被着材と貼り合わせた後、紫外線もしくは放射線を
照射して樹脂液を硬化させる方法が検討されている。し
かしウエツトラミネート法は、樹脂溶液を塗布,圧着
後、長時間セット装置内に置いて樹脂液を硬化させる必
要があるので作業性が悪くまた、材質に悪影響を及ぼす
ことがある。
無溶剤型の樹脂を用いる方法は樹脂の粘度が高く、ポツ
トライフが短いので一連の作業を極めて短時間におこな
う必要がある。紫外線もしくは放射線硬化性樹脂を用い
る方法は不透明フイルムの貼り合わせに使用できないこ
と,透明フイルムの場合でも気泡のまき込み等による外
観不良を起しやすい,接着剤が素材にしみ込み,にじみ
や着色の原因となる, しみ込んだ接着剤は紫外線が当らないため,硬化不良を
起し,素材の裏側にしみ出てブロッキングを起す等の問
題点があり,実用上の障害となっている。
発明が解決しようとする問題点 本発明は、光硬化可能な成分と化学反応による硬化が可
能な成分とを含有する二段反応型接着剤を用いてフイル
ムもしくはシートなどのように厚みが薄いもの同志を接
着する方法を提供することにある。
問題点を解決するための手段 前述のような事情に鑑み,本発明者らは,厚みが薄いも
の同志を接着する方法について種々検討した結果,光硬
化性を有する二段反応型接着剤をフイルムもしくはシー
トに塗布し,その塗布面を光照射した後,他のフイルム
もしくはシートを貼り合わせることにより前述のような
欠点が全くないことを知見し,この知見にもとづき,本
発明を完成するに至った。
すなわち,本発明はフイルムもしくはシートに(1)イ
ソシアネート化合物,(2)その硬化剤および(3)光
重合性ビニル基を有する化合物を含有してなる二段反応
型接着剤を塗布し,その塗布面を全面にわたって光照射
し、ついで塗布面が粘着性を有する間に他のフイルムも
しくはシートを貼り合わせ,硬化させることを特徴とす
る接着法に関する。
本発明で対象となるフイルムとは,厚みが約0.2mm未満
のものであり,シートとはその厚みが約0.2〜5mm程度の
ものである。具体的にはたとえば紙,布,金属箔,プラ
スチックフイルムなどがあげられる。紙としては、必要
により文字や模様等を印刷した模造紙,上質紙,クラフ
ト紙,純白ロール紙,パーチメント紙,耐水紙,グラシ
ン紙,ダンボールなどが,布としては,たとえば木綿
布,毛布,各種の合成繊維,不織布な,金属箔として
は,たとえばアルミ箔,チタン箔,銅箔などがあげられ
る。
プラスチックフイルムとしては,無色または必要により
文字,模様等を印刷したたとえば,ポリエチレン,ポリ
プロピレン,ポリスチレン,ポリ塩化ビニル,ポリ塩化
ビニリデン,ABS,ポリスチレン,ポリアミド,ポリエス
テル,ポリウレタン,ポリビニルアルコール,ポリエチ
レン酢酸ビニル,塩素化ポリプロピレン等のプラスチッ
クフイルムがあげられる。
本発明に用いられる二段反応型接着剤は,光硬化可能な
成分と通常の化学反応による硬化が可能な成分とを含有
しているものであって(1)イソシアネート化合物,
(2)その硬化剤および(3)光重合性ビニル基を有す
る化合物を含有してなる組成物である。
(1)のイソシアネート化合物とは、無溶剤系ないしは
高固形分のイソシアネート化合物であり、たとえばトリ
レンジイソシアネート,ジフエニルメタンジイソシアネ
ート(クルードでも精製したものでもよい),3,3′−ジ
メチルジフエニルメタン−4,4′−ジイソシアネート,
ナフチレン−1,5−ジイソシアネート,フエニレンジイ
ソシアネート,キシリレンジイソシアネート,1,6−ヘキ
サメチレンジイソシアネート,1,4−テトラメチレンジイ
ソシアネート,イソホロンジイソシアネート,水添され
たトリレンジイソシアネート,水添されたジフエニルメ
タンジイソシアネート,水添されたキシリレンジイソシ
アネートなどの芳香族,脂肪族,脂環族,芳香脂肪族ジ
イソシアネート;あるいは上記のジイソシアネートの2
量体,3量体もしくは上記のジイソシアネートと活性水素
化合物との付加化合物、すなわちエチレングリコール,
プロピレングリコール,テトラメチレングリコール,ネ
オペンチルグリコール,ブタンジオール,1,6−ヘキサン
ジオール,ポリエチレングリコール,ポリプロピレング
リコール,ポリテトラメチレンエーテルグリコール,ト
リメチロールプロパン,グリセリン,ペンタエリスリト
ール,ひまし油,ビスフエノールAエチレンオキサイド
付加物,ビスフエノールAプロピレンオキサイド付加
物、たとえば(無水)マレイン酸,(無水)コハク酸,
アジピン酸,フマール酸,(無水)フタール酸,テレフ
タール酸,イソフタール酸,(無水)メチルテトラヒド
ロフタール酸,(無水)テトラヒドロフタール酸,セバ
シン酸,ドデカン二酸,アゼライン酸,グルタル酸,
(無水)トリメリツト酸,(無水)ヘキサヒドロフター
ル酸,ダイマー酸(たとえばヘンケル日本(株)製、バ
ーサダイム216,228,288,酸価191〜198など)などの多塩
基酸とたとえばエチレングリコール,プロピレングリコ
ール,ブチレングリコール,ヘキシレングリコール,デ
カンジオール,ネオペンチルグリコールなどの脂肪族グ
リコール,ジエチレングリコール,ジプロピレングリコ
ールなどの脂肪族ポリエーテルグリコール,グリセリ
ン,トリメチロールプロパン,1,4−シクロヘキサンジメ
タノール,ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコー
ルエステル,1,4−シクロヘキサンジオール,水添ビスフ
ェノールAなどの多価アルコールとの通常の方法を用い
てエステル化して得られるポリエステルポリオールなど
と上記のジイソシアネートとの付加物などがあげられ
る。また、前記ジイソシアネートとアクリロイル基また
はメタクリロイル基を含有する活性水素化合物とを活性
水素基に対してイソシアネート基を過剰になるようにし
て反応させて得られる光重合性イソイアネート化合物を
用いてもよい。(メタ)アクリロイル基と活性水素を有
する化合物としては、たとえばヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート,ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート,グリセリンモノアクリレート,トリメチロール
プロパンモノアクリレート,2−ヒドロキシ−3−フェノ
キシプロピルアクリレート(ダイセル化学工業(株)
製)のプラクセルFA−1[CH2=CHCOOCH2CH2OCO(CH2
5OH]などがあげられる。これらのイソシアネート化合
物は単独でも2種以上併用しても用いることができる。
上記イソシアネート化合物の硬化剤(2)としては、た
とえばエチレングリコール,プロピレングリコール,テ
トラメチレングリコール,ネオペンチルグリコール,ブ
タンジオール,1,6−ヘキサンジオール,ポリエチレング
リコール,ポリプロピレングリコール,ポリテトラメチ
レンエーテルグリコール,トリメチロールプロパン,グ
リセリン,ペンタエリスリトール,ひまし油,ビスフェ
ノールAエチレンオキサイド付加物,ビスフェノールA
プロピレンオキサイド付加物、たとえば(無水)マレイ
ン酸,(無水)コハク酸,アジピン酸,フマール酸,
(無水)フタール酸,テレフタール酸,イソフタール
酸,(無水)メチルテトラヒドロフタール酸,(無水)
テトラヒドロフタール酸,セバシン酸,ドデカン二酸,
アゼライン酸,グルタル酸,(無水)トリメリット酸,
(無水)ヘキサヒドロフタール酸,ダイマー酸(たとえ
ばヘンケル日本(株)製、バーサダイム216,228,288,酸
価191〜198など)などの多塩基酸とたとえばエチレング
リコール,プロピレングリコール,ブチレングリコー
ル,ヘキシレングリコール,デカンジオール,ネオペン
チルグリコールなどの脂肪族グリコール,ジエチレング
リコール,ジプロピレングリコールなどの脂肪族ポリエ
ーテルグリコール,グリセリン,トリメチロールプロパ
ン,1,4−シクロヘキサンジメタノール,ヒドロキシピバ
リン酸ネオペンチルグリコールエステル,1,4−シクロヘ
キサンジオール,水添ビスフェノールAなどの多価アル
コールとを通常の方法でエステル化して得られるポリエ
ステルポリオールなどの活性水素化合物があげられる。
あるいは、側鎖に水酸基またはアミノ基を有するアクリ
ルポリマーをあげることができ、このようなアクリルポ
リマーとしては、たとえば、N−メチロール(メタ)ア
クリルアミド,ヒドロキシエチル(メチ)アクリレー
ト,ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート,ペンタ
エリスリトールモノ(メタ)アクリレート,アリルアル
コール,ポリエチレングリコールと(メタ)アクリル酸
とのモノエステル,エチレングリコールまたはポリエチ
レングリコールのモノビニルエーテル,プロピレングリ
コールまたはポリプロピレングリコールのモノビニルエ
ーテル,ダイセル化学工業(株)製のプラクセルFA−1
[CH2=CHCOOCH2CH2OCO(CH25OH]などの水酸基含有
ビニルモノマー、たとえばアミノエチル(メタ)アクリ
レート,N−メチルアミノエチル(メタ)アクリレート,N
−エチルアミノエチル(メタ)アクリレート,アリルア
ミン,ジアリルアミンなどの第1級ないし第2級のアミ
ノ基含有ビニルモノマー、およびこれらの水酸基含有ビ
ニルモノマー,アミノ基含有ビニルモノマーと、たとえ
ばメチル(メタ)アクリレート,エチル(メタ)アクリ
レート,n−ブチル(メタ)アクリレート,イソブチル
(メタ)アクリレート,1−エチルプロピル(メタ)アク
リレート,1−メチルペンチル(メタ)アクリレート,2−
メチルペンチル(メタ)アクリレート,3−メチルペンチ
ル(メタ)アクリレート,1−エチルブチル(メタ)アク
リレート,2−エチルブチル(メタ)アクリレート,2−エ
チルヘキシル(メタ)アクリレート,イソオクチル(メ
タ)アクリレート,3.5,5−トリメチルヘキシル(メタ)
アクリレート,デシル(メタ)アクリレート,ドデシル
(メタ)アクリレート,テトラヒドロフルフリル(メ
タ)アクリレート,アクリル酸,メタクリル酸,マレイ
ン酸,無水マレイン酸,フマール酸,マレイン酸モノエ
ステル,イタコン酸,グリシジル(メタ)アクリレー
ト,グリシジルアリルエーテル,スチレン,酢酸ビニ
ル,アクリロニトリル,メタクリロニトリル,ビニルエ
ーテル、などのビニルモノマーとを、自動公知のビニル
重合法により重合させて得られる。あるいは、後述の光
重合性ビニル化合物は水酸基,アミノ基などのイソシア
ネート基と反応する官能基を含有する場合があるので、
このような場合は、光重合性ビニル化合物をそのまま硬
化剤として用いることができ、特に前述の硬化剤を用い
なくてもよい場合もある。前記の硬化剤は単独でも2種
以上併用しても用いることができる。またイソシアネー
ト化合物とその硬化剤には、自体公知の触媒も用いるこ
とができる。
イソシアネート化合物とその硬化剤の配合割合はイソシ
アネート基の数に対する硬化剤の活性水素基と後述の光
重合性ビニル化合物中の水酸基,アミノ基などの活性水
素基との和が約0.1〜20.0となるようにするのがよい。
(3)の光重合性ビニル基を有する化合物としては、た
とえば、ビニルモノマー,ポリ(メタ)アクリレートエ
ステル,エポキシ(メタ)アクリレート,ポリエステル
(メタ)アクリレート,ポリウレタン(メタ)アクリレ
ート,ポリブタジエン(メタ)アクリレート,光重合性
ビニルオリゴマーやビニルポリマーなどがあげられる。
上記のビニルモノマーの具体例としては、たとえばメチ
ル(メタ)アクリレート,エチル(メタ)アクリレー
ト,n−ブチル(メタ)アクリレート,イソブチル(メ
タ)アクリレート,1−エチルプロピル(メタ)アクリレ
ート,1−メチルペンチル(メタ)アクリレート,2−メチ
ルペンチル(メタ)アクリレート,3−メチルペンチル
(メタ)アクリレート,1−エチルブチル(メタ)アクリ
レート,2−エチルブチル(メタ)アクリレート,2−エチ
ルヘキシル(メタ)アクリレート,イソオクチル(メ
タ)アクリレート,3,5,5−トリメチルヘキシル(メタ)
アクリレート,デシル(メタ)アクリレート,ドデシル
(メタ)アクリレート,テトラヒドロフルフリル(メ
タ)アクリレート,ブトキシエチル(メタ)アクリレー
ト,エチルカルビトール(メタ)アクリレート,メチル
トリグリコール(メタ)アクリレート,フェノキシエチ
ル(メタ)アクリレート,フェノキシプロピル(メタ)
アクリレート,アクリル酸,メタクリル酸,マレイン
酸,無水マレイン酸,フマール酸,マレイン酸モノエス
テル,イタコン酸,N−メチロール(メタ)アクリルアミ
ド,ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート,ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート,ペンタエリスリトー
ルモノ(メタ)アクリレート,アリルアルコール,ポリ
エチレングリコールと(メタ)アクリル酸とのモノエス
テル,フェノールもしくはアルキルフェノールなどのア
ルキレンオキシド付加物と(メタ)アクリル酸とのモノ
エステル,エチレングリコールまたはポリエチレングリ
コールのモノビニルエーテル,プロピレングリコールま
たはポリプロピレングリコールのモノビニルエーテル,
ダイセル化学工業(株)製のプラクセルFA−1[CH2=C
HCOOCH2CH2OCO(CH25OH],アミノエチル(メタ)ア
クリレート,N−メチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト,N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート,N
−エチルアミノエチル(メタ)アクリレート,N,N−ジエ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート,アリルアミ
ン,ジアリルアミン,グリシジル(メタ)アクリレー
ト,グリシジルアリルエーテル,スチレン,酢酸ビニ
ル,アクリロニトリル,メタクリロニトリル,ビニルエ
ーテルなどがあげられる。
前述のポリ(メタ)アクリレートエステルの具体例とし
ては、たとえばジ−,トリ−およびテトラ−エチレング
リコールジ(メタ)アクリレート,ジプロピレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート,ジペンタメチレングリコ
ール(メタ)アクリレート,テトラエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート,テトラエチレングリコールジ
クロロアクリレート,ジグリセロールジ(メタ)アクリ
レート,ジグリセロールテトラ(メタ)アクリレート,
テトラメチレンジ(メタ)アクリレート,エチレンジ
(メタ)アクリレート,ネオペンチルグリコールジ(メ
タ)アクリレート,トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート,ペンタエリスリトールジ(メタ)ア
クリレート,ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリ
レート,1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレー
ト, で示されるNKエステルBPE−200(新中村化学工業(株)
製)などがあげられる。
エポキシ(メタ)アクリレートとしては、たとえばエポ
キシ基を含有する化合物に、たとえばアクリル酸,メタ
クリル酸などを反応させたもの、具体的には、 で示されるメタクリル酸付加物(エポキシエステル40E
M,共栄社油脂化学工業(株)製), で示されるアクリル酸付加物(エポキシエステル70P
A), で示されるアクリル酸付加物(エポキシエステル80MF
A), で示されるメタアクリル酸付加物(エポキシエステル30
02M), で示されるアクリル酸付加物(エポキシエステル3002
A)などがあげられる。
ポリエステル(メタ)アクリレートとしては、たとえば
ポリエステルポリオールに、たとえばアクリル酸などを
反応させたもの、具体的には で示されるHX−220(日本化薬(株)製), (式中、m+n=4,m,n:1〜3の整数を表わす)で示さ
れるHX−620、 で示されるビスコート3700(大阪有機化学工業(株)
製)などがあげられる。
ポリウレタン(メタ)アクリレートとしては、たとえば
トリレンジイソシアネート,ジフェニルメタンジイソシ
アネート(クルードでも精製したものでもよい),3,3′
−ジメチルジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネー
ト,ナフチレン−1,5−ジイソシアネート,フエニレン
ジイソシアネート,キシリレンジイソシアネート,1,6−
ヘキサメチレンジイソシアネート,1,4−テトラメチレン
ジイソシアネート,イソホロンジイソシアネート,水添
されたトリレンジイソシアネート,水添されたジフェニ
ルメタンジイソシアネート,水添されたキシリレンジイ
ソシアネートなどの芳香族,脂肪族,脂環族,芳香脂肪
族ジイソシアネート;あるいは前記のジイソシアネート
の2量体,3量体もしくは前記のジイソシアネートと活性
水素化合物の付加化合物、すなわちエチレングリコー
ル,プロピレングリコール,テトラメチレングリコー
ル,ネオペンチルグリコール,ブタンジオール,1,6−ヘ
キサンジオール,ポリエチレングリコール,ポリプロピ
レングリコール,ポリテトラメチレンエーテルグリコー
ル,トリメチロールプロパン,グリセリン,ペンタエリ
スリトール,ひまし油,ビスフェノールAエチレンオキ
サイド付加物,ビスフェノールAプロピレンオキサイド
付加物、たとえば(無水)マレイン酸,(無水)コハク
酸,アジピン酸,フマール酸,(無水)フタール酸,テ
レフタール酸,イソフタール酸,(無水)メチルテトラ
ヒドロフタール酸,(無水)テトラヒドロフタール酸,
セバシン酸,ドデカン二酸,アゼライン酸,グルタル
酸,(無水)トリメリット酸,(無水)ヘキサヒドロフ
タール酸,ダイマー酸(たとえばヘンケル日本(株)
製、バーサダイム216,228,288,酸価191〜198など)など
の多塩基酸とたとえばエチレングリコール,プロピレン
グリコール,ブチレングリコール,ヘキシレングリコー
ル,デカンジオール,ネオペンチルグリコールなどの脂
肪族グリコール,ジエチレングリコール,ジプロピレン
グリコールなどの脂肪族ポリエーテルグリコール,グリ
セリン,トリメチロールプロパン,1,4−シクロヘキサン
ジメタノール,ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリ
コールエステル,1,4−シクロヘキサンジオール,水添ビ
スフェノールAなどの多価アルコールとの通常の方法を
用いてエステル化して得られるポリエステルポリオール
などと前記のジイソシアネートとをイソシアネート基が
過剰の状態で反応させて得られる付加物などのイソシア
ネート基を2個以上含有する化合物と、たとえば、N−
メチロール(メタ)アクリルアミド,ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート,ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート,ペンタエリスリトールモノ(メタ)アクリ
レート,アリルアルコール,ポリエチレングリコールと
(メタ)アクリル酸とのモノエステル,エチレングリコ
ールまたはポリエチレングリコールのモノビニルエーテ
ル,プロピレングリコールまたはポリプロピレングリコ
ールのモノビニルエーテル,ダイセル化学工業(株)製
のプラクセルFA−1(CH2=CHCOOCH2CH2OCO(CH25O
H)などの水酸基含有ビニルモノマーとの反応生成物が
あげられる。これは通常、イソシアネート基含有化合物
のイソシアネート基1当量に対して水酸基含有ビニルモ
ノマーの1水酸基当量を反応させて得られる。また、前
記ポリエステルポリオールに有機ジイソシアネート1モ
ルと1個の水酸基を有する、たとえばヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート,ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート,ペンタエリスリトールモノ(メタ)アクリ
レートなどの(メタ)アクリレートを1モル反応させて
得られるモノ(メタ)アクリレートを用いてもよい。
また、ポリブタジエン(メタ)アクリレートとしては、
たとえばポリブタジエンジオールに、たとえばメタクリ
ル酸,アクリル酸などを反応させたもの、具体的には日
本ゼオン(株)製のクインビーム101(ビニル基当量35
5,粘度21,000センチポイズ(25℃))などがあげられ
る。
上記光重合性ビニル化合物のうちで、特にポリ(メタ)
アクリレートエステル,エポキシポリ(メタ)アクリレ
ート,ポリエステルポリ(メタ)アクリレート,ポリウ
レタンポリ(メタ)アクリレート,ポリブタジエンポリ
(メタ)アクリレートなどの、1分子中に光重合性ビニ
ル基を少なくとも2個有するビニル化合物を適量使用す
ると光照射後の粘着性が短時間で発現され、好適な場合
がある。
また、上記光重合性ビニル化合物のなかで粘度が高いも
のは、エポキシポリ(メタ)アクリレート,ポリエステ
ルポリ(メタ)アクリレート,ポリウレタンポリ(メ
タ)アクリレート,ポリブタジエンポリ(メタ)アクリ
レートであるが、これらの高粘度の化合物を用いた場
合、他の低粘度の光重合性ビニル化合物と併用すること
により、比較的低粘度の無溶剤系または高固形分の液状
の接着剤を得ることができる。
光重合性ビニル化合物の割合は接着剤の全体量に対して
約5〜100重量%が好ましく、さらに好適には約20〜80
重量%程度である。
上記光重合性ビニル化合物は水酸基,アミノ基などのイ
ソシアネート基と反応する官能基を含有する場合がある
ので、やはり貯蔵安定性の観点から主として水酸基含有
化合物よりなる硬化剤側へ添加するのがよいが、活性水
素基を含有しないものを選んでイソシアネート側に添加
してもよい。
本発明で用いられる接着剤は、二液であることを原則と
するが、水酸基などのイソシアネート基と反応する官能
基を含有しない光重合性ビニル化合物を用いると、主剤
となるイソシアネート化合物と光重合性ビニル化合物と
を一液に混合しても貯蔵安定性がよいので、一液性にす
ることができる。きょの一液性の場合は、光照射し、被
着体を貼り合わせた後は、イソシアネート基を自体公知
の方法である湿気硬化させて接着力を発現させる。
本発明で用いられる接着剤は、前述の3成分を含有して
なる。この組成物を光照射すると速やかに重合するが、
これを一層促進させるために促進剤を含有させると好ま
しい結果が得られる。ここで、光とは、主として紫外線
であり、波長範囲は約180nm〜約460nmである。発生源と
してはたとえば、低圧水銀灯,中圧水銀灯,高圧水銀
灯,超高圧水銀灯,キセノン水銀灯,紫外線蛍光灯,炭
素アーク灯,無電極マイクロウエーブ方式UVランプなど
があげられる。本発明ではさらに、α線,β線,γ線,X
線および電子線などの放射線も使用できる。光が紫外線
である場合には、光増感剤が用いられる。好適に利用で
きる光増感剤としては、たとえばベンゾイン,ベンゾイ
ンメチルエーテル,ベンゾインエチルエーテル,ベンゾ
インイソブチルエーテル,ベンゾインオクチルエーテル
などのベンゾイン化合物,ベンジル,ジアセチル,ジエ
トキシアセトフェノン,2−ヒドロキシ−2−メチルプロ
ピオフェノン,4′−イソプロピル−2−ヒドロキシ−2
−メチルプロピオフェノン,メチルアントラキノン,ア
セトフェノン,ベンゾフェノン,ベンゾイルギ酸メチル
などのカルボニル化合物,ジフェニルジスルフイッド,
ジチオカーバメートなどの硫黄化合物,α−クロルメチ
ルナフタリンなどのナフタリン系化合物,塩化鉄などの
金属塩およびアントラセンなどがあげられる。
光増感剤の使用量は、光重合性ビニル化合物100重量部
に対して、約0.01〜20重量部、好ましくは約0.1〜10重
量部程度である。
光が電子線やγ線のような電離性放射線である場合に
は、増感剤を用いなくても速やかに重合が進むので、特
に増感剤を用いる必要はない。
本発明で用いられる接着剤は上記主成分の外に、自体公
知のような充填剤,軟化剤,老化防止剤,安定剤,粘着
付与樹脂,接着促進剤,有機溶剤,レベリング剤,消泡
剤および可塑剤などを添加することができる。
この接着剤は、二液反応型接着剤の主剤とその硬化剤お
よび光重合性ビニル化合物を混合後、基材に均一に塗布
可能な比較的低い粘度を有する無溶剤系ないしは高固形
分の液体であり、基材に均一に塗布できる。本発明では
この混合物を、まず基材のフィルムもしくはシートに塗
布する。塗布量は膜厚が約0.1〜300μ,好ましくは約1
〜100μ程度となる量である。
塗布する手段としては、たとえばフローティングナイ
フ,ナイフオーバーロール,ナイフオンブランケット,
スプレー,デイップ,キスロール,グラビアロール,ス
クイーズロール,リバースロール,エアブレード,カー
テンフローコーティングなどがあげられるが、通常はロ
ールコーター(各種)が用いられる。
塗布後、塗布面を全面にわたって光照射すると一次硬化
して粘着性が発現する。フィルムもしくはシートが光透
過性の場合は塗布した基材の裏面から光を照射してもよ
い。塗布面が粘着性を有する間に他のフィルムもしくは
シートを圧着ロール等の手段により貼り合わせる。塗面
に粘着性がない場合でも貼り合わせ操作を約30〜200℃
に予め加熱した熱圧着ロールを用いておこなえば他のフ
ィルムもしくはシートを貼り合わせることができる。基
材のフィルムもしくはシートと被着体のフィルムもしく
はシートは前述の如何なる組み合わせでもよいが、特に
好適な組み合わせの例としては、(a)プラスチックフ
ィルム同志またはプラスチックフィルムと金属箔との接
着,(b)プラスチックフィルムと印刷紙の接着(c)
プラスチックフィルムまたは印刷紙等の各種複合材の接
着などがあげられる。
貼り合わせた後は切断、まき取り等の加工をしてもよ
く、そのまま放置してもよい。貼り合わせた後、加温し
て硬化(二次硬化)させてもよく、室温にて保管中に、
硬化させてもよい。
このようにして得られるラミネート物は、たとえば魚
肉,果実,バター,チーズ,菓子,乾燥食品,化粧品,
薬品などの各種の包装材料,高級印刷紙としてびんや缶
のラベル,本のカバーやポスターなどとして用いられ
る。
発明の効果 本発明の接着法は、 (1)有機溶剤の揮散がないか、または少量で、衛生的
である, (2)乾燥炉が不要で光照射によりすぐ貼り合わせるこ
とができ、設備がコンパクトになる, (3)貼り合わせた後、未硬化の状態でもハンドリング
が可能である, (4)貼り合わせた後に光を照射する方法と比較して不
透明材料同志のラミネートができる, 特にプリントラミネーションのように素材に紙を使用す
る場合、接着剤のしみ込みによるトラブルを防止できる
等の優れた点を有している。
以下に実施例をあげ、本発明を更に具体的に説明する。
実施例中、部は全て重量部を表わす。
実施例1 トリメチロールプロパン1モルにトリレンジイソシアネ
ート3モルを付加させたイソシアネート化合物100部を
n−ブチルメタアクリレート50部に溶解させ主剤1(ア
ミン当量370)とした。
一方、イソフタール酸340部、アジピン酸100部、ネオペ
ンチルグリコール110部,ヘキシレングリコール160部,
エチレングリコール80部を反応させて得たポリエステル
ポリオール(OH当量2,000)100部にn−ブチルメタアク
リレート150部,1,6−ヘキサンジオールジメタアクリレ
ート10部、ヒドロキシエチルメタアクリレート10部およ
び2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン5部を
添加して均一に溶解させて得た溶液を硬化剤1(OH当量
2,170)とした。
主剤1 100部と硬化剤1 440部とを混合した。この混
合物を用いて第1図に示されるプリントラミネーション
装置によりポリプロピレンフィルムに印刷紙を貼り合わ
せた。その詳細は以下のとおりである。
コロナ処理した厚さ40μの二軸延伸ポリプロピレンフィ
ルムをフィルム供給部1より供給し、ロールコーター6
にて連続的に塗布し(膜厚7μ,フィルム送り速度15m/
分)、塗布面に高圧水銀灯1(照射部の長さが25cm)よ
り発生させた紫外線を高さ10cmのところから1秒間照射
した後、厚さ100μの印刷紙を連続的に各1枚ずつ印刷
紙供給部14より供給して貼り合わせ、16および17のロー
ルで圧着した後、一枚ずつカッター18により切断してラ
ミネート品を得た。このラミネート品を25℃で48時間放
置し、T型剥離接着力を引張速度300mm/min,温度23℃,
湿度50%の測定雰囲気で測定したところ、150g/15mm以
上で、印刷紙の印刷部と紙部より剥離し、接着部は良好
に接着していた。
実施例2 ダイマー酸(バーサダイム288;ヘンケル日本(株)製、
酸価196)572部トリエチレンテトラミン292部を反応さ
せて得られたポリアミドアミン100部に2,4,6−トリス
(ジメチルアミノメチル)フェノール5部を加えた樹脂
(粘度13,000センチポイズ(25℃))を硬化剤2とし
た。
分子量1,000,OH当量500のポリプロピレングリコール1,0
00部とトリレンジイソシアネート350部との反応生成物
1,350部にヒドロキシエチルアクリレート235部を反応さ
せてウレタンジアクリレートを得た。このウレタンジア
クリレート70部,n−ブチルアクリレート30部および2−
ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン5部との混合
物25部をエポトートYD−128 50部に添加し主剤2とし
た。主剤3 100部と硬化剤2 55部とを混合した。こ
の混合物を用いて第2図に示されるドライラミネーショ
ン装置により、アルミニウム箔にポリエチレンフィルム
を貼り合わせた。その詳細は以下のとおりである。
厚さ70μのアルミニウム箔を箔供給部1′より供給し、
これに接着剤を塗布し(膜厚10μ,フィルム送り速度60
m/分)、塗布面に高圧水銀灯11より発生させた紫外線
(照射部の長さ6m)を高さ10cmのところから6秒間照射
した後、コロナ処理した厚さ50μの高密度ポリエチレン
フィルムをフィルム供給部14′より供給して貼り合わせ
加圧ロール25および26によりロール圧着した。このラミ
ネート品を25℃で24時間放置し、180゜剥離接着力を引
張速度300mm/min,温度23℃,湿度50%の測定雰囲気で測
定したところ、1,500g/15mm以上で高密度ポリエチレン
フィルムが破壊し、接着部は良好に接着していた。
実施例3 実施例2で用いた主剤2 100部と実施例2で用いた硬
化剤2 155部とを混合した。この混合物を用いて第2
図に示されるドライラミネーション装置により、銅箔に
ポリイミドフィルムを貼り合わせた。その詳細は以下の
とおりである。
厚さ40μのポリイミドフィルムを箔供給部1′より供給
し、これに接着剤を塗布し(膜厚10μ,フィルム送り速
度60m/分)、塗布面に高圧水銀灯11より発生させた紫外
線(照射部の長さ3m)を高さ10cmのところから6秒間照
射した後、厚さ35μの銅箔を箔供給部14′より供給して
貼り合わせ加圧ロール25および26によりロール圧着し
た。このラミネート品を25℃で24時間放置し、180゜剥
離接着力を引張速度300mm/min,温度23℃,湿度50%測定
雰囲気で測定したところ、1,500g/10mmで、接着部は良
好に接着していた。また、このラミネート品はフレキシ
ブル配線基板として使用できた。
実施例4 イソフタール酸331部,セバシン酸402部,ネオペンチル
グリコール376部およびエチレングリコール73部からポ
リエステルポリオール(OH当量1250)を合成した。
つぎにこのポリエステルポリオール 5000部 キシリレンジイソシアネート 376部 ヒドロキシエチルアクリレート 116部 を酢酸エチル1373部中で反応させて光重合性ビニル基を
有する化合物を得た(分子量約5500)。
得られた光重合性ビニル基を有する化合物 15部 2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート
85部 2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン 2.5部 キシリレジイソシアネートとトリメチロールプロパンと
の付加物(タケネート D−110N、武田薬品工業(株)
製) 10部 を混合しコロナ処理した厚みが20μの二軸延伸ポリプロ
ピレンフィルム上に5μ厚で塗布し、80W/cmの出力を有
する水銀ランプ2灯の下を12m/minの速さで通過させUV
照射した後、印刷紙の上に貼り合わせ熱ロールで圧着し
た。圧着直後にフィルムを引きはがしたところ接着面で
剥離は起らず印刷紙のインキ部から剥離した。
実施例5 実施例4と同様にしてイソフタール酸331部,セバシン
酸402部,ネオペンチルグリコール376部,エチレングリ
コール73部よりなるポリエステルポリオール(OH当量12
50)5000部,キシリレンジイソシアネート388部および
ヒドロキシエチルアクリレート116部を酢酸エチル1376
部中で反応させた。この反応生成物15部および2−ヒド
ロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート85部を混
合後80℃,減圧下で酢酸エチルを留去した。つぎに冷却
後、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン2.5
部,ヘキサメチレンジイソシアネートのトリマー化物
(固形分100%)10部を添加し、コロナ処理した二軸延
伸ポリプロピレンフィルム(20μ)上に4.5μ厚でグラ
ビアリバースキスコーターで連続的に20m/minの速度で
塗布した。その後、80W/cmの出力を有する水銀ランプ2
灯の下を通過させUVを照射した後、印刷紙の上に貼り合
わせ、ニップロール(65℃)で圧着したところ、光沢を
有するきれいなプリントラミネートが得られた。圧着直
後にポリプロピレンフィルムを引きはがしたところ、接
着面での剥離は起らず、印刷紙のインキ部から剥離し
た。
比較例 実施例1で用いた主剤1および硬化剤1のそれぞれ100
部および440部を混合し、この混合液を厚みが7μにな
るように離型紙上に塗布した。
つづいて塗布面に高圧水銀灯(照射部の長さが25cm)よ
り発生させた紫外線を高さ10cmのところから1秒間照射
した。
このようにして得られたフィルムを100μの印刷紙上に
おき、さらにコロナ処理した厚さ40μの二軸延伸ポリプ
ロピレンフィルムと重ね合わせた。続いてあらかじめ80
℃の温度に設定したプレス機で50kg/cm2(G)の圧力下
10分間加熱加圧した。
このラミネート品を25℃で48時間放置した後、T型剥離
接着力を引張速度300mm/min,温度23℃,湿度50%の測定
雰囲気で測定したところ、30〜100g/15mmで、印刷紙の
印刷部と接着剤との間でパルス剥離し、接着部の外観も
不良であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で用いたプリントラミネーション装置
の一つの具体例であり、第2図は実施例2で用いたドラ
イラミネーション装置の一つの具体例である。 第1図中、1はフィルム供給部,2,3,4,4′,9,9′,10,12
および13はガイドロール,5は二段反応型接着剤の収納容
器,6は塗布ロール,7はかきとり部,11は紫外線照射部,14
は印刷紙供給部,15は印刷紙おくり込み,16および17は加
圧ロール,18はカッター,19および20はひきとりロール,2
1は製品ストック部を示す。 第2図中、1′は箔またはフィルム供給部,2,3,4,9,10,
12,13,22,23,24,27および28はガイドロール,5は二段反
応型接着剤の収納容器,6は塗布ロール,7はかきとり部,8
はバックアップロール,11は紫外線照射部,14′は箔また
はフィルム供給部,25および26は加圧ロール,29はかきと
りロールを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルムもしくはシートに(1)イソシア
    ネート化合物,(2)その硬化剤および(3)光重合性
    ビニル基を有する化合物を含有してなる二段反応型接着
    剤を塗布し、その塗布面を全面にわたって光照射し、つ
    いで塗布面が粘着性を有する間に他のフィルムもしくは
    シートを貼り合わせ、硬化させることを特徴とする接着
    法。
JP61084495A 1985-04-12 1986-04-11 接着法 Expired - Lifetime JPH0786187B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60-79068 1985-04-12
JP7906885 1985-04-12

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